シュトラウスの次走の予定は?なんJでの評価や血統・主戦騎手などを徹底解説!

競走馬シュトラウス

どうも。競馬口コミダービーの管理人の木口順一だ。

今回は2024年の主役を飾ること間違いなしのサラブレッド。

シュトラウス」を紹介する。

馬名 シュトラウス
生年月日 2021年1月24日
鞍上経験 ダミアン・レーン
脚質
生産者 ノーザンファーム
調教師 武井亮(美浦)
成績
獲得賞金総額
[2-0-1-0]
5,390万円
モーリス
ブルーメンブラッド
母父 アドマイヤベガ
POG指名数 488

一部の競馬ファンの中では『ディープインパクト』の再来などと噂され、その走りは『サイレンススズカ』を彷彿とさせる令和の怪物。

あの新馬戦は圧倒的な力の違いだったのか、それとも、フロックだったのか・・・

謎多きプリンスについて気になるポイントを、独自の観点で徹底解説!

この記事でわかること
  • 次走の出走予定・ローテ
  • なんJでの評価からわかること
  • 主戦騎手は誰になるか
  • 産駒・血統から見るポテンシャル
  • 勝因・敗因から見る今後の展望
  • 調教師・馬主から見える可能性

競馬界を揺るがす、歴史に残る1頭になるのか、ぜひ、最後までご覧いただきたい。

馬アイコンこの記事を書いたのは

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木口 順一

競馬歴18年の42歳。

何年か前にブログや掲示板を運営する某会社を退職。
退職後はそのノウハウと自分の長い競馬歴で何かできないか考えた末、競馬口コミダービーを設立。

安定して稼げる競馬予想サイトを探すために、ユーザーからの口コミを基に検証を続けている。

今まで検証してきた予想サイトの数は1,000サイト以上。
その結果が実を結び、検証したサイトの的中率ランキングページをグーグル検索で「競馬予想サイト 的中率」の検索結果1位に表示させることに成功した。

現在は競馬予想家・競馬ジャーナリストとしても活躍中。
好きなレースはやっぱり日本ダービー。

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シュトラウスの次走の予定は?(2023年11月20日更新)

現在調整中で未定。

前走のG2東スポ杯の勝利コメントでは、陣営はどこに指針を向けるかの明言は避けているのが現状で、かなり慎重になっているようだ。

東スポ杯は過去10年の勝馬から6頭もG1馬を輩出していることからも、今後シュトラウスはどの道に進むであれG1戦線を引っ張っていく存在になるだろう。

陣営としてはマイル適性を見出しているが、今後大きく路線の変更があることも考えられるので発表を見逃さないようにしよう。

なんJなど掲示板での評価は最高レベル

シュトラウスは競馬ファンからどのように評価されているのか。

競馬好きの集まる5ch(旧2ちゃんねる)のなんでも実況版、通称なんJのシュトラウスに言及されているスレッドを確認。

気になる意見をまとめてみた。

シュトラウスの
なんJでの評価まとめ
  1. 新馬戦で
    9馬身差勝利強すぎワロタ
  2. 来年のダービー馬はこいつ
  3. 東京で強いのは期待できる
  4. まだ馬場次第な部分はわからない
  5. 距離はどこまで持つか
  6. 早めの新馬戦デビューは期待薄
  7. 新馬戦大逃げに大成なし
  8. 怪物やん
  9. やっぱモレイラよ
  10. モーリスやっとやな
  11. 相変わらず気性が怖いな
  12. マイル全然あるな

冷めた評判もちらほらあるが、揚げ足を取りたがる2ch住民にしては少ない印象。

シュトラウスを分析しているごく一部の競馬マニアと、冷静に判断できる強者からも馬場や距離適性、気性面の難しさなど不安はあるが鞍上次第だしポテンシャルは十分という意見が多数。

かなり期待されていることは読み取れたのだが、次走の鞍上、モレイラの乗り方、どこを見据えて調整を行うのか、など、強い内容だったが故の疑問も見られた。

掲示板のユーザーのチェックが細かい=情報のやり取りも早い。

レースの予定が決まるまでの見解だけでなく、追い切りの結果・当日の仕上がり具合なども掲示板で確認してみると面白そうだ。

重賞初勝利!東スポ杯2歳Sで好位から抜け出しV!

2023年11月18日、G2東京スポーツ杯2歳S。

この日は前走のサウジRCの3着が影響し、シュトラウスは3番人気。

好スタートを切り3番手に付けそのまま最終4Fに。

直線で抜け出すことに成功し、重賞初制覇を飾ることに成功した。

東スポ杯を制したシュトラウス

鞍上のモレイラ騎手はこの勝利に「正直、コントロールが難しかったです。特に前半」とコメント。

このコメントからもわかる通り、シュトラウスは気性の難しさを抱えていてレース前半ではハミを噛んでいるそぶりを見受けられた。

これだけ我慢して後半に余力を残すことができたのも前走まで鞍上を務めていたルメール騎手による工夫によるものだったと陣営はしている。

現状短期免許で来日しているモレイラ騎手のままいく可能性も低く、その気性に関しても完全に解決しているわけではない。

とは言え出世レースである東スポ杯を制することができたのはシュトラウスや陣営にとってかなり大きいだろう。

この勝利を年末や来年の大きなレースにつなげてくれることを期待したい。

新馬戦で9馬身差の圧倒的勝利!

シュトラウスが新馬戦に出走したのは2023年6月3日の東京5R。

単勝オッズは1.4倍でぶっちぎりの1番人気。

スタートを決めて2番手でレースを進めてたが、スピードを上げ3角手前で1番手に。

そのまま直線で突き放し、最後は余裕を見せながら9馬身差で圧勝した。

新馬戦で突き放勝利するシュトラウス。

東京の芝の新馬戦で9馬身差以上での勝利は93年のノーザンプリンス以来。

鞍上のD.レーン騎手このようにコメント。

正直こんなにうまくいくと思わなかった。いい馬ですし、ポテンシャルがありますね。いいスタートを切って、折り合いがつくまでに少し時間はかかりましたが、後半はリズム良く行けました。直線も余裕を持ってのいい勝利。教育も含めていい経験ができましたし、次の競馬にうまくつながればステップアップできます

-レース後のダミアンレーン騎手のコメントより

想像以上の走りに、陣営も少し驚きを隠せない場面も(笑)

結果として大注目を浴びるいい走りを見せてくれた訳だが、操縦性の難しさが課題点として挙げられているため、更なる飛躍には気性面の成長が鍵になりそうだ。

シュトラウスの適正は中長距離まで?

シュトラウスの様々な特徴は父譲りなのか、隔世遺伝なのか、モーリス産駒の特徴と共通点を調べてみた。

モーリスの特徴
  1. 適正距離はマイル・中距離
  2. 成長は普通
  3. 出遅れ癖
  4. 芝適性
  5. 左回りが得意

今のところ共通するのは距離適性くらいだろうか。

まだ出走回数が少なく情報が不十分なため、シュトラウスがどんな可能性を秘めているかを、他の兄弟馬と比較して共通点を洗い出してみると・・・

馬名 距離適性 生年 獲得賞金総額 母父 主な勝鞍
ジャックドール 中距離 2018年 4億7,204万円 ラヴァリーノ Unbridled’s Song 23’大阪杯(G1)
ジェラルディーナ 短中距離・中距離 2018年 3億1,808万円 ジェンティルドンナ ディープインパクト 22’エリザベス女王杯(G1)
ピクシーナイト 短距離 2018年 1億8,346万円 ピクシーホロウ キングヘイロー 21’スプリンターズS(G1)
ノースブリッジ 短中距離・中距離 2018年 1億7,988万円 アメージングムーン アドマイヤムーン 23’アメリカジョッキークラブC(G2)
ラーグルフ 中距離 2019年 1億7,783万円 アバンドーネ ファルブラヴ 23’中山金杯(G3)
シゲルピンクルビー 短距離 2018年 9,922万円 ムーンライトベイ High Chaparral 21’フィリーズレビュー(G2)
カフジオクタゴン 中距離 2019年 9,073万円 メジロマリアン メジロベイリー 22’レパードS(G3)
トゥーフェイス 短中距離・中距離・中長距離 2018年 8,810万円 マスクオフ ディープインパクト 22’江の島S(3勝クラス)
メイショウホシアイ 短距離・短中距離 2018年 8,656万円 マカロンドナンシー ダンスインザダーク 23’心斎橋S(3勝クラス)
ルークズネスト 短中距離 2018年 8,362万円 ヴィラ ディープインパクト 21’ファルコンS(G3)

1600mから2200mくらいが適正距離。

気性面に関しては特に心配することはなさそうで、幅広く活躍できる。

そうなると、モーリス産駒の代表馬として競馬界に名を刻めるかどうかは、3000mの菊花賞が大きな壁になりそうだ。

過去に同じ課題を抱えていた、タニノギムレットやキングカメハメハのように、皐月賞→NHKマイル→ダービーの様な特別なローテーションもあるが、管理がキャロットファームと考えるとその線は現実的ではないだろう。

これだけの可能性を秘めている馬だ。

土俵にあげられる仕上げに期待したい。

鞍上はルメール→モレイラと外国人騎手が続く

ここまでシュトラウスはルメール騎手、モレイラ騎手と鞍上が変わってきている。

今の結果を考えると引き続きモレイラ騎手にお願いしたいところだが、短期免許の期限が12月13日までと迫っているためまだ次の鞍上はわからない。

ここからシュトラウスはG1にチャレンジしていくことに十中八九なるので、陣営は騎乗依頼に悩んでいくことだろう。

シュトラウス自身の気性の難しさを考えると、トップジョッキーの中でもその課題を解決できる人物は限られてくる。

次に鞍上を務める騎手がシュトラウスの未来を完全に決めると言っても過言ではないので、陣営からの発表を見逃さないようにしよう。

調教師は武井亮

シュトラウスを担当する調教師は武井亮さん。

これまでに面倒をみてきた競走馬の一覧から賞金総額トップ10をまとめてみたが、高くても1億そこそこの競走馬のみ。

馬名 生年 主な勝鞍 賞金総額
リエノテソーロ 2014年 16’全日本2歳優駿【指定交流】(G1) 6,522万円 (中央) /8,605万円 (地方)
ハーツコンチェルト 2020年 22’2歳新馬 1億2,077万円
ヴァンランディ 2016年 20’元町S(3勝クラス) 8,653万円
ブッシュガーデン 2019年 23’小豆島特別(2勝クラス) 5,055万円 (中央) /280万円 (地方)
モンテフジサン 2007年 10’ノエル賞(1000万下) 6,847万円
コンコード 2012年 17’障害4歳以上オープン 5,745万円 (中央) /49万円 (地方)
バカラクイーン 2016年 20’朝日岳特別(1勝クラス) 5,728万円
レンジストライク 2015年 20’障害3歳以上オープン 5,543万円 (中央) /65万円 (地方)
ゴーゴーユタカ 2019年 23’東雲賞(1000万下) 5,408万円
アイリッシュムーン 2018年 22’小金井特別(2勝クラス) 5,255万円

陣営としてもこのチャンスを逃すつもりはなさそうだし、これだけの名馬になる可能性の高い馬を管理できる回数も数えるほど。

シュトラウスが武井調教師の今後の人生に大きく関わるのは間違いなさそうだ。

新馬戦前にはシュトラウスの様子を聞かれ「普通に走ればまず負けない」と豪語し、実際に圧勝しているので見立てはばっちり。

これをきっかけに、世界に通用する腕前をアピールしていただきたい。

馬主は株式会社キャロットファーム

毎年、中央競馬の勝利数上位に入ってくる名門。

2本のボーダーラインが特徴の勝負服で、競馬ファンなら一度は聞いたことがある名馬を管理してきたグループだ。

馬名 生年 主な勝鞍 賞金総額
リスグラシュー 2014年 19’有馬記念(G1) 8億8,738万円
レイデオロ 2014年 17’日本ダービー(G1) 8億8,155万円
エフフォーリア 2018年 21’有馬記念(G1) 7億7,663万円
エピファネイア 2010年 14’ジャパンC(G1) 6億8,779万円
ヴェラアズール 2017年 22’ジャパンC(G1) 5億4,968万円
サートゥルナーリア 2016年 19’皐月賞(G1) 5億2,358万円
タスティエーラ 2020年 23’日本ダービー(G1) 4億8,232万円
トゥザグローリー 2007年 11’京都記念(G2) 4億6,478万円
レシステンシア 2017年 19’阪神ジュベナイルフィリーズ(G1) 4億4,952万円
マリアライト 2011年 16’宝塚記念(G1) 4億1,395万円

獲得賞金総額トップ10のうち、皐月賞・ダービーで勝負した馬は10頭中6頭と化け物級。

いつ三冠馬を排出してもおかしくない実績を残している。

その上で、陣営はシュトラウスをどう動かしていくのかが注目のポイント。

レイデオロ・リスグラシューのように、2歳GIからクラシック路線で攻めていくのか、それとも、エピファネイア・エフフォーリアのように年明けまで温めて、皐月賞を目標に仕上げていくのか。

個人的には2024年から本始動が濃厚そうだが、果たして・・・

シュトラウスの次走とまとめ

シュトラウス

令和の怪物シュトラウスは、いかがだっただろうか。

次走の予定をはじめ、産駒やなんJでの評判など使える情報をまとめてきた。

成績はもちろん、血統、産駒の特徴、主戦騎手、陣営の考え方など、様々な観点で見てシュトラウスが注目される可能性は非常に高い。

「そんな馬知らなかった・・・」

「強いの分かってれば買ったのに」

競馬予想にも少なからず影響してくる名馬の活躍を、今後も是非チェックしよう。

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