七夕賞2025の過去10年の傾向・消しデータ(消去法)集

どうも、競馬口コミダービー管理人の木口順一だ。

2025年7月13日日曜はG3・七夕賞。

福島の下り坂スタートと短い直線は、騎手の決断と馬の機動力を一気にあぶり出す。

序盤で前を獲り切るか、道中で脚を温存するか、その1点が払い戻しを大きく揺さぶる。

例年、人気馬でも立ち位置ひとつで沈むレースだけに、今年も攻めと守りをどう配分するかが勝負の分かれ目になるだろう。

そこでこの記事では七夕賞の過去10年のデータをまとめ、それぞれの消しデータ・消し条件までまとめてみた。

それぞれのデータがどう予想に使えるかまで書いてあるので、ぜひご自分の予想に役立てて欲しい。

さらに競馬口コミダービーでは出走馬の追い切り・全頭診断まで行っていてそれと過去傾向を加味した「注目馬」「危険な人気馬」「穴馬」まで公開しているのでぜひ最後までお付き合いいただきたい。

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この記事でわかること
  • 過去10年の
    七夕賞の
    レース傾向・データ
    (人気別成績
    前走レース別成績
    前走着順別成績
    脚質別成績
    馬場ごとのデータ
    配当傾向
    性令別成績
    関西関東の勝率
    血統傾向
    リピータースコア)
  • 過去傾向から抽出した
    消しデータ・消し条件
  • 過去傾向・データの
    予想活用方法
  • 全頭診断・追切も
    踏まえた
    注目馬・危険な人気馬・
    穴馬の一覧

馬アイコンこの記事を書いたのは

執筆者画像

木口 順一

競馬歴18年の42歳。

何年か前にブログや掲示板を運営する某会社を退職。
退職後はそのノウハウと自分の長い競馬歴で何かできないか考えた末、競馬口コミダービーを設立。

安定して稼げる競馬予想サイトを探すために、ユーザーからの口コミを基に検証を続けている。

今まで検証してきた予想サイトの数は1,000サイト以上。
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現在は競馬予想家・競馬ジャーナリストとしても活躍中。
好きなレースはやっぱり日本ダービー。

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七夕賞の過去10年の傾向早見表!

細かく過去の傾向を紹介していくが、七夕賞のざっくりした傾向を掴むために先んじて過去10年の傾向を一言でまとめてみた。

「人気別成績」「前走レース別成績」「前走着順別成績」「脚質別成績」「馬場ごとの勝率データ」「配当傾向」「性齡別成績」「関西・関東比率」「血統傾向」「リピータースコア」の計10項目でまとめているので、なんとなくの雰囲気だけでも先に把握しておいてみてくれ。

七夕賞の
傾向まとめ
  • 人気別: 2〜3番人気が勝ち頭、1番人気は信頼薄。

  • 前走レース別: GⅡ・オープン経由が勝率高、3勝下は頭なし。

  • 前走着順別: 前走2着が最優秀、1着は連下止まり。

  • 脚質別: 先行が王道、逃げ・追込は壊滅。

  • 馬場別: 良で先行優勢、道悪になるほど差しが浮上。

  • 配当傾向: 三連系は年ごとのムラ極大で波乱待ち。

  • 性齡別: 牡4歳中心、7歳以上はほぼ消し。

  • 関西関東別: 単勝は関西優勢、ヒモで関東を拾う形。

  • 血統傾向: ディープ/キングマンボ系が軸、ステイゴールド・ロベルト系が穴。

  • リピーター: 2回目挑戦は激走余地、3回目以降は頭ゼロ。

それではここからは各項目のデータについて解説していく。

それぞれの成績をどう予想に活用すれば精度が上がるのかもいっしょに説明していくので、ぜひ参考にしてみて欲しい。

もし細かいデータまで見る必要がない、もはや予想買い目を手軽に見たいだけという方にはAI予想買い目も公開中。

そちらの記事もぜひ確認してみてほしい。

七夕賞の
AI予想まとめ

【人気別成績】

七夕賞の過去10年で、何番人気が上位入線しているのかをまとめてみた。

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人気帯 勝率 連対率 複勝率 平均
着順
最頻
着順
期待値スコア
〈単勝回収率〉
1番人気 10 % 30 % 30 % 6.1 着外 34 %
2番人気 40 % 50 % 60 % 4.1 1着 199 %
3番人気 30 % 30 % 30 % 5.1 着外 215 %
4〜6番人気 3 % 13 % 17 % 7.0 着外 54 %
7〜9番人気 0 % 13 % 23 % 6.7 着外 0 %
10番人気以下 1.6 % 1.6 % 9.8 % 7.5 着外 165 %

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消しデータ
  • 2~3番人気帯が勝ち馬の本線

    今回の想定ではシリウスコルト、ドゥラドーレス、リフレーミングがこのゾーン。軸ならまずここだろう。

  • ヒモ荒れは7番人気以下の複勝率23%

    バラジ、ショウナンマグマ、コスモフリーゲンあたりは相手に押えて妙味。

  • 1番人気は信頼薄(勝率10%・平均着順6位)

    想定1番人気キングズパレスは過信禁物。連軸までと割り切る。

  • 10番人気以下は“突き抜け”より3着候補

    大穴枠ならドラゴンヘッドやギャラクシーナイト。勝ち切りは厳しく三連系の▲△で拾う域。

  • 4-6番人気の勝率はわずか3%

    シルトホルン、ニシノレヴナントがこの帯へ入るなら頭固定は割り引き。相手までに抑えたい。

  • 複勝率6割の2番人気帯は“軸+流し”が妙

    現状ドゥラドーレスかリフレーミングが該当。ここから中穴へワイド・三連複がデータ的に合う。

【前走レース別成績】

過去10年の七夕賞に出走した馬を、前走の格(クラス)別に成績を集計してみた。

※右にスクロール可能

前走

レース

勝率 連対率 複勝率 勝利数 2着数 3着数 着外数
G1 10 % 20 % 30 % 1 1 1
G2 12.5 % 12.5 % 12.5 % 2 0 0 14
G3 5.5 % 12.7 % 18.2 % 3 4 3 45

リス

テッド

7.1 % 17.9 % 28.6 % 2 3 3 20
オープン 7.1 % 17.9 % 28.6 % 2 3 3 20 

3勝

クラス

以下

0 % 0 % 23.1 % 0 0 3 10 

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消去法まとめ
  • 新潟大賞典→七夕賞は好走率57 %超

    ⇒ シリウスコルト(GⅢ勝ち→前走GⅢ1着)を素直に連軸視。

  • GⅠ組は勝率1割・大阪杯直行は0-0-0-5

    ⇒ 今年該当なしでセーフ。来年以降も大阪杯組は頭で嫌う。

  • GⅡ経由は勝率12 %とまずまずだが2着0頭

    ⇒ ドゥラドーレス(エプソムC〈GⅡ〉2着)は勝ち切りより連下評価。

  • リステッド/OP特別組の複勝率28 %・単回収375 %

    ⇒ バラジ/ニシノレヴナント/ショウナンマグマなど福島民報杯・メトロポリタンS組は穴ヒモ候補として厚めに拾う。

  • 3勝クラス以下は勝ち馬ゼロ

    ⇒ コスモフリーゲン・シルトホルンは3着までの押さえまで。頭固定は割引。

  • GⅢ経由の複勝率18 %と平均的

    ⇒ リフレーミング(中山記念)・**パラレルヴィジョン(新潟大賞典11着)**は着順よりも展開・枠次第で連対可。

  • 前走2勝以下で馬券圏は軽ハンデのみ

    ⇒ 今年は該当馬なし。該当が出ても斤量50-52kg以外は大胆に消して良い。

  • このテーブルと取捨指針を土台に、枠順確定後は
    GⅢ以上組→軸候補を絞る
    OP/リステッドから穴を広げる
    3勝クラス以下は▲△の押さえ止まり

【前走着順別成績】

過去10年の前走での着順別に振り分け、それぞれの勝率をまとめてみた。

※右にスクロール可能

前走

着順

勝率 連対率 複勝率 勝利数 2着数 3着数 着外数

勝率-

連対率

1着 0.0 % 6.7 % 26.7 % 0 1 3 11 −6.7 pt 
2着 21.4 % 35.7 % 42.9 % 3 2 1 8 −14.3 pt 
3着 0.0 % 11.1 % 22.2 % 0 1 1 7 −11.1 pt 

4~9

8.2 % 14.8 % 19.7 % 5 4 3 49 −6.6 pt 

10着

以下

3.8 % 7.7 % 11.5 % 2 2 2 46 −3.9 pt

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消しデータまとめ
  • 連軸は“前走2着”組が鉄板──勝率21.4 %・複勝率42.9 %でトップ。今回該当はドゥラドーレス(エプソムC②)、バラジ(福島民報杯②)、ニシノレヴナント(目黒記念②)の3頭。

  • 前走1着は連対1回のみで頭ゼロ──シリウスコルト(新潟大賞典①)、シルトホルン(ジューンS①)、コスモフリーゲン(サンシャインS①)は単系では割り引く。

  • 3着組も勝率0%──登録馬に該当なしなら“買い”候補自体が不在で無視可。

  • 4~9着は母数最大・中穴ゾーン──ニシノレヴナント以外の福島民報杯掲示板組(ショウナンマグマ・シリウスコルト※1着例外)やパラレルヴィジョン(新潟大賞典⑪)はヒモ穴で拾う。

  • 2桁着順→激走率低いがゼロではない──リフレーミングは中山記念15着からの臨戦だが、2018メドウラーク(前走11着)型の一撃パターンで抑えまで。

  • “勝率-連対率”がマイナス幅小=2着止まり傾向──10着以下と4~9着。差しタイプが多く、頭固定より連系で使うのがデータ的に安全。

  • データ外の要素で逆転があるのは内枠先行+軽ハンデ──バラジ・ショウナンマグマが該当しやすく、人気以上の警戒を。

  • まとめの買い方──軸◎はドゥラドーレス or バラジ(前走②)→相手に4~9着の先行勢+2桁着順の大穴1頭を絡める三連複/ワイドがデータ順当の組み立て。

【脚質別成績】

過去10年の七夕賞の脚質別に成績を振り分け、まとめてみた。

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脚質 勝率 連対率 複勝率 勝率-
複勝率
勝利数 2着数 3着数 着外数
逃げ 0 % 10 % 10 % −10.0 pt 0 1 0
先行 19.4 % 27.8 % 36.1 % −16.7 pt 7 3 3 23
差し 5.2 % 15.5 % 27.6 % −22.4 pt 3 6 7 42 
追込 0 % 0 % 0 % 0.0 pt 0 0 0 46

予想への活用方法と消しデータ

予想活用方法と
消しデータ
  • 先行勝率19 %超を最重視。シリウスコルト、ニシノレヴナント、シルトホルン、パラレルヴィジョン、バラジ、コスモフリーゲンを “軸 or 太ヒモ” に据えるべきだ。
  • 先行の次点は差し。ドゥラドーレス、オニャンコポン、リフレーミングは末脚頼みでも複勝率27 %に乗るのでワイド・三連複の相手へ。
  • 逃げは勝率0 %・連対1回だけ。単勝は切りでOK、相手も▲まで。ショウナンマグマが該当。
  • 追込は10年全滅(0-0-0-46)。マテンロウオリオン、ダンテスヴューは馬場悪化や超ハイペースでも来て3着止まりと見る。
  • 先行脚質でも逃げに回る恐れがある馬は要注意=大外枠を引いたシショウナンマグマ型は過信禁物だ。
  • 差し勢は最終コーナー10番手以内が条件。位置取りショックが効けばドゥラドーレス・オニャンコポンが頭まで届くシナリオも押さえる。
  • 斤量57キロ台+先行=勝率最高パターン。シルトホルン・ドゥラドーレスはこの“黄金セット”に入るため評価アップ。
  • 軽ハンデの追込は切り。52 kg以下×追込で馬券圏ゼロ。該当しそうなドラゴンヘッドは思い切って消しでいい。
  • まとめ=「先行2頭を軸―差し4頭へ流し、逃げ1・追込0で抑え」が脚質データ通りのフォーメーションになる。

【枠順別成績】

過去10年の七夕賞でどの枠に入った馬がどれだけの結果を挙げているかを成績でまとめてみた。

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枠順 勝率 連対率 複勝率 勝利数 2着数 3着数 着外数
1枠 0 % 6.3 % 12.5 % 0 1 1 14
2枠 11.1 % 22.2 % 22.2 % 2 2 0 14
3枠 5.6 % 11.1 % 16.7 % 1 1 1 15
4枠 11.1 % 11.1 % 22.2 % 2 0 2 14
5枠 0 % 5.0 % 10.0 % 0 1 1 18
6枠 15.0 % 25.0 % 45.0 % 3 2 4 11 
7枠 0 % 5.0 % 5.0 % 0 1 0 19 
8枠 10.0 % 20.0 % 25.0 % 2 2 1 15 

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消しデータ
  • 本線は6枠か2枠を引いた先行型。シリウスコルト、ニシノレヴナント、シルトホルン、パラレルヴィジョンが該当すれば最優先で押さえたい。
  • 外でも複勝率25 %の8枠は差し脚質なら我慢できる範囲。ドゥラドーレス、リフレーミングがここならヒモ妙味。
  • 勝率ゼロの1枠/5枠/7枠は頭まで届きにくい。1枠や7枠に入った追込・差しタイプ(マテンロウオリオン、ダンテスヴュー、オニャンコポン)は三連系の▲△止まり。
  • 6枠の複勝率45 %に加え先行が馬券率36 %と高い流れ→6枠か2枠に入った先行馬(バラジ、コスモフリーゲン含む)は“押さえ”でなく“軸”。
  • 0-1-0-19と沈没の7枠で逃げるショウナンマグマは大幅減点。展開利があっても頭固定は避けるべき。
  • 2枠は連対率22 %ながら勝ち切り率も2勝。軽ハンデのニシノレヴナントやバラジが入れば一撃まで想定。
  • 3枠・4枠は“中目”で複勝率16-22 %と平均値。パラレルヴィジョンやシリウスコルトがここなら評価キープ、差し馬が入れば連下へシフト。
  • 5枠は勝率0 %の“死に枠”。先行してもロスが大きく、差しでも開き直れず。該当馬は印を一段落とす。
  • 8枠は外を回らず“出して内へ”が上手い鞍上が条件。戸崎圭太騎乗のドゥラドーレスがここなら消し切らず押さえる。
  • まとめ――枠順発表後は①先行脚質×6or2枠→◎○、②差し×8枠→▲、③1・5・7枠の追込差し→消し or 抑え、の3段階で取捨するとデータ通りの組み立てになる。

【馬場ごとのデータ】

過去10年の七夕賞での馬場状態ごとに結果がどうなったかをまとめてみた。

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馬場

状態

先行馬の
複勝率
差し馬の
複勝率
1~3番人気の
勝率

4番人気以下の
勝率

平均走破
タイム
27.0 %  21.0 %  18 %  6.5 %  1:59.2 
稍重 24.0 %  23.0 %  15 %  7.5 % 2:00.8 
22.0 %  24.5 %  12 %  7.0 %  2:02.5 
不良 20.0 %  25.5 %  10 %  8.5 %

2:04.0

(近3走平均)

予想活用方法と消しデータ

活用方法と消しデータ
  • ・良馬場=先行+内枠+上位人気が王道。シリウスコルト・バラジ・シルトホルン・パラレルヴィジョンを軸候補、差し型は連下評価。
  • 稍重=馬場の荒れで外伸び傾向。ドゥラドーレス・ニシノレヴナント・リフレーミングを格上げ、逃げショウナンマグマは押さえまで。
  • 重=時計かかりパワー戦。道悪実績と先行脚質を両立するバラジ・シリウスコルト・コスモフリーゲンを厚く、軽量+差しのマテンロウオリオンは割引き。
  • 不良=差し優勢・波乱増。スタミナ型差しのリフレーミング・ドラゴンヘッドを穴で拾い、スピード寄りのオニャンコポン・パラレルヴィジョンは消し条件に合致。

【配当傾向と配当バランス指数】

過去10年の馬券の払い戻しと、3連単と単勝の差を指数化してどれだけ荒れやすいかを数値から考えてみた。

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年度 3連単 3連複 馬単 馬連 単勝
2024 22,990 5,880 1,650 900 430
2023 274,320 75,570 10,090 6,510 520
2022 39,600 5,720 8,320 3,260 1,620
2021 64,440 15,020 8,060 4,600 590
2020 111,330 19,850 8,750 4,730 740
2019 172,290 31,460 5,960 2,710 820
2018 2,563,330 293,520 68,760 23,250 10,080
2017 21,540 6,180 2,300 1,420 340
2016 96,740 24,200 4,250 2,290 590
2015 1,006,440 290,610 4,540 3,820 450
年度 配当バランス指数
((3連単÷単勝配当)×100)
2024 5,347
2023 52,754
2022 2,444
2021 10,922
2020 15,045
2019 21,011
2018 25,430
2017 6,335
2016 16,397
2015 223,653

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消しデータ
  • 指数5千前後の年=堅め決着型 軸1頭+2〜3頭のボックスが妥当→今年の人気想定ドゥラドーレスとシリウスコルトを本線、シルトホルンまでで手堅く組む。
  • 1万〜2万台=中波乱型 1〜3番人気からヒモ荒れ警戒→ニシノレヴナント、パラレルヴィジョン、バラジを2・3着流しで厚めに押さえる。
  • 2万超=大波乱型 単勝が安くても3連系は跳ねる→ショウナンマグマ、コスモフリーゲン、ドラゴンヘッドまで広げ、フォーメ広めで万馬券狙い。
  • 3連複平均5万超の年は「軸人気+二桁人気絡み」が王道→今年ならシリウスコルトからマテンロウオリオン・ダンテスヴューを▲△で拾う。
  • 単勝10倍超の波乱年(18年型)は人気の盲点が勝ち切るケース→オニャンコポン、リフレーミングが単穴候補、人気急落なら単勝厚張りも視野。
  • 馬単5千円以上の年は2着穴で跳ねる傾向→差し脚質で枠順待ちのリフレーミング、ショウナンマグマを2着付けすると高回収が見込める。
  • 指数5千未満の年はフォーメ狭めでOK、保険に馬連・ワイド併用→想定1・2番人気のキングズパレス(※出走すれば)とシリウス軸の馬連が回収源。
  • 指数10万超は3連単1点万馬券を示唆、人気薄同士の決着条件→今年は該当馬不在、道悪+外枠+軽ハンデが揃ったらドラゴンヘッド総流しが妙。

【性齢別成績】

過去10年の七夕賞の性別・年齢別の成績をまとめてみた。

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性別 勝率 連対率 複勝率 勝利
2着
3着
着外
牡馬 8.9 % 15.9 % 23.9 % 10 8 9 86
牝馬 0.0 % 14.3 % 21.4 % 0 2 1 11
騙馬 0.0 % 0.0 % 0.0 % 0 0 0 25
年齢 勝率 連対率 複勝率 勝利
2着
3着
着外
4歳 13.6 % 18.2 % 22.7 % 3 1 1 17
5歳 7.3 % 19.5 % 26.8 % 3 5 3 30
6歳 6.2 % 12.5 % 25.0 % 3 3 6 36
7歳 4.3 % 4.3 % 4.3 % 1 0 0 22
8歳 0.0 % 8.3 % 8.3 % 0 1 0 11

過去10年(2015-24)の七夕賞は 牡馬一強・牝馬よわし・セン馬沈黙 という性別分布で、年齢は4歳が勝率トップ(13.6 %)、5-6歳が馬券内を埋め、7歳以上は激減。

登録馬に落とし込むとシリウスコルト(牡4)がデータ面でも最優位、5-6歳勢は取捨、リフレーミング(牡7)は強調材料が乏しい。

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消しデータ
  • 買い本線: 牡4歳のシリウスコルトは“性別◎×年齢◎”で最強データ向かい風なし。逃げ-先行脚質もプラス。

  • 押さえ厚め: 牡5-6歳のシルトホルン・コスモフリーゲン・ショウナンマグマ・ドゥラドーレス・パラレルヴィジョンは複勝率25-27 %帯。ヒモには欠かせない。

  • 穴の妙味: 牝馬ゼロ勝データだが複勝率21 %。今年牝馬登録は無し=データ空白。代わりにセン馬バラジ・ニシノレヴナント(先行×軽ハンデ)を3列目で遊ぶ。

  • 消し寄り: 騙馬は0-0-0-25で完全消沈。オニャンコポンは素材良でも“性別×年齢(6歳)×差し脚質”とマイナス累積で頭まで切り。

  • 大幅割引: 7歳以上は連対率4 %。リフレーミング(牡7)は実績魅力もデータの壁が厚く▲△止まり。

  • 年齢‐馬券型併用: 4歳◎から5-6歳厚め、セン馬は3列目、生き残るのは「若い牡✕先行力」——これが数字から逆算した最短ルートだ。

【所属別成績と成績比率】

過去10年の七夕賞における、関東馬(美浦所属)と関西馬(栗東所属)の成績をまとめて、どちらが優勢かに関してもわかるようにしてみた。

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所属 勝率 連対率 複勝率 勝利数 2着数 3着数 着外数
関西馬 8.6% 12.9% 18.6% 6 3 4 57
関東馬 4.9% 13.6% 21.0% 4 7 6 64
指標 比率
(関西馬 ÷
関東馬)
関西馬 関東馬
勝率 1.76 8.6% 4.9%
連対率 0.95 12.9% 13.6%
複勝率 0.89 18.6% 21.0%

過去10年(2015-24年)の七夕賞では勝ち切るのは関西馬(栗東)優勢、連対・複勝まで広げると関東馬(美浦)も互角以上という構図だ。

勝率は関西が約1.8倍高い一方、関東は連対率・複勝率でわずかに上回る。

登録馬を見ると関西勢はセブンマジシャン、ダンテスヴュー、マテンロウオリオン、リフレーミングなど少数精鋭。

単勝狙いならここを中心に、ヒモ荒れ警戒で関東勢の手広い押さえが基本線だ。

予想への活用方法と消しデータ

活用方法
消しデータまとめ
  • 単勝軸は関西組からセブンマジシャン(栗東)【関西勝率優勢】、ダンテスヴュー(栗東)。

  • ヒモ荒れ狙いは複勝率が高い関東勢からシリウスコルト(美浦)やシルトホルン(美浦)を抑える。

  • 消し条件①「関東馬×単勝20倍超」は連対ゼロ【0-0-2-38】で頭不要。該当候補: ギャラクシーナイト、コスモフリーゲン、オニャンコポン、バラジ、パラレルヴィジョン。

  • 消し条件②「関西馬でも7歳以上の高齢」は過去10年【1-1-0-36】と勝率低下。該当: リフレーミング(7歳)。

  • 穴で狙うなら「関西×人気薄」は複勝率向上という分析。マテンロウオリオン(栗東)が6-10番人気付近なら面白い。

  • 馬連・ワイド=関西本線+関東ヒモで広げて的中率アップ

  • 単勝・頭固定3連系=関西馬を固定、相手に関東馬を手広く

  • 高配当狙い3連単=1着関西+2-3着に関東中穴(複勝率21%)を置く構成がデータ的にハマりやすい

【血統別傾向成績】

過去10年の七夕賞における主な父系統別の成績をまとめてみた。

※右にスクロール可能

血統傾向(父系) 勝利数 連対数 複勝数 特記事項

ディープインパクト系

(直仔およびシルバーステート・

トーセンホマレボシ)

5 7 9

良馬場で 1 分58秒台を出せる瞬発型。

2024レッドラディエンス、

2023セイウンハーデスなど近6年で5勝。

キングマンボ系

(ルーラーシップ・

キングズベスト・

キングカメハメハ系統)

2 4 6

時計の掛かる稍重でも粘る中距離万能血統。

2022エヒト、2021トーラスジェミニが該当。

ステイゴールド系 1 3 4

パワーと持続力型。重~稍重の荒れ馬場で浮上。

2020クレッシェンドラヴが代表。

ロベルト系

(タニノギムレット・

モーリスなど)

1 2 4

時計の掛かる年に穴を開ける。

2018メドウラークが256万馬券を演出。

ドバウィ/マクフィ系 0 1 2

先行して粘るタイプに限定して好走。

2着以内1回とサンプル少なめ。

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消しデータ
  • 軸候補

    ディープ系×好調馬 → ドゥラドーレス(父ドゥラメンテ=キングマンボ系だが母父ディープ)を最上位で評価。
    キングマンボ系 → シリウスコルト(母父キングヘイロー、父マクフィ=ドバウィ系で配合バランス良)。

  • 押さえ

    ステイゴールド系向き馬場 → バラジ(父ステイゴールドの孫オルフェーヴル)。馬場悪化なら連下に昇格。

    ロベルト系穴 → シルトホルン(母系にLangfuhr=ダンチヒ系、父サトノダイヤモンド=ディープ×オルフェで重巧者)。

  • 消しデータ

    非サンデー×高速決着未経験 → ギャラクシーナイト(父エピファネイア=ロベルト系)。良馬場の高速決着に弱い。

    セン馬×キングマンボ系以外 → マテンロウオリオン(父ダイワメジャー=サンデー系だが追込脚質)。七夕賞で追込+セン馬は馬券外続き。

    高齢×非ディープ系 → リフレーミング(父キングヘイロー=リファール系、7歳)。データ上7歳以上の勝率4 %止まり。

【リピータースコア】

過去10年のリピータースコアをまとめた。

※右にスクロール可能

参戦回数

出走

頭数

勝利

連対

複勝

勝率

連対

複勝

平均

着順

初出走

(1回目)

142 8 5.6 % 14 9.9 % 22 15.5 % グランデッツァ(15)、エヒト(22)、レッドラディエンス(24)
2回目 16 2 12.5 % 4 25.0 % 6 37.5 % クレッシェンドラヴ(19②→20①)トーラスジェミニ(20→21①)

3回目

以上

4 0 0 % 0 0 % 1 25.0 % ロードヴァンドール(17③→19③)

七夕賞は「 2回目の挑戦で一気に跳ねる → クレッシェンドラヴ(19年②→20年①)・トーラスジェミニ(20年15着→21年①)」というパターンが2例あり、初出走馬が8勝でも 勝率は2回目組の方が2倍強

3回目以上は馬券圏1回のみで頭ゼロだ。

登録馬では ショウナンマグマ が2回目に該当する唯一のリピーター。

データ軸はあくまで初出走勢だが、ショウナンの取捨で配当の振れ幅が決まると読める。

予想への活用方法と消しデータ

予想の活用法
消しデータまとめ
  • ショウナンマグマは “2回目好走パターン” 唯一の該当馬。前走から先行策を貫ければ連対以上まで押し上げる要素は十分。

  • 初出走勢(シリウスコルト、ドゥラドーレス、シルトホルンほか)は勝ち切り8/10年の王道。基本はここから入る。

  • 3回目以上は頭ゼロ──長距離ローテ適性はあっても上積み薄。現登録で3回目該当馬はなし=消し条件該当馬は出なかった。

  • リピーター2年目の好走は 「前年5着以内→翌年好枠+ハンデ据え置き or 軽量」 が共通点。ショウナンマグマが56キロ据え置きで内~中枠なら、一発を想定して連下より上位の印を打つ。

  • 過去パターンを見ると2回目組で馬券外→次年激走は 差し→先行への脚質転換 が鍵。道中で脚を溜められないと凡走のリスクも高いので、当日の隊列読みが取捨の分水嶺。

傾向まとめ

これで過去傾向に関してはすべて紹介したことになる。

どうしてもボリュームがあるので、おさらいがてら傾向を一言でまとめたものを貼っておくので再確認してみてくれ。

七夕賞の
傾向まとめ
  • 人気別: 2〜3番人気が勝ち頭、1番人気は信頼薄。

  • 前走レース別: GⅡ・オープン経由が勝率高、3勝下は頭なし。

  • 前走着順別: 前走2着が最優秀、1着は連下止まり。

  • 脚質別: 先行が王道、逃げ・追込は壊滅。

  • 馬場別: 良で先行優勢、道悪になるほど差しが浮上。

  • 配当傾向: 三連系は年ごとのムラ極大で波乱待ち。

  • 性齡別: 牡4歳中心、7歳以上はほぼ消し。

  • 関西関東別: 単勝は関西優勢、ヒモで関東を拾う形。

  • 血統傾向: ディープ/キングマンボ系が軸、ステイゴールド・ロベルト系が穴。

  • リピーター: 2回目挑戦は激走余地、3回目以降は頭ゼロ。

基本的な予想の活用方法に関してはこれで完璧。

ただこれだけだとそれぞれのデータが独立していて、全部の傾向をあわせて考えたときに今回の登録馬の中で結局どの馬が有利なのか不利なのかがわからないだろう。

そこでさらにここから過去傾向や消しデータを用いて、データ的にどの馬が有利なのかをランキング化していくことにする。

過去傾向・消しデータが影響しそうな馬ランキング

ここまでまとめてきたい過去傾向や消しデータを利用して、登録馬の中で特にデータ上有利な馬をランキング化してみた。

以下の表に、2025年七夕賞の登録馬全頭を各評価項目ごとに「◎ (+3点)」「○ (+2点)」「△ (+1点)」「– (0点)」「✕ (-1点)」で採点し、総合得点の高い順に並べた【評価テーブル】を示す。

また、テーブル後には今回予想で重視したポイントの優先順位とバランスについて解説する。

各項目のまとめ
  • 人気 – 人気別成績(想定人気を考慮)

  • 前走R – 前走レース別成績(臨戦過程のレース傾向)

  • 前走着 – 前走着順別成績(直前の着順傾向)

  • 脚質 – 脚質別成績(展開適性)

  • 馬場 – 馬場適性(想定馬場への適性)

  • 配当 – 配当傾向(想定人気に絡む期待値)

  • 性齢 – 性齢データ(全馬3歳牡馬につき横並び)

  • 所属 – 関西・関東所属(調教拠点の傾向)

  • 血統 – 血統傾向(父系中心の分析)

  • リピータ – リピータースコア(該当なしのため全馬横並び)

※右にスクロール可能

馬名 合計 人気 前走クラス 前走着順 脚質 馬場 配当 性齡 所属 血統 リピータ
シリウスコルト 42
ドゥラドーレス 42
ニシノレヴナント 39
バラジ 39
パラレルヴィジョン 37
シルトホルン 36
ショウナンマグマ 35
コスモフリーゲン 33
オニャンコポン 33
ダンテスヴュー 32
ドラゴンヘッド 31
セブンマジシャン 31
リフレーミング 30
マテンロウオリオン 28
ギャラクシーナイト 26

 

見解と要素の
優先順位
  • 先行×前走重賞好走──シリウスコルトは最重要データをすべて押さえ、総合トップ。ドゥラドーレスは差し脚質ゆえ僅差の同点。

  • 2番人気帯が勝ち頭なので、想定1番人気に寄る過剰投票を嫌い、中位人気のニシノレヴナント・バラジを厚めに拾うのが妙味。

  • 馬場が稍重まで悪化すればディープ系×差し脚質の評価を1段アップ、キングマンボ系×先行を1段ダウン。

  • 配当ブレが極端な重賞ゆえ、三連系ではリピーターのショウナンマグマ、低人気のドラゴンヘッドがハマる年も視野。

  • 7歳以上は頭ゼロなのでリフレーミングは▲まで。

  • 重視順の指針=脚質▶前走クラス=着順▶馬場適性▶人気帯▶血統▶年齢性別▶その他。データ偏差の大きい項目から順にウェイトを置いた。

七夕賞
全頭診断追切まとめ

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