キーンランドカップ2025の過去傾向・消しデータ(消去法)集

どうも、競馬口コミダービー管理人の木口順一だ。

2025年8月24日日曜はG3・キーンランドカップ。

夏の終盤にいきなり答え合わせが来るレースだ。

映像と追い切りの“手の内”をつなげると、人気の並びに隙ができるポイントがはっきり見える。

勢いだけで押し切れるほど甘くはないし、ただの穴狙いでも足りない。

ここは“どこで勝負して、どこを捨てるか”を先に決めた者勝ちだろう。

この記事ではキーンランドカップの過去10年のデータをまとめ、それぞれの消しデータ・消し条件までまとめてみた。

それぞれのデータがどう予想に使えるかまで書いてあるので、ぜひご自分の予想に役立てて欲しい。

さらに競馬口コミダービーでは出走馬の追い切り・全頭診断まで行っていてそれと過去傾向を加味した「注目馬」「危険な人気馬」「穴馬」まで公開しているのでぜひ最後までお付き合いいただきたい。

全頭診断・追切まとめはこちら

キーンランドカップ2025のAI予想はこちら

この記事でわかること
  • 過去10年の
    キーンランドカップの
    レース傾向・データ
    (人気別成績
    前走レース別成績
    前走着順別成績
    脚質別成績
    馬場ごとのデータ
    配当傾向
    性令別成績
    関西関東の勝率
    血統傾向
    リピータースコア)
  • 過去傾向から抽出した
    消しデータ・消し条件
  • 過去傾向・データの
    予想活用方法

馬アイコンこの記事を書いたのは

執筆者画像

木口 順一

競馬歴18年の42歳。

何年か前にブログや掲示板を運営する某会社を退職。
退職後はそのノウハウと自分の長い競馬歴で何かできないか考えた末、競馬口コミダービーを設立。

安定して稼げる競馬予想サイトを探すために、ユーザーからの口コミを基に検証を続けている。

今まで検証してきた予想サイトの数は1,000サイト以上。
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現在は競馬予想家・競馬ジャーナリストとしても活躍中。
好きなレースはやっぱり日本ダービー。

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キーンランドカップの過去10年の傾向早見表!

細かく過去の傾向を紹介していくが、キーンランドカップのざっくりした傾向を掴むために先んじて過去10年の傾向を一言でまとめてみた。

「人気別成績」「前走レース別成績」「前走着順別成績」「脚質別成績」「馬場ごとの勝率データ」「配当傾向」「性齡別成績」「関西・関東比率」「血統傾向」「リピータースコア」の計10項目でまとめているので、なんとなくの雰囲気だけでも先に把握しておいてみてくれ。

キーンランドカップの
傾向まとめ
  • 人気別成績:2番人気が安定、10番人気以下は基本割引だ。

  • 前走レース別成績:G3・G1直行が軸、Lは弱くUHB賞(OP)組は内容次第で拾う形だ。

  • 前走着順別成績:4〜9着の巻き返しが厚く、10着以下は頭ナシだ。

  • 脚質別成績:勝ち頭は差し、逃げは馬券内厚いが勝ち切りは少なめだ。

  • 馬場ごとのデータ:良はやや差し寄り、稍重は上位人気寄り、重は先行と差しが拮抗だ。

  • 配当傾向:年ごとの振れ幅大、指数低は本命型・指数高は3連系で取りにいく年だ。

  • 性齡別データ:牝馬優位、4〜5歳が厚く、7・8歳の頭は厳しい傾向だ。

  • 関西関東の勝率成績:勝ちは関東わずかに上、馬券内全体はほぼ互角だ。

  • 血統傾向:サンデー/ミスプロが主軸、道悪や時計掛かりはND押し、ロベルトは相手評価だ。

  • リピータースコア:初参戦の勝ちが最多、前年好走の上げは要警戒、連覇例はなしだ。

それではここからは各項目のデータについて解説していく。

それぞれの成績をどう予想に活用すれば精度が上がるのかもいっしょに説明していくので、ぜひ参考にしてみて欲しい。

もし細かいデータまで見る必要がない、もはや予想買い目を手軽に見たいだけという方にはAI予想買い目も公開中。

そちらの記事もぜひ確認してみてほしい。

キーンランドカップの
AI予想まとめ

【人気別成績】

キーンランドカップの過去10年で、何番人気が上位入線しているのかをまとめてみた。

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人気帯 勝率 連対率 複勝率 平均
着順
最頻
着順
期待値スコア
〈単勝回収率〉
1番人気 30.0% 40.0% 50.0% 5.6 着外 84%
2番人気 20.0% 60.0% 70.0% 4.2 2着 99%
3番人気 10.0% 10.0% 30.0% 7.4 着外 49%
4〜6番人気 6.7% 10.0% 20.0% 8.0 着外 93%
7〜9番人気 3.3% 13.3% 23.3% 7.8 着外 97%
10番人気以下 1.6% 1.6% 1.6% 9.4 着外 33%

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消しデータ
  • 上位人気の軸は1〜2番人気から1頭が基本。特に2番人気は連対率70%に迫る水準で平均着順も最良圏だ。フィオライアパンジャタワーがこの帯に収まるなら軸候補として最優先だ。

  • 相手の厚みは4〜6番人気。勝率は高くないが回収効率が崩れていない(概ね9割台)。ティニア/エーティーマクフィ/モリノドリームあたりがこの帯なら相手本線に置きやすい。

  • ヒモ穴は7〜9番人気。複勝23%超&単勝回収も悪くない帯なので、3連系やワイドで妙味が出やすい。クファシル/サウザンサニー/ジョーメッドヴィンがこの帯に入るなら押さえを厚めに取りたい。

  • 消しデータ・条件10番人気以下が基準。複勝率1.6%・単勝回収3割強まで急落する帯なので、単の軸や厚い相手からは原則外す。ツインクルトーズ/レッドアヴァンティ/ルージュラナキラ/ロートホルン/カルプスペルシュ二桁人気に沈むなら“消し寄り”9番人気以内に浮上するなら再検討だ。

  • 平均着順の観点では3番人気の“凡走リスク”が想像以上(平均7.4)。3番人気想定のカルロヴェローチェウインカーネリアンを本命に据える場合は内枠+先行気味の並びなど上振れ条件を必ず重ねたい(札幌1200の形状的理由)。コース特性は別途まとめた通りだ。

【前走レース別成績】

過去10年のキーンランドカップに出走した馬を、前走の格(クラス)別に成績を集計してみた。

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前走

レース

勝率 連対率 複勝率 勝利数 2着数 3着数 着外数
G1 12.5% 18.8% 25.0% 2 1 1 12
G2 0.0% 0.0% 33.3% 0 0 1 2
G3 6.8% 15.3% 23.7% 4 5 5 45

リス

テッド

0.0% 0.0% 0.0% 0 0 0 2
オープン 4.7% 9.4% 12.5% 3 3 2 56

3勝

クラス

以下

16.7% 33.3% 33.3% 1 1 0 4

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消去法まとめ
  • 軸の起点は“G3 or G1”の直行:G3は母数が最大の主流ルート、G1は率の高さが魅力だ。パンジャタワー前走G1(NHKマイルC)からの短縮直行なら“上がり目+格”で軸候補。G3直行で前走3着以内の該当がいれば最優先だが、今年は函館SS上位の参戦が見込めない点は留意。

  • “UHB賞経由(OP非L)”は拾う:率自体は高くないが、札幌芝1200の当該舞台を一度踏める強みがある。フィオライア(UHB賞1着)/レッドヒルシューズ(同2着)/サウザンサニー(同3着)/クファシル/ジョーメッドヴィン/プルパレイのように札幌で内容を作った組は相手本線に置きやすい。

  • “3勝クラス以下→格上挑戦”の少数精鋭は妙味:サンプルは少ないが率は良好。レイピア/カルプスペルシュ/ナムラクララ/ルージュラナキラ/ロートホルン直近で3勝級を好走→間隔詰めすぎずなら、穴筋として押さえが利く。

  • “リステッド経由”は実績乏しい過去10年0/2で裏付けが弱い。もし今年直前がL戦の参戦がいれば評価は一段下げだ(青函SはOP非Lなのでここには含めない)。

  • “G2直行”はサンプル僅少で強気になれない:掲示板内はあるが勝ち切りは出ていない。もしウインカーネリアン/ゾンニッヒあたりが前走G2直行なら、印は抑え寄りにとどめるのが無難だ。

  • 消し条件①:前走が“函館SS(G3)で4着以下”のまま直行は基本消し(過去10年0-0-0-21)。ペアポルックス(函館SS5着)UHB賞を使わず直行なら減点が大きい。一方、UHB賞を挟んだ組はこの限りではない。

  • 消し条件②:直前が“リステッド”は狙う根拠が乏しい(0/2)。該当がいれば連下までに抑える。

  • 消し条件③:OP経由でも“札幌1200で見せ場ゼロ”は割引(内容重視)。UHB賞で中身のあった先行・差しは残し、凡走のままなら消し寄りで線引きだ。例:UHB賞で先行粘り・差し届いた組(フィオライア/レッドヒルシューズ/サウザンサニー/クファシル/ジョーメッドヴィン)は残す判断。

【前走着順別成績】

過去10年の前走での着順別に振り分け、それぞれの勝率をまとめてみた。

※右にスクロール可能

前走

着順

勝率 連対率 複勝率 勝利数 2着数 3着数 着外数

勝率-

連対率

1着 6.5% 22.6% 32.3% 2 5 3 21 -16.1pt
2着 5.6% 11.1% 11.1% 1 1 0 16 -5.5pt
3着 6.7% 13.3% 26.7% 1 1 2 11 -6.6pt

4~9

9.8% 13.7% 19.6% 5 2 3 41 -3.9pt

10着

以下

0.0% 2.7% 8.1% 0 1 2 34 -2.7pt

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消しデータまとめ
  • ・軸は「前走4〜9着」ゾーンの巻き返し型が狙い目。該当=クファシル(UHB賞4着)、ジョーメッドヴィン(UHB賞5着)、ティニア(安達太良S5着)、カルロヴェローチェ(アイビスSD4着)、モリノドリーム(青函S5着)。

  • ・前走1着は「勝率6.5%・複勝32.3%」で相手本線向き。該当=フィオライア(UHB賞1着)、ナムラクララ(TVh杯1着=3勝クラス)、エーティーマクフィ(青函S1着)、パンジャタワー(NHKマイルC1着)。

  • ・前走3着は「複勝26.7%」で押さえ妙味。該当=ペアポルックス(青函S3着)、サウザンサニー(UHB賞3着)。

  • ・前走2着は連軸寄りで勝ち切りは薄め(勝率5.6%)。該当=レッドヒルシューズ(UHB賞2着)、ウインカーネリアン(アルクオーツS2着)。

  • 消しデータ候補は「前走10着以下(0-1-2-34)」が基本。該当=ゾンニッヒ(UHB賞10着)、ツインクルトーズ(UHB賞16着)、エトヴプレ(愛知杯12着)。例外は明確な凡走理由(出遅れ、極端な馬場替わり、海外遠征明け初距離など)が説明できる時だけだ。

  • この切り口はレースそのものの“銘柄”ではなく、会場・距離の実態(札幌芝1200のG3=実質サマースプリントの一角)に合っている。人気の盲点になりやすい“前走善戦止まり”や“前走凡走からの反発”に素直に投票できる準備をしておくといいだろう。

【脚質別成績】

過去10年のキーンランドカップの脚質別に成績を振り分け、まとめてみた。

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脚質 勝率 連対率 複勝率 勝率-
複勝率
勝利数 2着数 3着数 着外数
逃げ 10.0% 30.0% 50.0% -40.0pt 1 2 2 5
先行 5.1% 12.8% 20.5% -15.4pt 2 3 3 31
差し 11.3% 17.0% 24.5% -13.2pt 6 3 4 40
追込 2.0% 5.9% 7.8% -5.8pt 1 2 1 47

過去10年の脚質別は「差しが最多勝(6/10)」、ただし“逃げ”は複勝率50%で粘りが利く

一方で追込は総合的に弱い

予想への活用方法と消しデータ

予想活用方法と
消しデータ
  • ・まず“勝ち切り”の起点は差し。勝ち頭6/10の実績どおり、差し脚を使えるタイプを軸候補に据える発想だ。該当:エーティーマクフィ(青函Sは⑪-⑩の差し切りV)、パンジャタワー(NHKマイルCは中団から外差し)、レッドヒルシューズ(UHB賞は⑩-⑨で差し込んで2着)。
  • ・“逃げ”は複勝50%で「馬券内に残りやすい」が勝率10%で勝ち切りは多くない=単本命より相手厚めが理にかなう。該当:フィオライア(UHB賞①-①の逃げ切り)、ペアポルックス(青函S①-①で粘走)。

  • ・“先行”は好走率はそこそこ(複勝20.5%)で勝率は5.1%。相手本線の層を作る帯。該当:クファシル(UHB賞⑤-③の好位)、ティニア(青函S⑤-④の好位抜け出し)、ウインカーネリアン/カルロヴェローチェ/モリノドリームも基本は先行〜好位で評価を下げすぎない。

  • ・“追込”は複勝7.8%まで落ちる。後方一辺倒は減点だ。今年の登録で明確な「追込専業」は目立たないが、道中で置かれやすいタイプは印を落とす。目安は近2〜3走の通過順が“二桁番手連発”。

  • ・展開読みの合わせ技:今年はBコース初週で内の荒れが緩和=前受けが普段より残りやすい可能性もある。基本ロジックは上の通りに置きつつ、当日の馬場(含水率・内外の通り)で逃げ・先行の比重を微修正だ。
  • 消し条件①:追込頼み…雨や強い外差しバイアスでもなければ軽視。該当が出るなら“ヒモの押さえ”に止める。
  • 消し条件②:先行でも“勝ち切り狙いの単本命”は弱気…“勝率-複勝率”が-15.4ptで2・3着止まりが多い。先行評価の印は連系>単系が合う。
  • 活用の軸取り例:軸=差し脚組(エーティーマクフィ/パンジャタワー)、相手厚め=先行組(クファシル/ティニア/ウインカーネリアン/カルロヴェローチェ/モリノドリーム)、押さえ=逃げ(フィオライア/ペアポルックス)という配列が“脚質×実数値”の整合が取りやすい。UHB賞の通過順も根拠にできる。

【枠順別成績】

過去10年のキーンランドカップでどの枠に入った馬がどれだけの結果を挙げているかを成績でまとめてみた。

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枠順 勝率 連対率 複勝率 勝利数 2着数 3着数 着外数
1枠 0.0% 0.0% 11.1% 0 0 2 16
2枠 0.0% 0.0% 5.9% 0 0 1 16
3枠 0.0% 15.8% 15.8% 0 3 0 16
4枠 5.0% 20.0% 25.0% 1 3 1 15
5枠 5.0% 10.0% 20.0% 1 1 2 16
6枠 15.0% 20.0% 25.0% 3 1 1 15
7枠 20.0% 25.0% 30.0% 4 1 1 14
8枠 5.0% 10.0% 20.0% 1 1 2 16

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消しデータ
  • ・基本は中〜外(6・7>4・8)優勢だ。外目で脚を温存→直線で持続して伸ばすタイプの評価を上げる。差しで取り回しの利くエーティーマクフィ/レッドヒルシューズ/パンジャタワー6〜7枠なら“上振れ”を見込める。
  • 先行勢は中枠(4〜6)が理想だ。テンからロスなく好位に付けて惰性で加速できる並びが合う。クファシル/ジョーメッドヴィン/モリノドリーム/カルロヴェローチェ/ウインカーネリアンはここにハマれば素直に買える。近走の通過順的にも前で運べる強みは明確だ。

  • ・逃げは外目のほうが作戦が立てやすい。被されにくく、ペース設計が柔軟になる。フィオライアは前走UHB賞でハナ→粘り込みの実績(①−①)だし、6〜7枠なら単純に有利だろう。ペアポルックスも外で息を入れられればしぶとい。

  • ・内(1〜2枠)は減点が基本。10年で勝ちゼロ&連対ゼロなので、人気の差し・追い込みは思い切って評価を落とす。該当条件にハマったらレッドヒルシューズ/エーティーマクフィ/パンジャタワーは“連下まで”にトーンダウンだ。
  • 3枠は連対率こそ15.8%だが勝ちゼロ。勝ち切り狙いの本命には向かない帯。ここを引いた本命候補は、隊列・馬場の強い追い風(前崩れ or 外差し偏重)を重ねてようやく勝負、という扱いにしておく。
  • 消し条件の目安=「1〜2枠かつ差し/追込かつ人気先行」。10年の形だけ見れば回収妙味が薄いセットアップだ。該当しうるのは脚の使い方からレッドヒルシューズ/エーティーマクフィ/パンジャタワー(内で包まれるとモロに不利)。逆にフィオライア/クファシルのような前受け型は内でも展開次第で残る余地はあるが、データ上は強調しにくい。

【馬場ごとのデータ】

過去10年のキーンランドカップでの馬場状態ごとに結果がどうなったかをまとめてみた。

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馬場

状態

先行馬の
複勝率
差し馬の
複勝率
1~3番人気の
勝率

4番人気以下の
勝率

平均走破
タイム
22% 39% 50% 50% 1:08.7
稍重 33% 33% 100% 0% 1:09.3
33% 33% 50% 50% 1:10.3
不良

予想活用方法と消しデータ

活用方法と消しデータ
  • ・良なら“差し軸+先行相手”が基本線。差し脚を長く使えるエーティーマクフィ/パンジャタワー/レッドヒルシューズを上に取り、相手にクファシル/ティニア/モリノドリーム/ウインカーネリアンを据えるのがハマりやすい(良の3着内は差しが最厚)。
  • ・稍重は上位人気が勝ち切りやすい帯。人気想定のパンジャタワー/フィオライア/ウインカーネリアンを素直に評価。外差しが強い日ならレッドヒルシューズの着内拾いも効く(2018・2019の稍重は1番人気勝ち)。
  • ・重は先行と差しが拮抗。ハイ寄りの流れならレッドヒルシューズ/エーティーマクフィ/モリノドリームの差し浮上を重く、落ち着けばフィオライア/クファシル/ティニアの前受け粘りを厚めに取る(2020重は差し・追込決着、2023重は先行勝ち)。
  • ・消し条件①=稍重で“人気薄の単逃げ一点張り”を本命に据えること。稍重の勝ち馬は上位人気側に偏る。ペアポルックス/ジョーメッドヴィンが人気薄でハナ想定でも単系厚貼りは割に合いにくい。
  • ・消し条件②=良で“内枠×差し一辺倒×人気先行”の過信。札幌1200は直線短めで包まれやすい。パンジャタワー/レッドヒルシューズが最内付近なら、印は連系中心に一段トーンダウン。
  • ・消し条件③=重で“札幌1200実績ゼロ×追込専業×二桁人気”。届く年もあるが再現性は薄い。該当ならルージュラナキラ/ロートホルン/カルプスペルシュは“ヒモの押さえ”まで。
  • ・使い分けの芯=当日の馬場バイアスとテンの速さ。良で内先行が利く日ならフィオライア/クファシル/ティニアの格上げ、外伸びならエーティーマクフィ/レッドヒルシューズの上振れを拾う。2024(良)は4角3番手の先行勝ち、2023(重)は4角4番手からの先行差し勝ちという年次差も頭に置いておく。

【配当傾向と配当バランス指数】

過去10年の馬券の払い戻しと、3連単と単勝の差を指数化してどれだけ荒れやすいかを数値から考えてみた。

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年度 3連単 3連複 馬単 馬連 単勝
2024 109,420円 26,660円 5,910円 3,960円 430円
2023 30,280円 6,150円 4,770円 3,590円 240円
2022 56,190円 8,960円 8,730円 4,290円 1,230円
2021 267,390円 65,350円 6,720円 4,550円 490円
2020 95,670円 13,750円 7,260円 2,390円 1,550円
2019 4,480円 1,410円 1,170円 760円 230円
2018 38,480円 9,740円 2,320円 1,250円 370円
2017 114,130円 15,390円 13,640円 4,570円 2,120円
2016 10,550円 2,190円 2,020円 920円 560円
2015 370,520円 33,630円 59,940円 30,690円 2,910円
年度 配当バランス指数
((3連単÷単勝配当)×100)
2024 25,446
2023 12,617
2022 4,568
2021 54,569
2020 6,172
2019 1,948
2018 10,400
2017 5,384
2016 1,884
2015 12,733

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消しデータ
  • 低指数(2016・2019級)=本命筋で素直に決まりやすい年の型だ。想定で上位人気に寄るならパンジャタワー/フィオライア/ウインカーネリアンを「単 or 馬単軸→相手は人気サイド中心」に寄せるのが効く。指数が低い年は3連単の“伸び”が乏しい=点数は広げすぎない。
  • 中指数(2018・2020・2022・2023級)=頭は人気〜中穴、ヒモに人気薄が1〜2頭混じる年の型だ。ここはパンジャタワー頭固定だけでなく、エーティーマクフィ/ティニア/モリノドリーム/クファシルの“頭スイッチ”も併用。3連複は手広く、3連単は2–3着にジョーメッドヴィン/ペアポルックス/サウザンサニーなどのヒモ薄を差し込むと配当効率が上がる。
  • 高指数(2015・2021・一部2024級)=3連単が単勝に対して極端に伸びる年の型だ。頭が中穴、あるいは頭は人気でも2–3着が大荒れ、のどちらかになりやすい。ここは頭固定の一本勝負は危険カルロヴェローチェ/レイピア/ナムラクララ/プルパレイらの“頭含み”を混ぜ、2–3着にはツインクルトーズ/レッドアヴァンティ/ロートホルン/ルージュラナキラの二桁人気候補まで拾って“縦目・裏目”を許容する買い方がハマる。
  • 馬場×展開での上振れを指数シナリオに寄せる。良〜やや時計が出る日で前半が流れれば「差し台頭=ヒモ荒れ」で指数が上がりやすい。レッドヒルシューズ/エーティーマクフィの差し浮上を3連系で厚めに。逆に内先行が利く馬場なら指数は下がりやすく、フィオライア/クファシル/ジョーメッドヴィン中心の“点数圧縮”へ。
  • 消しデータ/条件=指数が低く出そうな年(=本命筋で固い見立て)で二桁人気の頭固定は非効率。該当想定がツインクルトーズ/レッドアヴァンティ/ロートホルン/ルージュラナキラあたりなら、頭ではなく“3連系の3列目”に回すのが理にかなう。逆に指数が高く出そうな年に上位人気1頭の“頭固定一本”(例:パンジャタワーのみ)はリスク過大。頭は2〜3頭スイッチ、2・3列目は広めが基本だ。
  • 資金配分の実務は「指数低→単勝・馬連・馬単ウェイト」「指数高→3連複・3連単ウェイト」。買い目の重みを年の“型”に合わせると、無駄撃ちが減るだろう。

【性齢別成績】

過去10年のキーンランドカップの性別・年齢別の成績をまとめてみた。

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性別 勝率 連対率 複勝率 勝利
2着
3着
着外
牡馬 3.6% 10.7% 15.5% 3 6 4 71
牝馬 10.5% 17.5% 26.3% 6 4 5 42
騙馬 7.7% 7.7% 15.4% 1 0 1 11
年齢 勝率 連対率 複勝率 勝利
2着
3着
着外
4歳 8.8% 17.6% 32.4% 3 3 5 23
5歳 8.2% 14.3% 20.4% 4 3 3 39
6歳 0.0% 4.5% 9.1% 0 1 1 20
7歳 0.0% 0.0% 0.0% 0 0 0 14
8歳 0.0% 0.0% 10.0% 0 0 1 9

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消しデータ
  • まず軸の土台は牝馬>牡馬。牝馬の複勝率26.3%が抜けて高く、特に4歳牝馬は年齢面でも最厚帯(複勝32.4%の4歳×性差の追い風)。該当=フィオライア(牝4)/エトヴプレ(牝4)

  • 牝6は年齢でやや落ちるが、牝の打率自体が高いので相手筆頭には残す。該当=モリノドリーム(牝6)/レッドヒルシューズ(牝5)/ツインクルトーズ(牝5)

  • 牡馬は数字が見劣り(複勝15.5%)でも、4–5歳なら年齢面の底上げで十分勝負圏。該当=ティニア(牡5)/クファシル(牡5)/サウザンサニー(牡5)/ペアポルックス(牡4)/ジョーメッドヴィン(牡4)

  • 騙馬はサンプル小(1-0-1-11)で“頭”の再現性は薄い=相手寄りが基本。該当=カルロヴェローチェ(セ5)/プルパレイ(セ6)

  • 消し条件①:7歳(0-0-0-14)を“単の軸”に据えるのは非効率。該当=**ゾンニッヒ(牡7)**は連下までが現実的だ。

  • 消し条件②:8歳の“頭固定”も基本NG(8歳0勝、複勝10.0%)。ウインカーネリアン(牡8)は実績で怖さはあっても単系厚貼りは避け、連系の押さえが妥当。

  • 買いの重心は「4歳・5歳」×「差しも使えるタイプ」に寄せるとブレにくい(年齢面の厚み+当該舞台の脚質相性)。ここに牝馬優位の差を重ねる。軸候補=フィオライア/エトヴプレ/ティニア/クファシル、相手厚め=モリノドリーム/サウザンサニー/ペアポルックス/ジョーメッドヴィン

【所属別成績と成績比率】

過去10年のキーンランドカップにおける、関東馬(美浦所属)と関西馬(栗東所属)の成績をまとめて、どちらが優勢かに関してもわかるようにしてみた。

※右にスクロール可能

所属 勝率 連対率 複勝率 勝利数 2着数 3着数 着外数
関西馬 5.3% 12.8% 19.1% 5 7 6 76
関東馬 8.6% 13.8% 20.7% 5 3 4 46
指標 比率
(関西馬 ÷
関東馬)
関西馬 関東馬
勝率 0.62 5.3% 8.6%
連対率 0.93 12.8% 13.8%
複勝率 0.92 19.1% 20.7%

予想への活用方法と消しデータ

活用方法
消しデータまとめ
  • 頭候補で迷ったら関東を一枚上。勝率は関東>関西(8.6% vs 5.3%)だし、同格比較ならウインカーネリアン(美浦・鹿戸)/モリノドリーム(美浦・鹿戸)/サウザンサニー(美浦・岩戸)を“頭寄り”に扱うのが筋だ。

  • ・相手の厚みは関西で作る。連対率・複勝率はほぼ拮抗(比率0.93/0.92)で、そもそも母数も関西が多い。相手層にはフィオライア(栗東・西園)/エーティーマクフィ(栗東・武英)/ティニア(栗東・池江)/クファシル(栗東・池添学)/ジョーメッドヴィン(栗東・清水久)/ペアポルックス(栗東・梅田)/カルロヴェローチェ(栗東・須貝)を優先配列だ。

  • ・“関西=消し”にはならない。比率は“勝率だけ”関東有利だが、連対・複勝は差が小さいパンジャタワー(栗東・橋口)やフィオライア(栗東・西園)を「関西だから」という理由だけで下げるのは非合理だ。所属は同列なら最後の微調整材料に留める。
  • 単一点のリスク管理。所属だけで“関西人気薄の頭固定”に寄せると、勝率比0.62ぶんだけ不利を抱える。ジョーメッドヴィン/ペアポルックス/カルロヴェローチェみたいな関西の中穴〜人気薄は相手(2・3列目)評価を基準に、頭は別の根拠(枠・馬場・展開)で上げる形が噛み合う。
  • 関東の人気どころは“頭→相手”の両用。関東優位は勝率面なので、ウインカーネリアン/モリノドリーム/サウザンサニーは“単・馬単の軸候補”にも“連系の厚い相手”にも使いやすい。ここに前走内容や枠順でブーストを足していくと精度が出る。

【血統別傾向成績】

過去10年のキーンランドカップにおける主な父系統別の成績をまとめてみた。

※右にスクロール可能

血統傾向 勝利数 連対数 複勝数 特記事項

父サンデーサイレンス系

(ディープ/

ダイワメジャー/

ミッキーアイル等)

4 9 13

2015ウキヨノカゼ(オンファイア)/

2016ブランボヌール(ディープ)/

2018ナックビーナス(ダメジャー)/

2023ナムラクレア(ミッキーアイル)。

“相手にも厚い”のが強み。

父ミスタープロスペクター系

(ロードカナロア/

キングカメハメハ系、

Raven’s Pass系含む)

3 6 9

2019ダノンスマッシュ・2021レイハリア・

2024サトノレーヴ(いずれもロードカナロア)。

Mr.Prospector×Storm Cat の配合色(ロカナの母父Storm Cat)が

効きやすい。

父ノーザンダンサー系

(Storm Cat/

ファルブラヴ/

シャマーダル/

タートルボウル等)

3 5 6

2017エポワス(ファルブラヴ)/

2020エイティーンガール(ヨハネスブルグ)/

2022ヴェントヴォーチェ(タートルボウル)。

時計が掛かる/馬場悪化で押し上げが利きやすい。

父ロベルト系/その他

(ナスルーラ等)

0 0 2

連対圏は薄く、3着圏の押さえ向き

(例:2022ヴァトレニ=グラスワンダー系、

2023トウシンマカオ=ビッグアーサー=バクシンオー系)。

母父サクラバクシンオー

(Nasrullah-Princely Gift)

2 2 2

2016ブランボヌール・2024サトノレーヴが該当。

札幌1200の純スプリント“下地”として強シグナル。

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消しデータ
  • 頭の起点=「父サンデー系」か「父ミスプロ系」。勝利シェア7/10で、まずはここから。

     サンデー系軸候補カルロヴェローチェ(父シルバーステート=ディープ系)/レッドヒルシューズ(父ハーツ)/プルパレイ(父イスラボニータ)/ペアポルックス(父キンシャサノキセキ)/ロートホルン(父サトノダイヤモンド)/ナムラクララ(父アドマイヤマーズ)/ルージュラナキラ(父アドマイヤマーズ)

     ミスプロ系軸候補パンジャタワー(父タワーオブロンドン=Raven’s Pass系)/レイピア(父タワーオブロンドン)/レッドアヴァンティ(父ドゥラメンテ=キンカメ系)/ゾンニッヒ(父ラブリーデイ=キンカメ系)/エーティーマクフィ(父マクフィ=Dubawi系)/エトヴプレ(父トゥーダーンホット=Dubawi系)/フィオライア(父ファインニードル=アドマイヤムーン系)

  • 馬場悪化・時計掛かり=「父ノーザンダンサー系」を一段加点。**ティニア(父フランケル)/ジョーメッドヴィン(父ドレフォン)/サウザンサニー(父タリスマニック)/ツインクルトーズ(父マインドユアビスケッツ)は“重〜稍重”で指数上振れを取りに行ける枠だ。

  • 母父サクラバクシンオー=札幌1200の強い後押し。該当のフィオライア(母父サクラバクシンオー)UHB賞勝ち→同舞台の裏付けもあり、“相手止まり”ではなく頭候補まで引き上げる価値がある。

  • ロベルト系(父)=“相手厚め”が基本。10年で連対0の枠なので、ウインカーネリアン(父スクリーンヒーロー)/クファシル(父モーリス)/モリノドリーム(父モーリス)2・3列目中心に置くのがロジックに合う。ハイラップで前が渋滞→差し浮上の年なら3連系で妙味を取る。

  • 消し条件①:「父その他(ロベルト/ナスルーラ等)」の“頭固定一本勝負”。近10年勝ちゼロの帯なので、ここだけで単勝厚貼りはリスク過大。該当は上のロベルト系。

  • 消し条件②:血統方向と馬場の逆走良で“NDの追込専業”をアタマで過信重で“ミスプロの瞬発型一本”を過信、はいずれも期待値が落ちやすい。例えばティニア/ジョーメッドヴィンの頭は“重・差し利く日”に寄せ、レッドアヴァンティ/ゾンニッヒの頭は“良・速い決着”気配で評価を上げる、という合わせ方だ。

  • 使い分けの芯=「サンデーorミスプロを主軸に、馬場が悪化すればNDを厚く、ロベルトは連系の厚みを作る」。札幌芝1200は“洋芝でパワー寄り”の素地があり、ミスプロ×ND(例:ロードカナロア≒MrP×Storm Cat)の合成や、母父バクシンのような純スプリント因子が刺さりやすい。

【リピータースコア】

過去10年のリピータースコアをまとめた。

※右にスクロール可能

出走回数

(当該年)

勝利数

(10年)

連対例 複勝例 特記事項
初出走 7

2015ウキヨノカゼ/2016ブランボヌール/

2021レイハリア/2022ヴェントヴォーチェ/

2023ナムラクレア/2024サトノレーヴ ほか

上位は毎年発生

近10年は“初参戦の勝ち”が最多。

まずは初出走を軽視しないのが基本だ。

2回目 2

2018ナックビーナス(前年3着→優勝)/

2019ダノンスマッシュ(前年2着→優勝)

2021

エイティーンガール

(前年1着→2着)

「前年好走→翌年もう一段」

パターンが実例として強い。

連覇は出ていない。

3回以上 1 2017エポワス(3度目の挑戦で優勝)

2015=9着→2016=6着→2017=1着。

高齢の“札幌巧者”が一気にハマった

レアケースだ。

予想への活用方法と消しデータ

予想の活用法
消しデータまとめ
  • ・まず“初出走の勝ちが最多”を前提に、初参戦の上位人気想定は頭候補で良い。該当(初参戦見込み):パンジャタワー/ウインカーネリアン/ティニア/クファシル/カルロヴェローチェ…ここは普通に勝ち筋だ。

    ・“前年好走→今年上げ”のリピーターパターンは必ず拾う。2024年4着のモリノドリームは内容が濃く、今年“枠と馬場”が噛み合えばナックビーナス型の上げが狙える位置だ。
  • 前年二桁着のリピートは評価を絞る。2024年にゾンニッヒ(12着)/プルパレイ(10着)/エトヴプレ(11着)と崩れた組は、今年の上げ材料(乗り替わり・枠順・馬場バイアス)が強くない限り“相手のヒモまで”が筋。

  • ・連覇シナリオは原則切り。このレースは勝ち馬が翌年また勝つ実例ゼロ。今年の頭固定は“昨年勝ち馬の連覇”よりも、初参戦の格馬前年善戦→今年上げの二択で組み立てたほうが合理的だ。
  • ・“札幌1200のリピート適性”は信じていい。エポワス(3度目で優勝)、ナックビーナス(3年連続上位→2年目に優勝)、ダノンスマッシュ(2年連続上位→2年目に優勝)、エイティーンガール(1着→翌年2着)と同一舞台の積み重ねが実を結ぶ。該当の今年組ではモリノドリームが最有力のリピーター枠だ。
  • 消し条件(強)=「前年大敗(内容薄)→今年も条件替わり弱い」。上のゾンニッヒ/プルパレイ/エトヴプレは、外差し強めの馬場展開の後押しといった“明確な追い風”が見えない限り、頭・連軸では買わない。

傾向まとめ

これで過去傾向に関してはすべて紹介したことになる。

どうしてもボリュームがあるので、おさらいがてら傾向を一言でまとめたものを貼っておくので再確認してみてくれ。

キーンランドカップの
傾向まとめ
  • 人気別成績:2番人気が安定、10番人気以下は基本割引だ。

  • 前走レース別成績:G3・G1直行が軸、Lは弱くUHB賞(OP)組は内容次第で拾う形だ。

  • 前走着順別成績:4〜9着の巻き返しが厚く、10着以下は頭ナシだ。

  • 脚質別成績:勝ち頭は差し、逃げは馬券内厚いが勝ち切りは少なめだ。

  • 馬場ごとのデータ:良はやや差し寄り、稍重は上位人気寄り、重は先行と差しが拮抗だ。

  • 配当傾向:年ごとの振れ幅大、指数低は本命型・指数高は3連系で取りにいく年だ。

  • 性齡別データ:牝馬優位、4〜5歳が厚く、7・8歳の頭は厳しい傾向だ。

  • 関西関東の勝率成績:勝ちは関東わずかに上、馬券内全体はほぼ互角だ。

  • 血統傾向:サンデー/ミスプロが主軸、道悪や時計掛かりはND押し、ロベルトは相手評価だ。

  • リピータースコア:初参戦の勝ちが最多、前年好走の上げは要警戒、連覇例はなしだ。

基本的な予想の活用方法に関してはこれで完璧。

ただこれだけだとそれぞれのデータが独立していて、全部の傾向をあわせて考えたときに今回の登録馬の中で結局どの馬が有利なのか不利なのかがわからないだろう。

そこでさらにここから過去傾向や消しデータを用いて、データ的にどの馬が有利なのかをランキング化していくことにする。

過去傾向・消しデータが影響しそうな馬ランキング

ここまでまとめてきたい過去傾向や消しデータを利用して、登録馬の中で特にデータ上有利な馬をランキング化してみた。

以下の表に、2025年キーンランドカップの登録馬全頭を各評価項目ごとに「◎ (+3点)」「○ (+2点)」「△ (+1点)」「– (0点)」「✕ (-1点)」で採点し、総合得点の高い順に並べた【評価テーブル】を示す。

また、テーブル後には今回予想で重視したポイントの優先順位とバランスについて解説する。

各項目のまとめ
  • 人気 – 人気別成績(想定人気を考慮)

  • 前走R – 前走レース別成績(臨戦過程のレース傾向)

  • 前走着 – 前走着順別成績(直前の着順傾向)

  • 脚質 – 脚質別成績(展開適性)

  • 馬場 – 馬場適性(想定馬場への適性)

  • 配当 – 配当傾向(想定人気に絡む期待値)

  • 性齢 – 性齢データ(全馬3歳牡馬につき横並び)

  • 所属 – 関西・関東所属(調教拠点の傾向)

  • 血統 – 血統傾向(父系中心の分析)

  • リピータ – リピータースコア(該当なしのため全馬横並び)

※右にスクロール可能

馬名 合計点数 人気別成績 前走レース別成績 前走着順別成績 脚質別成績 馬場ごとのデータ 配当傾向 性齡別データ 関西関東の勝率成績 血統傾向 リピータースコア
パンジャタワー 54
フィオライア 54
ティニア 51
カルロヴェローチェ 51
ジョーメッドヴィン 50
エーティーマクフィ 49
モリノドリーム 49
ペアポルックス 47
レッドアヴァンティ 47
レイピア 46
サウザンサニー 46
レッドヒルシューズ 45
クファシル 45
エトヴプレ 44
ナムラクララ 43
ルージュラナキラ 43
ウインカーネリアン 39
ゾンニッヒ 32
プルパレイ 31
ツインクルトーズ 25
ロートホルン 14
カルプスペルシュ 8

見解と
どう使うか
  1. このレースは「差しの勝ち頭が多い」「UHB賞などOP経由を内容で拾う」「G1直行は格で押し切れる線」の合わせ技で読むのが芯だ。だからスコアの重みは前走格×着順×脚質×血統を最大にしてある(札幌1200は持続加速+パワーが利く)。

  2. 最上位パンジャタワー/フィオライア。前者はG1直行+差し脚+MrP系で“頭”を強く意識できる材料が揃う(NHKマイルC勝ち)。後者は同舞台UHB賞勝ち、母父バクシンで札幌1200の“純スプリント下地”が強い。枠と馬場がフラットなら、この2頭を中心に設計するのが理屈に合う。

  3. 次点の厚い層ティニア/カルロヴェローチェ/ジョーメッドヴィン/エーティーマクフィ/モリノドリーム。いずれも「前走4〜9着の反発」や「OP→G3線」「差しor好位差し」など、札幌1200と当該重賞の“勝ち筋”に沿う。モリノドリームは昨年このレース4着のリピーター適性も後押し。

  4. 血統の置き方は、良〜稍重ならサンデー/ミスプロ主軸、渋ればノーザンダンサー加点。パンジャタワー(タワーオブロンドン=MrP)やレッドアヴァンティ(ドゥラメンテ=MrP)は良馬場で上がる。ティニア(Frankel=ND)、ジョーメッドヴィン(ドレフォン=Storm Cat系)は道悪で一段上げ。ロベルト系(モリノドリーム、クファシル)は“相手厚め”が基本だ。

  5. 所属差は勝率だけ僅かに関東>関西、馬券内はほぼ互角。最後の微調整材料に留める(関東=ウインカーネリアン/モリノドリーム/サウザンサニー等、関西=フィオライア/エーティーマクフィ/ティニア等)。

この表と
その他要素の
見方
  • 過去傾向は“環境平均”だ。今年固有の要因(枠順、当日バイアス、ハナ争い、乗り替わり、最終追い・輸送)を上に置くのが正しい順序だろう。特に札幌1200は枠×位置取りの利きが強い。Bコース初週の内残りが強ければ先行を上げ、外差しバイアスなら差しをさらに上げる。

  • ここは「人気の2頭+反発ライン」で骨格を作り、枠順→馬場で上げ下げだ。たとえばパンジャタワー/フィオライアを主軸に、ティニア/カルロヴェローチェ/モリノドリーム/エーティーマクフィを厚め、3列目にジョーメッドヴィン/レッドヒルシューズ/ペアポルックス/クファシル。昨年出走のリピーター(モリノドリーム好例・ゾンニッヒ/プルパレイ/エトヴプレの凡走組)は内容と枠で再評価。

キーンランドカップ
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