オークス2025の追切評価と全頭診断!SS~Cで調教判定!

どうも、競馬口コミダービー管理人の木口順一だ。

2025年5月25日日曜はG1・オークス(優駿牝馬)。

牝馬クラシックの頂上決戦、東京2400mという特殊な条件でどの馬が栄光を掴むのか。

そこでこの記事では出走馬の追切をまとめ、全頭診断を敢行。

さらに別の記事でまとめている過去10年の傾向も踏まえ、今の「注目馬」「危険な人気馬」「穴馬」までまとめたのでぜひ最後までお付き合いいただきたい。

過去10年の傾向まとめはこちら

オークス2025のAI予想はこちら

この記事でわかること
  • 出走馬と騎手の
    総合評価&ランク評価
  • 追切情報と
    ランク評価
  • 過去傾向を踏まえた
    「注目馬」「危険な人気馬」
    「穴馬一覧」
  • ペース予測
    展開予想

馬アイコンこの記事を書いたのは

執筆者画像

木口 順一

競馬歴18年の42歳。

何年か前にブログや掲示板を運営する某会社を退職。
退職後はそのノウハウと自分の長い競馬歴で何かできないか考えた末、競馬口コミダービーを設立。

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オークスの全頭診断

オークスの枠順が確定。

そこで過去の傾向や、現在の馬のポテンシャル・調子に枠順の有利不利を踏まえて全頭診断を敢行。

10項目で診断し、それぞれ100点満点の合計1000点で一覧にしていく。

その項目がこちら。

診断項目
  • 基本情報
    (実績・枠順)
  • コース・距離適性
  • 馬場適性
  • 脚質
  • 近走の状態
  • 騎手・調教師
  • 血統
  • 馬体診断
  • 調教内容
  • 想定人気オッズ

1度点数ランキングを公開したあと、その点数の内訳・詳細に関しても記していく。

気になる馬がいればそれも確認してみてくれ。

全頭診断一覧はこちらだ。

馬名 合計点 一言 基礎情報 コース適性 馬場適性 脚質 近走状態 騎手・調教師 血統 馬体 調教 想定人気
エンブロイ
ダリー
905

桜花賞馬。

二冠へ視界良好

95 80 90 85 100 95 75 90 95 100
アルマ
ヴェローチェ
885

2歳女王、

前走も僅差の好戦

90 85 90 80 95 85 90 85 90 95
リンク
スティップ
876

末脚強烈。

距離延長は歓迎

83 90 85 88 90 90 95 85 80 90
カム
ニャック
833

フローラS快勝で

台頭

85 90 80 78 88 82 85 80 80 85
エリカ
エクスプレス
807

桜花賞5着。

大外枠も力秘む

78 88 75 82 80 80 88 78 78 80
レーゼ
ドラマ
786

フラワーC

圧勝の勢い

75 85 78 80 85 70 80 80 75 78
パラ
ディレーヌ
771

フラワーC②。

大型馬で長直向き

68 85 80 80 80 60 80 82 88 68
ビップ
デイジー
770

阪神JF②も前走失速、

巻返し鍵

78 90 72 70 70 75 90 75 75 75
サヴォン
リンナ
762

忘れな草賞①で

距離適性を証明

65 80 85 85 82 65 85 75 75 65
ブラウン
ラチェット
760

アルテミスS馬。

巻き返しなるか

72 80 75 75 75 85 78 70 80 70
タイセイ
プランセス
701

前走大健闘③で

上昇ムード

60 78 78 75 80 60 72 60 78 60
タガノ
アビー
691

矢車賞①で

長丁場実績

60 85 75 60 78 60 70 78 70 55
ウィル
サヴァイブ
690

1勝クラス勝ちからの

一発狙い

58 75 75 70 75 70 75 70 72 50
サタデー
サンライズ
686

忘れな草賞②。

展開次第で台頭

55 70 80 80 75 70 68 70 70 48
ケリフレッド
アスク
661

スイートピーS③も

地力課題

50 80 75 68 65 65 80 68 65 45
ゴー
ソーファー
652

前哨戦凡走続き。

立て直し焦点

55 78 78 65 50 68 72 72 60 54
アイ
サンサン
608

1勝クラス善戦止まりで

荷が重い

40 80 75 55 55 55 80 65 68 35
レーヴ
ドロペラ
588

大敗続きで

厳しい立場

45 65 70 50 60 50 70 70 68 40

桜花賞馬エンブロイダリーは実績・能力ともに最上位だ。前走の桜花賞ではアルマヴェローチェとのハナ差接戦を制し、牝馬クラシック二冠に王手をかけている。今回5枠9番からのスタートとなったが、陣営は「多少雨が降っても問題ない」と距離延長・馬場状態にも不安を見せていない。これは父アドマイヤマーズ譲りのスピードに加え、母系から受け継ぐ底力で2400mへの適応力も備えているからだろう。

レースセンスにも優れており、桜花賞では中団から直線抜け出す安定した脚質を見せた。良馬場・稍重どちらもこなしており、展開問わず力を発揮できる万能型だ。直前の最終追い切りも美浦坂路で自己ベストを更新する圧巻の動きを披露しており、仕上がりは文句なし。C.ルメール騎手という信頼性抜群の手綱で、森一誠調教師も「折り合いに心配はない」と手応え十分だ。二冠達成へ向け万全の態勢で臨んでおり、総合力で他馬をリードしているだろう。

阪神ジュベナイルフィリーズを制したアルマヴェローチェは、2歳女王としての底力と安定感が光る。前走の桜花賞では勝ち馬エンブロイダリーにハナ差まで迫る2着と健闘し、その実力を改めて証明した。最内1枠1番という絶好枠を引き当てた今回は、ロスなく立ち回れる強みがある。父ハービンジャー譲りの持久力が武器で、初めての2400mでも折り合って運べれば能力全開だろう。上村洋行調教師も「折り合いがつき、前走より落ち着きがある」と成長ぶりに自信を見せており、東京の長い直線もむしろ歓迎材料だ。

脚質は中団差しが板についており、決め手の鋭さは随一。速い上がりの決着にも対応できる反応の良さがある。桜花賞後も放牧を挟まず順調に乗り込まれ、最終追い切りでは坂路で軽快な伸びを見せた。馬体重も桜花賞時(496kg)から大きな増減なく推移し、牝馬らしからぬパワフルさとしなやかさを兼備した馬体は健在だ。岩田望来騎手とのコンビでここまで大崩れなく走っており、舞台替わりのオークスでも安定した走りを期待できる。二冠阻止の最有力として、勝ち負け必至の存在だ。

リンクスティップは桜花賞3着馬。その内容は、スタート出遅れからコーナーで早めスパートを仕掛けて猛追し、ゴール前で3着に浮上するという豪脚ぶりだった。前々走のきさらぎ賞でも先行策から粘り強く2着に入っており、スピード・スタミナのバランスが良い。今回は父キタサンブラック譲りのスタミナを活かせる東京芝2400mへの距離延長が歓迎材料だ。実際、陣営も距離への不安を示さず、むしろ「距離延長も問題なさそう」という。長い直線で持ち味のロングスパートがさらに活きてきそうだ。

3枠5番からならば序盤で包まれるリスクも少なく、スムーズに好位を取れれば理想的だろう。スタート難はあるものの、うまくリズムに乗れれば先行・差しどちらでも立ち回れる器用さがある。調整過程も順調で、中間の追い切りでは併せ馬で軽快な動きを見せた。馬体は約470kg台と中型だが、筋肉量豊富で長くいい脚を使える体型をしている。鞍上のM.デムーロ騎手はオークス2勝の実績があり、この舞台の鬼でもある。舞台適性と鞍上強化が相まって、上位争いに加わる可能性は高いだろう。

前走のフローラステークスを制したカムニャックは、一躍有力候補に名乗りを上げた存在だ。そのフローラSでは中団から直線で力強く抜け出し、2着に0.2秒差をつける完勝。勝ちタイム1分58秒6(東京芝2000m)は優秀で、東京コース適性と持久力を証明した。父ブラックタイドはキタサンブラックの全兄でスタミナ豊富な血統背景があり、2400mへの距離延長にも十分対応できるだろう。実際に東京の長丁場向きの体型をしており、直線坂上でもバテないタフさが武器だ。

今回の枠は7枠15番。やや外目だが、同型の少ないメンバー構成を考えれば致命的ではない。折り合いに不安のないタイプで、先行勢を見ながら中団あたりにつける競馬が理想だろう。ドイツの名手A.シュタルケ騎手が手綱を取るのも興味深い。初騎乗ながら実績あるジョッキーだけに、大舞台でも物怖じしないだろう。友道康夫調教師の管理馬らしく馬体の張りも良く、フローラSから中3週でも状態はキープされている。馬体重も前走時(458kg)から大きく変動せず、牝馬としてはしっかりしたつくりだ。勢いと成長力でクラシック本番に挑む今回、強豪相手にどこまで食い下がるか要注目だ。

エリカエクスプレスは桜花賞5着馬。勝ち馬から0.3秒差まで善戦し、重賞戦線でも通用する力を示した。前走は道悪気味の馬場で直線伸びあぐねたが、良馬場なら持ち前の瞬発力がより活きるだろう。父エピファネイア譲りの底力があり、母エンタイスドは米国血統ながらスタミナもある牝系だ。初の2400mとなるが、血統的にはむしろ距離延長はプラス材料かもしれない。

今回は大外8枠18番と枠順には恵まれなかった。しかし戸崎圭太騎手はオークスで2着3回の経験があり、この馬ともフェアリーSでコンビを組んで勝利している(同レース2着)。人馬の呼吸は合っており、不利を最小限に抑える騎乗に期待がかかる。レースでは後方から末脚勝負になる可能性が高いが、東京コースなら直線一気の場も整うはず。最終追い切りでは南Wコースで長めから追われ、ラスト1ハロン11秒台前半の鋭い伸び脚を見せた。馬体は456kg前後で張りがあり、反動も感じられない。展開次第では上位進出のシーンも十分考えられるだろう。

レーゼドラマは前々走のフラワーカップを圧勝した実力馬だ。同レースでは2着に0.4秒差をつけ、非凡な先行力と瞬発力を発揮した。続く東京のゆりかもめ賞(2400m戦)は6着に敗れたものの、休み明けで太め残り(馬体重466kgと前走比+4kg)だったことを考えれば悲観する内容ではない。その後立て直され、迎えたフラワーCで結果を出した点からも仕上げ次第でパフォーマンスが一変するタイプだろう。

今回は4枠7番と好枠を引き当てた。先行力がある馬だけに、内目の枠で流れに乗りやすいのはプラス材料だ。父キズナ譲りの勝負根性に優れ、母シアードラマも欧州系でスタミナを内包している。距離2400mも折り合いひとつでこなせる下地はあるはずだ。坂井瑠星騎手とのコンビも手が合っており、フラワーCでは逃げたパラディレーヌを早めに射程圏に入れて差し切るレース運びが光った。直線の長い東京コースでも、自慢のロングスパートで押し切る可能性は十分にある。

中間の調整では一旦放牧を挟んでリフレッシュし、最終追い切りは坂路で馬なりながら力強い動きを見せた。前走時より馬体の無駄肉も取れ、引き締まったシルエットになっている。乱ペースになれば台頭も十分なだけに、伏兵として一発を狙いたい。

パラディレーヌはフラワーカップ2着馬。その名の通り“楽園の女王”を目指せる素質を感じさせる。前走のフラワーCでは先行策から直線粘り込み、勝ったレーゼドラマに0.4秒差まで迫った。レースぶりに若さは残るものの、不器用さを抱えつつも最後まで諦めない根性は特筆ものだ。父キズナ×母パラダイスガーデンという血統はスタミナと底力に富み、距離延長にも対応可能だろう。

2枠3番と絶好の枠順を得た今回は、スタート次第でハナを切ることもできそうだ。逃げ馬不在のメンバー構成でもあり、行き脚がつけばマイペースに持ち込める可能性がある。大型馬(前走時約500kg)の割に前向きな気性で、スローからの瞬発力勝負にも対応できる点は強みだ。直前の追い切りでは栗東CWコースで3F39.5秒-1F11.0秒と抜群の切れを披露し、馬なりで自己ベストを更新した。最終調整まで高評価を得ており、好仕上がりと言える。

丹内祐次騎手とのコンビも板についてきた印象だ。丹内騎手はこの馬の不器用さを理解しており、前走もスムーズに先行させる手腕を見せた。今回も同型に主張する馬がいなければ、自らレースを作る大胆な騎乗があるかもしれない。人気はそれほど無いが、展開次第では粘り込みで馬券圏内に残るシナリオも描ける一頭だ。

ビップデイジーは昨年の阪神ジュベナイルフィリーズで2着に好走し、世代トップクラスの実力を認められた馬だ。今年初戦のチューリップ賞でも3着と好走し、桜花賞では単勝5番人気に推された。しかし本番の桜花賞では稍重馬場も影響したか、道中4番手から直線伸びを欠いて11着と大敗を喫した。今回はその雪辱戦となる。

父サトノダイヤモンドは菊花賞馬であり、本馬自身もマイル戦より中距離向きの血統背景だ。距離延長となるオークスでパフォーマンスを上げてくる可能性は十分ある。3枠6番なら道中のポジション取りも難しくなく、スムーズに先行策を取れるだろう。実際、チューリップ賞では好位2番手から粘り込む競馬で結果を残している。折り合いに不安のないタイプで、道中は流れに乗って進めそうだ。

気になるのは前走の大敗だが、幸英明騎手は「敗因は馬場だろう」と分析しており、良馬場なら見直せる。調教では一度叩かれた効果か動きが一変し、1週前追い切りでは坂路で自己ベストに迫るタイムを計時した。馬体も440kg台後半を維持し、張りは前走時以上に感じられる。松下武士調教師も「距離が伸びて競馬はしやすくなる」と巻き返しに意欲を見せている。人気は急落しそうだが、本来の力を発揮できれば上位進出も可能な実力馬だけに侮れないだろう。

サヴォンリンナは前走の忘れな草賞(リステッド・阪神芝2000m)を勝利し、オークスへの優先切符を手にした上がり馬だ。8頭立ての少頭数戦とはいえ、雨で渋った稍重馬場を2分03秒5でまとめ、2着サタデーサンライズに0.2秒差をつける強い内容だった。半姉に桜花賞馬がいる血統背景で、父サトノダイヤモンド譲りのスタミナと勝負根性が武器だ。

今回の舞台・東京芝2400mは未知数だが、忘れな草賞で見せた先行力と粘り腰を見る限り距離は延びて良さそうだ。7枠14番と枠は外めだが、二の脚が速く、自分からハナに行けるスピードも持ち合わせる。実際、前走は道中2番手から早め先頭に立ち押し切っている。今回も無理なく先行策を取れれば、しぶとさを発揮できるだろう。

北村友一騎手とのコンビは今回が2戦目。前走で勝利に導いた手綱さばきは見事で、この馬の長所を引き出す乗り方を掴んだように見える。調教ではCWコースで長めから追われ、直線で力強い伸びを見せた。中間も順調に乗り込まれており、馬体は前走比+2kg程度と好調維持。関西馬の関東遠征という課題はあるが、同じく父サトノダイヤモンド産駒のジェラルディーナ(エリザベス女王杯馬)も東京で結果を出していることから問題ないだろう。展開次第では上位の一角を崩す伏兵となりうる。

ブラウンラチェットは2歳時にアルテミスステークスを制した良血馬だ。当時から完成度の高さを評価され、阪神JFでは1番人気に支持されたほどの逸材である。しかし阪神JF(12着)と桜花賞(9着)は期待を裏切る結果に終わり、ここ2戦は掲示板を外している。それでも桜花賞では勝ち馬から1.4秒差、直線ではじわじわと脚を使っており、大敗というほどでもない。久々の左回りとなる東京コースで一変を期す。

父キズナ譲りのしなやかなフットワークを持ち、瞬発力勝負よりも消耗戦向きの体型だ。2400mへの距離延長でスタミナを活かせる展開になれば浮上の余地はある。6枠12番からのスタートとなったが、できれば中団あたりで折り合い、ロスなく運びたいところだ。幸いにもD.レーン騎手が騎乗するのは大きなプラス。レーン騎手は2019年にラヴズオンリーユーでオークスを制しており、長丁場のペース配分にも定評がある。

中間の調整では一頓挫なく順調に消化され、1週前追い切りでは坂路で力強い脚取りを見せた。馬体重も前走時(444kg)から大きく増減なく、むしろデビュー当時と比べて筋肉量が増えパワーアップしている印象だ。手塚貴久調教師は「折り合いさえつけば巻き返せる」と脚質転換も示唆しており、控える競馬で新味を引き出す可能性もある。人気急落のここが狙い目と見て、名手のエスコートで復活を目指す。

タイセイプランセスは前走のフローラステークスで大穴を開けた存在だ。18番人気という低評価を覆し、勝ち馬カムニャックから0.2秒差の3着に食い込んだ。それまで1勝クラスでも勝ち切れていなかった馬が、一躍クラシック戦線に名乗りを上げた点は驚きである。追い込み一手の競馬ながら、直線で見せた末脚の鋭さ(上がり3F33.0秒)はメンバー最速で、展開次第でまだ上積みが見込める。

父リアルスティールは中距離巧者、母プティフォリーは欧州牝系の出自で、血統的にも長めの距離に耐えうる下地がある。実際、前走の走りからは距離が伸びてさらに良さが出そうな印象だ。5枠10番と枠は真ん中。石橋脩騎手も「枠はどこでもいい」と語っており、極端な位置取りにこだわらず自分のリズムを重視する方針だ。序盤は後方に下げて末脚温存、直線勝負に賭ける形になるだろう。

追い切りでは南Wコースで古馬相手に先着し、状態面の良さをアピールした。前走から中2週というローテーションだが、小柄な馬体(前走時406kg)だけに疲労の色は薄い。今回も馬体重は大きく変わらず出走できそうだ。池上昌和調教師は「直線勝負に徹する」と末脚に賭ける構えを見せている。展開がハマれば前走の再現も十分考えられるだけに、軽視禁物の存在だ。

タガノアビーは地味ながら堅実に力を付けてきた一頭だ。1勝クラスでは今年2月に京都芝2200mの矢車賞を勝利し、長距離適性をアピール。続くフローラステークスでは16着と結果が出なかったが、勝ち馬カムニャックとの差は0.4秒差で、着順ほど内容は悪くない。道中後方待機から長くいい脚を使い、掲示板まであと一歩のところまで追い上げていた(結果は6着相当の僅差と推測される)。この経験は長丁場のオークスで必ず活きてくるはずだ。

父アニマルキングダムは米二冠&ドバイWC馬でスタミナ豊富、母タガノタイリンもスタミナ型の血統であり、血統面からも2400mは射程圏内だろう。ただし決め手の鋭さには欠けるため、消耗戦の流れになってほしいところだ。7枠13番からのスタートとなり、序盤は中団からやや後ろ寄りにつけて末脚勝負に徹しそうだ。

調整面では、フローラS後も順調に乗り込まれ、最終追い切りは坂路で力強い脚取りを披露した。大型馬(前走時496kg)だが太め感はなく、藤岡佑介騎手も「長くいい脚を使えるタイプ」と評価している。レースでは馬群を縫う形になるかもしれないが、末脚勝負になれば浮上の余地はある。上位進出にはあとワンパンチ足りない印象も否めないが、スタミナ勝負になれば持ち前のしぶとさで見せ場を作る可能性も十分にあるだろう。

ウィルサヴァイブは春のトライアルには出走せず、自己条件からオークスに駒を進めてきた異色の存在だ。前走のフローラルウォーク賞(中京芝1600m・1勝クラス)では1番人気に応えて快勝し、賞金的にギリギリでオークス出走を掴んだ。その前走内容は、道中6番手からスパートして直線半ばで先頭に立つと、そのまま後続の追撃を振り切る強いものだった。勝ちタイム1分35秒2は平凡だが、上がり3F33秒台前半の末脚は見どころがあった。

今回は格上挑戦かつ初距離と課題は多い。しかし父アルアインは皐月賞馬で中距離向き、母クラシックリディアは欧州血統でスタミナの下地もある。東京芝2400mでどこまで通用するか未知数だが、血統背景からは意外性があってもおかしくない。6枠11番からであれば、序盤は無理せず後方に下げ、直線勝負に賭けることになりそうだ。

調教では坂路とCWコースで入念に乗り込まれ、上積みは十分。団野大成騎手は当初予定のなかったオークス参戦に「思い切って乗るだけ」と腹を括っている。陣営としても強豪相手にどこまでやれるかチャレンジャーの立場だが、まだ底を見せていない魅力がある。馬体は430kg台と小柄だが無駄のない筋肉質な体つきで、道悪でも苦にしない走りをする。展開がもつれる波乱の展開になれば、末脚勝負で浮上するシーンがあるかもしれない。まずは自分の競馬に徹し、直線でどこまで差を詰められるかが鍵となるだろう。

サタデーサンライズはその名の通り「土曜の朝日」のように静かに浮上してきた伏兵だ。前走の忘れな草賞では勝ったサヴォンリンナにクビ差の2着と健闘し、クラシックへの望みを繋いだ。8頭立ての少頭数戦であったとはいえ、スローペースを3番手追走から直線しぶとく伸びてきた内容は評価できる。父デクラレーションオブウォーは欧米マイル~中距離G1馬、母サンデーサンライズはオルフェーヴル産駒という血統で、一見スタミナに不安がありそうだが、母系はステイゴールド系の流れを汲んでおり底力は秘めている。

今回は4枠8番に入った。できれば先団に取り付き、前めのポジションでレースを運びたいところだ。決め手の鋭さでは見劣るため、持ち前の先行力を活かして粘り込みを図る戦法が合っている。田辺裕信騎手は2012年の東京優駿(ダービー)を制した経験があり、大舞台でも落ち着いた騎乗が持ち味だ。本馬の重心が低くパワフルな走りを引き出せれば、長い直線でも簡単には止まらないだろう。

調整は順調そのもので、中間には坂路で自己ベストに迫る時計をマークした。馬体重は前走時(440kg)より若干増える見込みだが成長分の範疇だ。石坂公一調教師も「状態は引き続き良い」と好調キープを強調する。格上相手にどこまで通用するかは未知数だが、自分の形でレースを運べれば粘り込みのシーンも十分考えられる。人気薄だが展開に恵まれれば一発があってもおかしくない存在だ。

ケリフレッドアスクは「あっと言わせる伏兵」候補の一頭だ。前走のスイートピーステークスでは3着に入り、本来なら優先出走権がない立場ながら抽選をくぐり抜けてオークス出走を手にした。2走前の君子蘭賞(1勝クラス)でも僅差の2着に入るなど、着実に力を付けてきている。まだ1勝馬だが、藤原英昭厩舎らしくじっくりと使われてきたことで素質が開花しつつある印象だ。

父ドゥラメンテは二冠馬、母ディープインアスクはディープインパクト産駒という良血で、距離適性は高い。実際、2000m前後のレースでもしっかり末脚を使えており、2400mでもスタミナを発揮できる可能性はある。ただ、如何せんこれまで戦ってきた相手が一気に強化される点は不安材料だ。8枠17番と大外一歩内の枠に入った今回は、道中は後方に構えて直線勝負に徹するだろう。

今回鞍上を務めるM.ディー騎手(オーストラリア)は短期免許で来日中で、この馬が初騎乗となる。未知数な部分はあるが、長身で手足の長い馬体(前走時438kg)はいかにも東京の長い直線向きだ。追い切りでは坂路で軽快なフットワークを見せており、状態面は文句ない。あとは格上挑戦でどこまで気後れせず自分の脚を繰り出せるかにかかっている。展開がはまれば馬群の大外から飛んでくる可能性もゼロではないだろう。

ゴーソーファーは新馬戦を鮮やかに逃げ切り勝ちしたあと、期待された春のトライアルでは結果を残せずにいる。フラワーカップ9着、フローラステークス16着と近走は大敗が続いており、ここでの評価も低い。しかし、潜在能力までは見限れないものがある。というのも、新馬戦の内容(札幌芝1800mを稍重馬場で1分49秒7、後続に3馬身差)は素質の高さを示すもので、一度リズムに乗れば一変する余地があるからだ。

父キズナ譲りのしなやかな走りに加え、母ゴーマギーゴーは米G2勝ち馬という良血。直線平坦の札幌で勝利したように、本来切れる脚を持っている。東京コース替わりと8枠16番の外枠で開き直った競馬ができれば、自分のリズムで末脚を発揮できる可能性がある。陣営も「後ろで構えて自分の競馬に徹してほしい」と語っており、腹を括った騎乗が期待される。

前走後は放牧を挟んで立て直されており、調教では以前よりも行きたがる面が解消して折り合いがつくようになっているという。津村明秀騎手も「能力はあるので展開ひとつ」と一発を狙っている様子だ。馬体重は前走時(458kg)からほぼ変わらずの見込みで、デキ落ちはない。ここ2戦の大敗で評価を落としているが、本来の先行力と粘りを思い出せば巻き返しがあっても不思議ではない。展開が嵌り、マイペースで運べるようなら波乱の立役者となる可能性もあるだろう。

アイサンサンは今回のメンバーで唯一1勝クラスを勝ち切れていない身ながら、抽選を潜り抜けてオークスに駒を進めてきた異色の存在だ。ここまで5戦して2着2回、3着1回と勝ち味に遅い競馬が続くが、大崩れはしていない堅実派でもある。前走のこぶし賞(阪神芝1600m)では3着に入線し、勝ち馬とはタイム差なしの接戦だった。決め手の差で惜敗しているものの、自己ベストの末脚を繰り出しており力は出し切っている。

父キズナ×母父シンボリクリスエスという血統は、スタミナとパワーに富む。実績上位馬に比べると格下感は否めないが、2400mという未知の距離で一発の可能性を秘めているとも言えるだろう。2枠4番という内枠を引いた今回は、できるだけロスなく立ち回り末脚に賭けたいところだ。北村宏司騎手はベテランらしい丁寧な騎乗で定評があり、まずはリラックスして走らせることに専念するだろう。

調整は上々で、最終追い切りは栗東坂路で軽めながらスムーズな伸びを見せた。馬体重は前走(446kg)程度を維持しており、身のこなしも悪くない。たださすがに相手が一気に強くなる今回は、展開や馬場がこの馬に向く極端な条件でもない限り苦戦は否めないかもしれない。それでも「参加することに意義がある」の精神で、持ち味の末脚を存分に繰り出し、少しでも見せ場を作りたいところだ。

レーヴドロペラは名前に“夢(レーヴ)”を冠するものの、ここまでの道程は平坦ではない。2歳時に新馬勝ちを収めたものの、重賞では歯が立たず、3歳春のフラワーカップでも7着に敗れてしまった。前走の内容も中団から伸びあぐねて勝ち馬に1.2秒差つけられる完敗で、現状では力不足感は否めない。

血統的には父モーリス×母レーヴルシード(母父は凱旋門馬モンジュー系)と良血で、距離延長はプラスに働く可能性がある。実際、陣営も「広いコースの長丁場でどこまでやれるか試したい」とオークス参戦を決めた経緯があるという。ただし1枠2番という内枠がこの馬にとって必ずしも有利とは言えない。スタートは安定しているが、二の脚があまり速くないため位置取りが下がりやすく、包まれて動けなくなるリスクがあるからだ。

大野拓弥騎手はそんな馬の個性を踏まえ、リラックスした追走から直線勝負に懸ける構えだ。最終追い切りでは南Wコースで長めから強めに追われたが、やや首が高く伸びを欠いた印象。デビュー当時から比べると馬体重も増えず(直近448kg)成長が頭打ちに見える点も気がかりだ。それでも「夢」を名前に持つ馬だけに、大舞台で一矢報いたい思いは強いだろう。人気的にも最低ラインだが、持ち味であるしぶとい末脚を発揮し、少しでも上位に食い込む走りを見せてもらいたい。現状では厳しい戦いが予想されるが、レースを経験として今後につながる走りを期待したい。

オークスの
AI予想記事はこちら

最終追い切りと1週間前追い切りからの比較・評価コメント

登録馬の最終追い切り情報が出揃ったのでまとめていく。

まとめる最終追い切り情報でわかる情報は次の10項目。

最終追い切り情報
詳細まとめ
  • 追い切り評価ランク
    (SS・S・A・B・C)
  • 馬名
  • 追い切り日
  • コース
  • タイム
  • 馬場状態
  • 併せ馬
  • 脚色
  • 評価コメント
    (データから見た見解)
  • 1週間前追い切り
    との比較
    (状態の上がり下がり)

ランク順に一覧でまとめていく。

その詳細がこちら。

※右にスクロール可能

評価
ラン
馬名

追い

切り

コー

タイム(詳細な区切り)

馬場

状態

併せ馬 脚色 評価コメント
SS

パラ

ディレーヌ

5月

21日

(水)

栗東

CW

3F39.5-1F11.0 単走

なり

1週前に栗東CWで 6F77.6(終い1F11.5) の自己ベストを計測し、

最終は3Fだけの軽い追い切りでもラスト1F11秒0と鋭い伸び脚。

馬体の張りやツヤも良く、 「状態は最高潮」 と言える充実ぶり。

終始低い頭で差し馬らしい加速を見せ、

前走(フラワーC2着)以上に好調です。動き・時計とも出色で、

仕上がりは文句なしのトップ評価。

S

エンブロイ

ダリー

5月

21日

(水)

美浦
坂路
(※坂路併用)
4F52.2-
1F12.1程度

併せ有

(相手:僚馬2頭、

併入)

なり

桜花賞馬の最終追いは坂路3頭併せで、

4F52秒前後・終い1F12秒1を馬なりでマーク。

鞍上ルメール騎手も「完璧な追い切りができました」と笑顔。

先週の動きも抜群で不安なく、デキは高いレベルで安定。

距離延長も問題なさそうで、2冠へ死角のない仕上がりです。

S

リンク

スティップ

5月

21日

(水)

栗東
坂路

4F55.9-

3F40.7-1F12.6

併せ有

(相手:プロトポロス

〈2勝クラス〉、

半馬身遅れ)

なり

最終は坂路単走で軽め調整ながら、脚さばきは機敏でブレない走り。

1週前にデムーロ騎手騎乗でCW併せ(6F83.1-1F11.1)を消化し、

僚馬に頭差遅れつつもラストは11秒1まで加速。

持ち前の持久力を活かした伸びで調子は上向き。

桜花賞3着時より体調はさらに良化と見られ、長くいい脚を使える態勢です。

A

アルマ

ヴェローチェ

5月

21日

(水)

栗東
坂路

4F55.1-

3F40.3-1F12.3

併せ有

(相手:

シルキーガール

〈3勝クラス〉、

併入)

なり

最終は坂路で僚馬と同入の内容。

前走(桜花賞2着)時と同様に終始リラックスして走り、

1週前に強めを消化した効果で踏み込みも力強い。

派手さこそないものの、動きは この馬らしく安定しており、

良い意味で平行線。

大きな上積みはないが高いレベルの好調を維持しており、

引き続き好仕上がりです。

A

エストゥ

ペンダ

5月

21日

(水)

美浦
南W

6F82.0-5F65.4-4F50.9-

3F36.5-1F11.3

併せ有

(相手:

リュクススティール

〈1勝クラス〉、

5馬身先着)

なり

前走重賞でも善戦の素質馬。

1週前に南Wで三浦騎手騎乗の併せ馬(6F80.8-1F11.4)を消化し、

躍動感ある走りで同入。

最終も南Wで大きなストライドを活かし、

僚馬を楽々と突き放す圧巻の加速を披露。

首の動きに僅かに安定欠くも、終い2Fで11.9→11.3と鋭く加速し、

力強い伸び脚。良馬場の東京コースにもフィットしそうで、

状態は引き続き良好です。

A

タイセイ

プランセス

5月

21日

(水)

美浦
南W

5F67.6-4F52.3-

3F38.2-1F11.9

単走

なり

前走フローラSで“大負けして強し”の内容(18番人気3着)。

今回も中間から南Wで軽快な動きを連発し、

1週前・最終ともに5F67秒台・終い11秒台後半を安定して計時。

小柄で胴長な体型ながら手先の軽いフットワークで元気一杯。

派手さはないものの前走時と同様の活気ある走りで、

状態維持どころかさらに上向き。引き続き一発の魅力十分です。

A

タガノ

アビー

5月

21日

(水)

栗東

CW

6F84.9-5F68.0-4F52.0-

3F35.8-1F11.0

単走 強め

前走(矢車賞)勝利から中2週ですが、疲労感を見せず順調。

中間は坂路主体に調整し、

最終はCWで単走ながら 2F目10秒8 の鋭いラップを記録するなど攻め強化。

頭の高さこそ目立つものの、

跳びの大きいダイナミックな走りで終始前向き。

終いは減速ラップになりましたが、

速い時計は自己ベスト級で距離延長も対応可能。

連闘気味でも力を出せる態勢です。

A

レーヴド

ロペラ

5月

21日

(水)

美浦
南W

6F82.6-5F66.2-4F51.4-

3F36.7-1F11.5

併せ有

(相手:

コスモマガラニカ

〈未勝利〉、

2馬身先着)

強め

前哨戦を回避した影響も感じさせず、

2週続けて南Wでビッシリ追われ好タイムをマーク。

1週前は僚馬を大きく追走して3馬身先着(6F83.3-1F11.4)し、

促されてから一気に抜け出す迫力十分の動き。

最終も強めに追われて最後まで力強く伸び、僚馬を突き放す内容。

前脚の硬さはあるものの集中力があり、追われてからの反応◎。

久々でも好気配で、伏兵として侮れません。

B

エリカ

エクスプレス

5月

21日

(水)

栗東
坂路

4F55.7-

3F40.2-1F12.4

単走

なり

最終は坂路単走で軽めにまとめて自己ベスト更新はなし。

1週前にCWで6F81.0を馬なりでマークし、

全体的にリズム良く動けていたものの、

馬体を見る限り距離延長は微妙な印象。

桜花賞(G1)前は強めに追って自己ベストを出したが、

間隔が詰まる今回は終始セーブ気味。

動き自体は悪くなく順調だが、

マイル向きの体型でオークス2400mでは評価を下げます。

B

カム

ニャック

5月

21日

(水)

栗東
坂路

4F53.0-

3F39.0-1F12.2

単走

なり

最終坂路で4F53秒0の自己ベストをマーク。

フローラS覇者として上積みを期待したいところですが、

併せ馬でのコーナーリングで首を振る仕草が目立ち、

操縦性に課題。1週前はCWでシュタルケ騎手が騎乗し3頭併せ、

一杯に追うも僚馬に先着できず動きはもう一つ。

最終は加減気味で大きな変わり身こそ感じないものの、

レース本番では実戦タイプらしく一変の可能性も。

B

ケリフレッド

アスク

5月

21日

(水)

栗東

5F67.1-4F52.4-

3F38.7-1F12.4

単走

強め

前走スイートピーSから中2週で、5月10日から乗り込み再開。

最終は栗東芝コースでの単走調整を選択し、

重馬場でもラストまで脚取りは軽快。

頭の位置こそ低めだが前向きさに欠け、

終盤は強めに促されつつ大きなストライドでまとめた点は好感。

目立つ派手さはないものの、動きは意外に良く、この馬なりには好調。

初コンビのD.イーガン騎手(※想定)との呼吸も含め当日の気配次第か。

B

ゴー

ソーファー

5月

21日

(水)

美浦
南W

6F83.8-5F67.9-4F53.1-

3F38.3-1F11.5

併せ有

(相手:

レイヤードレッド

〈未勝利〉、

併入)

なり

フラワーC3着から中8週。

1週前に南W併せでゴール前仕掛けるも僚馬に1馬身遅れ、

終いも伸びきれず案外だったが、

負荷をかけたことで最終は同条件併せで動きにスムーズさが戻った様子。

ラスト2Fは12秒6→11秒5と加速し、手応え十分に併入フィニッシュ。

前走時ほどの伸び脚は感じないものの、時計面は良化しており、

この馬なりに調子は上向き。

B

サタデー

サンライズ

5月

21日

(水)

栗東
坂路

4F54.4-

3F39.7-1F12.5

併せ有

(相手:

リアルクィーン

〈1勝クラス〉、

クビ差先着)

なり

前走忘れな草賞2着で権利を獲得。

1週前はCWで長めの併せ馬(7F98.6)を一杯に追われて先着し、

直線での反応の良さをアピール。

ただ道中のフットワークに硬さが残り、もう一段の柔らかみが欲しい印象。

最終は坂路で軽めにまとめ、

僚馬に僅差先着も頭の位置が高く前向きさは今一つ。

目立つ良化は感じないがリズムは崩しておらず、

及第点の仕上がりといえます。

B

サヴォン

リンナ

5月

21日

(水)

栗東
坂路

4F58.5-

3F42.4-1F12.6

単走

なり

前走忘れな草賞を勝利し堂々の権利取り。

最終は坂路で軽めに留めたが、

序盤は少し首を振る場面もあり集中力に課題。

ただ途中からは無駄のない走りに徹し、淡々と登坂できた点は収穫。

1週前にはCW併せ馬で直線強めに追われ、

僚馬と同入ながら終い1F11秒0の鋭さを見せており、闘志は十分。

頭の位置が安定せず幼さは残るものの、全体的には集中して走れており、

まずまずの仕上がりです。

B

ビップ

デイジー

5月

21日

(水)

栗東
坂路

4F56.4-

3F40.7-1F12.8

単走

なり

阪神JF2着以来のG1で巻き返しを図ります。

桜花賞(8着)後も順調で、

1週前に坂路で自己3番目に速い全体52.4(終い12.6)を記録して負荷十分。

最終は馬なり単走で、

序盤やや物見気味になる場面がありつつも最後まで集中して走れています。

終いは流す程度でしたが無駄のない動きで、素軽さも上々。

大きな目立ちはないものの状態面は良好で、

この馬なりに力を出せる仕上がりです。

B

ブラウン

ラチェット

5月

21日

(水)

美浦
南W

6F83.1-5F67.6-4F52.2-

3F37.9-1F11.8

併せ有

(相手:

レッドアーバイン

〈1勝クラス〉、

併入)

なり

2歳秋にアルテミスSを制した素質馬。

美浦滞在で乗り込み入念、

1週前南W併せでは新コンビのレーン騎手を背に

6F83.9-1F11.4をマークし併入。

序盤から行きっぷり良く前進気勢たっぷりで、

全体時計は平凡でも活気ある動きを披露。

最終も内めコースからストライドを伸ばして併せ馬と互角の手応え。

直線突き放すまではいかなかったが、

大きなフットワークでブラウンラチェットらしさは発揮。

輸送の不安もなく、調子は徐々に上向いています。

B

レーゼ

ドラマ

5月

21日

(水)

栗東
坂路

4F54.2-

3F39.1-1F12.4

単走

なり

フラワーC優勝からぶっつけで挑む一戦。

1週前は坂井騎手騎乗でCW併せ(6F83.2-1F11.3)を一杯に追い、

直線半ばで一旦は先頭に立つも最後差し返され同入。

使える脚の持続力に課題を残しましたが、

強めに負荷をかけた効果で最終は坂路自己ベストタイの4F54秒2をマーク。

外ラチ沿いを力みなく駆け上がり、機敏なフットワーク。

派手さはないものの確実に調子は上向いており、

この馬なりに力を出せる状態です。

C

アイ

サンサン

5月

21日

(水)

栗東
坂路

4F54.1-

3F38.6-1F12.3

单走

なり

前走3歳1勝クラス3着。

1週前に坂路で 4F50.9(終い1F12.1) の自己ベストを出すも、

序盤で大きく右にもたれ幼さを露呈。

最終は馬なりの軽め調整で、依然首の使い方や走りに若さが残る印象。

それでも1週前の強め追いで馬体は引き締まり、

序盤のふらつきは多少改善。

まだ終始安定感を欠く走りだが、気配は良化傾向。

とはいえキャリア不足による若さが目立ち、

現状では強調材料に乏しい仕上がりです。

C

ウィル

サヴァイブ

5月

21日

(水)

栗東
坂路

4F55.8-

3F39.9-1F12.4

併せ有

(相手:

テキサスツイスター

〈未勝利〉、

併入)

なり

前走1勝クラスを勝利し挑むオークス。

1週前は坂路で末一杯に追われるも、

僚馬(未勝利馬)と併入が精一杯で動きに無駄が目立った内容。

最終も同じ相手に馬なり併せで併入止まり。

頭の動きが大きく、やや力み気味で走法の安定感に欠ける。

強めに負荷をかけた効果も見られず、ラストまでフラつき加減。

大きな良化は感じられず仕上がりひと息です。

情報

なし

ルージュ

ソリテール

前走スイートピーSを勝利し権利を得たが、

その後の疲労が抜けず陣営はオークス回避を決断。

最終追い切りは行われておらず、

調教情報は 「情報なし」となりました。

1週間前追い切り評価とコメント

オークスの2025年の出走馬について、最新の追い切り情報とその評価をランクごとにまとめた。

各ランク(SS、S、A、B、C)の馬について、追い切りのタイム、コースや馬場状況、並走状況、脚色の特徴、そしてそれぞれの評価コメントが閲覧可能。

評価

ラン

馬名

追い

切り

コー

タイム(詳細) 馬場 併せ馬(状況) 脚色 評価コメント
SS

アルマ

ヴェローチェ

5/

14

(水)

栗東

CW

(良)

6F 82.4-5F 67.0-4F 52.3-

3F 37.0-1F 11.2

3頭併せ

(外セオ、

内シルキーガール)

最先着

馬なり→

仕掛け

上村調教師自ら騎乗。

直線は挟まれる位置からスムーズに加速して

ラスト1F11秒2と鋭伸し、僚馬2頭に貫禄の先着。

桜花賞時(休み明け)以上の好仕上がりで、

在厩調整の効果もあり上積み十分。

距離延長の2400mでも巻き返しが狙える。

S

エン

ブロイダリー

5/

14

(水)

美浦

W

(良)

6F 81.3-5F 64.7-4F 50.0-

3F 35.6-1F 11.2

併せ馬・

外タイセイフェスタと

併入

強め

桜花賞馬の貫禄十分。

直線で軽く促されると重心の低い走法で伸び、

6F81秒3-1F11秒2の好時計をマークして僚馬と併入。

森田調教師は「しっかり負荷をかけました。

時計も良いし、相手も動いたので差はつかなかったが、

良い追い切りができ順調」と満足げ。

息遣いも良く、引き続き好調を維持している。

S

リンク

スティップ

5/

15

(木)

栗東

CW

(良)

6F 83.1-5F 67.2-4F 52.7-

3F 37.4-1F 11.1

2頭併せ

(内プロトポロス)

クビ差遅れ

馬なり

M.デムーロ騎手騎乗。

大きなストライドで道中は折り合い良く進み、

直線は楽な手応えで外から前馬に並びかけ、

ラスト1F11秒1の伸び。

併走馬にわずかクビ差遅れたが脚捌きは力強く、

鞍上も「いい流れでスッと上がってスムーズに前を追えた。

精神的にも余裕が出てきた」と成長を実感。

距離延長へ向け好仕上がり。

A

カム

ニャック

5/

15

(木)

栗東

CW

(良)

6F 82.4-5F 66.7-4F 51.6-

3F 36.3-1F 11.2

3頭併せ

(アドマイヤテラ、

リーティアコナル)

半馬身遅れ

馬なり

フローラS勝ち馬らしく余裕のある動き。

シュタルケ騎手を背に柔らかいフットワークで

CW6F82秒4-1F11秒2を馬なりで計時。

併せたオープン馬らに先着を許したが、

直線でグッと集中する走りが印象的。

友道師は「折り合いも我慢も利いていた。

並びかける時の反応も良かったし、1週前の動きとしては良かった」と

好感触。前走以上に状態は上向きで、距離適性も十分。

A

サヴォン

リンナ

5/

15

(木)

栗東

CW

(良)

6F 82.8-1F 11.0

併せ馬・

ラファルと

併入

強め

忘れな草賞馬も好調キープ。

北村友騎手騎乗でCW6F82秒8-1F11秒0の鋭い脚を披露し、

併走の僚馬と併入。

手綱を取った北村友騎手は

「反応も良くなって前向きさも出てきた」と好感触。

田中克師も「まだ良くなってほしい部分はあるが良い方向。

1週前としては良かった」とうなずき、本番へ向け上昇ムード。

A

ブラウン

ラチェット

5/

14

(水)

美浦

W

(良)

6F 83.9-1F 11.4

併せ馬・

外ジオセントリックと

併入

馬なり

桜花賞9着から巻き返しを狙う中、

坂路主体から初めてコースで追い切り。

新コンビのD.レーン騎手を背に美浦Wで3馬身追走から

6F83秒9-11秒4、馬なりのままスムーズに併入。

レーン騎手は「仕上がりはいい。

まだ若くこれから成長するタイプだがポテンシャルを感じました」と

好感触。動き軽快で仕上がり良好。

A

レーゼ

ドラマ

5/

14

(水)

栗東

CW

(良)

6F 83.2-5F 67.5-4F 52.6-

3F 37.1-2F 22.9-1F 11.3

3頭併せ

(内ジョワイユノエル<仕掛け>・

外ジーティードレス<馬なり>)

中でクビ差遅れ

一杯

前走フラワCから更に良化。

坂井騎手騎乗で一杯に追われ、自己ベスト級の6F83秒2-1F11秒3を

マーク。併走した僚馬ジョワイユノエルにクビ差遅れたものの、

辻野師は「前回よりトモ(後肢)の状態がいい。

これほど動ける馬じゃなかった」と目を見張る動きを評価。

デキ大幅アップで臨める。

A

エストゥ

ペンダ

5/

14

(水)

美浦

W

(良)

(参考)6F 情報なし

1F 11.2(推定)

併せ馬

情報なし

強め

クイーンC3着馬は引き続き好調。

1週前は南Wコースで加速ラップを刻み、

ラスト1Fは11秒2の鋭い伸びを記録。

2週続けて併走馬を楽に突き放しており、

休み明けだった前走以上に状態は上向き。

切れ味ある末脚は健在で、距離延長もプラスに働きそうだ。

A

パラディ

レーヌ

5/

14

(水)

栗東

CW

(良)

情報なし 情報なし 強め

前走で負傷した反動も薄れ、先週から調教で上向き。

1週前追い切りでは予定以上の好時計が出たが、

G1に出るからにはこれでへこたれないでほしいと千田師。

多少の緩さはあったものの、

動き自体は良化しており本番までに態勢を整えたい。

A

レーヴド

ロペラ

5/

14

(水)

美浦

南W

(良)

情報なし 情報なし 馬なり

1週前追い切りはしまい重点の内容で直線は内から鋭く抜け出し、

最後まで集中力を切らさず駆け抜けた。

加藤士師も「直線、抜け出してからも集中して走れていた」と

好感触を得ており、距離延長となるオークスでも

持ち味を発揮できる仕上がり。

B

エリカ

エクスプレス

5/

14

(水)

栗東

CW

(良)

6F 81.0-

1F 11.8

単走 馬なり

抜群のスピード見せるも、前半行きたがる面を見せ折り合いに苦労。

それでも直線は馬なりのまま最後まで伸び、

6F81秒0-11秒8を計時と好内容。

杉山晴師は「状態は変わらない。

距離はやってみなければ分からないが、

心肺機能は高い」と素質を評価。

課題の折り合い面も調教では問題なく、

長丁場でも力を出せる状態。

B

ビップ

デイジー

5/

14

(水)

栗東

坂路

(良)

4F 52.4-

3F 37.8-1F 12.6

単走 一杯

オークスでは巻き返しを期す2歳女王

(阪神JF2着馬)。幸騎手が騎乗し、

坂路で自己ベスト級の4F52秒4(終い1F12秒6)をマーク。

クロス鼻革を着用して折り合い面の改善を図りつつ、

1週前はしっかり負荷をかける内容で予定通り。

動き自体は良く、巻き返しへ向けて態勢を整えた。

B

ウィル

サヴァイブ

5/

14

(水)

情報

なし

情報なし

情報

なし

情報なし 馬なり

須貝厩舎らしく坂路主体の調整か。

テンションが上がりやすい馬のため精神面に配慮した調整を継続。

気性的な成長が見られ、団野騎手も「動きが良かった」と好感触。

目立つ時計こそないが、デキ自体は着実に良化している。

B

ゴーソー

ファー

5/

14

(水)

情報

なし

情報なし

情報

なし

情報なし 強め

桜花賞(13着)を一度使われたことで状態は確実に上向き。

1週前追い切りでもピリッとした動きを見せ、

手塚師は「1回使って良化している。

今日の追い切りでピリッとしてくれれば」と期待。

大舞台へ向けて必要な上積みを感じさせる内容となった。

B

タイセイ

プランセス

5/

14

(水)

情報

なし

情報なし

情報

なし

情報なし 馬なり

前走の疲労をケアしつつ順調を維持。

池上師は「前走のダメージを抜いて、本番まで持っていければ。

我慢の利くタイプで距離は問題ない」とコメント。

折り合いに我慢が利く気性を生かし、

距離延長の舞台でも力を発揮できる下地はできた。

C

サタデー

サンライズ

5/

14

(水)

情報

なし

情報なし

情報

なし

情報なし 馬なり

桜花賞15着からの挑戦で人気薄だが、

前走後は短期放牧せずケアを中心にガス抜きを図りリフレッシュ。

1週前の動きも順調そのもので、石坂師は「今日の動きを見ても順調。

挑戦する価値はある」と前向き。

格上挑戦でも状態面は良好で、展開ひとつでは一発の可能性も。

情報

なし

ルージュ

ソリテール

情報なし

(※前走後の回復遅れによりオークス回避)

情報

なし

タガノ

アビー

情報なし

情報

なし

アイ

サンサン

情報なし

情報

なし

ケリフレッド

アスク

情報なし

オークスの
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競馬口コミダービーでは過去10年の傾向と、出走馬の追い切り情報や全頭診断をすべて投じたAIが考えた予想買い目を公開している。

その内容がこちら。

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印も買い目もすべて根拠付きで掲載。

ぜひ今回得た出走馬の情報とともに参考にしてみてくれ。

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