シュトラウスの次走の予定は?なんJでの評価や血統・主戦騎手などを徹底解説!

競走馬シュトラウス

どうも。競馬口コミダービーの管理人の木口順一だ。

今回はモーリス産駒でその将来が期待されている期待の「シュトラウス」を紹介する。

馬名 シュトラウス
生年月日 2021年1月24日
鞍上経験 レーン、ルメール、モレイラ、マーカン
脚質 逃げ、先行
生産者 ノーザンファーム
調教師 武井亮(美浦)
成績
獲得賞金総額
[2-0-1-0]
5,390万円
モーリス
ブルーメンブラッド
母父 アドマイヤベガ
POG獲得ポイント 5350

新馬戦では脅威の9馬身差での勝利にディープやサイレンススズカを思い出した競馬ファンもいるほど。

あの新馬戦は圧倒的な力の違いだったのか、それとも、フロックだったのか・・・

独自の視点で徹底解説を行う!

この記事でわかること
  • 次走の出走予定・ローテ
  • なんJでの評価からわかること
  • 主戦騎手は誰になるか
  • 産駒・血統から見るポテンシャル
  • 勝因・敗因から見る今後の展望
  • 調教師・馬主から見える可能性

競馬界を揺るがす、歴史に残る1頭になるのか、ぜひ、最後までご覧いただきたい。

馬アイコンこの記事を書いたのは

執筆者画像

木口 順一

競馬歴18年の42歳。

何年か前にブログや掲示板を運営する某会社を退職。
退職後はそのノウハウと自分の長い競馬歴で何かできないか考えた末、競馬口コミダービーを設立。

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現在は競馬予想家・競馬ジャーナリストとしても活躍中。
好きなレースはやっぱり日本ダービー。

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シュトラウスの次走の予定は?(2024年1月29日更新)

それでは改めてシュトラウスの紹介をしていこう。

現在調整中で未定。

朝日杯FSで10着とふがいない結果に終わってしまったシュトラウスだが、鞍上の定まらなさが原因だとすればこの3歳馬からの再始動でまだまだ可能性はある。

ここまでマイル路線もあるが東スポ杯での1800mの走りを見ているとまだまだクラシックの可能性も残されているがシュトラウスはどこへ向かうのか。

陣営の発表を見逃さないようにしておこう。

なんJなど掲示板での評価は最高レベル

シュトラウスは競馬ファンからどのように評価されているのか。

競馬好きの集まる5ch(旧2ちゃんねる)のなんでも実況版、通称なんJのシュトラウスに言及されているスレッドを確認。

気になる意見をまとめてみた。

シュトラウスの
なんJでの評価まとめ
  1. 転厩すべきじゃないか?
    絶望的に教育できてない
  2. 武井が悪いだろ
  3. モーリス産駒全滅ワロタ
  4. ここに来て気性難出てる
    感じあるな
  5. これ戻ってくるのか?
  6. 確実に力はあるのにな
  7. アンカツが
    最悪の乗り方っつってたな
    朝日杯

朝日杯FSの暴走もあり、新馬戦のころには「来年のダービー馬はこいつ」とまで言われていた評価は一変し最低レベルに。

特に短期免許の外国人騎手で乗り替わりが激しかったことや、東スポ杯からじっくり調整せず朝日杯に向かわせた陣営の采配に批判が集まっているようだ。

とは言えモーリス産駒は晩成の血統、ここから3歳馬での立て直し次第でいくらでも方向転換はできるだろう。

なんJの評価は1レースでガラッと変わる部分もあるので、ここから再始動でどうなるなるかが注目だ。

重賞初勝利!東スポ杯2歳Sで好位から抜け出しV!

2023年11月18日、G2東京スポーツ杯2歳S。

この日は前走のサウジRCの3着が影響し、シュトラウスは3番人気。

好スタートを切り3番手に付けそのまま最終4Fに。

直線で抜け出すことに成功し、重賞初制覇を飾ることに成功した。

東スポ杯を制したシュトラウス

鞍上のモレイラ騎手はこの勝利に「正直、コントロールが難しかったです。特に前半」とコメント。

このコメントからもわかる通り、シュトラウスは気性の難しさを抱えていてレース前半ではハミを噛んでいるそぶりを見受けられた。

これだけ我慢して後半に余力を残すことができたのも前走まで鞍上を務めていたルメール騎手による工夫によるものだったと陣営はしている。

現状短期免許で来日しているモレイラ騎手のままいく可能性も低く、その気性に関しても完全に解決しているわけではない。

とは言え出世レースである東スポ杯を制することができたのはシュトラウスや陣営にとってかなり大きいだろう。

この勝利を年末や来年の大きなレースにつなげてくれることを期待したい。

新馬戦で9馬身差の圧倒的勝利!

シュトラウスが新馬戦に出走したのは2023年6月3日の東京5R。

単勝オッズは1.4倍でぶっちぎりの1番人気。

スタートを決めて2番手でレースを進めてたが、スピードを上げ3角手前で1番手に。

そのまま直線で突き放し、最後は余裕を見せながら9馬身差で圧勝した。

新馬戦で突き放勝利するシュトラウス。

東京の芝の新馬戦で9馬身差以上での勝利は93年のノーザンプリンス以来。

鞍上のD.レーン騎手このようにコメント。

正直こんなにうまくいくと思わなかった。いい馬ですし、ポテンシャルがありますね。いいスタートを切って、折り合いがつくまでに少し時間はかかりましたが、後半はリズム良く行けました。直線も余裕を持ってのいい勝利。教育も含めていい経験ができましたし、次の競馬にうまくつながればステップアップできます

-レース後のダミアンレーン騎手のコメントより

想像以上の走りに、陣営も少し驚きを隠せない場面も(笑)

結果として大注目を浴びるいい走りを見せてくれた訳だが、操縦性の難しさが課題点として挙げられているため、更なる飛躍には気性面の成長が鍵になりそうだ。

シュトラウスの適正は中長距離まで?

シュトラウスの様々な特徴は父譲りなのか、隔世遺伝なのか、モーリス産駒の特徴と共通点を調べてみた。

モーリスの特徴
  1. 適正距離はマイル・中距離
  2. 成長は普通
  3. 出遅れ癖
  4. 芝適性
  5. 左回りが得意

今のところ共通するのは距離適性くらいだろうか。

まだ出走回数が少なく情報が不十分なため、シュトラウスがどんな可能性を秘めているかを、他の兄弟馬と比較して共通点を洗い出してみると・・・

馬名 距離適性 生年 獲得賞金総額 母父 主な勝鞍
ジャックドール 中距離 2018年 4億7,204万円 ラヴァリーノ Unbridled’s Song 23’大阪杯(G1)
ジェラルディーナ 短中距離・中距離 2018年 3億1,808万円 ジェンティルドンナ ディープインパクト 22’エリザベス女王杯(G1)
ピクシーナイト 短距離 2018年 1億8,346万円 ピクシーホロウ キングヘイロー 21’スプリンターズS(G1)
ノースブリッジ 短中距離・中距離 2018年 1億7,988万円 アメージングムーン アドマイヤムーン 23’アメリカジョッキークラブC(G2)
ラーグルフ 中距離 2019年 1億7,783万円 アバンドーネ ファルブラヴ 23’中山金杯(G3)
シゲルピンクルビー 短距離 2018年 9,922万円 ムーンライトベイ High Chaparral 21’フィリーズレビュー(G2)
カフジオクタゴン 中距離 2019年 9,073万円 メジロマリアン メジロベイリー 22’レパードS(G3)
トゥーフェイス 短中距離・中距離・中長距離 2018年 8,810万円 マスクオフ ディープインパクト 22’江の島S(3勝クラス)
メイショウホシアイ 短距離・短中距離 2018年 8,656万円 マカロンドナンシー ダンスインザダーク 23’心斎橋S(3勝クラス)
ルークズネスト 短中距離 2018年 8,362万円 ヴィラ ディープインパクト 21’ファルコンS(G3)

1600mから2200mくらいが適正距離。

気性面に関しては特に心配することはなさそうで、幅広く活躍できる。

そうなると、モーリス産駒の代表馬として競馬界に名を刻めるかどうかは、3000mの菊花賞が大きな壁になりそうだ。

過去に同じ課題を抱えていた、タニノギムレットやキングカメハメハのように、皐月賞→NHKマイル→ダービーの様な特別なローテーションもあるが、管理がキャロットファームと考えるとその線は現実的ではないだろう。

これだけの可能性を秘めている馬だ。

土俵にあげられる仕上げに期待したい。

鞍上は短期免許の外国人騎手で乗り替わりが続く。

ここまでシュトラウスはレーン、ルメール、モレイラ、マーカン騎手と鞍上が変わってきている。

これにより競馬ファンの間では勝負に急ぎすぎて、教育がまったくできていないのではないかという声が挙がっているほどだ。

さすがに朝日杯の惨敗で陣営もここから方向転換はしてくれるだろうが、期待値の高い鞍上になるかは不明。

馬自体の実力は絶対にある、それを無駄にしない騎手が次の鞍上を務めることを祈るばかりだ。

調教師は武井亮

シュトラウスを担当する調教師は武井亮さん。

これまでに面倒をみてきた競走馬の一覧から賞金総額トップ10をまとめてみたが、高くても1億そこそこの競走馬のみ。

馬名 生年 主な勝鞍 賞金総額
リエノテソーロ 2014年 16’全日本2歳優駿【指定交流】(G1) 6,522万円 (中央) /8,605万円 (地方)
ハーツコンチェルト 2020年 22’2歳新馬 1億2,077万円
ヴァンランディ 2016年 20’元町S(3勝クラス) 8,653万円
ブッシュガーデン 2019年 23’小豆島特別(2勝クラス) 5,055万円 (中央) /280万円 (地方)
モンテフジサン 2007年 10’ノエル賞(1000万下) 6,847万円
コンコード 2012年 17’障害4歳以上オープン 5,745万円 (中央) /49万円 (地方)
バカラクイーン 2016年 20’朝日岳特別(1勝クラス) 5,728万円
レンジストライク 2015年 20’障害3歳以上オープン 5,543万円 (中央) /65万円 (地方)
ゴーゴーユタカ 2019年 23’東雲賞(1000万下) 5,408万円
アイリッシュムーン 2018年 22’小金井特別(2勝クラス) 5,255万円

陣営としてもこのチャンスを逃すつもりはなさそうだし、これだけの名馬になる可能性の高い馬を管理できる回数も数えるほど。

シュトラウスが武井調教師の今後の人生に大きく関わるのは間違いなさそうだ。

ここまでのシュトラウスの出走ローテを考えると勝負に急ぎ過ぎているのは上記のような事情も含まれているのかもしれない。

しかし、一旦立て直したあとの朝日杯での惨敗を考えるとシュトラウスのポテンシャルを考えてもここで一度考え直した方がいいタイミングなのは間違いない。

遅咲きの血統と言われているモーリス産駒のシュトラウスがもう一度大きい舞台で勝利する姿を見るためにも今後の調教や方針に期待したい。

馬主は株式会社キャロットファーム

毎年、中央競馬の勝利数上位に入ってくる名門。

2本のボーダーラインが特徴の勝負服で、競馬ファンなら一度は聞いたことがある名馬を管理してきたグループだ。

馬名 生年 主な勝鞍 賞金総額
リスグラシュー 2014年 19’有馬記念(G1) 8億8,738万円
レイデオロ 2014年 17’日本ダービー(G1) 8億8,155万円
エフフォーリア 2018年 21’有馬記念(G1) 7億7,663万円
エピファネイア 2010年 14’ジャパンC(G1) 6億8,779万円
ヴェラアズール 2017年 22’ジャパンC(G1) 5億4,968万円
サートゥルナーリア 2016年 19’皐月賞(G1) 5億2,358万円
タスティエーラ 2020年 23’日本ダービー(G1) 4億8,232万円
トゥザグローリー 2007年 11’京都記念(G2) 4億6,478万円
レシステンシア 2017年 19’阪神ジュベナイルフィリーズ(G1) 4億4,952万円
マリアライト 2011年 16’宝塚記念(G1) 4億1,395万円

獲得賞金総額トップ10のうち、皐月賞・ダービーで勝負した馬は10頭中6頭と化け物級。

いつ三冠馬を排出してもおかしくない実績を残している。

その上で、陣営はシュトラウスをどう動かしていくのかが注目のポイント。

現在レイデオロやリスグラシューのような2歳G1から向かう道は絶たれ、今後添加のキャロットファームがどう動くか。

ポテンシャルに任せ無茶なローテを組むことだけないように祈りたい。

シュトラウスの次走とまとめ

シュトラウス

一時は令和の怪物とまでもてはやされたが、現在は一度巻き直しを図らないといけない段階にあるシュトラウス。

早熟路線が一度失敗すると立て直しは時間がかかるがどうなるか。

と言っても、新馬戦であそこまでの好内容で走り、一度はG2を制した馬なのでまだ2歳馬、ここから大物に化ける可能性はまだまだある。

イクイノックスやコントレイルなど、東スポ杯を制した馬に名馬は多いがシュトラウスもその道に戻れるか、見逃さないようにしておこう。

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