オールカマー2025の過去傾向・消しデータ(消去法)集

どうも、競馬口コミダービー管理人の木口順一だ。

2025年9月21日日曜はG2・オールカマー。

今年のオールカマーは、名前や人気だけで終わらない勝負になるだろう。

仕上がりが良い軸候補がいても、前に行く組の並びひとつで主役が入れ替わる。

レガレイラの地力は確かだが、内でロスなく運べるコスモキュランダやリカンカブールの粘り込みは簡単に消せない。

差し脚を溜めたいドゥラドーレスも、位置取りがハマれば一気に画面を変える力がある。

だからこそ“どう買うか”に対策が要る。

守りに寄りすぎれば取りこぼすし、広げすぎれば芯を外す。

そこでこの記事ではオールカマーの過去10年のデータをまとめ、それぞれの消しデータ・消し条件までまとめてみた。

それぞれのデータがどう予想に使えるかまで書いてあるので、ぜひご自分の予想に役立てて欲しい。

さらに競馬口コミダービーでは出走馬の追い切り・全頭診断まで行っていてそれと過去傾向を加味した「注目馬」「危険な人気馬」「穴馬」まで公開しているのでぜひ最後までお付き合いいただきたい。

全頭診断・追切まとめはこちら

オールカマー2025のAI予想はこちら

この記事でわかること
  • 過去10年の
    オールカマーの
    レース傾向・データ
    (人気別成績
    前走レース別成績
    前走着順別成績
    脚質別成績
    馬場ごとのデータ
    配当傾向
    性令別成績
    関西関東の勝率
    血統傾向
    リピータースコア)
  • 過去傾向から抽出した
    消しデータ・消し条件
  • 過去傾向・データの
    予想活用方法

馬アイコンこの記事を書いたのは

執筆者画像

木口 順一

競馬歴18年の42歳。

何年か前にブログや掲示板を運営する某会社を退職。
退職後はそのノウハウと自分の長い競馬歴で何かできないか考えた末、競馬口コミダービーを設立。

安定して稼げる競馬予想サイトを探すために、ユーザーからの口コミを基に検証を続けている。

今まで検証してきた予想サイトの数は1,000サイト以上。
その結果が実を結び、検証したサイトの的中率ランキングページをグーグル検索で「競馬予想サイト 的中率」の検索結果1位に表示させることに成功した。

現在は競馬予想家・競馬ジャーナリストとしても活躍中。
好きなレースはやっぱり日本ダービー。

...続きを読む

【2025年最新】競馬予想ランキング

競馬口コミダービーでは継続的に無料で見れる競馬予想の成績を集計している。

今回紹介しているオールカマーの過去傾向データまとめとは別にぜひ一度目を通してみてくれ。

集計している競馬予想提供者のジャンルは以下の3ジャンル。

無料競馬予想の
集計対象
  • 競馬予想YouTuber
  • 競馬予想サイト
  • 競馬予想AI

無料予想の成績をもとにランキング化したトップ3はこちら。

※右にスクロール可能

順位
名前 
概要 成績
的中率
利益
平均利益
回収率
投資金額
平均投資

1位

サラコレ

AI×馬券師の
予想で
連勝に次ぐ連勝!

15戦10勝3敗
2トリガミ

的中率80%

+152,000円

平均+10,133円

201.3%

150,000円
平均10,000円

2位

ニジュウ

マル

無料予想で

50万円の
払い戻しも!

5戦5勝0敗

的中率100%

+710,800円

平均+142,160円

1521.6%

50,000円
平均10,000円

3位

本命

研ぎ澄まされた
馬単予想!

6戦5勝1敗

的中率83.3%

+233,600円

平均+38.933円

489.3%

60,000円
平均10,000円

トップ3を飾ったのは企業が人員とコネクションをフル活用して予想を提供する競馬予想サイト!

どれも登録も予想も無料のサイトで集計を取ったので、今回紹介する情報や予想とは別に手軽な感じで参考にできる。

参考にする予想は多い方が勝率は間違いなく上がる、ぜひ利用してみてくれ!

オールカマーの過去10年の傾向早見表!

細かく過去の傾向を紹介していくが、オールカマーのざっくりした傾向を掴むために先んじて過去10年の傾向を一言でまとめてみた。

「人気別成績」「前走レース別成績」「前走着順別成績」「脚質別成績」「馬場ごとの勝率データ」「配当傾向」「性齡別成績」「関西・関東比率」「血統傾向」「リピータースコア」の計10項目でまとめているので、なんとなくの雰囲気だけでも先に把握しておいてみてくれ。

オールカマーの
傾向まとめ
  • 人気別成績
    1番人気は複勝が堅いが単勝の妙味は薄い、頭の妙味は4〜6番人気、7〜9番人気は低調、二桁人気はほぼ消しだ。

  • 前走レース別成績
    G1帰りが最上位、G2は勝ち切れず相手安定、G3は頭もあるが率は低め、OP非Lは3着止まり、Listedはゼロ、条件上がりは例外扱いだ。

  • 前走着順別成績
    前走3着が頭妙味、2着は相手安定、1着は勝ち切り弱め、4〜9着は巻き返し可、10着以下は基本軽視だ。

  • 脚質別成績
    先行が土台で差しも十分に届く、逃げは押さえ、追込は明確に分が悪い。

  • 馬場ごとのデータ
    施行の大半が良で標準2分12秒前後、良は先行優位だが差しも通用、稍重なら位置取りの価値がさらに上がる。

  • 配当傾向
    年ごとに乱高下し、強い1番人気でも相手が荒れる年があるので“頭固定+紐広”か“堅い年は点数を絞る”の二択で配分するのが効く。

  • 性齡別データ
    4歳(とくに牝)が強く、5歳は相手厚め、6歳は頭ゼロ帯、7歳以上は軽視、8歳は原則消し寄りだ。

  • 関西関東の勝率成績
    東西はほぼ互角で所属だけでは上下をつけず、関東の差しと関西の先行という型で整えるのが早い。

  • 血統傾向
    サンデー系を軸に据え、キングマンボ系は連下向き、ロベルト系は勝ち切りの穴、重厚欧州血統は渋化や持続戦で補強材料になる。

  • リピータースコア
    リピーターが勝つ年もあるが2年目凡走も多く、再現性は枠と位置取り次第で“買うなら複圏の再現”が基本だ。

それではここからは各項目のデータについて解説していく。

それぞれの成績をどう予想に活用すれば精度が上がるのかもいっしょに説明していくので、ぜひ参考にしてみて欲しい。

もし細かいデータまで見る必要がない、もはや予想買い目を手軽に見たいだけという方にはAI予想買い目も公開中。

そちらの記事もぜひ確認してみてほしい。

オールカマーの
AI予想まとめ

【人気別成績】

オールカマーの過去10年で、何番人気が上位入線しているのかをまとめてみた。

※右にスクロール可能

人気帯 勝率 連対率 複勝率 平均
着順
最頻
着順
期待値スコア
〈単勝回収率〉
1番人気 30.0% 60.0% 60.0% 4.1 着外(4着以下) 55
2番人気 10.0% 20.0% 30.0% 6.2 着外(4着以下) 47
3番人気 10.0% 40.0% 70.0% 4.0 同数(2着・3着・着外) 76
4〜6番人気 16.7% 23.3% 30.0% 6.1 着外(4着以下) 177
7〜9番人気 0.0% 0.0% 10.0% 7.5 着外(4着以下) 0
10番人気以下 0.0% 2.3% 4.5% 7.8 着外(4着以下) 0

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消しデータ
  • 軸は“1番人気の複系”が合理的
    (勝30%/複60%、単回55で妙味は薄め)。→
    レガレイラ が1番人気想定なら、馬連・3連複の起点として扱う。単勝はオッズが1.8倍前後なら過剰リスクだ。

  • “4〜6番人気の単”が妙味のコア(単回177)。
    頭固定・馬単表・単勝を積極採用。→
    この帯に収まるなら
    リカンカブール /
    ヨーホーレイク /
    リビアングラス /
    コスモキュランダ を“頭候補”で評価。
    枠が中〜内で先行できる形なら
    押し切りシナリオが描ける。

  • 2番人気は数字が鈍い(単回47・連20%)。

    ドゥラドーレス が2番人気想定なら
    単勝は抑制
    相手本線または“3連系2列目”運用が妥当。

  • 3番人気は“複の質”が良い(複70%)。→
    3番人気に収まった馬
    ヨーホーレイク 想定ゾーン)
    がいれば
    ワイド軸/3連複の軸に格上げ。

  • 7〜9番人気は“3列目専用”
    (複10%、頭ゼロ)。→
    クロミナンス /
    ホーエリート /
    シュバルツクーゲル がこの帯なら
    3連系のヒモに限定。
    内枠+タフ馬場でやっと拾う。

  • 10番以下は原則“頭×・2列目も×”
    (連2.3%/複4.5%/単回0)。→
    ワイドエンペラー穴の3列目まで。
    人気薄の先行・内ロス最小という
    “条件2つ以上”が揃った時だけ点で拾う。

【前走レース別成績】

過去10年のオールカマーに出走した馬を、前走の格(クラス)別に成績を集計してみた。

※右にスクロール可能

前走

レース

勝率 連対率 複勝率 勝利数 2着数 3着数 着外数
G1 14.7% 29.4% 32.4% 5 5 1 23
G2 0.0% 8.0% 24.0% 0 2 4 19
G3 7.8% 9.8% 11.8% 4 1 1 45

リス

テッド

0.0% 0.0% 0.0% 0 0 0 1
オープン 0.0% 0.0% 25.0% 0 0 3 9

3勝

クラス

以下

0.0% 14.3% 14.3% 0 1 0 6

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消去法まとめ
  • G1直行は“軸候補”
    前走G1は複勝3割超。
    想定該当=リビアングラス(宝塚記念組)。
    レガレイラは前走未出走の可能性が高いが“G1級の格+中山巧者”として
    同等グレード扱いで
    軸評価に寄せるのが合理的。

  • G2帰りは“2列目運用”が合う
    過去10年0勝だが複勝24%。
    想定該当=ヨーホーレイク(京都記念圏)
    クロミナンス(AJCC圏)。
    単系の頭固定より、
    馬連・3連系の相手本線に置く。

  • G3帰りは“人気と脚質で絞る”
    頭はあるが率は低め。
    想定該当=ドゥラドーレス
    リカンカブール
    コスモキュランダ
    フェアエールング
    ワイドエンペラー
    中枠×先行でロス少の配置なら頭まで
    外々の差し一辺倒なら評価を落とす。

  • OP(非L)帰りは“3列目限定”
    10年で3着が3回のみ(勝ち・2着ゼロ)。
    想定該当=ホーエリート
    (昇級初OP〜OP慣らし濃厚ならここ)・
    シュバルツクーゲル(同)。
    3連系のヒモ固定が基本。

  • Listed帰りは“原則消し”
    母集団は薄いが実測で好走ゼロ。
    該当が出たら思い切って評価下げ

  • 3勝クラス以下からの昇級は“頭×・連対▲”
    10年で【0-1-0-6】のみ。
    例外パターン(叩き良化×機動力×内枠)以外は3列目まで
    想定注意=ホーエリート
    シュバルツクーゲル
    (直近ローテ次第でここに落ちる可能性)。

  • 横串の消し条件
    前走OP/L・Listedは頭消し&2列目消し
    前走G2は頭消し(2列目可)/
    前走が短縮1800mや
    マイルの“瞬発質”のみで評価されるタイプは
    中山2200の持続戦で割引
    ドゥラドーレスはルメールのロンスパ演出で相殺可能、
    コスモキュランダは先行で緩急作れれば残し目)。

  • 実運用
    人気決着寄りの想定なら
    「レガレイラ(格)—G2帰り(相手本線)—G3/OP(ヒモ)」の三層で構成。
    穴狙いに振るなら
    「中枠×先行でロス少のG3帰り
    リカンカブールコスモキュランダ)の
    頭固定+G1帰りの相手厚め」で
    期待値を作る。

【前走着順別成績】

過去10年の前走での着順別に振り分け、それぞれの勝率をまとめてみた。

※右にスクロール可能

前走

着順

勝率 連対率 複勝率 勝利数 2着数 3着数 着外数

勝率-

連対率

1着 5.3% 15.8% 21.1% 1 2 1 15 -10.5%
2着 8.3% 16.7% 25.0% 1 1 1 9 -8.3%
3着 21.4% 21.4% 35.7% 3 0 2 9 0.0%

4~9

5.6% 14.8% 25.9% 3 5 6 40 -9.3%

10着

以下

5.7% 8.6% 8.6% 2 1 0 32 -2.9%

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消しデータまとめ
  • 前走3着の“頭狙い”は妙味と整合する(勝率21.4%)。
    今回は該当馬不在なので、
    頭は別ロジック(枠×先行力)で探す。

  • 前走2着は“相手の安定ゾーン”
    (連対16.7%・複25.0%)。
    ドゥラドーレス(七夕賞2着)/
    クロミナンス(A.R.共和国杯2着)
    2列目・本線
    で扱う。
    頭固定は強すぎず、
    馬連・3連系の軸寄りが合う。

  • 前走1着は“勝ち切り弱め”
    (勝5.3%、複21.1%)。
    フェアエールング(小倉牝馬S1着)/
    ホーエリート(迎春S1着)
    相手評価が基本

    人気先行なら単系の頭は抑えに留める。

  • 前走4〜9着は“巻き返しは利くが
    頭率は低い”(勝5.6%、複25.9%)。
    ヨーホーレイク(宝塚9着)/
    リカンカブール(函館記念8着)/
    リビアングラス(宝塚7着)/
    シュバルツクーゲル(札幌日経賞5着)
    3連系の1〜3列目を使い分け

    中〜内枠×ロス最小の先行が描けるなら
    2列目まで引き上げる。

  • 前走10着以下は“基本は軽視”(複8.6%)。
    レガレイラ(宝塚11着)/
    コスモキュランダ(札幌記念10着)
    頭消し
    がセオリー。
    例外の採用は「G1級の総合力」+
    「中枠〜内でポジション確保」の
    条件2つ以上が揃ったときだけ。

  • 横断の“消し”基準は頭消し=
    前走10着以下
    強気頭×=
    前走1着・2着
    (相手で使う)、
    人気先行の差し専→外枠は評価を落とす。
    枠と馬場が出たら、
    ここに位置取り(先行>差し)を重ねて
    買い目配分を決めるとブレない。

【脚質別成績】

過去10年のオールカマーの脚質別に成績を振り分け、まとめてみた。

※右にスクロール可能

脚質 勝率 連対率 複勝率 勝率-
複勝率
勝利数 2着数 3着数 着外数
逃げ 10.0% 30.0% 30.0% -20.0% 1 2 0 7
先行 11.1% 22.2% 30.6% -19.5% 4 4 3 25
差し 8.7% 15.2% 26.1% -17.4% 4 3 5 34
追込 2.5% 5.0% 7.5% -5.0% 1 1 1 37

予想への活用方法と消しデータ

予想活用方法と
消しデータ
  • 先行勢の複勝率30.6%は堅い土台だ。
    リカンカブール/
    コスモキュランダ/
    リビアングラス

    “中〜内枠×ロス最小”なら軸
    相手の中心に置ける。

  • 差しの複勝率26.1%は十分に戦える水準。
    レガレイラ/
    ドゥラドーレス/
    ヨーホーレイク/
    クロミナンス/
    フェアエールング/
    シュバルツクーゲル

    “向こう正面〜3角で
    スムーズに進出できる隊列”が条件。
    馬場がタフでも
    ロングスパートに耐えられる体力があれば
    評価は落とさない。

  • 逃げは頭率10.0%・複勝30.0%で
    “粘り込みの押さえ”に向く。
    ハナか番手で運びたいリビアングラス
    展開と枠次第で
    主導権を取る可能性がある
    コスモキュランダは、
    単ではなく相手
    (馬連・3連系の2〜3列目)で
    機能する。

  • 追込は複勝7.5%で明確に分が悪い。
    ドゥラドーレス/
    ヨーホーレイク
    が深い位置取りに
    なりそうなら“頭は消し寄り”、
    相手は絞る。
    ワイドエンペラーも後方に置かれると
    届かない想定で
    基本は3連の3列目に限定。

  • 消し条件の軸は
    後方固定×外々のロス」。
    4角11番手以降からの突き抜けは
    レアなので、
    差し馬でも
    序盤に位置を取れない見込みなら
    評価を一段落とす

    逆に差し馬でも
    上がり上位を使える過去実績があるなら
    相手には残す
    (レガレイラ/クロミナンスは
    ここで救う)。

  • まとめると
    先行(中〜内枠)>
    差し(ロンスパ適性)>
    逃げ(相手押さえ)>
    追込(原則消し)
    」。
    枠順と馬場が出たら、
    先行・差しグループ内で
    “内を取れる順”に強弱をつけると
    ムダ打ちが減る。

【枠順別成績】

過去10年のオールカマーでどの枠に入った馬がどれだけの結果を挙げているかを成績でまとめてみた。

※右にスクロール可能

枠順 勝率 連対率 複勝率 勝利数 2着数 3着数 着外数
1枠 8.3% 50.0% 50.0% 1 5 0 6
2枠 13.3% 26.7% 33.3% 2 2 1 10
3枠 13.3% 20.0% 26.7% 2 1 1 11
4枠 6.3% 12.5% 18.8% 1 1 1 13
5枠 5.6% 5.6% 27.8% 1 0 4 13
6枠 5.6% 5.6% 11.1% 1 0 1 16
7枠 5.3% 5.3% 10.5% 1 0 1 17
8枠 4.8% 9.5% 14.3% 1 1 1 18

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消しデータ
  • 内最有利の1枠1番は
    “先行でロス最小”が王道。
    コスモキュランダ(①)は
    中山巧者×先行型で、
    包まれリスクよりメリットが勝る。
    頭で強気に取りにいける位置だ。
  • 2枠2番も内の好枠。
    リビアングラス(②)は
    ハナ〜番手の主導権を握りやすく、
    平均ペース想定なら
    粘り込みの再現性が高い。
    単騎気味なら評価を1段上げる。
  • 3枠3番は
    “差しでも内から運べる”のが利点。
    クロミナンス(③)は
    高齢の割引を内で補える。
    道中で脚を温存できれば
    複系圏内の余地は十分。
  • 4枠4番は機動差し向きのちょうどいい内目。
    レガレイラ(④)は
    3〜4角で外へ出しやすく、
    ロンスパの質を出し切れる配置だ。
    単はオッズ次第、連・複の軸に最適。
  • 5枠5番は
    “勝ち切りこそ多くないが複勝の質が良い”。ホーエリート(⑤)は
    先行〜好位でタメが作れれば
    相手本線に昇格。
    馬連・3連複の軸サブとして機能する。
  • 6枠は総じて成績が落ちる帯。
    シュバルツクーゲル(⑥)は
    “内に潜る”進路が取れれば拾うが、
    外外のロスが見えるなら評価を下げる。
    ヨーホーレイク(⑦)は
    差し一辺倒で外被せになると
    “頭×・2列目弱”が基本。
  • 7枠は“頭率・複勝率とも低い”外帯。
    リカンカブール(⑧)は
    先行で内へ収められるなら
    相手本線を維持、
    外々のロスが濃い並びなら2列目→
    3列目へ落とす。
    ドゥラドーレス(⑨)は差しで
    外回りになりやすく、
    母集団的にも“単×”。
    相手薄で十分。
  • 8枠はさらに厳しい。
    フェアエールング(⑩)は渋って
    持続質になれば3着穴の芽を残すが、
    良馬場での外々は割引。
    ワイドエンペラー(⑪)は
    “外×差し”の二重逆風で
    3連系の3列目まで。
  • “外枠でも評価を下げすぎない”
    例外は逃げ・番手で内へ切れ込める馬。
    道中で内ラチ沿いを
    確保できる青写真が立つなら、
    外帯でも2列目を残す価値がある
    (該当最有力は②リビアングラス)。
  • “内でも過信しない”のは
    差し一辺倒で捌きに時間が掛かる馬

    最内で詰まる絵が濃いなら単は弱め、
    連・複の相手に留める
    (該当注意は③クロミナンス)。
  • 総括の配分は
    内(1〜3)>
    中(4〜5)>
    外(6〜8)
    」。
    今回の並びでは①②④の内勢を厚く、
    ⑥⑦⑧⑨⑩⑪の外勢は
    “内へ収められる見込み”の有無で
    強弱を決める。

【馬場ごとのデータ】

過去10年のオールカマーでの馬場状態ごとに結果がどうなったかをまとめてみた。

※右にスクロール可能

馬場

状態

先行馬の
複勝率
差し馬の
複勝率
1~3番人気の
勝率

4番人気以下の
勝率

平均走破
タイム
30.6% 26.1% 55.6%(5/9) 44.4%(4/9) 2:12.1(=132.1秒)
稍重 ―(サンプル1回) ―(サンプル1回) 0%(0/1) 100%(1/1) 2:15.5
―(施行なし) ―(施行なし)
不良 ―(施行なし) ―(施行なし)

予想活用方法と消しデータ

活用方法と消しデータ
  • 良想定では内〜中枠×先行を厚く
    先行複勝率30.6%の土台が効く。
    該当強化=
    リカンカブール/
    コスモキュランダ/
    リビアングラス。

  • 良想定でも差しは切らない
    (複勝率26.1%)。
    上がりを長く使えるタイプを
    相手本線に。
    該当=
    レガレイラ/
    ドゥラドーレス/
    ヨーホーレイク/
    クロミナンス。

  • 稍重に振れたら
    位置取りの価値がさらに上がる
    2020は先行2頭が2・3着、
    勝ち馬は“外→ロンスパ”の差し。
    先行勢の評価を1段上げつつ、
    渋馬場でパワーと持続が利く差し
    (レガレイラ)も残す。

  • 消し条件(強)
    外枠×追込想定
    (4角二桁→直線短い中山で届きにくい)。
    該当注意=
    ドゥラドーレス/
    ヨーホーレイク/
    ワイドエンペラー。

  • 消し条件(状況依存)
    差し一辺倒の内包み懸念。
    最内で進路が作れないと脚を余す。
    該当注意=
    シュバルツクーゲル。

  • 人気帯の運用は
    良なら“上位人気寄り”が基本線
    (勝ち馬の55.6%が1〜3番人気)。
    頭はレガレイラ軸想定の馬連・
    3連複が合理的。
    一方で頭の妙味は
    4〜6番人気ゾーン
    に生じやすいので、
    リカンカブール/
    コスモキュランダ/
    リビアングラスの
    “頭固定パターン”を残す。

  • タイム面は2:12前後が良の標準線
    ラップが締まって
    11秒台を刻む持続戦になりやすい。
    スタミナと機動力の両立を優先評価
    (先行:リカンカブール、
    差し:レガレイラ/
    ドゥラドーレス)。

【配当傾向と配当バランス指数】

過去10年の馬券の払い戻しと、3連単と単勝の差を指数化してどれだけ荒れやすいかを数値から考えてみた。

※右にスクロール可能

年度 3連単 3連複 馬単 馬連 単勝
2024 81,650円 29,160円 4,270円 3,470円 150円
2023 24,340円 5,380円 2,620円 1,020円 560円
2022 246,180円 32,870円 23,660円 10,970円 1,950円
2021 21,980円 4,340円 3,580円 1,980円 470円
2020 21,480円 2,830円 4,540円 1,850円 910円
2019 54,310円 8,450円 4,660円 2,240円 1,120円
2018 1,640円 490円 690円 490円 200円
2017 20,150円 3,340円 3,700円 1,700円 780円
2016 8,070円 2,710円 1,240円 840円 200円
2015 24,060円 5,030円 2,390円 1,010円 760円
年度 配当バランス指数
((3連単÷単勝配当)×100)
2024 54,433
2023 4,346
2022 12,625
2021 4,677
2020 2,360
2019 4,849
2018 820
2017 2,583
2016 4,035
2015 3,166

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消しデータ
  • 2018の超低指数(820)と
    2024の超高指数(54,433)のように、
    強い1番人気が勝っても
    相手が荒れる年
    がある。
    レガレイラが1番人気想定なら、
    今年は
    馬連・馬単で薄め
    (人気下位との組み合わせ)も必ず残す

    相手候補=中〜内枠×先行で
    ロスが少ない
    リカンカブール/
    コスモキュランダ/
    リビアングラス

    差しで長く脚を使える
    クロミナンス/
    ヨーホーレイク

  • 指数が
    4,000〜5,000台(2015/16/19/21/23)は
    「本線堅め+
    相手に中穴一枚」が
    収まりやすいレンジだ。
    3連複は広げすぎず、
    3連単は2・3着に一工夫

    組み方は
    「頭=レガレイラ固定→
    2列目=ドゥラドーレス/
    リカンカブール→
    3列目=先行の中穴+
    差しの一枚」。

  • 指数が
    1,000〜3,000台(2017/2018/2020)は
    “買い目を絞る側”。
    単勝・馬連・馬単の比重を上げる
    頭の取りこぼしを嫌うなら
    「馬連厚め+保険のワイド」。
    該当馬=
    レガレイラ頭固定が基本線。

  • 2022の特大(12,625)
    「人気割れ+相手が総崩れ型」。
    こういう年は
    3連単フォーメーションの点数を
    ケチらない

    今年なら「頭=レガレイラ固定でも、
    2・3列目に人気薄の先行
    (リビアングラス/コスモキュランダ)と
    差しの穴(シュバルツクーゲル)を混ぜる」。

  • “消し”の軸は配当面とコース傾向の整合だ。
    外枠×追込固定は3連系の
    “頭×・2列目×”
    (複系の3列目まで)。
    該当注意=
    ドゥラドーレス/
    ヨーホーレイク/
    ワイドエンペラー

    外を引いたケース。

  • 人気が集中して指数が沈む気配
    (枠・馬場が味方して更に堅い)なら、
    単勝を切って馬連・馬単の比重を上げる。
    レガレイラ1.8倍前後想定の単勝は
    妙味が出にくい。

  • 指数が跳ねそうな気配
    (強い1番人気+
    相手手薄・隊列速め)なら、
    3連単は“頭固定+紐手広”で取りにいく。
    相手薄に指名=
    コスモキュランダ/
    リビアングラス
    (単騎or番手で粘れる時)、
    クロミナンス(内でロス最小の差し)。

  • 最終チェック
    枠順確定後、
    内〜中枠×先行が手薄なら
    指数は上がりやすい→3連単厚め。
    内〜中枠×先行が揃うなら
    指数は沈みやすい→馬連・馬単寄り。

【性齢別成績】

過去10年のオールカマーの性別・年齢別の成績をまとめてみた。

※右にスクロール可能

性別 勝率 連対率 複勝率 勝利数 2着数 3着数 着外数
牡馬 5.0% 10.1% 17.6% 6 6 9 98
牝馬 21.7% 39.1% 43.5% 5 4 1 13
騙馬 0.0% 9.1% 18.2% 0 1 1 9
年齢 勝率 連対率 複勝率 勝利数 2着数 3着数 着外数
4歳 23.1% 38.5% 50.0% 6 4 3 13
5歳 7.8% 13.7% 23.5% 4 3 5 39
6歳 0.0% 10.0% 13.3% 0 3 1 26
7歳 0.0% 0.0% 6.3% 0 0 1 15
8歳 0.0% 0.0% 0.0% 0 0 0 11

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消しデータ
  • 4歳×牝の“黄金枠”はそのまま軸だ。
    レガレイラ(牝4)は
    複勝50%ラインの年齢帯に加え、
    牝馬の複勝43.5%という
    性差の後押しがある。
    頭固定の期待値はオッズ次第だが、
    馬連・3連複の起点としては最適だ。

  • 4歳×牡でも
    十分に勝ち切れる帯(勝率23.1%)。
    コスモキュランダ(牡4)/
    シュバルツクーゲル(牡4)/
    ホーエリート(牝4)
    枠が内〜中で
    ロスを最小化できるなら
    勝ち負け
    まで見える。
    ホーエリートは牝補正で
    “相手本線”の質が上がる。

  • 5歳は“相手の厚い帯”(複勝23.5%)。
    リビアングラス(牡5)/
    フェアエールング(牝5)
    2列目の軸・相手本線に置きやすい。
    牝5の
    フェアエールング

    性別補正でワンランク上に扱う。

  • 6歳は“勝ち切りゼロ”。
    ドゥラドーレス(牡6)/
    リカンカブール(牡6)頭は消し寄り

    2列目〜3列目の運用が現実的。
    枠が内・馬場が
    タフで先行できる形だけ
    評価を引き上げる。

  • 7歳以上は“基本軽視”。
    ヨーホーレイク(牡7)/
    ワイドエンペラー(牡7)/
    クロミナンス(牡8)頭消し
    がセオリー。
    3連系の3列目で点数を絞って拾うか、
    思い切って間引く。
    特に8歳のクロミナンス
    表の通り馬券内ゼロ帯なので、
    人気を背負うなら
    思い切って切る判断が利く。

  • 騙馬は“連下まで”。
    10年で【0-1-1-9】。
    今年の登録にセン馬はいないので、
    パターン的な拾い先は不要。
    枠や展開が極端に向いた場合の
    “例外上振れ”に備える必要は小さい。

【所属別成績と成績比率】

過去10年のオールカマーにおける、関東馬(美浦所属)と関西馬(栗東所属)の成績をまとめて、どちらが優勢かに関してもわかるようにしてみた。

※右にスクロール可能

所属 勝率 連対率 複勝率 勝利数 2着数 3着数 着外数
関西馬 7.3% 14.5% 21.8% 4 4 4 43
関東馬 7.4% 14.8% 22.2% 6 6 6 63
指標 比率
(関西馬 ÷
関東馬)
関西馬 関東馬
勝率 0.99 7.3% 7.4%
連対率 0.98 14.5% 14.8%
複勝率 0.98 21.8% 22.2%

予想への活用方法と消しデータ

活用方法
消しデータまとめ
  • 「東西差だけでは優劣はつけにくい」が
    結論だ。
    勝率・連対率・複勝率の比率が
    0.98〜0.99でほぼ互角。
    所属だけで上げ下げせず、
    枠×脚質×人気帯と重ねて
    最終判断に使う。

  • 関東の量的アドバンテージを
    “軸の厚み”に使う

    関東勢の複勝率22.2%は
    10年平均でわずかに上。
    軸の中心は関東の
    最上位適性から入りたい。
    該当=レガレイラ(美浦・木村哲也)

    相手本線に
    ドゥラドーレス(美浦)/
    クロミナンス(美浦)

    先行寄りの
    コスモキュランダ(美浦)/
    ホーエリート(美浦)

  • 関西は“頭の破壊力”に寄せる
    勝ち数4だが、
    関西の勝ちパターンは
    “先行でロス最小”がハマった年に
    集中しやすい。
    中〜内枠×先行なら
    リカンカブール(栗東)/
    リビアングラス(栗東)
    頭固定のフォーメ
    まで引き上げる。

  • 外枠×追込固定は“頭消し・2列目も弱気”が
    基本線(所属に関係なく不利)。
    該当注意=
    ヨーホーレイク(栗東)/
    ドゥラドーレス(美浦)/
    ワイドエンペラー(栗東)が
    外を引いたケース。
    3連系は3列目までに抑える。

  • 年齢×所属の掛け算で微調整
    6歳以上は勝率が落ちる帯(別表の通り)。
    関西のヨーホーレイク(7歳)
    関東のクロミナンス(8歳)
    頭は消し寄り

    複系相手か3列目。

  • 東西で迷ったら
    “関東の差し/関西の先行”で整理

    関東の差し=
    レガレイラ/
    ドゥラドーレス

    関西の先行=
    リカンカブール/
    リビアングラス/
    コスモキュランダ(先行可)

    良馬場で標準ラップなら
    この棲み分けが素直に効く。

  • 例外拾い
    「関西差しが中枠で内目を通せる」ケース。
    ヨーホーレイクが中枠で捌けるなら
    相手厚めに昇格。
    逆に関東の逃げが外枠なら
    評価を一段落とす。

  • 消しの最終条件
    「所属単独根拠の強気消しはしない」。
    所属は微差だ。
    外枠×追込/
    高齢×人気先行/
    道中ロス増
    のいずれか
    2条件が揃った時だけ、
    所属に関係なく強気に間引く。

【血統別傾向成績】

過去10年のオールカマーにおける主な父系統別の成績をまとめてみた。

※右にスクロール可能

血統傾向(父系) 勝利
連対
複勝
特記事項
サンデーサイレンス系
(ディープ/
ハーツ/
ステイG/
マンカフェ等)
5 12 20

最多勢力。
差し・先行どちらでも走るが

「中〜内をロスなく運んで

3〜4角からロンスパ」が王道。

近年はレガレイラ

(父スワーヴ=ハーツ系)や

ディープ後継

(キズナ、シルバーステート)も芯。

ロベルト系
(スクリーンヒーロー→
モーリス、
シンボリクリスエス等)
3 3 4

スタミナと

パワーを持続させる質で

この舞台と相性が良い。

勝ち切りまで届く年が複数回

(ゴールドアクター、ウインマリリン、

ジェラルディーナ)。

キングマンボ系
(キングカメハメハ→
ルーラー/
ドゥラメンテ等)
1 3 4

勝ち星は少ないが

“2・3着に残る”傾向が強い。

先行してロスを抑えられる

枠順で価値が上がる。

デインヒル系
(ハービンジャー)
1 1 1

23年にローシャムパークが勝利。

良の持続戦で上位。

年によっては一発がある。

モンズーン系
(ノヴェリスト)
0 1 1

サンプル薄だが

24年はアウスヴァールが

先行粘りで2着。

前付けできることが条件。

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消しデータ
  • SS系を軸の中心に据える。
    差しでも先行でも
    勝ち筋が作れるのが強み。
    該当=
    レガレイラ
    (父スワーヴリチャード=ハーツ系SS)
    リカンカブール
    (父シルバーステート=ディープ系)
    リビアングラス
    (父キズナ)
    コスモキュランダ
    (父アルアイン=ディープ系)/
    シュバルツクーゲル(父キズナ)/ヨーホーレイク(父ディープ)。

    良の標準ラップなら
    レガレイラを複系の起点
    先行できるSS
    (リカンカブール/コスモキュランダ)を
    頭候補に昇格。

  • ロベルト系がいれば
    勝ち切りの穴まで視野だが、
    今年の登録に父ロベルト系は不在
    (※母父にMonsunなどの
    欧州スタミナが入る馬はいる)。
    この枠は“相手の穴”ではなく
    展開・枠で補完する。

  • キングマンボ系は
    2・3着力が高いので
    “2列目・3列目の要所”として使う。
    該当=ドゥラドーレス(父ドゥラメンテ)
    クロミナンス(父ロードカナロア)
    ホーエリート(父ルーラーシップ)
    ワイドエンペラー(父ルーラーシップ)。
    頭固定は
    強く張りすぎない
    のがセオリーで、
    馬連・3連系の2列目厚めが機能する。

  • デインヒル系(ハービンジャー直仔)は
    今年の登録に該当なし。
    血統面だけで“走らない年”と決め打たず、
    出ていれば良馬場の持続戦
    評価を上げるが、
    今回はスルーで良い。

  • モンズーン系(ノヴェリスト直仔)は
    前に行けるなら評価を上げるが、
    今年は父モンズーン系の登録なし。
    母父Monsunを内包する差しタイプ
    (シュバルツクーゲル)のような
    “重厚さ”は、
    渋化やハイラップで
    相殺材料になるので相手には残す

  • 強めの消し条件
    「外枠×追込固定×
    キングマンボ系の差し」は頭
    2列目を抑える。
    ドゥラドーレス/ワイドエンペラーは
    ここに入ると3列目限定

  • 状況依存の消し
    「SS系でも外々を回す差し一辺倒」は
    信頼度が落ちる。
    ヨーホーレイク/シュバルツクーゲルは
    中〜内を通せる枠と隊列が取れないなら
    評価を1段下げる。

  • 結論の使い分け
    まずSS系を軸に置き、
    対抗は枠と隊列の利が見込める
    キングマンボ系

    穴はSS系の先行
    (リカンカブール/コスモキュランダ)に
    寄せ、
    3連系の裾をキングマンボ系で埋める。
    これが10年の実測と
    今年のメンツの“最短距離”だ。

【リピータースコア】

過去10年のリピータースコアをまとめた。

※右にスクロール可能

馬名

出走

回数

年別着順

成績

(1-2-3-着外)

複勝率 RS 備考

ウイン

キートス

2

2021②,

2022③

0-1-1-0 100% 3

連続好走の典型。

内目からロスなく運んで

良さが出た年。

ウイン

マリリン

2

2021①,

2023⑨

1-0-0-1 50% 3

勝ち→着外。

勝った年は

内で立ち回り+

位置を取れていた。

ジェラル

ディーナ

2

2022①,

2023⑥

1-0-0-1 50% 3

勝利翌年は掲示板外。

使い詰めや

展開の影響が出やすいタイプ。

レイ

デオロ

2

2018①,

2019④

1-0-0-1 50% 3

1年跨ぎで勝ち→

4着。

高速持続戦で強さ。

ゴールド

アクター

2

2016①,

2018⑪

1-0-0-1 50% 3

勝利後に7歳で凡走。

加齢と状態面の影響が濃い。

ロバート

ソンキー

2

2022②,

2024⑭

0-1-0-1 50% 2

2年目は

外々でロス増。

隊列と枠順の影響が

顕著。

ステイ

フーリッシュ

2

2020③,

2021⑤

0-0-1-1 50% 1

渋った年に

前々で粘って3着。

翌年は掲示板。

ツクバ

アズマオー

2

2016③,

2017⑫

0-0-1-1 50% 1

先行で噛み合った年は3着。

翌年は失速。

マイネル

ミラノ

2

2017④,

2018⑫

0-0-0-2 0% 0

逃げ切り届かず→

翌年失速。

外枠+ハイペースで脆い。

ショウナン

バッハ

3

2017⑤,

2018⑤,

2019⑦

0-0-0-3 0% 0

“善戦止まり”の典型。

差し一辺倒で

直線短い舞台と

相性が割れる。

予想への活用方法と消しデータ

予想の活用法
消しデータまとめ
  • 今年の明確な
    リピーターはリカンカブール(昨年③)

    中〜内枠で先行し、
    3〜4角で外に振られなければ
    “再度の複圏”が見える。
    活用=相手本線/
    頭は相手関係と枠次第
    (内有利のバイアスが読めるなら
    頭固定も選択肢)。

  • “リピーターで複勝実績あり”は
    2年目も買える

    実例はウインキートス(②→③)
    今年の該当=リカンカブール(③の再現性)
    買い方は馬連軸・3連複1〜2列目

  • “勝った翌年”は過信禁物
    ウインマリリン(①→⑨)/
    ジェラルディーナ(①→⑥)の通り、
    人気>状態・枠になった年は危険。
    該当すれば
    単系の頭は抑制
    し、
    馬連・ワイド中心に寄せる。

  • 高齢のリピーターは“頭消し”がセオリー
    ゴールドアクター(7歳⑪)/
    ショウナンバッハ(7〜9歳で0/3)の型。
    今年の8歳=クロミナンス
    そもそも“年齢別”で割引ゾーン。
    人気を背負うなら強気で間引ける

  • 差し専のリピーターは
    “外枠×後方固定”で価値が落ちる

    ロバートソンキー(②→⑭)のように、
    外々のロス+直線短い中山は致命傷。
    ドゥラドーレス/
    ヨーホーレイク

    同じ運びになりそうなら
    頭消し・3列目限定

  • リピーター実績が薄い=
    初出走でもコース適性が高ければ問題なし

    10年で見ても初出走の勝利は7/10
    レガレイラ(差しのロンスパ適性)は
    ここに当てはまる。
    馬連・3連複の起点が合理的で、
    単はオッズ見合い

  • 実装の順序
    「①枠順確定→
    ②リピーターの位置取り可否→
    ③馬場バイアス」。
    中〜内×先行のリカンカブール
    噛み合うなら、
    レガレイラ相手の馬連厚め+
    3連単頭固定
    (1頭目=レガレイラ or リカンカブール)
    で紐手広
    がリスクと妙味の均衡点だ。

傾向まとめ

これで過去傾向に関してはすべて紹介したことになる。

どうしてもボリュームがあるので、おさらいがてら傾向を一言でまとめたものを貼っておくので再確認してみてくれ。

オールカマーの
傾向まとめ
  • 人気別成績
    1番人気は複勝が堅いが単勝の妙味は薄い、頭の妙味は4〜6番人気、7〜9番人気は低調、二桁人気はほぼ消しだ。

  • 前走レース別成績
    G1帰りが最上位、G2は勝ち切れず相手安定、G3は頭もあるが率は低め、OP非Lは3着止まり、Listedはゼロ、条件上がりは例外扱いだ。

  • 前走着順別成績
    前走3着が頭妙味、2着は相手安定、1着は勝ち切り弱め、4〜9着は巻き返し可、10着以下は基本軽視だ。

  • 脚質別成績
    先行が土台で差しも十分に届く、逃げは押さえ、追込は明確に分が悪い。

  • 馬場ごとのデータ
    施行の大半が良で標準2分12秒前後、良は先行優位だが差しも通用、稍重なら位置取りの価値がさらに上がる。

  • 配当傾向
    年ごとに乱高下し、強い1番人気でも相手が荒れる年があるので“頭固定+紐広”か“堅い年は点数を絞る”の二択で配分するのが効く。

  • 性齡別データ
    4歳(とくに牝)が強く、5歳は相手厚め、6歳は頭ゼロ帯、7歳以上は軽視、8歳は原則消し寄りだ。

  • 関西関東の勝率成績
    東西はほぼ互角で所属だけでは上下をつけず、関東の差しと関西の先行という型で整えるのが早い。

  • 血統傾向
    サンデー系を軸に据え、キングマンボ系は連下向き、ロベルト系は勝ち切りの穴、重厚欧州血統は渋化や持続戦で補強材料になる。

  • リピータースコア
    リピーターが勝つ年もあるが2年目凡走も多く、再現性は枠と位置取り次第で“買うなら複圏の再現”が基本だ。

基本的な予想の活用方法に関してはこれで完璧。

ただこれだけだとそれぞれのデータが独立していて、全部の傾向をあわせて考えたときに今回の登録馬の中で結局どの馬が有利なのか不利なのかがわからないだろう。

そこでさらにここから過去傾向や消しデータを用いて、データ的にどの馬が有利なのかをランキング化していくことにする。

過去傾向・消しデータが影響しそうな馬ランキング

ここまでまとめてきたい過去傾向や消しデータを利用して、登録馬の中で特にデータ上有利な馬をランキング化してみた。

以下の表に、2025年オールカマーの登録馬全頭を各評価項目ごとに「◎ (+3点)」「○ (+2点)」「△ (+1点)」「– (0点)」「✕ (-1点)」で採点し、総合得点の高い順に並べた【評価テーブル】を示す。

また、テーブル後には今回予想で重視したポイントの優先順位とバランスについて解説する。

各項目のまとめ
  • 人気 – 人気別成績(想定人気を考慮)

  • 前走R – 前走レース別成績(臨戦過程のレース傾向)

  • 前走着 – 前走着順別成績(直前の着順傾向)

  • 脚質 – 脚質別成績(展開適性)

  • 馬場 – 馬場適性(想定馬場への適性)

  • 配当 – 配当傾向(想定人気に絡む期待値)

  • 性齢 – 性齢データ(全馬3歳牡馬につき横並び)

  • 所属 – 関西・関東所属(調教拠点の傾向)

  • 血統 – 血統傾向(父系中心の分析)

  • リピータ – リピータースコア(該当なしのため全馬横並び)

※右にスクロール可能

馬名 合計点数 人気別成績 前走レース別成績 前走着順別成績 脚質別成績 枠順成績 馬場ごとのデータ 配当傾向 性齡別データ 関西関東の勝率成績 血統傾向 リピータースコア
コスモキュランダ 30.0
リビアングラス 24.0
レガレイラ 22.0
リカンカブール 13.0
ホーエリート 12.5
ヨーホーレイク 8.0
クロミナンス 7.5
フェアエールング 6.0
シュバルツクーゲル 5.5
ドゥラドーレス -3.5
ワイドエンペラー -16.0

見解
  1. 最内①コスモキュランダ
    一気に最上位へ。
    1角まで長めの直線で
    “押し過ぎず番手可”、
    以後は内でロス最小→
    3〜4角で加速
    という王道が描ける。
    先行優勢の母集団と完全に噛み合った。

  2. ②リビアングラス
    先行有利×内の恩恵で押し上げ。
    単騎気味なら粘り込みの現実味が増す。

  3. ④レガレイラは差しでも
    4番なら外へ出しやすい内目
    頭の妙味は薄いが、
    連系の起点としての質は落ちない。

  4. ⑧リカンカブール/
    ⑨ドゥラドーレス/
    ⑦ヨーホーレイク
    外帯で明確に減点
    先行のリカンは出脚次第で
    内へ収められれば巻き返し可だが、
    差しの二頭は“外々のロス+直線短い”の
    二重逆風で頭は弱気に振る。

  5. ③クロミナンスは年齢の大減点を
    3枠で少し補える
    内で脚を温存→直線入口で
    前を射程に入れられれば
    複系の穴に昇格。

  6. ⑩フェアエールング/
    ⑪ワイドエンペラー
    は8枠で条件が厳化。
    流れが締まって内の進路が空く
    “偶然”待ちになるので、
    3連系の3列目限定が妥当だ。

オールカマー
全頭診断追い切りまとめ

AI予想記事も公開中!

競馬口コミダービーでは今回紹介した過去10年の傾向と、出頭馬の追い切り情報や全頭診断などのすべての競馬予想に必要な要素を注ぎ込んだAIの予想買い目も公開している。

その内容はこちら。

AI予想の
公開内容
  1. 予想印
  2. 順当決着想定の
    予想買い目
  3. 穴決着想定の
    予想買い目

印も買い目もすべて根拠付きで掲載。

ぜひ今回得た過去傾向ともに参考にしてみてくれ。

オールカマーの
AI予想記事はこちら

競馬口コミダービーのLINE公式アカウントが遂に始動!

LINE公式アカウントQR

優良カテゴリーから探す

悪徳カテゴリーから探す