毎日王冠2025の過去傾向・消しデータ(消去法)集!

どうも、競馬口コミダービー管理人の木口順一だ。

2025年10月5日日曜はG2・毎日王冠。

開幕週の東京1800mは“最後の速さ”がすべてだ。

チェルヴィニアの瞬発、レーベンスティールの安定、3歳サトノシャイニングの伸びしろ、そして“再現性”を持つエルトンバローズ

どこで勝ち筋が分かれるか—鍵は枠と馬場、そして隊列だ。

そこでこの記事では毎日王冠の過去10年のデータをまとめ、それぞれの消しデータ・消し条件までまとめてみた。

それぞれのデータがどう予想に使えるかまで書いてあるので、ぜひご自分の予想に役立てて欲しい。

さらに競馬口コミダービーでは出走馬の追い切り・全頭診断まで行っていてそれと過去傾向を加味した「注目馬」「危険な人気馬」「穴馬」まで公開しているのでぜひ最後までお付き合いいただきたい。

全頭診断・追切まとめはこちら

毎日王冠2025のAI予想はこちら

この記事でわかること
  • 過去10年の
    毎日王冠の
    レース傾向・データ
    (人気別成績
    前走レース別成績
    前走着順別成績
    脚質別成績
    馬場ごとのデータ
    配当傾向
    性令別成績
    関西関東の勝率
    血統傾向
    リピータースコア)
  • 過去傾向から抽出した
    消しデータ・消し条件
  • 過去傾向・データの
    予想活用方法

馬アイコンこの記事を書いたのは

執筆者画像

木口 順一

競馬歴18年の42歳。

何年か前にブログや掲示板を運営する某会社を退職。
退職後はそのノウハウと自分の長い競馬歴で何かできないか考えた末、競馬口コミダービーを設立。

安定して稼げる競馬予想サイトを探すために、ユーザーからの口コミを基に検証を続けている。

今まで検証してきた予想サイトの数は1,000サイト以上。
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現在は競馬予想家・競馬ジャーナリストとしても活躍中。
好きなレースはやっぱり日本ダービー。

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毎日王冠の過去10年の傾向早見表!

細かく過去の傾向を紹介していくが、毎日王冠のざっくりした傾向を掴むために先んじて過去10年の傾向を一言でまとめてみた。

「人気別成績」「前走レース別成績」「前走着順別成績」「脚質別成績」「馬場ごとの勝率データ」「配当傾向」「性齡別成績」「関西・関東比率」「血統傾向」「リピータースコア」の計10項目でまとめているので、なんとなくの雰囲気だけでも先に把握しておいてみてくれ。

毎日王冠の
傾向まとめ
  • 人気別成績
    1番人気が圧倒的で、
    相手は4〜6番人気が機能する。
    7番人気以下は“連軸外し”が基本だ。

  • 前走レース別成績
    前走G1を軸に据え、
    G3は相手で使う。
    G2直行は割引、
    オープン以下は基本消しだ。

  • 前走着順別成績
    前走3着が最も走り、
    2着・1着も安定。
    4〜9着はヒモ、
    10着以下は三連系で薄くが妥当だ。

  • 脚質別成績
    逃げ・先行がやや優位で、
    差し・追込は展開待ち。
    結局“直線で速い脚”がモノを言う。

  • 馬場ごとのデータ
    良なら上位人気決着が基本で
    先行有利寄り。
    稍重は逃げ寄りの年もあるが
    サンプル少、
    重・不良は実績不足だ。

  • 配当傾向
    近年は総じて堅めで
    三連単は2万円未満が多い。
    厚みは“3着に中穴”で作る形だ。

  • 性齡別データ
    4歳を軸、
    牝は打点が高い。
    5歳は相手本線、
    6歳以上は原則割引。
    3歳は加点対象だ。

  • 関西関東の勝率成績
    勝ち切りは関東が優勢。
    相手の厚みで
    関西を素直に混ぜるのが効率的だ。

  • 血統傾向
    父サンデー直系が主役、
    欧州型ノーザンダンサーは
    少数精鋭で対抗。
    ミスプロ系は相手寄り、
    母父ロベルト/ストームキャットは
    加点材料だ。

  • リピータースコア
    同レース2回目での好走率が高く、
    前年好走馬は
    “再度の圏内”を前提に扱うべきだ。

それではここからは各項目のデータについて解説していく。

それぞれの成績をどう予想に活用すれば精度が上がるのかもいっしょに説明していくので、ぜひ参考にしてみて欲しい。

もし細かいデータまで見る必要がない、もはや予想買い目を手軽に見たいだけという方にはAI予想買い目も公開中。

そちらの記事もぜひ確認してみてほしい。

毎日王冠の
AI予想まとめ

【人気別成績】

毎日王冠の過去10年で、何番人気が上位入線しているのかをまとめてみた。

※右にスクロール可能

人気帯 勝率 連対率 複勝率 平均
着順
最頻
着順
期待値スコア
〈単勝回収率〉
1番人気 80.0% 90.0% 90.0% 1着 225
2番人気 0.0% 20.0% 30.0% 着外 0
3番人気 10.0% 40.0% 50.0% 着外 58
4〜6番人気 3.3% 16.7% 36.7% 着外 58
7〜9番人気 0.0% 0.0% 3.3% 着外
10番人気以下 0.0% 0.0% 3.3% 着外

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消しデータ
  • 活用方法:軸は1番人気から入るのが基本線。現状の顔ぶれなら1番人気候補はチェルヴィニア/サトノシャイニング。このどちらかを“単勝・連系の柱”に据える。

  • 活用方法:3番人気は複勝50%で“保険軸”に向く。候補=レーベンスティール/エルトンバローズ(並び次第)。

  • 活用方法:4〜6番人気は複勝36.7%で“相手の柱”。候補=ホウオウビスケッツ/シリウスコルト/ディマイザキッド。三連系の2〜3列目に厚めに置くと理屈が通る。

  • 消しデータ・消し条件:7番人気以下の“連軸”は基本外し(連対0%)。該当想定=シルトホルン/ロングラン/ジェイパームス/ラファドゥラ/エルゲルージは“来ても3着”の扱いに抑える。

  • 例外運用:直前で人気帯が動いたら“帯のロジック”を優先して上下を即修正。たとえばロングランが想定以上に売れて4〜6番人気帯へ入るなら“相手柱”へ昇格、逆にエルトンバローズが下がって7番人気帯なら“連軸外し・3列目厚め”へ降格。

【前走レース別成績】

過去10年の毎日王冠に出走した馬を、前走の格(クラス)別に成績を集計してみた。

※右にスクロール可能

前走

レース

勝率 連対率 複勝率 勝利数 2着数 3着数 着外数
G1 16.7% 30.6% 41.7% 6 5 4 21
G2 8.3% 8.3% 8.3% 1 0 0 11
G3 2.9% 11.8% 23.5% 1 3 4 26

リス

テッド

0.0% 0.0% 0.0% 0 0 0 2
オープン 0.0% 0.0% 0.0% 0 0 0 7

3勝

クラス

以下

0.0% 0.0% 0.0% 0 0 0 1

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消去法まとめ
  • 活用方法:まず“前走G1”を軸。10年で勝ち6・連対3割超の王道ゾーン。該当=サトノシャイニング(前走ダービー)/ロングラン(前走安田記念)。この帯から本命と相手本線を作るのが筋だ。

  • 活用方法:“前走G3”は相手の柱。左回り・上がり性能の裏付けを重視して拾う。該当=チェルヴィニア(しらさぎS2着)/シリウスコルト(新潟大賞典)/ディマイザキッド(新潟大賞典)/シルトホルン(夏のマイルG3路線)

  • 活用方法:“前走G1・安田記念直行”は例年の好走ゾーン。該当はロングランのみ。直線で速い脚を長く使えるかが取捨の軸。

  • 注意(減点運用):“前走G2直行”はサンプル上は弱め。札幌記念などからの直行は**内容が強い負け(通過順・上がり・馬場差)**を拾えた時だけ評価戻し。該当=ホウオウビスケッツ/エルトンバローズ

  • 消しデータ・消し条件:リステッド/オープン/3勝からの格上げ直行は過去10年で馬券圏ゼロ。該当しうる=ジェイパームス/ラファドゥラ/エルゲルージ。来ても“相手の相手”までに留める。

【前走着順別成績】

過去10年の前走での着順別に振り分け、それぞれの勝率をまとめてみた。

※右にスクロール可能

前走

着順

勝率 連対率 複勝率 勝利数 2着数 3着数 着外数

勝率-

連対率

1着 11.5% 34.6% 38.5% 3 6 1 16 -23.1pt
2着 21.4% 28.6% 35.7% 3 1 1 9 -7.1pt
3着 25.0% 25.0% 75.0% 2 0 4 2 0.0pt

4~9

4.9% 9.8% 19.5% 2 2 4 33 -4.9pt

10着

以下

0.0% 3.2% 3.2% 0 1 0 30 -3.2pt

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消しデータまとめ
  • まず“前走3着以内”最優先。特に前走3着は複勝率75.0%で質が高いが、今年の登録に明確な前走3着は見当たらない。次点の“前走2着”から拾う。該当=チェルヴィニア(前走しらさぎS2着)。

  • “前走1着”は連対34.6%で安定だが、直近が1着で臨む登録馬は不在見込み。確定出馬表で最終確認。

  • “前走4〜9着”は軸には弱い(勝率4.9%、複勝19.5%)がヒモとして機能。該当=サトノシャイニング(日本ダービー4着)/エルトンバローズ(中京記念8着)/ホウオウビスケッツ(札幌記念7着同着)/レーベンスティール(しらさぎS7着)/ディマイザキッド(函館記念4着)/シリウスコルト(七夕賞8着)/シルトホルン(七夕賞4着)/ラファドゥラ(日高S7着)。

  • “前走10着以下”は苦戦帯(複勝3.2%)。三連系で薄くが基本。該当=ロングラン(安田記念13着)/ジェイパームス(中山金杯14着)。

  • 例外運用:10着以下でも「大敗の中身が明確(出遅れ、不利、極端なハイの巻き添え、特殊馬場)」なら減点を緩める。逆に4〜9着でも“着差負け・上がり負け”ならヒモ軽に落とす。

  • 注意点:前走3着のサンプルは小さい。数字の見栄えだけを盲信せず、“前走クラス(G1>G3)×通過順×上がり”で重ねて絞るのが安全だ。

【脚質別成績】

過去10年の毎日王冠の脚質別に成績を振り分け、まとめてみた。

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脚質 勝率 連対率 複勝率 勝率-
複勝率
勝利数 2着数 3着数 着外数
逃げ 20.0% 40.0% 40.0% -20.0pt 2 2 0 6
先行 8.8% 11.8% 26.5% -17.7pt 3 1 5 25
差し 5.0% 17.5% 22.5% -17.5pt 2 5 2 31
追込 8.3% 13.9% 22.2% -13.9pt 3 2 3 28

予想への活用方法と消しデータ

予想活用方法と
消しデータ
  • 活用方法:逃げ(複勝40%)は軸サイド。ハナ〜番手の主導想定=シルトホルン、ホウオウビスケッツ。2列目で受けても形になるのがこの2頭。

  • 活用方法:先行(複勝26.5%)は“位置+直線の速さ”が条件。該当=エルトンバローズ、レーベンスティール、シリウスコルト、ジェイパームス(先行寄りの時)。好位で溜められる並びなら評価を底上げ。

  • 活用方法:差し(複勝22.5%)は“上がり上位が前提”。該当=チェルヴィニア、サトノシャイニング、ディマイザキッド、レーベンスティール。中団外で脚を溜め、直線で速い脚を出せるかが軸。

  • 活用方法:追込(複勝22.2%)は展開待ち。該当=ロングラン、ラファドゥラ。ペースが流れて前が鈍る年だけ浮上させる。

  • 消しデータ・消し条件:東京1800は“直線の速さ”が正義。上がりの裏付けが弱い前受け一辺倒、あるいは道中で脚を使い過ぎる先行は割引。逆に前なら“溜め→直線も一脚”の再現が見える時だけ評価を戻す。

  • まとめ:頭候補はチェルヴィニア/サトノシャイニング(差しの質)、対抗群にレーベンスティール/エルトンバローズ(好位差し)、前残りの押さえにホウオウビスケッツ/シルトホルン、3列目の厚みはシリウスコルト/ディマイザキッド/ロングラン/ジェイパームス/ラファドゥラで作る。

【枠順別成績】

過去10年の毎日王冠でどの枠に入った馬がどれだけの結果を挙げているかを成績でまとめてみた。

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枠順 勝率 連対率 複勝率 勝利数 2着数 3着数 着外数
1枠 10.0% 10.0% 40.0% 1 0 3 6
2枠 0.0% 10.0% 10.0% 0 1 0 9
3枠 9.1% 18.2% 18.2% 1 1 0 9
4枠 0.0% 14.3% 35.7% 0 2 3 9
5枠 5.9% 17.6% 23.5% 1 2 1 13
6枠 11.1% 16.7% 27.8% 2 1 2 13
7枠 15.0% 20.0% 20.0% 3 1 0 16
8枠 10.0% 20.0% 25.0% 2 2 1 15

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消しデータ
  • 単勝の柱は外寄り優位発想でいい。勝ち切りは概ね7枠>6枠≒8枠>1枠。上位人気想定のチェルヴィニア/サトノシャイニング/レーベンスティールが6〜8枠を引けば、本線強めで押し切る。

  • 連系の“取りこぼし回避”は内の複勝力を利用。1枠(複勝40%)と4枠(複勝35.7%)は圏内の土台になりやすい。差し脚型のチェルヴィニア/サトノシャイニング/レーベンスティール、捌けるタイプのジェイパームスはここを引けば評価を底上げだ。

  • 2枠は勝ちゼロが続く帯。人気馬が入ったら“連系軸どまり”に落として、妙味は相手厚めで担保。該当し得るのはチェルヴィニア/サトノシャイニング/レーベンスティールなどの上位人気候補。

  • 逃げ・先行×外(7・8枠)は理にかなう。ホウオウビスケッツ/シルトホルン/シリウスコルトは外から“出して行ってもロスが小さい”形が作れる。

  • 差し・追い込みは中〜外で伸びやすいが、1枠でも直線で捌けるタイプなら問題なし。チェルヴィニア/サトノシャイニング/レーベンスティール/ロングラン/ディマイザキッドは中外なら素直に上げ、最内なら“詰まりリスク”を少し割り引く。

  • バランス型の6枠は軸・紐どちらでも使いやすい。エルトンバローズ/ジェイパームスはこの帯なら“安定寄りの押さえ軸”に格上げ。

  • 実績面で見劣るエルゲルージ/ラファドゥラ枠の後押しが必須。1枠や4枠なら三連系のヒモで残し、2枠や内で窮屈になる配置なら点数を絞る側に回す。

【馬場ごとのデータ】

過去10年の毎日王冠での馬場状態ごとに結果がどうなったかをまとめてみた。

※右にスクロール可能

馬場

状態

先行馬の
複勝率
差し馬の
複勝率
1~3番人気の
勝率

4番人気以下の
勝率

平均走破
タイム
約27% 約22% 87.5%(7/8) 12.5%(1/8) 1:44.9
(勝ち時計の平均)
稍重 参考:
逃げ>
先行≒
差し
(※後述)
参考:
逃げ>
先行≒
差し
100%(2/2) 0%(0/2) 1:46.1
(勝ち時計の平均)
不良

※稍重のデータは2回で差し決着、先行決着がそれぞれ1回なので予想に使えるデータとして数値化できず。代わりに参考の脚質の優位性のみ記載。

予想活用方法と消しデータ

活用方法と消しデータ
  • 良前提の基本線:上位人気の勝率が高い=本命は人気サイドから。先行>差しの順で複勝域が広がるので、ホウオウビスケッツ/エルトンバローズの“好位先行”を厚めに、チェルヴィニア/サトノシャイニング/レーベンスティールの“中団差し”は上がりの裏付けがあれば本線。

  • 稍重へのスイッチ:参考値だが“逃げ優勢”が出やすい。ホウオウビスケッツ/シルトホルンは評価を一段上げる。差しが利く含水(内荒れ・外有利)に振れたらチェルヴィニア/ロングラン/ディマイザキッドを前進。

  • 前残りを拾う条件:平均〜ややスローで内が保つ年は“先行の粘り”で配当が作りやすい。ホウオウビスケッツ/シルトホルン/シリウスコルトを2・3列目に厚く。

  • 直線瞬発に寄る条件:開幕週らしい高速良×外伸びなら“好位差し→上がり上位”で決着しやすい。チェルヴィニア/サトノシャイニング/レーベンスティールの順で信頼、相手にエルトンバローズ

  • “消し”の基本線:良で4番人気以下の“頭”狙い多点は割に合わない(上位勝率が高い)。また、上がり裏付けの薄い前受け一辺倒は東京1800の瞬発戦で割引。該当は展開や枠の追い風が強い時だけ評価を戻す。

  • 役割整理(良前提の初期配分):

     軸候補=チェルヴィニア/サトノシャイニング(差しの質)/エルトンバローズ(好位持続+リピーター)

     相手本線=レーベンスティール/ホウオウビスケッツ

     ヒモ厚め=シリウスコルト/ディマイザキッド

     押さえ=ロングラン/ジェイパームス/ラファドゥラ/エルゲルージ(馬場や通り道がハマった時)

【配当傾向と配当バランス指数】

過去10年の馬券の払い戻しと、3連単と単勝の差を指数化してどれだけ荒れやすいかを数値から考えてみた。

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年度 3連単 3連複 馬単 馬連 単勝
2024 17,060円 4,370円 2,620円 1,780円 350円
2023 12,920円 1,130円 4,970円 1,560円 1,750円
2022 8,690円 2,110円 1,630円 970円 300円
2021 2,820円 910円 670円 350円 260円
2020 3,430円 1,690円 680円 580円 130円
2019 1,000円 360円 420円 300円 160円
2018 10,170円 3,250円 1,060円 670円 230円
2017 27,280円 4,670円 4,300円 2,340円 580円
2016 61,710円 18,540円 1,440円 800円 330円
2015 28,200円 6,720円 3,210円 1,880円 490円
年度 配当バランス指数
((3連単÷単勝配当)×100)
2024 4,874.3
2023 738.3
2022 2,896.7
2021 1,084.6
2020 2,638.5
2019 625.0
2018 4,421.7
2017 4,703.4
2016 18,700.0
2015 5,755.1

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消しデータ
  • 基本線:直近6年(2019–2024)は3連単2万円未満が多い=“頭と2列目は人気サイド”で固まりやすい。指数も600〜4,800台の年が中心で、3着の入り方で厚みが生まれる設計だ。

  • 頭候補の再定義:チェルヴィニア/サトノシャイニングが“頭の中心”。前者は4歳牝×東京適性、後者は3歳利×前走G1の裏付け。ここを1着固定の主柱に置く。

  • 2列目の柱:レーベンスティール/エルトンバローズ。前者は東京1800の再適性、後者は“リピーター加点”が効く。順当域の配当でも回収の芯を作れる。

  • 3列目拡張(指数を伸ばすパターン):ホウオウビスケッツ/シリウスコルト/シルトホルン/ディマイザキッドを厚めに回す。先行勢(ホウオウ・シルト)は“前残り年”のスパイス、差し勢(ディマイザ)は“外差し年”に効く。

  • ワイド・馬連の使い所:指数が低めに寄る年(=単勝が売れる)は、馬連の本線を厚くして取りこぼしを減らすのが筋。チェルヴィニア—レーベンスティール/サトノシャイニング、サトノシャイニング—エルトンバローズ等の“人気×準人気”で押さえを用意。

  • “消し”の具体:

    ① 近年分布的に下位人気の“頭多点”は非効率。人気薄は3着固定に役割を限定。

    ② リステッド・オープン直行の格上げ組を“頭固定”に入れるのは避ける(ジェイパームス/ラファドゥラ/エルゲルージ)。

    ③ リピーター性が薄い差しの人気薄は
    連軸外し
    。展開か馬場の追い風が見えた時にだけ3列目へ。

【性齢別成績】

過去10年の毎日王冠の性別・年齢別の成績をまとめてみた。

※右にスクロール可能

性別 勝率 連対率 複勝率 勝利数 2着数 3着数 着外数
牡馬 7.1% 14.2% 23.0% 8 8 10 87
牝馬 28.6% 57.1% 57.1% 2 2 0 3
騙馬 0.0% 25.0% 25.0% 0 1 0 3
年齢 勝率 連対率 複勝率 勝利数 2着数 3着数 着外数
4歳 9.1% 18.2% 36.4% 3 3 6 21
5歳 6.5% 16.1% 25.8% 2 3 3 23
6歳 0.0% 13.0% 13.0% 0 3 0 20
7歳 0.0% 0.0% 8.3% 0 0 1 11
8歳 0.0% 0.0% 0.0% 0 0 0 4

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消しデータ
  • 基本線は4歳軸。複勝36.4%でブレが小さい。該当=チェルヴィニア(牝4)/シリウスコルト(牡4)/ディマイザキッド(牡4)。この帯から“本命+相手本線”を揃えるのが筋だ。

  • 牝馬の打点は高い。サンプルは少ないが複勝57.1%。該当=チェルヴィニア。4歳×牝の掛け算で上位固定に置ける。ラファドゥラ(牝5)は格で一段下げ、三連系の薄い押さえまで。

  • 5歳は相手本線が合う。複勝25.8%で安定、勝ち切りはやや落ちる。該当=レーベンスティール/エルトンバローズ/ホウオウビスケッツ/ジェイパームス(セ5)。この層は2〜3列目の厚みで使って期待値が立つ。

  • 6歳以上は原則割引。6歳勝ちゼロ、7歳複勝8.3%。該当=エルゲルージ(牡6)/ロングラン(セ7)。来るなら“3着役”の扱いが妥当だ。

  • 3歳は例外加点。テーブル外だが勝率が突出。該当=サトノシャイニング(牡3・55kg)。大人相手でも“年齢の追い風+軽量”で対抗以上に置ける。

  • “消しデータ・消し条件”:① 6歳以上の“頭固定”多点は非効率(上位入線率が低い)。② セン馬の“頭”は過剰評価禁止(参考実測で勝ちゼロ)。ロングラン/ジェイパームスは“展開と枠が強くハマる時だけ3列目”。

  • まとめ直し:本線=チェルヴィニア/サトノシャイニング相手本線=レーベンスティール・エルトンバローズ・ホウオウビスケッツ3列目厚め=シリウスコルト・ディマイザキッド押さえ=ロングラン・ジェイパームス・ラファドゥラ・エルゲルージ。枠と当週の気配で“1段だけ”上下させればブレない。

【所属別成績と成績比率】

過去10年の毎日王冠における、関東馬(美浦所属)と関西馬(栗東所属)の成績をまとめて、どちらが優勢かに関してもわかるようにしてみた。

※右にスクロール可能

所属 勝率 連対率 複勝率 勝利数 2着数 3着数 着外数
関西馬 4.5% 9.1% 19.7% 3 3 7 53
関東馬 13.2% 26.4% 32.1% 7 7 3 36
指標 比率
(関西馬 ÷
関東馬)
関西馬 関東馬
勝率 0.34倍 4.5% 13.2%
連対率 0.34倍 9.1% 26.4%
複勝率 0.61倍 19.7% 32.1%

予想への活用方法と消しデータ

活用方法
消しデータまとめ
  • 軸は関東馬から入るのが筋だ。勝率・連対率で明確に優位。上位人気想定の関東=チェルヴィニア/レーベンスティールをまず本命・対抗の土台に据える。

  • 三連系は“相手の厚み”で配当を作る。複勝率の比率は0.61倍まで詰まるので、相手には関西実力馬を素直に混ぜる。該当=サトノシャイニング/エルトンバローズ/エルゲルージ

  • 先行の関東は上げ幅が大きい。ホウオウビスケッツ/シルトホルン/シリウスコルト/ディマイザキッド/ロングランは、東京1800の“好位〜中団前→直線”にハマる並びなら評価を一段上げる。

  • “消し”運用は二段でいく。① 勝ち切り狙いで関西の人気薄を頭固定に多点は非効率(過去10年の勝率差が大きい)。来るなら2〜3列目の役割に限定。② 関東でも格下・直近内容が薄いタイプは頭から外し、相手軽に落とす(例:ラファドゥラは三連系の押さえ止まり)。

  • まとめ直し:本線=チェルヴィニア/レーベンスティール(関東上位)/準本線=サトノシャイニング/エルトンバローズ(所属劣勢でも地力で混ぜる)/3列目拡張=ホウオウビスケッツ/シルトホルン/シリウスコルト/ディマイザキッド/ロングラン押さえ=ラファドゥラ/エルゲルージ。この“所属の地合い+個体要素”で組むとブレが小さい。

【血統別傾向成績】

過去10年の毎日王冠における主な父系統別の成績をまとめてみた。

※右にスクロール可能

血統傾向 勝利数 連対数 複勝数 特記事項

父サンデーサイレンス直系

(ディープ/ハーツ/エピ/

ジャスタ/キズナ等)

8 14 21

“父サンデー直系”が勝ち馬の8/10年。

1〜3着占有も7割(21/30)で圧倒的。

父ミスタープロスペクター系

(キングカメハメハ/

ルーラー/ロードカナロア等)

0 2 3

勝ち切りは未出。

2着・3着で相手に来る型。

父ノーザンダンサー系

(欧州型:Kingman/

ジャングルポケット等)

1 1 3

21年Kingmanが勝利。

“欧州型の切れ”がハマる年がある。

父カロ系・グレイ系

(クロフネなど)

1 2 2

18年アエロリットが勝利&19年も2着。

レアだが刺さる年はある。

母父ストームキャット系

(Storm Catなど)

3 5 5

15・17・19年と勝ち馬3頭。

東京1800の高速決着で持続的に好相性。

母父ロベルト系

(ブライアンズタイム/

シンボリクリスエスなど)

1 2 3

近年は23年1着(エルトンバローズ)

24年3着で連続可視化。

地力底上げに効く。

母父サンデー系

(ディープ/ネオユニ/SSなど)

1 3 4

18年勝利含め相手で目立つ。

“父サンデー×母父サンデー”は

過剰ではないが来る年は来る。

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消しデータ
  • 本線は父サンデー直系から入るのが筋だ。該当=サトノシャイニング(キズナ)/レーベンスティール(リアルスティール)/エルトンバローズ(ディープブリランテ)/ディマイザキッド(ディーマジェスティ)/ロングラン(ヴィクトワールピサ)/ジェイパームス(ジャスタウェイ)。ここが“本命〜相手本線”の母集団だ。

  • 父ノーザンダンサー欧州型は少数精鋭で対抗に据えられる。該当=チェルヴィニア(ハービンジャー)。瞬発の質と持続を両立でき、東京9Fの直線勝負に合う。

  • 父ミスプロ系は“相手寄り”。該当=エルゲルージ(ドゥラメンテ)/ラファドゥラ(ドゥラメンテ)/シリウスコルト(マクフィ)。勝ち切りより3連系の2〜3列目で使うのが期待値的だ。

  • 母父ロベルト系は加点材料。該当=エルトンバローズ(母父ブライアンズタイム)。粘りと底力の裏付けとして“相手本線”に押し上げる。

  • 母父ストームキャット系は今年は明確な該当が薄い見込み。再現を狙うよりは他要素(脚質・前走G1)を優先。

【リピータースコア】

過去10年のリピータースコアをまとめた。

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馬名 出走年

出走

回数

着度数

(1–2–3–外)

複勝率 平均着順 メモ
サリオス

2020①

2022①

2 2–0–0–0 100% 1.0

2走とも勝利。

2走目も①。

アエロ

リット

2018①

2019②

2 1–1–0–0 100% 1.5

先行押し切り→

翌年ハナ差②。

シュネル

マイスター

2021①

2023③

2 1–0–1–0 100% 2.0

3歳①→

古馬になって③。

エルトン

バローズ

2023①

2024③

2 1–0–1–0 100% 2.0

逃げ先行で

2年連続圏内。

サンレイ

ポケット

2020③

2021②

2 0–1–1–0 100% 2.5

3着→

翌年②へ上げ。

予想への活用方法と消しデータ

予想の活用法
消しデータまとめ
  • まず“純リピーターは買い”。エルトンバローズは23年③→24年③で2年連続圏内。今年は“3回目”になるが、当舞台での位置取り→直線持続の再現性が高く、相手本線以上に置くのが筋だ。

  • 今年“2回目”になる組は加点対象ホウオウビスケッツ(24年②)は、先行で運べる年なら再度の圏内が見やすい。リピーターバイアスに、開幕週×東京1800の先行耐久が噛み合う。

  • 初出走勢は中立。チェルヴィニア/サトノシャイニング/レーベンスティール/シリウスコルト/ディマイザキッド/ロングラン/ジェイパームス/ラファドゥラ/エルゲルージは、枠と隊列、馬場バイアスで評価を微調整するだけでいい。

  • “消し”の基本線①:当該重賞での過去出走歴があり、かつ前回が二桁着順タイプ(今年の登録には明確該当なし)は頭固定多点を避ける。② リピーター候補でも、極端な差し馬場や内不利など隊列・馬場が逆風なら連軸から一段落とす

  • まとめ(役割の置き方):

    軸候補=チェルヴィニア/サトノシャイニング(地力+適性)

    相手本線=エルトンバローズ(純リピーター)/ホウオウビスケッツ(2回目加点)/レーベンスティール(舞台適性)

    三列目厚め=シリウスコルト/ディマイザキッド/ロングラン/ジェイパームス/ラファドゥラ/エルゲルージ(枠・隊列で上下)

傾向まとめ

これで過去傾向に関してはすべて紹介したことになる。

どうしてもボリュームがあるので、おさらいがてら傾向を一言でまとめたものを貼っておくので再確認してみてくれ。

毎日王冠の
傾向まとめ
  • 人気別成績
    1番人気が圧倒的で、
    相手は4〜6番人気が機能する。
    7番人気以下は“連軸外し”が基本だ。

  • 前走レース別成績
    前走G1を軸に据え、
    G3は相手で使う。
    G2直行は割引、
    オープン以下は基本消しだ。

  • 前走着順別成績
    前走3着が最も走り、
    2着・1着も安定。
    4〜9着はヒモ、
    10着以下は三連系で薄くが妥当だ。

  • 脚質別成績
    逃げ・先行がやや優位で、
    差し・追込は展開待ち。
    結局“直線で速い脚”がモノを言う。

  • 馬場ごとのデータ
    良なら上位人気決着が基本で
    先行有利寄り。
    稍重は逃げ寄りの年もあるが
    サンプル少、
    重・不良は実績不足だ。

  • 配当傾向
    近年は総じて堅めで
    三連単は2万円未満が多い。
    厚みは“3着に中穴”で作る形だ。

  • 性齡別データ
    4歳を軸、
    牝は打点が高い。
    5歳は相手本線、
    6歳以上は原則割引。
    3歳は加点対象だ。

  • 関西関東の勝率成績
    勝ち切りは関東が優勢。
    相手の厚みで
    関西を素直に混ぜるのが効率的だ。

  • 血統傾向
    父サンデー直系が主役、
    欧州型ノーザンダンサーは
    少数精鋭で対抗。
    ミスプロ系は相手寄り、
    母父ロベルト/ストームキャットは
    加点材料だ。

  • リピータースコア
    同レース2回目での好走率が高く、
    前年好走馬は
    “再度の圏内”を前提に扱うべきだ。

基本的な予想の活用方法に関してはこれで完璧。

ただこれだけだとそれぞれのデータが独立していて、全部の傾向をあわせて考えたときに今回の登録馬の中で結局どの馬が有利なのか不利なのかがわからないだろう。

そこでさらにここから過去傾向や消しデータを用いて、データ的にどの馬が有利なのかをランキング化していくことにする。

過去傾向・消しデータが影響しそうな馬ランキング

ここまでまとめてきたい過去傾向や消しデータを利用して、登録馬の中で特にデータ上有利な馬をランキング化してみた。

以下の表に、2025年毎日王冠の登録馬全頭を各評価項目ごとに「◎ (+3点)」「○ (+2点)」「△ (+1点)」「– (0点)」「✕ (-1点)」で採点し、総合得点の高い順に並べた【評価テーブル】を示す。

また、テーブル後には今回予想で重視したポイントの優先順位とバランスについて解説する。

各項目のまとめ
  • 人気 – 人気別成績(想定人気を考慮)

  • 前走R – 前走レース別成績(臨戦過程のレース傾向)

  • 前走着 – 前走着順別成績(直前の着順傾向)

  • 脚質 – 脚質別成績(展開適性)

  • 枠順 – 枠順別成績(枠順確定後の有利不利)
  • 馬場 – 馬場適性(想定馬場への適性)

  • 配当 – 配当傾向(想定人気に絡む期待値)

  • 性齢 – 性齢データ(全馬3歳牡馬につき横並び)

  • 所属 – 関西・関東所属(調教拠点の傾向)

  • 血統 – 血統傾向(父系中心の分析)

  • リピータ – リピータースコア(該当なしのため全馬横並び)

※右にスクロール可能

馬名 合計点数 人気別成績 前走レース別成績 前走着順別成績 脚質別成績 馬場ごとのデータ 配当傾向 性齡別データ 関西関東の勝率成績 血統傾向 リピータースコア
チェルヴィニア 25.0
エルトンバローズ 20.5
ホウオウビスケッツ 20.5
レーベンスティール 20.0
サトノシャイニング 20.0
シルトホルン 19.5
シリウスコルト 19.0
ディマイザキッド 18.0
ロングラン 11.5
ジェイパームス 7.5
ラファドゥラ 5.0
エルゲルージ −4.0

見解
  1. 頭候補はチェルヴィニア or サトノシャイニング。配当は2列目=レーベンスティール/エルトンバローズ/ホウオウビスケッツで作る。

  2. 3列目はシルトホルン/シリウスコルト/ディマイザキッド厚め。ロングラン以下は“展開・枠の追い風”が見えた時だけ。

毎日王冠
全頭診断追い切りまとめ

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