札幌記念2025の追切評価と全頭診断!SS~Cで調教判定!

どうも、競馬口コミダービー管理人の木口順一だ。

2025年8月17日日曜はG2・札幌記念。

名前を並べた瞬間から、買い方が問われる一戦だ。

枠と隊列の作り方ひとつで景色がガラッと変わるし、人気の扱いを間違えると簡単に逆回転する。

ここは“どこを頭に据えるか”“どこを押さえるか”より、「どんな展開を想定して、どの筋を残すか」の勝負だろう。

そこでこの記事では出走馬の追切をまとめ、全頭診断を敢行。

さらに別の記事でまとめている過去10年の傾向も踏まえ、今の「注目馬」「危険な人気馬」「穴馬」までまとめたのでぜひ最後までお付き合いいただきたい。

過去10年の傾向まとめはこちら

札幌記念2025のAI予想はこちら

この記事でわかること
  • 出走馬と騎手の
    総合評価&ランク評価
  • 追切情報と
    ランク評価
  • 過去傾向を踏まえた
    「注目馬」「危険な人気馬」
    「穴馬一覧」
  • ペース予測
    展開予想

馬アイコンこの記事を書いたのは

執筆者画像

木口 順一

競馬歴18年の42歳。

何年か前にブログや掲示板を運営する某会社を退職。
退職後はそのノウハウと自分の長い競馬歴で何かできないか考えた末、競馬口コミダービーを設立。

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現在は競馬予想家・競馬ジャーナリストとしても活躍中。
好きなレースはやっぱり日本ダービー。

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札幌記念の全頭診断

札幌記念の枠順が確定。

そこで過去の傾向や、現在の馬のポテンシャル・調子に枠順の有利不利を踏まえて全頭診断を敢行。

10項目で診断し、それぞれ100点満点の合計1000点で一覧にしていく。

その項目がこちら。

診断項目
  • 基本情報
    (実績・枠順)
  • コース・距離適性
  • 馬場適性
  • 脚質
  • 近走の状態
  • 騎手・調教師
  • 血統
  • 馬体診断
  • 調教内容
  • 想定人気オッズ

1度点数ランキングを公開したあと、その点数の内訳・詳細に関しても記していく。

気になる馬がいればそれも確認してみてくれ。

全頭診断一覧はこちらだ。

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馬名 合計点 一言評価 基礎情報の診断 コース・距離適性 馬場適性 脚質 近走の状態 騎手・調教師 血統 馬体診断 調教内容 想定人気オッズ
ホウオウビスケッツ 877点 G1級の実力馬。洋芝◎で態勢万全 95点 90点 85点 85点 80点 80点 85点 90点 95点 92点
ヴェローチェエラ 843点 勢い乗る新興勢力。前走完勝の好調維持 85点 85点 85点 90点 90点 75点 70点 85点 90点 88点
トップナイフ 835点 昨年の実績上位。展開次第で粘り込み可能 80点 90点 90点 90点 70点 85点 75点 85点 85点 85点
アルナシーム 825点 重賞2勝の実力馬。叩き2戦目で上昇必至 82点 85点 80点 75点 80点 80点 85点 85点 90点 83点
ココナッツブラウン 809点 洋芝巧者の伏兵。牡馬相手でも侮れない 70点 85点 80点 75点 85点 78点 80点 85点 95点 76点
ボーンディスウェイ 798点 先行力ある堅実馬。展開噛み合えば浮上 78点 85点 80点 90点 80点 65点 80点 80点 80点 80点
ハヤテノフクノスケ 769点 前走で開花の青森産馬。勢い侮れず 72点 80点 80点 85点 85点 75点 70点 80点 70点 72点
リビアングラス 743点 矢作厩舎の上昇馬。距離適性活かし一発狙う 68点 80点 75点 70点 75点 80点 75点 75点 75点 70点
ステレンボッシュ 729点 昨年桜花賞馬も今季不振。復調なるか課題 80点 80点 75点 70点 50点 85点 85点 60点 70点 74点
アウスヴァール 715点 マイペースなら侮れない。一発の魅力秘める 55点 90点 80点 85点 50点 75点 70点 75点 75点 60点
アラタ 713点 実績最上位も8歳で近走低迷。衰え否めず 75点 80点 75点 65点 60点 70点 75点 70点 65点 78点
シュトルーヴェ 701点 スタミナ豊富な堀厩舎の刺客。気性にムラあり 70点 70点 75点 60点 55点 85点 75点 75点 70点 66点
シュヴァリエローズ 693点 末脚確かな武豊騎乗の伏兵。展開ハマれば浮上 65点 60点 65点 60点 65点 80点 80点 70点 80点 68点
コスモキュランダ 653点 条件戦上がりで格見劣り。入着までが精一杯 50点 70点 75点 70点 55点 60点 60点 75点 80点 58点
ケイアイセナ 644点 近走不振で精彩欠く。展開向いても苦戦必至 60点 60点 60点 75点 50点 75点 80点 60点 60点 64点
ショウナンアデイブ 627点 高額馬も未勝利続き。ここでは力不足 55点 60点 65点 60点 50点 60点 85点 70点 60点 62点

前走の大阪杯では序盤にハナへ立つ積極策から一旦は先頭に立ち、最後はG1級の差し馬に差されたものの5着と健闘した。2000mの実績は十分で、昨秋の天皇賞(秋)では3着に食い込むなど能力の高さは明白だ。暑さに弱い馬だが滞在効果で北海道の気候が合い、今年は夏負けの影響もなく体調は良い。かつて函館記念を3馬身半差で圧勝しており洋芝適性も高い。先行力があり枠順(3枠5番)も絶好、岩田康誠騎手がペースを主導してリズム良く運べれば、前走以上の結果で勝ち負けになるだろう。

前走の函館記念を10番人気の低評価を覆し、徹底先行から史上最速タイムで逃げ切った勢いのある上がり馬だ。当時は馬場状態も良く高速決着だったが、それでも長年破られなかったレコードを更新した価値は高い。函館記念では早めに動いて押し切る競馬を見せており、今回も似たような戦法で行くだろうと鞍上は示唆している。札幌の広いコース形態の方がパフォーマンスは上がるとの陣営コメントもあり、洋芝への適性も十分。強いメンバー相手になるが、「前走より状態はさらに上向いている」と好調さをアピールしており、良馬場で自分の競馬ができれば重賞連勝の可能性も十分だろう。

2歳時にホープフルステークス2着と頭角を現し、古馬になった昨年の札幌記念でも6着に善戦した実力馬だ。その後は伸び悩んだが、今年は使いつつ調子を上げる叩き良化型らしく「叩き3走目で想像通りに良くなっています。前回と比べてもグンと状態は上がっています」と陣営も状態アップを認めている。実際、函館での最終追い切りでも活気ある動きを見せており、「しまいの反応も良かった」と好感触だ。今回は横山典弘騎手への乗り替わりだが、調教師は「ゲートを出てからはジョッキーにお任せ」とコメントしており、百戦錬磨のベテランに託された形だ。5枠9番から道中は先団を見る位置につけられそうで、調子が上がった今ならもうひと踏ん張りが利くはず。昨年の本レースで掲示板まであと一歩と迫った経験を活かし、今年はダークホースとして台頭を狙う。

昨冬の中山金杯を勝ち、昨年夏の中京記念も制した実績馬だ。重賞2勝の実績から今年の大阪杯でも穴人気を集めたが15着と大敗し、その後も掲示板外が続いている。ただし前走の函館記念はトップハンデ59kgを背負いながらの6着で、直線も前が壁になる不利があり着順以上に内容は悪くなかった。一息入れて立て直しを図った今回は、「いい状態で臨めそうです」と主戦の藤岡佑騎手も好感触を口にしている。1週前追い切りでは併せ馬でビシッと負荷をかけられ、行きたがる面を矯正しつつ集中力を高める工夫も凝らした。広い札幌コースは合いそうで、洋芝自体もこなせるタイプ。6枠12番から道中は中団で折り合いに専念し、直線でスムーズに外に持ち出せれば、一昨年のマイルCS以降ご無沙汰の豪脚を発揮するシーンもあり得るだろう。

前走のクイーンステークスで2着に入ったように、近走充実しているキタサンブラック産駒の上り馬だ。牝馬限定戦からの参戦でメンバーは一気に強化されるが、陣営は「動き自体はすごく良かったし、疲れも全然ない」と強行軍でも状態維持をアピールする。最終追い切りは札幌芝コースでリラックスさせつつ行われ、素軽いフットワークを披露した。8枠15番と大外枠を引いた今回は道中で脚を溜める形になりそうだが、末脚の破壊力は前走で証明済み。できれば雨の降らない良馬場の方が望ましいようだが、気性面は素直なタイプで道悪もこなせる可能性があり、展開ひとつで台頭のチャンスは十分にある。

現在オープン常連のハーツクライ産駒で、昨冬の中山金杯で3着に入るなど重賞でもしぶとさを発揮してきた。前走の函館記念は見せ場なく8着だったが、勝ち馬とは0.5秒差で悲観する内容ではない。洋芝の札幌にも初遠征ながら早めに現地入りし、滞在効果で「札幌に来た時から雰囲気も悪くない」と陣営も好感触を示す。最終追い切りも札幌ダートで馬なりながら軽快に駆け抜け、「動きは悪くないです。堅実に走ってくれますからね」と状態面に不安はない。2枠2番と絶好の枠を引いた今回は、道中はインで脚を溜めて直線勝負に懸ける形か。決め手の鋭さでは上位勢に一歩譲るものの、展開がもつれるようなら浮上の余地も十分にある。

上がり馬の一頭で、前走の函館記念では勝ったヴェローチェエラに次ぐ2着と健闘した。当時は軽量ハンデの利もあったが、自身も早め先頭から粘り込む積極的な競馬で力を示した形だ。陣営も「前走はあのペースでよく粘ってくれた。もともと前々の形で持ち味が出るタイプ」と評価しており、先行策で真価を発揮する馬だろう。実際、横山和生騎手が騎乗した1週前追い切りでは「このクラスに来ても動きが良い」と手応えを掴んでおり、状態面も順調だ。今回は定量戦で相手も強化されるが、引き続き4枠7番からスムーズに先手を奪えれば粘り込みのシーンまで十分考えられる。

今年の京都記念で2着、日経賞4着と、G2戦線でも馬券圏内に迫る走りを見せてきた実力馬だ。前走の宝塚記念は7着だったが、調整不足もあって本来の力を出し切れなかった印象。今回は「宝塚記念と違い、調教量を積んで競馬に向かえるのは大きい」と陣営が語るように仕上がり万全。さらに滞在効果で函館での最終追い切りは「函館に来てからでは一番の動き」と絶好調だ。重厚な欧州血統で洋芝や重い馬場を得意としており、「小回りの2000メートルでいい競馬ができれば今後の選択肢も増える」と期待も大きい。1枠1番の今回はハナを主張する可能性が高く、同型との兼ね合い次第では楽に逃げられる展開も望める。渋った馬場になれば一層粘りが増すタイプだけに、展開次第ではしぶとさを発揮して上位争いに持ち込む場面も十分だ。

昨年の桜花賞馬で、秋華賞3着・オークス2着など三歳時にG1戦線で活躍した実力馬だ。古馬になってからはヴィクトリアマイル8着、大阪杯13着と精彩を欠いたが、それには道悪や体調面の不安も影響しただろう。実際に「前走(ヴィクトリアマイル)は馬場の悪い所を通ったぶん」と国枝調教師も敗因を語っており、得意の良馬場で巻き返しを図りたい。2000mはちょうど良い距離と陣営も見ており、仕上がりも「1週前の動きもいい感じだった」と上々だ。課題だったテンションも許容範囲に収まり、最終追い切りでも池添騎手が「動きは良かったです」と感触を掴んでいる。8枠15番からの輸送をうまくクリアし、折り合いを欠かずにスムーズに運べれば、本来の切れ味で復活の走りを見せる可能性は高い。

近走は二桁着順が続き、前走の函館記念も14着と大敗しているのが正直なところ。ノヴェリスト産駒らしく力の要る馬場を得意にしており、実績も3勝クラスまでだが洋芝の札幌は条件としては悪くない。調教では「雰囲気はすごくいい」「この馬の場合、競馬はハマるかハマらないか。気分良く運べれば持ち味を生かせる」と昆調教師が語っており、デキ自体は決して悪くないようだ。7枠13番から後方で気分良く走らせ、展開が乱れるようなら直線で一瞬脚を使う場面があるかもしれない。しかしながら近況成績からも分かるように流れが向かないと厳しく、まずは入着を目標としたいところだろう。

8歳になったが昨年秋の福島記念を制するなどまだまだ元気なベテランだ。今年はGI・GIIで苦戦が続いたが、久々を叩いた前走の天皇賞(春)では15着ながら勝ち馬から0.8秒差まで詰めており決して大崩れはしていない。洋芝適性は高く、小回りコースでの重賞勝ちもあるように札幌コースへの不安はない。実際、陣営も「洋芝は走るし、時計のかかる良馬場ならいいね」と条件好転を歓迎している。最終追い切りでも函館ウッドで5F66.3秒(終い12.4秒)をマークしており、負荷をかけられ順調な仕上がり。課題はメンバーの層の厚さだが、7枠14番から道悪や消耗戦になれば台頭してくる可能性がある要注意の存在だ。

昨年春に目黒記念を制しオープン入りした素質馬。その後はG1のジャパンCや有馬記念にも挑戦したが結果を残せず、昨秋以降は精彩を欠いていた。しかし堀調教師は「昨年の秋以降パフォーマンスが出ていないので大幅にリフレッシュさせ、いい状態に戻った」と語り、立て直しに成功した様子だ。実際、函館での1週前追い切りでは芝コースで鋭い動きを見せ、R.キング騎手騎乗で5F66.1秒(終い11.3秒)の好タイムを記録。最終追い切りはダートで微調整程度だったが、「心身もまとまっていて好印象。今年のメンバーならチャンスはある」と師は手応えを掴んでいる。距離2000mへの対応がポイントとされるものの、もともと折り合いに不安のない馬だけにむしろ流れに乗れる可能性もある。2枠3番の好枠からインで脚を溜め、かつての豪脚が蘇れば一発の魅力を秘めている。

長距離戦で頭角を現し、昨年のステイヤーズSを制した実績馬。近走は掲示板に載ることが少ないものの、昨秋の天皇賞(秋)では7着に踏ん張り一定の存在感を示した。今年も天皇賞(春)7着、宝塚記念12着と敗れているが、一流馬相手のGIで力負けした格好で悲観する内容ではない。リフレッシュ放牧を経てこの札幌記念を目標に仕上げられており、「年齢を重ねて軌道に乗ってきたし、元気一杯ですよ」と陣営は状態面に太鼓判を押す。1週前には南Wコースで一杯に追われて好時計を記録するなど動きは良く、函館に移動後も順調に調整。「去年の良かった頃のような競馬ができれば」と関係者も期待を寄せている。8枠16番と大外だが武豊騎手が手綱を取るのは心強く、小回りコースも問題なし。展開が向けば一気の復活も可能で、軽視は禁物の存在だ。

一昨年の皐月賞では勝ち馬に迫る2着と健闘し、今年1月のAJCCでも3着に入るなど重賞戦線で上位争いを経験している。春の大阪杯では8着に終わったが、休み明けかつ一線級相手だったことを考えれば悲観する内容ではない。陣営によれば早めに函館入りして長期調整した効果で体が絞れ、1週前追い切りを消化してさらに良化しているとのこと。洋芝適性がポイントになると見られているが「合いそう」と丹内騎手も感触を掴んでおり、前走ではスタートも安定していたことから小回りへの対応も可能だ。4枠4番と内めの枠を引いた今回は、道中は好位のインで脚を溜められそうだ。持ち味の勝負根性と末脚を発揮できれば、G1戦線で見せた能力で勝ち負けに加わっても不思議はないだろう。

昨夏の巴賞を制してオープン入りし、続く福島民報杯でも3着と善戦した伏兵馬だ。前走の巴賞では好位から抜け出す安定した競馬で勝利しており、小回りコースへの適性は高い。その後は相手関係が楽とはいえ条件戦を含め安定した走りを続けており、近走はすべて掲示板内と堅実だ。調整過程も「ずっと使っているので、いい状態を維持している」と良好で、初コンビの吉田隼人騎手も最終追い切りで感触を確かめている。しかし陣営も「相手が一気に強くなるのでそこがどうか」と口を揃えるように、G2のメンバー相手に力関係で見劣るのは否めないか。展開の利を生かしてどこまで通用するかになるが、インの3枠6番からロスなく立ち回れば一発の魅力はある。

ディープインパクト産駒で切れ味が持ち味。重賞では今年2月の小倉大賞典で2着に入った実績がある。その後は掲示板外のレースが続いているものの、陣営は「いい状態をキープ。前走も4コーナーで上がっていくときの雰囲気はよかった」と調子自体は維持できていると話す。函館入り後も環境に慣れて落ち着きがあり、最終追い切りの動き・反応も良好と評価された。勝ち切るにはもう一段階力が欲しい印象だが、持ち前の勝負根性で渋太く食い下がる競馬が持ち味。6枠11番から流れに乗って運べれば、展開次第では直線で馬群を割って台頭する可能性もある。

札幌記念の
AI予想記事はこちら

最終追い切りと1週間前追い切りからの比較・評価コメント

登録馬の最終追い切り情報が出揃ったのでまとめていく。

まとめる最終追い切り情報でわかる情報は次の10項目。

最終追い切り情報
詳細まとめ
  • 追い切り評価ランク
    (SS・S・A・B・C)
  • 馬名
  • 追い切り日
  • コース
  • タイム
  • 馬場状態
  • 併せ馬
  • 脚色
  • 評価コメント
    (データから見た見解)
  • 1週間前追い切り
    との比較
    (状態の上がり下がり)

ランク順に一覧でまとめていく。

その詳細がこちら。

※右にスクロール可能

評価

ラン

馬名

追い

切り

コース タイム(◯F毎)

馬場

状態

併せ

脚色 評価コメント
S ホウオウ
ビスケッツ
8月
13日
(水)
札幌
5F 66.7-51.6-36.9-11.6 単走
なり
最終追いは札幌芝で5F66秒7、
終い11秒6を馬なりで軽快にマーク。
1週前には札幌ダートで岩田康誠騎手が強めに追い、
5F67秒3-終い11秒7と鋭い末脚を発揮。
2週前から丹念に乗り込まれ併せ馬で先着、
1週前も切れ味十分と調整は非常に順調です。
中間の入念な乗り込みで春の金鯱賞(G2)優勝時と
遜色ない仕上がりにあり、
昨年は夏負けの影響がありましたが
今年は落ち着きがあり体調も万全と好気配です。
S ステレン
ボッシュ
8月
13日
(水)
函館
ダート
5F 66.3-51.8-38.8-11.8 稍重 併せ
先着

なり
最終追いは函館ダートで池添謙一騎手を背に併せ馬。
サマースピリット(3歳未勝利)を5馬身追走する形から、
4コーナーで一気に差を詰め直線では楽な手応えのまま1馬身先着し、
5F66秒3-終い11秒8をマークしました。
動き・反応ともに良く、
池添騎手も「抜け出してからも気を抜かないように
肩ムチを入れた。動きは良かったです」と好感触。
1週前も函館ウッドで併せ馬を行い
5F66秒5-終い12秒6(馬なり)と
順調に負荷をかけられており、
春の不振を払拭する力強い動き。
唯一のG1馬らしく、
夏の洋芝2000mで復活を期すに十分な仕上がりです。
S シュヴァリエ
ローズ
8月
13日
(水)
函館
W
5F 71.0-55.8-42.1-12.6 稍重 単走
なり
最終追いは函館ウッドで5F71秒0、
終い12秒6を馬なりで流す程度にとどめました。
しかし1週前に栗東CWで
6F81秒2-終い10秒9という破格のタイムを叩き出しており、
この時点で既に仕上がりは万全だった印象です。
近走は凡走が続きますが、
調教の動きは重賞連勝した4〜5走前と遜色ない出来栄えで、
久々に力を発揮できる状態に仕上がったと言えます。
A ボーン
ディスウェイ
8月
13日
(水)
札幌
ダート
5F 67.4-52.5-38.3-12.3 単走
なり
最終追いは札幌ダートで5F67秒4、
終い12秒3を計時。
抑えるのに苦労するほどの前向きさで、
時計以上に良い動きを披露しました。
前走(函館)時は函館で調整し、
札幌開催の今回は札幌で追い切りと、
レースごとに滞在先を替えて
乗り込めている点も好材料です。
1週前は全体時計こそ速かったものの
終い13秒台と重めでしたが、
最終追いできっちりと12秒3まで締めてきており、
仕上がりは上々です。
A シュト
ルーヴェ
8月
13日
(水)
函館
ダート
5F 69.9-54.0-39.6-12.8 稍重 併せ
同入

なり
最終追いは函館ダートで5F69秒9、
終い12秒8を馬なりで記録し、
併せたシテフローラルと同入でした。
1週前には函館芝で
5F66秒1-終い11秒3と鋭い伸びを見せており、
最終追いは調整程度ながら手応えは十分。
リフレッシュ明けで心身ともに良い状態に戻っており、
昨秋の好調時に近いデキと見えます。
初の2000m戦になりますが、
動きの良さからチャンスは十分でしょう。
A ケイアイ
セナ
8月
13日
(水)
函館
W
5F 70.4-55.6-41.2-12.8 稍重 単走
なり
最終追いは函館ウッドで5F70秒4、
終い12秒8を馬なりで計時。
1週前は函館ウッド重馬場で5F67秒8-終い12秒6と
ゴール前仕掛けられてしっかり負荷をかけました。
最終追いは軽めでしたが、
見せムチ程度で素早く反応し
スムーズに加速する動きを見せています。
時計以上に良い感触で今回も状態は良好と判断でき、
使い詰めでも好調をキープしており力を出せる仕上がりです。
A ハヤテノ
フクノスケ
8月
13日
(水)
函館
W
5F 69.5-53.5-39.2-12.8 稍重 単走
なり
最終追いは函館ウッドで5F69秒5、
終い12秒8を馬なりで消化。
1週前には函館芝で5F67秒7-終い11秒5を楽にマークし、
前走時より明らかに軽快な動きを披露しました。
先週横山和生騎手が騎乗し
「もうあまりいらない」とのコメントがあったため
最終追いはセーブ気味でしたが、それでも反応は良好。
前走以上の上積みが見込め、
持ち味の先行力を生かせるだけの仕上がりにあります。
A アルナ
シーム
8月
14日
(木)
函館
5F 70.2-53.8-39.8-11.7 単走
なり
最終追いは函館芝(木曜)で5F70秒2、
終い11秒7を馬なりで計時。
藤岡佑介騎手が騎乗し折り合い良くリズム良い走りを見せました。
1週前には函館芝で併せ馬を行い
5F69秒2-終い11秒3(馬なり)をマークしており、
攻め駆けするタイプらしく早い段階で鋭い脚を発揮しています。
前走時も仕上がり自体は良かったため
劇的な上積みこそ感じませんが、
今回もきっちり好調をキープした印象。
持てる力を十分発揮できる仕上がりで、
好勝負に持ち込める状態です。
A アラタ 8月
13日
(水)
函館
W
5F 66.3-51.2-38.0-12.4 稍重 単走 強め
最終追いは函館ウッドで5F66秒3、
終い12秒4を強めに追って計時し、
ウッド自己ベストを更新する好時計をマークしました。
単走でも鋭い反応を見せ、
ラストまでしっかりと12秒4でまとめています。
一昨年の巴賞勝ちや
22年札幌記念時に匹敵するほどの動きを披露しており、
休み明けとして上々の仕上がりです。
洋芝適性も高く、
年齢を感じさせない良い状態で臨めるでしょう。
A ココナッツ
ブラウン
8月
13日
(水)
札幌
5F 67.5-52.0-37.2-11.9 単走
なり
最終追いは中1週ながら札幌芝で5F67秒5、
終い11秒9を馬なりで軽快にマーク。
楽に11秒台を出せるあたり、
この馬の調子の良さを示しています。
間隔が詰まっていますが前走からデキ落ちは見られず、
引き続き好調を維持していると見て取れます。
B コスモ
キュランダ
8月
13日
(水)
函館
W
5F 67.2-52.8-39.4-13.1 稍重 単走
なり
最終追いは函館ウッドで5F67秒2、
終い13秒1を馬なりで計時(丹内騎手騎乗)。
1週前は函館ウッド重馬場で
5F69秒2-終い12秒5と一杯に追われて負荷をかけ、
比較すると全体時計は詰めてきたものの
ラストのキレは却って鈍化。
丹内騎手も物足りなさを感じたのか
最後にムチを入れる場面がありました。
調教過程では3週前に追い切りを行えない日があるなど
順調さを欠いた点もあり、
状態面は微妙で持ち前の能力で
どこまでカバーできるかという仕上がりです。
B トップ
ナイフ
8月
13日
(水)
函館
W
5F 69.1-54.3-40.0-12.4 稍重 単走
なり
最終追いは函館ウッドで5F69秒1、
終い12秒4を馬なりで計時。
1週前には函館芝で5F66秒2-終い11秒1と鋭い動きを見せ、
叩き3走目で状態は確かに上向いています。
ただ今年は札幌競馬場ではなく
函館で調整するローテに変えており、
明らかに札幌記念を最大目標に据えていた昨年一昨年に比べると
上積みはどうか。
前走(函館記念)を目標に仕上げた印象もあり、
今年は昨夏ほどのデキには達していないように思われます。
B ヴェローチェ
エラ
8月
13日
(水)
函館
4F 51.8-37.7-11.5 稍重 併せ
同入
強め
最終追いは函館芝で4F51秒8、
終い11秒5を強めに追われて計時。
併せたテーオーダグラスと同入でした。
1週前には函館芝で5F65秒8-終い11秒7と一杯に追われましたが、
併せたリアライズオーラム(新馬)に0.1秒遅れる内容。
調教では元々地味な動きをするタイプとはいえ、
併せ馬で遅れた点は少し気がかりです。
それでも終いの時計自体は維持しており、
実戦では前走同様に持てる力を発揮できる態勢でしょう。
B アウス
ヴァール
8月
13日
(水)
函館
W
5F 66.1-51.0-37.7-13.0 稍重 単走
なり
最終追いは函館ウッドで5F66秒1、
終い13秒0を馬なりで計時。
動き自体も地味で、
昨年函館記念前に見せていたような
終い11秒台前半の鋭さは感じられません。
中間は函館芝で5F65秒台・終い11秒台を出すなど
乗り込み自体は消化していますが、
それでも昨年の同時期ほどのデキには至っていない印象です。
叩き良化型とはいえ一変まではどうかですが、
まずまずの状態には仕上げてきています。
C リビアン
グラス
8月
13日
(水)
函館
W
5F 69.0-54.2-40.2-13.0 稍重 単走
掛け
間隔明けの今回は併せ調教を組まず、
軽めの単走で追い切りを消化。
最終追いは5F69秒0
終い13秒0と地味な時計に留まり、
伸び脚の鋭さを欠く内容。
1週前には稍重ウッドで
終い12秒5を記録していただけに、
今回の終い13秒台は物足りない印象。
しかも今回は間隔が空いたレースにもかかわらず
併せ馬を行わなかった点も気がかりで、
仕上がりは平凡で良化余地を残す状態に映る。
C ショウナン
アデイブ
8月
13日
(水)
函館
W
5F 72.9-56.5-42.2-14.0 稍重 単走
掛け
最終追いは函館ウッドで5F72秒9、終い14秒0と、
しまいの時計が平凡で地味な動きでした。
前走時には最終追い切りで坂路終い11秒台をマークし
直前まで攻めていただけに、
今回はその鋭さが見られず少々不安が残る内容です。
間隔が詰まっている影響か強い負荷を避けた調整にも映り、
現状維持が精一杯といった印象。
大きなデキ落ちはないものの目立った上積みもなく、
前走並みの状態といえます。

1週間前追い切り評価とコメント

札幌記念の2025年の出走馬について、最新の追い切り情報とその評価をランクごとにまとめた。

各ランク(SS、S、A、B、C)の馬について、追い切りのタイム、コースや馬場状況、並走状況、脚色の特徴、そしてそれぞれの評価コメントが閲覧可能。

※右にスクロール可能

追い

切り

評価

馬名

追い

切り

コース タイム(◯Fごと) 馬場 併せ馬 脚色 評価コメント
SS

ステレン

ボッシュ

8/6

函館

W

5F 66.5-51.7-38.1-12.6

併せ(内)

同入

なり

立て直し明けでW66秒台・終い12.6の余力。

滞在の流れもスムーズで出来は上向きだ。

SS

シュヴァリエ

ローズ

8/6

栗東

CW

6F 81.2-5F65.5-4F50.8-3F35.9-2F22.2-1F10.9

併せ複数

(遅れ→先着)

一杯

全体は平均的でも終い10.9が秀逸。

仕上がりの鋭さは最上位クラスとみていい。

S

ホウオウ

ビスケッツ

8/6

(函館)

ダート

5F 67.3 / 1F 11.7(中間非公表) 不明

併せ予定→

直線外へ

(実質単走)

強め

札幌入り3週・1Wでキレるラップ。

前走時より動きの質が良化しているのは確かだ。

S

ヴェローチェ

エラ

8/6

函館

5F 65.8-49.7-36.4-11.7

併せ(内)

0.1遅れ

一杯

終い11秒台で負荷十分。

僅かに遅れも想定内の攻め量で評価は高い。

S

トップ

ナイフ

8/7

札幌

7F85.0-6F68.8-5F53.3-4F38.7-1F12.1

併せ

(先行クビ先着)

なり

中1週でもしっかり負荷。

先行しても終い鈍らず、良化度合いがはっきりだ。

S

ハヤテノ

フクノスケ

8/7

函館

5F 67.7-51.8-38.2-11.5 単走

なり

先週時点でスピード感十分。

不器用さはあるが内容は上質だ。

A

シュト

ルーヴェ

8/6

函館

5F 66.1-49.8-36.8-11.3 併せ(内)同入 強め

しっかり負荷+終い11.3。

距離短縮でも動きの迫力は見どころありだ。

A

アウス

ヴァール

8/6

函館

5F 65.3-49.6-36.7-11.8 単走(想定)

強め

リズム重視で65秒台。

叩き良化型らしく気配は上向きだろう。

A

アルナ

シーム

8/7

函館

5F 69.2 / 1F 11.3

(中間非公表)

併せ

(馬なり)併入

なり

併せで折り合い良好。

数字以上に余力が伝わる内容だ。

A

オール

ナット

8/6

栗東

坂路

4F 54.7-39.0-24.6-12.0/11.6表記

(末11.6)

単走 一杯

坂路でしっかり負荷。

道中のラップも素直で順調さが出ている。

B

コスモ

キュランダ

8/6

函館

W

5F 69.2-52.8-40.4-12.5 併せ(想定) 一杯

量をこなして終い12.5。

良化余地は残すが狙いどころはブレていない。

B アラタ 8/6

函館

W

5F 67.4-52.2-38.2-12.5 単走(想定) 強め

いつもどおりのWでの負荷。

上積み幅は大きくないが態勢は整う。

B

ショウナン

アデイブ

8/6

栗東

坂路

4F 53.9-39.1-25.0-12.0 単走

強め

末でしっかり。

遠征前の“地ならし”としては十分だ。

B

リビアン

グラス

8/6

函館

W

5F 66.1-52.1-38.9-12.5 単走

強め

先行脚質らしい前向きさと我慢の両立。

当週の微調整次第で上がり目。

C

ボーン

ディスウェイ

8/6

札幌

5F 65.3-52.2-39.2-13.5 不明 不明 不明 終いが甘い分だけ当週でどこまで引き上げられるか。
C

ココナッツ

ブラウン

情報なし

(中1週のため札幌記念に向けた

「1週前」は実質設定不可)

今週の芝単走は良好。

状態維持は高評価だが“札幌記念の1W”は不在扱いにしておく。

C

ケイアイ

セナ

情報なし

(現時点で1週前時計の公表未確認)

公表待ち。

出てくれば再評価だ。

C

エコロ

ブルーム

情報なし

(現時点で1週前時計の公表未確認)

公表待ち。

出てくれば再評価だ。

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