ダノンエアズロックの次のレースの出走予定は?なんJでの評価や血統・主戦騎手などを徹底解説!

競走馬ダノンエアズロック

どうも。競馬口コミダービーの管理人の木口順一だ。

今回は2023年のセレクトセールで最高落札額4億9500万円で取引されたモーリス産駒の「ダノンエアズロック」を紹介する。

馬名 ダノンエアズロック
生年月日 2021年2月26日
鞍上経験 ダミアン・レーン
脚質
生産者 ノーザンファーム
馬主 ダノックス
調教師 堀宣行 (美浦)
獲得賞金総額 0円
POG指名者数 1293
モーリス
モシーン
母父 Fastnet Rock
近親馬 プリモシーン

モーリス産駒の他の馬の落札金額は1〜2億円程度。

この金額の差はダノンエアズロックのどこのポテンシャルを評価されたのだろうか。

それを探るためにダノンエアズロックの次走の予定、ローテーション、主戦騎手、陣営の考え方はもちろん、産駒の特徴や2chでの掲示板の評価を詳しく解説する!

この記事でわかること
  • 次走予定・ローテ
  • なんJでの評価からわかること
  • 産駒・血統から見るポテンシャル
  • 主戦騎手は誰になるか
  • 馬主・オーナーについて

2023年デビューの馬の中で、今後どんな走りを見せてくれるのか。

独自の視点で解説していくので、ぜひ最後まで読んでみて欲しい。

馬アイコンこの記事を書いたのは

執筆者画像

木口 順一

競馬歴18年の42歳。

何年か前にブログや掲示板を運営する某会社を退職。
退職後はそのノウハウと自分の長い競馬歴で何かできないか考えた末、競馬口コミダービーを設立。

安定して稼げる競馬予想サイトを探すために、ユーザーからの口コミを基に検証を続けている。

今まで検証してきた予想サイトの数は1,000サイト以上。
その結果が実を結び、検証したサイトの的中率ランキングページをグーグル検索で「競馬予想サイト 的中率」の検索結果1位に表示させることに成功した。

現在は競馬予想家・競馬ジャーナリストとしても活躍中。
好きなレースはやっぱり日本ダービー。

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ダノンエアズロックの次走は?(2023年10月24日更新)

見事アイビーSを1着で終わらせたダノンエアズロック。

現在は次走に向けて調整中だ。

過去5年で見るとアイビーSを勝利したドウデュースは朝日FSへ、クロノジェネシスやワーケアはホープフルに進みそれぞれクラシックに向けて歩を進めた。

例外ももちろん今までのデータとしてあるので確定ではないが、今のダノンエアズロックへの期待値を考えるとこの路線をたどる可能性は高いだろう。

今後も陣営の発表があり次第更新していくので見逃さないようにしてくれ!

なんJなど掲示板では高評価ながら不安も

ダノンエアズロックは競馬ファンからどのように評価されているのか調べてみた。

競馬好きの集まる5ch(旧2ちゃんねる)のなんでも実況版、通称なんJで検索してみたが、ダノンエアズロック自体のスレッドを見つけることはできず。

2歳馬について語るスレで投稿されていた、気になったものをピックアップしてみた。

ダノンエアズロックの
なんJでの評価まとめ
  1. 追い切りタイム良すぎ
  2. 横並びより人気しそう
  3. なんやかんやマイル・スプリントになりそう
  4. モーリス×ダノンとか怪物やん
  5. モーリスにクラシック適性あるか?
  6. ディープとかオルフェ系譜
  7. 長い距離もいけるかもな
  8. 堀調教師がネガキャンしてないだと?
  9. ノーザンの6月デビューは期待薄

追い切りタイムの速さや調教師のコメントの感触の良さなどから、産駒の持つポテンシャルだけでない期待値の高さが掲示板にも表れている。

一部の競馬ファンからは短中距離だけでなく父親のモーリスも走らなかった中長距離以上のG1にも手が届くのではなんて評価も。

超名馬のディープインパクトやオルフェーブルも引き合いに出されるほどのダノンエアズロックだが、次走以降もこの評価が続けばなんJはいよいよ大騒ぎになるだろう。

ダノンエアズロックの適性は短中距離!中距離以上を走れる可能性は?

ダノンエアズロックがデビューから今後どんな走りを見せてくるのかを、産駒や血統を参考に推察していく。

まずは父親のモーリスの特徴をまとめてみた。

モーリスの
特徴
  1. 短中距離最強の呼び声
  2. 中距離適性もあり
  3. 気性の良さ◎
  4. 右回りに強い
  5. 芝適性
  6. 海外競馬にも適性

モーリスは短中距離で無類の強さを見せていた他に、中距離でも結果を出している。

海外競馬にも適性を見せており、香港マイル、香港カップと2つの距離の違うG1を制覇し、その豪脚はアジア最強と呼ばれるほどだ。

では、このモーリス産駒の馬としてダノンエアズロックはどんな馬になるのか。

その可能性について考えるためにも、獲得賞金総額トップ10を距離適性や主な勝鞍でまとめてみた。

馬名 距離適性 生年 獲得賞金総額 母父 主な勝鞍
ジャックドール 中距離 2018年 4億7,204万円 ラヴァリーノ Unbridled’s Song 23’大阪杯(G1)
ジェラルディーナ 短中距離・中距離 2018年 3億9,944万円 ジェンティルドンナ ディープインパクト 22’エリザベス女王杯(G1)
ピクシーナイト 短距離・短中距離 2018年 2億2,764万円 ピクシーホロウ キングヘイロー 21’スプリンターズS(G1)
ノースブリッジ 中距離 2018年 1億7,391万円 アメージングムーン アドマイヤムーン 23’アメリカジョッキークラブC(G2)
ラーグルフ 中距離 2019年 1億4,972万円 アバンドーネ ファルブラヴ 23’中山金杯(G3)
シゲルピンクルビー 短距離 2018年 9,922万円 ムーンライトベイ High Chaparral 21’フィリーズレビュー(G2)
カフジオクタゴン 中距離 2019年 8,299万円 メジロマリアン メジロベイリー 22’レパードS(G3)
トゥーフェイス 中距離・中長距離 2018年 8,810万円 マスクオフ ディープインパクト 22’江の島S(3勝クラス)
メイショウホシアイ 短距離・短中距離 2018年 8,656万円 マカロンドナンシー ダンスインザダーク 23’心斎橋S(3勝クラス)
ルークズネスト 短距離・短中距離 2018年 8,362万円 ヴィラ ディープインパクト 21’ファルコンS(G3)

距離適性は1400〜2200mがメインで、2500mのG1でも結果を出している。

クラシック路線で活躍できるかは一目瞭然。

兄弟馬を見て「出走すらそもそも難しいのではないか?」と考える方は少ないだろう。

懸念点をあげるなら菊花賞を走れるかどうかだ。

そもそもで2500mを走れているのはジェラルディーナのみで、モーリス産駒の馬が3000mを走っている姿は想像すらつかない。

牝馬とのかけ合わせによっては中長距離以上でも結果を出せていい雰囲気はするので、ダノンエアズロックがこの壁を突破できるかどうかに今後は注目していこう。

鞍上はダミアンレーンだが次走乗り替わりの可能性あり

新馬戦で鞍上を務めたのはダミアンレーン騎手。

ダミアンレーン騎手

オーストラリアの騎手で、日本にも度々短期免許を取得し来日。

2023年には初騎乗にも関わらずタスティエーラでダービーを制した実力派だ。

脚質別に勝率を見るとその数値はまんべんなく高く、どんな競走馬でも勝つための作戦を柔軟に考えられていることがわかる。

そんなレーン騎手の短期免許取得時の身元引受人は調教師の堀さん。

堀さんはダノンエアズロックの調教師でもあるので、今後も鞍上はレーン騎手が務めると普通なら考えられる。

ただ現状、同世代にはデビュー戦で9馬身差の圧勝を見せたシュトラウスという怪物が出てきており、その鞍上もまたレーン騎手だ。

出走するタイミングによっては乗り替わりになる可能性もあるので、次走情報は必ず鞍上も確認しておこう。

調教師は堀宣行

ダノンエアズロックを担当するのは堀宣行さん。

注目され始めたのはダノンエアズロックの父親、モーリスの転厩からだ。

馬名 生年 主な勝鞍 賞金総額
キンシャサノキセキ 2003年 10’高松宮記念(G1) 7億8,530万円
モーリス 2011年 16’天皇賞(秋)(G1) 5億3,624万円
ドゥラメンテ 2012年 15’日本ダービー(G1) 5億1,660万円
サトノクラウン 2012年 17’宝塚記念(G1) 4億8,603万円
タスティエーラ 2020年 23’日本ダービー(G1) 4億8,232万円
ジャガーメイル 2004年 10’天皇賞(春)(G1) 4億6,054万円
サリオス 2017年 19’朝日杯フューチュリティS(G1) 4億5,763万円
リアルインパクト 2008年 11’安田記念(G1) 3億9,609万円
カフェファラオ 2017年 22’フェブラリーS(G1) 3億2,529万円 (中央) /6,350万円 (地方)
ダークシャドウ 2017年 11’毎日王冠(G2) 3億7,526万円 (中央)

その後ドゥラメンテの皐月賞・ダービー制覇などもあり、2015年には調教師勝利数ランキング1位を獲得。

競馬ファンの中では「堀にまかせておけば間違いない」というほどの調教師となった。

モーリスは堀厩舎への転厩後、一気に才能を開花させ次々にG1での勝利を手にしてみせた。

堀調教師ならダノンエアズロックをモーリスと同じくG1馬に育て上げ、キンシャサノキセキの獲得賞金8億超えまで期待したい。

ダノンエアズロックの管理はダノックス

現在までにダノックスが保有していた主な競走馬を、獲得賞金額トップ10までまとめてみた。

馬名 生年 落札金額 主な勝鞍 賞金総額
ダノンスマッシュ 2015年 21’高松宮記念(G1) 5億8,435万円
ダノンキングリー 2016年 21’安田記念(G1) 5億1,505万円
ダノンシャーク 2008年 3150万円 14’マイルCS(G1) 4億8,677万円
ダノンプレミアム 2015年 17’朝日杯フューチュリティS(G1) 4億1,812万円
ダノンファンタジー 2016年 9720万円 18’阪神ジュベナイルフィリーズ(G1) 4億190万円
ダノンカモン 2006年 4305万円 14’名古屋大賞典(G3) 3億3,305万円 (中央) /4,269万円 (地方)
ダノンレジェンド 2010年 16’JBCスプリント(G1) 1億352万円 (中央) /2億6,396万円 (地方)
ダノンバラード 2008年 13’アメリカジョッキークラブC(G2) 3億2,907万円
ダノンザキッド 2018年 1億800万円 20’ホープフルS(G1) 3億1,861万円
ダノンスコーピオン 2019年 2億3190万円 22’NHKマイルC(G1) 2億3,190万円

注目したいのは獲得賞金総額トップ10の馬のセレクトセールの落札額で、その金額は高くて1億ちょっと。

対してダノンエアズロックの落札額は破格の4億9500万円と考えると、あまりに規格外なことがわかるだろう。

このことから、ダノックスがダノンエアズロックについてもしかすると普段とまったく別の狙いがあって落札しているのかもしれない。

ダノックスには短中距離路線の馬も多いが、現段階では馬主の傾向からダノンエアズロックの路線を考えることはできないだろう。

ディープ亡き今、ダノックスの新たな主力産駒の馬としてダノンエアズロックは結果を出すことはできるか、今後の動向に注目だ。

ダノンエアズロックの有名馬の道は険しい

競走馬ダノンエアズロック

ここまでの血統や成績、騎手やオーナーなど様々な面で紹介してきた。

短中距離適性のクラシックで結果の出せていないモーリス産駒で、小さくまとまりにいく傾向にある馬主と問題は他のサラブレッドよりも多い。

しかし、持っているポテンシャルや期待値は決して低くなく、むしろ高いのでぜひこれらの不安要素を跳ね飛ばし名馬の道を進んで欲しいところだ。

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