北九州記念2025の過去10年の傾向・消しデータ(消去法)集!

どうも、競馬口コミダービー管理人の木口順一だ。
2025年7月6日日曜はG3・北九州記念。
夏の小倉1200mは速さだけでは勝ちきれない。
ゲートが開けば各馬一斉に飛び出し主導権を握る激しい攻防が始まる。
あまりに速すぎると前がつぶれ、少しでもゆるめば後ろが届かない絶妙なバランス。
絶対王者がいない今年の北九州記念は馬券の組み立て方しだいで天国にも地獄にも変わるレースになるだろう。
混戦を制するのは調教抜群のあの馬か、波乱の使者となる伏兵か、それとも。
そこでこの記事では北九州記念の過去10年のデータをまとめ、それぞれの消しデータ・消し条件までまとめてみた。
それぞれのデータがどう予想に使えるかまで書いてあるので、ぜひご自分の予想に役立てて欲しい。
さらに競馬口コミダービーでは出走馬の追い切り・全頭診断まで行っていてそれと過去傾向を加味した「注目馬」「危険な人気馬」「穴馬」まで公開しているのでぜひ最後までお付き合いいただきたい。

- 過去10年の
北九州記念の
レース傾向・データ
(人気別成績
前走レース別成績
前走着順別成績
脚質別成績
馬場ごとのデータ
配当傾向
性令別成績
関西関東の勝率
血統傾向
リピータースコア) - 過去傾向から抽出した
消しデータ・消し条件 - 過去傾向・データの
予想活用方法 - 全頭診断・追切も
踏まえた
注目馬・危険な人気馬・
穴馬の一覧
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今回紹介している北九州記念の過去傾向データまとめとは別にぜひ一度目を通してみてくれ。
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---|---|---|---|---|
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北九州記念の過去10年の傾向早見表!
細かく過去の傾向を紹介していくが、北九州記念のざっくりした傾向を掴むために先んじて過去10年の傾向を一言でまとめてみた。
「人気別成績」「前走レース別成績」「前走着順別成績」「脚質別成績」「馬場ごとの勝率データ」「配当傾向」「性齡別成績」「関西・関東比率」「血統傾向」「リピータースコア」の計10項目でまとめているので、なんとなくの雰囲気だけでも先に把握しておいてみてくれ。

傾向まとめ
-
人気別: 1番人気勝てず、中穴妙味だ
-
前走レース別: GⅢ組が主力だ
-
前走着順別: 前走1着勢が勢い◎だ
-
脚質別: 逃げ先行が決まりやすいぞ
-
馬場別: 良なら差しも届き、稍重なら前残りだ
-
配当傾向: 毎年波乱、3連系は中穴~大穴まで視野だ
-
性齢別: 牝4歳がトップ、7歳以上は苦戦だ
-
関西関東勝率: 関西馬が圧倒しているぞ
-
血統傾向: バクシンオー直系とキングヘイロー系が好成績だ
-
リピーター: 2回目挑戦馬が狙い目だ
それではここからは各項目のデータについて解説していく。
それぞれの成績をどう予想に活用すれば精度が上がるのかもいっしょに説明していくので、ぜひ参考にしてみて欲しい。
もし細かいデータまで見る必要がない、もはや予想買い目を手軽に見たいだけという方にはAI予想買い目も公開中。
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【人気別成績】
北九州記念の過去10年で、何番人気が上位入線しているのかをまとめてみた。
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人気帯 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 平均 着順 | 最頻 着順 | 期待値スコア 〈単勝回収率〉 |
---|---|---|---|---|---|---|
1番人気 | 0.0% | 40.0% | 50.0% | 6.1 | 着外 | 0 % |
2番人気 | 10.0% | 10.0% | 20.0% | 8.4 | 着外 | 50 % |
3番人気 | 20.0% | 40.0% | 50.0% | 5.9 | 着外 | 130 % |
4〜6番人気 | 10.0% | 16.7% | 23.3% | 8.1 | 着外 | 102 % |
7〜9番人気 | 10.0% | 13.3% | 20.0% | 8.4 | 着外 | 191 % |
10番人気以下 | 1.2% | 2.4% | 6.0% | 9.5 | 着外 | 198 % |
予想への活用方法と消しデータ

消しデータ
-
3番人気ゾーンは勝率20%・回収率130%。想定3番人気圏のモズメイメイ/アスクワンタイムは本線に据えて良さそう。
-
4-6番人気は回収率がちょうど100%超え。単勝妙味で狙うならミルトクレイモーやバースクライ。
-
7-9番人気は穴帯ながら回収率190%。オタルエバー、ショウナンハクラクがこの人気なら強気で穴狙い。
-
10番人気以下でも22年のボンボヤージ(16番人気)が大波乱。クラスペディア、ヤマニンアンフィルは遊び程度の厚みで。
-
消し条件①「単勝1番人気」…10年勝ち星ゼロ。アブキールベイが断然人気なら頭固定よりヒモ扱い。
-
消し条件②「単勝2番人気」…回収率50%。ロードフォアエースが2番人気に収まるなら単勝は妙味薄、連系まで。
【前走レース別成績】
過去10年の北九州記念に出走した馬を、前走の格(クラス)別に成績を集計してみた。
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前走 レース | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 勝利数 | 2着数 | 3着数 | 着外数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
G1 | 0.0 % | 8.3 % | 25.0 % | 0 | 1 | 2 | 9 |
G2 | 0.0 % | 0.0 % | 0.0 % | 0 | 0 | 0 | 5 |
G3 | 8.4 % | 14.5 % | 20.5 % | 7 | 5 | 5 | 66 |
リス テッド | 0.0 % | 14.3 % | 14.3 % | 0 | 2 | 0 | 12 |
オープン | 4.7 % | 7.0 % | 14.0 % | 2 | 1 | 3 | 37 |
3勝 クラス 以下 | 7.1 % | 14.3 % | 14.3 % | 1 | 1 | 0 | 12 |
予想への活用方法と消しデータ

消去法まとめ
-
軸候補は“前走GⅢ組”――勝率・複勝率とも最上位。葵S勝ちのアブキールベイや、GⅢ経由のタマモブラックタイ、アスクワンタイムは押さえておくべきだろう。
-
単穴は“オープン・L組”――勝率こそ低いが連対・複勝圏は安定。春雷S組のロードフォアエース、ヨシノイースター、オタルエバーがここに該当する。
-
激走注意は“3勝クラス上がり”――勝率7.1%と侮れない。佐世保S勝ちヤマニンアンフィル、昇級直後のクラスペディアが面白い。
-
消し条件①《前走GⅠ=勝ち星ゼロ》――モズメイメイは上がり目こそあるが、頭固定はリスクが高い(複勝ヒモまで)。
-
消し条件②《前走GⅡ組》――過去10年で馬券絡みゼロ。現登録馬に該当なしだが、もし出てきたら評価を大幅に下げたい。
-
消し条件③《前走L組で当日1番人気》――勝率0.0%。もしロードフォアエースが1番人気に押されるようなら単勝妙味は薄れる。
【前走着順別成績】
過去10年の前走での着順別に振り分け、それぞれの勝率をまとめてみた。
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前走 着順 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 勝利数 | 2着数 | 3着数 | 着外数 | 勝率- 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1着 | 13.9 % | 33.3 % | 38.9 % | 5 | 7 | 2 | 22 | −19.4 |
2着 | 0.0 % | 6.7 % | 20.0 % | 0 | 1 | 2 | 12 | −6.7 |
3着 | 14.3 % | 21.4 % | 28.6 % | 2 | 1 | 1 | 10 | −7.1 |
4~9 着 | 3.6 % | 5.4 % | 12.5 % | 2 | 1 | 4 | 49 | −1.8 |
10着 以下 | 2.0 % | 2.0 % | 3.9 % | 1 | 0 | 1 | 49 | 0.0 |
予想への活用方法と消しデータ

消しデータまとめ
- ・前走1着組が勝ち星5つで複勝率も4割近い。勢いを買うならアブキールベイ、ヤマニンアンフィル、ヤマニンアルリフラ、クラスペディア、オタルエバーを軸候補とする手が堅いだろう
- ・前走3着馬は勝率14.3 %と侮れず、妙味十分。該当するアスクワンタイムはヒモ穴で拾う価値がある
- ・前走2着は10年間勝ち星ゼロ。ロードフォアエースやタマモブラックタイが当日上位人気なら“頭固定”は危険視したい
- ・前走4-9着は勝率3.6 %と低調。ミルトクレイモー、バースクライあたりは押さえまでにとどめるのが無難だろう
- ・前走10着以下はほぼ消しデータ。高松宮記念15着から臨むモズメイメイが人気を集めるようなら、大胆に評価を下げても構わない
【脚質別成績】
過去10年の北九州記念の脚質別に成績を振り分け、まとめてみた。
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脚質 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 勝率- 複勝率 | 勝利数 | 2着数 | 3着数 | 着外数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
逃げ | 20.0% | 30.0% | 40.0% | −20.0% | 2 | 1 | 1 | 6 |
先行 | 7.9% | 21.1% | 26.3% | −18.4% | 3 | 5 | 2 | 28 |
差し | 5.6% | 9.7% | 15.3% | −9.7% | 4 | 3 | 4 | 61 |
追込 | 1.9% | 3.8% | 7.7% | −5.8% | 1 | 1 | 2 | 48 |
逃げ先行が勝ち星5/10年で全体をリード。
差しは馬券圏には届くが頭までは一枚落ち、追込はほぼ壊滅。
予想への活用方法と消しデータ

消しデータ
- ・逃げ◎――ヤマニンアルリフラ、オタルエバー、クラスペディアを積極的に上位評価。
- ・先行○――ロードフォアエース、モズメイメイ、アスクワンタイム、ミルトクレイモー、バースクライを軸ヒモに据えるとバランス良し。
- ・差しは押さえ――アブキールベイ、ヨシノイースター、タマモブラックタイ、ヤマニンアンフィル、ショウナンハクラクはヒモ扱いで買い目を厚くし過ぎない。
- ・消し条件①〈追込型〉――ロードベイリーフ、カリボール、シロンは大幅減点。
- ・消し条件②〈逃げ先行でも近走ハナに行けていない馬〉――キタノエクスプレスは展開利を取り切れないと厳しい。
【枠順別成績】
過去10年の北九州記念でどの枠に入った馬がどれだけの結果を挙げているかを成績でまとめてみた。
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枠順 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 勝利数 | 2着数 | 3着数 | 着外数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1枠 | 5.3% | 5.3% | 10.5% | 1 | 0 | 1 | 17 |
2枠 | 10.5% | 15.8% | 15.8% | 2 | 1 | 0 | 16 |
3枠 | 5.3% | 21.1% | 21.1% | 1 | 3 | 0 | 15 |
4枠 | 0.0% | 5.0% | 10.0% | 0 | 1 | 1 | 18 |
5枠 | 5.0% | 15.0% | 20.0% | 1 | 2 | 1 | 16 |
6枠 | 10.0% | 20.0% | 40.0% | 2 | 2 | 4 | 12 |
7枠 | 3.7% | 3.7% | 7.4% | 1 | 0 | 1 | 25 |
8枠 | 6.9% | 10.3% | 17.2% | 2 | 1 | 2 | 24 |
予想への活用方法と消しデータ

消しデータ
-
6枠が複勝率40%で圧倒的。ロードフォアエースやモズメイメイがここを引けば勝負強化。
-
2枠も勝率10.5%で好相性。内目希望のアブキールベイ、アスクワンタイムが入れば軸級評価。
-
3枠は連対率21.1%。差し馬でも位置が取れるタマモブラックタイ、ヨシノイースターは狙いが立つ。
-
5枠は複勝率20%。先行して粘れるミルトクレイモー、バースクライなら押さえ有効。
-
消し条件①〈4枠〉—過去10年で勝ち星ゼロ。ここに入った人気馬は頭固定にしない。
-
消し条件②〈7枠〉—複勝率7.4%しかない外不利ゾーン。差し専のショウナンハクラクや追込みのロードベイリーフが7枠なら評価落とし。
-
消し条件③〈内外どちらでもないが“6枠以外で逃げ馬不在”〉—逃げ有利のレースなので、ヤマニンアルリフラやオタルエバーが外枠を引いたうえで逃げ争いに加われない配置なら一段評価ダウン。
【馬場ごとのデータ】
過去10年の北九州記念での馬場状態ごとに結果がどうなったかをまとめてみた。
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馬場 状態 | 先行馬の 複勝率 | 差し馬の 複勝率 | 1~3番人気の 勝率 | 4番人気以下の | 平均走破 タイム |
---|---|---|---|---|---|
良 | 31 % | 28 % | 14 % | 86 % | 1 分 07 秒 6 |
稍重 | 44 % | 22 % | 33 % | 67 % | 1 分 08 秒 0 |
重 | ─ | ─ | ─ | ─ | ─ |
不良 | ─ | ─ | ─ | ─ | ─ |
予想活用方法と消しデータ

-
良馬場想定:差し脚質を絡めたフォーメーションが妙味
-
差しで狙う → アブキールベイ/ヨシノイースター/タマモブラックタイ
-
先行で外せない → ロードフォアエース/モズメイメイ/アスクワンタイム
-
消し条件① 良馬場×追込:ロードベイリーフ/カリボールは大幅減点
-
稍重以上なら「前残り」+「人気薄」シフト
-
前残り要員 → ピューロマジック型のヤマニンアルリフラ/オタルエバー/クラスペディア
-
人気薄から押さえる → バースクライ(先行)・ミルトクレイモー(先行差し兼用)
-
消し条件② 稍重×上位人気差し馬:モズメイメイが3番人気以内で差しに回るなら頭固定は危険
-
重・不良はサンプル皆無で読みにくいが、小倉芝1200mは排水性が高く「ほぼ稍重止まり」という前提で良×稍重の二択で組むのが現実的。
【配当傾向と配当バランス指数】
過去10年の馬券の払い戻しと、3連単と単勝の差を指数化してどれだけ荒れやすいかを数値から考えてみた。
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年度 | 3連単 | 3連複 | 馬単 | 馬連 | 単勝 |
---|---|---|---|---|---|
2024 | 798,750円 | 257,690円 | 9,600円 | 5,980円 | 730円 |
2023 | 99,380円 | 16,910円 | 6,330円 | 2,490円 | 1,310円 |
2022 | 493,580円 | 31,820円 | 113,390円 | 46,190円 | 16,430円 |
2021 | 51,840円 | 8,100円 | 8,100円 | 3,780円 | 880円 |
2020 | 93,990円 | 16,570円 | 6,910円 | 2,970円 | 1,490円 |
2019 | 117,900円 | 14,490円 | 22,790円 | 8,810円 | 3,080円 |
2018 | 71,170円 | 13,260円 | 7,630円 | 3,630円 | 870円 |
2017 | 1,078,270円 | 244,450円 | 24,410円 | 15,940円 | 570円 |
2016 | 34,850円 | 3,490円 | 4,970円 | 1,490円 | 2,170円 |
2015 | 13,770円 | 3,110円 | 1,940円 | 920円 | 500円 |
年度 | 配当バランス指数 ((3連単÷単勝配当)×100) |
---|---|
2024 | 109,418 |
2023 | 7,586 |
2022 | 3,004 |
2021 | 5,891 |
2020 | 6,308 |
2019 | 3,828 |
2018 | 8,180 |
2017 | 189,170 |
2016 | 1,606 |
2015 | 2,754 |
予想への活用方法と消しデータ

消しデータ
-
指数1万超=超波乱年(17年・24年)
逃げ‐先行の人気薄が残り、差し人気馬が飛ぶ展開。
→波乱待ち枠:クラスペディア、ヤマニンアルリフラ、オタルエバー、スリーアイランド。
→消し条件:指数が高くなりそうな馬場・枠・展開で1番人気想定のアブキールベイを頭固定にしない。 -
指数3-9千=中波乱年(18-20・21・23年)
人気サイド+中穴の組み合わせが主流。3連系は軸1人気+相手6〜10番人気が妙味。
→軸候補:ロードフォアエース、モズメイメイ、アスクワンタイム。
→穴ヒモ:ショウナンハクラク、バースクライ、ミルトクレイモー。
→消し条件:2番人気以内で差し脚質+外枠(過去に飛びやすい)。タマモブラックタイが該当なら評価下げ。 -
指数3千未満=順当年(15・16・22年)
単勝人気馬の信頼度が上がり、3連単も比較的コンパクトに収まる。
→本線:アブキールベイ+ロードフォアエース2頭軸フォーメ。
→消し条件:前走二桁着順&人気薄(今年はカリボール、ロードベイリーフ、シロン)が馬券圏まで来る確率は低い。 -
共通メモ
指数は馬場悪化と人気薄の逃げ残りで跳ね上がりやすい。稍重以上+外枠差し不利なら24年型、逆に良馬場で内に人気先行が揃えば15-16年型を想定して券種と点数を調整するといいだろう。
【性齢別成績】
過去10年の北九州記念の性別・年齢別の成績をまとめてみた。
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性別 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 勝利 数 | 2着 数 | 3着 数 | 着外 数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
牡馬 | 8.2 % | 15.1 % | 24.7 % | 6 | 5 | 7 | 55 |
牝馬 | 4.4 % | 8.8 % | 13.2 % | 4 | 4 | 4 | 79 |
騙馬 | 0.0 % | 0.0 % | 0.0 % | 0 | 0 | 0 | 7 |
年齢 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 勝利 数 | 2着 数 | 3着 数 | 着外 数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
4歳 | 10.7 % | 17.9 % | 32.1 % | 3 | 2 | 4 | 19 |
5歳 | 2.1 % | 14.6 % | 16.7 % | 1 | 6 | 1 | 40 |
6歳 | 6.8 % | 9.1 % | 15.9 % | 3 | 1 | 3 | 37 |
7歳 | 4.3 % | 4.3 % | 4.3 % | 1 | 0 | 0 | 22 |
8歳 | 0.0 % | 0.0 % | 0.0 % | 0 | 0 | 0 | 7 |
予想への活用方法と消しデータ

消しデータ
- ・牝馬優勢&4歳好走率トップ:牝4のアブキールベイ、牡4のロードフォアエース・アスクワンタイム、牡4のヤマニンアルリフラを上位据え。
- ・6歳は勝ち星3で波乱の主役になりがち:オタルエバー、ショウナンハクラク、メイショウソラフネは穴フォーカス。
- ・5歳は勝率低いが2着が多発:モズメイメイ、バースクライ、ミルトクレイモーの「相手筆頭→2、3着付け」が妙味。
- ・7歳以上は複勝率激減&勝利1頭のみ:ヨシノイースター、キタノエクスプレス、ロードベイリーフ、カリボールは連下まで。
- ・騙馬は10年間馬券ゼロで基本消しデータ:該当なしだが登録追加が来ても原則評価外。
【所属別成績と成績比率】
過去10年の北九州記念における、関東馬(美浦所属)と関西馬(栗東所属)の成績をまとめて、どちらが優勢かに関してもわかるようにしてみた。
※右にスクロール可能
所属 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 勝利数 | 2着数 | 3着数 | 着外数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
関西馬 | 6.5 % | 11.6 % | 15.9 % | 9 | 7 | 6 | 116 |
関東馬 | 2.4 % | 9.5 % | 14.3 % | 1 | 3 | 2 | 36 |
指標 | 比率 (関西馬 ÷ 関東馬) | 関西馬 | 関東馬 |
---|---|---|---|
勝率 | 2.7 : 1 | 6.5 % | 2.4 % |
連対率 | 1.2 : 1 | 11.6 % | 9.5 % |
複勝率 | 1.1 : 1 | 15.9 % | 14.3 % |
予想への活用方法と消しデータ

消しデータまとめ
-
活用
関西所属が勝率で約2.7倍優勢。
全18頭のうち17頭が栗東勢で、人気でも穴でもまず関西馬から買うのが理屈。
◎ロードフォアエース、○ヨシノイースター、▲ヤマニンアルリフラ、☆オタルエバー、ミルトクレイモー、タマモブラックタイなど軸・ヒモとも関西勢で固める -
消し条件
「関東所属+単勝30倍未満」は過去10年で未勝利。
今回唯一の美浦馬⑪ドロップオブライト(福永厩舎転厩予定だが籍は美浦)を頭固定から外す、連系も抑え評価までに留める
【血統別傾向成績】
過去10年の北九州記念における主な父系統別の成績をまとめてみた。
※右にスクロール可能
血統傾向 (代表種牡馬) | 勝利数 | 連対数 | 複勝数 (馬券絡み) | 特記事項 |
---|---|---|---|---|
サクラバクシンオー直系 (プリンスリーギフト系) | 2 | 4 | 7 | 馬券絡み最多。 高速決着に強く、 前傾ラップへの適性が際立つ |
キングヘイロー産駒 (Lyphard 系) | 2 | 3 | 3 | 「2-1-0-3」と効率良く好走。 平坦1200mでの トップスピード持続力が武器 |
ディープインパクト系 (リアルインパクトなど) | 1 | 1 | 2 | 末脚型でも馬群を割れる機動力必須。 道悪になると指数急落 |
オレハマッテルゼ産駒 | 0 | 1 | 2 | ダッシュ力+根性型。 好走時はいずれも人気薄で波乱演出 |
ショウナンカンプ産駒 (サクラバクシンオー直仔) | 0 | 1 | 2 | 父同様ハイペース歓迎。 大外→直線一気パターンがハマりやすい |
スウェプト オーヴァーボード産駒 | 0 | 1 | 2 | 上がり勝負× 前半32秒台の消耗戦で浮上するタイプ |
予想への活用方法と消しデータ

消しデータ
-
ミスプロ系(キングマンボ/フォーティナイナー)で近5年に勝ち星3つ → アスクワンタイム、ロードフォアエース、アブキールベイ、オタルエバーを本線。
-
サンデー×短距離型(リアルインパクト・ブラックタイド系) は複勝圏の底上げ要員。モズメイメイ、ショウナンハクラク、タマモブラックタイを2・3着固定に据えると妙味。
-
サクラバクシンオー/キングヘイロー直系は今年“不在”→ 最多好走血統が登録ゼロなので例年より血統の偏りが小さく、実力+ローテ比重アップ。
-
ショウナンカンプ&スウェプト系の「前走1秒負け以内」なら穴警戒→ 今年の該当馬なしで割引不要。
-
牝馬で4歳&父ディープ系の複勝率3割→ アブキールベイは抑え必須。
-
7歳以上×非ミスプロ系は複勝率4%以下で消しデータ→ キタノエクスプレス、ロードベイリーフ、カリボールは思い切って軽視。
【リピータースコア】
過去10年のリピータースコアをまとめた。
※右にスクロール可能
参戦回数 | 出走 頭数 | 勝利 数 | 連対 数 | 複勝 数 | 勝率 | 連対 率 | 複勝 率 | 平均 着順 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
初出走 (1回目) | 157 | 7 | 14 | 24 | 4.5% | 8.9% | 15.3% | 8.0着 |
2回目 | 17 | 3 | 4 | 6 | 17.6% | 23.5% | 35.3% | 6.5着 |
3回目 以上 | 6 | 0 | 0 | 1 | 0.0% | 0.0% | 16.7% | 9.2着 |
予想への活用方法と消しデータ

消しデータまとめ
-
「2回目組」は勝率17.6%の妙味ゾーン
ヨシノイースター(24年②→今回2回目)、メイショウソラフネ(24年⑧→2回目)の2頭は人気を問わず軸級に格上げ。 -
初出走馬が基本線
アブキールベイ、ロードフォアエース、モズメイメイ、アスクワンタイム、ヤマニンアルリフラなど大半がここに該当。データ的な割引は不要で能力順評価。 -
3回目以上は複勝1回のみで頭ゼロ
カリボール(今回4度目想定)、ロードベイリーフ(3度目)がここに入り、頭固定はもちろん連対も強く嫌う。 -
消し条件①:3回目以上+7歳以上
→ キタノエクスプレス(初出走だが7歳)までは様子見も、ロードベイリーフ・カリボールは馬券圏内入りの確率が極端に低い。 -
消し条件②:2回目でも前年2桁着順だった馬
→ 該当なし。今年の2回目組は前回好走歴ありで素直に評価を上げられる。
傾向まとめ
これで過去傾向に関してはすべて紹介したことになる。
どうしてもボリュームがあるので、おさらいがてら傾向を一言でまとめたものを貼っておくので再確認してみてくれ。
傾向まとめ
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人気別: 1番人気勝てず、中穴妙味だ
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前走レース別: GⅢ組が主力だ
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前走着順別: 前走1着勢が勢い◎だ
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脚質別: 逃げ先行が決まりやすいぞ
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馬場別: 良なら差しも届き、稍重なら前残りだ
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配当傾向: 毎年波乱、3連系は中穴~大穴まで視野だ
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性齢別: 牝4歳がトップ、7歳以上は苦戦だ
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関西関東勝率: 関西馬が圧倒しているぞ
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血統傾向: バクシンオー直系とキングヘイロー系が好成績だ
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リピーター: 2回目挑戦馬が狙い目だ
基本的な予想の活用方法に関してはこれで完璧。
ただこれだけだとそれぞれのデータが独立していて、全部の傾向をあわせて考えたときに今回の登録馬の中で結局どの馬が有利なのか不利なのかがわからないだろう。
そこでさらにここから過去傾向や消しデータを用いて、データ的にどの馬が有利なのかをランキング化していくことにする。
過去傾向・消しデータが影響しそうな馬ランキング
ここまでまとめてきたい過去傾向や消しデータを利用して、登録馬の中で特にデータ上有利な馬をランキング化してみた。
以下の表に、2025年北九州記念の登録馬全頭を各評価項目ごとに「◎ (+3点)」「○ (+2点)」「△ (+1点)」「– (0点)」「✕ (-1点)」で採点し、総合得点の高い順に並べた【評価テーブル】を示す。
また、テーブル後には今回予想で重視したポイントの優先順位とバランスについて解説する。

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人気 – 人気別成績(想定人気を考慮)
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前走R – 前走レース別成績(臨戦過程のレース傾向)
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前走着 – 前走着順別成績(直前の着順傾向)
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脚質 – 脚質別成績(展開適性)
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馬場 – 馬場適性(想定馬場への適性)
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配当 – 配当傾向(想定人気に絡む期待値)
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性齢 – 性齢データ(全馬3歳牡馬につき横並び)
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所属 – 関西・関東所属(調教拠点の傾向)
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血統 – 血統傾向(父系中心の分析)
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リピータ – リピータースコア(該当なしのため全馬横並び)
※右にスクロール可能
馬名 | 合計 | 人気 | 前走R | 着順 | 脚質 | 馬場 | 配当 | 性齢 | 地域 | 血統 | リピ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ロードフォアエース | 37 | ◯ | ◯ | ◎ | ◎ | ◯ | △ | ◎ | ◎ | ◯ | − |
アスクワンタイム | 36 | ◎ | ◯ | ○ | ◎ | ◯ | ○ | ◎ | ◎ | ◯ | − |
アブキールベイ | 35 | ◯ | ◎ | ◎ | △ | ◯ | − | ○ | ◎ | − | − |
ヤマニンアルリフラ | 34 | △ | △ | ◎ | ◎ | ◯ | ◎ | ◎ | ◎ | − | − |
ヨシノイースター | 32 | △ | ◯ | ◎ | △ | ◯ | ◎ | ✕ | △ | − | ◎ |
モズメイメイ | 31 | ◎ | ✕ | ✕ | ◎ | ◯ | − | ○ | ◎ | ○ | − |
タマモブラックタイ | 30 | ○ | ○ | △ | △ | ○ | ○ | ○ | ◎ | ○ | − |
ミルトクレイモー | 29 | △ | ○ | ◎ | ◎ | ○ | ○ | ○ | ◎ | − | − |
バースクライ | 28 | ✕ | △ | ◎ | ◎ | ○ | ◎ | ○ | ◎ | − | − |
オタルエバー | 27 | △ | ○ | △ | ◎ | ○ | ○ | ○ | ◎ | − | − |
ヤマニンアンフィル | 26 | ✕ | △ | ◎ | △ | ○ | ◎ | ○ | ◎ | − | − |
ショウナンハクラク | 23 | △ | △ | △ | △ | ○ | ○ | ○ | ◎ | − | − |
メイショウソラフネ | 22 | ✕ | ○ | △ | △ | ○ | ◎ | ○ | ◎ | − | − |
キタノエクスプレス | 20 | ✕ | − | △ | ◎ | △ | ○ | △ | ◎ | − | − |
スリーアイランド | 20 | ✕ | − | △ | △ | △ | ◎ | △ | ◎ | − | − |
クラスペディア | 19 | ✕ | △ | ◎ | ◎ | △ | ◎ | △ | ◎ | − | − |
レッドヒルシューズ | 18 | ✕ | − | △ | △ | △ | ○ | △ | ◎ | − | − |
ドロップオブライト | 18 | ✕ | △ | △ | △ | ◎ | ◎ | △ | ◎ | − | − |
ロードベイリーフ | 16 | ✕ | − | ✕ | △ | △ | ○ | △ | ◎ | − | ✕ |
カリボール | 15 | ✕ | − | △ | △ | △ | ○ | ✕ | ◎ | − | ✕ |
エイシンワンド | 14 | ✕ | − | ✕ | ✕ | △ | ○ | △ | ◎ | − | − |
シロン | 14 | ✕ | − | ✕ | ✕ | △ | ○ | △ | ◎ | − | − |
逃げ先行でGⅢまたはオープン特別を好走してきた4歳勢のデータ適性が頭ひとつ抜けており、特にロードフォアエースとアスクワンタイムは脚質・人気帯・性齢の三拍子がそろっているためデータ面では双璧だ。差し型でも2回目参戦というリピーター加点を持つヨシノイースターが続き、逃げ切りに全振りのヤマニンアルリフラは人気薄でこそ破壊力がある。モズメイメイは1番人気想定でも前走GⅠ大敗という強い減点が残るものの、先行力自体は健在で枠や馬場がかみ合えば巻き返せる位置だ。過去傾向の優先順位は「脚質>前走内容>人気帯>馬場適性>性齢」で、血統・配当・リピーターなどは最終微調整の材料として活用する。したがって本番ではまず枠順と馬場状態を確認し、逃げ先行馬が走りやすい隊列とペースになりそうかを見極め、そのうえで良馬場なら差し勢のアブキールベイやタマモブラックタイをヒモに据え、稍重以上なら前残り警戒でヤマニンアルリフラやオタルエバーの順位を上げる、といった柔軟な組み立てが必要だろう。
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