新潟2歳ステークス2025の過去傾向・消しデータ(消去法)集

どうも、競馬口コミダービー管理人の木口順一だ。

2025年8月24日日曜はG3・新潟2歳ステークス。

夏の終盤にいきなり答え合わせが来るレースだ。

映像と追い切りの“手の内”をつなげると、人気の並びに隙ができるポイントがはっきり見える。

勢いだけで押し切れるほど甘くはないし、ただの穴狙いでも足りない。

ここは“どこで勝負して、どこを捨てるか”を先に決めた者勝ちだろう。

そこでこの記事では新潟2歳ステークスの過去10年のデータをまとめ、それぞれの消しデータ・消し条件までまとめてみた。

それぞれのデータがどう予想に使えるかまで書いてあるので、ぜひご自分の予想に役立てて欲しい。

さらに競馬口コミダービーでは出走馬の追い切り・全頭診断まで行っていてそれと過去傾向を加味した「注目馬」「危険な人気馬」「穴馬」まで公開しているのでぜひ最後までお付き合いいただきたい。

全頭診断・追切まとめはこちら

新潟2歳ステークス2025のAI予想はこちら

この記事でわかること
  • 過去10年の
    新潟2歳ステークスの
    レース傾向・データ
    (人気別成績
    前走レース別成績
    前走着順別成績
    脚質別成績
    馬場ごとのデータ
    配当傾向
    性令別成績
    関西関東の勝率
    血統傾向
    リピータースコア)
  • 過去傾向から抽出した
    消しデータ・消し条件
  • 過去傾向・データの
    予想活用方法

馬アイコンこの記事を書いたのは

執筆者画像

木口 順一

競馬歴18年の42歳。

何年か前にブログや掲示板を運営する某会社を退職。
退職後はそのノウハウと自分の長い競馬歴で何かできないか考えた末、競馬口コミダービーを設立。

安定して稼げる競馬予想サイトを探すために、ユーザーからの口コミを基に検証を続けている。

今まで検証してきた予想サイトの数は1,000サイト以上。
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現在は競馬予想家・競馬ジャーナリストとしても活躍中。
好きなレースはやっぱり日本ダービー。

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新潟2歳ステークスの過去10年の傾向早見表!

細かく過去の傾向を紹介していくが、新潟2歳ステークスのざっくりした傾向を掴むために先んじて過去10年の傾向を一言でまとめてみた。

「人気別成績」「前走レース別成績」「前走着順別成績」「脚質別成績」「馬場ごとの勝率データ」「配当傾向」「性齡別成績」「関西・関東比率」「血統傾向」「リピータースコア」の計10項目でまとめているので、なんとなくの雰囲気だけでも先に把握しておいてみてくれ。

新潟2歳ステークスの
傾向まとめ
  • 人気別成績:頭は1〜3人気、妙味は3人気、10人気以下は基本切りだ。

  • 前走レース別成績:新馬・未勝利直行が主軸、Listed直行は強く割り引く流れだ。

  • 前走着順別成績:前走1着が圧倒、2着以下の巻き返しはほぼ出ない。

  • 脚質別成績:差し優勢、逃げの勝ちはゼロで先行は相手までが妥当だ。

  • 馬場ごとのデータ:良は前有利、稍重は差し寄りで人気上位が勝ち切りやすい。

  • 配当傾向:基本は順当〜中穴、時々だけ大波乱が混じる。

  • 性別別データ:牡と牝で大差なし、微差で牡が勝ち上だ。

  • 関西関東の勝率成績:勝ち切りは関西優勢、相手圏は東西ほぼ互角だ。

  • 血統傾向:父サンデーが王道、非SS父×母父サンデーの配合は強気で押せる。

それではここからは各項目のデータについて解説していく。

それぞれの成績をどう予想に活用すれば精度が上がるのかもいっしょに説明していくので、ぜひ参考にしてみて欲しい。

もし細かいデータまで見る必要がない、もはや予想買い目を手軽に見たいだけという方にはAI予想買い目も公開中。

そちらの記事もぜひ確認してみてほしい。

新潟2歳ステークスの
AI予想まとめ

【人気別成績】

新潟2歳ステークスの過去10年で、何番人気が上位入線しているのかをまとめてみた。

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人気帯 勝率 連対率 複勝率 平均
着順
最頻
着順
期待値スコア
〈単勝回収率〉
1番人気 40.0% 70.0% 70.0% 3.5 1着 107%
2番人気 10.0% 20.0% 60.0% 4.4 3着/
着外(同数)
43%
3番人気 30.0% 50.0% 60.0% 3.0 着外 223%
4〜6番人気 6.7% 13.3% 20.0% ≈6.3 着外 27%
7〜9番人気 0.0% 0.0% 10.0% ≈9.2 着外 0%
10番人気以下 0.0% 4.8% 4.8% ≈10.7 着外 0%

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消しデータ
  • 単の頭は基本「1〜3番人気」で構成だ。特に3番人気は回収率の妙味が最も高い帯(単回収率 ≈223%)で、過去10年の中でも狙いどころになりやすい。該当しそうな上位勢を“本線側”に寄せる。候補:リアライズシリウス(上位人気想定)、サンアントワーヌサノノグレーターフェスティバルヒル

  • 三連複・ワイドで“相手の厚み”を作る帯は4〜6番人気。率自体は薄いが連対・複勝で20%前後拾える層だ。現時点の力関係からはタイセイボーグヒルデグリムあたりがこの帯に収まりやすく、ヒモで価値があるだろう。

  • 7〜9番人気の頭は原則切り。複勝10%は“押さえで1点だけ拾う”くらいの扱いだ。拾うなら三複のごく薄い穴枠にメーゼフォトンゲイザーリネンタイリンを1列だけ足すイメージ。

  • 10番人気以下は消し基準。複勝率4.8%・単回収0%帯で、基本は馬券外管理。該当の可能性が高いロットは人気動向を見ても原則“評価下げ”。

要は頭は1〜3、妙味は3、紐は4〜6、7〜は薄く、10以下は切る、がこのレースの人気別セオリーだろう。

【前走レース別成績】

過去10年の新潟2歳ステークスに出走した馬を、前走の格(クラス)別に成績を集計してみた。

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前走

レース

勝率 連対率 複勝率 勝利数 2着数 3着数 着外数
G1 0 0 0 0
G2 0 0 0 0
G3 0.0% 0.0% 100.0% 0 0 1 0

リス

テッド

0.0% 0.0% 0.0% 0 0 0 22
オープン 0 0 0 0

3勝

クラス

以下

7.5% 16.8% 24.3% 8 10 8 81

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消去法まとめ
  • 活用方法:軸は「3勝クラス以下(=新馬 or 未勝利)からの臨戦」。この帯は勝率7.5%・複勝24.3%で、過半の好走を供給している。該当して“重宝”はリアライズシリウス(東京1600新馬7馬身差)サノノグレーター(東京1600新馬)フェスティバルヒル(阪神1600新馬)ヒルデグリム(新潟1600新馬)サンアントワーヌ(東京1400新馬)だ。前走1着が中心というJRAの傾向とも噛み合う。

  • 消しデータ・消し条件:Listed 組は原則評価を落とす。ダリア賞+中京2歳Sの合算で馬券内ゼロ。該当はタイセイボーグ(ダリア賞2着)リネンタイリン(同6着)フォトンゲイザー(同7着)。頭はもちろん、相手でも厚くは拾いにくい帯だ。

  • 補足:G3(=函館2歳S)経由はサンプル1で「3着1回のみ」。今年の登録には該当なしだろう。

この切り口で“頭=新馬/未勝利の前走1着+上がり型”、穴は薄く、Listedは基本割引…という組み立てにしておくのが筋だ。

【前走着順別成績】

過去10年の前走での着順別に振り分け、それぞれの勝率をまとめてみた。

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前走

着順

勝率 連対率 複勝率 勝利数 2着数 3着数 着外数

勝率-

連対率

1着 8.4% 16.8% 24.4% 10 10 9 90 -8.4%
2着 0.0% 0.0% 0.0% 0 0 0 4 0.0%
3着 0.0% 0.0% 0.0% 0 0 0 1 0.0%

4~9

0.0% 0.0% 12.5% 0 0 1 7 0.0%

10着

以下

0 0 0 0

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消しデータまとめ
  • 基本は「前走1着」から入るのがセオリーだ。過去10年で勝率8.4%、連対16.8%、複勝24.4%。該当=サノノグレーター(新馬1着)・サンアントワーヌ(新馬1着)・フェスティバルヒル(新馬1着)・リアライズシリウス(新馬1着)。この4頭は上位評価でいいだろう。

  • 消し寄りの条件は「前走2着以下」。過去10年で【0-0-1-12】、巻き返しはほぼ出ない。該当=タイセイボーグ(前走ダリア賞2着)・フォトンゲイザー(前走ダリア賞組)・リネンタイリン(前走ダリア賞組)・ロット(前走新馬7着)。このゾーンは点数を絞る時に思い切って落とす判断材料になる。例外は2015年3着のマコトルーメン(前走函館2歳S5着)くらいだ。

  • 4~9着からの巻き返しは30頭中3着1回だけ(複勝率12.5%)。妙味狙いでも軸にはしづらいだろう。

  • 参考までにクラス軸で見ても、前走オープン特別は【0-0-0-14】と壊滅。ダリア賞からの直行は数字が極端に悪い点は頭に入れておくといい。

【脚質別成績】

過去10年の新潟2歳ステークスの脚質別に成績を振り分け、まとめてみた。

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脚質 勝率 連対率 複勝率 勝率-
複勝率
勝利数 2着数 3着数 着外数
逃げ 0.0% 20.0% 30.0% -30.0% 0 2 1 7
先行 5.7% 11.4% 20.0% -14.3% 2 2 3 28
差し 11.9% 20.3% 27.1% -15.3% 7 5 4 43
追込 3.6% 7.1% 14.3% -10.7% 1 1 2 24

予想への活用方法と消しデータ

予想活用方法と
消しデータ
  • 基本方針=差し→上がり性能重視だ。上がり最速クラスで勝ってきたヒルデグリム(新潟1600で上がり33.1の差し切り)・サノノグレーター(東京マイルで上がり33.9最速の差し)・タイセイボーグ(ダリアSで上がり33.4最速の差し)・フェスティバルヒル(東京1400で上がり最速の外差し)は軸候補に昇格。

  • 先行はヒモ〜対抗がちょうどいいだろう。先手〜番手から押し切れる脚を見せたサンアントワーヌ(2番手抜け出し)・フォトンゲイザー(ダリアSで④③の先行粘り)・リネンタイリン(2番手から押し切り)は展開利があれば残るタイプとして評価。

  • 逃げ本命はリスク高め(10年で勝ち0)。リアライズシリウスはデビュー戦でハナ+上がり最速の例外級だが、ここでは相手本線〜連下に落として妙味取り、という構図がハマりやすいはず。

  • 消し寄り条件=「当日上がり6位以下想定」「極端な追い込み一辺倒」。上がり6位以下は10年で【0-2-1-71】と壊滅的だし、直線一気だけに賭けるタイプは外回りでも届き切らないケースが多い。追走で置かれやすい初芝・短距離型やダート1200型からの転戦は特に割引。該当注意馬:ロット(ダ1200新馬で8-9のポジション=後半型で初芝見込み)。

このレースは「差し+当日上がり上位」が王道だが、馬場やペースで先行残りも普通にある。

直前の新潟芝マイルの上がり水準と内外の伸びを当日にチェックして、差し本線・先行保険の比率を調整するといい。

【枠順別成績】

過去10年の新潟2歳ステークスでどの枠に入った馬がどれだけの結果を挙げているかを成績でまとめてみた。

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枠順 勝率 連対率 複勝率 勝利数 2着数 3着数 着外数
1枠 16.7% 16.7% 16.7% 2 0 0 10
2枠 0.0% 0.0% 14.3% 0 0 2 12
3枠 7.1% 7.1% 7.1% 1 0 0 13
4枠 0.0% 0.0% 14.3% 0 0 2 12
5枠 6.3% 12.5% 25.0% 1 1 2 12
6枠 15.0% 25.0% 25.0% 3 2 0 15
7枠 4.8% 33.3% 42.9% 1 6 2 12
8枠 9.5% 14.3% 23.8% 2 1 2 16

理想は6〜7枠。勝率トップは6枠(15.0%)、連対・複勝の厚みは7枠(33.3%/42.9%)。ここを引いた上位人気は“頭〜相手本線”で押し切る想定だ。

外8枠も悪くない(9.5%/14.3%/23.8%)。差し脚型ならむしろ乗りやすいケースが多い。

1枠は勝ち2例あり“軽視まではしない”。ただし中外よりは“ハマり待ち”寄りの評価が無難だろう。

2枠と4枠は過去10年で連対ゼロ。頭固定の素材としては消し寄り。押さえるなら三複の押さえ1列まで。

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消しデータ
  • 6〜7枠を引いた上位人気は“勝負どころ”。該当時はリアライズシリウス・サノノグレーター・フェスティバルヒルを本線サイドに格上げだ。

  • 差し脚質が活きる外7〜8枠ならサンアントワーヌ・ヒルデグリム・タイセイボーグの評価を一段引き上げる(相手厚め→対抗まで)。

  • 5枠はバランス型で妙味あり。中穴でヒモ強化候補はメーゼ・フォトンゲイザー。

  • 1枠を引いた人気馬は「軽視まではしないが過信禁物」。リアライズシリウスやサノノグレーターが内1だと、相手本線に落として配当効率を優先する手が合う。

  • 消し条件は「2枠・4枠の頭固定」。この帯は連対0%なので、人気薄は原則切り、人気馬でも頭固定は避ける。該当時の注意馬=タイセイボーグ・リネンタイリン・ロット。

【馬場ごとのデータ】

過去10年の新潟2歳ステークスでの馬場状態ごとに結果がどうなったかをまとめてみた。

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馬場

状態

先行馬の
複勝率
差し馬の
複勝率
1~3番人気の
勝率

4番人気以下の
勝率

平均走破
タイム
29.5%(13/44) 18.6%(11/59) 25.0%(6/24) 2.5%(2/79) 1:34.5
稍重 15.4%(2/13) 25.0%(4/16) 33.3%(2/6) 0.0%(0/23) 1:34.7
―(該当なし) ―(該当なし)
不良 ―(該当なし) ―(該当なし)

予想活用方法と消しデータ

活用方法と消しデータ
  • 良なら「前々で運べる馬」をまず信用だ。先行の複勝率が差しを上回る(29.5% vs 18.6%)。暫定で前に行きやすいタイプを軸候補に置く:サンアントワーヌ(岩田望来=好位作りやすい乗り手)、リアライズシリウス(津村で先行策に振れやすい)、ロット(嶋田純次は逃げ・先行を取りに行くことが多い)を前向きにチェック。

  • 稍重なら「差し寄り」に比重を移すのが理屈に合う。複勝率は差しが25.0%、先行15.4%。末脚を温存して直線で脚を使えそうなタイプを加点だ。暫定で差し寄りの構えを取りやすい組を穴含みで:サノノグレーター、フォトンゲイザー、メーゼ。

  • 人気帯の使い分けはシンプルでいい。良の10年で「1〜3番人気の勝率25%/4番人気以下2.5%」と差が極端。基本は上位人気から本線、相手に手広くではなく“点数を絞る”側に寄せるのが効率的だ。

  • 稍重の2年は「上位人気が勝ち切りやすい(33.3%)」サンプルだ。馬場が渋る予報なら、人気薄の大勝ち狙いより“人気上位を信頼+紐荒れ期待”のバランスにしておく。

  • 良での“消し寄り”は「極端な後方一気」。差し系の複勝率が18.6%まで落ちるので、道中で置かれがちなタイプは割引。暫定の注意名:フォトンゲイザー、サノノグレーター。隊列・枠で前に行けるなら評価は戻す。

  • 稍重での“消し寄り”は「テンだけ速い逃げ先行の一本調子」。先行複勝率15.4%に留まる。楽逃げが見込めない並びなら、ロットやリアライズシリウスのような前受け専寄りは過剰評価しない。

  • 時計面は“良1:34.5、稍重1:34.7”で差が小さい。ラストの瞬発力比べに寄る年(2021・2023の1:33.8)もあり、最終的には「位置取り×上がりの質」で評価を固めるのが軸だろう。

【配当傾向と配当バランス指数】

過去10年の馬券の払い戻しと、3連単と単勝の差を指数化してどれだけ荒れやすいかを数値から考えてみた。

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年度 3連単 3連複 馬単 馬連 単勝
2024 22,180 3,080 3,980 1,370 1,170
2023 181,860 27,870 23,930 16,310 370
2022 13,290 2,200 2,980 1,290 810
2021 4,950 850 1,410 610 450
2020 6,810 1,280 1,770 850 430
2019 12,250 4,310 970 660 210
2018 15,950 4,770 950 540 240
2017 49,030 8,330 6,950 3,760 720
2016 56,360 8,440 7,990 4,170 650
2015 261,060 56,400 17,300 13,130 360
年度 配当バランス指数
((3連単÷単勝配当)×100)
2024 1,896
2023 49,151
2022 1,641
2021 1,100
2020 1,584
2019 5,833
2018 6,646
2017 6,810
2016 8,671
2015 72,517

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消しデータ
  • 今年も“順当年”メインで構える(指数<2,000の年が多い)。頭は1〜3番人気で固め、相手は上位〜中位人気の厚め配分に寄せる。該当想定:リアライズシリウス/サノノグレーター/フェスティバルヒルを本線、相手にサンアントワーヌ/ヒルデグリム。

  • “中穴年”(指数6,000〜10,000)をケアするなら、3列目に“5〜7番人気の差し・上がり型”を1〜2点だけ足す。候補:ヒルデグリム(同舞台の上がり実績)/サンアントワーヌ(先行→伸びの両立)。買いすぎず点数節約で十分だ。 

  • “波乱年”(指数≥10,000)は頭は上位人気のままでも2・3着で人気薄が突っ込むパターンが中心(2015・2023が典型)。3列目にだけ人気薄を数点混ぜる設計に切り替える。候補:メーゼ/フォトンゲイザー/リネンタイリン/ロット(いずれも扱いは3列目限定)。

  • 消し寄りの基本線=人気薄の“頭固定”。指数が低い年が多く、人気薄頭は費用対効果が悪い。人気薄は相手or3列目までに制限する。

  • もう一段踏み込むなら、Listed直行(ダリア賞組)は過去10年の馬券内供給が乏しいため“波乱狙いでも3列目まで”。該当:タイセイボーグ/リネンタイリン/フォトンゲイザー。順当年想定では思い切って比重を落とす。

  • 逆に“順当年の妙味”は3番人気前後の頭+上位人気の相手に出やすい(人気別の回収妙味と整合)。3番人気側に寄るなら、サノノグレーターやフェスティバルヒルの1着フォーメーションを混ぜておくとバランスがいい。 

【性齢別成績】

過去10年の新潟2歳ステークスの性別・年齢別の成績をまとめてみた。

※右にスクロール可能

性別 勝率 連対率 複勝率 勝利
2着
3着
着外
牡馬 8.0% 16.0% 24.0% 6 6 6 57
牝馬 7.0% 14.0% 21.1% 4 4 4 45
騙馬

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消しデータ
  • 性別での差は小さいが、迷ったら僅差で「牡(牡・セン)」を頭候補寄りに置くのが筋だ。軸候補は牡のリアライズシリウス/サノノグレーター。牝でも勝ち筋は十分あるので、相手にはフェスティバルヒル/ヒルデグリム/サンアントワーヌを厚めに拾う。

  • “性別だけ”を理由に本命や消しを決めないこと。牝4勝・牡6勝で拮抗気味だし、当年の隊列・枠・上がり性能のほうが影響が大きい。性別を使うのは最終の微調整だ。

  • 消し寄り条件は「性別のみで買い材料にしている人気薄の頭固定」。性別で優劣をつけにくいレースなので、人気薄は相手or3列目までに制限するほうが効率がいい。人気薄想定の牡:フォトンゲイザー/リネンタイリン、牝:ロット/メーゼは3連系の3列目扱いにとどめる。

  • 牝の人気上位が本線になりそうな年でも“頭は1頭に絞り、相手に牡を混ぜる”構成にするとブレを抑えやすい。牝の本線候補はフェスティバルヒル/サンアントワーヌ。

【所属別成績と成績比率】

過去10年の新潟2歳ステークスにおける、関東馬(美浦所属)と関西馬(栗東所属)の成績をまとめて、どちらが優勢かに関してもわかるようにしてみた。

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所属 勝率 連対率 複勝率 勝利数 2着数 3着数 着外数
関西馬 12.3% 17.5% 22.8% 7 3 3 44
関東馬 4.0% 13.3% 22.7% 3 7 7 58
指標 比率
(関西馬 ÷
関東馬)
関西馬 関東馬
勝率 3.08 12.3% 4.0%
連対率 1.32 17.5% 13.3%
複勝率 1.00 22.8% 22.7%

予想への活用方法と消しデータ

活用方法
消しデータまとめ
  • 「頭」は関西>関東が素直だ。勝率比3.08倍なので本命軸は栗東のフェスティバルヒル/タイセイボーグを優先しやすい。

  • 連対・複勝圏は東西差が薄い(複勝はほぼイーブン)。相手層は美浦も厚く拾うのが効率的だ。リアライズシリウス/サンアントワーヌ/フォトンゲイザー/ヒルデグリム/メーゼ/サノノグレーター/リネンタイリンは相手・押さえで評価を落としすぎない。

  • 消し寄り条件は「関東の人気薄を頭一点で狙い撃ち」。勝率差が大きいぶん単勝一点は分が悪い。関東の人気薄は3連系3列目(ヒモ)までに抑えるスタンスが妥当だ。

  • 逆に「関西の人気馬を頭固定+関東の実力馬を相手厚め」の構図がハマりやすい。想定では関西=フェスティバルヒル/タイセイボーグ、関東の主力=リアライズシリウス/サンアントワーヌ。所属の確認は想定一覧で一致している。

  • 参考:今年の登録馬の所属(想定)—栗東=フェスティバルヒル、タイセイボーグ/美浦=リアライズシリウス、サンアントワーヌ、サノノグレーター、フォトンゲイザー、ヒルデグリム、メーゼ、リネンタイリン、ロット。

【血統別傾向成績】

過去10年の新潟2歳ステークスにおける主な父系統別の成績をまとめてみた。

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血統傾向 勝利数 連対数 複勝数 特記事項

父サンデーサイレンス系

(ディープ/ダイワメジャー/

ハーツ/キズナ等)

6 11 15

勝ち切り最多。直近5年で3勝(21・22・23)。

軸に最適だ。

父ミスタープロスペクター系

(キングカメハメハ系含む)

1 3 7

3着寄りで“ヒモ力”が高い。

勝ち切りは少なめ。

父ノーザンダンサー系

(欧州型:サドラーズ/

ダンチヒ/Storm Cat等)

2 3 4

勝ち馬はサドラーズ系(16・20)。

Storm Cat系は好走域だが頭までは一息の年が多い。

父ロベルト系

(エピファネイア/

スクリーンヒーロー等)

0 2 3 馬券内は来るが“頭固定”は割引き。
父レッドゴッド系(バゴ等) 1 1 1

24年にバゴ産駒が勝利。

サンプル少で扱いは慎重に。

非SS(父)×

母父サンデーのニックス

3 6 10

非SS父の勝ち馬4頭中3頭が“母父サンデー”。

この配合は素直に加点だ。

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消しデータ
  • 「軸」は父サンデー系が王道だ。該当=タイセイボーグ(父インディチャンプ=SS)、ヒルデグリム(ゴールドシップ=SS)、フォトンゲイザー(アドマイヤマーズ=SS・母父タイキシャトル)、リネンタイリン(キズナ=SS)、ロット(ダノンバラード=SS)、サノノグレーター(グレーターロンドン=SS)。父は出走予定一覧で確認できる。

  • 「非SS父×母父サンデー」のニックスは強気に評価したい。該当=リアライズシリウス(父ポエティックフレア=サドラーズ系×母父ステイゴールド=SS)、フェスティバルヒル(父サートゥルナーリア=ミスプロ系×母父ハーツクライ=SS)。どちらも母父SSがはっきりしている。

  • ミスプロ系(キングカメハメハ系含む)は“ヒモ妙味”寄り。勝ち切りは薄いが相手には拾う。該当=フェスティバルヒル(父サートゥルナーリア=ロードカナロア系)。

  • 欧州ノーザンダンサー系は“勝ち上がり”がサドラーズ系に寄る。該当=リアライズシリウス(父ポエティックフレア=ガリレオ系)。Storm Cat系(例:サンアントワーヌ=父ドレフォン)は好走圏だが、頭固定は相手関係と展開次第で慎重に。

  • ロベルト系は過去10年で勝ちゼロ。頭固定は消し寄りの条件だろう(相手には可)。今回の登録に父ロベルト系の本命級は見当たらない。

  • 単穴なら“希少系統+母父サンデー”の押さえ。24年にバゴ産駒が勝っているように、サンプルが薄くても母父SSが後押しするケースはある。今回で言えば、同ニックス該当のリアライズシリウス、フェスティバルヒルは妙味だ。

  • 消しデータ・消し条件まとめ:①頭固定で父ロベルト系(0勝)/②非SS父で“母父サンデー不在”は割引(非SS父の勝ち馬の多くが母父SS)/③Storm Cat直系は頭評価を控えめに(勝ち馬はサドラーズ系中心)。該当注意=サンアントワーヌ(父ドレフォン=Storm Cat系、母父ハービンジャー=非SS)。

傾向まとめ

これで過去傾向に関してはすべて紹介したことになる。

どうしてもボリュームがあるので、おさらいがてら傾向を一言でまとめたものを貼っておくので再確認してみてくれ。

新潟2歳ステークスの
傾向まとめ
  • 人気別成績:頭は1〜3人気、妙味は3人気、10人気以下は基本切りだ。

  • 前走レース別成績:新馬・未勝利直行が主軸、Listed直行は強く割り引く流れだ。

  • 前走着順別成績:前走1着が圧倒、2着以下の巻き返しはほぼ出ない。

  • 脚質別成績:差し優勢、逃げの勝ちはゼロで先行は相手までが妥当だ。

  • 馬場ごとのデータ:良は前有利、稍重は差し寄りで人気上位が勝ち切りやすい。

  • 配当傾向:基本は順当〜中穴、時々だけ大波乱が混じる。

  • 性別別データ:牡と牝で大差なし、微差で牡が勝ち上だ。

  • 関西関東の勝率成績:勝ち切りは関西優勢、相手圏は東西ほぼ互角だ。

  • 血統傾向:父サンデーが王道、非SS父×母父サンデーの配合は強気で押せる。

基本的な予想の活用方法に関してはこれで完璧。

ただこれだけだとそれぞれのデータが独立していて、全部の傾向をあわせて考えたときに今回の登録馬の中で結局どの馬が有利なのか不利なのかがわからないだろう。

そこでさらにここから過去傾向や消しデータを用いて、データ的にどの馬が有利なのかをランキング化していくことにする。

過去傾向・消しデータが影響しそうな馬ランキング

ここまでまとめてきたい過去傾向や消しデータを利用して、登録馬の中で特にデータ上有利な馬をランキング化してみた。

以下の表に、2025年新潟2歳ステークスの登録馬全頭を各評価項目ごとに「◎ (+3点)」「○ (+2点)」「△ (+1点)」「– (0点)」「✕ (-1点)」で採点し、総合得点の高い順に並べた【評価テーブル】を示す。

また、テーブル後には今回予想で重視したポイントの優先順位とバランスについて解説する。

各項目のまとめ
  • 人気 – 人気別成績(想定人気を考慮)

  • 前走R – 前走レース別成績(臨戦過程のレース傾向)

  • 前走着 – 前走着順別成績(直前の着順傾向)

  • 脚質 – 脚質別成績(展開適性)

  • 馬場 – 馬場適性(想定馬場への適性)

  • 配当 – 配当傾向(想定人気に絡む期待値)

  • 性齢 – 性齢データ(全馬3歳牡馬につき横並び)

  • 所属 – 関西・関東所属(調教拠点の傾向)

  • 血統 – 血統傾向(父系中心の分析)

  • リピータ – リピータースコア(該当なしのため全馬横並び)

※右にスクロール可能

馬名 合計点数 人気別成績 前走レース別成績 前走着順別成績 脚質別成績 馬場ごとのデータ 配当傾向 性別データ 関西関東の勝率成績 血統傾向
サノノグレーター 27
フェスティバルヒル 27
リアライズシリウス 26
ヒルデグリム 22
タイセイボーグ 22
サンアントワーヌ 18
メーゼ 16
リネンタイリン 10
フォトンゲイザー 8
ロット -6

見解と
優先順位
  1. この重賞は「前走1着×前走1600m×速い上がり」を最優先に据えるのが理屈に合う。よって最上位は フェスティバルヒル/サノノグレーター/リアライズシリウス の3頭だ。前者は“関西優勢”の後押しも受けられるし、後ろ2頭は同舞台で強い走りを見せている点が大きい。

  2. 次点は ヒルデグリム/タイセイボーグ。どちらも末脚で勝負できるので展開ひとつで突き抜けていい素材だ。特にタイセイはダリア賞の「展開不利を跳ね返した2着」という質で評価を落とす必要はない。

  3. サンアントワーヌ は1400→マイル延長がプラスに振れやすいタイプ。位置を取って→ラストまで脚を使えるかが鍵だ。

  4. 逆に大きく上げにくいのは リネンタイリン/フォトンゲイザー/ロット。前走着順や路線(ダート発進)の面で減点が先に立つだろう。

このデータに加えて他の要素で優先順位を考えるなら枠順(外寄り歓迎)→ 2) 直前の馬場傾向(良なら末脚重視、渋れば先行の粘りも)→ 3) 当週の追い切り→ 4) 当日の気配→ 5) 想定人気とのバランス

ここは新潟外回りの性格上、「最後の瞬発力」を軸にしつつ、外枠・馬場で微調整していくのが噛み合う。

新潟2歳ステークス
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