天皇賞秋2025の過去10年のレース傾向・消しデータ(消去法)集

どうも、競馬口コミダービー管理人の木口順一だ。
2025年11月2日日曜はG1・天皇賞秋。
秋の東京2000mは直線が長く、前半で無理をせず好位で脚を温存できる馬が強い一戦だ。
世代と古馬の軸がぶつかる形は例年と変わらず、今年はタスティエーラ、3歳のミュージアムマイル、牝馬のクイーンズウォークやブレイディヴェーグ、主導権を握りたいメイショウタバル、自在のホウオウビスケッツが鍵どころ。
過去傾向は「先行の勝ち切り・差しの安定」。
馬場と枠で流れが変わるので、対策次第で差が出る。
そこでこの記事では天皇賞秋の過去10年のデータをまとめ、それぞれの消しデータ・消し条件までまとめてみた。
それぞれのデータがどう予想に使えるかまで書いてあるので、ぜひご自分の予想に役立てて欲しい。
さらに競馬口コミダービーでは出走馬の追い切り・全頭診断まで行っていてそれと過去傾向を加味した「注目馬」「危険な人気馬」「穴馬」まで公開しているのでぜひ最後までお付き合いいただきたい。

- 過去10年の
 天皇賞秋の
 レース傾向・データ
 (人気別成績
 前走レース別成績
 前走着順別成績
 脚質別成績
 馬場ごとのデータ
 配当傾向
 性令別成績
 関西関東の勝率
 血統傾向
 リピータースコア)
- 過去傾向から抽出した
 消しデータ・消し条件
- 過去傾向・データの
 予想活用方法
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今回紹介している天皇賞秋の過去傾向データまとめとは別にぜひ一度目を通してみてくれ。
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|---|---|---|---|---|
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天皇賞秋の過去10年の傾向早見表!
細かく過去の傾向を紹介していくが、天皇賞秋のざっくりした傾向を掴むために先んじて過去10年の傾向を一言でまとめてみた。
「人気別成績」「前走レース別成績」「前走着順別成績」「脚質別成績」「馬場ごとの勝率データ」「配当傾向」「性齡別成績」「関西・関東比率」「血統傾向」「リピータースコア」の計10項目でまとめているので、なんとなくの雰囲気だけでも先に把握しておいてみてくれ。

傾向まとめ
-  人気別成績: 
 一番人気が勝ち切りの中心、
 4〜6番人気は相手で活き、
 二桁人気は基本消しだ。
-  前走レース別成績: 
 前走G1が軸、
 G2は相手主力、
 G3以下は大幅割引、
 海外G1直行は頭評価を下げるのが筋だ。
-  前走着順別成績: 
 前走2着の率が最上位で、
 1〜3着組中心、
 4〜9着は相手まで、
 10着以下は原則消しだ。
-  脚質別成績: 
 勝ち切りは先行が最有力、
 差しは複勝圏の柱、
 逃げは粘り込みまで、
 追い込みは押さえだ。
-  馬場ごとのデータ: 
 良馬場が大半で上位人気が勝ちやすく、
 道悪なら前め有利を意識して
 配列を変えるのが基本だ。
-  配当傾向: 
 本命寄りの年が多く、
 跳ねる年は「上位人気+中穴のひも荒れ」型が中心だ。
-  性齡別データ: 
 4〜5歳が中心で牝馬は来れば強く、
 6歳以上は大きく割引だ。
-  関西関東の勝率成績: 
 勝ち切りは関東優位、
 相手の厚みは関西が支えるので頭は関東中心で組むのが理にかなう。
-  血統傾向: 
 頭は父サンデー直系かキングカメハメハ系が強く、
 父キンカメ×母父サンデー最優先、
 母父ノーザンダンサーや米国型は相手の底上げに効く。
-  リピータースコア: 
 2回目出走の有力馬が勝ちやすく連覇例もあり、
 前年着外からの巻き返しは少数で、
 3回目は連の軸寄りだ。
それではここからは各項目のデータについて解説していく。
それぞれの成績をどう予想に活用すれば精度が上がるのかもいっしょに説明していくので、ぜひ参考にしてみて欲しい。
もし細かいデータまで見る必要がない、もはや予想買い目を手軽に見たいだけという方にはAI予想買い目も公開中。
そちらの記事もぜひ確認してみてほしい。
【人気別成績】
天皇賞秋の過去10年で、何番人気が上位入線しているのかをまとめてみた。
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| 人気帯 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 平均 着順 | 最頻 着順 | 期待値スコア 〈単勝回収率〉 | 
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1番人気 | 70.0% | 80.0% | 80.0% | 3.2 | 1 | 170% | 
| 2番人気 | 20.0% | 30.0% | 50.0% | 4.8 | 1 | 69% | 
| 3番人気 | 10.0% | 20.0% | 30.0% | 5.5 | 7 | 34% | 
| 4〜6番人気 | 0.0% | 10.0% | 26.7% | 6.6 | 4 | 0% | 
| 7〜9番人気 | 0.0% | 10.0% | 13.3% | 8.3 | 5 | 0% | 
| 10番人気以下 | 0.0% | 1.7% | 3.4% | 10.6 | 10 | 0% | 
予想への活用方法と消しデータ

消しデータ
-  1番人気は頭固定寄り。 
 単勝の期待値も170%と突出。
 想定の本命軸はミュージアムマイル/ブレイディヴェーグ/タスティエーラのいずれかになりやすい構図。
-  2番人気は単勝妙味が残る(回収69%)。 
 1番人気を嫌う構成なら、メイショウタバルやタスティエーラが2番人気なら単勝厚めの選択肢。
-  3番人気は“相手本線”に止めるのが無難(単勝回収34%、平均5.5着・最頻7着)。 
 ロードデルレイやジャスティンパレスがこの帯なら連系の軸相手。
-  4〜6番人気は“勝ち切り0%”でも複勝26.7%で相手の厚みを作る帯。 
 クイーンズウォーク/ホウオウビスケッツ/ソールオリエンスがこの帯なら連・ワイドの中核。
-  7〜9番人気は“ヒモ穴枠”(複勝13.3%)。 
 セイウンハーデス/コスモキュランダ/マスカレードボールがこの帯なら3連複・ワイドの押さえに価値。
-  10番人気以下は基本消し(複勝3.4%、平均10.6着)。 
 拾うなら“極端な前有利が濃厚”“極悪馬場での前残り”など特殊条件が揃った時だけ。
 もしアーバンシック/エコロヴァルツ/シランケドのいずれかがこの帯まで売れないなら、体調・臨戦を疑って原則消し。
-  “人気を下げた実績馬”の戻り目は3〜6番人気帯に落ちた時にこそ狙いどころ。 
 ブレイディヴェーグやタスティエーラが枠や馬場で評価を落とすなら、馬券的にはむしろ妙味が出る。
-  ペースが流れて差し決着の年でも“1〜3番人気のどれか”が結局は馬券の軸。 
 ミュージアムマイル(3歳56kg)やタスティエーラの末脚・総合力は、このレースの過去10年の人気傾向とも噛み合う。
【前走レース別成績】
過去10年の天皇賞秋に出走した馬を、前走の格(クラス)別に成績を集計してみた。
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| 前走レース | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 勝利数 | 2着数 | 3着数 | 着外数 | 
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| G1 | 18.9% | 37.8% | 48.6% | 7 | 7 | 4 | 19 | 
| G2 | 3.3% | 6.5% | 13.0% | 3 | 3 | 6 | 80 | 
| G3 | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 | 0 | 11 | 
| OP・L | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 | 0 | 2 | 
| 3勝クラス 以下 | ― | ― | ― | 0 | 0 | 0 | 0 | 
予想への活用方法と消しデータ

消去法まとめ
-  まずは前走G1組から軸。 
 10年で7勝・複勝率48.6%なので、ここを外すと精度が落ちる。
 該当候補=メイショウタバル(宝塚記念G1)、ジャスティンパレス(宝塚記念G1)、ソールオリエンス(宝塚記念G1)、ロードデルレイ(宝塚記念G1)。
-  前走“海外G1直行”は割引。 
 過去10年【0-0-0-6】で馬券外続き。
 該当の可能性=タスティエーラ(春に香港QE2C勝ちからの秋直行ローテ)。
 能力は最上位だが、データ上は「頭固定」ではなく相手本線寄りで扱うほうが合理的。
-  前走G2組は“相手の主力”。 
 勝ち切りは3/92と少ないが3着内12頭と裾野は広い。
 該当=ホウオウビスケッツ(毎日王冠2着)、マスカレードボール(毎日王冠2着)、コスモキュランダ(オールカマー)、(※クイーンズウォークは新潟記念は「競走除外」なので実質の前走はG2線=金鯱賞やヴィクトリアMを参照)。
 この帯は連系の軸・ワイドの中核で活かす。
-  前走G3は原則消し。 
 10年で【0-0-0-11】、OP含む下級は【0-0-0-13】で3着内ゼロ。
 該当=ブレイディヴェーグ(新潟記念6着・G3)、セイウンハーデス(エプソムC勝ち・G3)、シランケド(新潟記念勝ち・G3)、エコロヴァルツ(中京記念4着・G3)。「能力で覆す余地」はあるが、基本は三連系の“点数内の押さえ”までに抑える。
-  3勝クラス以下・OP/L直行は消し。 
 該当出走や好走例が過去10年で実質ゼロ域。
 上がり目や斤量差があっても、舞台格の壁が厚い。
-  まとめると本線は前走G1>G2で組み、海外G1直行は評価を一枚落とし、G3以下はヒモ扱いが妥当。 
 隊列が緩む年でも「前走格」のフィルターは崩れにくい。
【前走着順別成績】
過去10年の前走での着順別に振り分け、それぞれの勝率をまとめてみた。
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| 前走 着順 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 勝利数 | 2着数 | 3着数 | 着外数 | 勝率- 連対率 | 
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1着 | 10.3% | 20.7% | 31.0% | 3 | 3 | 3 | 20 | -10.4pt | 
| 2着 | 21.1% | 26.3% | 36.8% | 4 | 1 | 2 | 12 | -5.3pt | 
| 3着 | 10.5% | 21.1% | 31.6% | 2 | 2 | 2 | 13 | -10.6pt | 
| 4~9 着 | 1.6% | 4.8% | 9.5% | 1 | 2 | 3 | 57 | -3.2pt | 
| 10着 以下 | 0.0% | 10.0% | 10.0% | 0 | 2 | 0 | 18 | -10.0pt | 
予想への活用方法と消しデータ

消しデータまとめ
-  前走1着(勝率10.3%・複勝31.0%)は頭候補の筆頭。 
 該当=ミュージアムマイル(セントライト記念1着)/メイショウタバル(宝塚記念1着)/セイウンハーデス(エプソムC1着)/シランケド(新潟記念1着)/タスティエーラ(QE2C1着)。
 ※海外G1直行は好走“ゼロ~低調”の年が続くので、タスティエーラは能力最上位でも「単勝一点主軸」より連系厚めに寄せる判断が合理的だ。
-  前走2着(勝率21.1%・複勝36.8%)は最も率が高く、軸構築の柱。 
 該当=マスカレードボール(日本ダービー2着)/クイーンズウォーク(ヴィクトリアマイル2着・新潟記念は除外で着順なし)/ホウオウビスケッツ(毎日王冠2着)。
 この帯が2〜3番人気なら、単勝と連系の両面で厚く取る価値がある。
-  前走3着(複勝31.6%)は連の軸・相手本線。 
 該当=ジャスティンパレス(宝塚記念3着)。
 勝ち切り期待は上記1・2着帯に一段譲るが、連対ゾーンの厚みを作る役目が大きい。
-  前走4〜9着(複勝9.5%)は基本“相手まで”。 
 該当=ブレイディヴェーグ(新潟記念6着)/ロードデルレイ(宝塚記念8着)/ソールオリエンス(宝塚記念6着)/エコロヴァルツ(中京記念4着)/コスモキュランダ(オールカマー8着)。
 人気次第でワイドや三連複の押さえに回し、頭固定は避ける。
-  前走10着以下(複勝10.0%、勝ち星ゼロ)は原則消し。 
 例外的に拾うなら「当日内枠×高速上がり対応×直近のG1実績」が三拍子で揃ったケースのみ。
 該当=アーバンシック(宝塚記念14着)。
 人気の盲点になっても基本は押さえの薄い△まで。
【脚質別成績】
過去10年の天皇賞秋の脚質別に成績を振り分け、まとめてみた。
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| 脚質 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 勝率- 複勝率 | 勝利数 | 2着数 | 3着数 | 着外数 | 
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 逃げ | 0.0% | 10.0% | 40.0% | -40.0pt | 0 | 1 | 3 | 6 | 
| 先行 | 12.8% | 17.9% | 20.5% | -7.7pt | 5 | 2 | 1 | 31 | 
| 差し | 7.3% | 16.4% | 20.0% | -12.7pt | 4 | 5 | 2 | 44 | 
| 追込 | 2.3% | 7.0% | 16.3% | -14.0pt | 1 | 2 | 4 | 36 | 
予想への活用方法と消しデータ

消しデータ
-  「頭」は先行>差しが基本線。 
 先行が5/10勝で勝ち切り性能が最上位。
 該当候補=メイショウタバル(逃げ〜先行)、ホウオウビスケッツ(先行〜逃げ)、タスティエーラ(好位差し〜先行)、マスカレードボール(好位差し〜先行)、クイーンズウォーク(先行〜好位差し)。
-  逃げの単勝は原則消し(勝率0%、複勝40%は“粘り込み”の数字)。 
 メイショウタバルやホウオウビスケッツを本線で買うなら、単勝一点ではなく連系・3連系で3着目残しに比重を置く。
-  差しは“連系の柱”。 
 勝率は先行に譲るが複勝20.0%で安定。
 該当=ブレイディヴェーグ、ソールオリエンス、ジャスティンパレス、ロードデルレイ、(展開次第で)タスティエーラ/マスカレードボール/クイーンズウォークもここに寄る。
-  追込は頭弱め(勝率2.3%)。 
 馬券は“相手・押さえ”が軸足。該当=アーバンシック(基本は後方からの持続)。
 相当なハイペースや極端な差し馬場でない限り、重視はしない。
-  消し条件1: 
 逃げを単勝の本線にする買い方。→
 東京2000m×天皇賞秋は直線が長く、逃げ切りが難しい。
-  消し条件2: 
 典型的な“後方一辺倒”を上位評価。→
 追込の複勝16.3%は押さえ止まりの数字。
-  ペース前提:スロー〜平均寄りの瞬発力勝負が多く、前半で無理をせず好位〜中団で直線のギアを長く使えるタイプが結局強い。 
 脚質の有利不利もこの設計に沿う。
【枠順別成績】
過去10年の天皇賞秋でどの枠に入った馬がどれだけの結果を挙げているかを成績でまとめてみた。
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| 枠順 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 勝利数 | 2着数 | 3着数 | 着外数 | 
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1枠 | 7.1% | 21.4% | 21.4% | 1 | 2 | 0 | 11 | 
| 2枠 | 0.0% | 5.9% | 5.9% | 0 | 1 | 0 | 16 | 
| 3枠 | 5.9% | 11.8% | 23.5% | 1 | 1 | 2 | 13 | 
| 4枠 | 27.8% | 27.8% | 33.3% | 5 | 0 | 1 | 12 | 
| 5枠 | 5.3% | 15.8% | 26.3% | 1 | 2 | 2 | 14 | 
| 6枠 | 5.3% | 15.8% | 21.1% | 1 | 2 | 1 | 15 | 
| 7枠 | 4.5% | 13.6% | 22.7% | 1 | 2 | 2 | 17 | 
| 8枠 | 0.0% | 0.0% | 9.1% | 0 | 0 | 2 | 20 | 
予想への活用方法と消しデータ

消しデータ
-  4枠最優先:タスティエーラ(4枠5番)、ブレイディヴェーグ(4枠6番)。過去10年で最多勝。中枠でロスが少なく、好位差しの勝ち筋に直結する。 
-  5枠は次点の買い枠:マスカレードボール(5枠7番)、ホウオウビスケッツ(5枠8番)。勝ち切りはやや鈍るが複勝圏の厚みがある。先行・好位差しの残り目を強く見る。 
-  6枠は可も不可もなく:ミュージアムマイル(6枠9番)、エコロヴァルツ(6枠10番)。外す理由はない枠で、隊列次第で頭まで届く。 
-  1枠は距離得の内差し・内先行が活きる:コスモキュランダ(1枠1番)。最内で脚を溜めて直線で捌ければ押し上げ可。包まれリスクだけ警戒。 
-  3枠は内の利を使える中差し向き:ジャスティンパレス(3枠3番)、ソールオリエンス(3枠4番)。進路確保が叶えば連圏は十分。 
-  7枠は工夫が要る:シランケド(7枠11番)、セイウンハーデス(7枠12番)。外々のロスを減らせる先行策や早めの押し上げが条件。頭は一枚割引。 
-  2枠は低率帯で原則慎重:アーバンシック(2枠2番)。頭固定は非効率。内で溜めて直線スムーズなら相手まで。 
-  8枠は原則減点:メイショウタバル(8枠13番)、クイーンズウォーク(8枠14番)。連対ゼロの不振枠。逃げはハナ主張で脚を使い、差しは外々のロス増。基本は3列目評価。 
-  消し条件1:8枠の逃げを単勝本線(メイショウタバル)。頭固定はデータとコース形状の両面で分が悪い。 
-  消し条件2:2枠の差し専科を頭固定(アーバンシック)。“届いて相手まで”の確率が高い。 
-  消し条件3:8枠の外差し一本で上位評価(クイーンズウォーク)。伸びてきても3着寄りの想定で十分だ。 
【馬場ごとのデータ】
過去10年の天皇賞秋での馬場状態ごとに結果がどうなったかをまとめてみた。
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| 馬場 状態 | 先行馬の 複勝率 | 差し馬の 複勝率 | 1~3番人気の 勝率 | 4番人気以下の | 平均走破 タイム | 
|---|---|---|---|---|---|
| 良 | 20.5% | 20.0% | 100% | 0% | 1:57.4 | 
| 稍重 | ー (該当 年なし) | ー (該当 | ー | ー | ー | 
| 重 | ー (該当 年なし) | ー (該当 年なし) | ー | ー | ー | 
| 不良 | ー (サンプル1年の ため率は参考外) | ー (サンプル1年の ため率は参考外) | 100% | 0% | 2:08.3 | 
予想活用方法と消しデータ

-  良想定なら「上位人気の頭固定」が基本線(1〜3番人気の勝率=100%)。 
 勝ち切り候補はタスティエーラ/ミュージアムマイル/ブレイディヴェーグを主軸に、相手にメイショウタバル/クイーンズウォーク/マスカレードボール。
-  良の脚質は先行・差しが拮抗(複勝率ほぼ同等)。隊列が平均〜スロー寄りなら、好位で脚を温存→直線で長く脚の型を最重視。 
 該当:タスティエーラ/マスカレードボール/クイーンズウォーク。
-  良での「追込一辺倒の頭固定」は弱気に。 
 届かない年が多いので、アーバンシック/ソールオリエンスは相手までに落として全体の点数管理で拾う。
-  不良(大雨)になったら前有利が強まる年がある。 
 2017年は前・好位が残った。
 不良想定時はメイショウタバル/ホウオウビスケッツ/タスティエーラの評価を一段上げ、差し専科は印を一段下げる。
-  消し条件①: 
 良馬場で4番人気以下を頭の本線にする買い方(過去10年の良はトップ3人気が全勝)。
-  消し条件②: 
 良馬場で後方待機だけに賭ける買い方(脚質データ的に再現性が低い)。
-  例外拾い: 
 クイーンズウォーク/ロードデルレイ/ジャスティンパレスは「良×内〜中枠×平均ペース」なら差しに回っても連圏の再現性が高い。人気が落ちるなら連系妙味を取りにいく。
【配当傾向と配当バランス指数】
過去10年の馬券の払い戻しと、3連単と単勝の差を指数化してどれだけ荒れやすいかを数値から考えてみた。
※右にスクロール可能
| 年度 | 3連単 | 3連複 | 馬単 | 馬連 | 単勝 | 
|---|---|---|---|---|---|
| 2024 | 397,100円 | 102,180円 | 13,560円 | 9,660円 | 380円 | 
| 2023 | 6,960円 | 2,180円 | 1,500円 | 1,330円 | 130円 | 
| 2022 | 23,370円 | 4,400円 | 4,930円 | 3,330円 | 260円 | 
| 2021 | 2,040円 | 350円 | 850円 | 390円 | 340円 | 
| 2020 | 4,130円 | 960円 | 1,180円 | 970円 | 140円 | 
| 2019 | 8,860円 | 3,210円 | 1,170円 | 920円 | 160円 | 
| 2018 | 24,230円 | 6,420円 | 2,370円 | 1,520円 | 310円 | 
| 2017 | 55,320円 | 15,290円 | 1,660円 | 900円 | 310円 | 
| 2016 | 32,400円 | 7,430円 | 3,700円 | 2,420円 | 360円 | 
| 2015 | 109,310円 | 24,850円 | 10,390円 | 7,340円 | 340円 | 
| 年度 | 配当バランス指数 ((3連単÷単勝配当)×100) | 
|---|---|
| 2024 | 104,500 | 
| 2023 | 5,354 | 
| 2022 | 8,988 | 
| 2021 | 600 | 
| 2020 | 2,950 | 
| 2019 | 5,538 | 
| 2018 | 7,816 | 
| 2017 | 17,845 | 
| 2016 | 9,000 | 
| 2015 | 32,150 | 
予想への活用方法と消しデータ

消しデータ
-  指数が低い年(〜3,000:2020・2021)は“ほぼ本命決着”。 
 今年の軸は上位人気想定のタスティエーラ/ミュージアムマイル/ブレイディヴェーグの中から1頭を頭固定、2列目に残りの上位人気、3列目にクイーンズウォーク/マスカレードボール/メイショウタバルを厚く。
 三連単は点数を絞って取り切る。
-  指数が中域(3,000〜10,000:2016・2018・2019・2022・2023)は「上位人気+中穴1頭」の年が多い。 
 頭はタスティエーラorミュージアムマイルで強気、相手にホウオウビスケッツ/クイーンズウォーク/ロードデルレイ/ジャスティンパレスを優先して三連複・三連単の払い戻しを底上げする。
 先行できるメイショウタバルや位置の柔らかいマスカレードボールは2〜3着目の軸に向く。
-  指数が高い年(1万超:2015・2017・2024)は「上位人気が1頭まで+相手に中〜大穴」がパターン。 
 頭は依然として上位人気から拾い(波乱年でも勝ち馬は上位人気から出やすい)、2・3列目にセイウンハーデス/シランケド/コスモキュランダ/エコロヴァルツ/ホウオウビスケッツを手広く差し込む。
 2024のように上位人気が2着以下に取りこぼすケースに備えて“本命1頭固定+ひも荒れ待ち”構成にする。
-  逃げが展開を握る年は指数が跳ねやすい。 
 前で運べるメイショウタバル/ホウオウビスケッツが単騎で楽に行ける並びなら、3連単は1着固定と2・3着固定の両面を用意して荒れ方に対応する。
-  良馬場で指数10万超え(2024級)を毎回狙う買い方は非効率。 
 上位人気を全部消すのは原則やめる。
 タスティエーラ/ミュージアムマイル/ブレイディヴェーグのうち最低1頭は券内に入れる前提で、相手の“人気の凸凹”でリスク調整する。
-  消し条件1: 
 良馬場で「上位人気を頭から総消し」。長期の期待値が立たない。
-  消し条件2: 
 指数が低〜中域の年想定で大穴の単勝一点。
 三連複・ワイドに資金を振るのが合理的。
-  消し条件3: 
 追込一辺倒の馬を頭固定。
 東京2000mの当該重賞は“届いて2着・3着”のリスクが常にある。
 アーバンシック/ソールオリエンスは基本相手評価にとどめて、枠順と馬場が極端に向いた時だけ上方修正する。
-  まとめとして、指数の分布は「低=2年/中=5年/高=3年」。 
 まずは“今年はどの帯に寄るか”を隊列と馬場で判定し、帯ごとに買い目の厚み(本命決着なら点数圧縮、波乱想定なら2・3列目を厚く)を切り替えるのが回収率に直結する。
【性齢別成績】
過去10年のオールカマーの性別・年齢別の成績をまとめてみた。
※右にスクロール可能
| 性別 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 勝利数 | 2着数 | 3着数 | 着外数 | 
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 牡馬 | 6.0% | 13.5% | 18.8% | 8 | 10 | 7 | 108 | 
| 牝馬 | 13.3% | 13.3% | 33.3% | 2 | 0 | 3 | 10 | 
| 騙馬 | — | — | — | 0 | 0 | 0 | — | 
| 年齢 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 勝利数 | 2着数 | 3着数 | 着外数 | 
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 4歳 | 6.1% | 20.4% | 30.6% | 3 | 7 | 5 | 34 | 
| 5歳 | 10.6% | 17.0% | 25.5% | 5 | 3 | 4 | 35 | 
| 6歳 | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 | 0 | 26 | 
| 7歳 | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 | 0 | 12 | 
| 8歳 | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 | 0 | 4 | 
予想への活用方法と消しデータ

消しデータ
-  年齢軸は4〜5歳が中心。 
 勝ち星は5歳が最多、複勝安定は4歳が上だ。
 →タスティエーラ(5歳)/ソールオリエンス(5歳)/ロードデルレイ(5歳)は「勝ち切り〜連の軸」。メイショウタバル(4歳)/ホウオウビスケッツ(4歳)/アーバンシック(4歳)/エコロヴァルツ(4歳)/コスモキュランダ(4歳)
 は「連系の厚みの中核」だ。
-  6歳以上は馬券内ゼロ。 
 数字上は思い切って削るのが基本だ。
 →ジャスティンパレス(6歳)/セイウンハーデス(6歳)
 は相手の最後の押さえまでに落とす。頭固定は避ける。
-  性別では牝馬の複勝率が高い。 
 出走頭数は少ないが来れば強い。
 →ブレイディヴェーグ(牝5)/クイーンズウォーク(牝4)/シランケド(牝5)
 は「連系の優先度を上げる」。
 とくに4歳牝はデータ上プラス材料が多い。
-  牝馬の2着ゼロという点は配列に活かす。 
 近10年は「1着 or 3着」の比重が高い。
 →ブレイディヴェーグやクイーンズウォークは三連単の1着・3着固定パターンも用意して配当の取りこぼしを減らす。
-  3歳は表の対象外だが要注意(近10年【2-0-1-7】)。 
 斤量利と勢いで勝ち切りもある。
 →ミュージアムマイル(3歳)/マスカレードボール(3歳)
 は、上位人気の一角なら頭も含めて厚く、人気薄なら「1着か着外」寄りの買い方で振れ幅を取りにいく。
-  消し条件①: 
 6歳以上を上位評価(頭・本線)は避ける。数字が裏付けていない。
-  消し条件②: 
 牡・センの中穴〜大穴だけで三連系を組む買い方。
 複勝率が低く、牝や4〜5歳の強い塊を外すと確率が落ちる。
-  消し条件③: 
 牝を2列目固定に寄せすぎる。
 近10年の形からは1着・3着寄りで配列を組むほうが論理的だ。
【所属別成績と成績比率】
過去10年の天皇賞秋における、関東馬(美浦所属)と関西馬(栗東所属)の成績をまとめて、どちらが優勢かに関してもわかるようにしてみた。
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| 所属 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 勝利数 | 2着数 | 3着数 | 着外数 | 
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 関西馬 | 3.3% | 10.9% | 16.3% | 3 | 7 | 5 | 77 | 
| 関東馬 | 12.5% | 17.9% | 26.8% | 7 | 3 | 5 | 41 | 
| 指標 | 比率 (関西馬 ÷ 関東馬) | 関西馬 | 関東馬 | 
|---|---|---|---|
| 勝率 | 0.26 | 3.3% | 12.5% | 
| 連対率 | 0.61 | 10.9% | 17.9% | 
| 複勝率 | 0.61 | 16.3% | 26.8% | 
予想への活用方法と消しデータ

消しデータまとめ
-  勝ち切り重視なら“関東馬中心”が合理的だ。 
 近10年の勝率は関東12.5%で関西の約4倍。
 頭の最優先はタスティエーラ/ブレイディヴェーグ/ホウオウビスケッツ/ソールオリエンス/クイーンズウォーク(※は牝で割引少なめ)/マスカレードボール/アーバンシック/コスモキュランダ
 から取るのが筋だ。
-  連対・複勝の“相手層”は関西も十分戦える。 
 関西の連対率・複勝率は関東の約6割水準で、2着数では関西7>関東3とむしろ多い。
 2列目・3列目はミュージアムマイル/メイショウタバル/ジャスティンパレス/ロードデルレイ/シランケド/エコロヴァルツ/セイウンハーデス
 を厚めに据えて配当の底上げを狙う。
-  関西の“頭固定”をやるなら条件を付ける。 
 先行で位置を取れる型(メイショウタバル、クイーンズウォーク、マスカレードボール)が内〜中枠でロス少なく運べる並び、かつ平均〜やや流れる想定の日が条件だ。
 差し一辺倒の関西馬を頭固定にすると勝率差の分だけリスクが膨らむ。
-  “関東軽視”は消し条件だ。比率表のとおり、勝ち切り効率は関東が上。 
 タスティエーラ(美浦)やブレイディヴェーグ(美浦)を頭候補から外して三連単だけを広げる買い方は長期で不利になる。
-  “人気の関西・差し専科の単勝一点”は消し寄り。関西の勝率は3.3%しかない。 
 ジャスティンパレス/ロードデルレイ/シランケドなどは“連系の軸・相手本線”に回しておくほうが回収率のブレが小さい。
-  まとめると、頭=関東>関西/相手=関西も厚めという配列が基本。 
 枠順と馬場で“関西の先行勢”に追い風が吹くと見れば、頭パターンを関西に切り替える二刀流で対応するのがいい。
【血統別傾向成績】
過去10年の天皇賞秋における主な父系統別の成績をまとめてみた。
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| 血統傾向 (父/配合/母父) | 勝利 数 | 連対 数 | 複勝 数 | 特記事項 | 
|---|---|---|---|---|
| 父サンデーサイレンス直系 (ハーツクライ、 ディープ、 ブラックタイド= キタサンブラック等) | 4 | 11 | 17 | 1着4/10。 ブラック産駒(22・23)と ハーツクライ産駒(24)が勝ち切った。 | 
| 父キングカメハメハ系 (キングカメハメハ、 ロードカナロア、 ルーラーシップ) | 4 | 5 | 6 | 1着4/10。 ラブリーデイ(15)、 レイデオロ(18)、 アーモンドアイ(19・20)。 勝ち切り性能が高い。 | 
| 父ロベルト系 (スクリーンヒーロー、 エピファネイア) | 2 | 2 | 2 | 勝ちはモーリス(16)、 エフフォーリア(21)。 サンプルは薄いが“勝つ時は強い”。 | 
| 配合: 母父サンデー系 | 3 | 3 | 4 | ラブリーデイ(15)、 アーモンドアイ(19・20)。 東京2000mの黄金配合。 | 
| 配合: 父サンデー系 × 母父“米国型” (A.P. Indy/Storm Cat/ Deputy Minister/ Vindicationなど) | 1 | 4 | 9 | 勝ちはドウデュース(24)。 連下でよく絡む。 瞬発→持続の切替が 利く年に強い。 | 
| 母父ノーザンダンサー系 (欧州含む: キングヘイロー、 サドラーズ系、 Green Tuneなど) | 3 | 9 | 12 | 勝ちはモーリス (母父Carnegie/16)、 イクイノックス (母父キングヘイロー/22・23)。 連下に頻出。 | 
予想への活用方法と消しデータ

消しデータ
-  「頭」はまず父サンデー直系と父キングカメハメハ系から取る。 
 前者=アーバンシック(スワーヴリチャード)/ジャスティンパレス(ディープ)/ソールオリエンス(キタサンブラック)/クイーンズウォーク(キズナ)/コスモキュランダ(アルアイン)/セイウンハーデス(シルヴァーステート)/メイショウタバル(ゴールドシップ)/エコロヴァルツ(ブラックタイド)。
 後者=ブレイディヴェーグ(ロードカナロア)/ロードデルレイ(ロードカナロア)/マスカレードボール(ドゥラメンテ)/ミュージアムマイル(リオンディーズ)。
-  「配合で押し上げ」は父キングカメハメハ系×母父サンデー系。 
 該当=ブレイディヴェーグ(母父ディープ)/ロードデルレイ(母父ハーツクライ)/マスカレードボール(母父ディープ)/ミュージアムマイル(母父ハーツクライ)。
 この配合は頭まで強気で良い。
-  「連下の厚み」は父サンデー系×母父“米国型”。 
 該当=クイーンズウォーク(母父Harlington=A.P. Indy系)/メイショウタバル(母父French Deputy)/コスモキュランダ(母父Southern Image)。
 三連系の2・3列目要員として機能しやすい。
-  「母父ノーザンダンサー系で底上げ」。 
 該当=ソールオリエンス(母父Motivator=Montjeu系)/ジャスティンパレス(母父Royal Anthem=Nureyev系)/アーバンシック(母父ハービンジャー=Danehill系)。
 枠と馬場が平均〜ややタフ寄りなら印を1段上げる。
-  「基本消し寄りの頭固定」=父“その他系”(非サンデー・非キンカメ・非ロベルト)。 
 該当=タスティエーラ(サトノクラウン=Marju系)/ホウオウビスケッツ(Mind Your Biscuits=Deputy Minister系)/シランケド(Declaration of War=Danzig系)。
 近10年の“父その他”は勝利0。
 来ても2・3着イメージで、単勝厚めは非効率だ。
-  まとめると、頭=父サンデー直系 or キングカメハメハ系、配合はキンカメ×母父サンデーを最優先。 
 連下はサンデー×米国母父や母父NDで厚みを作る。
 父その他の単勝一点は長期で分が悪い。
 枠順と当週の馬場で微修正していけば回収のブレを抑えられる。
【リピータースコア】
過去10年のリピータースコアをまとめた。
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| 馬名 | 出走 回数 | 年→ 着順 | 勝利 数 | 連対 数 | 複勝 数 | 特記事項 | 
|---|---|---|---|---|---|---|
| アーモンド アイ | 2 | 2019① → 2020① | 2 | 2 | 2 | 2年連続優勝 (連覇)。 | 
| イクイ ノックス | 2 | 2022① → 2023① | 2 | 2 | 2 | 2年連続優勝 (連覇)。 | 
| ドウ デュース | 2 | 2023⑦ → 2024① | 1 | 1 | 1 | 前年着外→ 翌年Vの巻き返し。 | 
| ステ ファノス | 2 | 2015② → 2016③ | 0 | 1 | 2 | 2年連続で 馬券内。 | 
| ダノン プレミアム | 2 | 2019② → 2020④ | 0 | 1 | 1 | 初年連対→ 翌年4着。 | 
| ジャスティン パレス | 2 | 2023② → 2024④ | 0 | 1 | 1 | 2年連続出走 (25年で3回目見込み)。 | 
予想への活用方法と消しデータ

消しデータまとめ
-  頭を取りにいくなら“2回目の有力馬”を最優先。 
 該当=タスティエーラ(24年②)/ホウオウビスケッツ(24年③)。
 過去10年の勝ち馬の3割が“2回目以上”で、連覇例も2つある。
 軸はここから入るのが合理的だ。
-  “前年着外→今年巻き返し”ケアも入れる。 
 ソールオリエンス(24年⑦)はドウデュース型の反撃シナリオが描ける。
 人気が落ちるなら三連系の2〜3列目で厚めに拾っておく。
-  “3回目”は“勝ち切りの裏取り”が必要。 
 ジャスティンパレス(23年②→24年④)は安定して強いが、過去10年に“3回目での優勝例”は出ていない。
 現状は連系の大黒柱に寄せ、頭固定は馬場・枠・追い切りでよほど噛み合う時に限る。
-  “初出走の4歳牝・キンカメ系×母父サンデーなどの適性銘柄”は相手に厚く。 
 ブレイディヴェーグ/クイーンズウォーク/マスカレードボールは初出走でも東京2000向きの配合と機動で連圏は十分。
 勝ち切りは“2回目組”を一枚上に置く。
-  消し寄りの頭固定:初出走の人気薄差し専科。 
 過去10年の勝ち馬は素直に格上が占め、リピーター側(2回目)が3年で勝っている。
 人気薄の初出走を頭で厚く買うのは効率が悪い。
-  まとめると、本線=2回目(タスティエーラ/ホウオウビスケッツ)>連系厚め=3回目の実績派(ジャスティンパレス)>巻き返し警戒=前年着外の2回目(ソールオリエンス)という順で配列を作り、初出走勢の突き抜けは“相手で取り逃さない”設計にしておくのが期待値に合う。 
傾向まとめ
これで過去傾向に関してはすべて紹介したことになる。
どうしてもボリュームがあるので、おさらいがてら傾向を一言でまとめたものを貼っておくので再確認してみてくれ。
傾向まとめ
-  人気別成績: 
 一番人気が勝ち切りの中心、
 4〜6番人気は相手で活き、
 二桁人気は基本消しだ。
-  前走レース別成績: 
 前走G1が軸、
 G2は相手主力、
 G3以下は大幅割引、
 海外G1直行は頭評価を下げるのが筋だ。
-  前走着順別成績: 
 前走2着の率が最上位で、
 1〜3着組中心、
 4〜9着は相手まで、
 10着以下は原則消しだ。
-  脚質別成績: 
 勝ち切りは先行が最有力、
 差しは複勝圏の柱、
 逃げは粘り込みまで、
 追い込みは押さえだ。
-  馬場ごとのデータ: 
 良馬場が大半で上位人気が勝ちやすく、
 道悪なら前め有利を意識して
 配列を変えるのが基本だ。
-  配当傾向: 
 本命寄りの年が多く、
 跳ねる年は「上位人気+中穴のひも荒れ」型が中心だ。
-  性齡別データ: 
 4〜5歳が中心で牝馬は来れば強く、
 6歳以上は大きく割引だ。
-  関西関東の勝率成績: 
 勝ち切りは関東優位、
 相手の厚みは関西が支えるので頭は関東中心で組むのが理にかなう。
-  血統傾向: 
 頭は父サンデー直系かキングカメハメハ系が強く、
 父キンカメ×母父サンデー最優先、
 母父ノーザンダンサーや米国型は相手の底上げに効く。
-  リピータースコア: 
 2回目出走の有力馬が勝ちやすく連覇例もあり、
 前年着外からの巻き返しは少数で、
 3回目は連の軸寄りだ。
基本的な予想の活用方法に関してはこれで完璧。
ただこれだけだとそれぞれのデータが独立していて、全部の傾向をあわせて考えたときに今回の登録馬の中で結局どの馬が有利なのか不利なのかがわからないだろう。
そこでさらにここから過去傾向や消しデータを用いて、データ的にどの馬が有利なのかをランキング化していくことにする。
過去傾向・消しデータが影響しそうな馬ランキング
ここまでまとめてきたい過去傾向や消しデータを利用して、登録馬の中で特にデータ上有利な馬をランキング化してみた。
以下の表に、2025年天皇賞秋の登録馬全頭を各評価項目ごとに独自指標で採点し、総合得点の高い順に並べた【評価テーブル】を示す。
また、テーブル後には今回予想で重視したポイントの優先順位とバランスについて解説する。

-  人気 – 人気別成績(想定人気を考慮) 
-  前走R – 前走レース別成績(臨戦過程のレース傾向) 
-  前走着 – 前走着順別成績(直前の着順傾向) 
-  脚質 – 脚質別成績(展開適性) 
- 枠順 – 枠順別成績(枠順確定後の有利不利)
-  馬場 – 馬場適性(想定馬場への適性) 
-  配当 – 配当傾向(想定人気に絡む期待値) 
-  性齢 – 性齢データ(全馬3歳牡馬につき横並び) 
-  所属 – 関西・関東所属(調教拠点の傾向) 
-  血統 – 血統傾向(父系中心の分析) 
-  リピータ – リピータースコア(該当なしのため全馬横並び) 
※配点は「◎=+3/◯=+2/△=+1/−=0/✕=-1」。重みは今回レース用に前走レース1.2、前走着順1.1、脚質1.0、枠順1.1(新規追加)、人気1.0、血統1.0、性齡1.1、馬場0.9、東西0.8、リピーター0.7、配当0.6。合計点は重み付き合計(小数一桁)。
※右にスクロール可能
| 馬名 | 合計点数 | 人気別成績 | 前走レース別成績 | 前走着順別成績 | 脚質別成績 | 枠順成績 | 馬場ごとのデータ | 配当傾向 | 性齡別データ | 関西関東の勝率成績 | 血統傾向 | リピータースコア | 
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| タスティエーラ(4枠5番) | 28.3 | ◎ | ◯ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | △ | ◎ | 
| ミュージアムマイル(6枠9番) | 24.3 | ◎ | ◯ | ◎ | ◎ | ◯ | ◯ | ◎ | ◯ | ◯ | ◎ | − | 
| ソールオリエンス(3枠4番) | 23.3 | ◯ | ◎ | △ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◎ | ◎ | ◎ | △ | 
| マスカレードボール(5枠7番) | 22.7 | ◯ | ◯ | ◎ | ◎ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◎ | − | 
| ブレイディヴェーグ(4枠6番) | 21.4 | ◎ | ✕ | △ | ◯ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | − | 
| ホウオウビスケッツ(5枠8番) | 21.3 | △ | ◯ | ◎ | ◎ | ◯ | ◯ | △ | ◯ | ◎ | △ | ◯ | 
| クイーンズウォーク(8枠14番) | 20.5 | ◯ | ◯ | ◎ | ◎ | ✕ | ◯ | ◯ | ◎ | ◯ | ◎ | − | 
| メイショウタバル(8枠13番) | 19.7 | ◯ | ◎ | ◎ | ◯ | ✕ | ◯ | ◯ | ◎ | ◯ | ◯ | − | 
| コスモキュランダ(1枠1番) | 18.9 | △ | ◯ | △ | ◯ | ◯ | △ | △ | ◎ | ◎ | ◎ | − | 
| ジャスティンパレス(3枠3番) | 17.4 | △ | ◎ | ◯ | ◯ | ◯ | △ | △ | ✕ | ◯ | ◎ | ◯ | 
| シランケド(7枠11番) | 14.5 | △ | ✕ | ◎ | ◯ | △ | ◯ | △ | ◎ | ◯ | △ | − | 
| セイウンハーデス(7枠12番) | 13.9 | △ | ✕ | ◎ | ◎ | △ | ◯ | △ | ✕ | ◎ | ◎ | − | 
| アーバンシック(2枠2番) | 12.3 | △ | ◯ | ✕ | △ | − | △ | ✕ | ◎ | ◎ | ◎ | − | 
| エコロヴァルツ(6枠10番) | 12.3 | △ | ✕ | △ | △ | ◯ | △ | ✕ | ◎ | ◯ | ◎ | − | 

-  上方修正:4枠を引いたタスティエーラ/ブレイディヴェーグは、当該重賞の過去10年で最も勝ち星が出ている“買い枠”の追い風。タスティエーラはもともと総合点首位だったが、4枠で勝ち筋がさらに太くなった。 
-  維持〜微増:ミュージアムマイル(6枠9番)/マスカレードボール(5枠7番)/ホウオウビスケッツ(5枠8番)は、外す理由がない帯。先行~好位差しが取りやすく、連圏の再現性は高い。 
-  割引:クイーンズウォーク(8枠14番)/メイショウタバル(8枠13番)は、8枠の不振データが重い。クイーンズウォークは末脚で届いても3着寄り、メイショウタバルは逃げで脚を使う分、頭固定はリスク。 
-  内の利を活かすか:コスモキュランダ(1枠1番)/ジャスティンパレス(3枠3番)/ソールオリエンス(3枠4番)は内の利でロス減+進路が噛み合えば浮上。特にソールは“前年着外→今年巻き返し”のシナリオが描きやすくなった。 
-  今回の優先順位(再確認):前走格×前走着順 > 脚質適性 > 枠順(今回上方) > 性齡・血統 > 東西 > リピーター・配当。ここに当週の最終追い(反応)と馬場の含水率、並び(先行の数)を重ねて最終判断だ。 
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