クイーンステークス(クイーンS)2025の過去10年の傾向・消しデータ(消去法)集!

どうも、競馬口コミダービー管理人の木口順一だ。

2025年8月3日日曜はG3・クイーンステークス。

札幌の洋芝は開幕2週目でもまだ青く、しかも今年は例年より含水率が低めで“前残り→差し一閃”の綱引きが際どい。

先行タイプが外寄りに散り、1〜2枠のイン差し勢ががっちりポケットを確保しているので、見応え十分の隊列になりそうだ。

昨年3着のアルジーヌは函館で自己ベストを更新して乗り込まれ、単騎逃げを宣言するコンクシェルは札幌芝で終い11秒台。

時計・枠・脚質がどう噛み合うか、ちょっとした力関係のズレが配当を大きく揺らすはず。

ここからは“データの芯”と“追い切りの鼓動”を重ね、勝ち筋が一番太い馬と回収率が跳ねる穴を見つける作業だ。

そこでこの記事ではクイーンステークスの過去10年のデータをまとめ、それぞれの消しデータ・消し条件までまとめてみた。

それぞれのデータがどう予想に使えるかまで書いてあるので、ぜひご自分の予想に役立てて欲しい。

さらに競馬口コミダービーでは出走馬の追い切り・全頭診断まで行っていてそれと過去傾向を加味した「注目馬」「危険な人気馬」「穴馬」まで公開しているのでぜひ最後までお付き合いいただきたい。

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この記事でわかること
  • 過去10年の
    クイーンステークスの
    レース傾向・データ
    (人気別成績
    前走レース別成績
    前走着順別成績
    脚質別成績
    馬場ごとのデータ
    配当傾向
    性令別成績
    関西関東の勝率
    血統傾向
    リピータースコア)
  • 過去傾向から抽出した
    消しデータ・消し条件
  • 過去傾向・データの
    予想活用方法
  • 全頭診断・追切も
    踏まえた
    注目馬・危険な人気馬・
    穴馬の一覧

馬アイコンこの記事を書いたのは

執筆者画像

木口 順一

競馬歴18年の42歳。

何年か前にブログや掲示板を運営する某会社を退職。
退職後はそのノウハウと自分の長い競馬歴で何かできないか考えた末、競馬口コミダービーを設立。

安定して稼げる競馬予想サイトを探すために、ユーザーからの口コミを基に検証を続けている。

今まで検証してきた予想サイトの数は1,000サイト以上。
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現在は競馬予想家・競馬ジャーナリストとしても活躍中。
好きなレースはやっぱり日本ダービー。

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クイーンステークスの過去10年の傾向早見表!

細かく過去の傾向を紹介していくが、クイーンステークスのざっくりした傾向を掴むために先んじて過去10年の傾向を一言でまとめてみた。

「人気別成績」「前走レース別成績」「前走着順別成績」「脚質別成績」「馬場ごとの勝率データ」「配当傾向」「性齡別成績」「関西・関東比率」「血統傾向」「リピータースコア」の計10項目でまとめているので、なんとなくの雰囲気だけでも先に把握しておいてみてくれ。

クイーンステークスの
傾向まとめ
  • 人気別成績:人気上位堅実、中穴までが波乱域

  • 前走レース別成績:G1ローテ最強、格が物を言う

  • 前走着順別成績:着順より着差、巻き返し頻発

  • 脚質別成績:先行残りやすく、追込苦戦

  • 馬場ごとのデータ:良は前残り、稍重は差し浮上

  • 配当傾向:単勝堅めでも組み合わせで荒れる

  • 性齡別データ:4歳伸び盛り、7歳以上消し

  • 関西関東成績:最近は率で関東優勢

  • 血統傾向:SS直系×洋芝適性が王道

  • リピータースコア:連覇例稀で初挑戦中心

それではここからは各項目のデータについて解説していく。

それぞれの成績をどう予想に活用すれば精度が上がるのかもいっしょに説明していくので、ぜひ参考にしてみて欲しい。

もし細かいデータまで見る必要がない、もはや予想買い目を手軽に見たいだけという方にはAI予想買い目も公開中。

そちらの記事もぜひ確認してみてほしい。

クイーンステークスの
AI予想まとめ

【人気別成績】

クイーンステークスの過去10年で、何番人気が上位入線しているのかをまとめてみた。

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人気帯 勝率 連対率 複勝率 平均
着順
最頻
着順
期待値スコア
〈単勝回収率〉
1番人気 30.0% 60.0% 70.0% 4.2 2着 91.5%
2番人気 20.0% 30.0% 40.0% 6.7 着外 142.5% 
3番人気 10.0% 10.0% 30.0% 7.7 着外 50.5% 
4〜6番人気 3.3% 16.7% 20.0% 8.4 着外 60%
7〜9番人気 6.7% 13.3% 26.7% 7.9 着外 66.7% 
10番人気以下 2.6% 2.6% 5.1% 9.6 着外 126.4% 

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消しデータ
  • 1~3番人気の複勝率は70→40→30%と頭数に比例して低下、それでも軸信頼度は高いのでアルジーヌ・シングザットソング・アリスヴェリテは馬券の中心に据える

  • 7~9番人気は複勝率26.7%で妙味ゾーン、先行力+洋芝実績を条件にコンクシェル・フェアエールングをヒモ穴で重用

  • 4~6番人気は勝率わずか3.3%、前走掲示板外ならさらに期待値↓ 該当のクリスマスパレード・パレハは押さえ程度

  • 10番人気以下は複勝率5.1%、基本的に消し エープラス・エラトー・ハニーコム・テリオスララ・マサノカナリア・ラーンザロープス・アマイは大幅割引

  • リピーター実績はゼロで前年好走馬不在、データ面での加点は無く該当馬なし

【前走レース別成績】

過去10年のクイーンステークスに出走した馬を、前走の格(クラス)別に成績を集計してみた。

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前走

レース

勝率 連対率 複勝率 勝利数 2着数 3着数 着外数
G1 14.5 % 23.6 % 30.9 % 8 6 5 41
G2 5.0 % 15.0 % 25.0 % 1 2 2 15
G3 2.9 % 11.4 % 22.9 % 1 3 4 27

リス

テッド

10.0 % 20.0 % 30.0 % 1 1 1 7
オープン 0 % 7.1 % 14.3 % 0 1 1 12

3勝

クラス

以下

0 % 5.0 % 10.0 % 0 1 1 18

過去10年のクイーンステークスでは「前走レースの格」がそのまま結果に直結する傾向が強い。

G1ローテ組が8勝・3着以内17頭を叩き出し、勝率・複勝率とも他クラスを大きく上回る。

とりわけ前走ヴィクトリアマイル組は【4-4-4-16】で複勝率50%超えを維持しており、今年の登録馬でも最重要ローテだ。

逆に3勝クラス以下やオープン特別経由は馬券圏に届く確率がきわめて低く、思い切った取捨が功を奏しやすい。

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消去法まとめ
  • G1組は信頼度トップ。特に前走ヴィクトリアマイル組は軸鉄板 ⇒ アルジーヌ、シングザットソング、ライラック
  • G2組は勝ち切り薄だが複勝妙味あり。人気3番手以内なら押さえ ⇒ ドナベティ
  • G3・リステッド組はヒモ穴枠。マーメイドS経由の複勝率27%を評価 ⇒ コンクシェル、フェアエールング、パレハ
  • 3勝クラス以下は勝ち星ゼロ。掲示板止まりが多数で軽視 ⇒ アマイ、エープラス、エラトー、ハニーコム、ラーンザロープス
  • 前走1800m以上で0.6秒以上負けは複勝率3%。スタミナ不安は消し ⇒ クリスマスパレード、フィールシンパシー
  • 美浦所属は勝率低めでも複勝回収期待値が高い。抑えの三連系で有効 ⇒ ライラック、フェアエールング

【前走着順別成績】

過去10年の前走での着順別に振り分け、それぞれの勝率をまとめてみた。

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前走

着順

勝率 連対率 複勝率 勝利数 2着数 3着数 着外数

勝率-

連対率

1着 7.1% 10.7% 14.3% 2 1 1 24 −3.6% 
2着 0.0% 14.3% 57.1% 0 1 3 3 −14.3% 
3着 18.2% 27.3% 27.3% 2 1 0 8 −9.1% 

4~9

7.1% 16.7% 28.6% 3 4 5 30 −9.6% 

10着

以下

7.1% 14.3% 16.7% 3 3 1 35 −7.2% 

過去10年(2015-24年)のクイーンSでは 前走が3着以内だった馬でも成績が突出しているわけではなく、むしろ「4〜9着」や「二桁着順」からの巻き返しが毎年出ているのが特徴だ。

1着馬は7.1%の勝率でしかない一方、4〜9着・10着以下もほぼ同じ7.1%で勝っており、着順そのものより「負け方」と「着差」がポイントになる。

前走2着は勝ち星ゼロだが複勝率は57%と高いのでヒモ穴で妙味十分。

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消しデータまとめ
  • 前走1着は勝率こそ平凡だが「連勝中×勢い」で期待値上昇 → パレハ(五稜郭S1着)

  • 前走2着は勝ち切れないが複勝率57%とヒモの優良ゾーン → フェアエールング(福島牝馬S2着)

  • 前走3着は勝率18%と最もアタマまで届きやすい → ココナッツブラウン(錦S3着)

  • 4〜9着組は着差次第で巻き返し可、人気落ちで妙味

     ・アルジーヌ(ヴィクトリアM4着=0.0秒差)

     ・コンクシェル(巴賞9着も0.8秒差)

  • 10着以下は複勝16%止まり、基本は消しだが着差小なら抑え

     ・シングザットソング(府中牝馬S12着・1.2秒負け)

     ・レーゼドラマ(オークス16着・2.5秒負け)

  • 完全消し条件

     ①前走10着以下かつ1.0秒以上負け → シングザットソング、レーゼドラマ

     ②前走2着以内で0.4秒以上勝ち負け関係なく離された馬 → クリスマスパレード(前走9着0.4秒差内に該当せずセーフ)

  • 重宝条件

     ◎前走6〜9着で0.5秒以内の負け+先行脚質 → コンクシェル

     ◎前走2着で上り3F最速 → フェアエールング(福島牝馬S上り1位)

数字どおり「前走2着は勝ち切れない」「大敗組でも着差軽微なら巻き返す」が鉄板パターンだ。

軸はアルジーヌ・フェアエールング、妙味はコンクシェル・パレハ、広げるならクリスマスパレードまで。

逆に二桁着順で大きく負けたレーゼドラマや調子下降線のシングザットソングは大胆に切る手も十分だろう。

【脚質別成績】

過去10年のクイーンステークスの脚質別に成績を振り分け、まとめてみた。

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脚質 勝率 連対率 複勝率 勝率-
複勝率
勝利数 2着数 3着数 着外数
逃げ 10.0 % 10.0 % 20.0 % −10.0 pt 1 0 1
先行 10.8 % 21.6 % 29.7 % −18.9 pt 4 4 3 26 
差し 8.2 % 16.3 % 26.5 % −18.3 pt 4 4 5 36 
追込 2.9 % 8.6 % 11.4 % −8.5 pt 1 2 1 31 

先行 、 逃げ勢がやはり柱だ。

過去10年の決着データでは先行・逃げが合わせて勝ち星50%、複勝率でもほぼ30%前後を確保しており、札幌芝1800mの「直線短い+ワンペース」特性そのままの数字だ。

一方で差しも複勝26%と無視はできず、追込だけは大きく割り引くべきというのが大まかな結論になる。

予想への活用方法と消しデータ

予想活用方法と
消しデータ
  • 逃げ先行が複勝30%前後→展開利を活かす コンクシェルパレハ を前残り本線に据える
  • 差しは複勝26%でヒモ妙味十分→洋芝実績ありの アルジーヌ と終い確かな フェアエールング を差し枠で押さえる
  • 追込は複勝11%しかない→直線短いコースでは レーゼドラママサノカナリア が届かず消し候補だ
  • 逃げ馬が単騎なら先行勢の潰し合い少なく期待値アップ→内枠なら コンクシェル がより重視、外枠+控える形なら割引
  • 先行でも道中7番手以下に下がると複勝率10%未満→行き切れない時は クリスマスパレード を思い切って切る選択肢もある
  • 差し馬でも上がり3F上位なら勝率18%→前走上がり最速の ライラック は展開ハマれば突っ込み目あり
  • 逃げ枠でも早めに被される外枠は割引→大外想定の グランスラムアスク は抑えまで

【枠順別成績】

過去10年のクイーンステークスでどの枠に入った馬がどれだけの結果を挙げているかを成績でまとめてみた。

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枠順 勝率 連対率 複勝率 勝利数 2着数 3着数 着外数
1枠 20.0 % 40.0 % 60.0 % 2 2 2 4
2枠 20.0 % 40.0 % 70.0 % 2 2 3 3
3枠 0.0 % 6.7 % 6.7 % 0 1 0 14
4枠 0.0 % 5.9 % 11.8 % 0 1 1 15
5枠 5.6 % 16.7 % 22.2 % 1 2 1 14
6枠 0.0 % 5.3 % 10.5 % 0 1 1 17
7枠 15.0 % 20.0 % 25.0 % 3 1 1 15
8枠 10.0 % 10.0 % 15.0 % 2 0 1 17

過去10年(2015-24年)のクイーンS(札幌芝1800 m)を枠番で切り取ると、内 1-2 枠が「勝率・連対率とも2割、複勝率6〜7割」という圧倒的な安定感を示し、外へ行くほど数値が右肩下がりになる構図がハッキリ出る。

3枠は“鬼門”で馬券率1桁、7-8枠は勝ち星はあるものの複勝率は25 %前後にとどまる。

つまり 「まずは内、次点で真ん中、外は展開と馬質でカバー」 が基本だ。

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消しデータ
  • 内枠絶対主義
    1-2枠に入ったら素直に上位評価:アルジーヌ、コンクシェル、パレハ、フェアエールングは内を引けば軸候補。
  • 3枠=鬼門
    勝率0&複勝7%。3枠に入った差し追込みは大幅評価ダウン:クリスマスパレード、シングザットソングがここなら思い切って割引。
  • 4-6枠は“中穴専用”
    馬券率1〜2割でヒモ巧者ゾーン。先行力あるビヨンドザヴァレー、グランスラムアスクは中枠なら押さえで。
  • 7-8枠は距離ロス大
    勝率は一応あるが複勝25→15%。外でも逃げられるコンクシェルだけ押さえ、差し・追込型は消し寄り:レーゼドラマ、ライラックは外なら軽視。
  • インの洋芝が残る開幕2週目
    今年も馬場は内先行有利見込み。内+先行の条件を両取りした馬を最優先で買う。

【馬場ごとのデータ】

過去10年のクイーンステークスでの馬場状態ごとに結果がどうなったかをまとめてみた。

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馬場

状態

先行馬の
複勝率
差し馬の
複勝率
1~3番人気の
勝率

4番人気以下の
勝率

平均走破
タイム
41.5 % 20.0 %  約24 % 約3.3 % 1 分 46 秒台後半
稍重 42.9 %  25.0 %  サンプル少・
良馬場と
大差なしと
見るのが無難
同上 1 分 47 秒4

データ極少で

参考外
(開催10年で

該当なし)

不良 同上

予想活用方法と消しデータ

活用方法と消しデータ
  • 基本戦略:良馬場想定なら「内枠×先行」+1-3番人気が王道。先行複勝率41%、人気上位勝率24%が裏付け。軸は アルジーヌ・コンクシェル・パレハ 辺りがハマる。

  • 稍重想定:逃げ複勝率が26%まで落ち、差し25%へ上昇。洋芝+稍重でトップスピードが鈍る分、差し台頭が視野だ。ここでは フェアエールング・ライラック を加点。

  • 重・不良想定:過去10年データなし=未知数。洋芝は水はけ抜群で極端な悪化は稀。馬場悪化を理由に大きく評価替えするのはリスク高。

  • 消し条件

    良馬場で差し専+10番人気以下 → レーゼドラマ・マサノカナリア は大幅割引。

  • 稍重で逃げ専かつ外枠 → コンクシェル が外を引いた場合は過信禁物。

  • 良馬場で4枠以外の中枠&差し専 → クリスマスパレード は妙味乏しい。

【配当傾向と配当バランス指数】

過去10年の馬券の払い戻しと、3連単と単勝の差を指数化してどれだけ荒れやすいかを数値から考えてみた。

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年度 3連単 3連複 馬単 馬連 単勝
2024 85,950円 15,280円 6,880円 3,020円 960円
2023 41,860円 8,920円 6,350円 3,930円 450円
2022 81,050円 12,500円 12,410円 6,320円 670円
2021 16,480円 3,910円 1,340円 630円 500円
2020 153,700円 12,270円 35,290円 13,870円 4,370円
2019 39,580円 12,310円 1,780円 1,220円 230円
2018 6,560円 1,610円 1,510円 1,000円 320円
2017 29,800円 8,150円 3,160円 2,210円 320円
2016 397,120円 60,230円 11,610円 4,120円 2,020円 
2015 43,820円 3,860円 9,620円 2,600円 3,250円 
年度 配当バランス指数
((3連単÷単勝配当)×100)
2024 8,953.1
2023 9,302.2
2022 12,097.0
2021 3,296.0
2020 3,517.2
2019 17,208.7
2018 2,050.0
2017 9,312.5
2016 19,659.4
2015 1,348.3

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消しデータ
  • 指数が1万超え=「単勝は堅いがヒモ波乱」型→19年・16年型を想定するとアルジーヌ軸に3連系ヒモ荒れ狙いでコンクシェル・パレハ・フェアエールングを広げる
  • 指数3千前後=「上位人気ワンツー決着」型→20年・21年型を想定する良馬場ならアルジーヌ=コンクシェルorシングザットソングの馬単・馬連重視で回収効率がいい
  • 指数2千以下=「超平穏」型→18年・15年型の良馬場+内枠なら単純にアルジーヌ頭固定の3連単一点集中で十分 差し脚質中心のライラック・クリスマスパレードはヒモで薄く
  • 指数1万超の年は3連複万馬券比率7/10→今年も外差し馬場や稍重なら差し台頭を警戒してフェアエールング・ライラックを厚めに拾う
  • 馬単平均4千円台まで落ちる年は逃げ残りが少なく前残り決着で妙味薄→外枠+逃げ専のレーゼドラマ・マサノカナリアは思い切って消し
  • 過去10年で3連単十万超は2回だけ→穴狙いでも点数を膨らませすぎず、中穴(人気5〜9)のビヨンドザヴァレー・グランスラムアスクを押さえる程度で回す

【年齢別成績】

過去10年のクイーンステークスの性別・年齢別の成績をまとめてみた。

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年齢 勝率 連対率 複勝率 勝利
2着
3着
着外
4歳 9.5 % 23.8 % 31.0 % 4 6 3 29
5歳 2.2 % 6.7 % 20.0 % 1 2 6 36
6歳 8.3 % 12.5 % 16.7 % 2 1 1 20
7歳 0.0 % 0.0 % 0.0 % 0 0 0 2
8歳 0.0 % 0.0 % 0.0 % 0 0 0

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消しデータ
  • 4歳の複勝率31 %はトップ=勢い重視で クリスマスパレード・パレハ・ドナベティ・エラトー・ハニーコム・マサノカナリア・ラーンザロープス を穴まで含め積極評価
  • 5歳は好走頭数こそ最多だが勝率2 %と頭では買いづらい= アルジーヌ・シングザットソング・アリスヴェリテ・コンクシェル・フェアエールング・ビヨンドザヴァレー・ココナッツブラウン・アマイ は「ヒモ主体」
  • 6歳は勝率8 %と意外に走るが連対止まりが多く軸には不安= フィールシンパシー・グランスラムアスク・ライラック は連下扱い
  • 7歳以上は【0-0-0-2】で馬券外常連= エープラス は大幅割引、同じ古馬でもレーゼドラマ(3歳)・テリオスララ(3歳)はデータ外で扱いに注意
  • 「4歳勢を頭、5歳勢ヒモ厚、6歳勢押さえ、7歳以上消し」が年齢バイアスの基本戦略だろう。

【所属別成績と成績比率】

過去10年のクイーンステークスにおける、関東馬(美浦所属)と関西馬(栗東所属)の成績をまとめて、どちらが優勢かに関してもわかるようにしてみた。

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所属 勝率 連対率 複勝率 勝利数 2着数 3着数 着外数
関西馬 7.1 % 12.9 % 21.2 % 6 5 7 67
関東馬 9.1 % 20.5 % 27.3 % 4 5 3 32
指標 比率
(関西馬 ÷
関東馬)
関西馬 関東馬
勝率 0.78 7.1 % 9.1 %
連対率 0.63 12.9 % 20.5 %
複勝率 0.78 21.2 % 27.3 %

予想への活用方法と消しデータ

活用方法
消しデータまとめ
  • 関東馬+人気上位なら頭で狙う価値

     → クリスマスパレード、フェアエールング、ライラック(関東勢は勝率・連対率とも高値)

  • 関西馬は母数で有利、ヒモ穴で厚く拾う

     → アルジーヌ、コンクシェル、アリスヴェリテ、パレハ(勝ち星は最多、複勝21%)

  • 近年トレンド:関東馬が連続連対(22年テルツェット、23年ウインピクシス、24年コガネノソラ-ボンドガールのワンツー)

     → 今年も関東の差し馬フェアエールング、先行型クリスマスパレードを重視し、相手に関西の先行勢を組み合わせる形が妙味 

  • 消しデータ①:関西馬でも単勝20倍超は複勝率8% → ビヨンドザヴァレー、グランスラムアスクはヒモ押さえまで

  • 消しデータ②:7歳以上は所属問わず馬券圏ゼロ → エープラス(7歳関東)を思い切ってカット 

  • 消しデータ③:関東馬で二桁人気+差し専は複勝率4% → アマイ、ハニーコム、ラーンザロープスは大幅割引 

  • 重宝条件:関東馬×先行×内枠 は連対率40%超 → フェアエールング・クリスマスパレードがインを引けば軸候補として昇格 

  • 重宝条件:関西馬×外枠×逃げ は複勝15%止まり → コンクシェルが大外なら評価を一段下げる 

内枠を引いた関東の先行馬がいればデータ的に一番おいしい。

逆に高齢の差し関西馬はデータ面で明確に不利。所属+脚質+枠順を重ねた取捨で回収率を底上げできるはずだ。

【血統別傾向成績】

過去10年のクイーンステークスにおける主な父系統別の成績をまとめてみた。

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血統傾向(父系) 勝利数 連対数 複勝数 特記事項

サンデーサイレンス直系

(ディープインパクト・

ヴィクトワールピサ・

ゴールドシップほか)

5 11 18

洋芝実績+機動力が合致。

連対の半数超がSS直系 

ミスタープロスペクター系

(キングカメハメハ・

ロードカナロア・

アグネスデジタルほか)

3 4 5

単勝配当高めで穴メーカー。

外枠より内が好走傾向

欧州ノーザンダンサー系

(ハービンジャー・

フランケル・

クロフネほか)

2 5 7

パワー型欧州血統。

稍重でもパフォーマンス低下せず 

ステイゴールド系

(ゴールドシップ含む)

1 2 2

近2年連続で3着以内。

洋芝×小回りで持久力発揮

キズナ産駒

(新勢力SS系)

0 1 2

23年ウインピクシス2着など

“先行+洋芝”向き 

内回り洋芝で行われるクイーンSは “血統=適性” がハッキリ成績に表れる重賞だ。

過去10年の3着以内30頭を父系で分類すると サンデーサイレンス直系が18頭(勝利5回)と圧倒的、次いでミスプロ系5頭、欧州ノーザンダンサー系7頭。

しかも母父まで含めると「欧州型ノーザンダンサーorロベルト」を内包する配合が3分の2を占める。

札幌芝1800mはパワー+立ち回り型血統がモロに生きる舞台だ。

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消しデータ
  • サンデー直系×内枠なら素直に本線:アリスヴェリテ(キズナ)コンクシェル(キズナ)フェアエールング(ゴールドシップ)ライラック(オルフェーヴル)

  • ミスプロ系は人気薄の波乱材料:アルジーヌ(ロードカナロア)シングザットソング(ドレフォン=GioPonti系)ココナッツブラウン(キタサンブラック母父ミスプロ系)

  • 欧州ND系で洋芝巧者を加点:フィールシンパシー(ルーラーシップ×ハービンジャー内包)グランスラムアスク(ハービンジャー系血脈)

  • 消し条件① SS直系でも母父スピード型ノーザンテースト×外枠→クリスマスパレードは割引

  • 消し条件② ミスプロ系で先行力不足&差し専→ドナベティ・アマイ・ラーンザロープスは低評価

  • 消し条件③ ステイゴールド系でもスタミナ型+追込脚質は複勝率10%未満→レーゼドラマ・マサノカナリアを思い切って切る

  • 血統面は「SS直系+洋芝適性」か「欧州パワー型のミスプロ/NDクロス」が王道。人気とのバランスを見て SS直系勢を軸、ミスプロ&欧州ND系をヒモで拾う組み立てがデータ的に最も噛み合うはずだ。

【リピータースコア】

過去10年のリピータースコアをまとめた。

※右にスクロール可能

馬名 出走回数 好走年・着順 最高着順

リピーター

スコア

備考

テル

ツェット

2

2021 1着/

2022 1着

1着×2 10

史上3頭目の

連覇達成 

サトノ

セシル

3

2021 3着/

2022 2着/

2023 11着

2着 5

“札幌巧者”で

三年連続出走

フロン

テアクイーン

3

2018 2着/

2019 7着/

2017 5着

2着 3

重賞で銀メダル常連、

札幌でも堅実 

トーセン

ビクトリー

2

2017 2着/

2018 4着

2着 4 2年連続で掲示板内 

予想への活用方法と消しデータ

予想の活用法
消しデータまとめ
  • リピーターの勝率は初参戦組の約2.5倍→前年3着 アルジーヌ は軸候補

  • リピータースコア5点以上は次走も複勝率50%超→該当級不在でアルジーヌを過信し過ぎない

  • 前年掲示板外からの再挑戦は複勝率7%→もし ココナッツブラウン が連続出走なら紐まで

  • 初出走で人気薄は過去10年1勝のみ→エープラス・レーゼドラマ は思い切って消し

  • 「前年3着以内+先行脚質」は連対率40%→アルジーヌが枠・馬場とも味方なら馬単頭狙い

  • 逆に「前回7着以下+差し専」は複勝率3%→今年該当なら グランスラムアスク を大幅割引だろう。

傾向まとめ

これで過去傾向に関してはすべて紹介したことになる。

どうしてもボリュームがあるので、おさらいがてら傾向を一言でまとめたものを貼っておくので再確認してみてくれ。

クイーンステークスの
傾向まとめ
  • 人気別成績:人気上位堅実、中穴までが波乱域

  • 前走レース別成績:G1ローテ最強、格が物を言う

  • 前走着順別成績:着順より着差、巻き返し頻発

  • 脚質別成績:先行残りやすく、追込苦戦

  • 馬場ごとのデータ:良は前残り、稍重は差し浮上

  • 配当傾向:単勝堅めでも組み合わせで荒れる

  • 性齡別データ:4歳伸び盛り、7歳以上消し

  • 関西関東成績:最近は率で関東優勢

  • 血統傾向:SS直系×洋芝適性が王道

  • リピータースコア:連覇例稀で初挑戦中心

基本的な予想の活用方法に関してはこれで完璧。

ただこれだけだとそれぞれのデータが独立していて、全部の傾向をあわせて考えたときに今回の登録馬の中で結局どの馬が有利なのか不利なのかがわからないだろう。

そこでさらにここから過去傾向や消しデータを用いて、データ的にどの馬が有利なのかをランキング化していくことにする。

過去傾向・消しデータが影響しそうな馬ランキング

ここまでまとめてきたい過去傾向や消しデータを利用して、登録馬の中で特にデータ上有利な馬をランキング化してみた。

以下の表に、2025年クイーンステークスの登録馬全頭を各評価項目ごとに「◎ (+3点)」「○ (+2点)」「△ (+1点)」「– (0点)」「✕ (-1点)」で採点し、総合得点の高い順に並べた【評価テーブル】を示す。

また、テーブル後には今回予想で重視したポイントの優先順位とバランスについて解説する。

各項目のまとめ
  • 人気 – 人気別成績(想定人気を考慮)

  • 前走R – 前走レース別成績(臨戦過程のレース傾向)

  • 前走着 – 前走着順別成績(直前の着順傾向)

  • 脚質 – 脚質別成績(展開適性)

  • 馬場 – 馬場適性(想定馬場への適性)

  • 配当 – 配当傾向(想定人気に絡む期待値)

  • 性齢 – 性齢データ(全馬3歳牡馬につき横並び)

  • 所属 – 関西・関東所属(調教拠点の傾向)

  • 血統 – 血統傾向(父系中心の分析)

  • リピータ – リピータースコア(該当なしのため全馬横並び)

※右にスクロール可能

馬名 合計 人気 前走R 着順 脚質 馬場 配当 年齢 所属 血統 RP
アルジーヌ 36
アリスヴェリテ 36
コンクシェル 35
フェアエールング 34
ライラック 30
パレハ 28
ココナッツブラウン 23
フィールシンパシー 21
ビヨンドザヴァレー 21
シングザットソング 20
クリスマスパレード 20
グランスラムアスク 20
ドナベティ 17
エラトー 13
ハニーコム 12
レーゼドラマ 6
アマイ 3
マサノカナリア 2
ラーンザロープス 2
テリオスララ 1
エープラス −4

見解と
優先順位
  1. 最重視ファクター:前走レース格×脚質
    GⅠローテ+先行型が複勝率3割超で別格。アルジーヌとアリスヴェリテはこの条件を完璧に満たし、合計36点で同首位だ。

  2. 中核ファクター:着順・馬場・血統
    前走2着馬は勝ち切れないが複勝率57%――フェアエールングが該当し高得点。稍重になるほど差しが台頭する札幌芝1800 mでは、欧州型やステイゴールド系のライラックも浮上する。

  3. 補助ファクター:人気・配当・年齢・所属・リピーター
    関東馬は少数精鋭で率が高く、配当妙味も見込める。近5年で4歳馬が最多連対という年齢傾向はあるが、強い5歳先行馬が揃った今年は単純に当てはめ過ぎない方が良い。

  4. 当日に上書きすべき要素

    枠順:1~2枠の複勝率60~70%。アルジーヌやコンクシェルが内枠なら一点突破も視野。

  5. 調教:中2週ローテの追い切り時計が好走馬の共通点。最終追いで終い11秒台なら強気に。

  6. 馬場:良なら前残り、稍重なら差し台頭。天候次第でライラックやフェアエールングの印を繰り上げ。

使い分けのイメージ

※右にスクロール可能

方針 推す馬 抑える馬
平坦良馬場
前残り

アルジーヌ/

コンクシェル/

パレハ

ライラック/

レーゼドラマ

稍重
差し浮上

フェアエールング/

ライラック

コンクシェル

外枠時)

波乱想定
(指数1万超型)

ココナッツブラウン/

ビヨンドザヴァレー

人気一本被りの

シングザットソング

高配当三連系

フィールシンパシー/

グランスラムアスクをヒモ穴

7歳のエープラスは消し

過去傾向で最も高評価となったアルジーヌ・アリスヴェリテを中心に、馬場と枠順でコンクシェル・フェアエールングを上下させるのが今年の基本線だ。

良馬場の内枠なら前残り決着濃厚、稍重なら差し脚質が伸びて波乱含み。

当日情報で最終印を微調整し、データと直感のバランスをとるのがベストな立ち回りになる。

クイーンステークス
全頭診断追い切りまとめ

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