ボンドガールの次のレースの予定は?産駒や血統から馬主についての評価など徹底解説!

ボンドガール

どうも。競馬口コミダービーの管理人の木口順一だ。

今回は牝馬世代最強の称号にも手が届くと言われている「ボンドガール」を紹介する。

馬名 ボンドガール / Bond Girl
生年月日 2021年1月19日
鞍上経験 レーン、川田
脚質 差し、先行
生産者 ノーザンファーム
調教師 手塚貴久
成績 [1-1-0-0]
獲得金総額 2029万円
POG獲得ポイント 2,020
ダイワメジャー
コーステッド
母父 Tizway
近親馬 ダノンベルーガ、コスタレイ

サイバーエージェントの藤田社長が2億3100万円で落札したことも話題になっているが、なぜこの馬が最強にも届くと言われているのか。

2021年産の最注目株の1頭と言われている理由なども含めて独自の視点で解説していく!

この記事でわかること
  • 次走の出走予定・ローテ
  • なんJでの評価からわかること
  • 主戦騎手は誰になるか
  • 産駒・血統から見るポテンシャル
  • 勝因・敗因から見る今後の展望
  • 調教師・馬主から見える可能性

著名人の管理する牝馬として注目度は佐々木主浩さんのヴィルシーナに匹敵すると言われているが今後どんな走りを見せてくれるのか。

徹底的に考察してみたので、ぜひ最後までお付き合いいただきたい。

馬アイコンこの記事を書いたのは

執筆者画像

木口 順一

競馬歴18年の42歳。

何年か前にブログや掲示板を運営する某会社を退職。
退職後はそのノウハウと自分の長い競馬歴で何かできないか考えた末、競馬口コミダービーを設立。

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現在は競馬予想家・競馬ジャーナリストとしても活躍中。
好きなレースはやっぱり日本ダービー。

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2位
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26戦16勝10敗
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平均+60,913円
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339,000円

平均13,038円

3位

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ボンドガールの次走の予定は?(2023年2月15日更新)

それでは改めてボンドガールの紹介をしていこう。

ボンドガールは次走4月7日の桜花賞とニュージーランドTと両睨み。

前走のサウジで凡走、そこからトライアルを挟まずということでこのような決断になってしまったようだ。

桜花賞が第一候補で除外されればニュージランドトロフィー、そしてNHKマイルという路線になるだろう。

2歳馬時点の期待値を考えるとできれば桜花賞で結果を出して欲しいところだがどうなるか。

直行組でほぼ確定はアルテミスS勝ち馬のチェルヴィニア、阪神JF1着アスコリピチェーノ、同レース2着のステレンボッシュ、クイーンカップ勝ち馬のクイーンズウォークあたり。

比べてもボンドガールは悪い馬ではないはず、トライアルに臨めないのは痛いができれば桜花賞で彼女の姿を見たいところだ。

なんJなど掲示板での評価は最高レベル

ボンドガールは競馬ファンからどのように評価されているのか。

競馬好きの集まる5ch(旧2ちゃんねる)のなんでも実況版、通称なんJのボンドガールに言及されているスレッドを確認。

気になる意見をまとめてみた。

ボンドガールの
なんJでの評価まとめ
  1. 藤田G1制覇あるぞ
  2. レーンが強いだけ
  3. スローだったし新馬戦だけじゃどうにも
  4. 重馬場でこのタイムはすごい
  5. 産駒的に距離伸ばせるんだろうか
  6. 素直に強い
  7. キレるダイワメジャーって感じ
  8. ダノンベルーガの半妹はアツい
  9. 気性も問題なさそうだね

新馬戦の内容が良かったことあり、2chとは思えないほど評判は良かった。

よく引き合いに出ていたのは同じ母親を持つハーツクライ産駒の半兄ダノンベルーガ。

中距離以上の重賞で結果を出しているので、牡馬ながらこのダノンベルーガと同等の結果をボンドガールに期待している声も多かった。

更に一部の競馬ファンからはダイワメジャー産駒で1番の素材だと話題になっており、グランアレグリアや結果だけならアーモンドアイなどの名馬とも引けを取らない逸材になるのではと言われている。

これらの高すぎるとも言える評価に、今後ボンドガールが応えることはできるのか。

秋以降の走りにも要注目だ。

デビュー戦は好発進!強さを見せた新馬戦

2023年6月4日の東京5Rの芝1600m。

単勝オッズ3.8倍の2番人気で、このレース最注目はイギリス産競走馬の最強の一角ハービンジャー産駒のチェルヴィニア。

レースは4番内枠から良いスタートを切り、ラチ沿い好位の3番手で追走していく形に。

先をゆくチェルヴィニアなどに進路を塞がれ詰まった状態だったが、ラスト2Fで外に出ると一気に加速。

最後はチェルヴィニアも交わし3/4馬身差で勝利した。

メイクデビューのボンドガール

当日は重馬場だったが、上がりタイムは33秒0と東京芝新馬戦の記録として見ると歴代3位の好記録。

内から外に膨らむ動きもしながらこの速さは、大器の雰囲気を感じずにはいられない。

鞍上のD.レーン騎手もこのようにコメントしている。

新馬とは思えないようなプロフェッショナルな感じで落ち着いていた。スタートを切ってリズム良く運んで、直線でスペースができるまで時間がかかったが、スペースができてから素晴らしい瞬発力を見せてくれました。新馬とは思えないセンスの良さ

-レース後のダミアンレーン騎手のコメントより

調教を担当した手塚さんは「逃げないで勝てたのは大きい。時計以上の内容。まだ体に余裕があるが現段階では注文はありません。」と、更に良くなっていく可能性を示唆していた。

桜花賞も狙うと陣営から発表もあったので、更に今後の飛躍にも期待できそうだ。

ボンドガールの適正は中長距離まで?

父親ダイワメジャーの特徴と兄妹馬を合わせて比較してみよう。

割り出した産駒や血統の傾向からボンドガールの今後について推察していく。

まずは父親の特徴から。

ダイワメジャーの特徴
  1. 適正距離は短中距離・中距離・中長距離
  2. 成長は普通
  3. 右回りが得意
  4. ダートの適性も
  5. 気性難あり

ダイワメジャーはマイラーとしての強さに注目されることが多いが、中距離・中長距離でも結果を出している。

秋の天皇賞でも勝利しているし、有馬でも絶対的な中山覇者マツリダゴッホがいなければ1着も狙えたかもしれないと言われている。

これらの距離適性や強さがボンドガールに受け継がれていれば、オークスまで走れる馬になるかもしれないがその可能性はどれほどあるのか。

父親のポテンシャルだけでなく兄妹馬の今の成績も確認し、その可能性について更に深掘りしてみよう。

馬名 性別 距離適性 生年 主な勝鞍 母父 獲得賞金総額
セリフォス 牡馬 短中距離 2019年 22’マイルCS(G1) シーフロント Le Havre 4億6,878万円
レシステンシア 牝馬 短距離・短中距離 2017年 19’阪神ジュベナイルフィリーズ(G1) マラコスタムブラダ Lizard Island 4億4,952万円
ブルドッグボス 牡馬 短距離 2012年 19’JBCスプリント(G1) リファールカンヌ デインヒル 1億6,480万円 (中央) /2億4,218万円 (地方)
ナックビーナス 牝馬 短距離 2013年 18’キーンランドC(G3) レディトゥプリーズ More Than Ready 3億5,163万円
カレンブラックヒル 牡馬 短距離・中距離 2009年 12’NHKマイルC(G1) チャールストンハーバー Grindstone 3億3,284万円
アドマイヤマーズ 牡馬 短中距離 2016年 19’NHKマイルC(G1) ヴィアメディチ Medicean 3億2,219万円
コパノリチャード 牡馬 短距離 2010年 14’高松宮記念(G1) ヒガシリンクス トニービン 3億450万円
ダイワマッジョーレ 牡馬 短距離・短中距離 2009年 13’京王杯スプリングC(G2) ファンジカ Law Society 2億9,932万円 (中央) /125万円 (地方)
サンライズメジャー 牡馬 短距離・短中距離 2009年 16’タンザナイトS(OP) ティファニータッチ Deputy Minister 2億6,634万円 (中央) /252万円 (地方)
アストラエンブレム 騙馬 短距離・短中距離 2013年 20’谷川岳S(L) ブラックエンブレム ウォーエンブレム 2億6,484万円

適正距離は1200~1800mほど。

兄妹馬は短中距離が強いものの、中距離以上で活躍できた馬はほとんどいない。

兄妹馬から見るポテンシャルだけなら桜花賞と秋華賞くらいまでは圏内だが、芝2400mのオークスはどうだろうと考えてしまう。

もし可能性の話をするならボンドガールが産駒のくくりどころか、牝馬全体で考えて新馬戦から記録的なタイムを出せていることをどう見るかだ。

ボンドガールが名馬グランアレグリアと同格以上のタイムを出せていて、兄妹馬に新馬戦からここまでの記録で話題になった馬はいない。

父親が中長距離で走れていることも加味すると、今までの兄妹馬以上に血統に秘められたポテンシャルを活かせる可能性は十分ある。

グランアレグリアはマイル路線で有名な馬だが、うまくいけばボンドガールはアーモンドアイのように牝馬クラシック三冠制覇も夢ではないだろう。

鞍上はどうなるか

レーン騎手、川田騎手とここまで鞍上を務めてきたが、次走も乗り替わりなる可能性は高い。

なぜならすでに桜花賞に名乗りを上げているクイーンカップ勝ち馬のクイーンズウォークの主戦が川田騎手だからだ。

レーン騎手は短期免許の期間外ということもあり、どうなるか。

これも路線が完全に定まった際に発表になると思われるので、見逃さないようにしておこう。

調教師は手塚貴久

ボンドガールを担当する調教師は手塚貴久さん。

春の天皇賞を制した名馬フィエールマンや、最近で言うと3歳馬としてめきめきと頭角を現しているソールオリエンスなども手塚厩舎だ。

馬名 生年 主な勝鞍 賞金総額
フィエールマン 2015年 19’天皇賞(春)(G1) 7億926万円 (中央)
シュネルマイスター 2018年 21’NHKマイルC(G1) 5億939万円 (中央)
ソールオリエンス 2020年 23’皐月賞(G1) 4億51万円 (中央)
ウインマリリン 2017年 22’香港ヴァーズ(G1) 3億5,190万円 (中央)
アイルラヴァゲイン 2002年 07’オーシャンS(G3) 3億1,917万円 (中央) /804万円 (地方)
モンドインテロ 2012年 19’ステイヤーズS(G2) 2億5,884万円 (中央)
アイムユアーズ 2009年 12’フィリーズレビュー(G2) 2億4,975万円 (中央)
ヤングマンパワー 2012年 16’富士S(G3) 2億2,062万円 (中央)
ユーバーレーベン 2018年 21’優駿牝馬(G1) 2億1,869万円 (中央)
マイネルファンロン 2015年 21’新潟記念(G3) 2億177万円 (中央)

距離適性を見極めることに長けていて、急な路線変更などもなく結果を出すことのできている馬が多い。

ボンドガールがどの路線にいくにしても仕上げきってくれることだろう。

手塚厩舎はしばしば年度別の勝利数ランキングでトップ10争いに絡んでくるが、2022年は33位と振るわなかった。

牡馬ではソールオリエンスがG1で次々に結果を出しているので、牝馬代表としてボンドガールには同等以上の活躍をしてもらい汚名返上といきたいところだ。

管理は藤田晋さん

ボンドガールの管理はサイバーエージェントの社長として知られる藤田晋さん。

馬主としての活動はここ数年の話で、保有している馬の生年も浅く、まだ名馬という名馬はいない。

馬名 生年 主な勝鞍 賞金総額
ジャングロ 2019年 22’ニュージーランドT(G2) 1億217万円
ドーブネ 2019年 21’ききょうS(OP) 9,193万円
フロムダスク 2020年 22’2歳新馬 2,721万円
チャンスザローゼス 2020年 22’アイビーS(L) 2,518万円
デュガ 2019年 21’2歳1勝クラス 2,275万円
クロデメニル 2019年 22’3歳以上2勝クラス 1,920万円 (中央) /120万円 (地方)
マチカゼ 2020年 23’3歳以上1勝クラス 1,705万円
フェイト 2019年 22’2歳新馬 1,675万円
ラップスター 2017年 23’3歳未勝利 1,170万円
ランフリーバンクス 2020年 22’2歳未勝利 1,000万円

そんな中、藤田晋さんは2021年から急激にセレクトセールの馬を”爆買い”し始めた。

2022年までに落札した金額の総額はなんと45億円にも昇り、明らかに今までと買い方の意図に違いを感じる。

それはただG1馬を輩出してやるという気持ちの強さだけの行動なのか、このボンドガールをはじめ牝馬が多いことから生産サイドに回ろうとしての行動なのか真実はさだかではない。

どの目的であれ、このボンドガールが2021年産の中でも早くから結果を出せたということは確かだ。

藤田晋さんが落札した2021年産の21頭の中から、これだけ期待値の高い結果を新馬戦から出せているなら馬主としてもかなり注目することだろう。

潤沢な資金とコネクションでローテや騎乗依頼に関しては全力を尽くしてくれること請け合いだ。

藤田晋さんの管理からグランアレグリアや、ダイワメジャーの妹にあたる名馬ダイワスカーレットに匹敵する牝馬が生まれる日は近いかもしれない。

ボンドガールの次走とまとめ

ボンドガール

次走の予定をはじめ、産駒やなんJでの評判など使える情報をまとめてきた。

成績はもちろん、血統、産駒の特徴、主戦騎手、陣営の考え方など、様々な観点で見てボンドガールが注目される可能性は非常に高い。

「そんな馬知らなかった・・・」

「強いの分かってれば買ったのに」

競馬予想にも少なからず影響してくる名馬の活躍を、今後も是非チェックしよう。

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