関屋記念2025の過去10年の傾向・消しデータ(消去法)集!

どうも、競馬口コミダービー管理人の木口順一だ。

2025年7月27日日曜はG3・関屋記念。

関屋記念は、夏の新潟マイルが持つ“ひとクセ”を甘く見ると痛い目に遭うレースだ。

平場の延長線上にあるようでいて、フラットな舞台設定の裏側には仕掛けどころを誤らせる罠が潜む。

だからこそ、ここを勝ち切るには単なる好調馬探しではなく、当日の位置取りや展開を読む対策が欠かせない。

そこでこの記事では関屋記念の過去10年のデータをまとめ、それぞれの消しデータ・消し条件までまとめてみた。

それぞれのデータがどう予想に使えるかまで書いてあるので、ぜひご自分の予想に役立てて欲しい。

さらに競馬口コミダービーでは出走馬の追い切り・全頭診断まで行っていてそれと過去傾向を加味した「注目馬」「危険な人気馬」「穴馬」まで公開しているのでぜひ最後までお付き合いいただきたい。

全頭診断・追切まとめはこちら

関屋記念2025のAI予想はこちら

この記事でわかること
  • 過去10年の
    関屋記念の
    レース傾向・データ
    (人気別成績
    前走レース別成績
    前走着順別成績
    脚質別成績
    馬場ごとのデータ
    配当傾向
    性令別成績
    関西関東の勝率
    血統傾向
    リピータースコア)
  • 過去傾向から抽出した
    消しデータ・消し条件
  • 過去傾向・データの
    予想活用方法
  • 全頭診断・追切も
    踏まえた
    注目馬・危険な人気馬・
    穴馬の一覧

馬アイコンこの記事を書いたのは

執筆者画像

木口 順一

競馬歴18年の42歳。

何年か前にブログや掲示板を運営する某会社を退職。
退職後はそのノウハウと自分の長い競馬歴で何かできないか考えた末、競馬口コミダービーを設立。

安定して稼げる競馬予想サイトを探すために、ユーザーからの口コミを基に検証を続けている。

今まで検証してきた予想サイトの数は1,000サイト以上。
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現在は競馬予想家・競馬ジャーナリストとしても活躍中。
好きなレースはやっぱり日本ダービー。

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関屋記念の過去10年の傾向早見表!

細かく過去の傾向を紹介していくが、関屋記念のざっくりした傾向を掴むために先んじて過去10年の傾向を一言でまとめてみた。

「人気別成績」「前走レース別成績」「前走着順別成績」「脚質別成績」「馬場ごとの勝率データ」「配当傾向」「性齡別成績」「関西・関東比率」「血統傾向」「リピータースコア」の計10項目でまとめているので、なんとなくの雰囲気だけでも先に把握しておいてみてくれ。

関屋記念の
傾向まとめ
  • 人気: 上位人気堅実、二桁人気全切りだ

  • 前走レース: G1・G2軸、OP以下軽視だ

  • 前走着順: 1着◎、10着以下バッサリだ

  • 脚質: 逃げ先行強調、差し追込ヒモ止まりだ

  • 馬場: 良で前残り、道悪なら外差し荒れだ

  • 配当: 中波乱平均、指数高年だけ大爆発だ

  • 性齡: 牝5歳+牡5歳中心、7歳以上消しだ

  • 東西: 関東勝ち切り、関西穴要員だ

  • 血統: ロベルト系・ミスプロ系が走るだ

  • リピーター: 初挑戦しか用無しだ

それではここからは各項目のデータについて解説していく。

それぞれの成績をどう予想に活用すれば精度が上がるのかもいっしょに説明していくので、ぜひ参考にしてみて欲しい。

もし細かいデータまで見る必要がない、もはや予想買い目を手軽に見たいだけという方にはAI予想買い目も公開中。

そちらの記事もぜひ確認してみてほしい。

関屋記念の
AI予想まとめ

【人気別成績】

関屋記念の過去10年で、何番人気が上位入線しているのかをまとめてみた。

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人気帯 勝率 連対率 複勝率 平均
着順
最頻
着順
期待値スコア
〈単勝回収率〉
1番人気 30.0 % 30.0 % 70.0 % 4.5 3着 117% 
2番人気 10.0 % 20.0 % 30.0 % 7.6 着外 47% 
3番人気 20.0 % 20.0 % 30.0 % 7.5 着外 127% 
4〜6番人気 10.0 % 26.7 % 36.7 % 7.1 着外 115% 
7〜9番人気 3.3 % 13.3 % 16.7 % 8.7 着外 12% 
10番人気以下 0.0 % 1.4 % 1.4 % 9.9 着外 5%

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消しデータ
  • 1〜3番人気が堅実 → 能力最上位の差し&先行型を素直に重視。ボンドガール・イミグラントソング・シヴァースは軸候補。

  • 4〜6番人気は妙味十分 → 相手・ヒモで厚く買う帯域。ニシノスーベニア、レガーロデルシエロ、カナテープを押さえる。

  • 7〜9番人気は穴の押さえまで → 的中率低いが複勝回収は16%弱。アルセナール、フォーチュンタイムを三連系のヒモに。

  • 10番人気以下は基本消し → 過去10年で【0-1-0-71】と壊滅。メイショウシンタケ、トランキリテ、ハクサンバード、ジョウショーホープ、シンフォーエバーは大波乱狙い以外ではバッサリ。

  • 上位人気の信頼度が夏の重賞としては異例に高いレースだ。まずは1〜3番人気で軸を決め、4〜6番人気で回収率を上げ、7〜9番人気で保険を敷き、10番人気以下は大胆に切るのがセオリーだろう。

【前走レース別成績】

過去10年の関屋記念に出走した馬を、前走の格(クラス)別に成績を集計してみた。

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前走

レース

勝率 連対率 複勝率 勝利数 2着数 3着数 着外数
G1 8.0 % 12.0 % 28.0 % 2 1 4 18 
G2 10.0 % 10.0 % 10.0 % 1 0 0
G3 5.3 % 14.5 % 18.4 % 4 7 3 62 

リス

テッド

9.1 % 13.6 % 18.2 % 2 1 1 18 
オープン 0.0 % 5.9 % 5.9 % 0 1 0 16 

3勝

クラス

以下

11.1 % 11.1 % 33.3 % 1 0 2

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消去法まとめ
  • 前走G1組は複勝率28 %と高く軸向き
    ヴィクトリアマイル16着でも巻き返し十分のボンドガールは素直に重視だ。
  • 前走G2組の勝率10 %は侮れず
    NZT勝ち→NHKマイルC惨敗のイミグラントソングを馬券の芯か相手本線に据えるのが妙手だろう。
  • 前走G3組は母数最多で複勝18 %
    シヴァース(しらさぎS10着)、ニシノスーベニア(エプソムC凡走)、レガーロデルシエロ(ダービー卿CT組)はヒモ評価に落とすのが妥当。
  • リステッド組は複勝18 %と妙味あり
    米子S&府中牝馬S組のカナテープ、アルセナール、フォーチュンタイムは中穴で押さえる価値がある。
  • OP(非L)は連対5.9 %止まり
    キョウエイブリッサ、ゴールデンシロップは三連系の抑えまでに留めるのが合理的だ。
  • 3勝クラス以下は勝率11 %・複勝33 %と穴向きだが信頼度は低い
    メイショウシンタケ、ハクサンバードは大荒れ狙いでの▲△扱い。
  • 消し条件①「前走10着以下+非重賞」は【0-0-0-41】
    ジョウショーホープ、トランキリテ、シンフォーエバーは思い切って切っても問題なし。
  • 消し条件②「前走OP以下で馬券外」は勝率0 %
    オフトレイル、ダイシンヤマトは展開が全てで評価を下げるべきだ。
  • 複勝率最高はG1組、回収妙味はリステッド・3勝組
    上位人気を軸に、中穴でリステッド勢、抑えで低人気3勝組という組み立てがデータ上もっとも効率的だろう。

【前走着順別成績】

過去10年の前走での着順別に振り分け、それぞれの勝率をまとめてみた。

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前走

着順

勝率 連対率 複勝率 勝利数 2着数 3着数 着外数

勝率-

連対率

1着 13.0% 17.4% 26.1% 3 1 2 17 -4.4%
2着 0.0% 20.0% 33.3% 0 3 2 10 -20.0%
3着 0.0% 0.0% 10.0% 0 0 1 9 0.0%

4~9

9.2% 15.4% 23.1% 6 4 5 50 -6.2%

10着

以下

2.0% 6.1% 6.1% 1 2 0 46 -4.1%

過去10年(2015-2024)の関屋記念で「前走着順」がもたらした成績をざっくり言うと前走1着馬が勝ち切る割合はトップ、ただし連対率との差は4ポイントほどしかなく“頭”にする価値があるかどうかは相手とオッズ次第。

逆に前走2着組は勝率0%で“銀止まり”、10着以下で臨んだ馬はほぼ壊滅的だ。

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消しデータまとめ
  • 1着組:勝率最上位。アルセナール(分倍河原S1着)とキョウエイブリッサ(エプソムC1着)は“単勝・頭固定”の材料になるだろう。

  • 2着組:勝ち切れないが馬券内率は高い。カナテープ(府中牝馬S2着)はヒモで拾う価値がある。

  • 3着組:複勝率10%と低空。トランキリテ(都大路S3着)とハクサンバード(パラダイスS3着)は押さえ程度。

  • 4-9着組:波乱要員。フォーチュンタイム(阪急杯5着)とダイシンヤマト(しらさぎS4着)は穴で面白い。

  • 10着以下組:回収率ワースト。ボンドガール16着、イミグラントソング11着、シヴァース10着、ニシノスーベニア14着、ジョウショーホープ16着、ゴールデンシロップ10着、オフトレイル14着、レガーロデルシエロ10着、シンフォーエバー10着、メイショウシンタケ12着は基本消し。

  • 1着組軸:アルセナール,キョウエイブリッサ
    2着組連対狙い:カナテープ
    3着組押さえ:トランキリテ,ハクサンバード
    4~9着組穴:フォーチュンタイム,ダイシンヤマト
    10着以下組基本消し:ボンドガール,イミグラントソング,シヴァース,ニシノスーベニア,ジョウショーホープ,ゴールデンシロップ,オフトレイル,レガーロデルシエロ,シンフォーエバー,メイショウシンタケ(ただし高速良馬場先行なら保険)

【脚質別成績】

過去10年の関屋記念の脚質別に成績を振り分け、まとめてみた。

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脚質 勝率 連対率 複勝率 勝率-
複勝率
勝利数 2着数 3着数 着外数
逃げ 30.0 % 50.0 % 60.0 % −30.0 pt 3 2 1 4
先行 5.4 % 16.2 % 27.0 % −21.6 pt 2 4 4 27
差し 4.3 % 7.1 % 11.4 % −7.1 pt 3 2 3 62
追込 4.4 % 8.9 % 13.3 % −8.9 pt 2 2 2 39

逃げは【3-2-1-4】で複勝率60 %・単回収263 %と最上位。直線が長くても楽逃げが決まれば一気に押し切れる。

先行も複勝率27 %で安定。前半が緩みやすい新潟芝1600m特有のロングスパートが味方になる。

差し・追込は届きにくく勝率4 %台。上がり32秒台+展開利がセットでようやく馬券圏。

予想への活用方法と消しデータ

予想活用方法と
消しデータ
  • 逃げ先行有利/買い:アルセナール・キョウエイブリッサ・カナテープ・フォーチュンタイム・ハクサンバード・ジョウショーホープ(前につけて押し切り狙い)

  • 中団差しはヒモ/抑え:ボンドガール・イミグラントソング・ニシノスーベニア・レガーロデルシエロ(決め脚は優秀だが頭狙いは割引)

  • 追込は大幅減点/消し寄り:メイショウシンタケ・ゴールデンシロップ・シンフォーエバー・トランキリテ・ダイシンヤマト(直線一気が決まる確率は10年で2勝のみ)

  • 逃げ×外枠×ハイペース緩急。
    この3点がそろえば回収値は跳ね上がる。逃げ・先行勢の隊列と前半600mラップを読み切って、軸は前目、ヒモで差しの決め脚持ち、追込は大穴までという組み立てがデータ通りの最適解だ。

【枠順別成績】

過去10年の関屋記念でどの枠に入った馬がどれだけの結果を挙げているかを成績でまとめてみた。

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枠順 勝率 連対率 複勝率 勝利数 2着数 3着数 着外数
1枠 5.9 % 11.8 % 11.8 % 1 1 0 15
2枠 5.6 % 5.6 % 11.1 % 1 0 1 16
3枠 5.3 % 5.3 % 21.1 % 1 0 3 15
4枠 0 % 10.5 % 15.8 % 0 2 1 16
5枠 0 % 0 % 10.0 % 0 0 2 18
6枠 0 % 10.0 % 15.0 % 0 2 1 17
7枠 16.7 % 29.2 % 33.3 % 4 3 1 16
8枠 12.0 % 20.0 % 24.0 % 3 2 1 19

過去10年の枠番データは「7枠→勝率16.7 %」「8枠→勝率12.0 %」でワンツー。

4〜6枠は勝率ゼロ、5枠に至っては連対馬さえ出ていない。

内の1〜3枠は外より見劣るが、先行馬がロスなく立ち回れれば馬券圏は狙える。

要は“楽に前を取れる内”か“ロング直線で外差し”の二極構造だ。

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消しデータ
  • 外枠狙い7-8枠なら迷わず買い:ボンドガール,イミグラントソング,シヴァース,ニシノスーベニア,レガーロデルシエロ

  • 内枠+先行なら評価上げ:アルセナール,キョウエイブリッサ,フォーチュンタイム

  • 中枠(4-6)に入ったら割引:カナテープ,ゴールデンシロップ,ダイシンヤマト

  • ワースト5枠に入ったら大胆消し:メイショウシンタケ,シンフォーエバー,トランキリテ,ジョウショーホープ,ハクサンバード,オフトレイル

  • 7-8枠を引いた差し・捲りタイプは直線一気が決まりやすく、単回収も高水準だ。一方で5枠は過去10年連対ゼロ。4~6枠に逃げ先行馬が固まるとペースが緩まず外差し決着が増える傾向も押さえておきたい。

【馬場ごとのデータ】

過去10年の関屋記念での馬場状態ごとに結果がどうなったかをまとめてみた。

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馬場

状態

先行馬の
複勝率
差し馬の
複勝率
1~3番人気の
勝率

4番人気以下の
勝率

平均走破
タイム
26 %  19 %  29 %
(8勝/28戦)
10 %
(3勝/30戦)

1 分 32 秒 3

(平均)

稍重 25 %
(サンプル1年)
17 %
(同)
14 %
(1勝/7戦)
7 %
(0勝/7戦)
1 分 33 秒 3 
データ無し
(過去10年は開催なし)

参考値:

1 分 34–35 秒台

(過去20年平均)

不良 データ無し(同上)

参考値:

1 分 35 秒台後半

(推定)

予想活用方法と消しデータ

活用方法と消しデータ
  • 良馬場想定なら「前に行ける×人気馬」を優先

    先行複勝率26 %、1-3人気勝率29 %が示す通り、良馬場の外回りマイルは前残り+人気の信頼度が高い

    該当:イミグラントソング/カナテープ/ダイシンヤマト/メイショウシンタケ

  • 稍重以下はスローで時計が掛かる分、人気の押し切り率が下がる

    唯一の稍重開催2022年は1番人気が辛勝、12番人気が2着に突っ込んだ。差し比率も微増。

    該当:ボンドガール/ゴールデンシロップ/レガーロデルシエロ

  • 重・不良想定なら「上がり性能よりパワー+外差し枠」

    実走例不足だが、同コース傾向では重馬場で差し複勝率が良馬場比+3〜5 pt上がる。

    該当:シンフォーエバー/フォーチュンタイム

  • 消し条件① : 良馬場で後方一手の差し専

    良馬場の差し複勝率19 %に留まり、期待値は低い。

    消し候補:キョウエイブリッサ/トランキリテ/ハクサンバード

  • 消し条件② : 稍重以下でスピード型の前傾ラップ専

    稍重だと前半のスピード優位が薄れ回収率が低下する。

    消し候補:アルセナール/ジョウショーホープ/ニシノスーベニア

  • 枠順決定後は「外+先行」か「内+差し」に二極化

    外枠先行はロスなく外目を通せる点で複勝率が高く、内枠差しは馬群を捌ければ穴になる傾向

【配当傾向と配当バランス指数】

過去10年の馬券の払い戻しと、3連単と単勝の差を指数化してどれだけ荒れやすいかを数値から考えてみた。

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年度 3連単 3連複 馬単 馬連 単勝
2024 30,060円 5,050円 6,200円 3,740円 660円
2023 36,190円 7,990円 3,440円 1,800円 680円 
2022 77,540円 11,030円 17,230円 11,190円 380円 
2021 46,820円 4,600円 11,940円 6,710円 970円 
2020 83,420円 11,820円 12,810円 7,230円 750円 
2019 26,410円 5,580円 3,790円 2,360円 380円 
2018 22,570円 5,450円 3,890円 2,540円 410円 
2017 131,710円 22,140円 13,300円 7,180円 1,210円
2016 34,040円 5,340円 7,220円 4,350円 610円 
2015 109,570円 25,190円 6,580円 3,800円 470円 
年度 配当バランス指数
((3連単÷単勝配当)×100)
2024 4,554.5
2023 5,322.1
2022 20,405.3
2021 4,826.8
2020 11,122.7
2019 6,950.0
2018 5,504.9
2017 10,885.1
2016 5,580.3
2015 23,312.8

直近5年の平均3連単は約45,000円で中波乱ゾーン。一方で2022年の指数20,000超や2015年の10万超3連単など、稀に“大爆発”が紛れ込むのが特徴だ。

指数5,000以下の年(2024・2023・2021)は上位人気で決まりやすく、3連複は概ね8,000円以内に収まる。

指数1万超の年(2020・2017)は1〜3番人気馬が頭で勝ちつつ“穴の2・3着”が絡む形で跳ねる。

指数2万超の年(2022・2015)は単勝が300〜400円台なのに3連単が7万〜10万越え。人気サイド軸+爆穴を紐に散らすと跳ねるパターンだ。

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消しデータ
  • 指数5,000前後想定の標準年=堅軸+中穴紐→ボンドガール・イミグラントソング軸/ニシノスーベニア・レガーロデルシエロ・カナテープ紐

  • 指数1万超シナリオ=人気頭+爆穴紐→ボンドガール頭固定でメイショウシンタケ・トランキリテ・ハクサンバード・ゴールデンシロップを3列目に厚め

  • 指数2万超警戒=大荒れ布陣→逃げ先行の穴(アルセナール・キョウエイブリッサ)と追込一発型(シンフォーエバー)を手広く 三連系で押さえる

  • 消し条件① 単勝想定オッズ30倍超+指数5,000以下の年→ジョウショーホープ・ダイシンヤマトは潔く切り

  • 消し条件② 追込専+指数1万超で外枠を引けなかった場合→メイショウシンタケ・ゴールデンシロップを割り引き

  • 消し条件③ 指数2万超狙いで人気3頭box買いは期待値低→ボンドガール・イミグラントソング・シヴァース3頭だけの3連単フォーメは避ける

  • 上の配当テーブルで“どの程度荒れそうか”を見極めて、指数が低い年は堅実に、跳ねそうなら思い切ってB・Cランクを紐に突っ込む。それが関屋記念の配当攻略だ。

【性齢別成績】

過去10年の関屋記念の性別・年齢別の成績をまとめてみた。

※右にスクロール可能

性別 勝率 連対率 複勝率 勝利
2着
3着
着外
牡馬 6.4 % 11.9 % 16.5 % 7 6 5 91 
牝馬 6.8 % 15.9 % 25.0 % 3 4 4 33 
騙馬 0.0 % 0.0 % 11.1 % 0 0 1
年齢 勝率 連対率 複勝率 勝利
2着
3着
着外
4歳 6.7 % 10.0 % 16.7 % 2 1 2 25
5歳 7.6 % 16.7 % 24.2 % 5 6 5 50
6歳 6.3 % 15.6 % 18.8 % 2 3 1 26
7歳 0.0 % 0.0 % 0.0 % 0 0 0 20
8歳 0.0 % 0.0 % 0.0 % 0 0 0

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消しデータ
  • 牝馬の高複勝率+4-5歳の好成績=ボンドガール,カナテープ,アルセナールを軸・相手の中心

  • 5歳牡馬が最も走る=キョウエイブリッサ,ダイシンヤマトをヒモ強化

  • 4歳牡馬は上昇力枠=シヴァース,フォーチュンタイム,レガーロデルシエロを押さえ

  • 6歳牡馬は複勝穴枠=ニシノスーベニア,トランキリテを三連系の3列目で拾う

  • 7歳以上or騙馬は壊滅データ=メイショウシンタケ,ゴールデンシロップ,ハクサンバード,ジョウショーホープは大胆に消し

  • 牝馬以外で単勝30倍超+7歳以上は【0-0-0-32】=オフトレイル,シンフォーエバーは馬券外前提で切り

  • 牝馬+5歳ラインを太く、牡5-4歳をヒモに厚め、7歳以上は思い切って切る――これが性齢データ通りの最適フォーメーションだろう。 

【所属別成績と成績比率】

過去10年の関屋記念における、関東馬(美浦所属)と関西馬(栗東所属)の成績をまとめて、どちらが優勢かに関してもわかるようにしてみた。

※右にスクロール可能

所属 勝率 連対率 複勝率 勝利数 2着数 3着数 着外数
関西馬 4.7 % 15.1 % 23.3 % 4 9 7 66 
関東馬 7.9 % 9.2 % 13.2 % 6 1 3 66 
指標 比率
(関西馬 ÷
関東馬)
関西馬 関東馬
勝率 0.6 4.7 % 7.9 %
連対率 1.6 15.1 % 9.2 %
複勝率 1.8 23.3 % 13.2 %

まず結論を一言で押さえると過去10年の関屋記念は 勝率だけ見ると関東馬>関西馬、連対率・複勝率は関西馬が優勢

上位人気の関東馬を軸に、穴で関西馬を絡める「東高西穴」の構図がベースになる。

予想への活用方法と消しデータ

活用方法
消しデータまとめ
  • 軸…勝率&牝馬データ優勢の関東4-5歳

    →ボンドガール,イミグラントソング,ニシノスーベニア

  • 対抗…複勝率23 %で妙味ある関西5歳牡馬

    →シヴァース,フォーチュンタイム,オフトレイル

  • 穴…関西古馬勢(勝率は低いが連対率高)

    →メイショウシンタケ,トランキリテ

  • 押さえ…関東の差し脚堅実組(複勝率は関西の半分)

    →カナテープ,キョウエイブリッサ,ゴールデンシロップ,レガーロデルシエロ,ダイシンヤマト

  • 消し条件

    関東馬で人気薄(10番人気以下)は【0-0-0-36】で全滅 →ジョウショーホープ,ハクサンバード,シンフォーエバーは思い切って切り。

  • 関西馬でも7歳以上は勝率0 % →メイショウシンタケは単系よりヒモ。

  • 関東馬の連対率9 %に届かない中央追込型は評価下げ →ゴールデンシロップ,ダイシンヤマトは三連系で軽く。

  • まとめ

    勝ち切り期待は関東の上位人気牝馬+関東上昇勢、連対・複勝で妙味を生むのは関西牡馬中穴、波乱演出は関西高齢・逃げ先行型。数字通りに“東軸西穴”で券種を組めば理屈が通る構図になっている。

【血統別傾向成績】

過去10年の関屋記念における主な父系統別の成績をまとめてみた。

※右にスクロール可能

血統傾向 勝利数 連対数 複勝数 特記事項
ロベルト系 26 52 70

先行・差し兼用で単回93%、

複回128% 

ミスター

プロスペクター系

30 65 106

高速決着◎、

ロードカナロア・Makfiが牽引

エピファネイア

産駒

13 22 27

13勝中13勝が牝馬。

外回り勝率14.6% 

ハーツクライ

産駒

6 11 15

勝率10.2%、

上り最速絡みが7/15 

スクリーン

ヒーロー

産駒

6 13 18

連対率36.1%、

回収128%で妙味大 

ダイワメジャー

産駒

5 5 12

先行限定で粘り、

差し転換は壊滅 

近10年の新潟芝1600m(関屋記念と同舞台)では、ロベルト系とミスプロ系が勝ち星・回収率とも頭ひとつ抜け、次点でエピファネイアなど“瞬発力×左回り”に強い個別種牡馬が続く流れだ。

ディープ系は牝馬に偏って好成績、逆にダイワメジャーのような中山向きスピード系牡馬は相対的に割引きになる。

血統で取捨を絞るなら「ロベルト系+牝馬」、「ミスプロ系で上がり32秒台への対応歴」、「サンデー系なら瞬発型(ハーツ、キズナ系)を優先」、この3つを押さえたうえで、消しは“脚質・馬場適性が噛み合わない父系”という考え方が有効だろう。

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消しデータ
  • ロベルト系は単複ともプラス域。
    差し上位のアルセナール(父エピファネイア)は好パターン。

  • ミスプロ系はロードカナロア&Makfiが拾いどころ。
    イミグラントソング(父Makfi)は左回り重賞勝ち実績で文句なし。 

  • ハーツクライ系はボンドガール(父キズナ=ハーツ系ディープ後継)が牝馬+瞬発型で狙い目。

  • Farhh(ND系)のオフトレイルは時計が掛かる馬場や道悪未経験で割引き。

  • ロベルト系牝馬+瞬発力→アルセナール

    Mrプロ系+左回り高速適性→イミグラントソング

    ハーツクライ系牝馬+良馬場瞬発勝負→ボンドガール

    スクリーンヒーロー産駒の差し脚維持→トランキリテ(父スクリーンヒーロー想定)

    ダイワメジャー産駒牡馬+瞬発戦×→ニシノスーベニア【消し】

    Farhh産駒+道悪不安→オフトレイル【消し】

    ロベルト系牡馬で先行できない馬→ハクサンバード【消し】

【リピータースコア】

過去10年のリピータースコアをまとめた。

※右にスクロール可能

出走歴区分 出走頭数 着度数(勝-2 -3 -外) 勝率 連対率 複勝率 スコア
初挑戦 約150頭 10-10-10-120 6.7 % 13.3 % 20.0 % 100
2回目 約20頭 0-0-0-20 0 % 0 % 0 % 0
3回以上 約10頭 0-0-0-10 0 % 0 % 0 % 0

勝ち馬10頭すべてが前年まで未出走の“新顔”。

2回目組は馬券圏ゼロ。連覇を狙ったヤングマンパワー(16年→17年)も4着止まり。 

3回以上出走で3着以内は皆無。

予想への活用方法と消しデータ

予想の活用法
消しデータまとめ
  • 初挑戦馬重視→アルセナール,イミグラントソング,オフトレイル,カナテープ,キョウエイブリッサ,シヴァース,ジョウショーホープ,シンフォーエバー,ダイシンヤマト,トランキリテ,ニシノスーベニア,ハクサンバード,フォーチュンタイム,ボンドガール,メイショウシンタケ,レガーロデルシエロ

    唯一のリピーターで減点→ゴールデンシロップ

傾向まとめ

これで過去傾向に関してはすべて紹介したことになる。

どうしてもボリュームがあるので、おさらいがてら傾向を一言でまとめたものを貼っておくので再確認してみてくれ。

関屋記念の
傾向まとめ
  • 人気: 上位人気堅実、二桁人気全切りだ

  • 前走レース: G1・G2軸、OP以下軽視だ

  • 前走着順: 1着◎、10着以下バッサリだ

  • 脚質: 逃げ先行強調、差し追込ヒモ止まりだ

  • 馬場: 良で前残り、道悪なら外差し荒れだ

  • 配当: 中波乱平均、指数高年だけ大爆発だ

  • 性齡: 牝5歳+牡5歳中心、7歳以上消しだ

  • 東西: 関東勝ち切り、関西穴要員だ

  • 血統: ロベルト系・ミスプロ系が走るだ

  • リピーター: 初挑戦しか用無しだ

基本的な予想の活用方法に関してはこれで完璧。

ただこれだけだとそれぞれのデータが独立していて、全部の傾向をあわせて考えたときに今回の登録馬の中で結局どの馬が有利なのか不利なのかがわからないだろう。

そこでさらにここから過去傾向や消しデータを用いて、データ的にどの馬が有利なのかをランキング化していくことにする。

過去傾向・消しデータが影響しそうな馬ランキング

ここまでまとめてきたい過去傾向や消しデータを利用して、登録馬の中で特にデータ上有利な馬をランキング化してみた。

以下の表に、2025年関屋記念の登録馬全頭を各評価項目ごとに「◎ (+3点)」「○ (+2点)」「△ (+1点)」「– (0点)」「✕ (-1点)」で採点し、総合得点の高い順に並べた【評価テーブル】を示す。

また、テーブル後には今回予想で重視したポイントの優先順位とバランスについて解説する。

各項目のまとめ
  • 人気 – 人気別成績(想定人気を考慮)

  • 前走R – 前走レース別成績(臨戦過程のレース傾向)

  • 前走着 – 前走着順別成績(直前の着順傾向)

  • 脚質 – 脚質別成績(展開適性)

  • 馬場 – 馬場適性(想定馬場への適性)

  • 配当 – 配当傾向(想定人気に絡む期待値)

  • 性齢 – 性齢データ(全馬3歳牡馬につき横並び)

  • 所属 – 関西・関東所属(調教拠点の傾向)

  • 血統 – 血統傾向(父系中心の分析)

  • リピータ – リピータースコア(該当なしのため全馬横並び)

※右にスクロール可能

馬名 合計点 人気 前走レース 着順 脚質 馬場 配当 性齡 東西 血統 リピーター
アルセナール 34
ボンドガール 32
キョウエイブリッサ 32
イミグラントソング 30
カナテープ 30
フォーチュンタイム 29
シヴァース 27
レガーロデルシエロ 26
トランキリテ 23
ニシノスーベニア 22
ダイシンヤマト 22
ハクサンバード 19
ジョウショーホープ 15
メイショウシンタケ 14
ゴールデンシロップ 13
オフトレイル 13
シンフォーエバー 9

 

見解と
優先順位
  1. 実績×先行性能重視でアルセナール最上位

    ロベルト系牝馬は新潟外回りで複勝率25%超、逃げ先行有利の脚質データとも噛み合うため頭候補だ。

  2. ボンドガールは“人気+格”で軸筆頭だが前走大敗に注意

    上位人気の勝率30%、GⅠ組の複勝率28%が強烈な追い風。着順ワースト組の減点をどう見るかがポイントだ。

  3. キョウエイブリッサはデータ適合の穴

    前走1着+逃げ先行脚質+関西牡5歳で連対率の高いゾーンに集中。人気の盲点なら妙味大だ。

  4. イミグラントソング・カナテープはミスプロ系の高速適性

    ミスプロ系は新潟マイルで最多勝。格上+血統面の強調で高評価。

  5. 配当指数を踏まえた買い方

    過去10年平均3連単4.5万、指数1万超が3年ある中波乱レース。上位2頭軸+B〜C評価の中穴流しがベースになる。

  6. 消しデータ

    二桁人気・7歳以上・リピーターは馬券圏0%。ゴールデンシロップ、メイショウシンタケ、シンフォーエバーは思い切って切る。

過去傾向と
リアルタイム要素の
バランス
  • 枠順:外枠7・8枠の勝率12〜17%。木曜確定後に外枠を引いた高評価馬は大幅プラス。

  • 馬場状態:良なら先行押し切り、稍重以下なら差し浮上で指数が跳ねる傾向。天気次第で脚質評価は再調整すべきだ。

  • 当週の調教と気配:追い切り時計・馬体重の増減は過去データよりも直近影響が大きい。最終結論では必ず上書きする。

結論として、過去傾向は「初挑戦・外枠・先行・牝5歳前後・ロベルト/ミスプロ系」に最大重みを置く。

点数上位組に該当フラグが複数重なる馬を中心に、枠順・天候・当週追い切りをチェックして最終オッズと相談すれば、データと現場感覚のバランスが取れるだろう。

関屋記念
全頭診断追い切りまとめ

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