セントウルステークス2025の追切と全頭診断!SS~Cで調教評価

どうも、競馬口コミダービー管理人の木口順一だ。

2025年9月7日日曜はG2・セントウルステークス。

開幕週の電撃戦に、顔ぶれがそろった。

速さだけで押し切る馬、最後の一歩で差し切る馬、斤量の利で食い込む3歳まで、勝ち筋がいくつも見えるからこそ面白いし、同時に油断が効かないレースだ。

大事なのは、人気に寄りかかるだけでも、穴に振り切るだけでもなく、データを見た上でリスクを極限まで減らしつつ馬券戦略を練り上げることだろう。

そこでこの記事では出走馬の追切をまとめ、全頭診断を敢行。

さらに別の記事でまとめている過去10年の傾向も踏まえ、今の「注目馬」「危険な人気馬」「穴馬」までまとめたのでぜひ最後までお付き合いいただきたい。

過去10年の傾向まとめはこちら

セントウルステークス2025のAI予想はこちら

この記事でわかること
  • 出走馬と騎手の
    総合評価&ランク評価
  • 追切情報と
    ランク評価
  • 過去傾向を踏まえた
    「注目馬」「危険な人気馬」
    「穴馬一覧」
  • ペース予測
    展開予想

馬アイコンこの記事を書いたのは

執筆者画像

木口 順一

競馬歴18年の42歳。

何年か前にブログや掲示板を運営する某会社を退職。
退職後はそのノウハウと自分の長い競馬歴で何かできないか考えた末、競馬口コミダービーを設立。

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今まで検証してきた予想サイトの数は1,000サイト以上。
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現在は競馬予想家・競馬ジャーナリストとしても活躍中。
好きなレースはやっぱり日本ダービー。

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セントウルステークスの全頭診断

セントウルステークスの枠順が確定。

そこで過去の傾向や、現在の馬のポテンシャル・調子に枠順の有利不利を踏まえて全頭診断を敢行。

10項目で診断し、それぞれ100点満点の合計1000点で一覧にしていく。

その項目がこちら。

診断項目
  • 基本情報
    (実績・枠順)
  • コース・距離適性
  • 馬場適性
  • 脚質
  • 近走の状態
  • 騎手・調教師
  • 血統
  • 馬体診断
  • 調教内容
  • 想定人気オッズ

1度点数ランキングを公開したあと、その点数の内訳・詳細に関しても記していく。

気になる馬がいればそれも確認してみてくれ。

全頭診断一覧はこちらだ。

※右にスクロール可能

馬名

合計点

(1000点満点)

一言コメント

基礎情報

(100点)

コース適性

(100)

馬場適性

(100)

脚質

(100)

近走

(100)

騎手

調教師

(100)

血統

(100)

馬体

(100)

調教

(100)

人気オッズ

(100)

トウシンマカオ 915 昨年覇者で実績断然 96 95 92 90 87 85 90 90 90 100
ママコチャ 910 スプリントGⅠ馬の威容 95 94 90 88 90 90 80 92 95 96
ヨシノイースター 876 夏充実の古豪伏兵 84 91 95 95 95 80 70 88 93 85
カンチェンジュンガ 845 GⅢ勝ちも1200未知数 90 85 88 85 75 92 85 85 80 80
カルチャーデイ 829 伸び盛りの4歳牝馬 82 84 82 80 80 83 92 80 82 84
アブキールベイ 815 良血3歳で侮れない 81 89 85 87 78 70 84 82 84 75
ショウナンザナドゥ 775 3歳初スプリント挑戦 85 81 80 78 75 80 68 78 80 70
エコロジーク 766 森厩舎の一発秘める 83 80 79 75 78 65 72 81 85 68
ワンダーキサラ 763 夏に台頭の上がり馬 70 82 84 84 84 55 75 86 78 65
ジャスティンスカイ 762 距離短縮で新味模索 75 78 83 82 82 75 60 84 80 63
テイエムスパーダ 761 直千巧者もコーナー課題 78 70 70 68 80 80 80 80 80 60
ティニア 728 距離短縮で一変なるか 76 75 78 75 80 70 58 79 87 50
ウイングレイテスト 722 8歳でも侮れない一発 80 75 80 80 68 72 65 75 79 48
モズメイメイ 719 直線競馬巧者も疑問符 75 70 70 68 75 65 78 78 83 45
レッドアヴァンティ 690 オープン上がりで壁高い 75 77 81 75 60 55 75 76 76 40
グランテスト 683 格下感否めず苦戦必至 74 73 75 68 65 68 60 70 75 55

実績と総合力では頭一つ抜けている。昨年のセントウルS優勝馬で連覇を狙う立場だ。父ビッグアーサー譲りの爆発的なスピードを持ち、ここまで重賞5勝を積み重ねてきた実力はメンバー随一。前走の高松宮記念では4着と健闘しており、6歳になっても衰えは感じられない。今回の阪神芝1200mコースとの相性も悪くなく、昨年この舞台で勝っている点は心強い。脚質は好位差しで展開に左右されにくく、終いの伸びも確かだ。雨の影響が残る馬場でも坂路調教では軽快な動きを見せており、状態面も不安はない。トップハンデ58㎏を背負うが、それでも人気は堂々の1番で信頼は厚いだろう。総合力で他馬をねじ伏せてもおかしくない大本命だ。

昨年のスプリンターズSを制した現役スプリント王者。その実績とスピード能力はここでもトップクラスだ。約半年ぶりの実戦となるが、最終追い切りの動きは鋭く仕上がりは上々。ウマニティの調教評価でも首位評価を獲得するほどだった。阪神1200mは初経験だが、中山1200mでGⅠを勝っているように急坂コースは問題なく対応できるはず。先行して押し切る競馬が板についており、今回も内めの枠(2枠3番)を活かしてスムーズに先行できそうだ。父クロフネ×母父キングカメハメハの血統は短距離向きではない印象だが、この馬自身はスピードの持続力が高く短距離への適性を証明してきた。実績面から斤量56㎏も許容範囲。休み明けでも仕上がり良好なら好勝負必至だ。

7歳の伏兵だが、この夏の充実ぶりは見逃せない。春にリステッドの春雷Sを勝利し、前走の北九州記念では重賞初制覇こそ逃したものの2着に健闘した。タフな58㎏を背負って外枠から粘った内容は価値がある。末脚勝負に活路を見出すタイプで、展開がはまれば一気に突っ込んでくる怖さがある。父ルーラーシップ×母父ゼンノロブロイで本来は中距離志向の血統だが、短距離戦で揉まれて力を付けた異色の存在。近走のハイペース慣れもあってか阪神の急坂も苦にしない走りを見せており、今回も直線で最速上がりを叩き出すシーンがあっても驚けない。調教でも好時計をマークし状態は良く、ウマニティの調教診断でも高評価の2番手につけた。人気もじわじわ上昇中で侮れない夏の上がり馬だ。

今年の阪急杯を制した実力馬で、勢いある6歳牡馬だ。勝ち鞍の阪急杯は芝1400m戦で、1400巧者として知られる。ただ、今回は自身初となる芝1200mへの対応が鍵となる。父ビッグアーサー×母父ノヴェリストという血統でスピードとスタミナのハイブリッド型だ。実際これまでマイル戦でも善戦しており、距離短縮がプラスに働く可能性もある。課題はやはりレースの流れに乗れるかどうか。折り合いに難しい面がなく自分のリズムで脚を溜められれば、直線で持ち前の豪快な末脚を繰り出せるはずだ。鞍上はリーディングトップの川田将雅騎手で、不安材料の克服に腕利きが揃った形。前走の京王杯SCは伸びを欠いたが、決して状態が悪かったわけではなく展開の問題だろう。調整過程でも大きな問題はなく、この馬本来の力を発揮できれば上位争いに加わってきそうだ。

2023年のファンタジーS(GⅢ)を制した実績を持つ4歳牝馬だ。父ファインニードル×母父マイネルラヴという血統はスプリント適性抜群で、実際2歳時からスピードの片鱗を見せていた。3歳春以降はクラシック路線を歩まず短距離路線に専念し、オープン入り後も堅実な走りを続けている。先行力と勝負根性が持ち味で、位置取り次第では粘り込む可能性も十分だ。阪神芝1200mも経験済みで、前々走の米子城S(OP)では古馬相手に勝利して勢いに乗る。馬場状態も問わず走れるタイプで開幕週の速い馬場にも対応可能だろう。まだキャリア浅い分伸びしろもあり、勢いのある坂井騎手とのコンビも魅力。総合点はやや見劣るが、相対評価では中位以上につけており、展開ひとつで馬券内進出があってもおかしくない一頭だ。

3歳世代から送り込まれる良血スプリンター。父はスプリントGⅠ馬ファインニードル、母系はゴドルフィンゆかりの欧州血統で、その名の通り“アブキール湾”にちなむ海外色の強い血統を持つ。今年5月の葵ステークス(Listed)では同世代相手に完勝し、古馬への挑戦権を得た。前走の北九州記念では結果を残せなかったものの、経験を積んだ今回は巻き返しが期待できる。53㎏の軽量は大きなアドバンテージで、先行力もあるため展開面の恩恵も受けやすい。問題は初コンビとなる吉村誠之助騎手(地方所属)の手綱さばきだが、地元で鍛えたダッシュ力を引き出せれば面白い存在。調教では短い間隔ながら動きは良く、調子は維持している様子。未知の魅力が詰まったこの馬が古馬の壁を突き破る可能性も十分にあるだろう。

今年のフィリーズレビュー(GⅡ)を制した3歳スピード牝馬だ。前走の桜花賞は見せ場なく敗れたが、距離適性を考え思い切って短距離路線に舵を切ってきた。父キズナ×母父Pulpitという配合から本来はマイル寄りの血統だが、自身は馬体重450kg台と軽くスピードの乗りも良い。初の1200mとなる今回は未知数な部分が大きいが、開幕週の馬場と51㎏の軽量を考えれば侮れない。先行も差しもできる器用さがあり、池添騎手との新コンビでどう立ち回るか注目。調教では初の短距離仕様に合わせてスピード強化を図っており、最終追いでも鋭い反応を見せた。馬場が多少渋っても母系に米国血統を持つので苦にしないだろう。総合評価では古馬に一歩譲るものの、年長馬に勢いがないなら一角崩しのシーンも十分あり得る。

栗東・森秀行厩舎が送り込むダークホース的存在。米国産まれの父トワイニングキャンディ(Twirling Candy)譲りでパワー型のスプリンターだ。重賞実績こそないが、3歳春から海外遠征も辞さない森流ローテで鍛えられてきた。前走は条件戦で勝ち切れなかったものの、素質の高さは関係者からも評価されている。今回抜擢された田口貫太騎手は新人ながら追い切りでしっかり感触を掴んでおり、思い切った騎乗で一発を狙う構えだ。阪神1200mも問題なくこなせるスピードはあり、展開がハマれば大駆けの可能性も秘めている。総合点では中堅どころだが、人気以上の警戒が必要な存在。馬名の由来は「Ecology(エコロジー)」だが、その走りは一発破壊力を秘めたものになるかもしれない。

今年の夏にグングン頭角を現した6歳牝馬。“夏の上がり馬”という言葉がまさに当てはまる存在だ。中1週という厳しいローテーションだが、前走で自己ベストの走破時計を記録するなど勢いは本物。父ザファクター譲りのダッシュ力が武器で、ここでも展開を握る一頭になりそうだ。初の重賞挑戦となるが、石橋守調教師は「コースも問題ないし衰えも感じない」と状態面に太鼓判を押している。実際、最終追い切りは控えめだったものの疲労は見られず良好な気配だ。ただし、鞍上の太宰騎手は久々の重賞騎乗であり、そのあたりが総合点の伸びをやや欠いた要因。直線勝負になれば末脚の切れで見劣るかもしれないが、開幕週の前残り馬場で粘り込みの目は十分ある。勢いを武器に格上相手へどこまで通用するか注目だ。

距離短縮で新境地を狙う6歳牡馬。父キタサンブラック×母父Numerousという血統背景から当初は中長距離で期待されたが、レースで集中力を欠くため徐々に距離を詰め、ついにスプリント戦に活路を見出した異色の経歴を持つ。今年6月のモルガナイトステークス(OP)では初の1200m戦で快勝し、馬のリズムに合った距離が判明した。友道調教師も「59㎏でも問題なかった。短い方が集中できる」と手応えを掴んでいる。前走のCBC賞は結果が出なかったものの、外枠を引いていいポジションを取れたレース内容には収穫があったようだ。今回は調教でも折り合い重視のメニューで、心身のバランスがさらに良化。胴長の体型で一見スプリンターらしくないが、意外性は十分だ。総合評価は僅差で及ばずとも、展開次第では台頭可能な存在だろう。

異色の直千巧者。昨年まで新潟直線1000mで抜群の適性を見せ、韋駄天S勝利やアイビスSD2着などの実績を残している。一昨年のCBC賞では3歳にして驚異的レコード勝ちも果たした快速馬だ。しかしコーナー4つの1200mでは直線競馬ほど簡単にはいかない。昨年のセントウルSは勝利したものの、他力本願な展開がハマった印象もあり今回は過信禁物だ。阪神の坂やコーナーワークに若干の不安があり、総合点でもそのあたりを減点している。とはいえ近走の充実ぶりも事実で、前走アイビスSDでは1番人気に推され期待に応えて連対している。脚質はハナを切って逃げる形がベストなだけに、同型との兼ね合いと展開が鍵だ。良馬場でこそのタイプだけに雨の影響が残ると割引きたい。実績は上位だが今回は相手も揃っており、展開の助けが欲しい一戦と言える。

クラシックでは結果を残せなかったが、ここ3戦で短距離適性が開花しつつある5歳牡馬。父フランケル×母父ジャイアンツコーズウェイという血統から元々期待値は高かったが、気性的な問題で長距離戦では力を発揮できなかった。距離短縮の策がハマり、前走まで条件戦を連勝してオープン入り。今回は一気の重賞挑戦となる。総合点は下位だが、これは単に実績不足による評価であり、一変の可能性も秘めている。池江泰寿調教師の管理馬らしく馬体の仕上がりは良く、調教でも鋭い動きを見せた。半面、騎乗する高杉騎手は重賞経験が浅く、その点が評価を上げきれなかった理由だ。重賞の壁に挑む立場で人気も低いが、展開が紛れれば突っ込んで来るシーンもゼロではない。未知の魅力に期待したい一頭だ。

昨秋のスワンS(GⅡ)で波乱を演出した8歳馬。その後もマイルCSや高松宮記念など格上挑戦を続け、善戦と凡走を繰り返しているが、さすがにピーク時の勢いは薄れつつある印象だ。父スクリーンヒーロー譲りのパワーとスタミナを感じさせる馬体で、本質的には1400~1600m向き。それでも阪神1200mは開幕週の高速決着になれば対応可能だろう。調教師コメントでは「開幕週のいい馬場は歓迎」とのことで、良馬場なら一発の魅力はある。近走は大敗も目立つが、展開がハマれば昨年の再現があってもおかしくない実力は秘める。総合点は下から数えた方が早いが、これは年齢的な上積みの無さや近走成績を加味したもの。逆に言えば展開次第で浮上可能な伏兵という評価でもある。人気薄のここは思い切った騎乗でどこまで迫れるか注目だ。

重賞3勝の実績を持つ5歳牝馬。3歳時にはチューリップ賞を制しクラシック戦線で名を馳せ、昨年夏にはアイビスサマーダッシュ(GⅢ)を勝利するなど芝1000mの鬼として知られる。ただし、コーナー4つの1200m戦では実績がなく、直線競馬でのスピードがどこまで活きるか疑問符がつく。父リアルインパクト×母父Storm Cat系の配合はマイル向きで、実際マイル路線でも善戦経験はあるものの、阪神の坂はやや苦手な印象。前走のアイビスSDでは2着と健闘したとはいえ、本来ベストの舞台で取りこぼした点は気がかりだ。今回は叩き2走目で状態は悪くないが、展開利がないと厳しいだろう。総合点も下位に沈んでおり、人気も急落必至。それでも実績馬の意地で一発を狙うなら、先行策からの粘り込みしかない。直線競馬女王の意地を見せたいところだが、果たして…。

最近オープンクラスに昇格してきた遅咲きの6歳牡馬。父ドゥラメンテ×母父Invincible Spiritという良血で将来を嘱望されたが、勝ち上がりに時間を要した。しかし昨秋に3勝クラスを勝ち上がり、ようやく軌道に乗ってきた感がある。とはいえ重賞の壁はやはり高く、今回は相当に分が悪い戦いとなりそうだ。総合点は下から2番目で、実績・能力ともに見劣りは否めない。阪神1200m自体は3勝クラスで勝利経験があり適性はあるものの、相手が一気に強化され展開云々以前に地力不足の懸念が大きい。鞍上の富田騎手もまだ重賞で目立った成績はなく、大舞台でのアシストは期待薄。ここは経験を積む一戦と割り切って、次につながる競馬ができれば上々か。人気も最低クラスで気楽な立場、思い切った騎乗でどこまで食い下がれるかだが、入着でも御の字というのが正直な評価だろう。

今回のメンバーでは実績最薄の5歳牝馬。オープン入りしてから結果が出ておらず、重賞の舞台ではさすがに荷が重い印象だ。父系・母系ともに目立った活躍馬はおらず血統的裏付けも弱いため、総合点も最下位に沈んでいる。阪神芝1200mへの適性も未知数で、8枠16番という大外枠も厳しい条件。これまで先行策で粘る競馬をしてきたが、重賞のハイペースについて行くのは難しく、かと言って差しに構えても決め手で見劣る。調教ではそれなりに動いていたようだが、メンバーに入っての比較では見劣りは否めないだろう。鞍上の団野騎手も積極的に乗ってくるだろうが、展開がよほど向かない限り苦戦必至。大きな一発でも無い限り上位進出は難しく、ここでは厳しい評価とせざるを得ない。まずは無事に回って力を確認するレースとなりそうだ。

セントウルステークスの
AI予想記事はこちら

最終追い切りと1週間前追い切りからの比較・評価コメント

登録馬の最終追い切り情報が出揃ったのでまとめていく。

まとめる最終追い切り情報でわかる情報は次の10項目。

最終追い切り情報
詳細まとめ
  • 追い切り評価ランク
    (SS・S・A・B・C)
  • 馬名
  • 追い切り日
  • コース
  • タイム
  • 馬場状態
  • 併せ馬
  • 脚色
  • 評価コメント
    (データから見た見解)
  • 1週間前追い切り
    との比較
    (状態の上がり下がり)

ランク順に一覧でまとめていく。

その詳細がこちら。

※右にスクロール可能

追い

切り

評価

馬名 追い切り日 コース タイム(◯Fごと)

馬場

状態

併せ

脚色 評価コメント(1週前との比較・見解)
SS

ママ

コチャ

2025-09-04 栗東・坂路 4F 52.3 – 3F 36.8 – 2F 24.2 – 1F 12.1 単走 馬なり

上昇。1週前CW 81.0–65.5–51.1–36.2–11.2(強め)→

今週は坂路で終い重点。馬なりで12.1まで切れ、前脚の回転が速い。

前受け想定の“番手持続”に直結する出来だ。

SS

カンチェン

ジュンガ

2025-09-04 栗東・坂路 4F 50.9 – 3F 37.2 – 2F 24.1 – 1F 12.1 単走 末強め

高水準維持

1週前坂路 50.7–36.9–24.0–11.9(一杯・併せ先着)→

今週は“反応確認”で締め。それでも50秒台&終い12.1でパワー十分。

差し脚の切れは健在だ。

S

トウシン

マカオ

2025-09-03 美浦・坂路 4F 53.7 – 3F 38.9 – 2F 24.8 – 1F 12.1 単走 馬なり

完成度維持

1週前南W 80.6–64.3–50.3–36.5–11.3(馬なり)→

直前は坂路でサラッと。

負荷は落としたが終いの質は高く、

レースへ向けた“余力残し”の理想形だ。

S

テイエム

スパーダ

2025-09-04 栗東・坂路 4F 56.1 – 3F 40.4 – 2F 25.3 – 1F 12.2 単走 馬なり

仕上がり完了

1週前CW 77.6–64.2–51.1–37.2–11.7(強め)で作り切り→

今週は活性化だけ。

テンの行き脚を高めるメニューで、逃げ態勢は整った。

S

アブキール

ベイ

2025-09-04 栗東・坂路 4F 53.0 – 3F 38.0 – 2F 24.7 – 1F 12.1 単走 馬なり

上向き。1週前坂路 51.4–37.6–24.5–12.3(一杯)で負荷→

今週はバランス確認。53.0でもラスト12.1の伸びは上々。

53kgの軽さを活かせる仕上がりだ。

S

モズ

メイメイ

2025-09-04 栗東・坂路 4F 52.7 – 3F 38.2 – 2F 24.2 – 1F 12.1 単走 末強め

良化継続

1週前坂路 50.4–36.6–24.3–12.4(強め)→

今週は抑えめでも終いの反応が良い。

前で粘る型に必要な“加速の質”が戻ってきた。

A

エコロ

ジーク

2025-09-04 栗東・坂路 4F 51.2 – 3F 36.7 – 2F 24.1 – 1F 12.3 単走 馬なり

強めの維持

1週前坂路 53.5–38.2–24.9–12.3(馬なり)→

今週は51.2まで短縮。

速いが“掛かりすぎ”の気配は抑えられており、

スピードは出せる状態だ。

A

カルチャー

デイ

2025-09-03 栗東・CW 4F 55.5 – 3F 38.8 – 1F 11.5 単走 馬なり

平行線→微上昇

1週前CW 85.6–69.0–53.4–38.1–11.7(馬なり)で“ため”→

今週は終い11.5の切れ。

先行粘り型らしい持続脚が出せる。

A

ヨシノ

イースター

2025-09-04 栗東・坂路 4F 53.8 – 3F 38.6 – 2F 24.2 – 1F 11.8 単走 一杯

上昇

1週前坂路 53.4–38.7–24.3–11.6(一杯)から終いの反応維持

年齢的に“頭は薄い”が、出来自体は高く相手本線の出来だ。

A

グラン

テスト

2025-09-04 栗東・坂路 4F 52.0 – 3F 36.3 – 2F 24.4 – 1F 12.8 単走 馬なり

安定。1週前坂路 51.2–37.4–24.6–12.8

今週は全体やや緩めでも36.3の中間が良い。

前で省エネ運びができる臨戦だ。

A

ジャスティン

スカイ

2025-09-04 栗東・坂路 4F 52.7 – 3F 37.7 – 2F 24.3 – 1F 12.0 単走 馬なり

底堅く上向き

1週前坂路 53.3–38.5–24.9–12.1(末強め)→

今週は終い12.0に短縮。右回り替わりの良さが出ている。

A

ウイング

レイテスト

2025-09-03 美浦・南W 5F 67.5 – 4F 52.6 – 3F 38.1 – 1F 12.0 単走 馬なり

平行線。1週前南W 81.4–65.1–50.8–37.1–11.5→直前はサラッと。

終いの“抜け”は十分で、三連系の相手として厚い。

B

レッド

アヴァンティ

2025-09-03 美浦・坂路 4F 54.3 – 3F 39.5 – 2F 25.5 – 1F 12.3 単走 馬なり

現状維持。1週前南W 67.1–52.1–37.4–11.3(馬なり)→

今週は坂路で軽め。相手強化で“3列目拾い”の出来。

B

ワンダー

キサラ

2025-09-04 栗東・坂路 4F 57.3 – 3F 41.4 – 1F 12.0 単走 馬なり

軽めで維持。前走後でも柔らかい脚捌き。

負荷は控えめだが終いは12.0

オープン昇級直後らしく“相手拾い”の域。

B ティニア 2025-09-04 栗東・坂路 4F 54.8 – 3F 39.9 – 2F 25.8 – 1F 12.5 単走 馬なり

底上げ中。1週前坂路 58.1–41.9–26.9–13.0

今週は数字を詰めてきたが、まだ“ひと叩き欲しい”印象。相手まで。

C

ショウナン

ザナドゥ

2025-09-04 栗東・坂路 4F 55.0 – 3F 40.2 – 2F 26.2 – 1F 12.8 単走 馬なり

セーブ。1週前坂路 52.2–37.3–24.0–12.2の反動を避けて軽め。

終いの迫力に乏しく、今回は経験値上げの色が強い。

1週間前追い切り評価とコメント

セントウルステークスの2025年の出走馬について、最新の追い切り情報とその評価をランクごとにまとめた。

各ランク(SS、S、A、B、C)の馬について、追い切りのタイム、コースや馬場状況、並走状況、脚色の特徴、そしてそれぞれの評価コメントが閲覧可能。

※右にスクロール可能

追い

切り

評価

馬名 追い切り日 コース タイム(◯Fごと・省略なし)

馬場

状態

併せ馬 脚色 評価コメント
SS

テイエム

スパーダ

2025-08-27

栗東

CW

6F 77.6 – 64.2 – 51.1 – 37.2 – 11.7 稍重 単走(松若) 強め

長めから速い入り→終いまで推進力が落ちない。

CWの6F77秒台はトップクラス。開幕週の先行力に直結だ。

S

トウシン

マカオ

2025-08-27

美浦

南W

6F 80.6 – 64.3 – 50.3 – 36.5 – 11.3

併せ内先着

(サルサロッサ)

馬なり

馬なりで11.3は余力十分。右回り替わりもプラス。

量より質で“できている”内容だ。

S

ママ

コチャ

2025-08-28

栗東

CW

6F 81.0 – 65.5 – 51.1 – 36.2 – 11.2 稍重 併せ内クビ先着 強め

終い11.2の切れ。坂路でも気配良好でトータル抜けた完成度。

叩き良化型でも初戦から動ける。

S

カンチェン

ジュンガ

2025-08-27

栗東

坂路

4F 50.7 – 36.9 – 24.0 – 11.9

併せ先着

(ヴァンヤール)

一杯

先行0.6追走→1.1先着の内容が秀逸。

坂路50秒台&ラスト11秒台で“仕上がった”感。

S

モズ

メイメイ

2025-08-28

栗東

坂路

4F 50.4 – 36.6 – 24.3 – 12.4 稍重 単走 強め

夏負荷明けでも脚勢力強。

テンの出脚を高めるメニューで前向きさ十分。 

A

アブキール

ベイ

2025-08-27

栗東

坂路

4F 51.4 – 37.6 – 24.5 – 12.3 稍重 単走(吉村) 一杯

強めにやってもフォームが崩れず。

3歳の伸び+先行資質が活きる仕上げだ。

A

ウイング

レイテスト

2025-08-28

美浦

南W

6F 81.4 – 65.1 – 50.8 – 37.1 – 11.5 併せ併入 馬なり

余力残しでラスト11秒5。

年齢的に“やり過ぎない”設計で好感。

A

グラン

テスト

2025-08-27

栗東

坂路

4F 51.2 – 37.4 – 24.6 – 12.8 単走 馬なり

51秒台でも終いまでリズム一定。

先行持続型らしい良い粘り。

A

ショウナン

ザナドゥ

2025-08-27

栗東

坂路

4F 52.2 – 37.3 – 24.0 – 12.2 単走 末強め

先週しっかり→今週サラッとに繋がる設計。

成長分が動きに直結。

A

ヨシノ

イースター

2025-08-27

栗東

坂路

4F 53.4 – 38.7 – 24.3 – 11.6 単走 一杯

全体は普通でもラスト11秒6で加速ラップ。

近走の充実を裏付ける。

B

エコロ

ジーク

2025-08-27

栗東

坂路

4F 53.5 – 38.2 – 24.9 – 12.3 単走 馬なり

余力残しで控えめ。

今週の51.2-12.3(最終)で全体像は上向き。1週前は“溜め”。

B

カルチャー

デイ

2025-08-27

栗東

CW

6F 85.6 – 69.0 – 53.4 – 38.1 – 11.7 単走 馬なり

長めから我慢重視。

反応は良好だが、時計面は平凡で当週の上積み待ち。 

B

ジャスティン

スカイ

2025-08-27

栗東

坂路

4F 53.3 – 38.5 – 24.9 – 12.1 稍重 単走 末強め

しまい重点で反応は合格。

右回り替わりはプラスだが、時計の迫力はもう一段。

B

レッド

アヴァンティ

2025-08-27

美浦

南W

5F 67.1 – 52.1 – 37.4 – 11.3 単走 馬なり

5F主体の“サラッと”。

終い11.3の伸びは悪くない。相手強化でどこまで。 

C ティニア 2025-08-27

栗東

坂路

4F 58.1 – 41.9 – 26.9 – 13.0 単走 馬なり

時計は軽いメニュー。

北海道帰りで“負荷控え”の意図だろうが、上積み前提。

情報

なし

デュガ

公開媒体で1週前の詳細タイム未確認

当週の追い切りや厩舎コメントで補う。

情報

なし

ワンダー

キサラ

最終(9/4)坂路57.3-12.0は確認も、1週前の詳細未確認

軽め調整で臨む構図。

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