アルゼンチン共和国杯2025の過去10年のレース傾向・消しデータ

どうも、競馬口コミダービー管理人の木口順一だ。

2025年11月9日日曜はG1・アルゼンチン共和国杯。

ハンデG2の東京芝2500mは、直線だけより“早めに踏んで長く脚”が走る舞台で、平均ペース想定で内〜中枠のロス減が生きる。

例年は上位人気が強いが、相手に中穴が差し込む年もある中で今年はどうなるか。

今回は差しの持続型シュトルーヴェ、勢いあるレーベンスティール、好位で粘れるホーエリート、立て直し狙うプラダリア、地力上位ローシャムパークが鍵だろう。

隊列と馬場で優劣が揺れる分、対策次第で狙いは変わる。

そこでこの記事ではアルゼンチン共和国杯の過去10年のデータをまとめ、それぞれの消しデータ・消し条件までまとめてみた。

それぞれのデータがどう予想に使えるかまで書いてあるので、ぜひご自分の予想に役立てて欲しい。

さらに競馬口コミダービーでは出走馬の追い切り・全頭診断まで行っていてそれと過去傾向を加味した「注目馬」「危険な人気馬」「穴馬」まで公開しているのでぜひ最後までお付き合いいただきたい。

全頭診断・追切まとめはこちら

アルゼンチン共和国杯2025のAI予想はこちら

この記事でわかること
  • 過去10年の
    アルゼンチン共和国杯の
    レース傾向・データ
    (人気別成績
    前走レース別成績
    前走着順別成績
    脚質別成績
    馬場ごとのデータ
    配当傾向
    性令別成績
    関西関東の勝率
    血統傾向
    リピータースコア)
  • 過去傾向から抽出した
    消しデータ・消し条件
  • 過去傾向・データの
    予想活用方法

馬アイコンこの記事を書いたのは

執筆者画像

木口 順一

競馬歴18年の42歳。

何年か前にブログや掲示板を運営する某会社を退職。
退職後はそのノウハウと自分の長い競馬歴で何かできないか考えた末、競馬口コミダービーを設立。

安定して稼げる競馬予想サイトを探すために、ユーザーからの口コミを基に検証を続けている。

今まで検証してきた予想サイトの数は1,000サイト以上。
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現在は競馬予想家・競馬ジャーナリストとしても活躍中。
好きなレースはやっぱり日本ダービー。

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アルゼンチン共和国杯の過去10年の傾向早見表!

細かく過去の傾向を紹介していくが、アルゼンチン共和国杯のざっくりした傾向を掴むために先んじて過去10年の傾向を一言でまとめてみた。

「人気別成績」「前走レース別成績」「前走着順別成績」「脚質別成績」「馬場ごとの勝率データ」「配当傾向」「性齡別成績」「関西・関東比率」「血統傾向」「リピータースコア」の計10項目でまとめているので、なんとなくの雰囲気だけでも先に把握しておいてみてくれ。

アルゼンチン共和国杯の
傾向まとめ
  • 人気別成績:
    基本は上位人気が強く、
    特に3番人気は買いの妙味が大きい一方で、
    中位人気は勝ち切れず、
    二桁人気は滅多に勝たない。

  • 前走レース別成績:
    勝ち切りはG1直行が最有力で、
    相手は質の高いG2と3勝クラス直行が厚く、
    G3やオープン・リステッド直行は過信禁物だ。

  • 前走着順別成績:
    前走3着が最も走り、
    1着は安定して好走し、
    4〜9着は相手まで、
    10着以下は強く割り引く。

  • 脚質別成績:
    先行が勝ち切りを出しやすく、
    差しは複勝圏に入りやすく、
    追い込みは届きづらく、
    逃げは極端に苦戦する。

  • 馬場ごとのデータ:
    良なら差し優勢で上位人気が勝ちやすく、
    重に寄けば前有利で
    人気の地力がそのまま出やすい。

  • 配当傾向:
    おおむね順当だが年によっては三連系だけ大きく荒れ、
    頭は人気で相手に中穴が差し込む形が起きやすい。

  • 性齡別データ:
    4歳が最も堅実で、
    5〜6歳は相手の柱、
    7歳は頭まで届きにくく、牝や騙は連系で評価するのが現実的だ。

  • 関西関東の勝率成績:
    勝率・連対は関東がわずかに上で頭候補寄り、
    複勝は関西が僅差で上で相手の厚みを作りやすい。

  • 血統傾向:
    サンデー直系が土台で、
    近年はキングカメハメハ系の持続力が強く、
    ロベルト系は妙味、
    道悪は欧州型スタミナに追い風だ。

  • リピータースコア:
    前年好走の再挑戦が最も上げやすく、
    逃げや外枠で無理をする再挑戦はパフォーマンスを落としやすい。

それではここからは各項目のデータについて解説していく。

それぞれの成績をどう予想に活用すれば精度が上がるのかもいっしょに説明していくので、ぜひ参考にしてみて欲しい。

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そちらの記事もぜひ確認してみてほしい。

アルゼンチン共和国杯の
AI予想まとめ

【人気別成績】

アルゼンチン共和国杯の過去10年で、何番人気が上位入線しているのかをまとめてみた。

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人気帯 勝率 連対率 複勝率 平均
着順
最頻
着順
期待値スコア
〈単勝回収率〉
1番人気 40.0% 60.0% 70.0% 4.1 1着 95%
2番人気 20.0% 20.0% 30.0% 7.5 着外 87%
3番人気 20.0% 20.0% 70.0% 4.7 3着 121%
4〜6番人気 3.3% 23.3% 30.0% 7.6 着外 59%
7〜9番人気 0.0% 3.3% 6.7% 9.5 着外 0%
10番人気以下 1.4% 1.4% 2.9% 9.8 着外 51.2%

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消しデータ
  • 上位人気を軸に据えるのが基本(1〜3番人気の複勝率は70/30/70)。
    軸候補は
    シュトルーヴェ
    レーベンスティール
    ローシャムパーク
    の想定上位人気勢。

  • 3番人気の妙味は高い(複勝率70%、回収率121%)。
    “堅軸or相手本線”としてシュトルーヴェが3番人気想定なら厚く取りたい。

  • 4〜6番人気は2着が多い(連対率23.3%、勝率は3.3%)。単勝より連系で評価。相手厚めはホーエリート/プラダリア/ボルドグフーシュ

  • 7〜9番人気は分が悪い(連対率3.3%、複勝率6.7%)。
    ヒモの押さえにとどめる。
    該当しそうなのは
    ニシノレヴナント
    セレシオン
    ボーンディスウェイ
    あたり。

  • 10番人気以下は単勝回収51.2%でも勝率1.4%・複勝2.9%。
    “点の穴”で触るにしてもごく少点数。
    該当候補は
    ミステリーウェイ
    ワイドエンペラー
    ギャラクシーナイト
    メイショウブレゲ
    など。

  • 逃げ先行の評価は“人気次第で上下”。
    このレースは逃げが崩れやすい年が多いので、
    ミステリーウェイ
    ワイドエンペラー
    など逃げ濃厚馬は人気なら印を落とす、人気薄ならヒモ薄で拾う。

  • “人気を落とした実力馬”は単系よりワイド・馬連中心で。
    プラダリア
    ボルドグフーシュ
    が中位人気なら2着付けがハマりやすい。

  • 大箱二五の持続力勝負になりやすいので、瞬発力一点型より“長く脚を使える”馬を上位人気から選ぶ。
    該当は
    シュトルーヴェ
    ホーエリート

  • 穴を一点だけ狙うなら“10番人気以下×差し型”の単ワンショット。
    該当候補は末脚持続で一撃があるワイドエンペラー

【前走レース別成績】

過去10年のアルゼンチン共和国杯に出走した馬を、前走の格(クラス)別に成績を集計してみた。

※右にスクロール可能

前走レース 勝率 連対率 複勝率 勝利数 2着数 3着数 着外数
G1 30.0% 30.0% 30.0% 3 0 0 7
G2 6.0% 12.0% 16.0% 3 3 2 42
G3 0.0% 0.0% 13.3% 0 0 2 13
OP・L 2.8% 11.1% 11.1% 1 3 0 32

3勝クラス

以下

6.7% 20.0% 53.3% 1 2 5 7

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消去法まとめ
  • 3勝クラス直行は複勝率が突出(53.3%)。
    今年の登録で該当するのはハギノアルデバラン(前走:日本海S〔3勝〕)
    格上挑戦でもヒモ以上の扱いで押さえる価値が高い。

  • G1直行は勝ち切りに振れる(勝率30%)。
    ローシャムパーク(前走:宝塚記念G1)は舞台適性さえ合えば“頭”まで意識する。
    サンプルは少ないが、勝つときは強い。

  • G2直行は頭数が多いぶん“質”で選びたい(複勝16%)。
    東京長距離に直結しやすいロングスパート型を上に取る。
    該当は
    シュトルーヴェ(札幌記念G2)
    レーベンスティール(毎日王冠G2)
    ホーエリート(オールカマーG2)
    プラダリア(京都大賞典G2)
    ボルドグフーシュ(京都大賞典G2)

    連系の軸・相手本線向き。

  • G3直行は消し寄り(勝率0%、連対0%)。
    強めに評価しづらい。
    該当はサスツルギ(新潟記念G3)
    来るなら3着穴のイメージで点数は抑えめ。

  • オープン・リステッド直行は総じて分が悪い(複勝11.1%)。
    ニシノレヴナント(オクトーバーS L)
    ボーンディスウェイ(オクトーバーS L)
    ワイドエンペラー(オクトーバーS L)
    ギャラクシーナイト(オクトーバーS L)
    セレシオン(オクトーバーS L)
    スティンガーグラス(札幌日経賞L)
    ミステリーウェイ(丹頂S OP)
    マイネルカンパーナ(丹頂S OP)は、
    配当妙味はあっても“軸”には据えにくい。
    買うなら点を絞ったヒモ。

  • 3勝クラスでも東京2400mの昇級戦経由(六社S・昇仙峡S)は特に相性が良い年が続いている。
    今回は直行該当が少ないが、ワイドエンペラーのように近過去に昇仙峡S(3勝)歴のあるタイプは“微加点”材料としてメモに残す。

  • まとめると、

    勝ち切り=G1直行(ローシャムパーク)>上質G2直行(シュトルーヴェ、レーベンスティール、ホーエリート、プラダリア、ボルドグフーシュ)

    相手厚=3勝直行(ハギノアルデバラン)、消し寄り=G3直行(サスツルギ)/OP・L直行の人気馬(ニシノレヴナント他)という組み立てが合理的だ。

【前走着順別成績】

過去10年の前走での着順別に振り分け、それぞれの勝率をまとめてみた。

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前走

着順

勝率 連対率 複勝率 勝利数 2着数 3着数 着外数

勝率-

連対率

1着 12.5% 20.8% 41.7% 3 2 5 14 -8.3pt
2着 8.3% 8.3% 16.7% 1 0 1 10 0.0pt
3着 16.7% 41.7% 50.0% 2 3 1 6 -25.0pt

4~9

4.1% 11.0% 16.4% 3 5 4 61 -6.9pt

10着

以下

2.7% 2.7% 2.7% 1 0 0 36 0.0pt

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消しデータまとめ
  • 前走1着は妙味と安定のバランスが良い(複勝41.7%)。
    勢いをそのまま買う軸候補=レーベンスティール(前走・毎日王冠1着)
    スティンガーグラス(札幌日経賞1着)
    ミステリーウェイ(丹頂S1着)

  • 前走3着は最も買い(連対41.7%、複勝50.0%)。
    該当が出れば“連系の本線”に格上げ。
    該当馬がいない場合は、
    同じく“掲示板内の上がりが速い馬”を代替条件に据える。

  • 4〜9着は分布が厚くて“取りこぼしゾーン”。単系は絞り、
    連系の相手で厚く拾うのが効く。
    相手本線=ホーエリート(前走オールカマー5着)
    ワイドエンペラー(前走オクトーバーS4着)
    ハギノアルデバラン(前走日本海S4着)
    マイネルカンパーナ(前走目黒記念8着)
    ニシノレヴナント(前走丹頂S9着)
    シュトルーヴェ(前走札幌記念7着)

  • 10着以下は強い逆風(複勝2.7%)。
    プラダリア(前走京都大賞典15着)
    ボルドグフーシュ(前走京都大賞典10着)
    セレシオン(前走オクトーバーS12着)
    ギャラクシーナイト(前走七夕賞13着)
    ショウナンアデイブ(前走札幌記念16着)は、
    人気なら思い切って評価を落とす“消し寄り”。

  • ただし“前走G1の大敗”は例外処理を残す。
    G1直行は本レースで勝ち筋が太い年が多いので、
    ローシャムパーク(前走宝塚記念15着)は“凡走→人気落ち→巻き返し”の罠に注意して、
    追い切りと当週気配で最終判断にする。

【脚質別成績】

過去10年のアルゼンチン共和国杯の脚質別に成績を振り分け、まとめてみた。

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脚質 勝率 連対率 複勝率 勝率-
複勝率
勝利数 2着数 3着数 着外数
逃げ 0.0% 0.0% 0.0% 0.0pt 0 0 0 10
先行 12.5% 17.5% 22.5% -10.0pt 5 2 2 31
差し 4.9% 16.4% 27.9% -23.0pt 3 7 7 44
追込 4.2% 6.2% 10.4% -6.3pt 2 1 2 43

予想への活用方法と消しデータ

予想活用方法と
消しデータ
  • 先行が最も勝ち切っており(勝率12.5%)、
    まずは前に取りついて長く脚を使えるタイプを軸候補に置く。
    相手候補まで含めて
    ホーエリート
    プラダリア
    スティンガーグラス
    ボーンディスウェイ
    ワイドエンペラー

    前受け想定で評価を上げる。

  • 差しは勝率こそ低いが複勝率が最上位(27.9%)で、連系の“芯”になりやすい。
    ロングスパート適性が高い
    シュトルーヴェ
    レーベンスティール
    ローシャムパーク
    ボルドグフーシュ
    ニシノレヴナント
    セレシオン
    ショウナンアデイブ
    は、
    馬場が平均〜速いなら馬連・ワイドの本線に据える。

  • 追込は届きづらく、
    点数は控えめにする(複勝10.4%)。
    後方一気の形になりがちな差し馬は評価を下げ、
    ボルドグフーシュ
    ニシノレヴナント

    “後ろ過ぎない運び”が見込めるか当週の追い切りと枠順で最終チェック。

  • 逃げは10年で馬券圏内ゼロ(0-0-0-10)。
    主張して逃げる形が濃いなら原則“消し寄り”。
    その想定に最も近いのはミステリーウェイ
    展開利が強く見込める特殊馬場や隊列にならない限りは印を大きく落とす。
    ハナもありうるワイドエンペラー/ギャラクシーナイトも“逃げ想定の時だけ割引”を徹底。

  • 馬場が重〜稍重に寄いて先行有利が強まったら、
    先行勢の評価をさらに一段上げる。
    逆に速い時計の良馬場で縦長になれば、
    差しの複勝厚みを優先して手を広げる。

【枠順別成績】

過去10年のアルゼンチン共和国杯でどの枠に入った馬がどれだけの結果を挙げているかを成績でまとめてみた。

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枠順 勝率 連対率 複勝率 勝利数 2着数 3着数 着外数
1枠 0.0% 6.3% 18.8% 0 1 2 13
2枠 11.1% 22.2% 27.8% 2 2 1 13
3枠 0.0% 5.6% 11.1% 0 1 1 16
4枠 5.3% 10.5% 10.5% 1 1 0 17
5枠 15.0% 15.0% 30.0% 3 0 3 14
6枠 10.0% 15.0% 15.0% 2 1 0 17
7枠 4.2% 12.5% 20.8% 1 2 2 19
8枠 4.2% 12.5% 20.8% 1 2 2 19

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消しデータ
  • 5枠強化(ショウナンアデイブ/マイネルカンパーナ):
    当レースで最も成績が安定する枠。
    中外から被されにくく進路を取りやすいので、
    どちらも“連系の本線”に格上げだ。

  • 2枠上方修正(ローシャムパーク/サスツルギ):
    内でロスを削れる好枠。
    ローシャムパークはトップハンデでも中団で溜め→直線長く踏める配置、
    サスツルギは格上挑戦でも“内々立ち回り”で残り目が生まれる。

  • 6枠前受け追い風(ホーエリート/プラダリア):
    外過ぎず内過ぎずで好位を取りやすい。
    先行の勝ち筋を後押しし、
    どちらも“頭まで”を含めた強気の評価ができる。

  • 4枠は中庸(シュトルーヴェ/ボーンディスウェイ):
    実力通りに走りやすい。
    シュトルーヴェは中団前で早めに踏み上げる“型”が作りやすく、
    素直に上位評価だ。

  • 1枠は勝ち切り弱め(ワイドエンペラー/ギャラクシーナイト):包まれやすく仕掛けが遅れがち。
    人気なら“単系過信は禁物”、
    連系で押さえに回すのが安全だ。

  • 3枠は勝率が低いゾーン(セレシオン/ディマイザキッド):
    直線で外へ出すまでのロスが出やすい。
    差し一辺倒は“届き切らない”前提で、
    相手評価に留める。

  • 7枠の外先行は割引(ミステリーウェイ/ボーンディスウェイ):
    外からのハナ・番手は距離ロスと風圧で末が甘くなる。
    人気なら“消し寄り”、
    買うなら3列目の薄い押さえに留める。

  • 7枠の差しは“相手まで”(ボルドグフーシュ/メイショウブレゲ):
    進路は取りやすいが勝ち切り信頼は下がる。
    2・3着の受け皿としてワイド・3連系で拾う。

  • 8枠は原則マイナス(ニシノレヴナント/ハギノアルデバラン/スティンガーグラス):
    差しは位置が後ろにズレやすく、
    先行はコーナーワークが厳しい。
    スティンガーグラスは先行力でリスク軽減は可能だが“頭固定”は期待値が合いづらい。

  • “内×差し”の詰まりには注意(ローシャムパーク):
    2枠自体は加点だが、
    進路確保に手間取ると脚を余す。
    馬券は連系中心にして、
    単は抑える程度が理にかなう。

  • “内×先行”は積極策を(ホーエリート想定ライン):
    好位を取ってロスなく回れれば枠の利を最大化できる。
    馬連・ワイドの軸に向く。

  • 消し条件の最優先①=外枠からの逃げ・番手(ミステリーウェイ):
    展開利が強く見込める特殊馬場でない限り、
    単系からは外す。

  • 消し条件の最優先②=1〜3枠の人気馬の“頭”固定(ワイドエンペラー/ギャラクシーナイト/セレシオン/ディマイザキッド):
    枠の歴史的な勝ち切り弱さに逆らうメリットが小さい。
    連系での押さえに切り替える。

  • 枠での上げ下げまとめ=
    上げ:5枠>2枠≒6枠>4枠/下げ:1枠>3枠>7枠>8枠

    この順で印と券種の比重を調整し、
    頭候補は2・4・6枠の差し・先行、中位人気は5枠からの押し上げで妙味を取りにいく。

【馬場ごとのデータ】

過去10年のアルゼンチン共和国杯での馬場状態ごとに結果がどうなったかをまとめてみた。

※右にスクロール可能

馬場

状態

先行馬の
複勝率
差し馬の
複勝率
1~3番人気の
勝率

4番人気以下の
勝率

平均走破
タイム
22.2% 77.8% 77.8% 22.2% 2:31.4
稍重
66.7% 33.3% 100% 0% 2:34.0
不良

予想活用方法と消しデータ

活用方法と消しデータ
  • 基本は良馬場想定で“差し優勢”。
    差しの占有率77.8%に寄せて馬連・ワイドの芯は
    シュトルーヴェ
    レーベンスティール
    ローシャムパーク
    ボルドグフーシュ
    ニシノレヴナント
    セレシオン
    ショウナンアデイブ

  • 良馬場の勝ち馬は7/9で1〜3番人気。
    勝ち切りは上位人気に寄せる。
    頭候補は
    シュトルーヴェ
    レーベンスティール
    ローシャムパーク
    の人気順で。

  • 先行の占有は22.2%に留まる。
    良×逃げ先行は“連系で押さえ”が基本。
    ホーエリート
    プラダリア
    スティンガーグラス
    ボーンディスウェイ
    ワイドエンペラー

    相手本線止まり、
    単系はオッズと枠が噛み合った時だけ。

  • 重馬場に振れたら“前の残り目”を強化(先行占有66.7%)。
    単系の矛先は
    ホーエリート
    プラダリア
    ワイドエンペラー
    ミステリーウェイ
    ボーンディスウェイ
    スティンガーグラス
    へスライド。
    差し中心は比重を下げる。

  • 重の勝ち馬は1〜3番人気(サンプル1年)。
    道悪で上位人気の地力がそのまま出やすい。
    人気薄の単一点は無理に狙わない。

  • “消し寄り”は良×逃げ想定と、良での人気薄先行の頭固定。
    該当はミステリーウェイ/ワイドエンペラーが外枠でハナ主張時、
    ギャラクシーナイトの真っ向逃げ想定時。

  • 平均勝ち時計は良2:31.4。
    時計が速い良なら“直線ロングスパート”がより強調されるので、
    長く脚を使えるタイプ(シュトルーヴェ/ホーエリート)を上に取る。
    重に寄けば持久力+先行策を優先する。

【配当傾向と配当バランス指数】

過去10年の馬券の払い戻しと、3連単と単勝の差を指数化してどれだけ荒れやすいかを数値から考えてみた。

※右にスクロール可能

年度 3連単 3連複 馬単 馬連 単勝
2024 231,270円 25,070円 19,000円 6,660円 3,530円
2023 3,650円 / 5,600円* 990円 / 1,790円* 1,640円 1,170円 240円
2022 85,070円 14,590円 15,430円 7,010円 1,770円
2021 10,930円 2,640円 2,060円 1,420円 300円
2020 202,520円 48,220円 9,590円 6,680円 530円
2019 23,070円 3,070円 5,590円 3,120円 480円
2018 49,460円 13,560円 1,910円 910円 480円
2017 12,060円 3,020円 2,250円 1,840円 200円
2016 8,290円 1,690円 2,140円 1,110円 390円
2015 14,570円 3,990円 2,150円 1,460円 210円

*2023年は3着同着のため、3連複・3連単が2本立て。

年度 配当バランス指数
((3連単÷単勝配当)×100)
2024 6,551.6
2023 1,520.8 / 2,333.3
2022 4,806.2
2021 3,643.3
2020 38,211.3
2019 4,806.2
2018 10,304.2
2017 6,030.0
2016 2,125.6
2015 6,938.1

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消しデータ
  • 指数が低い年型(〜3,000前後=超順当)は“単勝が強い=上位人気決着”。
    今年の想定上位からシュトルーヴェ/レーベンスティール/ローシャムパークを頭の軸。
    馬連・ワイドの厚め配分で取りにいく。

  • 指数が中庸(3,000〜7,000)は“上位1頭+相手分散”が効く。
    頭はシュトルーヴェ固定→相手にホーエリート/プラダリア/ボルドグフーシュ/レーベンスティールで馬連・3連複の本線を太く。

  • 指数が高い年型(1万超=波乱寄り)は“頭は上位人気、2・3列目に中穴”。

    2020のように単勝は堅いのに3連系だけ跳ねるケースを想定し、頭はシュトルーヴェ/レーベンスティール/ローシャムパーク固定、

    2・3列目に差し・先行の中穴ニシノレヴナント/セレシオン/ボーンディスウェイ/ワイドエンペラー/ミステリーウェイ/マイネルカンパーナを厚めに散らす。

  • 良馬場で“順当寄り”の出目(指数が下振れしやすい)なら、3連単は点数を絞る。
    3列目は“決め手不足の逃げ・外枠先行”を広げすぎない。
    該当の“消し寄り”はミステリーウェイ/ワイドエンペラー/ギャラクシーナイトが外枠からハナ主張の形。

  • 道悪や縦長ペースで“荒れ寄り”のサイン(指数が上振れしやすい)なら、2・3列目にスタミナ型を加重。
    スティンガーグラス/プラダリア/ボーンディスウェイを3着欄まで厚く、人気薄でも拾う。

  • “G3直行の人気馬”は配当妙味を削る割に指数を押し上げづらいので過信しない。
    サスツルギは来ても押さえの評価にとどめ、頭固定は避ける。

  • 同着・写真判定が増える年は指数が下がりやすい(2023)。複勝・ワイドの厚みで取り切る形に寄せ、ホーエリート/ボルドグフーシュのような堅実タイプを絡めて取りこぼしを防ぐ。

  • 上位人気が1〜3着を独占しそうな隊列予想なら単勝・馬連回りを厚く、3連単は“1点〜3点”の勝負型に縮める。
    対して波乱シグナルが出たら、3連複の“1頭軸+穴多点”に切り替える。

【性齢別成績】

過去10年のアルゼンチン共和国杯の性別・年齢別の成績をまとめてみた。

※右にスクロール可能

性別 勝率 連対率 複勝率 勝利数 2着数 3着数 着外数
牡馬 6.8% 13.5% 18.2% 10 10 7 121
牝馬 0.0% 0.0% 25.0% 0 0 1 3
騙馬 0.0% 0.0% 42.9% 0 0 3 4
年齢 勝率 連対率 複勝率 勝利数 2着数 3着数 着外数
4歳 14.7% 23.5% 35.3% 5 3 4 22
5歳 1.9% 7.5% 15.1% 1 3 4 45
6歳 3.0% 9.1% 12.1% 1 2 1 29
7歳 0.0% 11.1% 11.1% 0 2 0 16
8歳 7.7% 7.7% 7.7% 1 0 0 12

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消しデータ
  • まずは4歳が軸だ。
    率が一段抜けており、今年の4歳はスティンガーグラス/ディマイザキッド、さらに牝4のホーエリートも該当。
    頭候補は牡4の前受け〜ロングスパート型、相手厚は牝4を含む形で良い。

  • 5歳は勝率が落ちる(1.9%)ので、頭固定は慎重。
    とはいえ地力次第で“連系の芯”にはなる。
    該当はレーベンスティール/サスツルギ(セ)/マイネルカンパーナ/ニシノレヴナント(セ)
    頭固定は人気や枠、当週の気配がよほど噛み合う時だけ。

  • 6歳は複勝12.1%と厚みはないが、持続力で拾える層。
    該当は
    シュトルーヴェ(セ)/プラダリア/ボルドグフーシュ/セレシオン/ショウナンアデイブ/メイショウブレゲ/ボーンディスウェイ

    3連系の2・3列目に置く想定がフィットする。

  • 7歳の勝率0%は“頭の消し条件”に近い。
    該当は
    ワイドエンペラー(牡7)/ミステリーウェイ(セ7)

    両馬とも展開ハマりで3着はあるが、基本は連系の押さえ止まり。

  • 8歳でも勝ち筋はゼロではない(昨年のハヤヤッコ)。ただし出走頭数が少なくリスクは高い。今年の登録に8歳の該当が見当たらないので“例外ケア”に留める。

  • 騙馬は“勝ち切りゼロ/複勝は高め(42.9%)”という輪郭。
    シュトルーヴェ/ニシノレヴナント/ミステリーウェイ/サスツルギ
    単系より連系
    で効かせるのが合理的。特にシュトルーヴェ(セ6)は地力が高く、馬連・ワイドの軸相手として価値がある。

  • 牝馬は馬券圏がわずか1例(昨年3着タイセイフェリーク)。ホーエリート(牝4)は“年齢の追い風”はあるが“性別の逆風”が残る。
    頭固定は避け、相手本線〜ヒモ厚めが無難だ。

  • まとめると、軸=4歳中心(スティンガーグラス/ディマイザキッド)+実力上位(レーベンスティール/シュトルーヴェ)
    妙味=5〜6歳の差し・先行の中位人気(プラダリア/ボルドグフーシュ/セレシオン)、消し寄り=7歳の頭固定(ワイドエンペラー/ミステリーウェイ)、牝馬の単系厚張り(ホーエリート)という組み立てになる。

【所属別成績と成績比率】

過去10年のアルゼンチン共和国杯における、関東馬(美浦所属)と関西馬(栗東所属)の成績をまとめて、どちらが優勢かに関してもわかるようにしてみた。

※右にスクロール可能

所属 勝率 連対率 複勝率 勝利数 2着数 3着数 着外数
関西馬 5.7% 11.5% 19.5% 5 5 7 70
関東馬 6.8% 13.5% 18.9% 5 5 4 60
指標 比率
(関西馬 ÷
関東馬)
関西馬 関東馬
勝率 0.84 5.7% 6.8%
連対率 0.85 11.5% 13.5%
複勝率 1.03 19.5% 18.9%

予想への活用方法と消しデータ

活用方法
消しデータまとめ
  • トップを当てにいくなら“関東やや上”(勝率・連対率で関東が上)。
    頭候補は関東のシュトルーヴェ(美浦)/レーベンスティール(美浦)/ローシャムパーク(美浦)

  • 連系の厚みは“関西が僅差で優位”(複勝率は関西が上)。
    相手本線は関西のプラダリア(栗東)/ボルドグフーシュ(栗東)/ショウナンアデイブ(栗東)/セレシオン(栗東)あたりを軸頭の相手に多めに配る。

  • 先行型で持続力が売りの関西勢は、複勝厚めの傾向と相性が良い。良〜平均馬場での相手固めはプラダリア/ワイドエンペラー(栗東)/ボーンディスウェイ(美浦だが前受け可)を重視。

  • 差しの関東勢は“頭寄り・相手厚”の両睨み。
    直線で長く脚を使えるシュトルーヴェ/レーベンスティール/ローシャムパークを頭固定パターンと相手厚パターンの両方で設計し、馬場と枠で最終配分を調整。

  • “消し寄り”は関東・関西の別よりも人気×脚質×枠の合成条件で判断。
    逃げ切り難いレース特性を踏まえ、外枠からハナ主張のミステリーウェイ(栗東)/ワイドエンペラー(栗東)/ギャラクシーナイト(美浦)は、頭固定や2列目厚配分を避けて3列目薄く。

  • 関東の複勝率が関西よりわずかに低い点は、人気の関東勢を“単系で過信しすぎない”サインにもなる。
    人気を背負うレーベンスティール/ローシャムパークは単勝厚張り一辺倒を避け、馬連・ワイドの本線で取りこぼしを拾う。

  • 逆に関西の勝率・連対率は関東に劣るので、“頭固定の相方に据える”運用が効く。
    プラダリア/ボルドグフーシュ/ショウナンアデイブ/セレシオンを2列目中心に置き、荒れ寄りの隊列では3列目にメイショウブレゲ(栗東)/ハギノアルデバラン(栗東)も薄く拾う。

  • 未確定人気で妙味が出るのは“関西×中位人気×複勝厚め”の組み合わせ。
    想定オッズ次第でプラダリア/セレシオン/ショウナンアデイブのワイド厚めを検討。

  • 所属の枠を超えた例外枠として、牝4のホーエリート(美浦)は“年齢の追い風+関東の頭寄り傾向”で相手本線。
    単系厚張りは避け、連系で利益を取りにいく。

  • 所属整理メモ(関東=美浦):
    ギャラクシーナイト/サスツルギ/シュトルーヴェ/スティンガーグラス/ディマイザキッド/ニシノレヴナント/ホーエリート/ボーンディスウェイ/マイネルカンパーナ/レーベンスティール/ローシャムパーク

    所属整理メモ(関西=栗東):ハギノアルデバラン/プラダリア/ボルドグフーシュ/ショウナンアデイブ/ミステリーウェイ/メイショウブレゲ/セレシオン/ワイドエンペラー

【血統別傾向成績】

過去10年のアルゼンチン共和国杯における主な父系統別の成績をまとめてみた。

※右にスクロール可能

血統傾向 勝利数 連対数 複勝数 特記事項
サンデーサイレンス直系 6 10 16

内訳:ステイ/オルフェ3勝、

ハーツ2勝、

ディープ1勝。

ロングスパート寄りの持続型が強い。

キングカメハメハ系

(キングマンボ系:

キングカメハメハ/

ルーラー/

ロードカナロア/

ミッキーロケット)

2 4 8

2024は1〜3着を独占。

近年は“持続+底力”で上振れが目立つ。

ロベルト系

(スクリーンヒーロー系)

1 3 5

2015年勝利、

2021年は2・3着。

差しの底力で食い込む年がある。

モンズーン系

(ノヴェリスト)

1 2 2

2022年勝利。

道悪や消耗戦で浮上しやすいスタミナ型。

その他ミスプロ

(ウッドマン系=

アドマイヤドン等)

0 1 1

サンプルは薄い

(2016年アルバートの2着のみ)。

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消しデータ
  • キングカメハメハ系を厚く:シュトルーヴェ(父キングカメハメハ)/ホーエリート(父ルーラーシップ)/ワイドエンペラー(父ルーラーシップ)は系統追い風。
    良馬場で“持続の上がり”想定なら軸か相手本線で比重を上げる。

  • サンデー直系は量も質も柱:
    中でもセレシオン(父ハーツ)/メイショウブレゲ(父ゴールドシップ=ステイ系)/レーベンスティール(父リアルスティール)は“持続型”の運びができれば取りこぼしが少ない。

  • ロベルト系は妙味源:ボルドグフーシュ(父スクリーンヒーロー)は連対・複勝の厚みが後押し。
    頭固定より2・3列目厚配分。

  • ディープ系は“瞬発一点型”を過信しない:
    プラダリア/ショウナンアデイブは直線勝負一辺倒になると割引。
    枠と流れが噛み合う時に頭まで、基本は相手本線。

  • 欧州持久型の例外上げ:
    道悪や消耗戦を示唆する馬場なら、モンズーン系の実績を踏まえ“タフ寄り血統”を一段加点。

  • “消し寄り”は血統×展開の合成条件で出す:
    短距離色が濃いニシノレヴナント(父ネロ=ヨハネスブルグ系)は距離持久戦で頭固定は避ける。
    人気先行の
    先行一辺倒×外枠
    は歴史的に分が悪く、系統にかかわらず3列目薄化。

【リピータースコア】

過去10年のリピータースコアをまとめた。

※右にスクロール可能

馬名 出走年・着順

出走

回数

3着内

回数

最高

着順

リピーター

スコア

メモ
オーソリティ

2020=1着/

2021=1着

2 2 1 10 連覇(2年連続V)
ムイトオブリガード

2018=2着/

2019=1着

2 2 1 8

前年2着→

翌年優勝の昇格パターン

マイネルウィルトス

2021=2着/

2023=2着

2 2 2 6

2年またぎで

連続連対

タイセイトレイル

2019=2着/

2020=5着

2 1 2 3

まず連対→

翌年は掲示板外

ハーツイストワール

2022=2着/

2023=6着

2 1 2 3

まず連対→

翌年は6着

アフリカンゴールド

2019=3着/

2023=8着

2 1 3 2

3着→

翌年は逃げ残せず

マコトガラハッド

2018=3着/

2019=13着

2 1 3 2

3着→

翌年は二桁着順

アイスバブル

2018=10着/

2019=11着/

2020=12着/

2021=10着

4 0 0

4年連続で圏外

(“負のリピート”例)

ルックトゥワイス

2018=4着/

2019=4着

2 0 0

連続4着で

好走止まり

ウインテンダネス

2018=4着/

2019=10着

2 0 0

初年掲示板→

翌年ダウン

予想への活用方法と消しデータ

予想の活用法
消しデータまとめ
  • リピーターの真価は「前年好走→翌年上げる」か「連覇級の適性がある」かだ。
    ムイトオブリガード(2→1)とオーソリティ(1→1)は典型例。
    よって“前年掲示板〜上がり優秀”の再出走は素直に加点する。

  • 今年の登録で“当該レース再挑戦”に当たるのはセレシオン(昨年6着)メイショウブレゲ(昨年7着)だ。
    どちらも昨年は掲示板圏内に近い内容。
    内〜中枠でロスが減れば上積みが見込みやすく、3連系の2・3列目で評価を上げる。

  • “前年二桁着順からの巻き返し”は例が少なく、アイスバブルのように負のリピートに陥るケースもある。
    よって今年もし昨年の二桁着順タイプが人気を集めるなら頭固定は避け、印を薄めにする(今年の登録では該当薄)。

  • “リピートでの頭候補”は、前年すでに連対しているか、昨年の上がり指標が速い先行〜差しに限る。
    そうでない再挑戦は頭より“連系の相手本線”が現実的。
    セレシオン/メイショウブレゲはこの扱いが妥当だ。

  • 今年の多数は当該レース初出走だが、それ自体は減点材料ではない。
    初出走勢はこれまで積み上げた“人気×枠×脚質”テーブルで取捨する。
    勝ち切りは上位人気寄り、連系は差し厚めというコース傾向に合わせ、シュトルーヴェ/レーベンスティール/ローシャムパークを頭候補、ホーエリート/プラダリア/ボルドグフーシュを相手厚に据える構図が組みやすい。

  • “消し寄り”は、リピーターかどうかよりも外枠×逃げ=歴史的に脆いという合成条件。
    逃げ主張で外を引いた場合のミステリーウェイ/ワイドエンペラーは、人気なら評価を落として3列目の薄い扱いにとどめる。

  • まとめると、再挑戦組はセレシオン>メイショウブレゲの順に相手厚、頭は初出走の実力上位で組むのが現実解だ。

傾向まとめ

これで過去傾向に関してはすべて紹介したことになる。

どうしてもボリュームがあるので、おさらいがてら傾向を一言でまとめたものを貼っておくので再確認してみてくれ。

アルゼンチン共和国杯の
傾向まとめ
  • 人気別成績:
    基本は上位人気が強く、
    特に3番人気は買いの妙味が大きい一方で、
    中位人気は勝ち切れず、
    二桁人気は滅多に勝たない。

  • 前走レース別成績:
    勝ち切りはG1直行が最有力で、
    相手は質の高いG2と3勝クラス直行が厚く、
    G3やオープン・リステッド直行は過信禁物だ。

  • 前走着順別成績:
    前走3着が最も走り、
    1着は安定して好走し、
    4〜9着は相手まで、
    10着以下は強く割り引く。

  • 脚質別成績:
    先行が勝ち切りを出しやすく、
    差しは複勝圏に入りやすく、
    追い込みは届きづらく、
    逃げは極端に苦戦する。

  • 馬場ごとのデータ:
    良なら差し優勢で上位人気が勝ちやすく、
    重に寄けば前有利で
    人気の地力がそのまま出やすい。

  • 配当傾向:
    おおむね順当だが年によっては三連系だけ大きく荒れ、
    頭は人気で相手に中穴が差し込む形が起きやすい。

  • 性齡別データ:
    4歳が最も堅実で、
    5〜6歳は相手の柱、
    7歳は頭まで届きにくく、牝や騙は連系で評価するのが現実的だ。

  • 関西関東の勝率成績:
    勝率・連対は関東がわずかに上で頭候補寄り、
    複勝は関西が僅差で上で相手の厚みを作りやすい。

  • 血統傾向:
    サンデー直系が土台で、
    近年はキングカメハメハ系の持続力が強く、
    ロベルト系は妙味、
    道悪は欧州型スタミナに追い風だ。

  • リピータースコア:
    前年好走の再挑戦が最も上げやすく、
    逃げや外枠で無理をする再挑戦はパフォーマンスを落としやすい。

基本的な予想の活用方法に関してはこれで完璧。

ただこれだけだとそれぞれのデータが独立していて、全部の傾向をあわせて考えたときに今回の登録馬の中で結局どの馬が有利なのか不利なのかがわからないだろう。

そこでさらにここから過去傾向や消しデータを用いて、データ的にどの馬が有利なのかをランキング化していくことにする。

過去傾向・消しデータが影響しそうな馬ランキング

ここまでまとめてきたい過去傾向や消しデータを利用して、登録馬の中で特にデータ上有利な馬をランキング化してみた。

以下の表に、2025年アルゼンチン共和国杯の登録馬全頭を各評価項目ごとに独自指標で採点し、総合得点の高い順に並べた【評価テーブル】を示す。

また、テーブル後には今回予想で重視したポイントの優先順位とバランスについて解説する。

各項目のまとめ
  • 人気 – 人気別成績(想定人気を考慮)

  • 前走R – 前走レース別成績(臨戦過程のレース傾向)

  • 前走着 – 前走着順別成績(直前の着順傾向)

  • 脚質 – 脚質別成績(展開適性)

  • 枠順 – 枠順別成績(枠順確定後の有利不利)
  • 馬場 – 馬場適性(想定馬場への適性)

  • 配当 – 配当傾向(想定人気に絡む期待値)

  • 性齢 – 性齢データ(全馬3歳牡馬につき横並び)

  • 所属 – 関西・関東所属(調教拠点の傾向)

  • 血統 – 血統傾向(父系中心の分析)

  • リピータ – リピータースコア(該当なしのため全馬横並び)

※前走レース格×2、前走着順×2、脚質×1.5、枠順×1.5、馬場×1.5、血統×1.5、人気×1、性齡×1、所属×0.5、配当型×0.5、リピーター×0.5
※右にスクロール可能

馬名 合計点数 人気別成績 前走レース別成績 前走着順別成績 脚質別成績 枠順成績 馬場ごとのデータ 配当傾向 性齡別データ 関西関東の勝率成績 血統傾向 リピータースコア
ホーエリート 29.5
シュトルーヴェ 25.5
スティンガーグラス 24.5
プラダリア 24.0
ローシャムパーク 22.5
マイネルカンパーナ 21.0
ディマイザキッド 20.5
ボーンディスウェイ 18.5
ショウナンアデイブ 17.0
ボルドグフーシュ 15.5
メイショウブレゲ 13.5
ニシノレヴナント 13.5
ハギノアルデバラン 13.0
ワイドエンペラー 10.5
サスツルギ 9.5
ギャラクシーナイト 8.5
セレシオン 8.0
ミステリーウェイ 1.0

見解
  1. 5枠のショウナンアデイブ/マイネルカンパーナが押し上がった。
    中盤で外圧を受けにくく、
    直線のコース取りが安定する枠だからだ。
    勝ち切り信頼までは強調しないが、
    連系の“芯”としては扱いやすい。

  2. 2枠を得たローシャムパークはトップハンデでも“内で溜め→直線で長く踏む”絵が描きやすく、
    マイナスだった前走着順をある程度相殺できた。

  3. 6枠のホーエリート/プラダリアは“前を取りやすく外を回し過ぎない”好配置で、
    先行の勝ち筋に寄せやすい。
    総合点のトップはホーエリートでブレは少ない。

  4. 8枠は総じてマイナス。
    ただしスティンガーグラスは先行力でリスクを軽減でき、
    総合点は上位圏に残した。
    ニシノレヴナントは大外差しで“届き切らない”側に振れやすい。

  5. 1枠は勝ち切り弱め。
    ワイドエンペラー/ギャラクシーナイトは包まれるリスクが増し、
    “相手の押さえ”までが現実的だ。

  6. 7枠は外先行が厳しく、
    ミステリーウェイは相対的に大幅減点。
    差しのボルドグフーシュ/メイショウブレゲは“2・3着ゾーン”狙いのままに据える。

結論として、枠順の影響でホーエリートの総合1位がより確度を増し、シュトルーヴェ/プラダリア/スティンガーグラス/ローシャムパークがそれに続く隊形だろう。

あとは当週の気配で微調整して、頭固定か連軸かを決めにいく。

アルゼンチン共和国杯
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