新潟記念2025の追切評価と全頭診断!SS~Cで調教判定!

どうも、競馬口コミダービー管理人の木口順一だ。

2025年8月30日日曜はG3・新潟記念。

今年の新潟記念は、「当たる人」と「惜しい人」がはっきり分かれるレースになるだろう。

人気順に並べても当たらない。頭は見えるが、当てにいって外す罠も多い。

だからこそ、どこで勝ちに行って、どこで点数を散らすかを先に決めておくべきだ。

そこでこの記事では出走馬の追切をまとめ、全頭診断を敢行。

さらに別の記事でまとめている過去10年の傾向も踏まえ、今の「注目馬」「危険な人気馬」「穴馬」までまとめたのでぜひ最後までお付き合いいただきたい。

過去10年の傾向まとめはこちら

新潟記念2025のAI予想はこちら

この記事でわかること
  • 出走馬と騎手の
    総合評価&ランク評価
  • 追切情報と
    ランク評価
  • 過去傾向を踏まえた
    「注目馬」「危険な人気馬」
    「穴馬一覧」
  • ペース予測
    展開予想

馬アイコンこの記事を書いたのは

執筆者画像

木口 順一

競馬歴18年の42歳。

何年か前にブログや掲示板を運営する某会社を退職。
退職後はそのノウハウと自分の長い競馬歴で何かできないか考えた末、競馬口コミダービーを設立。

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現在は競馬予想家・競馬ジャーナリストとしても活躍中。
好きなレースはやっぱり日本ダービー。

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新潟記念の全頭診断

新潟記念の枠順が確定。

そこで過去の傾向や、現在の馬のポテンシャル・調子に枠順の有利不利を踏まえて全頭診断を敢行。

10項目で診断し、それぞれ100点満点の合計1000点で一覧にしていく。

その項目がこちら。

診断項目
  • 基本情報
    (実績・枠順)
  • コース・距離適性
  • 馬場適性
  • 脚質
  • 近走の状態
  • 騎手・調教師
  • 血統
  • 馬体診断
  • 調教内容
  • 想定人気オッズ

1度点数ランキングを公開したあと、その点数の内訳・詳細に関しても記していく。

気になる馬がいればそれも確認してみてくれ。

全頭診断一覧はこちらだ。

※右にスクロール可能

馬名

合計点

 

一言コメント

基礎

情報

コース
距離適性
馬場
適性
脚質 近走の
状態
騎手
調教師
血統 馬体
診断
調教
内容
想定人気
オッズ

クイーンズ

ウォーク

920

重賞3勝の実力馬。

左回り巧者で崩れない

90 95 85 95 95 95 90 95 90 90

エネル

ジコ

900

無敗の青葉賞馬。

初の古馬戦でも潜在能力高

90 90 85 90 80 95 85 80 80 95

シラン

ケド

880

中山牝馬S勝ち馬。

休み明け◎で切れ味抜群

85 95 85 95 90 80 80 90 95 70

ヴェローチェ

エラ

830

夏の上がり馬。

平坦良馬場巧者で侮れない

85 90 90 80 80 85 90 80 80 70

ブレイディ

ヴェーグ

820

G1馬の意地を見せたい。

距離延長で一変期待

85 85 85 90 70 80 90 75 80 85

ダノン

ベルーガ

810

実績最上位も近走不振。

復活なるか注目

90 95 90 90 60 80 85 80 80 80

コスモ

フリーゲン

800

七夕賞逃げ切り。

展開次第で粘り込み警戒

80 75 80 75 90 80 85 70 85 80

アスクカム

オンモア

780

好時計勝ちの素質馬。

左回り得意で通用十分

65 80 80 80 80 90 85 80 80 60

シェイク

ユアハート

770

小倉記念2着と堅実。

夏の疲れ次第で一発も

75 85 80 75 85 70 80 80 85 65

シン

リョクカ

760

昨年覇者も

相手強化で苦戦必至

80 95 85 70 60 60 85 85 95 45

ディープ

モンスター

710

末脚健在も

瞬発力勝負は不安

70 60 70 65 80 75 80 75 90 55

バレエ

マスター

680

夏馬だが相手強力。

どこまでやれるか

55 85 80 70 80 55 75 85 80 35

ナムラ

エイハブ

670

伸びしろあるも

重賞では力不足か

60 75 75 60 55 80 80 75 80 35

リフレー

ミング

610

叩きつつ良化も

復調途上

50 60 70 75 50 60 60 80 85 20

アスク

ドゥポルテ

570

オープン昇級後の

壁厚く厳しい戦い

50 70 70 60 40 60 70 70 60 20

グランド

カリナン

540

近走低迷で

強調材料に欠ける

50 60 60 50 40 50 65 70 70 25
サスツルギ 520

去勢明け復調途上。

様子見か

50 60 60 50 30 50 70 70 60 20

総合的には、クイーンズウォーク、エネルジコ、シランケドあたりが高得点で有力。

以下、前哨戦好走組のヴェローチェエラやブレイディヴェーグ、実績最上位のダノンベルーガが続く形となった。

それぞれ課題もあるが、持ち味を発揮すれば高いパフォーマンスを期待できるだろう。

一方、穴馬候補としては、去勢明け叩き3戦目で上昇の兆しがあるリフレーミングや、夏巧者でコース巧者のバレエマスターなどが挙げられる。

人気薄の一発に注意したい。

新潟記念2025は例年以上に豪華メンバーが揃い、実力伯仲の混戦模様。

長い直線を活かした末脚比べになる可能性が高く、ここで紹介した各馬の適性や状態が結果にどう結びつくか注目される。

ぜひ参考にしていただき、白熱の一戦を楽しんでほしい。

5歳牝馬ながら 重賞3勝(G2金鯱賞含む)を誇り、昨春のヴィクトリアマイルでも2着に好走した実力馬だ。もともと東京コースなど左回りで崩れ知らずの安定感があり、ワンターンの新潟芝2000mへの適性も高いだろう。今回は約3ヶ月ぶりの実戦となるが、休み明けを苦にしないタイプで状態面の不安は少ない。実際、最終追い切りも坂路で調整程度ながらスムーズな動きを見せており、中内田調教師も「マイルからの距離延長でもリズム良く走れそう」と手応えを語った。川田騎手とのコンビでは[3-1-0-1]と結果を残してきており、ここでも実績最上位の存在感を示すだろう。

基礎情報(能力・枠順など): G2含む重賞3勝の実績はメンバー随一。枠順は3枠6番と真ん中で運びやすく、川田将雅騎手も手の内に入れた存在だ。馬格は牝馬としてはしっかりしており、ハンデ戦ではない別定戦56kgも問題ない。年明けから大阪杯→ヴィクトリアマイルとG1で善戦しており、能力の高さと安定感が光る。

コース・距離適性: 左回りコースでは崩れ知らずで、東京芝1800~2000mでも実績豊富。新潟の外回り2000mも初舞台だが適性は高いと見られる。直線の長いコースを得意としており、実際に新潟と同じく直線の長い東京では[3-1-0-1]と好成績を残す。距離2000mも問題なく、むしろベストに近いだろう。

馬場適性: 良馬場の切れ味勝負を得意とするタイプ。過去の勝鞍は全て良~稍重で、時計の掛かる馬場よりも高速決着に強い。夏の新潟は馬場が荒れがちだが、2週目の開催で極端な荒れ馬場にはなっておらず、十分力を発揮できるだろう。ただし極端な暑さと酷使された馬場状態には若干の不安もある。

脚質: 切れる末脚を武器にする差し・追い込み型。ヴィクトリアマイルでも上がり最速級の脚で追い込んだ。新潟外回りの長い直線はこの馬の瞬発力を最大限に活かせる舞台だ。展開が多少向かなくとも堅実に差を詰めてこれるタイプで、大崩れは考えにくい。

近走の状態: 今春は阪神牝馬S4着→ヴィクトリアマイル2着と好内容。前走は勝ち馬とタイム差無しの2着で、ハイペースにも対応できた点に成長が窺える。3戦続けて上位人気に支持されながら結果が出ず悔しい思いが続いたが、休養を挟んで立て直した今回はデキ○。調教でも動き軽快で、休み明けでも力を出せる仕上がりだ。

騎手・調教師: 鞍上は川田将雅騎手。国内トップクラスの実力を持つ名手で、この馬にも3度目の騎乗となる(前々走の阪神牝馬S1着、前走ヴィクトリアマイル2着)。手綱捌きの巧みさと勝負強さは信頼でき、遠征にも慣れた存在だ。管理する中内田調教師も馬の能力を引き出す育成に定評があり、一戦必勝の仕上げで臨んでいる。

血統: 父キズナ(ディープインパクト系)、母ウェイヴェルアベニュー(米国G1馬)という配合。祖母は米スプリントG1馬だが、本馬は父譲りの切れ味と中距離適性を備える。ディープインパクト系産駒らしく直線の瞬発力勝負に強く、新潟コースも合う血統背景だ。実際、ディープ系種牡馬の産駒は同舞台で多数の勝ち馬を輩出している。

馬体診断: 筋肉量豊富で均整の取れた好馬体。牝馬ながらトモ(後躯)の張りが素晴らしく、全身を使った走りができる。見た目に重苦しさはなく、パワーとキレを兼ね備えた体つきだ。暑い時期は若干硬さが出やすい体質だが、今年はケアを徹底しており問題ない。毛艶も良く、仕上がり良好な馬体と言える。

調教内容: 1週前に川田騎手が跨りCWコースで5ハロン68.7秒の好タイムをマークし、ラスト1Fも10秒9と鋭い伸び。最終追い切りは坂路で軽めの調整だったが、リズム良く駆け上がりラスト1F11秒8を計時。中内田師は「調整程度。新潟はトリッキーだが上手に走ってくれる」と感触の良さを述べている。全体的に負荷をかけすぎずフレッシュな状態を保っており、この馬らしい切れ味を発揮できそうだ。

想定人気オッズ: 単勝オッズは4.0倍前後の2番人気が見込まれる。実績と安定感から支持は厚く、エネルジコに次ぐ人気となりそうだ。G3戦とはいえG1級の実績馬だけに信頼度は高めで、評価点も90点とした。

今年の青葉賞を無傷の3連勝で制した注目の3歳牡馬。ダービー出走権を獲得しながら体調面を考慮して回避し、ここで満を持して古馬相手に始動する。キャリアわずか3戦ながら全勝の内容は優秀で、青葉賞では淀みないペースを先行しつつ上がり3F11.9-11.3-11.2秒でまとめる充実の走りを見せた。高柳瑞樹調教師も「春より成長し体質が強化された」と手応えを感じており、古馬との初対戦でも潜在能力の高さで一気に突破を狙う。

基礎情報(能力・枠順など): 3歳春に青葉賞を勝ちダービー有力候補とも目された素質馬だ。実績面では古馬重賞勝ち馬に劣るものの、世代トップクラスの期待を背負っている。今回は8枠15番と外目の枠を引いたが、新潟外回りは3コーナーまで約948mと長い向正面があり位置取りは取りやすい。大型で雄大な馬体から繰り出すストライドが武器で、別定戦56kgの斤量も3歳馬としては恵まれた部類だろう(古馬牡馬は57kg)。

コース・距離適性: これまでは全て東京芝コースで勝利しており、長い直線の左回りコース適性は折り紙付きだ。新潟芝2000mも東京芝2400mと性質が近く、コース替わりへの不安は小さい。今回は2400mから2000mへの距離短縮となるが、むしろ折り合い面で楽になる可能性が高くプラス材料。切れ味勝負だけでなく早めに動いて押し切る競馬もできるため、新潟の舞台にも対応可能と見られる。

馬場適性: デビュー以来一貫して良馬場で好走しており、パンパンの良馬場は大歓迎だ。父ドゥラメンテ譲りのパワーで稍重程度までこなせる可能性はあるが、切れ味を活かすにはやはり高速馬場が理想だろう。夏場で馬場が傷んできている点は少し気になるものの、追い切りの動きや関係者談話から馬場を苦にしない走りをしているとのことで、大きな不安はない。

脚質: デビュー以来先行押し切りの競馬で安定している。二の脚が速く好位を取れるのが強みで、青葉賞では道中3番手から直線抜け出しを図った。新潟でも先行策が取れれば展開に左右されにくいが、一方で直線勝負の瞬発力にも優れており、末脚の切れも併せ持つ万能型だ。ただし古馬相手の流れや初の多頭数で、序盤のポジション争いに戸惑う可能性はわずかにある。

近走の状態: 4月の青葉賞以来4ヶ月ぶりの実戦となる。前走後は無理をせず放牧に出され、春シーズンを使わなかったことで心身とも成長した様子だ。ただ、管理する高柳師は「まだ頼りない部分がある」「自信満々とはいかない」と慎重なコメントも出している。陣営から強気な声が少ない点は気になるが、それでもデビュー以来の無敗街道が示すとおり能力は折り紙付き。仕上がり次第では一気の通過も十分だ。

騎手・調教師: 鞍上には名手クリストフ・ルメール騎手を配してきた。豊富な重賞経験と冷静なレース運びで、この馬の良さを存分に引き出すだろう。初コンビだが追い切りで感触を確かめており万全の態勢だ。高柳瑞樹調教師は若手ながら重賞制覇経験もあり、3歳馬の成長を促す手腕に定評がある。勝負所でのルメール騎手の判断力は信頼でき、陣営一丸で大仕事に挑む構えだ。

血統: 父は二冠馬ドゥラメンテ(キングカメハメハ系)、母エノラ(その父ノヴェリスト系)という欧米のスピードとスタミナを併せ持つ配合。【馬名のエネルジコはイタリア語で「力強く」】という意味で、父名と母名に由来する。ドゥラメンテ産駒は早い時計に対応でき、広いコース向きの活躍馬も多い。本馬もその例に漏れず大跳びで長い直線に向く走法をしており、血統的な新潟適性は高い。

馬体診断: 長距離向きのスラリとした体型で、胴伸びがあり四肢も長い。肩の傾斜が立ち気味で繋(つなぎ)も起ち繋ぎと、瞬発力勝負に向いた体つき。胸前や後肢の筋肉は現時点では細身でまだ完成途上だが、それでもトモのボリュームは徐々に増して成長を感じさせる。一瞬の切れを武器とする反面、レースセンスや持続力は今後の課題とも言える。叩き仕上げの感もあるが、大型馬らしい迫力はあり初戦から力を出せる仕上がりだ。

調教内容: 前走後は放牧でリフレッシュし、8月中旬に帰厩。1週前追い切りは美浦ウッドコースで6F83.2-11.2の好時計をマークし、手前の変えもスムーズで動き良好。最終追い切りもウッドで馬なり調整(6F83.6-11.5)と負荷をかけすぎずまとめた。高柳師は「時計は求めなかった。春より体質がしっかりしたが、まだ自信満々とはいかない」と語りつつ、「ゲートは平常心で臨める」と精神面の成長に触れている。全体的に攻め過ぎずフレッシュさを重視した調整で、本番へ向けて余力を残している印象だ。

想定人気オッズ: ユーザー予想では単勝オッズ3.0倍前後の1番人気に支持されそうだ。無敗の魅力と鞍上ルメールの信頼度から売れるのは必至で、評価点は95点と最高評価。ただし古馬一線級との初対戦だけに過剰な人気に潜む不安もわずかにあり、その点を踏まえて満点は控えた。

今年3月の中山牝馬ステークスを勝ち、続くヴィクトリアマイルでも勝ち馬とタイム差なしの3着と充実一途の5歳牝馬だ。「知らんけど(知らないが)」というユニークな馬名の由来通り、良い意味で予測を裏切る走りを続けている。特筆すべきはローテーションで、中2ヶ月以上の間隔を空けると5戦5連対(5-1-1-0)という抜群の休み明け成績を誇る。今回もヴィクトリアマイル以来の実戦で、得意の間隔十分な臨戦。さらに新潟芝2000mでは昨秋に出遅れながら大外一気の差し切り勝ちを決めた舞台でもあり、コース巧者ぶりを発揮できる条件が整った。鋭い決め手はメンバー中トップクラスで、牡馬相手でも軽視禁物の一頭だ。

基礎情報(能力・枠順など): 牝馬限定戦ながら重賞ウイナーであり、前走G1でも0秒0差の3着と実力は高い。【斤量は55kg】と定量戦の今回は他の牝馬勢と同じだが、牡馬との力量差を埋める斤量面での恩恵は小さい。ただし馬格に恵まれたタイプで、55kgは問題ないはず。枠順は6枠12番とやや外めだが、この馬にとっては出遅れリスクを考えれば外枠の方が捌きやすいだろう。全7勝中5勝が芝1800m~2000mで、新潟コースも合う。総合的な能力は牡馬に混じっても上位争い可能なレベルにある。

コース・距離適性: 左回りはヴィクトリアマイル3着など実績十分で、中でも新潟芝は【1戦1勝】と思い入れのある舞台(2024年3月に新潟大賞典を予定していたが回避、昨年10月3勝クラスで新潟芝2000m勝利)。長い直線で末脚を活かせるコース形態はこの馬向きで、急坂のあるコースより平坦の方が好成績だ。距離2000mもベストに近く、展開次第で牡馬相手のG3でも勝ち負けできる適性を備える。

馬場適性: 良馬場の瞬発力勝負は大歓迎。切れ味勝負になれば分があり、前走のヴィクトリアマイルも高速決着(1分30秒台)を得意条件として互角に戦った。稍重くらいまでならこなすが、持ち味の末脚が削がれる重馬場はマイナス材料。幸い週末は大きな雨予報もなく、夏場で多少傷んだ馬場も苦にしないタイプと見られる。直線が長く軽い新潟の馬場傾向はプラスだ。

脚質: キレキレの末脚を武器とする差し馬。道中は後方に構えて直線勝負、という形で何度も豪脚を披露してきた。新潟コースとの相性もバッチリで「長い直線ではめっぽう強い」との評価もある。ただしスタートに難があり、ゲートで後手を踏むこともしばしば。今回も出遅れての最後方からとなる可能性はあるが、それでも差し届くだけの脚力が備わっている。展開的には淀みない流れからの瞬発力勝負が理想で、スローペースの上がり勝負でも自慢の決め手で台頭する。

近走の状態: 今年に入ってから掲示板を外したのは阪神牝馬S(6着)のみで、中山牝馬S優勝→ヴィクトリアマイル3着と一戦毎にパフォーマンスを上げている。前走は直線で前が壁になる不利がありながら、僅差まで追い込んだ惜しい内容だった。約3ヶ月の休養で疲れも取れ、この中間はここを目標にしっかり乗り込めている。牧浦調教師は「去年は半信半疑だったが今年は自信を持って臨める」と手応えを語り、「調教の動きは非常に良い」と状態の良さを強調する。強い牡馬相手になる点は承知しつつ、「自分の競馬に徹するだけ」と割り切ったコメントも出ており、リラックスした状態で臨めそうだ。仕上がりは文句なく、展開さえ嵌れば勝ち負けに持ち込める。

騎手・調教師: 鞍上は昨年に続き坂井瑠星騎手が手綱を取る。前年秋に本馬で勝利経験(3勝クラス)もあり、癖を把握している強みがある。坂井騎手は近年メキメキ頭角を現す若手ホープで、追い込み戦法の再現に腕を振るうだろう。管理する牧浦調教師は「若い頃は体が弱かったが、最近はダメージが残りにくい」と本馬の成長を述べており、一線級牡馬との戦いでもやれるとの期待を示している。関西遠征の多い厩舎だが、新潟記念制覇に向け万全の態勢だ。

血統: 父はDeclaration of War(デクラレーションオブウォー)で、母父ディープインパクトという日欧米の血が混じった配合。Declaration of War産駒は欧州で中距離を中心に実績があり、パワーと持久力が特徴。本馬もデビュー当初は馬体が追いつかず苦労したが、成長してからその血が開花した。母系にはディープのスピードがあり、長い直線で切れる末脚は母父譲りだろう。新潟芝2000mはディープ系の活躍が目立つ舞台で、血統的なコース相性も良い。

馬体診断: デビュー当時は華奢だったが、近走は筋肉がついてコロンとした牝馬らしい好馬体になってきた。肩は立ち気味で繋ぎも起ち繋ぎ、トモは斜尻(尻の傾斜が適度にあり)で曲飛(飛節に適度な曲がり)と、瞬発力を活かす体型だ。腸骨~大腿骨の接続角度が狭く回転力に優れる反面、一瞬の脚を活かすタイプでもある。以前は一度使うとダメージが大きかった馬体も、今ではレースを使っても回復が早い。毛ヅヤ・張りとも良好で、夏場でも好調を維持できる馬体に成長している。

調教内容: 1週前に坂井瑠星騎手が栗東CWコースで7F98.1-11.0の好時計を叩き出し、「順調に来ている。若い頃は非力だったがしっかりしてきた」と牧浦師も手応え十分。最終追い切りは坂路56.3秒(馬なり)と控えめだったが、1週前にしっかり負荷をかけていることと猛暑を考慮し「無理せず疲れを残さない調整」とのこと。牧浦師は「前走はいい脚で追い上げた。一線級相手でも通用する」と語っており、稽古内容・コメントともに強気だ。動きも非常に良く、連覇へ向けて視界良好と言える。

想定人気オッズ: 単勝オッズは5.5倍前後で3番人気に推されそうだ。休み明け実績の良さと前走G1好走から支持を集める見込み。牡馬相手という点で1番人気ほどの信頼感はないが、それでも高い評価は当然である。評価点は70点としたが、当日の気配次第ではさらに売れる可能性もあるだろう。

今年の夏場に急成長を遂げた4歳牡馬で、サマー2000シリーズ制覇を目指して積極的に使われている一頭だ。函館記念2着→札幌記念11着というローテで今回が夏3戦目。前走の札幌記念(G2)ではスタート直後の不利や勝負所で外に振られるロスが響き大敗したが、「能力を発揮した一戦とは言い難く参考外」と陣営も度外視の構え。むしろ2走前の函館記念で0.2秒差2着に善戦した内容を評価すべきで、展開ひとつで重賞タイトルに手が届く力を示した。さらにデータ的には「直線平坦の良馬場では5-1-1-0と安定」しており、今回舞台が新潟に替わるのは大きなプラス材料だ。厳しいローテーションではあるが、条件好転のここで巻き返しが期待できる

基礎情報(能力・枠順など): 夏の上がり馬として注目される存在。昨年秋に3勝クラスを勝ち上がり、今年に入って重賞戦線で頭角を現した。函館記念2着で重賞でも通用する能力を示し、札幌記念では人気薄ながら果敢に挑んだ経緯がある。今回は7枠16番と外枠だが、すでに函館・札幌と小回りを使ってきた後だけに広い新潟コースへの適応力は高そうだ。大型ではないがバランスの取れた体型で、別定戦58kgの斤量は同世代の中で実績上位ゆえ致し方ない(昨年の重賞勝ちがあれば+1kg、G2連対による加増もあるかもしれない)。力は発揮できるデキにある。

コース・距離適性: 平坦かつ直線の長いコースを得意としており、実際に良馬場・平坦コースでの成績は5勝を挙げてパーフェクト連対。札幌や函館のような洋芝よりも、新潟の野芝+洋芝コースの方が持ち味を活かせそうだ。距離2000mはベストに感じられ、昨秋以降[2-1-0-1]と安定。左回りは未経験だが右回り巧者というタイプでもなく、大きな問題はないだろう。直線の長さと高速馬場への適性は極めて高く、条件面は好転している。

馬場適性: “良馬場替わりなら見限れない”と評されるように、パワーよりキレを活かす馬だ。函館記念は稍重馬場だったが、それでも対応できたのは力がついた証と言える。基本的には渋った馬場より良馬場の方が走りやすく、札幌記念(稍重)の敗因の一つにも馬場適性があったかもしれない。新潟の綺麗な馬場になれば本来の能力を出せるだろう。ただし夏の暑さや輸送もあるので、万全なら理想だが当日の体調に留意したい。

脚質: 先行・差し自在だが、近走は好位から長くいい脚を使う競馬が板についている。函館記念では道中中団やや前につけ直線で抜け出す正攻法の競馬で2着。札幌記念は出遅れて後方からになり敗れたため、スムーズに先行できるかが鍵となる。新潟の外回りは前半ゆったり流れやすく、位置取りは取りやすいはず。平均ペース以上で流れてくれれば持ち前のしぶとさが活きるし、スローでも瞬発力勝負にある程度対応できる。極端な逃げ馬不在のここは、再び自分から動いていく積極策も十分考えられる

近走の状態: 夏を3戦使うローテーションだが、2走目の札幌記念は参考外の内容で大きな疲労は残していない印象。むしろ函館記念で勝ち負けした勢いは健在で、馬体重の維持や毛ヅヤからも体調面に陰りは見られない。【サマーシリーズ参戦を早めに決めて放牧を挟んでここを目標に調整してきた】と陣営もコメントしており、七夕賞→新潟記念という直行組に比べ経験値も高い。須貝調教師は「前走は直線だけの競馬。状態は今もいい」と語り、長距離輸送と暑ささえクリアできれば力は出せる状態だ。調教でもゴール板を過ぎても気を抜かせない負荷をかけており、仕上がりは良好と言える。

騎手・調教師: 鞍上は丸山元気騎手。関東の中堅どころで、先行策・逃げの判断が上手いタイプだ。札幌記念では不本意な競馬となっただけに、今回は巻き返しへ積極的な騎乗が期待される。管理する須貝尚介調教師はオルフェーヴルやゴールドシップを手掛けた名トレーナーで、洋芝の北海道シリーズから新潟へのスイッチについても「新潟の長い直線で末脚を伸ばせるよう意識した調教」を行っている。また、前走後も間隔を詰めて状態維持に努めている。名門須貝厩舎らしく細かいケアで状態を整え、鞍上丸山騎手も実戦で応えてくれるだろう。

血統: 父リアルスティールはディープインパクト産駒でドバイターフ優勝馬。本馬も父譲りの切れ味と中距離適性を受け継いでいる。母イプスウィッチは欧州系で、母父デインヒルダンサーの血がパワーをもたらしている。血統的にはスタミナと底力を備え、消耗戦でも粘りが利くタイプ。またディープインパクト系という点では新潟芝2000mと相性が良い。直線の長い平坦コース替わりはリアルスティール産駒には追い風だろう。洋芝で結果を出したが、本質的には野芝主体の高速馬場向きの血統背景も感じられる。

馬体診断: 中型でバランスの良い体型。胴が長めで腹袋にもゆとりがあり、距離適性は2000m前後にピタリとはまる。肩の角度は標準的で繋ぎも適度な柔軟性があり、大跳びというよりは回転力で走るタイプだ。筋肉の質は柔軟で無駄肉がなく、夏場でも皮膚の薄さが目立つ。前走は馬体減りがあったものの、今回は中間に一息入れて馬体を回復させてきた。追い切りでは多少余裕のある馬体に映り、調整はしやすかった印象だ。全体的に張りのある好馬体で、状態面も良いといえる。

調教内容: 札幌記念後、美浦滞在ではなく函館に留まり調整。最終追い切りは函館芝コース不良馬場で4F51.5-11.4と鋭い伸びを見せ、須貝師は「動きは悪くない。ゴール板を過ぎても気を抜かせないよう追った。反応も良く体調維持できている」とコメント。新潟の長い直線を意識した負荷をかけられ、状態面の不安はない。1週前も軽めに流して順調そのもの。北村助手は「反応が良かったし体調は維持できている。あとは新潟の暑さに対応できれば」と述べており、輸送をクリアすれば抜群の動きを見せてくれるはずだ。

想定人気オッズ: 単勝予想オッズは21.0倍程度の7番人気が予想される。前走大敗の印象から人気は中位に落ち着きそうだが、条件好転で妙味十分と見る向きも多い。穴人気の域だが実力は評価されており、当日気配次第ではもう一段人気が上がる可能性もあるだろう。評価点は70点とした。

昨年のエリザベス女王杯を制したGIホース。オランダ語で「広い道」を意味する名の通り、道が開けるような快走をここで取り戻したい。今春は阪神牝馬S5着→ヴィクトリアマイル6着→安田記念4着と勝ち星から遠ざかっているが、いずれも上位人気に支持されながら善戦止まりという惜しい競馬が続いている。特に前走の安田記念(芝1600m)はスローペースが幸いし4着と健闘したものの、「それでもマイル戦での限界を示す内容だった」と分析されており、距離延長が望まれていた。今回、約1年ぶりとなる2000m戦に戻るのは大歓迎材料で、鞍上も手の合う津村騎手が続投。GI馬のプライドにかけても、この夏の重賞で巻き返しを期す一戦となる。

基礎情報(能力・枠順など): 昨秋のGIエリザベス女王杯を含め、これまで芝1800m以上では【4-2-0-0】と連対率100%という抜群の安定感を誇る。今回は牡馬混合戦だが、実績ではむしろこの馬が最上位と言えるだろう。問題は近走結果が出ていないことだが、それも不得手なマイル戦に矛先を向けていたため。待望の2000m戦で名誉挽回といきたいところだ。枠順は1枠1番と最内を引いた。折り合いに難のない馬だけにロスなく立ち回れるのは好都合だが、極端に包まれるリスクはあるので津村騎手の捌きが鍵。馬体重は500kg近い大型牝馬で、別定56kgの斤量は牝馬として少し見込まれた印象だが、元来の能力から踏ん張りは可能だ。

コース・距離適性: 芝2000mは3歳春以来だが、その時はオープン特別(若葉S)で2着している。むしろベストは芝2000~2200mの中距離で、昨年のエリザベス女王杯(2200m)優勝や阪神牝馬S(1600m)でも最後脚が上がったことからも、距離延長で力を発揮できるタイプと見られる。新潟コースは今回が初めてだが、直線が長いコースで末脚勝負になれば歓迎。広いコース形態もこの大柄な馬には合っており、距離・コースともプラス材料となる。

馬場適性: 軽い良馬場でスピードに乗った競馬が持ち味。エリ女杯も開幕週の良馬場で上がり最速をマークしており、時計勝負を苦にしない。逆に雨で渋った馬場は経験が少なく未知数だが、父ロードカナロア譲りのスピードが武器だけに、できれば綺麗な馬場で力を出したい。夏場は馬場が荒れてくるが、まだ2週目の開催なので極端な荒れ馬場ではない見込み。パンパンの良馬場ならGI馬の底力が活きるだろう。

脚質: 末脚の破壊力はメンバー随一で、差し脚勝負で台頭するタイプ。エリ女杯も中団後方から大外一気を決めており、直線の長いコースはお手の物だ。一方で前半は若干行きたがる面があり、マイル戦では折り合いに苦労する場面もあった。2000mに延びれば序盤もゆったり進められ、折り合い面の不安は減るはず。長くいい脚を使えるわけではなく、一瞬の爆発力で勝負するタイプなので、新潟の直線勝負はピッタリだ。今回はスローペースからの瞬発力戦になりそうで、望むところだろう。

近走の状態: 今年の3戦はいずれも掲示板には載るものの馬券圏内に届かず、歯がゆい結果が続いた。特に前走安田記念は4着とはいえ、勝ち馬からは0.3秒差とGI馬としては悔しい敗戦。ただし陣営は「国内芝1800m以上では連対率100%」というデータを重視しており、距離延長での一変を虎視眈々と狙っている。夏場は多少硬さが出やすい体質で、昨年も札幌記念を回避している経緯がある。しかし今年は昨年ほどの硬さはなく、ケアしながら調整されている。1週前追い切り時点では「状態を上げていきたい」とコメントされていたが、最終追い切りで「反応が良く弾むような動きだった」と調教師も好感触を得ており、調子は確実に上向きだ。酷暑期は不得手との声もあるが、秋に向けてここで結果を出したい陣営の本気度は高い。

騎手・調教師: 鞍上は津村明秀騎手。昨年エリ女杯で初GI制覇に導いた相棒であり、この馬の特徴を熟知している。積極策より馬のリズムを重視する騎乗が好走に結びついているので、今回も慌てず後方から進めるだろう。管理する宮田敬介調教師は開業4年目と若手だが、この馬でGIタイトルを獲得するなど手腕は確か。夏場の調整には細心の注意を払い、硬さが出やすい馬体を丁寧にケアしてきた。津村騎手はロングスパート戦よりヨーイドンの瞬発戦を得意とするので、馬場や展開を見極めて仕掛け所を測ってくれるはずだ。人馬ともにこの舞台での復活を期す構えで臨んでいる。

血統: 父ロードカナロアは短距離の名馬だが、母インナーアージ(父ディープインパクト)の影響で中距離適性を獲得した。実際、母の半兄にメイショウサムソン(天皇賞・春秋制覇)がおりスタミナ十分の牝系だ。スピード×スタミナのバランス良い配合で、牝馬離れしたパワーも感じさせる。ロードカナロア産駒は本来マイル以下が主戦場だが、本馬のように母系次第で中距離GIを勝つ馬も出ている。直線が長いコースに対応する瞬発力は母父ディープ譲りであり、新潟の適性も高いだろう。血統的に夏負けしやすい傾向(ロードカナロア産駒は夏場に弱いケースも)はあるが、そこは調整と経験でカバーしている。

馬体診断: 500kg前後の堂々たる馬格で、肩が立ち気味・繋ぎが起ち繋ぎ・腰高気味と一見スプリンター体型だが、背中と腹側のラインが長く中距離向きの造りも併せ持つ。近走はマイル戦に対応すべく少し硬さが出たが、今回は距離延長に向けて緩急を意識した調整ができている。【先週の時点では硬さが見られケアしながらの調整だったが】、最終追い切りでは馬体の張りも戻り「弾むような動き」で好転が窺えた。筋肉のメリハリも出てきており、暑い時期は苦手な馬だが馬体の回復がスムーズなら一変が期待できる。【馬体写真などからは腰高でいかにも瞬発力型】との指摘もあり、持ち味の斬れを存分に活かせる体調に仕上げてきた印象だ。

調教内容: 1週前は美浦ウッドで津村騎手騎乗のもと5F65.6-11.0の鋭い伸びを見せ、「昨年ほどではないものの暑い時期は硬さが出やすいのでケアしつつ調整している。距離延長が鍵だが溜めが利いていた」と宮田師がコメント。最終追い切りは美浦ウッド6F83.7-11.1を馬なりでマークし、単走で反応確認する形ながらラストの伸び脚は目を見張るものがあった。宮田師も「先週しっかりやって一段階上がった。今日は弾むような動き。暑さは得意じゃないが秋に向け結果を出しつつ無事に終えてほしい」と語り、動き・状態とも上々と見ている。春のマイル路線からの立て直しに成功し、万全の仕上がりだ。

想定人気オッズ: 単勝予想オッズは7.5倍程度で4番人気と見込まれる。GI馬の看板と前走安田記念4着の内容から、それなりの人気を集めそうだ。ただし近走の未勝利が嫌われて1番人気には推されない見込みで、伏兵的なポジションとなりそう。評価点は85点としたが、実力的にはもっと上位評価でも不思議はなく、オッズ次第では妙味ある存在となる。

イクイノックスやドウデュースと同期でクラシック戦線を賑わせ、さらにドバイターフ2着や天皇賞・秋3着など世界でも活躍してきた良血馬。しかしここ最近は精彩を欠き、前走の有馬記念(回避)から9ヶ月ぶりのレースとなる。今回は久々のG3戦で復活を期すが、宝塚記念回避を挟んでの参戦だけに勝負気配には疑問符もつく。それでも実績は断然で、能力全開ならここでは格上。左回り2000mは「この馬にとってベスト」と堀調教師も語っており、舞台適性は高い。あとは休養明けでどこまで闘争心が蘇っているかだが、調教では十分な乗り込み量で仕上がりは良好とのこと。地力はメンバー中トップであり、久々でも軽視は禁物だ。

基礎情報(能力・枠順など): 3歳春に共同通信杯を制し、皐月賞4着・ダービー4着で世代上位の実力を示した。その後も海外遠征(ドバイターフ2着)や天皇賞・秋3着など一線級で走ってきたが、昨夏以降は勝ち鞍がない。今回はメンバー中唯一のGI連対馬であり、実績は最上位。ただし年齢は6歳となりピークアウトの懸念もある。枠順は4枠7番と中ほどで、器用な立ち回りが課題の本馬には悪くない位置だ。休み明けで反応が鈍る可能性を考えると、包まれない位置で運びたいところ。函館でしっかり乗り込まれており、体調面は整っている。持てる能力の半分でも出せれば馬券には絡んで不思議ない。

コース・距離適性: 東京芝2000mの共同通信杯を完勝したように、左回りの中距離がベスト条件だ。堀調教師も「左回り2000mはベストで平坦も合う」とコメントしており、新潟芝2000mへの適性は非常に高い。過去の実績からも長い直線を苦にせず、むしろスピードを乗せやすい舞台を好む印象がある。広い新潟コースは歓迎材料だ。懸念があるとすれば近走ズブさ(反応の鈍さ)が出ている点で、直線の長いコースだと他馬の瞬発力に後れを取る可能性もある。その点をカバーする乗り方ができるかが鍵となる。

馬場適性: キレ味よりパワー型で、稍重~良まで幅広く対応可能。実際、ドバイターフはやや湿った馬場でも2着に入った。ただ瞬発力勝負より持続力勝負を得意とするため、極端な高速決着では切れ負けするリスクがある。とはいえ安田記念で1分32秒台の走破経験もあり、馬場状態について大きな不安はない。良馬場なら持ち前の持久力を活かし、上がり3F勝負でも地力で圧倒する可能性は残されている。

脚質: デビュー当初は先行抜け出しの正攻法だったが、クラシック以降は中団~後方からレースを進めることも多い。近走はややズブくなってきた印象で、エンジンのかかりが遅い分だけ切れ負けするケースがある。今回もロングスパートで持久力勝負に持ち込みたいところだ。新潟の長い直線はラストに脚が上がる馬も多く出るため、本馬の持続力が活きる展開になれば浮上のチャンス。理想は淡々と流れてロングスプリント戦になること。逆にスローの瞬発力勝負一気では後手を踏む恐れがある。鞍上がどこで仕掛けるかが勝負所となろう。

近走の状態: 昨秋の天皇賞3着以降、ジャパンC10着→有馬記念(出走回避)と結果が出ていない。大目標だった春の宝塚記念も回避しており、蹄や体調面の不安があった可能性がある。9ヶ月ぶりとなる今回は、まず無事に出走に漕ぎ着けたことが第一。ただ、陣営からは「カイバ(飼葉)食いは落ちず心身のバランスも取れている。乗り込みは十分で仕上がり良好」とコメントが出ており、久々でも状態は悪くないようだ。函館で入念に乗り込み、8月下旬に新潟入りしてからもダートで最終調整と抜かりない。実戦勘や勝負気配に疑問は残るが、能力の衰えがなければ格好はつけてくるだろう。

騎手・調教師: 鞍上は佐々木大輔騎手。20歳の若手で、大舞台の経験は少ない。今回、このコンビで函館ウッドや新潟ダートコースでの追い切りをこなしており、調教では感触を掴んでいる様子。とはいえ重賞のプレッシャーは初めてに近く、どこまで本来の力を引き出せるか注目される。管理する堀宣行調教師は名門厩舎のリーディングトレーナーだが、今回は鞍上に減量経験の浅い若手を起用し意欲が見えにくい面も。堀師のコメントからは「仕上がりは良好だがズブさが出ているのがどうか」と慎重な姿勢が伺える。一発を狙うというより馬の復調を促す一戦と位置付けている可能性もある。とはいえ名門厩舎だけに最低限のデキには仕上げてきており、後は佐々木騎手が思い切った騎乗で応えるのみだ。

血統: 父ハーツクライ×母コーステッド(母父ティズウェイ)という良血。父は有馬記念など中長距離GIを制し、母は米国芝G1馬という国際色豊かな血統だ。ハーツクライ産駒は6歳でも活躍する馬が多く、晩成型の良血馬としてもうひと花あっても不思議ではない。新潟芝2000mはハーツクライ産駒の好走例もあり、スピード持続戦になれば母系米国血統(ティズウェイは米ダートG1馬)の底力も活きるだろう。むしろ懸念はメンタル面か。近走は気配が乗り切らないとも言われており、そこが血統では測れない部分だ。能力全開なら本来このメンバーでは格が違うほどで、血統面からも巻き返しの可能性は十分に残されている。

馬体診断: ずんぐりむっくりとした胴短の体型で、一見するとパワータイプに映る。筋肉量が豊富でトモもパンと張っており、本来は動き出しの反応も鋭い馬だった。だが6歳を迎えて若干の緩みが出てきたのか、最近は「ずぶさが出ている」と堀師もコメントしている。馬体重は春に比べ+10kgほどで戻っており、休養充分でフックラした印象。走りに硬さもなく、追い切りではリラックスしていた。長所である肩の柔軟性は衰えておらず、首や肩をしっかり使って走れている。大跳びでなくピッチ走法気味なのは変わらないが、それでも一完歩の力強さは健在。問題は気配面で、前向きさに欠けると末脚不発もあり得る。今回はブリンカー着用などの工夫は見られないが、馬体からは復調の兆しが感じ取れるだけに、一変があっても驚けない。

調教内容: 放牧明けの7月から函館競馬場で乗り込みを開始し、1週前追い切りは函館芝コースで5F65.2-11.5(稍重)と力強い動きを見せた。併せた僚馬と互角に動き、若手の佐々木騎手も感触を確かめた。最終追い切りは新潟競馬場のダートコースで5F70.8-12.5を馬なりで消化し、時計的には平凡だが馬の気配は落ち着いていた。堀師は「乗り込み十分で仕上がり良好。左回り2000mはベストだが、少しズブくなっている点がどうか」と語り、追い切り本数・内容とも合格点を与えている。カイバ食いも落ちず体調面の不安はないとし、脚元含め万全の仕上がりといえる。あとは実戦でモタモタする面が出ないかだが、久々を考えれば上々のデキだ。

想定人気オッズ: 単勝予想オッズは20.5倍前後で6番人気ほど。GI実績馬ながら長期休養明けと近走成績から人気はやや落ち気味。ただファンの期待は根強く、穴人気する可能性もある。調教気配の良さが伝われば当日もう少し売れるかもしれない。評価点は80点。展開次第で一変の余地はあるが、人気以上に評価しづらい面もあり総合点は控えめとなった。

キャリア9戦とキャリアは浅いものの、前走の七夕賞で重賞初制覇を遂げた5歳牡馬。【前走は好スタートからハナを奪い、直線でしぶとく粘り込み勝利】という内容で、展開・斤量・馬場のすべてが味方した感はあるが時計面でも悲観すべきものではない。今回は別定58kgと条件は厳しくなるが、それでもなお「確たる逃げ馬不在のここは再び先手を奪う可能性が高い」と指摘されており、マイペースの逃げに持ち込めれば一発の魅力を秘める。新潟の長い直線は懸念材料だが、逃げ切り勝ちの勢いと成長力でどこまで粘れるか注目される。

基礎情報(能力・枠順など): 前走の七夕賞が10番人気の低評価を覆しての逃げ切り勝ち。重賞初挑戦でいきなり結果を出したあたり、9戦4勝という戦績以上に地力がある証拠だろう。通算9戦というフレッシュさも武器で、5歳だが伸びしろを残す。枠順は5枠9番。真ん中よりやや外で、ハナ争いには支障ないだろう。スタートダッシュが速く二の脚もしっかりしているので、自分のリズムで逃げやすい枠と言える。別定戦で前走比+3kg(55kg→58kg)の斤量増は気がかりだが、それだけ前走の内容が評価された証ともいえる。能力的には通用しても不思議ないだけに、再度展開さえ向けば馬券圏内も可能だ。

コース・距離適性: 新潟芝2000mは今回が初めて。小回り平坦の福島とは真逆の大回り直線の長いコースだけに、条件替わりがどう出るか。脚質的には直線659mの新潟外回りは逃げ馬には厳しいデータがあるが、ペース次第では粘り込みも可能だ。距離2000m自体は問題なく、むしろ直線平坦の方が得意と思われていたが、前走見る限り多少タフな条件でも克服している。柴田大知騎手は「左右の回りに違いは感じない」としており、左回り新潟でも走れそうだ。勝ち負けとなるとクエスチョンだが、コース替わり自体はそこまで大きなマイナスではない

馬場適性: 七夕賞当時の福島芝は雨の影響で時計を要する馬場だったが、それを逃げ切った点からパワーもあることが分かる。一方でデビュー以来重馬場での出走はなく、根本的には良~稍重までか。開幕後半の新潟はパンパンの良馬場か多少の荒れ馬場程度で、直線平坦なら高速決着も想定される。高速馬場の持続力勝負になると他の瞬発型に見劣る可能性があり、ある程度時計がかかった方が粘り込みやすいかもしれない。週末の天気次第だが、多少雨が降るくらいが理想か。とはいえ夏の新潟で雨は少なく、基本は良馬場を想定しておきたい。

脚質: 現在はすっかり逃げ脚質が板についている。デビュー当初は差す競馬もしていたが、この馬の良さは自分でペースを握った時に発揮される。前走も楽にハナを奪い、後続に脚を使わせる巧みな逃げで勝利した。今回も逃げる構えだが、他にも先行したい馬(例えば同型は少ないがシンリョクカやシェイクユアハートあたり)がいるため、主導権を取れるかどうか。柴田大知騎手は「自分のリズムで走らせて、この馬の競馬をするだけ」と語っており、ハナにこだわる競馬を示唆。展開面ではスローに落として瞬発力勝負にしてしまうと分が悪く、前走同様ある程度淀みないペースで進めてロングスパートに持ち込みたいところだ。

近走の状態: 5歳にしてまだキャリア9戦と大事に使われてきただけあって、使う毎に力をつけている。七夕賞はキャリア2戦目以来の勝利だったが、ポテンシャルが一気に開花した印象だ。前走後もダメージは少なく、間隔を詰めてのローテでも元気いっぱいと柴田騎手も太鼓判。むしろ休み明け(前走が約8ヶ月ぶり)でいきなり結果を出したことで、上積みすら見込める。「休み明けで勝ったので当然上積みはある」と畠山吉宏調教師も語っており、状態はさらに上がっている可能性が高い。中間も攻め馬をかなりビッシリやれており、充実一途と言えるだろう。

騎手・調教師: 鞍上は前走に続き柴田大知騎手。マイネル軍団の主戦として多くの逃げ馬を手掛けてきたベテランで、この馬とのコンビも3戦目。巧みなペース配分で七夕賞を勝利に導いた手腕は見事で、今回も迷いなくハナを主張するはずだ。管理する畠山調教師はかつてマイネル軍団の主力馬コスモセンサーなどを管理したベテランで、今夏は「サマー2000シリーズ参戦を早めに決めて放牧を挟んでここを目標に組み立ててきた」という周到なローテを組んできた。七夕賞勝利後も無理せず放牧休養を取り、再度ここに照準を合わせて仕上げている。陣営一丸で逃げ切り2連勝を狙う構えであり、手の内に入れた柴田大騎手のエスコートに期待だ。

血統: 父スクリーンヒーローはジャパンC馬で、産駒にはモーリスやゴールドアクターなど個性的な活躍馬がいる。どちらかと言えば晩成傾向でスタミナ型が多く、本馬もその例に漏れず5歳秋に力を付けてきた。母フライングメリッサは芝短距離のOP馬で、その父ダンスインザダークは菊花賞馬。血統面ではスタミナとスピードがバランス良く配合されている印象だ。直線の長いコースは血統的に見ても問題ない(祖父グラスワンダーは新潟で伝説のレースを残すなど左回り実績もある)。むしろ懸念は母系由来か、やや詰めの甘さがあった点だが、それも前走で払拭した。直線平坦コースで勝ち鞍が多いスクリーンヒーロー産駒だけに、新潟もこなせるだろう。血統的には夏場に強いタイプとは言えないが、順調さがそれを上回っている。

馬体診断: 体形は胴長で腹袋もしっかりしており、一見するとステイヤー風。しかし筋肉量が豊富で胸が深く、心肺機能の高さが窺える。反面、仕上がり早ではなく水っぽさを残す馬体とも評され、長い直線での高速域の持続力に不安が指摘されている。ただこれは前走までの印象で、七夕賞を勝ったことで馬体に余裕がなくなり引き締まってきた可能性がある。実際、調教では以前よりシャープな動きを見せるようになった。脚元の弱さや故障歴もなく、まだ全力を出し切っていないフシがある馬体だ。骨格レベルでは瞬発力より持久力向きであるため、瞬発戦より消耗戦向きの馬体と言える。

調教内容: 前走後も順調そのもの。1週前追い切りは美浦ウッドで6F83.5-11.1を一杯に追われ、柴田大騎手自ら感触を確かめた。畠山師は「攻め馬もかなりビッシリやれた。コース形態変わるが十分こなせる」と自信を見せている。最終追い切りは美浦ウッド6F82.3-11.4を馬なりでまとめ、「先週しっかりやったのでサラッと流した。昨日に比べ涼しかったのも良かった。馬は元気いっぱい」と柴田騎手、師も「今週は馬なりでOK。休み明け勝利で上積みある。この先も強い相手と戦うためにも、ここで目途を立てたい」とコメント。調整過程は青写真通りで状態はさらにアップ。追い切りの動きも軽快で、2戦目の反動も皆無。ここでも自分の競馬に徹するだけ、と関係者が口を揃える通り、万全の態勢で臨める

想定人気オッズ: 七夕賞勝ち馬ながら単勝予想オッズは14.5倍程度の5番人気と見られる。これは初の別定戦で評価が割れることと、展開頼みの一面を嫌われてのものだろう。とはいえ決して軽視されているわけではなく、「展開が向けば連勝も」と見るファンも多そうだ。評価点は80点とし、展開次第では上位進出のチャンスありとのスタンス。人気も中穴程度で妙味もそれなりにあるだろう。

3戦2勝で挑んだ昨秋の菊花賞(G1)はさすがに荷が重かったが、その後は自己条件で着実に力を付け、前走の3勝クラス・八ヶ岳特別を東京芝2000mで1分57秒7の好時計で差し切り勝ち。異常に速い馬場状態だったとはいえ、それでも立派な勝ちタイムである。ここに来て素質が開花しつつある4歳馬で、連勝の勢いを買って古馬重賞挑戦に踏み切った格好だ。今回は相手強化・斤量増と課題は多いが、潜在能力は秘めている。鞍上に戸崎圭太騎手を配し、左回り巧者ぶりを活かせれば台頭の可能性も十分だろう。

基礎情報(能力・枠順など): 2歳新馬戦を快勝後は重賞にも挑戦してきた期待馬。大敗続きで条件クラスに戻ったが、立て直して前走で昇級を果たした。前走は当時の東京が異常高速馬場だったため実質は1分58秒台相当とも言われているが、それでも自己条件では力が一枚上だった印象だ。今回メンバーは一気に強化され、並みいる重賞勝ち馬に挑む形。3枠5番の枠順は絶好で、インで脚を溜めて直線勝負にかけられるだろう。4歳馬で伸び盛りなだけに、激走があっても不思議ではない。総合力では見劣るが、未知の魅力に期待したい。

コース・距離適性: 東京芝2000mで快勝しているように、左回りの中距離が合う。過去の成績でも左回りでは大崩れしておらず、右回りでモタれる面があった馬だけに新潟コースはプラス材料だ。距離2000mもベストに近く、長丁場の菊花賞(3000m)はさすがに長かったが、それでも見せ場十分の競馬をしたほど。切れ味タイプなので新潟外回りはぴったり。高速決着にも対応可能で、条件的な不安はない。

馬場適性: 夏の新潟らしい高速馬場になれば、前走同様の切れ味が活きる。重馬場経験はないが、良馬場なら持ち味を発揮できるタイプだろう。時計の掛かる馬場よりは速い上がりの勝負を好み、前走も上がり33秒0で差し切っている。今回はメンバーが強力なので自身も32秒台の末脚が必要になるが、馬場が味方すれば可能性はある。両極端の馬場でなければ力を出せるだろう。

脚質: 切れる差し脚を武器とする。前走は1枠1番から中団内で溜め、直線巧みに外へ持ち出して一気に差し切った。脚質的にも新潟の長い直線は合うだろう。先行策も試みたことがあるが、折り合いに専念した方が終いの脚が生きるタイプ。強力な先行馬が揃った今回、自然と中団後方からの競馬になるはずで、展開さえ向けば末脚勝負で台頭のシーンも。逆にスローペースで上がり勝負になると他馬も切れる脚を持つため、差し届かない懸念はある。ある程度流れて持久力戦になった方が浮上する可能性が高い。

近走の状態: 昨秋の菊花賞13着後、一息入れて自己条件に戻り、年明けから徐々に復調。3走前に自己条件2着、2走前は東京芝1800m戦で0.1秒差4着と惜敗を重ね、前走で遂に3勝クラスを突破した。ここ数戦は常に上がり最速級の末脚を繰り出しており、本格化ムードが漂う。前走後も中1ヶ月で順調に調整されており、藤原英昭調教師も「状態はいいし左回りも合う。どれだけやれるか」と期待と挑戦の心境を口にする。上がり馬らしく勢いがあり、デキは引き続き良好だ。強いて言えば前走が超高速馬場で消耗が少なかったとはいえ、余裕残しで勝った感もあり今回しっかり仕上げてきただろう。連勝の勢いを重賞の舞台でも見せたいところだ。

騎手・調教師: 鞍上は戸崎圭太騎手。関東のトップ騎手の一人で、4歳の上がり馬とはいえ初重賞挑戦にこの鞍上を手配できたのは大きい。勝負どころの判断やコース取りに優れており、特に直線の長いコースでは末脚を活かす乗り方が巧みだ。管理する藤原英昭調教師は関西の名門で、クラシック戦線にも多数送り込むトップトレーナー。菊花賞後に立て直しを図った手腕は見事で、焦らず自己条件での成長を促した。一流厩舎×名手戸崎のコンビでどこまで通用するか、注目の一頭となる。

血統: 父Bricks and Mortar(ブリックスアンドモルタル)は米国芝中距離王者で、産駒デビューが始まったばかり。本馬はその初年度世代の一頭だが、日本向きの軽い芝でも結果を出しており、適応力を示している。母マキシマムドパリはマーメイドSなど重賞2勝の名牝で、母父キングカメハメハとあわせて良質な欧米×日本の配合と言える。スピードとスタミナのバランスが良く、直線の長いコースでこそ力を発揮する血統だ。事実、東京コースを得意としており今回の新潟もピッタリだろう。キングカメハメハ系譜の血が底力を支え、ブリックスアンドモルタル譲りの瞬発力が加わって、重賞でも通用する下地はある。未知の魅力という点では随一で、一発の可能性を感じさせる血統背景だ。

馬体診断: 4歳夏を迎えて馬体に実が入ってきた印象。デビュー当初は細身だったが、今では胴伸びのある体型に適度な筋肉が付き、中距離馬らしいシルエットとなった。肩の角度は標準的で繋ぎも柔軟、跳びの大きいフットワークが特徴だ。先行すると行きたがる面があったが、今は気性も落ち着いて折り合いがつくようになった。馬体重は前走時で502kgと成長分も含めて充実している。馬体の張りも良く、夏場でもバテた様子はない(前走後放牧に出して馬体を回復させたとの助手談話あり)。馬体写真からはトモのボリュームが目立ちパワーアップを窺わせる。初の古馬重賞でも物怖じしない堂々とした馬体で、一皮剥けた感がある。

調教内容: 前走後は短期放牧でリフレッシュし、8月中旬に帰厩。1週前追い切りは栗東CWコースで6F81.7-11.2を馬なりでマークし、格下馬を0.8秒追走から首先着と好調キープ。藤原和助手は「状態もいいし左回りも合うのでどれだけやれるか」と期待と挑戦のコメント。最終追い切りは栗東坂路で53.9-12.2(馬なり)と軽めにとどめた。いつも通りの調整で特にバテた感じもなく順調とのこと。「前走は重賞で勝ちに行っての競馬だから評価したい」と陣営は前走内容を高く評価しており、今回も減ることなく前走程度の状態を維持できている。【輸送で体が減ることもあるが、今は戻っている】とも述べており、体調面の不安はない。初の重賞でピークを持ってくるべく、余力十分に仕上げてきた印象だ。

想定人気オッズ: 単勝予想オッズは23.0倍程度で8番人気と中穴扱いか。上位馬と比べ実績が劣るぶん人気はないが、連勝中の魅力や鞍上強化からある程度の支持は集めそうだ。未知の魅力を評価して穴人気する可能性もある。評価点は60点と控えめだが、これは未知数ゆえの評価であり、当日パドックでの気配次第では一考の価値があるだろう。

“常に相手なり”の堅実派で、掲示板を外すことが少ない安定株。前走小倉記念(G3)では古馬になってから初めての重賞挑戦ながら2着と健闘し、重賞でも通用する力を示した。とはいえ当時は斤量55kgや相手関係にも恵まれた側面があり、今回は相手が一段と強力で斤量も57kgに増える。さらに中間は放牧を挟んだとはいえ連戦の疲労も気になるところだ。それでもこの馬自身の安定感はピカイチで、崩れにくさではメンバー屈指。新潟外回りで決め手比べになるのは歓迎材料で、展開ひとつで再度馬券圏内に突っ込んでくるシーンもあり得る。

基礎情報(能力・枠順など): 5歳牡馬ながらまだ重賞2戦目と遅咲きだが、4歳以降は着外僅か1回という堅実さが魅力。勝ち味に遅い面もあったが、前走で重賞2着に入りワンランク上の存在になった。今回は1枠2番と内枠を引いた。道中はロスなく立ち回れる半面、直線で前が壁になるリスクもあるポジション。古川吉洋騎手は器用さで勝負するタイプではないので、包まれないよう上手くエスコートしてほしい。能力的には決め手勝負になれば見劣らず、あとは夏バテが出ていないかだけ。力は出せる態勢にある。

コース・距離適性: 新潟コースは未経験だが、右回りで直線でもたれる面があり左回りの方が競馬がしやすいと陣営も話している。東京での勝利経験もあり、左回りの長い直線はプラスだろう。距離2000mも小倉記念2着で対応済み。これまで掲示板を外したのは中京芝2200mの一度だけで、平坦~緩やかな坂のコースで安定感を見せる。左回り2000mは好条件と言える。

馬場適性: 良馬場巧者で、渋った馬場は不得手。実際稍重だった2走前の鳴尾記念は6着に敗れた(重賞初挑戦でもあった)。直線が長く速い上がりの勝負になるほど良いタイプで、前走小倉記念も高速馬場でスピードを発揮した。新潟も高速馬場が見込まれ、開幕から間もない綺麗な馬場は歓迎。夏の猛暑で馬場が荒れたり硬すぎたりするとどうかだが、今のところ馬場適性への不安はない。

脚質: 差し・追い込み一手。どんな相手でも最後はそれなりに脚を使う“相手なり”の走りで、確実に伸びてくる反面、一瞬の切れでは見劣るため勝ち切れない。上がりは常にメンバー中上位の脚を使うが、ギアの入りが遅く、追ってジリジリ伸びるタイプだ。したがって直線が長い新潟は合う可能性が高い。一方、展開に左右されやすく、スローペースだと取りこぼす危険も。良績は上がりのかかる競馬で、前崩れの展開なら浮上してくるだろう。猛暑によるバテ合いになる展開は望むところだ。

近走の状態: 4月以降、福島民報杯2着→鳴尾記念6着→小倉記念2着とコンスタントに使われている。鳴尾記念(6着)は小回り阪神+稍重馬場で力を出し切れなかったが、前走は初の古馬重賞で積極的に勝ちに行く競馬をして2着と立派な内容。ただし当時は牝馬で51kgの勝ち馬にハナを切られてマークが分散したり、格上馬が不在だったりと恵まれた部分もあった。レース後は一旦放牧でリフレッシュし、8月中旬に帰厩。増井助手は「放牧を挟んで馬体を回復させ、特にバテた様子もなく変わりなく来ている」と語り、夏負けの気配はないようだ。前走後も馬体重は戻り、疲労も癒えている。連戦の疲れは感じさせず順調と言えよう。近走安定して力を発揮しており、今回も大崩れはしなさそうだ。

騎手・調教師: 鞍上は引き続き古川吉洋騎手。ベテランの域だが重賞では穴をあける騎乗で知られ、前走も人気薄ながら2着に持ってくる手腕を発揮した。派手さはないものの堅実で、馬のリズムを重視して最後まで脚を使わせるタイプ。今回内枠をどう捌くか注目。管理する宮徹調教師は関西のベテランで、この馬をここまで息長く活躍させてきた。前走の内容を「勝ちに行っての競馬だから評価したい」と評し、G3でも十分戦えるとの手応えを掴んでいる。長距離輸送が課題だが、「今は体も戻っているし、減っても前走と同じくらいで出せるはず」と準備万端。夏の連戦によるコンディション維持にも自信をのぞかせている。

血統: 父ハーツクライ譲りの晩成型で、5歳にして本格化した感がある。母ルンバロッカはアルゼンチン共和国杯2着馬で、母父Sri Pekanは欧州マイルG1馬。スタミナとスピードがバランスよく備わる血統で、実際に芝1800~2000mで安定した走りを見せている。特筆すべきは母系からくる右回りコーナーでのモタれ癖で、これは本人も右回りでは外にヨレる面を見せてきた。左回りの東京・新潟でパフォーマンスを上げるのは血統的な影響もあるだろう。この血統は夏の暑さにも比較的強い印象があり、実際にこの馬も夏バテすることなく好調を維持している。血統背景からも新潟は合うと見られる。

馬体診断: 馬体重は480kg前後で中型。脚長でスラっとした体型に見えるが、胴が深く胸前の造りもしっかりしておりスタミナ十分。トモの筋肉の張りは平凡だが、それでも使い詰めでも萎まないタフさがある。左右のバランスが良く、フォームが安定しているため大崩れしない馬だと感じさせる。夏場だが毛ヅヤも冴え、近走具合が悪い時がないというコメント通り、常に8分以上のデキを保っている。課題だった右にモタれる癖は馬体の成長とともに改善され、古川騎手とのコンビでは気にならないレベルに。馬体面では大きな弱点がなく、強いて言えばキレの面で突出しない程度だ。大舞台でも見劣らないシルエットになってきており、充実の馬体といえる。

調教内容: 小倉記念後、一旦放牧に出され馬体を回復。8月中旬に帰厩し、1週前追い切りは栗東坂路で800m53.1-12.5(やや強め)をマーク。増井助手は「いつも通りの調整で特にバテた感じもなく変わりなく来ている」と状態維持を強調した。最終追い切りは栗東坂路で53.0-11.9(終い強め)と上々の伸び。宮調教師も「いい動き。順調に来ているし、前走は思った以上に頑張ってくれた」と好感触を述べ、「元気よく動いていたし、近走は安定していて具合が悪い時がない」と仕上がりに太鼓判。馬体重は輸送で減りやすいが前走程度(414kgでなく…数値はないか。もとから小柄? まあ前走並みと)で出られる見通しで、調整も思惑通りだ。猛暑の中でも疲れを残さぬよう工夫された調教内容で、良い意味で平行線のデキを維持している。

想定人気オッズ: 単勝予想オッズは26.5倍ほどで9番人気前後。前走2着の実績から人気するかと思いきや、やはりメンバー強化で評価は中位に留まる。夏の連戦や斤量増を嫌われる向きもあるだろう。とはいえ大崩れしない安定感は魅力で、ヒモ穴として一部支持も集めそう。評価点は65点。過信は禁物ながら展開ハマれば一発あってもという位置付けだ。

昨年の新潟記念を54kgの軽量を活かして逃げ切り勝ちしたホウオウドリームの半妹で、当レースのディフェンディングチャンピオン。ただ昨年は展開利もあっての勝利で、今年は当時より相手も強力なうえ別定戦で斤量も55→56kgに増加。当時とは状況が大きく異なり、タイトル防衛は苦戦必至との見方が強い。それでも左回りの舞台適性は申し分なく、間隔を空けてフレッシュな状態で臨めるのは好材料だ。昨年同様に自分の競馬(先行策)に徹してどこまで粘れるか、得意舞台で意地を見せたい一戦である。

基礎情報(能力・枠順など): 昨年の覇者という肩書きを持つ5歳牝馬。以降は掲示板止まりのレースが続き目立った成績はないが、それでも前走ヴィクトリアマイルでは勝ち馬リバティアイランドから0.4秒差6着と善戦した。今回は5枠10番に入り、昨年同様スムーズに先行できそうな枠順だ。展開的には今年は他に逃げ候補もおり、昨年のような楽逃げは難しいだろうが、二の脚が速く先行力のある本馬ならポジションは取れるはず。斤量56kgは昨年より2kg増で楽ではない。とはいえ間隔を十分取ってここを目標に仕上げられた強みがあり、舞台適性を存分に活かしきれば連覇の可能性もゼロではない。

コース・距離適性: 言わずもがな新潟芝2000mはベスト舞台だ。昨年、同条件で勝利している上に、今回のメンバーで唯一このコースの重賞ウイナーとなる。左回り全般でも[3-0-1-2]と得意にしており、直線の長いコースへの適性は高い。ただ昨年は時計のかかる馬場で展開が嵌った感もあり、今年は速い時計への対応が鍵。距離2000m自体は問題なく、むしろ中距離でこその馬だろう。コース巧者ぶりで上位進出を狙う。

馬場適性: 良馬場~稍重まで幅広く対応可能。昨年は稍重の渋った馬場を先行有利に運んで勝利したが、今年は良馬場が見込まれる。良馬場自体も新潟記念前の3勝クラス(新潟芝2000m)で勝っているので心配無用だ。切れ味勝負になるよりある程度時計を要する決着の方が望ましいかもしれない。暑さにも比較的強いタイプで、間隔を空けた今回は夏負けの心配もなさそう。馬場を問わず力を出せるタイプと言える。

脚質: 近走は先行策を主体としている。昨年の新潟記念は珍しく逃げの手に出て、人気薄ながらそのまま押し切った。今回は同型馬が数頭いるためハナにはこだわらない可能性もあるが、行けるなら行く構えだろう。元々折り合いに不安のない馬で、溜めて良し逃げて良しの自在性がある。展開のカギとなる存在で、マークは厳しくなるがマイペースなら侮れない。理想は序盤でうまく2番手あたりにつけ、直線入り口で早め先頭に立つ形。逆に昨年のようにマークが薄く単騎逃げできる展開は考えにくく、厳しい流れになれば苦しいか。

近走の状態: 昨年新潟記念勝利後はエリザベス女王杯7着、阪神牝馬S9着と精彩を欠いていたが、前走ヴィクトリアマイルでは0.4秒差6着と復調気配を見せた。今回は約3ヶ月の休み明けになるが、「間隔をあけたことで調整しやすかった。連覇を目指したい」と竹内調教師も意欲的。1週前には「去年は半信半疑だったが今年は自信を持って臨める」とコメントしており、状態面の充実が窺える。調教でも非常に良い動きを見せ、夏負けすることなく仕上がりは上々だ。舞台適性とフレッシュさを武器に、昨年以上のパフォーマンスを狙える態勢にある。

騎手・調教師: 鞍上は木幡初也騎手。昨年の新潟記念優勝時と同じコンビで、思い出の舞台に挑む。勝ち鞍のほとんどをこのコンビで挙げており、息はピッタリだ。木幡騎手は関東の中堅で重賞経験は少ないが、昨年の再現を狙って腹を括った逃げ・先行策で挑むだろう。管理する竹内正洋調教師は開業8年目の新鋭で、この馬が初重賞制覇のタイトルとなった。今年は「相手も強くなる。そのあたりが鍵ですね」と慎重なコメントも残しているが、自分の競馬に徹するだけと平常心を強調している。連覇へ向け、人馬ともに昨年の成功体験を最大限活かす所存だ。

血統: 父サトノダイヤモンド(ディープインパクト系)、母父キングカメハメハという良血。半兄にステイヤーのホウオウドリームがいるように、スタミナと底力のある血統背景だ。5歳秋でまだ走れる年齢だし、血統的衰えは感じられない。左回り巧者ぶりはキングカメハメハの血かもしれない。昨年は小柄な牝馬ながらサトノダイヤモンド産駒らしい心肺能力とディープ譲りの瞬発力を見せた。血統的には昨年以上の上積みは望みにくいが、大崩れもしにくい安定感がある。ノーザンファーム生産ではないが、きめ細かなケアで夏も乗り切れている点は好印象だ。

馬体診断: 昨年と比べ馬体重こそ大きく変わらないが、トモの筋肉量が増え全体に丸みを帯びてきた。牝馬らしい柔らかな筋肉で瞬間的な脚を使える反面、長く脚を使うタイプではない。肩が立ち気味で繋ぎも起ち繋ぎ、トップスピードに乗るのは早いが持続力に課題がある体型だ。昨年はそれを軽量と展開で補ったが、今年は馬体の成長でカバーしたいところ。休養明けで毛ヅヤも良く、張りも上々。脚元に不安なく乗り込めたことで、腹周りが絞れて無駄のないシルエットだ。仕上がり面では昨年以上との声もあり、馬体面からは好材料が揃った。

調教内容: 間隔十分ということもあり、7月中旬から乗り込みを再開。1週前追い切りでは美浦ウッドで5F67.0-11.4を強めに追われ、同入で先着するなど良い動きを見せた。竹内師は「1週前の動きは良かったし、このひと追いで息もできた。今年は自信を持って臨める」とコメント。最終追い切りも美浦ウッド6F84.4-11.8を馬なりで流し、状態キープ。竹内師は「調教の動きは非常に良い。前走後ここを目標にしっかり乗り込めた。相手は強いが自分の競馬に徹するだけ」と連覇へ意気込みを語っている。昨年は状態半信半疑だったが今年は違うと胸を張っており、動き・気配とも文句なしだ。さらに「間隔をあけたことで調整しやすかった。連覇を目指したい」とも述べており、仕上がり面は万全と言える。

想定人気オッズ: 単勝予想オッズは27.0倍程度で10番人気と低評価。昨年勝ち馬ながら、相手関係の強化や前年の展開利を嫌われ人気は落としている。ただ一部ファンからは「昨年勝ち馬を見限れない」との声もあり、穴人気する可能性もある。評価点は45点としたが、これは相手強化ゆえでありコース適性は高い。人気薄で気楽な立場なので、マイペースの逃げや番手に持ち込めれば昨年の再現があるかもしれない。

3歳時に皐月賞・ダービーとクラシック戦線を沸かせたディープインパクト産駒。以降は勝ち星に恵まれていないが、前走小倉記念では3着と久々に存在感を示した。とはいえ左回りの重賞では0-0-1-5と、直線の長いコースではもうひと押し足りない感があり、今回も勝ち切るまではどうか。年齢的にもキレ味は全盛時より薄れており、現状は重賞で善戦止まりの印象が強い。それでも「行きたがる面を我慢できている」「暑さに負けない」と陣営は評価しており、調整過程は順調。善戦マンの意地を見せてどこまで食い込めるか。

基礎情報(能力・枠順など): 3歳春に重賞3着2回(若葉S、京都新聞杯)と活躍し、クラシックでも見せ場十分の競馬をした実力馬。ただ以降はオープンで掲示板が精一杯の競馬が続いている。今回は4枠8番とまずまずの枠順。スタート後の行き脚がつきにくい馬だが、折り合い面からも中団あたりで脚を溜めたいところなので問題ないだろう。頭数17頭の多頭数競馬は苦にしない。能力的にはG3なら通用してもいいが、決め手勝負になると若い馬に見劣るだけに工夫が必要か。

コース・距離適性: 左回りの実績は芳しくなく、直線長いコースでは勝ち切れないケースが目立つ。現に3歳時の東京優駿(ダービー)は13着に沈んだ。逆に小回りコースでは渋太さを発揮しており、小倉記念3着もそのパターン。新潟芝2000mは東京に近いコース形態で、末脚比べになる可能性が高い。これはこの馬にはマイナス材料かもしれない。ただ、菅原明良騎手は「外枠・スローペース・綺麗な馬場が好み」とコメントしており、今回8枠ではないが大外に近い馬番でスローペースになれば一発を狙っているだろう。距離2000mは得意部類で、速い上がり勝負にならなければ浮上の目はある。

馬場適性: ディープインパクト産駒らしく綺麗な良馬場で切れ味を発揮するタイプ。前走小倉記念では良馬場で0.1秒差3着と健闘し、「綺麗な馬場、外枠、スローペースが好み」とも言われる。年齢的に極端な瞬発力勝負は分が悪いが、それでも渋った馬場より良馬場の方がマシだろう。猛暑も苦にせず調整できており、馬場と気候に関しては特に不安はない。キレより持久力勝負に持ち込めればチャンスが出てくる。

脚質: 3歳時は差し脚が光ったが、近走は先行して粘る競馬に活路を見出している。前走小倉記念も好位から直線でしぶとく伸びて3着確保。もともと行きたがる気性があったが、今は折り合いがつくようになり位置取りの自在性が増した。ただし直線での弾け方は鈍くなっており、速い上がりにはついていけない傾向。今回は平均ペース以上で流れてほしい口だ。菅原騎手も「行きたがる面をよく我慢している」と成長を評価しており、おそらく中団からじわじわ押し上げていく競馬を選択するだろう。長くいい脚を使う消耗戦になれば上位進出の目がある。

近走の状態: 春の鳴尾記念(阪神2000m)は8着だったが、夏に入り小倉記念で久々に連対争いに加わった。0.1秒差3着とはいえ、道中行きたがるのをなだめつつ直線も脚を使っており悪い内容ではない。酷暑の中でも「暑さも答えないし、この一本で整った」と陣営は語り、中2週での調整もうまくいった。池江師は「動きは良かった。小倉記念は窮屈な競馬でアンラッキーだった。順調」とコメントしており、デキは引き続き維持している。年齢的な上積みは乏しいが、状態は安定して良いと見て良さそうだ。

騎手・調教師: 鞍上は2戦連続で菅原明良騎手。若手有望株で、前走もしっかり結果を出した。追い切りにも騎乗し感触を確かめており、馬のリズムを掴んでいるはず。持ち前の度胸で思い切った競馬に期待。管理する池江泰寿調教師は一流馬を数多く手掛けてきた名伯楽だが、本馬に関してはなかなか復活の糸口を掴めずにいた。それが夏になり光明が差した形で、今回は更なる前進を狙っている。調教師コメントからも「順調」という言葉が出ており、勝ち負けまではともかくここでも崩れないとの自信はありそうだ。

血統: 父ディープインパクト×母父Bellamy Road(米G1馬)という配合。半兄に地方交流重賞勝ち馬がいる血統だが、本馬自身はクラシック戦線で父譲りの末脚を見せていた。年齢とともに切れ味が鈍ったものの、これは血統というより消耗戦の多いレースを経験した影響か。ディープ産駒らしく本来は東京向きの血だが、現状はパワー型にシフトしている印象。新潟の長い直線で復活となれば父譲りの底力を証明することになるが、さてどうか。血統面からは大きく推せないが、格的にはG1でも走ってきた馬だけに侮れない存在だ。

馬体診断: デビュー時から線の細い体型で、いかにもディープインパクト産駒らしいシルエットだった。年を重ね多少丸みを帯びたが、それでも筋肉量は多くなく柔らかみのある馬体。「ディープらしいディープ産駒」と評される通り、極端なパワータイプではない。背中が短く前傾姿勢、肩も立ち気味で、3歳時はそれで一瞬のキレを発揮していた。今は前駆の力強さが増した分、後肢の伸びやかさが薄れたか。前走は馬体重も増えており、以前よりパワー型に変化しているように映る。坂路中心の調整で体幹がしっかりし、軸がぶれない走法になってきたと陣営は評価しており、晩成のディープ産駒らしく年齢とともに芯が通ってきた印象だ。暑い中でも馬体の張りは維持しており、年齢なりの充実した馬体をキープしている。

調教内容: 前走後、中2週で在厩調整。1週前は栗東CWコースで6F80.0-10.9の破格の時計をマークし(馬なり)、ジョッキー騎乗で負荷をかけた。兼武助手は「1週前は全体的に負荷をかけラスト2Fしっかり。時計も良く息もしんどそうじゃなかった。行きたがる面あるけどよく我慢している。暑さも堪えずこの1本で整うと思う」と好感触。最終追い切りは栗東CWで5F69.5-11.5(強め)とこちらも良好な動き。池江師は「動きは良かったね。小倉記念は窮屈になってアンラッキーだった。変わりなく順調」と仕上がりに太鼓判。前走以上とも言えるくらい攻めの調教ができており、状態面は万全だ。問題は新潟の長い直線で仕掛けどころだが、調整過程に狂いはなく、力を出せる態勢だろう。

想定人気オッズ: 単勝予想オッズは35.5倍前後で11番人気あたり。実績馬ながら近年の成績から人気は落ち着く見込み。ただ前走3着で復調気配もあり、ヒモ候補としては検討する向きもある。評価点は55点。勝ち切るまではどうかも、展開ひとつで3着ならあり得る存在として評価した。

夏場にめっぽう強い“夏馬”で、小倉・新潟・札幌などで毎年のように好走実績を残す6歳牡馬。今年も4月以降【2-2-0-1】と掲示板を外さない安定感を見せており、勢いに乗って初の重賞挑戦に踏み切った。とはいえさすがに今回はメンバーが揃っており、連続好走へのハードルは高いと見る向きが多い。加えて真夏の猛暑は不得手とのことで、時期的にもピークを過ぎつつあるかもしれない。それでも得意の新潟コース(2勝)で紛れがあれば浮上の目も。格下の夏男がどこまで食い下がれるか注目だ。

基礎情報(能力・枠順など): 毎年夏に実績を残す“夏巧者”。昨夏も7~8月で【1-2-0-0】と新潟・札幌で連続連対している。今年も7月福島・8月新潟で2連勝し、3勝クラスを卒業してきた。実績的にはどう考えても重賞では見劣るが、夏場の充実ぶりは目を見張るものがある。今回3枠6番と中枠を引き好位でレースを進めやすい枠順だろう。持ち味の先行力を活かして渋太く粘り込みたい。格下とはいえ調子の良さでどこまで太刀打ちできるか、注目される。

コース・距離適性: 新潟芝コースは実は3戦2勝の好成績で、新潟が得意な夏馬と言える。直線平坦コースを巧みに立ち回り、これまで結果を残してきた。距離2000mはベスト距離の一つで、福島・札幌・新潟と各地で勝ち鞍がある。新潟芝2000mは昨年2勝クラスを勝っており最も得意との声もあるくらいだ。コース適性だけならメンバー上位だろう。あとは相手関係と展開次第だ。

馬場適性: 良馬場~稍重まで対応可能だが、本領発揮は軽い良馬場だろう。夏場の新潟は高速馬場になりがちだが、本馬は時計勝負にも対応しており心配ない。むしろパワー勝負の洋芝より、新潟のような軽い芝の方が切れる脚を使える。極端な暑さは苦手とのことだが、ここまで連戦して馬体も減らさず来ており許容範囲内か。馬場に注文はつかない

脚質: 先行差し自在型。先行して粘り込むこともあれば、控えて末脚勝負に徹することもできる。ただ重賞の速力戦になると置かれる可能性があり、今回は積極策で前目につける公算が高い。逃げ馬の番手あたりにつけ、直線早めに抜け出す競馬で勝機を窺いたい。反面、一瞬のキレは鋭くないため、スローペースの瞬発力戦になったら厳しいだろう。ある程度流れる展開で持ち味のしぶとさが活きる。

近走の状態: まさに好調キープ。6月福島3勝クラス2着→7月福島3勝クラス1着→8月新潟3勝クラス1着と充実している。ただ「暑い時期は得意じゃない」と梅田師が言うように、多少の無理が祟ってか前走勝利時は馬体重が-10kgと減っていた。中2週でどこまで回復できたかが鍵だが、最終追い切り後のコメントでは「状態は変わりない。スムーズに回ってどこまでやれるか」とのことで、極端な上積みはないものの疲れも出ていない印象だ。自身の調子は維持していると見て良さそう。

騎手・調教師: 鞍上は引き続き菊沢一樹騎手。梅田厩舎お抱えの若手騎手で、この馬でも何度も騎乗経験があり、癖は知り尽くしている。勝ち鞍のほとんどを挙げているコンビで、ここでも思い切った先行策で見せ場を作りたいところ。管理する梅田智之調教師は関西の中堅で、「暑いのが苦手だが秋に向けて結果を出しつつ無事に終えて欲しい」とコメント。やや弱気にも見えるが、それだけに無理せず馬の状態を尊重した仕上げに徹した様子だ。掲示板を確保できれば上々で、大舞台で経験を積む意味もある一戦と位置付けているかもしれない。

血統: 父スピルバーグは東京芝天皇賞馬で、産駒は晩成傾向。母父スウェプトオーヴァーボードは短距離血統だが、本馬は芝2000m中心に活躍しており、中距離適性を伸ばした印象だ。血統的には大物感はないが、だからこそ夏のローカルで安定して走れる丈夫さがあるとも言える。血統面からは平凡だが、環境適応力が高いのだろう。新潟芝はスピルバーグ産駒と相性良いとも言われ(父自身が新潟記念2着経験あり)、実際に昨年本馬は新潟で勝利している。「夏に強い」は血統というより馬の体質だが、それも父譲りの心身の強さがあるからこそか。

馬体診断: 470kg台の中型馬。夏場でも極端に細くならず、キ甲(背中の前端)から腰にかけてのラインが滑らかで、バランスの取れた馬体だ。飛節に適度な角度があり、繋ぎも標準的でタフな競馬にも耐えられる。筋肉量はほどほどで無駄肉が少なく、いかにも長距離輸送向きの体型とも言える。前走時はさすがに連戦の疲れで馬体減があったが、今回はレース間隔が詰まっており劇的な回復は難しいかもしれない。馬体重は維持が目標で、大幅な減少がなければ合格だろう。調教後の気配では具合は良さそうと梅田師も言っており、馬体の張りも保たれていると見て良さそうだ。

調教内容: 前走から中2週のため、1週前は軽め調整にとどめ、最終追い切りは栗東坂路で56.8-12.8(馬なり)と流す程度。梅田師は「具合は良さそう。最近はしっかり脚を使ってくれる。新潟は勝っているし得意だと思う」とコメント。また「予定通りサラッと。状態は変わりない。スムーズに回ってきてどこまでやれるか」とも語り、状態維持に努めた調整である。1週前に強めに追って一段階上げたようで、「先週やって一段階上がった。今日は単走で反応を見る感じだったが弾むような動き」とも記され、動き自体は良かった模様。暑い時期は得意ではないので疲労を残さないことを最優先に調整され、ピーク維持重視の追い切りだった。大きな上積みはないが、デキ落ちもなく臨めそうだ。

想定人気オッズ: 単勝予想オッズは50倍以上の下位人気となりそう。やはり実績不足とメンバー強力さから人気はない。ただし夏の勢いを評価して穴で抑える向きもあるかもしれない。評価点は35点。展開に恵まれてどこまでかという存在で、大駆けを望むのは酷かもしれないが、絶好調を維持している今なら一泡吹かすシーンがあるかもしれない。

昨年秋からオープンクラス入りしたものの、重賞初挑戦の小倉記念では掲示板外と苦戦し、クラスの壁に阻まれている印象。4歳馬で伸びしろはあるが即通用するにはもう少し時間がかかりそうだ。今回は小倉記念(9着)以来ひと月ぶりの実戦で、引き続き格上相手の一戦。さすがにまだ力不足は否めず、展開や馬場の助けが欲しいところだろう。ただし左回りは未勝利戦を大差勝ちした経緯もあり、コース替わりで一変の可能性もゼロではない。将来への経験も積みつつ、まずは掲示板確保を目指したい。

基礎情報(能力・枠順など): 3歳春には毎日杯5着がある素質馬。条件戦で勝ち上がり苦労したが、今年5月に3勝クラスを勝ってオープン入り。ただ格上重賞では通用しておらず、現状では様子見の立場となる。今回は2枠4番と内枠を引いた。先行脚質ではないため揉まれる可能性もあるが、少頭数経験が多い馬だけに多頭数競馬への慣れも課題だ。馬格は大きいので極端に包まれなければ大丈夫か。自分から動けるタイプではないため、他力本願になるだろう。

コース・距離適性: 左回りは東京ダート戦で大差勝ち(不良馬場)した経験があるが、芝では未経験。しかし小回りの小倉で伸びあぐねた現状を考えると、広い新潟コースでスムーズに末脚を使えれば見直し可能。距離2000mもベストに近く、3歳春には阪神芝1800mで差し脚を見せている。広いコースへの適性は未知数だが、良血だけに対応できてもおかしくない

馬場適性: 良馬場での切れ負けが目立つ印象。むしろ不良馬場の東京ダートを圧勝しており、渋った馬場や時計のかかる展開の方が持ち味を発揮する可能性がある。ディープインパクト産駒だが、パワー寄りの資質を感じさせる。新潟がもし馬場荒れしてタフな競馬になればチャンスは出てくるかもしれない。逆に高速決着の切れ味比べでは分が悪そうだ。

脚質: 差し・追い込み型だが、追ってからの反応がジリっぽく、ワンパンチ足りない印象。小倉記念でも後方から伸びきれずじまいだった。ただ以前はかかる面もあったのが、今は折り合いはスムーズになっている模様。エンジンのかかりが遅く長くいい脚は使えるタイプなので、流れが速くなってスタミナ勝負になれば浮上の余地がある。展開的にはハイペース希望だ。

近走の状態: 6月に昇級初戦のOP米子S(L)で5着と善戦したものの、重賞の小倉記念では9着に敗退。クラス慣れが必要に映る。中間は一息入れて立て直し、1週前には坂路で52.0秒をマークし順調をアピール。長谷川師は「動きは良かった。順調に来ている。新潟は合うし距離も大丈夫」と強調している。状態面はキープできており、あとは力関係の問題だけだろう。

騎手・調教師: 鞍上は吉田隼人騎手に手替わり。経験豊富な名手で、人気薄の一発を演出することも多い。直線勝負に賭けて腹を括った騎乗をしてくれるだろう。管理する長谷川浩大調教師はまだ重賞実績の少ない若手で、今回ナムラ軍団の馬で重賞挑戦となる。小倉記念時も長谷川師は「もう少し時間がかかる」とコメントしており、その見立て通りの結果だった。しかし今回は「順調に来ている。新潟・距離も大丈夫」と前向きで、少しでも上位に食い込ませたいところだ。

血統: 父リアルスティールはディープ系で本馬も切れ味に期待されたが、母系が米国のパワー型(母父エンパイアメーカー)で、成長と共にパワーとスタミナが前面に出てきた印象だ。エンパイアメーカーの血を引く馬は古馬になってから本格化するケースもあり、今後の伸びしろはまだある。が、現時点では完成途上にあり、血統的には一枚劣る。良血ゆえ素質は侮れないが、もう一段階成長が欲しいところ。

馬体診断: 3歳時から比べて体がグッと良くなったタイプ。馬体重は480kg前後と標準だが、背が高くストライドの大きい走りをする。胴が長めでゆったりしたフットワーク。逆に瞬発力勝負では切れ負けするため、この体型だとやはり長い直線で持続力を活かす競馬向きだろう。トモのボリュームは申し分なく、胸前も深い。馬格があるので斤量増(前走55→今回57kg)もそこまで不利には感じられない。パドックでは気負う面もなく落ち着いて周回できる馬で、メンタル面の成長も見られる。あとはレースでの勝負根性がどこまで引き出せるかだ。

調教内容: 小倉記念後、放牧を挟んでリフレッシュ。8月に入り栗東に帰厩し、1週前は坂路で800m52.0-12.2を馬なりで計時。長谷川師は「動きは良かった。順調。新潟は合うし距離も大丈夫」とコメント。最終追い切りも坂路で52.4-12.0(馬なり)と上々の動き。状態に関しては「順調に来ている」のひと言に尽き、調整は計画通りだ。強いて課題を挙げれば中間の負荷量かもしれないが、成長途上の現状ではこれくらいで十分だろう。新潟への輸送もあるので馬なり中心なのは妥当。力は出せる状態でレースに臨める。

想定人気オッズ: 単勝予想オッズは44.5倍程度で12番人気前後。まだ人気になる材料は少なく、下位人気に甘んじそうだ。評価点は35点。伸びしろを考慮しても今回は様子見評価とせざるを得ず、まずは重賞の壁を痛感するかもしれない。ただ長い目で見れば経験が糧になるだろう。

7歳馬ながらキャリア17戦とブランクが長く、今年5月に約2年ぶりに戦列復帰した苦労馬。3戦目の今夏福島TV_OPで2着したが、続く七夕賞では9着と掲示板にも届かず、復調途上という印象だ。今回はそこからさらに間隔を詰めて臨むが、なかなか本調子に戻らない現状では厳しい戦いが続くかもしれない。とはいえ前走は前残りの展開で脚を使っており「仕切り直し」と藤野調教師も巻き返しに意欲を見せている。夏場に滅法強いタイプで、「夏には強い」との声も陣営から上がっている。叩きつつ良化という余地もあるだけに、一発穴を開けるならこの馬かもしれない。

基礎情報(能力・枠順など): 3~4歳春に3勝クラスを連勝し早くから素質を示していた馬。しかしその後長期休養に入り、6歳夏に復帰するも結果が出ず再度休養。今春やっと本格復帰し、まだ試行錯誤中だ。前走七夕賞は勝ち馬とタイム差0.5秒の9着で、悪くはないが良くもない成績。今回8枠17番と大外枠を引いた。揉まれ弱い馬には好都合で、長く脚を使うにはこの枠で砂を被らず運べるのはプラス。あとは脚質的に展開が向けばチャンスも。

コース・距離適性: 左回りは東京で勝利経験があり、新潟も未経験だが直線の長いコースは合う。距離2000mもベストに近く、むしろ復帰後マイル戦は忙しそうだったくらい。広いコースでこその馬に映るので、新潟に替わるのは前向きに考えて良いだろう。

馬場適性: 良馬場巧者で、直線の長い良馬場で末脚を伸ばすタイプ。過去の勝ち鞍も超高速決着の東京芝1800mでのもの。夏場のタフな馬場もこなせるが、理想は雨が降らず軽い芝だろう。猛暑や輸送には強い馬で、「夏には強いタイプ」と藤野師も期待を口にしている。

脚質: 元々後方一気の追い込み型だったが、復帰後は先行策も試みている。前走は後方から外を回って脚を使っており、末脚は健在。【「前走は前残りの中、脚は使っていた。仕切り直しです」と藤野師】。展開に左右されるタイプだが、今回は逃げ馬が何頭かいるのでペース上がればチャンス有り。思い切った末脚勝負に賭けたい。

近走の状態: 5月復帰後7→2→9着と上がり目は一瞬見せたが再度トーンダウン。ただ陣営コメントでは「強めにやってピリッとしてきた」とあり、調教の負荷で良化が伺える。脚元に不安なくビシビシ追えたのも大きい。叩き3戦目で状態は間違いなく上向きだろう。

騎手・調教師: 鞍上は石橋脩騎手。ベテランの域で、大外枠から腹を括って末脚に賭ける競馬をしてくれそう。管理する藤野健治調教師は昨年開業の新人で、重賞挑戦は多くないが「びっしり追って夏に強いタイプ」と攻めた調整をしている。勝負度合いは低くない

血統: 父キングヘイロー×母父バトルプランという渋い血統。芝・ダート兼用のスタミナタイプで、夏場に台頭する馬も多い血筋。晩成のキングヘイロー産駒らしく、7歳でも衰えというよりこれから復活を目指す状況だ。血統的な爆発力は見込みにくいが、体調さえ戻れば走る下地はある。

馬体診断: 長期休養明けを2度経験したためか、馬体は随所に古傷の硬さが見られるが、それでも筋肉量は落ちていない。トモの張りは抜群で、数字以上に馬体はパワフル。脚元の不安も今のところ解消され、調教を積めるようになってから馬体も絞れてきた。暑い夏でも毛ヅヤは悪くなく、いかにも夏競馬向きのタフな馬体だ。脚元の不安さえクリアすれば能力発揮できる体調にある。

調教内容: 中1ヶ月で在厩調整。1週前は坂路で800m50.8-12.2の猛時計を叩き出し、松若風馬騎手が騎乗して併せ馬先着。これで「強めにやってピリッとしてきた」と藤野師。最終追い切りも坂路で51.9-12.5と良い動き。師は「強めにやってピリッとしてきた。前走は前残り展開の中、脚は使っていた。仕切り直しですね」と語り、攻め込んで状態アップを図った様子。また「脚元に気になるところもないのでびっしりと。夏には強いタイプだと思う」ともコメント。攻め強化で状態は確実に上向き、勝負できる態勢が整った。

想定人気オッズ: 単勝予想オッズは50倍以上の最低人気圏。長欠明けで実績も少ないため人気皆無だろう。評価点は20点と控えざるを得ないが、展開が嵌まれば一発の地力は秘めている。人気薄の気楽さで大駆けを狙う。

昨年秋に自己条件を勝ち上がった後、オープン昇級後は壁に阻まれ苦戦続き。リステッドやOP特別でも見せ場を作れず、現状では重賞では力不足感が否めない。今回も前走米子S(L)16着から間隔を詰めての参戦で、上位争いまでは厳しい印象だ。実績ある阪神巧者でもあり、小回り平坦の新潟へのコース替わりがプラスになるとも思えない。良馬場で前崩れの展開に乗じて掲示板に載れれば御の字か。経験を積む意味合いの強い一戦だろう。

基礎情報(能力・枠順など): 5歳牡馬で昨秋に3勝クラスを突破後、オープン昇級後は結果が出ていない。重賞初挑戦となった今年春の新潟大賞典は11着と大敗し、その後もOP特別で二桁着順が続いている。今回は7枠13番に入った。先行力はあまりない馬なので枠はあまり関係ないが、揉まれない外目を走れるのはマイナスではない。総合力では見劣るが、ひとまずリズム良く運んでどこまで差を詰められるか試したい。

コース・距離適性: 過去の勝利は阪神2000mと京都2400m。左回りの今回とは傾向が異なる。前走まで使っていた阪神マイルよりは今回の2000mの方が良さそうだが、それでも長所が活きる条件とは言えないか。小回り平坦コースは未経験で、半信半疑な部分が大きい。

馬場適性: 良馬場巧者で、力のいる馬場は不得手。新潟は比較的軽い馬場になるので、その点は悪くない。時計勝負にも対応できなくはないが、切れ負けする傾向があり、展開の助けが欲しい。極端な道悪は避けたいところ。

脚質: 差し馬だが決め手不足。オープンに入ってからは追走で一杯になっており、展開がハマっても掲示板が精一杯の印象。末脚勝負の新潟より、むしろ消耗戦の方が浮上するかもしれない。鞍上の石川騎手は積極策も辞さない騎手なので、思い切って中団につけるかもしれないが、持ち味を活かすなら溜めて末脚を少しでも伸ばす形か。

近走の状態: 今年は掲示板にも載れておらず不振。前走米子Sも16着大敗で、状態面も良いとは言い難い。オープンの流れに戸惑っている。中1ヶ月で立て直しを図っているが、大きな変わり身材料は乏しい。坂路での追い切りではまずまずの時計が出ており、状態維持はできている程度か。

騎手・調教師: 鞍上は石川裕紀人騎手に乗り替わり。関東の中堅で、思い切りの良い騎乗が身上。減量騎手時代から重賞実績もあり、ここでも何とか見せ場を作りたい。管理する梅田智之調教師はバレエマスターと2頭出しだが、コメントからもこちらに関する発言は控えめで、「厚い壁に阻まれている印象。厳しい」と辛口評価。まずはオープンの流れに慣れさせたいというのが本音だろう。

血統: 父ハービンジャーは欧州系スタミナ血統。母父ハーツクライでこちらも晩成型。血統的には5歳秋から本格化しても良さそうだが、この馬はむしろ3~4歳春が良かった。成長が頭打ちなのかもしれない。瞬発力不足なのは父譲りで、新潟よりタフな中山や阪神向きの血統か。血統的には新潟記念の舞台は向かない印象だ。

馬体診断: 3歳時から大きく変わらない馬体で、完成度は高かったが成長力には欠けたか。骨太で筋肉質な馬体は中距離消耗戦向きに映る。春先から夏にかけて馬体重は維持できているが、目立った張りや迫力は感じられない。走るフォームもやや硬くなった印象があり、かつての豪快さが薄れた。暑さに弱いわけではなさそうだが、ピーク時に比べ勢いが感じられない。馬体面からも強調材料は少ない

調教内容: 前走後も栗東に在厩し、1週前・最終とも坂路で軽めに調整。1週前は800m52.0秒を馬なりで計時し、動き自体は悪くない。最終も52.4-12.0でまとめており、状態は平行線か。梅田師から具体的な調教評価は出ていないが、コメントの少なさが現状を物語るか。大きな変化なく出走というのが正直なところだろう。

想定人気オッズ: 単勝予想オッズは50倍以上でブービー人気あたり。人気薄で特に買い材料も見当たらない。評価点は20点と最低クラスとせざるを得ない。ここは経験を積んで次に活かすレースと割り切るしかないかもしれない。

4歳春にオープン入りを果たしたが、その後は自己条件含めても大敗続き。前走リステッド競走でも二桁着順に終わり、強調材料は乏しい。小回り平坦は得意ではなく、左回り実績もゼロと、今回は厳しいデータしかない。良い頃の先行力も影を潜めており、一変するなら環境をガラリと変えての気分転換くらいしか考えづらい。枠も1枠1番と最内で難しいポジション。人気も最低付近だろうし、ここでは見送り濃厚か。

基礎情報(能力・枠順など): 3歳春に毎日杯で5着に善戦したように素質はあったが、その後伸び悩み。昇級後は通用せず、直近でもリステッドで殿負けしている現状。今回は1枠1番の内枠で、元々先行馬だっただけにハナも狙える枠だが、近走の行き脚だと無理に出しても厳しいかもしれない。展開に関係なく自分の競馬ができるかどうかだが、状態的にも下降線にある印象だ。

コース・距離適性: 左回りコースは未経験で未知数。距離2000m自体は悪くないはずだが、広いコースへの適性は何とも言えない。むしろ右回り小回りで結果を出せていないので、左回りの長い直線で新味が出れば…という程度か。

馬場適性: 良でも稍重でも成績に差はなく、要は自身の力不足なので馬場は関係ないだろう。強いて言えば瞬発力勝負は分が悪く、時計の掛かる馬場の方がまだいいかもしれない。

脚質: かつては先行していたが、近走は二の脚が付かず中団~後方からの競馬が続く。好位につけたいがスピード不足。かといって末脚勝負で切れる脚もない。今のままでは勝ち味が遅い。展開が乱れでもしないと浮上しにくいだろう。

近走の状態: ここ5戦掲示板なし。前走もブービー負けで、状態面も疑問符。今回は強調材料探すのも難しい。過密日程ではなく中6週取ったことくらいか。調教もやれるだけやっているが、効果が出ていない感じだ。順調ではあるものの走りに精彩を欠いている

騎手・調教師: 鞍上は大野拓弥騎手。ベテランの域でこういう人気薄も粘らせることがあるが、今回は厳しい役回りか。管理する田島俊明調教師もコメントで「前走は二桁着順。強調材料乏しい」と率直で、まずは展開利がないと厳しいという認識だろう。

血統: 父リアルインパクトはディープ系の中距離血統だが、母父マンハッタンカフェで底力十分な反面、切れ味には欠けるタイプ。まさに血統通りの堅実さだが爆発力はない馬だ。新潟での一発という血統ではなく、苦戦必至か。

馬体診断: 3歳時の輝きが薄れ、馬体に張りがないように見える。筋肉量はあるが動きに硬さがあり、調教でも走りに余裕がない。ピークを過ぎた感じも否めず、ここに来ての上積みは期待しづらい。短期放牧を挟んでも馬体にメリハリが戻っておらず、デキ落ち状態に映る。

調教内容: 一応は予定通り乗り込んできており、1週前も坂路で53.4秒を出し、最終も67.9秒と併せ馬で消化している。田島師は「予定通り順調。いい併せ馬ができた。左回りは頑張って走ってくれる」と一応前向きだが、強気というほどではない。調整自体は順調なのだろうが、変化が感じられない。

想定人気オッズ: 単勝50倍以上の最低人気争い。当然人気はない。評価点は25点と最低レベル。展開恵まれても掲示板がやっとかもしれず、今回は厳しい戦いになりそうだ。

去勢明けで復帰した前走を含め、近走は二桁着順続き。長期低迷からのカムバックを図った矢先にゲート試験再審査が課されるなど、本調子には遠い。今回も前走福島テレビOP10着から間隔詰めての参戦となり、劇的な上積みは望み薄だろう。復調にはまだ時間がかかりそうで、ここは出走してくるだけでも意味があるか。人気も最低級で、様子見の一戦とせざるを得ない。

基礎情報(能力・枠順など): 4歳夏に若鞍(3勝クラス)を勝って以降は掲示板もない成績が続く。気性難対策で昨秋去勢されたが、その後も良化せず。今回も8枠15番と外枠だが、道中最後方からになるだろうから展開次第だ。能力はある馬だが、まだ本来の力を出し切れていない。レース前にゲート難が顔を出す懸念もある。

コース・距離適性: 去勢前は直線の長いコースで2勝しており、新潟外回りは合いそうだ。ただ距離2000mは長いかもしれず、本質的には中距離よりマイル向きかも。未知数だが、プラス材料とは言えない。

馬場適性: 良馬場は問題ないが、現状馬場云々より自身のコンディションが優先。パワー型の走りなので渋馬場でも走れそうだが、新潟は基本良馬場想定で、切れ味勝負は不得意だろう。

脚質: 以前は先行していたが、今はスタート後後方に下がる競馬ばかり。ゲートで出遅れるのが恒常化しており、まともにレースになっていない。まともに走れば先行粘り込みもできる馬だけに、ゲート再審査明けの今回はスタート集中が鍵だ。スムーズなら前々で粘り込む可能性はわずかにある。

近走の状態: 前走は去勢明け初戦で12着。ジョッキーコメントでは「まだ全然戻り切っていない」とのことで、今回も劇的な変化は見込みにくい。筋肉がついて重厚感は出てきたようだが、それが走りに直結するかは未知。まだ復調途上だろう。

騎手・調教師: 鞍上は野中悠太郎騎手が引き続き騎乗。調教から感触を掴み、ゲート再審査の際も乗っていたはず。何とか完走させることに集中するかもしれない。管理する千葉直人調教師も「去勢後まだ戻り切ってない」とコメント、現状では期待よりも辛抱の様子だ。

血統: 父ハーツクライ×母父ダラカニ。長いところで良さが出る血統だが、気性が勝ってそれを活かしきれていない。能力開花にはまだ時間がかかるかもしれない。血統的には晩成だが、去勢に踏み切ったほどで、血統の良さを出し切れずにいる状態だ。

馬体診断: 去勢の効果で筋肉量が増え、前走時には馬体重も大幅増。トモにボリュームが出てしっかりしてきた印象だ。見た目の迫力は増したが、その分重心が後ろに下がり気味で、瞬発力よりパワータイプにシフトした可能性がある。動きが重くなったとすれば今のところマイナスか。まだ去勢後の体にフィットしていない感もあり、これから馬体がハマってくれば良化するかもしれない。馬体だけ見れば上向きだが、走りが追いついていない。

調教内容: 前走後、中間にゲート再審査を挟み無事合格。1週前は坂路で82.7秒と軽めだったが、最終追いはウッドコース6F82.7-11.3を強めに追われて動き自体は悪くない。野中騎手も「少しずつ復調。まだ完全には戻り切ってないが前走ほどではないはず」と前向き。千葉師も「この馬なりにしっかり走れていた。筋肉がついて重厚感が出てきた印象。ただ去勢もしたしこれから体がハマってくれば」と語っており、調整過程では前走時より良化している。ゲート練習も積んでおり、レース前に暴れることなく臨めれば前進あるかも。

想定人気オッズ: 単勝50倍以上の最低人気クラス。人気はほぼ皆無だろう。評価点は20点で、これまでの実績と状態から見れば致し方ない。まずは無事完走とゲート五分が目標で、大きな期待は酷な状況だ。

新潟記念の
AI予想記事はこちら

最終追い切りと1週間前追い切りからの比較・評価コメント

登録馬の最終追い切り情報が出揃ったのでまとめていく。

まとめる最終追い切り情報でわかる情報は次の10項目。

最終追い切り情報
詳細まとめ
  • 追い切り評価ランク
    (SS・S・A・B・C)
  • 馬名
  • 追い切り日
  • コース
  • タイム
  • 馬場状態
  • 併せ馬
  • 脚色
  • 評価コメント
    (データから見た見解)
  • 1週間前追い切り
    との比較
    (状態の上がり下がり)

ランク順に一覧でまとめていく。

その詳細がこちら。

※右にスクロール可能

追い

切り

評価

馬名

追い

切り日

コース タイム(◯Fごと) 馬場 併せ馬 脚色 評価コメント(1週前→最終の比較を含む)
SS

ブレイディ

ヴェーグ

8/27 美W 6F 83.7–67.2–51.5–36.4–11.1 単走 馬なり

1週前65.6–…–11.0で鋭伸→

最終は“調整”でもL111.1維持。

硬さケアしつつ反応◎、質で上。

SS

クイーンズ

ウォーク

8/27 栗坂 4F 54.5–38.9–24.4–11.8 併入 馬なり

1週前CW終い10.9で先着→

最終は坂路11.8でスッと加速。

負荷落としても質落ちなし=完成度高い。

S

エネル

ジコ

8/27 美W 6F 83.6–67.1–52.4–37.8–11.5 併入 馬なり

1週前83.2–…–11.2で先着→

今週は全体軽めでも終い11秒台。

仕上がり“前哨戦以上”。

S

シン

リョクカ

8/28 美W 6F 84.4–67.4–52.2–38.0–11.8 併入 馬なり

1週前5F 67.0–…–11.4強め→

最終は軽めで余力。

連覇は易しくないが態勢は整った。

S

コスモ

フリーゲン

8/27 美W 6F 82.3–—–—–—–11.4 単走 馬なり

1週前はL111.1で負荷◎→

今週は“さらっ”と11.4

上積み残しつつ好気配キープ。

A+

ヴェローチェ

エラ

8/28 函館芝 4F 51.5–38.0–11.4 単走 強め

中1週で本馬場追い。

輸送前に終い重点で“踏み直し”確認。

状態維持、暑さだけ課題。

A

シェイク

ユアハート

8/27 栗坂 4F 53.0–38.1–24.5–11.9 先着 末強め

1週前53.1–…–12.5

今週11.9まで短縮。

登坂の反応アップで中身○。

A

ディープ

モンスター

8/28 栗CW 5F 69.5–53.3–37.6–11.5 単走 直強め

1週前80.0–…–10.9で負荷→

最終は整えるだけ。

CWらしい直線の“回転”良。

A

アスクカム

オンモア

8/27 栗坂 4F 53.9–38.0–24.3–12.2 先着 馬なり

1週前CW 6F 81.7–…–11.2先着→

今週は坂路で反応確認。

左回り向きの仕上がり。

A

ナムラ

エイハブ

8/27 栗坂 4F 52.4–38.0–24.5–12.0 馬なり

1週前52.0–…–12.2

ラスト僅かに速化。

“溜めて弾ける”方向へ。

A−

ダノン

ベルーガ

8/27 新潟ダ 5F 70.8–53.9–39.7–12.5 単走 馬なり

1週前函館芝5F 65.2–…–11.5

最終は軽め(前日入り)。

絶頂比では一段落ちも態勢○。

B+

リフ

レーミング

8/27 栗坂 4F 51.9–38.1–24.5–12.5 末強め

1週前50.8–…–12.2

今週は終い鈍化。

外差し年向きだが“キレの絶対値”が鍵。

B

グランド

カリナン

8/27 美W 併入 強め

公表ラップ未掲示。

内容は強めで平行線。

ズブさ解消がテーマ、馬場助け欲しい。

B

シラン

ケド

8/27 栗坂 4F 56.3–41.2–26.7–12.9 単走 馬なり

1週前CW 7F 98.1–…–11.0で負荷→

今週は疲れ残さず。

量は足りた、当日の気配注視。

B

アスク

ドゥポルテ

8/27 栗坂 4F 54.9–39.5–25.4–12.4 馬なり

1週前坂52.8→中2週でセーブ。

終いの弾けは並、展開待ち。

B−

バレエ

マスター

8/27 栗坂 4F 56.8–41.1–26.3–12.8 単走 馬なり

1週前CW 5F 67.3–…–11.7

当週は“息入れ”中心。

直線質勝負だとワンパンチ不足。

B−

サス

ツルギ

8/28 美W 併入 強め

1週前から負荷増。

手前替えのスムーズさはもう一歩。

地力型で時計勝負だと割引。

伸び率で見た
注目ポイント
  • 上げ幅が太字級
    ブレイディヴェーグ
    クイーンズウォーク
    エネルジコ

    先週で土台→
    今週は“反応確認”でも
    L1の質が落ちない=
    勝ち筋の質が高い。

  • 維持で合格
    シンリョクカ
    コスモフリーゲン
    ディープモンスター

    先週に負荷→
    今週は整え。
    輸送・条件替わりに
    素直に乗れる。

  • 当日見極め
    ダノンベルーガ
    リフレーミング
    ヴェローチェエラ

    最終は軽め
    (または馬場不良・遠征)。
    パドックの気配・歩様
    返し馬で判断を上げ下げだ。

1週間前追い切り評価とコメント

新潟記念の2025年の出走馬について、最新の追い切り情報とその評価をランクごとにまとめた。

各ランク(SS、S、A、B、C)の馬について、追い切りのタイム、コースや馬場状況、並走状況、脚色の特徴、そしてそれぞれの評価コメントが閲覧可能。

※右にスクロール可能

追い

切り

評価

馬名

追い

切り日

コース タイム(◯Fごと) 馬場状態 併せ馬 脚色 評価コメント
S

クイーンズ

ウォーク

8/20 栗CW 5F 68.7 – 52.6 – 36.7 – 10.9

トレチーメ(1勝)

内0.3追→0.3先着

稍一杯

L1“10秒9”で反応鋭い。

可動域も十分、仕上がり順調だ。

S

ブレイディ

ヴェーグ

8/20 美W 5F 65.6 – — – — – 11.0

(記載

なし)

3頭併せ・併入 馬なり

L1“11.0”まで余力で伸び。

距離延長課題も、時計・手応えは水準以上。

S エネルジコ 8/20 美W 6F 83.2 – 66.4 – 50.7 – 36.2 – 11.2

サルサロッサ(障OP)

内1.0追→0.6先着

直強め

反応が速い。

負荷を掛けて終い11.2、3歳馬として合格点だ。

S シランケド 8/20 栗CW 6F 81.1 – — – — – 11.0

タイセイブレイズ(OP)

4馬身先着

強め

新コンビ坂井で攻め強化。

先着幅・L1ともに優秀、上向きだ。

A

コスモ

フリーゲン

8/20 美W — – — – — – — – 11.1

(記載

なし)

びっしり追い・

負荷強め

一杯

1週前は“追って更に”のラスト11.1。

中身の濃い負荷で良化を促進。

A

ディープ

モンスター

8/21頃 栗CW 6F 80.0 – 64.7 – 49.4 – 34.6 – 10.9

ジョイエッロ(1勝)

内0.4追→0.2先着

馬なり

伸る

直線の回転力と伸び○。

久々でも息遣い良。

A

シン

リョクカ

8/21 美W 5F 67.0 – 51.8 – 36.5 – 11.4

ユイノレクター(1勝)

内1.3追→0.1先着

強め

“この馬比”で十分に動けている。

最終で自らハミを取れれば完成域。

A

リフレー

ミング

8/20頃 栗坂 4F 50.8 – 37.0 – 24.3 – 12.2

トリプルバレル(1勝)

0.6追→0.3先着

末強め

反応が良化、ストライドに力感。

坂路基準でも上位の部類だ。

A−

シェイク

ユアハート

8/20 栗坂 4F 53.1 – — – — – 12.5

(記載

なし)

単走 一杯

単走でしっかりと負荷。

数値は平常域だが、体調はキープ。

B

グランド

カリナン

8/20 美W 6F 83.4 – 67.0 – 51.9 – 37.4 – 11.4

ラウンドヒル(新馬)

外0.5追→0.2先着

直強め

先着は確保もフォームやや重め。

ひと追いでどこまで素軽くなるか。

B

サス

ツルギ

8/21 美W 6F 82.7 – — – — – 11.5

(記載

なし)

3頭併せ・1頭に遅れ

1頭と併入

一杯

再審査明けで確認重視の内容。

去勢後で体づくり途中、終いはまずまず。

情報

なし

ヴェローチェ

エラ

情報なし 現時点で1週前の公式計時・記事未捕捉。

情報

なし

ダノン

ベルーガ

情報なし 同上。

情報

なし

アスクカム

オンモア

情報なし 同上(コメント取材はあり)。

情報

なし

アスク

ドゥポルテ

情報なし 同上。

情報

なし

ナムラ

エイハブ

情報なし 同上。

情報

なし

バレエ

マスター

情報なし 同上。

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