菊花賞2025の過去10年のレース傾向・消しデータ(消去法)集!

どうも、競馬口コミダービー管理人の木口順一だ。

2025年10月26日日曜はG1・菊花賞。

三冠最終戦、舞台は京都芝3000mで下りからのロングスパートが勝負どころだ。

前哨戦G2組の地力が軸になりやすく、先行は安定、勝ち切りは差しが取りやすい年が多い。

そんな中今年はエリキング、ショウヘイ、ジョバンニ、ヤマニンブークリエ、エネルジコらが中心に名を連ねる。

馬場と枠で有利不利がはっきり出るコースだけに、当週の情報を重ねて対策を立てたい。

そこでこの記事では菊花賞の過去10年のデータをまとめ、それぞれの消しデータ・消し条件までまとめてみた。

それぞれのデータがどう予想に使えるかまで書いてあるので、ぜひご自分の予想に役立てて欲しい。

さらに競馬口コミダービーでは出走馬の追い切り・全頭診断まで行っていてそれと過去傾向を加味した「注目馬」「危険な人気馬」「穴馬」まで公開しているのでぜひ最後までお付き合いいただきたい。

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この記事でわかること
  • 過去10年の
    菊花賞の
    レース傾向・データ
    (人気別成績
    前走レース別成績
    前走着順別成績
    脚質別成績
    馬場ごとのデータ
    配当傾向
    性令別成績
    関西関東の勝率
    血統傾向
    リピータースコア)
  • 過去傾向から抽出した
    消しデータ・消し条件
  • 過去傾向・データの
    予想活用方法

馬アイコンこの記事を書いたのは

執筆者画像

木口 順一

競馬歴18年の42歳。

何年か前にブログや掲示板を運営する某会社を退職。
退職後はそのノウハウと自分の長い競馬歴で何かできないか考えた末、競馬口コミダービーを設立。

安定して稼げる競馬予想サイトを探すために、ユーザーからの口コミを基に検証を続けている。

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現在は競馬予想家・競馬ジャーナリストとしても活躍中。
好きなレースはやっぱり日本ダービー。

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菊花賞の過去10年の傾向早見表!

細かく過去の傾向を紹介していくが、菊花賞のざっくりした傾向を掴むために先んじて過去10年の傾向を一言でまとめてみた。

「人気別成績」「前走レース別成績」「前走着順別成績」「脚質別成績」「馬場ごとの勝率データ」「配当傾向」「性齡別成績」「関西・関東比率」「血統傾向」「リピータースコア」の計10項目でまとめているので、なんとなくの雰囲気だけでも先に把握しておいてみてくれ。

菊花賞の
傾向まとめ
  • 人気別成績
    1〜3番人気が勝ちの中心だが
    妙味は4〜6番人気、
    10番人気以下の単勝は基本消しだ。

  • 前走レース別成績
    主流は前走G2、
    G3や条件組はヒモ扱いが妥当で、
    OP・L直行は消し寄りだ。

  • 前走着順別成績
    前走2着が最も走る、
    前走1着は中身次第、
    4〜9着と10着以下は大幅減点だ。

  • 脚質別成績
    先行は複勝で安定、
    勝ち切りは差しが最多、
    追い込み一手は信頼薄だ。

  • 馬場ごとのデータ
    良が前提で先行厚め+
    差しが頭候補、
    不良なら
    前で粘れるタイプに寄せるのが安全だ。

  • 配当傾向
    順当年は連系を絞って取り、
    指数が高く出る年型は
    “頭固定+相手穴”の3連単で
    差を作るのが効く。

  • 関西・関東の勝率成績
    率は関東がわずかに上、
    相手層は関西が厚いので
    “頭は関東上位+
    相手に関西先行”が基本だ。

  • 血統傾向
    頭は父サンデー系が軸、
    相手はキンカメ系の先行と
    ロベルト系の持続を厚めに組むと形になる。

それではここからは各項目のデータについて解説していく。

それぞれの成績をどう予想に活用すれば精度が上がるのかもいっしょに説明していくので、ぜひ参考にしてみて欲しい。

もし細かいデータまで見る必要がない、もはや予想買い目を手軽に見たいだけという方にはAI予想買い目も公開中。

そちらの記事もぜひ確認してみてほしい。

菊花賞の
AI予想まとめ

【人気別成績】

菊花賞の過去10年で、何番人気が上位入線しているのかをまとめてみた。

※右にスクロール可能

人気帯 勝率 連対率 複勝率 平均
着順
最頻
着順
期待値スコア
〈単勝回収率〉
1番人気 30.0% 30.0% 60.0% 5.58 着外 79%
2番人気 10.0% 40.0% 40.0% 7.27 着外 78%
3番人気 20.0% 30.0% 30.0% 8.07 着外 65%
4〜6番人気 10.0% 16.7% 30.0% 8.30 着外 96%
7〜9番人気 3.3% 13.3% 16.7% 9.46 着外 48%
10番人気以下 0.0% 1.1% 3.4% 10.67 着外 0%

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消しデータ
  • 1番人気は軸向きだが単勝の妙味は薄い(回収79%)
    馬連・3連複の起点にして、頭固定は相手関係と馬場の後押しが揃った時に絞る。
    想定該当:エリキング/エネルジコ

  • 2番人気は連対率40%で表面上は安定するが、単勝回収78%でこちらも妙味不足。
    相手本線として使い、馬単表裏や馬連の点数管理で利幅を作る。
    想定該当:エネルジコ or ショウヘイ

  • 3番人気は勝率20%・回収65%頭固定は過信せず、相手の中心かワイド軸に回す。
    想定該当:ショウヘイ

  • 4〜6番人気は妙味帯(単勝回収約96%・過去3勝)
    ここを単勝/馬連の主戦場にしてペイラインを押し上げる戦略がハマるだろう。
    想定該当:
    ジョバンニ
    ヤマニンブークリエ
    エキサイトバイオ
    ライトトラック

  • 7〜9番人気は複勝16.7%・単勝回収48%
    頭固定は基本避けるが、相手穴としては価値あり。
    想定該当:
    ゲルチュタール
    マイユニバース
    ミラージュナイト
    レッドバンデ

  • 10番人気以下は単勝0%単勝は原則“消し”
    拾うなら3連複の3列目ワイドの薄めだけに限定。
    想定該当:
    アマキヒ
    エコロディノス
    キングスコール
    コーチェラバレー
    ジーティーアダマン
    ラーシャローム
    レイヤードレッド
    レクスノヴァス
    アロンディ

  • 人気帯の読み違いに備え、木曜想定オッズ確定後に再配分
    基本線は「1・2番人気=相手主軸/4〜6番人気=勝負ゾーン/7番人気以下=相手穴」だ。

  • 注意点:最頻着順は全帯で“着外”
    長距離G1で頭数が多いぶん、上位人気でも外れる回が普通にある。
    点数管理前提で“押さえすぎ”を避ける。

【前走レース別成績】

過去10年の菊花賞に出走した馬を、前走の格(クラス)別に成績を集計してみた。

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前走レース 勝率 連対率 複勝率 勝利数 2着数 3着数 着外数
G1 0.0% 50.0% 50.0% 0 1 0 1
G2 6.5% 13.0% 17.9% 8 8 6 101
G3 14.3% 14.3% 14.3% 1 0 0 6
OP・L 0.0% 0.0% 0.0% 0 0 0 1

3勝クラス

以下

2.1% 4.2% 12.5% 1 1 4 42

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消去法まとめ
  • G2組を基本軸にする。
    10年の3着以内30頭のうち約7割が前哨戦G2から来ており、クラス別でもG2は複勝率17.9%と最も厚い。
    該当馬は
    エリキング
    ショウヘイ
    ジョバンニ
    ヤマニンブークリエ
    レッドバンデ
    ライトトラック

    ここを“相手本線〜軸”として扱うのがセオリーだ。

  • G2の“凡走上がり”は割引き。
    前走神戸新聞杯で6着以下は過去10年〔0-0-0-26〕というデータが出ている。
    今回この条件に当てはまりそうなら、印は落とす

  • G3直行は“ピンかパー寄り”。
    G3は〔1-0-0-6〕で勝ち馬は出ているが、母数が小さく安定はしない。
    エキサイトバイオ(ラジN直行想定)/エネルジコ(新潟記念2着から)は“能力評価で拾う”のはアリだが、多点でケアする前提だ。

  • 3勝以下は例外作戦
    合算で〔1-1-4-42/複勝12.5%〕
    勝ち切りは
    2023年ドゥレッツァ(日本海S)の1例のみ。
    今回の該当は
    ゲルチュタール(3勝経由)
    マイユニバース
    ミラージュナイト
    アマキヒ
    レクスノヴァス
    コーチェラバレー
    エコロディノス
    ジーティーアダマン ほか。
    基本は“相手の薄目”か“押さえ”に留める。

  • 「前走が2200m以外」は近年不利傾向という集計もある。
    前走2200m以外のデータ(近年の切り出しで3着内率2〜3%台)を踏まえるなら、エネルジコ(前走2000m)は評価を落とす一手もある。
    逆に
    セントライト記念(2200m)組の
    ヤマニンブークリエ
    レッドバンデ
    は、
    その分だけ強気に積み増せるだろう。

  • オープン・リステッド直行は実質ノーカウント(〔0-0-0-1〕)
    該当がいれば“消し寄り”。

  • G1直行(ダービー直行)はサンプル極小〔0-1-0-1〕。
    該当が出れば“連下”までの扱いに留める。

【前走着順別成績】

過去10年の前走での着順別に振り分け、それぞれの勝率をまとめてみた。

※右にスクロール可能

前走

着順

勝率 連対率 複勝率 勝利数 2着数 3着数 着外数

勝率-

連対率

1着 6.8% 10.2% 20.3% 4 2 6 47 -3.4pt
2着 13.0% 30.4% 43.5% 3 4 3 13 -17.4pt
3着 10.0% 25.0% 25.0% 2 3 0 15 -15.0pt

4~9

0.0% 1.8% 3.5% 0 1 1 55 -1.8pt

10着

以下

5.0% 5.0% 5.0% 1 0 0 19 0.0pt

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消しデータまとめ
  • 軸作りの起点は前走2着グループ(複勝43.5%)だ。
    該当はショウヘイ(神戸新聞杯2着)・ヤマニンブークリエ(セントライト記念2着)・エネルジコ(新潟記念2着)

    この帯は“勝ち切りもありつつ連対が厚い”ので、単勝と馬連の主芯に置きやすい。
  • 前走1着グループは量的ボリュームは大きいが率は20.3%
    ここは格と中身で選別だ。
    G2勝ちのエリキング(神戸新聞杯1着)は素直に上位。
    条件・
    L勝ちの
    ライトトラック(白百合S L1着)
    マイユニバース(九十九里特別2勝1着)
    ミラージュナイト(札幌日刊スポ2勝1着)
    ゲルチュタール(日本海S 3勝1着)
    コーチェラバレー(生田特別1勝1着)
    レクスノヴァス(阿寒湖特別2勝1着)
    アマキヒ(阿賀野川特別2勝1着)
    エキサイトバイオ(ラジNIKKEI賞G3 1着)は、相手本線〜押さえで厚みを作る。
  • 前走3着は複勝25.0%で“ヒモ妙味”。
    ジョバンニ(神戸新聞杯3着)
    レッドバンデ(セントライト記念3着)
    エコロディノス(能勢特別3着)
    は3連系の軸相手に据えやすい。

  • 消しデータ/注意:前走4〜9着は複勝3.5%(57頭中2頭のみ好走)。
    頭固定は基本消し、相手も薄くで十分だろう。
    前走10着以下は複勝5.0%。
    例外勝利はタイトルホルダー級の例外ケースで、今回の登録ではジーティーアダマン(セントライト記念11着)が該当。
    印は落として、3連複の三列目に極薄で置くかどうかの判断だ。

  • 実運用は2着グループ中心+1着グループを格順に選別、3着グループをヒモ厚め、4着以下は原則見送りという構えが合うだろう。
    枠順と馬場が出たら、内有利・外伸びの度合いで2〜3着帯の強弱を上書きする。

【脚質別成績】

過去10年の菊花賞の脚質別に成績を振り分け、まとめてみた。

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脚質 勝率 連対率 複勝率 勝率-
複勝率
勝利数 2着数 3着数 着外数
逃げ 9.1% 9.1% 9.1% 0.0pt 1 0 0 10
先行 6.5% 16.1% 25.8% -19.3pt 2 3 3 23
差し 7.6% 15.2% 21.2% -13.6pt 5 5 4 52
追込 0.0% 0.0% 2.9% -2.9pt 0 0 1 33

予想への活用方法と消しデータ

予想活用方法と
消しデータ
  • 先行の複勝率が最も厚い(25.8%)。
    軸はまず先行想定から作るのが合理的だ。
    具体名では
    ジョバンニ(神戸新聞杯はイン3番手の先行)
    レッドバンデ(セントライト記念で好位3-3-3-3)
    ゲルチュタール(日本海Sは4角先頭から押し切り)を
    「相手本線〜軸」へ。

  • 勝ち切りは差しが最多(5勝)。
    単勝の頭は「中団からロングスパートで持続できる差し」を厚めに拾う。
    具体名は
    エリキング(神戸新聞杯は後方で溜めて上がり鋭く)
    エネルジコ(青葉賞は最後方から差し切り/新潟記念は中団→伸び)
    ミラージュナイト(札幌日刊スポ杯で9-9-5-3)
    ライトトラック(白百合Sで7-7→差し)を重視。

  • 逃げは勝率9.1%でサンプルが薄く再現性に乏しい。
    単騎確約や馬場の前有利が濃厚なときだけ頭を検討、それ以外は相手評価までに留める。
    逃げ候補は
    マイユニバース(九十九里特別は1-1-1-1の逃げ切り)や
    ジーティーアダマン(セントライト記念はハナ主張)が
    想定。

  • 追込は複勝2.9%で大きく劣る。
    純粋な「直線一気型」は原則“消し”。
    差しに寄せて位置を取れるかが生死を分ける。
    エネルジコのように青葉賞は最後方でも、新潟記念では5-4の位置を取れているタイプは残す価値があるが、道中11番手以降固定の馬は基本3連系の三列目まで。

  • 4角10番手以降からの突き抜けは近年データ上ほぼ望み薄。
    直線だけで差し切る絵は基本切り、内回り気味に進路確保→下り加速で“早めに動ける差し・先行”を信頼する構えが合う。

  • 実運用は「先行=相手本線/差し=頭候補/逃げ=条件付きの押さえ/追込=原則消し」で、枠順と当週の馬場バイアス(内先行有利か、外差し伸びるか)で微修正する。

【枠順別成績】

過去10年の菊花賞でどの枠に入った馬がどれだけの結果を挙げているかを成績でまとめてみた。

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枠順 勝率 連対率 複勝率 勝利数 2着数 3着数 着外数
1枠 0.0% 0.0% 0.0% 0 0 0 20
2枠 20.0% 30.0% 30.0% 4 2 0 14
3枠 5.0% 5.0% 5.0% 1 0 0 19
4枠 0.0% 5.0% 10.0% 0 1 1 18
5枠 0.0% 10.0% 15.0% 0 2 1 17
6枠 5.0% 15.0% 20.0% 1 2 1 16
7枠 10.3% 13.8% 27.6% 3 1 4 21
8枠 3.3% 10.0% 20.0% 1 2 3 24

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消しデータ
  • 2枠(ライトトラック/ヤマニンブークリエ)は最上位加点。
    内で詰まりにくい好枠で、
    好位〜中団から下りで動ける2頭は“頭〜相手本線”まで素直に上げる。

  • 7枠(エリキング/エキサイトバイオ/アロンディ)は複勝率が厚い帯。
    エリキングは“外から動きやすい”強みが増し、頭候補を強化。
    エキサイトバイオは相手本線、アロンディはヒモ厚め。

  • 6枠(マイユニバース/ゲルチュタール)は安定加点。
    前で運べる2頭は“粘り込み”の再現性が上がるので、連系で比重を上げる。

  • 5枠(エネルジコ/ジーティーアダマン)は中庸。
    エネルジコは進路選択の自由度が増し“連下厚め→頭も視野”に。
    ジーティーアダマンは展開待ちの相手薄。

  • 4枠(ショウヘイ/レクスノヴァス)は複勝はそこそこ、勝率は低めの帯。
    ショウヘイは“連軸向き”へ寄せ、頭一点よりは相手本線で厚く。
    レクスノヴァスはヒモ評価。

  • 3枠(ジョバンニ/ミラージュナイト)は歴史的に率が低い帯。
    ジョバンニは先行で内を利せばカバー可能だが、頭固定は点数を抑える。
    ミラージュナイトは“詰まり”のリスク込みで相手薄。

  • 1枠(コーチェラバレー/アマキヒ)は過去10年で連対ゼロの鬼門。
    基本は三連系の三列目まで。
    前受けできるコーチェラバレーは“隊列の一列目を取れた時だけ”押さえ、差しのアマキヒはさらに割引き。

  • 8枠(レッドバンデ/ラーシャローム/レイヤードレッド)は複勝20%帯で“完全不利ではない”。
    ただし先行のレッドバンデは外から脚を使わされやすく、頭より連下。
    後方想定のラーシャローム/レイヤードレッドは三列目の薄い押さえに限定。

  • 消し条件①:1枠×差し・追込は原則消し。
    該当=アマキヒ。

  • 消し条件②:3枠×差し専の内溜めは減点大。
    該当=ミラージュナイト
    (位置を取れないなら三列目まで)。

  • 消し条件③:8枠×逃げ・番手で早仕掛けは消耗大。
    該当=レッドバンデは“頭消し、連下まで”。

  • 消し条件④:大外×後方一手は届きにくい。
    該当=ラーシャローム
    レイヤードレッドは三連系三列目の極薄。

  • 加点条件(上積み):2・6・7枠×好位〜中団で早め進出は強気。
    該当=ヤマニンブークリエ
    ライトトラック
    エリキング
    ショウヘイ
    ゲルチュタール
    マイユニバースは
    “連系の芯→頭含み”まで一段押し上げる。

【馬場ごとのデータ】

過去10年の菊花賞での馬場状態ごとに結果がどうなったかをまとめてみた。

※右にスクロール可能

馬場

状態

先行馬の
複勝率
差し馬の
複勝率
1~3番人気の
勝率

4番人気以下の
勝率

平均走破
タイム
約26% 約21% 55.6%(5/9) 44.4%(4/9) 3:04.3(9年平均)
稍重
不良 100%(1/1:1番人気) 0%(0/1) 3:18.9(2017年のみ)

予想活用方法と消しデータ

活用方法と消しデータ
  • 良前提の基本線は「先行=土台/差し=頭候補」。
    先行は複勝が厚いので、まずジョバンニ、レッドバンデ、ゲルチュタール、マイユニバースを“相手本線〜軸”の土台に置く。
  • 良で頭を取りにいくなら、差しのロングスパート型
    エリキング、エネルジコを“頭候補”に据え、ライトトラック、ミラージュナイト、ヤマニンブークリエを相手厚めに回す。

    良の人気傾向は1〜3番人気の勝率55.6%と堅い一方、4番人気以下の勝ちも4/9で十分ある。
    したがって券種分担は「単系=上位人気の頭+中位人気の押さえ/連系=先行土台に差しの頭」が王道だ。

  • 不良想定ならスタミナと位置のアドバンテージを優先。
    マイユニバース(逃げ・先行)
    ジョバンニ
    レッドバンデ
    ゲルチュタール
    の“前で長く脚を使える組”を上方修正。
    差し専で道悪裏づけが薄いタイプは評価を落とす。
  • 「消し」条件(強め):追い込み一手(道中後方固定で4角10番手以降に置かれやすいタイプ)は、良・道悪どちらでも馬券圏の再現性が低い。
    該当は“当週の想定ポジション”で判定し、三連系三列目の薄めに限定する。

  • 「消し」条件(状況次第):良での時計・ロングスパート適性の裏づけが弱い条件上がりは、人気なら削って妙味を作る。
    抽選勢(アロンディ、エコロディノス、キングスコール、コーチェラバレー、ラーシャローム、レイヤードレッド)は、良なら位置とラップ耐性
    の裏づけがなければヒモまで。
  • 運用メモ:今年も良の見込みが高いなら上の“良テンプレ”で組み、クッション値や含水率で微修正。
    不良寄りに傾くなら“前×持久力”へウエイトを振り、差しの中でも早め進出できるタイプだけ残す。

【配当傾向と配当バランス指数】

過去10年の馬券の払い戻しと、3連単と単勝の差を指数化してどれだけ荒れやすいかを数値から考えてみた。

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年度 3連単 3連複 馬単 馬連 単勝
2024 19,390円 5,200円 2,000円 1,180円 370円
2023 12,380円 1,570円 4,210円 1,980円 730円
2022 30,010円 6,440円 3,370円 2,030円 410円
2021 79,560円 14,610円 5,220円 2,420円 800円
2020 8,740円 3,810円 1,010円 910円 110円
2019 23,510円 3,070円 7,640円 4,680円 650円
2018 100,590円 16,710円 6,010円 2,380円 1,450円
2017 559,700円 136,350円 15,890円 10,660円 450円
2016 69,380円 17,550円 4,720円 3,510円 230円
2015 38,880円 4,640円 9,960円 3,870円 1,340円
年度 配当バランス指数
((3連単÷単勝配当)×100)
2024 5,241
2023 1,696
2022 7,320
2021 9,945
2020 7,945
2019 3,617
2018 6,937
2017 124,378
2016 30,165
2015 2,901

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消しデータ
  • 「頭堅いが2–3着が荒れる年」は指数が高く出やすい(例:2016・2021・2022・2020)。
    今年その絵なら1着固定エリキング/エネルジコ+2–3着は差しと先行をミックス広げ(ジョバンニ、レッドバンデ、ヤマニンブークリエ、ライトトラック、ミラージュナイト、ゲルチュタール)で3連単厚めが合う。
    単勝は妙味薄でも、3連単で“差を作る”発想だ。

  • 「上位人気で順当に収まる年」は指数が低め(2015・2019・2023寄り)。
    このパターンを読むなら馬連・馬単比重を上げ、3連単は点数を絞る。今年はエリキング×ショウヘイ/エネルジコの馬連・馬単を主戦にして、3連単は3列目をジョバンニ/ヤマニンブークリエ程度に限定。

  • 「超波乱(2017型)」は指数が極端に跳ねる
    当年でこれを狙うのは道悪+人気馬のリスク要素(折り合い不安や距離の壁)が複数重なる時だけ。
    該当条件が揃わない限り“全流し”は無駄打ちになりやすい。

  • 今年の前提(京都3000・良見込み):先行の複勝厚い+差しの勝ち上位というコース像に、指数テーブルを重ねる。
    良×順当読みなら「馬連・馬単(上位人気の本線)+3連複1頭軸」へ。
    良ד頭堅い+相手穴”読みなら指数高めの年型、3連単1着固定+2・3列目薄めを厚く

  • 消し条件(配当×指数の同時適用):指数低めを想定するのに3連単を多点で厚く買うのは期待値が落ちやすいので避ける。
    具体的にはエリキング=1着固定で“相手も人気”だけの多点は削る。

  • 消し条件(馬側):3連単で指数を上げたいなら追い込み一手は逆に不要(位置を取れず届かないと“当たりにくいだけ”になる)。
    登録内では道中11番手以降になりがちなタイプは3連単では原則“3列目の薄い押さえ”に落とす。

  • 買い足し条件:指数高めのシナリオを取るなら、先行の穴(マイユニバース/レッドバンデ/ゲルチュタール)差しの中穴(ライトトラック/ミラージュナイト)を2・3列目で厚く。
    人気の差し2頭(エリキング/エネルジコ)で1–2着が同時に入る並びは配当が伸びにくいので、そこは点数を節約して別隊列(先行×差し/先行×先行)を増やす。

  • まとめ:今年の想定が「上位人気強いが相手に穴が混じる」なら指数高め狙いの3連単構成、そうでなければ馬連・馬単中心に回しつつ3連単は絞る
    指数テーブルは“当年の展開読み”を最後に乗せることで生きる、という使い方だ。

【所属別成績と成績比率】

過去10年の菊花賞における、関東馬(美浦所属)と関西馬(栗東所属)の成績をまとめて、どちらが優勢かに関してもわかるようにしてみた。

※右にスクロール可能

所属 勝率 連対率 複勝率 勝利数 2着数 3着数 着外数
関西馬 4.1% 9.9% 16.5% 5 7 8 101
関東馬 8.6% 13.8% 17.2% 5 3 2 48
指標 比率
(関西馬 ÷
関東馬)
関西馬 関東馬
勝率 0.48 4.1% 8.6%
連対率 0.72 9.9% 13.8%
複勝率 0.96 16.5% 17.2%

予想への活用方法と消しデータ

活用方法
消しデータまとめ
  • 率で見ると関東の勝率・連対率がわずかに上、複勝率はほぼ互角だ。
    “率=馬1頭あたりの通りやすさ”と読み、人気上位の関東は頭候補として過小評価しない。
    該当:エネルジコ(美浦)/レッドバンデ(美浦)。

  • 勝ち数は5-5で完全イーブン。
    場全体では関西の出走頭数が多い
    ぶん、相手層の厚みは関西に出やすい。
    連系では関西の先行組を土台にするのが基本。
    該当:ジョバンニ、レッドバンデ(先行型だが美浦)、ゲルチュタール、マイユニバース、ライトトラック
  • 上位人気×関東は押し上げ、中〜下位人気×関西の先行で配当を作る」構図が機能する。
    頭候補:エリキング(栗東)・エネルジコ(美浦)
    相手本線:ショウヘイ、ジョバンニ、ヤマニンブークリエ、ライトトラック、ミラージュナイト、ゲルチュタール(いずれも栗東)。
  • 消し寄り:関東・関西を問わず、追い込み一手の人気薄はこのレース構造で再現性が低い(脚質別でも“追込”不振)。
    登録内で道中後方固定になりがちなタイプは3連系三列目の薄い押さえまで。
  • 買い足し条件:木曜の想定人気で関東上位が1〜3番人気を分け合うなら、単系=そのどちらかの頭固定+相手は関西の先行・好位差しに厚く。
    逆に上位人気が関西に偏るなら、関東の上位1頭を「逆張りの頭候補」に上げて期待値を作る。
  • 注意:この“東西”の差は実力やローテの差を代理している面がある。
    最終的には前走G2善戦(神戸新聞杯・セントライト記念)×京都外回りでのロングスパート耐性を主要軸に、東西は最後の微調整として使うとブレない。
  • 所属メモ(確認済み):美浦=エネルジコ、レッドバンデ、アマキヒ、ラーシャローム、レイヤードレッド栗東=エリキング、ショウヘイ、ジョバンニ、ヤマニンブークリエ、ライトトラック、ミラージュナイト、ゲルチュタール、マイユニバース、エキサイトバイオ、コーチェラバレー、レクスノヴァス、エコロディノス、ジーティーアダマン、キングスコール

【血統別傾向成績】

過去10年の菊花賞における主な父系統別の成績をまとめてみた。

※右にスクロール可能

血統傾向(系統・種牡馬) 勝利数 連対数 複勝数 特記事項

父系:

サンデーサイレンス系

7 12 18

勝ち7/10で最優勢。

勝ち筋の中心はディープ系+“下り→ロンスパ”耐性。

父系:

キングカメハメハ

(キングマンボ)系

3 4 7

勝ち3はドゥラメンテ×2(21・23)と

ルーラーシップ×1(17)

先行で押し切る絵が出やすい。

父系:ロベルト系 0 3 4

エピファネイア産駒

2年連続(21は2・3着、20は2着)。

“道中脚を温存→長く脚”がハマると連対圏。

父:ディープインパクト 5 7 10

16・18・19・20・22で勝利。

勝ち切り性能は群を抜く。

父:ドゥラメンテ 2 2 2

21・23で勝利。

阪神替わり年も京都年も対応。

先行押し切り型の再現性。

父:ルーラーシップ 1 2 2

17年勝利、24年は2着。

距離融通×立ち回りで上位。

父:エピファネイア 0 2 3

20年2着、21年2・3着。

ロベルト芯の持続脚で“相手本線”に置きやすい。

父:ハーツクライ系

(スワーヴリチャード/

ジャスタウェイ等)

1 1 2

24年スワーヴリチャード産駒が勝利。

“中団→長く脚”のパターンで頭まで届く年がある。

母父:

サンデーサイレンス系

1 5 9

2・3着で良く来る。

17年は母父ディープで勝利、

21年は母父ディープが2・3着。

牝系:

ウインドインハーヘア系

1 1 2

24年は1着アーバンシック

3着アドマイヤテラがともに同牝系。

近年また存在感。

母父:ドイツ系

(Acatenango/

Monsun 等)

1 1 2

19年は母父Acatenango(勝ち)と

母父Monsun(3着)。スタミナ裏づけ。

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消しデータ
  • まず“父系”から組み立てる。
    父サンデー系>父キンカメ系>父ロベルト系の序列がこの10年の土台だ。
    頭候補は父サンデー系を基本に、年の流れ次第で父ドゥラメンテ/ルーラーを被せる。
  • 頭を獲りにいく軸
    父サンデー系で“ロンスパ耐性”が高いタイプを最優先。
    該当:エリキング(父キズナ)ヤマニンブークリエ(父キタサンブラック)ライトトラック(父キタサンブラック)
    ディープ直仔でなくてもSS系×下り加速に強い質なら頭まで届く。
  • 相手本線:父キンカメ系の先行・好位で長く脚を使えるタイプ。
    該当:ショウヘイ(父サートゥルナーリア=キンカメ系)マイユニバース(父レイデオロ=キンカメ系)
    年の馬場が素直(良で標準)なら“1着SS系×2・3着キンカメ系”の並びは配当も作りやすい。
  • もう一段の押さえ:父ロベルト系は連対3/複勝4で“2〜3着の職人”。
    該当:ジョバンニ(父エピファネイア)
    アタマは過信せず、連系の要として扱うのが効率的だ。
  • ヨーロッパ色のスタミナ補助はプラス材料。ミラージュナイト(父バゴ=欧州Blushing Groom系)は“父ロベルトでもディープでもない外様のスタミナ”として3連系の相手に常に置く。
    ゲルチュタール(父ブリックスアンドモルタル=Storm Cat系)は純ND色で、年の馬場が時計掛かりなら拾い目が広がる。
  • 中位人気の押し上げ枠:レッドバンデ(父キズナ)は“父サンデー系×前哨戦実績”で2〜3着の像がハマる。
  • 消し条件(強め):血統だけで“追い込み一手”を買うのはリスクが高い。
    過去10年の脚質×京都外3000m像(ロングスパート勝負)では後方一手の純追込は複勝率が低い。
    血統に持続があっても“道中の位置”を取れないなら3連系の三列目の薄い押さえまでに落とす。
  • 消し条件(状況次第):父キズナの菊3着内は過去10年ゼロだが、これは“サンプルの薄さ+個体差”もある。
    エリキングやレッドバンデのように前走内容×当週の馬場
    で裏づけが揃うなら“消し固定”までは危険。
    人気の被り具合次第で評価を調整する。
  • まとめ:基本線は「頭=父サンデー系(とくにロンスパ適性)/相手=父キンカメ系の先行&父ロベルト系の持続」。
    今年の登録だとエリキング・ヤマニンブークリエ・ライトトラックが“頭候補の中心”、ショウヘイ・マイユニバース・ジョバンニ・ミラージュナイト・レッドバンデ・ゲルチュタールで“相手本線〜中穴”を厚くする形が作りやすい。

傾向まとめ

これで過去傾向に関してはすべて紹介したことになる。

どうしてもボリュームがあるので、おさらいがてら傾向を一言でまとめたものを貼っておくので再確認してみてくれ。

菊花賞の
傾向まとめ
  • 人気別成績
    1〜3番人気が勝ちの中心だが
    妙味は4〜6番人気、
    10番人気以下の単勝は基本消しだ。

  • 前走レース別成績
    主流は前走G2、
    G3や条件組はヒモ扱いが妥当で、
    OP・L直行は消し寄りだ。

  • 前走着順別成績
    前走2着が最も走る、
    前走1着は中身次第、
    4〜9着と10着以下は大幅減点だ。

  • 脚質別成績
    先行は複勝で安定、
    勝ち切りは差しが最多、
    追い込み一手は信頼薄だ。

  • 馬場ごとのデータ
    良が前提で先行厚め+
    差しが頭候補、
    不良なら
    前で粘れるタイプに寄せるのが安全だ。

  • 配当傾向
    順当年は連系を絞って取り、
    指数が高く出る年型は
    “頭固定+相手穴”の3連単で
    差を作るのが効く。

  • 関西・関東の勝率成績
    率は関東がわずかに上、
    相手層は関西が厚いので
    “頭は関東上位+
    相手に関西先行”が基本だ。

  • 血統傾向
    頭は父サンデー系が軸、
    相手はキンカメ系の先行と
    ロベルト系の持続を厚めに組むと形になる。

基本的な予想の活用方法に関してはこれで完璧。

ただこれだけだとそれぞれのデータが独立していて、全部の傾向をあわせて考えたときに今回の登録馬の中で結局どの馬が有利なのか不利なのかがわからないだろう。

そこでさらにここから過去傾向や消しデータを用いて、データ的にどの馬が有利なのかをランキング化していくことにする。

過去傾向・消しデータが影響しそうな馬ランキング

ここまでまとめてきたい過去傾向や消しデータを利用して、登録馬の中で特にデータ上有利な馬をランキング化してみた。

以下の表に、2025年菊花賞の登録馬全頭を各評価項目ごとに独自指標で採点し、総合得点の高い順に並べた【評価テーブル】を示す。

また、テーブル後には今回予想で重視したポイントの優先順位とバランスについて解説する。

各項目のまとめ
  • 人気 – 人気別成績(想定人気を考慮)

  • 前走R – 前走レース別成績(臨戦過程のレース傾向)

  • 前走着 – 前走着順別成績(直前の着順傾向)

  • 脚質 – 脚質別成績(展開適性)

  • 枠順 – 枠順別成績(枠順確定後の有利不利)
  • 馬場 – 馬場適性(想定馬場への適性)

  • 配当 – 配当傾向(想定人気に絡む期待値)

  • 性齢 – 性齢データ(全馬3歳牡馬につき横並び)

  • 所属 – 関西・関東所属(調教拠点の傾向)

  • 血統 – 血統傾向(父系中心の分析)

  • リピータ – リピータースコア(該当なしのため全馬横並び)

※まず、この重賞(京都・芝3000m)に最適化した重みづけを先に共有する。記号は「◎=+2、◯=+1、△=+0.5、−=0、✕=−1」。カテゴリ別の重み(×係数)は次のとおりだ。
前走レース別×3/前走着順×2.5/脚質×2/枠順成績×2/馬場データ×1.5/人気別×1.5/配当傾向×1/性齡×0.5/関西関東×0.5/血統×1.5/リピーター(=京都や長距離での“同系統舞台実績”)×1。
※「性齡」は全頭・牡3で差が小さいので原則“◯”で一定評価。リピーターは京都or長距離(2400m以上)での“勝ちor上がり上位”を加点基準にした。
※右にスクロール可能

馬名 合計点数 人気別 前走レース 前走着順 脚質 枠順 馬場 配当 性齡 東西 血統 リピーター
エリキング(7枠15) 24.0
ヤマニンブークリエ(2枠4) 23.5
ショウヘイ(4枠7) 22.5
ライトトラック(2枠3) 21.5
エネルジコ(5枠9) 21.0
ジョバンニ(3枠5) 20.0
レッドバンデ(8枠18) 18.5
ゲルチュタール(6枠12) 17.5
マイユニバース(6枠11) 17.0
エキサイトバイオ(7枠14) 16.5
ミラージュナイト(3枠6) 15.5
レクスノヴァス(4枠8) 14.5
エコロディノス(5枠10) 13.5
ジーティーアダマン(5枠10) 13.0
アロンディ(7枠13) 12.5
コーチェラバレー(1枠1) 11.5
アマキヒ(1枠2) 11.5
ラーシャローム(8枠16) 11.0
レイヤードレッド(8枠17) 11.0

見解
  1. 最重視=前走レース別(×3)・前走着順(×2.5)。過去10年は前哨戦G2(神戸/セント)が中心で、とくにその上位入線が強い。
    ここはブレを許しにくいデータだ。
    エリキング(神戸1着)、ショウヘイ(神戸2着)、ジョバンニ(神戸3着)、ヤマニンブークリエ(セント2着)、レッドバンデ(セント3着)を素直に加点。

  2. 次点=脚質(×2)と枠順(×2)。京都外回り3000mは「先行が複勝で安定/勝ち切りは差し」という合成像+2枠・7枠が成績良好、1枠は大減点
    そこで2枠のヤマニンブークリエ/ライトトラックを押し上げ、7枠のエリキングをさらに強化。
    一方、1枠(コーチェラバレー/アマキヒ)は大きく割り引く。
    3枠(ジョバンニ/ミラージュナイト)は“頭固定”を抑えめに。

  3. 馬場(×1.5)は良を前提に“好位〜中団からの早め進出”へ加点。
    先行〜好位差しのショウヘイ/ジョバンニ/レッドバンデ、差しでも早めに動けるエリキング/ヤマニンブークリエをプラス。
    コース特性(下りからのロングスパート)を考えると、直線一気の純追い込みは信頼しにくい。

  4. 人気×配当(×1.5/×1)は“1〜3番人気は勝ちの中心、妙味は4〜6番人気”の合わせ技。}ゆえにヤマニンブークリエ/ライトトラック/ジョバンニは妙味を含んだ加点、エリキング/ショウヘイは確率面で評価しつつ配当面は控えめ加点にとどめた。

  5. 血統(×1.5)は「父サンデー系>キンカメ系>ロベルト系」の近10年傾向を小さめに反映。
    キズナ・キタサンブラック産駒を加点、ロベルト系(エピファネイア)は連下向きの扱い。

この表の
使い方
  • 枠順×想定位置の微修正が最優先。
    2・6・7枠>5枠>4枠>8枠>3枠>1枠の序列は維持。
    外でも“早め進出”が取れる馬は残す。

  • 馬場の更新(含水率・内外の傷み)で先行厚め⇔差し上げを振り分け直す。
    良寄り=表のまま、外伸び=差し加点。

  • 直前の気配(当週追い・パドック)で体調の上下を上書き。
    SS〜S帯のなかで最終的な“頭の座”を確定する。

  • オッズ歪みを観察。
    上位人気が被るなら、妙味帯(ヤマニンブークリエ/ライトトラック/ジョバンニ)を組み合わせて回収率を押し上げる。

菊花賞
全頭診断追い切りまとめ

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公開内容
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ぜひ今回得た過去傾向ともに参考にしてみてくれ。

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