エルムステークス2025の追切評価と全頭診断!SS~Cで調教判定

どうも、競馬口コミダービー管理人の木口順一だ。

2025年8月9日土曜はG3・エルムステークス。

札幌のゲートが開くまで、ほんの数分の差し引きで流れがガラリと変わる、それがエルムSだ。

コース形状も斤量差も一筋縄ではいかず、表面だけをなぞった予想ではまず届かない。

だからこそ、ここで押さえるべきは「どんな馬がどう動くか」を先に読み切ること。

そこでこの記事では出走馬の追切をまとめ、全頭診断を敢行。

さらに別の記事でまとめている過去10年の傾向も踏まえ、今の「注目馬」「危険な人気馬」「穴馬」までまとめたのでぜひ最後までお付き合いいただきたい。

過去10年の傾向まとめはこちら

エルムステークス2025のAI予想はこちら

この記事でわかること
  • 出走馬と騎手の
    総合評価&ランク評価
  • 追切情報と
    ランク評価
  • 過去傾向を踏まえた
    「注目馬」「危険な人気馬」
    「穴馬一覧」
  • ペース予測
    展開予想

馬アイコンこの記事を書いたのは

執筆者画像

木口 順一

競馬歴18年の42歳。

何年か前にブログや掲示板を運営する某会社を退職。
退職後はそのノウハウと自分の長い競馬歴で何かできないか考えた末、競馬口コミダービーを設立。

安定して稼げる競馬予想サイトを探すために、ユーザーからの口コミを基に検証を続けている。

今まで検証してきた予想サイトの数は1,000サイト以上。
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現在は競馬予想家・競馬ジャーナリストとしても活躍中。
好きなレースはやっぱり日本ダービー。

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概要 成績
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1位

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エルムステークスの全頭診断

エルムステークスの枠順が確定。

そこで過去の傾向や、現在の馬のポテンシャル・調子に枠順の有利不利を踏まえて全頭診断を敢行。

10項目で診断し、それぞれ100点満点の合計1000点で一覧にしていく。

その項目がこちら。

診断項目
  • 基本情報
    (実績・枠順)
  • コース・距離適性
  • 馬場適性
  • 脚質
  • 近走の状態
  • 騎手・調教師
  • 血統
  • 馬体診断
  • 調教内容
  • 想定人気オッズ

1度点数ランキングを公開したあと、その点数の内訳・詳細に関しても記していく。

気になる馬がいればそれも確認してみてくれ。

全頭診断一覧はこちらだ。

※右にスクロール可能

馬名

合計点

(1000点

満点)

一言 基礎情報 コース・距離適性 馬場適性 脚質 近走の状態 騎手・調教師 血統 馬体診断 調教内容 想定人気オッズ
ドゥラエレーデ 900点 総合力最上位で好勝負必至 97 92 85 92 90 90 83 92 89 90
ウィリアムバローズ 890点 地力充実、巻き返し濃厚 95 85 80 95 88 92 78 90 87 100
ペリエール 870点 勢い十分、上位脅かす 88 88 87 90 95 80 90 85 82 85
マテンロウスカイ 860点 ダート転向で開花、一発十分 92 88 85 88 93 90 70 90 84 80
ペイシャエス 850点 昨年王者、侮れない 90 95 90 80 85 88 85 80 79 78
ロードクロンヌ 840点 伸び盛り、相手強化でも侮れず 88 85 82 92 90 80 80 83 85 75
ブライアンセンス 830点 重賞勝ちの地力侮れず 88 80 88 85 82 78 87 85 87 70
ジャスティンアース 820点 未知魅力、武豊騎乗で要注意 80 82 80 88 85 95 75 80 87 68
テーオードレフォン 810点 北海道巧者で侮れない存在 80 90 88 85 85 83 80 78 76 65
ヴァルツァーシャル 800点 長期休養明けも能力高い 90 80 85 90 70 75 80 78 90 62
ハビレ 790点 差し脚確か、展開ハマれば 80 78 82 75 85 80 85 83 87 55
ミッキーヌチバナ 780点 堅実駆けるも決め手一歩不足 78 80 88 80 80 85 83 82 74 50
トロヴァトーレ 770点 芝重賞馬の異色存在 80 80 80 88 65 95 70 85 80 52
ワールドタキオン 760点 昨年2着も近走低迷 82 90 88 90 60 80 77 72 73 48
ショウナンライシン 750点 善戦止まりであと一押し 75 78 80 82 65 85 80 80 80 45
スレイマン 740点 近走低迷、高い壁 75 75 85 77 60 85 78 80 85 40
ジョーメッドヴィン 730点 初ダートで様子見妥当 80 78 80 80 60 68 85 78 84 37

国内外で実績を積んだ総合力トップの一頭だ。2022年ホープフルSの勝ち馬であり、その後はダート路線に転向してもチャンピオンズカップで2年連続3着に入るなど地力は確か。昨年のエルムSでは勝ち馬ペイシャエスにクビ差の2着と好走しており、札幌ダ1700への適性も証明済みだろう。先行力があり、札幌の短い直線も味方に付けられるはず。前走のフェブラリーSでも7着と健闘しており、ここでは能力上位で勝ち負け必至だ。

地方交流含め重賞戦線で好走を続ける実力馬だ。昨年秋には日本テレビ盃を制しており、あのドバイWC馬ウシュバテソーロを破る力を見せた。今年も船橋・かしわ記念で果敢にハナを切って2着と粘り、勝ち馬シャマルにクビ差まで迫った。ハナを奪えばしぶといタイプで、札幌の舞台も先行力を活かせそうだ。今回は約3ヶ月ぶりの実戦となるが、実績的に力は断然。前走Jpn1での激走の反動さえなければ巻き返しが濃厚だろう。

3歳時にヒヤシンスSを制した素質馬で、古馬になって再び勢いが出てきた。前走の大沼Sでは好発から道中2番手の積極策で押し切り、同世代の有力馬ジャスティンアースらを完封。古馬との初対戦だった根岸S・武蔵野Sでも掲示板を確保するなど力は示している。小回り1700mは初めてだが、前走の内容からコース替わりも克服できそうだ。父ヘニーヒューズ譲りのダート適性と先行力は魅力で、ここも勢い十分に上位を脅かす存在だ。

芝GⅠにも出走してきた素質馬がダート転向で才能を開花させた。一線級が揃った今年3月のマーチSでは、初ダートながら直線で力強く抜け出し、ブライアンセンスにハナ差の2着と健闘。芝の重賞で好走歴があるだけに能力は高く、ダートでも遜色ないスピードと決め手を証明した形だ。古豪・横山典弘騎手との新コンビで、巧みなエスコートが期待できる。久々でも仕上がり次第では一発十分で、侮れない存在だろう。

昨年の本レース覇者で、札幌ダ1700への適性は文句なしだ。昨年は稍重馬場を先行策から抜け出して優勝。一昨年の覇者セキフウに次ぐタイムで走破しており、今年も条件が揃えば連覇の可能性も十分だ。以降は中央GⅠや交流重賞でも健闘し、チャンピオンズCでも勝ち馬から0.7秒差の8着と善戦している。ここ2戦は斤量59kgを背負い苦戦したが、今回は定量戦で条件好転。夏の北海道で調子を上げてくるタイプだけに、昨年の王者を軽視はできない。

春のダート重賞で台頭した上がり馬だ。3連勝でオープン入りすると、今年のマーチSでは1番人気に支持され3着に健闘。続く平安Sでも2番人気に推され、古豪相手に2着と連続好走してみせた。リオンディーズ産駒で芝の素質馬と思われたが、ダートで一気に開花した格好だ。1700mはキャリア初勝利を挙げた舞台でもあり、札幌コースも問題ないだろう。先行して持久力を活かす競馬で崩れにくく、相手強化でも要注意の存在だ。

今年のマーチSを制した実力馬だ。ホッコータルマエ産駒らしくパワー型で、前々走のオープン特別・アルデバランSでも斤量58kgを背負いながら快勝している。前走の平安Sは1番人気に推されながら8着と敗れたが、稍重馬場と初遠征が影響した印象だ。美浦所属ながら滞在競馬の経験も豊富で、札幌への適応も問題ないだろう。展開に左右されにくい先行力と粘り強さが武器で、重賞ウイナーの地力を侮れない。

キャリア浅い4歳馬だが未知の魅力が光る一頭だ。芝・ダート両方で勝ち星を挙げ、ダート転向後は破竹の3連勝でオープン入り。今年7月の大沼Sでは1番人気に支持され0.4秒差の3着と善戦し、勝ち馬ペリエールとは僅差だった。これがオープンクラスでの初戦だったことを思えば上々の内容だ。父キズナ譲りの瞬発力があり、小回りでも対応可能だろう。今回はレジェンド武豊騎手との初コンビで、大舞台の経験値も補える。未知の魅力に富み、台頭してきても驚けない。

北海道シリーズで台頭する札幌巧者だ。昨年のエルムSでは10番人気ながら3着と激走し、札幌巧者ぶりを示した。今年も函館のオープン特別・マリーンSで3着、同じ函館の大沼Sでも5着と崩れず走っている。洋芝の深いダートでもバテないスタミナと、自分で動ける機動力が持ち味だ。2走前から丸山騎手が手綱を取り、勝負どころの反応も良化。中2週と間隔は詰まるが状態面の不安はなく、得意舞台なら今年も侮れない存在と言える。

昨年のマーチSを制した実力馬だが、その後骨折が判明して長期休養に入っていた。今回は実に約1年4ヶ月(中71週)ぶりの復帰戦となる。ブランクは長いが、休養前は福島民友Cを勝つなど充実一途だった。久々でも動ける仕上がりなら、いきなり通用しても不思議はない力を持つ。大型馬で叩き良化型の面はあるが、乗り込み量は豊富。持ち味の先行力と粘り強さが健在なら、休み明けでも上位争いに加わってきてもおかしくないだろう。

近走オープン特別で善戦を続けている4歳馬だ。前々走のオアシスSでは1番人気に推され、勝ち馬バトルクライと同タイムの2着と健闘。続くアハルテケSも4着、函館マリーンSは5着と崩れず走っている。切れるというより長く良い脚を使うタイプで、展開が嵌れば差し脚は確かだ。今回は初の札幌コースになるが、父ヘニーヒューズ×母父エルコンドルパサーという血統から力の要る馬場も合いそう。続けて使える強みを活かせれば、展開次第で浮上するシーンもあるだろう。

重賞ではあと一歩届かないものの、オープン戦線で堅実な走りを見せている。近走もアンタレスS4着、みやこS5着、平安S6着と掲示板を確保しており、大崩れしない安定感が魅力だ。ただ勝ち切るまでの決め手には欠ける印象で、展開や他馬との力関係でどうしてもワンパンチ足りない印象は否めない。今回も展開利を活かしてどこまで迫れるかという立ち位置だろう。持ち味の安定感と長くいい脚を使える強みを活かし、まずは入着を狙いたい。

芝マイル重賞で活躍した異色の存在だ。昨年秋にリステッド競走を勝利後、今年春のダービー卿CTでは1番人気に支持されるなど素質は高い。しかし前走の安田記念では18着と大敗し、芝で頭打ちの印象もあって今回は思い切ってダートに矛先を向けてきた形だ。父レイデオロに母系も芝色が濃い血統でダート適性は未知数だが、名手ルメール騎手を配して挑むあたり陣営の期待もうかがえる。試金石の一戦だが、潜在能力でどこまで通用するか注目したい。

昨年のこのレースではセキフウの2着と健闘した実力馬だ。先行力を活かした粘り強い競馬が持ち味で、同じ舞台の福島民友Cではレコード勝ちも収めている。しかし今年に入ってからは精彩を欠き、前走の函館・天保山Sは見せ場なく12着、函館マリーンSも殿負けと大敗続きだ。衰えなのか調子を落としているのか判断が難しいところだが、実績ある舞台に替わる今回は巻き返しに挑む。昨年の好走がフロックでないところを見せたいが、まずは復調気配が欲しい。

オープンでは堅実に駆けるものの、あと一押し足りない競馬が続いている。春はリステッドの吾妻小富士Sで2番人気に推されながら5着止まり。夏の函館では大沼S4着と見せ場は作ったが、前走のマリーンSは見せ場なく12着と乱調だ。エスケンデレヤ産駒らしいパワー型で、力の要る洋芝ダートは合うはずだが、勝ち切るには展開の助けが欲しい印象。積極策も試みているが詰めが甘く、まずは自身の調子を取り戻して掲示板確保を目指したい。

良血馬ながら近走は精彩を欠いている。あのジェンティルドンナの半弟という血統だが、本質的には芝向きだったか伸び悩み、近年はダート短距離で活路を探ってきた。しかしオープンのオーバルスプリントで2着がある以外は目立った成績を残せず、今年の平安S・マーチSでも見せ場なく大敗している。7歳にして適距離も手探り状態で、ここに入るとさすがに荷が重い印象は否めない。久々の勝利へ、まずは自身の復調と展開の助けが必要だろう。

芝の短距離戦で2連勝を挙げたあと、重賞路線に挑戦したが頭打ちになり、ここに来て異例のダート路線転向となった。父ドレフォンは米国産のダート巧者で、本馬自身もダート適性がゼロとは言えないが、何せこれまでのキャリアは芝1200m中心。いきなり札幌ダ1700で通用するかとなるとさすがに分が悪い印象は否めない。スタートセンスは良く先行力はあるだけに、思い切ってハナに立つ競馬でどこまで粘れるか。まずは様子見が妥当で、大きな変わり身があれば儲けものだ。

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1週間前追い切り評価とコメント

エルムステークスの2025年の出走馬について、最新の追い切り情報とその評価をランクごとにまとめた。

各ランク(SS、S、A、B、C)の馬について、追い切りのタイム、コースや馬場状況、並走状況、脚色の特徴、そしてそれぞれの評価コメントが閲覧可能。

※右にスクロール可能

評価 馬名

追い

切り日

コース タイム(ラップ) 馬場 併せ 脚色 評価コメント
SS

ドゥラ

エレーデ

7/30 札幌W 69.6-53.9-39.9-12.7 単走 馬なり 豪快なトモ使いで終い12秒7。格の違いを感じさせる動きで仕上り上々 
SS

ブライアン

センス

7/30 札幌W 67.4-53.5-39.5-12.3 単走 馬なり ラップの加速完璧。気配も抜群でコース替わり巧者ぶりを示す 
S

テーオー

ドレフォン

7/30 札幌ダ 60.8-45.5-14.3 単走 馬なり 軽めでも楽にスピードを乗せ好気配。「疲労なし」と陣営も自信
S

ウィリアム

バローズ

7/30 札幌W 67.1-12.5 単走 強め 前半から負荷を掛けてラスト鋭伸。まだ余裕残しで上積み大 
S

ペリ

エール

情報なし 現地入り後の時計が未確認も調整本数は十分で気配自体は良好
A

ヴァルツァー

シャル

7/30 美浦坂路 15.2-13.9-12.9-12.3 単走 馬なり 坂路でラスト12秒3と迫力。札幌輸送に向け余力残し 
A

ペイシャ

エス

7/30 札幌ダ 87.4-70.9-54.5-39.3-11.6 単走 強め 6F長めからラスト11秒6でシャープ。連覇へ態勢整う 
A

ロード

クロンヌ

情報なし 札幌滞在で順調とコメントのみ。時計公表待ちだが気配は良好
A

ジャスティン

アース

情報なし 武豊騎手騎乗で強め調整との報道あるも具体時計は非公表
B スレイマン 情報なし 1週前は15-15程度。最終追いでどこまで詰めるか
B ハビレ 情報なし 美浦Wで長めに乗り込むが時計未発表、動き自体は良化中
B

トロヴァ

トーレ

情報なし 初ダートのため負荷軽め。時計平凡で評価は控えめ
B

ミッキー

ヌチバナ

7/30 札幌ダ 82.4-11.9 単走 強め 強め追いで82秒台。終い11秒9と切れて上昇気配 
C

ショウナン

ライシン

情報なし 時計非公表で動きも目立たず
C

マテンロウ

スカイ

情報なし 逃げ専らしく軽めキャンターのみで評価不可
C

ジョーメッド

ヴィン

情報なし 札幌入りは済むも計時未確認
C

ワールド

タキオン

情報なし 追い切り軽めのまま、上昇度乏しい

エルムステークスの
過去傾向まとめはこちら

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ぜひ今回得た出走馬の情報とともに参考にしてみてくれ。

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