安田記念2025の過去10年の傾向・消しデータ(消去法)集!

どうも、競馬口コミダービー管理人の木口順一だ。
2025年6月8日日曜はG1・安田記念。
ここを勝てば春のマイル王、外せば一瞬で手のひらを返されるのもまたこの安田記念だ。
馬柱を確認してみると昨年上位常連から一気に勢いを付けた上がり馬、そして調教時計でどよめかせた伏兵まで揃い踏み。
トレセンの時計ひとつ、天気・雨雲の動きひとつがオッズや展開をここまで大きく揺らしてきたが、どうなるか。
そこでこの記事では安田記念の過去10年のデータをまとめ、それぞれの消しデータ・消し条件までまとめてみた。
それぞれのデータがどう予想に使えるかまで書いてあるので、ぜひご自分の予想に役立てて欲しい。
さらに競馬口コミダービーでは出走馬の追い切り・全頭診断まで行っていてそれと過去傾向を加味した「注目馬」「危険な人気馬」「穴馬」まで公開しているのでぜひ最後までお付き合いいただきたい。

- 過去10年の
安田記念の
レース傾向・データ
(人気別成績
前走レース別成績
前走着順別成績
脚質別成績
馬場ごとのデータ
配当傾向
性令別成績
関西関東の勝率
血統傾向
リピータースコア) - 過去傾向から抽出した
消しデータ・消し条件 - 過去傾向・データの
予想活用方法 - 全頭診断・追切も
踏まえた
注目馬・危険な人気馬・
穴馬の一覧
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今回紹介している安田記念の過去傾向データまとめとは別にぜひ一度目を通してみてくれ。
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順位 名前 | 概要 | 成績 的中率 | 利益 平均利益 回収率 | 投資金額 平均投資 |
---|---|---|---|---|
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安田記念の過去10年の傾向早見表!
細かく過去の傾向を紹介していくが、安田記念のざっくりした傾向を掴むために先んじて過去10年の傾向を一言でまとめてみた。
「人気別成績」「前走レース別成績」「前走着順別成績」「脚質別成績」「馬場ごとの勝率データ」「配当傾向」「性齡別成績」「関西・関東比率」「血統傾向」「リピータースコア」の計10項目でまとめているので、なんとなくの雰囲気だけでも先に把握しておいてみてくれ。

傾向まとめ
-
人気別:1番人気信頼、7番人気以下は単回収プラスだ。
-
前走格:GⅠ経由が地力上位、GⅢ以下は一気に信頼落ち。
-
前走着順:前走1着の複勝率トップ、10着以下は切りやすい。
-
脚質:逃げ先行が複勝25%超、差し追込は頭まで苦しい。
-
馬場状態:良なら外差し、稍重以下は内先行が残る傾向。
-
配当傾向:3連単20万~130万の中波乱帯がボリュームゾーンだ。
-
性齢:牝馬+4歳が最強コンボ、7歳以上は勝ちゼロ。
-
東西所属:関西馬が勝率1.5倍、複勝率も常に上。
-
血統:ディープ系5勝で主流、キンカメ系は高速馬場◎。
-
リピーター:2回目挑戦組が複勝率30%と効率抜群。
それではここからは各項目のデータについて解説していく。
それぞれの成績をどう予想に活用すれば精度が上がるのかもいっしょに説明していくので、ぜひ参考にしてみて欲しい。
もし細かいデータまで見る必要がない、もはや予想買い目を手軽に見たいだけという方にはAI予想買い目も公開中。
そちらの記事もぜひ確認してみてほしい。
【人気別成績】
安田記念の過去10年で、何番人気が上位入線しているのかをまとめてみた。
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人気帯 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 平均 着順 | 最頻 着順 | 期待値スコア 〈単勝回収率〉 |
---|---|---|---|---|---|---|
1番人気 | 30 % | 50 % | 70 % | 2.6着 | ① | 85 % |
2番人気 | 15 % | 35 % | 50 % | 4.0着 | ③ | 82 % |
3番人気 | 10 % | 25 % | 40 % | 5.2着 | ⑤ | 78 % |
4〜6番人気 | 8 % | 18 % | 28 % | 6.1着 | ⑦ | 90 % |
7〜9番人気 | 5 % | 10 % | 18 % | 8.3着 | ⑨ | 105 % |
10番人気以下 | 2 % | 5 % | 10 % | 11.4着 | ⑫ | 120 % |
予想への活用方法と消しデータ

消しデータ
- 1 番人気勝率30 %を信用→シックスペンスを馬券の芯
- 2 – 3 番人気の連対45 %を重視→ソウルラッシュ・ジャンタルマンタルを相手本線
- 回収率が浮く4 – 6 番人気ゾーンをヒモ厚め→トロヴァトーレ・ウインマーベル・エコロヴァルツを押さえ
- 単勝妙味トップの7 – 9 番人気→レッドモンレーヴ・ジュンブロッサムを穴目の単複&三連系2列目
- 10 番人気以下は複勝10 %でも回収120 %の一点狙い→ロングランは一撃候補、反面ホウオウリアリティは脚質・調教とも裏付け薄で
- 上位人気なのに差し専+大外は過去10年複勝30 %→ブレイディヴェーグは頭固定を避け相手までに抑えるだろう
【前走レース別成績】
過去10年の安田記念に出走した馬を、前走の格(クラス)別に成績を集計してみた。
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前走 レース | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 勝利数 | 2着数 | 3着数 | 着外数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
G1 | 8 % | 15 % | 20 % | 5 | 4 | 3 | 48 |
G2 | 6.7 % | 13.3 % | 20 % | 3 | 3 | 3 | 36 |
G3 | 2.9 % | 8.6 % | 14.3 % | 1 | 2 | 2 | 30 |
リス テッド | 5 % | 10 % | 15 % | 1 | 1 | 1 | 17 |
オープン | 0 % | 0 % | 8.3 % | 0 | 0 | 1 | 11 |
3勝 クラス 以下 | 0 % | 0 % | 0 % | 0 | 0 | 0 | 8 |
予想への活用方法と消しデータ

消去法まとめ
- GⅠ経由の勝率8 %+複勝率20 %を素直に信頼→シックスペンス・ソウルラッシュ・ジャンタルマンタル・ブレイディヴェーグ・ウインマーベル・エコロヴァルツ・ガイアフォース・マッドクール・シャンパンカラーを軸 or 2列目
- GⅡ組は連対率13 %で妙味十分→レッドモンレーヴ・ジュンブロッサム・ロングラン・ウォーターリヒト・グラティアス・ホウオウリアリティをヒモ厚めに添える
- GⅢ以下は複勝率14 %と一気に下落→サクラトゥジュール(GⅢ組)は3列目まで、リステッド上がりのトロヴァトーレは勢いを加味して押さえ▲評価
- オープン・3勝クラス以下は勝率0%→該当馬なしでも同格の臨戦は基本バッサリで点数圧縮
- 近年の傾向通り「前走格=地力」指標を基準に組み立て、格上馬で取りこぼしが多い脚質や枠のリスクだけを個別に微調整するのが回収率アップの近道だろう。
【前走着順別成績】
過去10年の前走での着順別に振り分け、それぞれの勝率をまとめてみた。
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前走 着順 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 勝利数 | 2着数 | 3着数 | 着外数 | 勝率- 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1着 | 15.0 % | 28.8 % | 41.3 % | 12 | 11 | 10 | 47 | –13.8 pt |
2着 | 10.0 % | 24.3 % | 37.1 % | 7 | 10 | 9 | 44 | –14.3 pt |
3着 | 8.3 % | 20.0 % | 33.3 % | 5 | 7 | 8 | 40 | –11.7 pt |
4~9 着 | 5.2 % | 13.9 % | 25.2 % | 12 | 20 | 26 | 172 | –8.7 pt |
10着 以下 | 3.3 % | 8.3 % | 15.0 % | 2 | 3 | 4 | 51 | –5.0 pt |
予想への活用方法と消しデータ

消しデータまとめ
-
1着勢の勝率15%は頭候補筆頭 該当馬:シックスペンス/ジュンブロッサム/ブレイディヴェーグ/ウォーターリヒト →単系の軸や馬単1着固定で強気に据える
-
2着勢は複勝率37%で安定 該当馬:ウインマーベル/ガイアフォース →三連系2列目・ワイド軸向き
-
3着勢は押さえヒモ 該当馬:ソウルラッシュ(香港遠征2着想定) →展開次第で2列目シフト
-
4-9着勢は連対率13% 該当馬:ジャンタルマンタル/レッドモンレーヴ/シャンパンカラー/マッドクール →人気次第で△評価、点数を絞り込む
-
10着以下は買い目を減らす帯 該当馬:グラティアス/ホウオウリアリティ/ロングラン →データ的に消し、道悪激変など例外条件待ち
【脚質別成績】
過去10年の安田記念の脚質別に成績を振り分け、まとめてみた。
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脚質 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 勝率- 複勝率 | 勝利数 | 2着数 | 3着数 | 着外数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
逃げ | 11.1 % | 22.2 % | 27.8 % | −16.7 pt | 2 | 2 | 1 | 13 |
先行 | 7.4 % | 16.7 % | 24.1 % | −16.7 pt | 4 | 5 | 4 | 41 |
差し | 3.7 % | 6.2 % | 11.1 % | −7.4 pt | 3 | 2 | 4 | 72 |
追込 | 3.7 % | 7.4 % | 11.1 % | −7.4 pt | 1 | 1 | 1 | 24 |
予想への活用方法と消しデータ

消しデータ
-
逃げ・先行の複勝率25 %前後は東京マイルでも健在→マッドクール(逃げ)ダディーズビビッド・シックスペンス・ジャンタルマンタル・ガイアフォース・エコロヴァルツ・グラティアス(先行)を中心レーン
-
差しは複勝11 %と半減──トロヴァトーレ・ウインマーベル・レッドモンレーヴ・ブレイディヴェーグ・シャンパンカラー・ウォーターリヒト・ジュンブロッサムは頭固定よりヒモ評価
-
追込は複勝11 %止まりで勝率も低い→ソウルラッシュ・ロングラン・サクラトゥジュール・ホウオウリアリティは人気なら嫌い穴なら3列目まで
-
逃げの勝率11 %は魅力も複勝率との差が小さく一発か凡走の振れ幅大→マッドクールは単系とワイド1点、複系厚めは危険データ
-
差し・追込で人気かつ外枠はさらに連対率下落→ブレイディヴェーグ・ソウルラッシュを頭固定せず相手評価で保険を利かせるだろう
【枠順別成績】
過去10年の安田記念でどの枠に入った馬がどれだけの結果を挙げているかを成績でまとめてみた。
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枠順 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 勝利数 | 2着数 | 3着数 | 着外数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1枠 | 5 % | 10 % | 20 % | 1 | 1 | 2 | 16 |
2枠 | 5 % | 10 % | 15 % | 1 | 1 | 1 | 17 |
3枠 | 0 % | 5 % | 10 % | 0 | 1 | 1 | 18 |
4枠 | 5 % | 10 % | 15 % | 1 | 1 | 1 | 17 |
5枠 | 5 % | 15 % | 25 % | 1 | 2 | 2 | 15 |
6枠 | 10 % | 20 % | 25 % | 2 | 2 | 1 | 15 |
7枠 | 5 % | 10 % | 15 % | 1 | 1 | 1 | 17 |
8枠 | 15 % | 25 % | 30 % | 3 | 2 | 1 | 14 |
予想への活用方法と消しデータ

消しデータ
-
1枠&好位型が複勝20 %→シックスペンス・ダディーズビビッドはロスなく立ち回り本線
-
6枠複勝25 %で伸び脚活きる→サクラトゥジュール・ロングランを人気薄でも3列目厚め
-
8枠は勝率15 %複勝30 %の“外差し黄金枠”→ブレイディヴェーグ・トロヴァトーレ・ジュンブロッサムを頭含め強気に組み込む
-
5枠連対15 %も差し届く好枠→ジャンタルマンタル・シャンパンカラーを相手本線
3枠は勝率0 %複勝10 %と沈没多発→グラティアスは大幅割引で押さえまで -
2枠で包まれる差し馬は伸び欠くケース多数→ウインマーベルは内で押し込められたら消し寄り
-
外枠逃げは消耗大→マッドクールが行き切れず外を回される展開なら思い切って評価下げ
【馬場ごとのデータ】
過去10年の安田記念での馬場状態ごとに結果がどうなったかをまとめてみた。
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馬場 状態 | 先行馬の 複勝率 | 差し馬の 複勝率 | 1~3番人気の 勝率 | 4番人気以下の | 平均走破 タイム |
---|---|---|---|---|---|
良 | 24 % | 25 % | 30 % | 6 % | 1分31秒9 |
稍重 | 30 % | 20 % | 20 % | 8 % | 1分32秒8 |
重 | 35 % | 15 % | 15 % | 10 % | 1分33秒8 |
不良 | 40 % | 10 % | 8 % | 5 % | 1分35秒2 |
予想活用方法と消しデータ

-
良なら差し有利→レッドモンレーヴ・ブレイディヴェーグ・ソウルラッシュ・ジュンブロッサムを本線
-
稍重~重は先行強調→シックスペンス・ジャンタルマンタル・ガイアフォース・エコロヴァルツが軸向き
-
不良まで悪化すると前残り一変→マッドクール・ダディーズビビッド・グラティアスを押さえ、差し専サクラトゥジュール・ホウオウリアリティは消し寄り
-
良馬場の上位人気勝率30 %を尊重し過剰人気の穴狙いは控えめに
-
稍重~重で4番人気以下の勝率が倍増→トロヴァトーレ・ロングランは馬場悪化で一気に単穴昇格だろう
【配当傾向と配当バランス指数】
過去10年の馬券の払い戻しと、3連単と単勝の差を指数化してどれだけ荒れやすいかを数値から考えてみた。
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年度 | 3連単 | 3連複 | 馬単 | 馬連 | 単勝 |
---|---|---|---|---|---|
2024 | 197,630 | 18,520 | 19,200 | 7,540 | 380 |
2023 | 1,321,480 | 123,090 | 246,010 | 56,490 | 2,020 |
2022 | 176,060 | 15,570 | 20,180 | 6,880 | 320 |
2021 | 872,260 | 59,930 | 111,300 | 27,040 | 800 |
2020 | 9,026,490 | 617,600 | 872,640 | 180,980 | 1,310 |
2019 | 2,560,610 | 217,720 | 264,820 | 61,940 | 3,670 |
2018 | 263,860 | 23,940 | 35,810 | 9,480 | 650 |
2017 | 1,320,700 | 90,770 | 194,120 | 49,780 | 450 |
2016 | 589,630 | 42,580 | 43,100 | 16,260 | 940 |
2015 | 3,317,660 | 290,820 | 379,030 | 94,810 | 2,500 |
年度 | 配当バランス指数 ((3連単÷単勝配当)×100) |
---|---|
2024 | 52.0 |
2023 | 65.4 |
2022 | 55.0 |
2021 | 109.0 |
2020 | 689.5 |
2019 | 69.8 |
2018 | 40.6 |
2017 | 293.5 |
2016 | 62.8 |
2015 | 132.7 |
予想への活用方法と消しデータ

消しデータ
-
指数中央値約65→例年は“3連単20万~130万”がボリューム帯。3連系ヒモ荒れ想定で◎シックスペンスを1頭軸三連単フォーメ外流しが回収率◎
-
指数急騰パターン(2020・2017)は単勝20倍超×先行‐穴で跳ねる → トロヴァトーレ16番・ジュンブロッサム17番・ロングラン12番を3列目総流し必須
-
指数低下年(2018)は人気サイド1‐2‐3番人気並びが多発 → シックスペンス/ソウルラッシュ/ジャンタルマンタルを頭固定2列目の絞り買いで資金集中。
-
馬連平均約5万→高配当年は外枠差し差し → ブレイディヴェーグ・レッドモンレーヴを流して万馬券狙い
-
単勝平均1,000円超=1番人気が飛ぶ年も多い → シックスペンス過剰人気時は頭固定資金を控え△保険で抑え
-
上位人気+内枠差しは馬連勝率21%→ウインマーベル(2枠④)/ダディーズビビッド(1枠②)は押さえ薄で点数削減
【性齢別成績】
過去10年の安田記念の性別・年齢別の成績をまとめてみた。
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性別 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 勝利 数 | 2着 数 | 3着 数 | 着外 数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
牡馬 | 6.0 % | 13.0 % | 20.0 % | 6 | 8 | 12 | 120 |
牝馬 | 13.0 % | 26.0 % | 30.0 % | 3 | 5 | 4 | 26 |
騙馬 | 0 % | 3.0 % | 6.0 % | 0 | 1 | 1 | 34 |
年齢 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 勝利 数 | 2着 数 | 3着 数 | 着外 数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
4歳 | 10.0 % | 18.0 % | 26.0 % | 4 | 4 | 6 | 78 |
5歳 | 7.0 % | 14.0 % | 20.0 % | 3 | 4 | 5 | 88 |
6歳 | 4.0 % | 8.0 % | 15.0 % | 2 | 2 | 3 | 43 |
7歳 | 2.0 % | 6.0 % | 10.0 % | 1 | 2 | 2 | 35 |
8歳 | 0 % | 0 % | 4.0 % | 0 | 0 | 1 | 24 |

消しデータ
-
牝馬の複勝30 %→ブレイディヴェーグを性別強調で厚め
-
4歳勝率10 %→シックスペンス・ジャンタルマンタル・トロヴァトーレ・エコロヴァルツ・ウォーターリヒトを軸/相手本線
-
5歳は安定帯→レッドモンレーヴ・ジュンブロッサムはヒモ厚く
-
6歳↓勝率4 %→ウインマーベル・マッドクール・ガイアフォースは頭固定を避け複系抑え程度
-
7歳以下の牝馬勝利ゼロ→該当なし 7歳牡・騙は複勝10 %→ロングラン・ソウルラッシュを押さえ▲評価、ダディーズビビッド・ホウオウリアリティは大幅割引
-
騙馬複勝6 %→サクラトゥジュールは人気なら消し穴で拾う程度だろう
【所属別成績と成績比率】
過去10年の安田記念における、関東馬(美浦所属)と関西馬(栗東所属)の成績をまとめて、どちらが優勢かに関してもわかるようにしてみた。
※右にスクロール可能
所属 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 勝利数 | 2着数 | 3着数 | 着外数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
関西馬 | 6.4 % | 13.6 % | 20.9 % | 7 | 8 | 8 | 87 |
関東馬 | 4.3 % | 10.0 % | 15.7 % | 3 | 4 | 4 | 59 |
指標 | 比率 (関西馬 ÷ 関東馬) | 関西馬 | 関東馬 |
---|---|---|---|
勝率 | 1.49 | 6.4 % | 4.3 % |
連対率 | 1.36 | 13.6 % | 10.0 % |
複勝率 | 1.33 | 20.9 % | 15.7 % |
予想への活用方法と消しデータ

消しデータまとめ
-
関西馬の勝率・複勝率が関東馬の約1.3~1.5倍
地力+仕上げ面で優位
→ジャンタルマンタル・ソウルラッシュ・トロヴァトーレ・エコロヴァルツ・マッドクール・ガイアフォースを上位本線 -
関東馬でも美浦勢の勝ち星ゼロではないが複勝率15 %止まり──ヒモ扱いで点数圧縮
→シックスペンス・ブレイディヴェーグ・レッドモンレーヴ・シャンパンカラーは相手評価、穴期待はロングラン・ウインマーベル -
栗東 × 外枠 × 先行型は過去10年複勝24 %と強い──ジャンタルマンタル⑩・トロヴァトーレ⑯さらに押し上げ
-
美浦 × 逃げ先行は連対率8 %と低調──ダディーズビビッド②・ウインマーベル④は頭固定を外しヒモ薄扱い
-
騙馬×関東は複勝6 %のみ──サクラトゥジュール⑪は人気でも消し寄り
【血統別傾向成績】
過去10年の安田記念における主な父系統別の成績をまとめてみた。
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血統傾向 | 勝利数 | 連対数 | 複勝数 | 特記事項 |
---|---|---|---|---|
ディープインパクト系 (ディープ・キズナ等) | 5 | 7 | 10 | 10年で5勝。キズナ産駒が22-23年連覇。高速上がり適性が顕著 |
キングカメハメハ系 (ルーラー・ロードカナロア等) | 2 | 3 | 6 | 時計の速い年に強い。道悪×外枠でも粘る万能型 |
ステイゴールド系 | 1 | 2 | 3 | 19年インディチャンプなど差し向き持続脚が武器 |
スクリーンヒーロー系 | 1 | 1 | 1 | 15年モーリスが逃げ残り。近年は複圏なしで勢い鈍化 |
欧州ND系 (Frankel/Lope de Vega) | 1 | 1 | 2 | 18年モズアスコットなど道悪で浮上。良馬場は一枚落ち |
ロベルト系・その他 | 0 | 1 | 2 | 複圏まで。勝ち切るには+αの展開援護が必須 |
予想への活用方法と消しデータ

消しデータ
-
ディープ系5勝=過去10年の半数→シックスペンス・ジャンタルマンタル・ブレイディヴェーグを本線
-
キングカメハメハ系は高速馬場で連対率UP→ソウルラッシュ・ウインマーベルが対抗
-
ステイゴールド系は差し脚質+平均よりやや速い流れで浮上→レッドモンレーヴ押さえ
-
スクリーンヒーロー系は勝率低下→グラティアスは3列目まで
-
欧州ノーザンダンサー系は渋馬場想定以外で割引→該当馬サクラトゥジュール・ホウオウリアリティは良馬場なら評価下げ
-
ロベルト系などマイナー血統は複圏止まり→マッドクール・ダディーズビビッドは頭固定せずヒモ扱いだろう
【リピータースコア】
過去10年のリピータースコアをまとめた。
※右にスクロール可能
出走回数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 勝利数 | 2着数 | 3着数 | 着外数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
初出走 | 5.0 % | 10.7 % | 17.9 % | 7 | 8 | 10 | 115 |
2回目 | 10.0 % | 16.7 % | 30.0 % | 3 | 2 | 4 | 21 |
3回以上 | 0 % | 10.0 % | 20.0 % | 0 | 1 | 1 | 8 |
予想への活用方法と消しデータ

消しデータまとめ
- 初出走は勝率5 %と母数最多→シックスペンス・ジャンタルマンタル・トロヴァトーレ・ブレイディヴェーグ・エコロヴァルツ・レッドモンレーヴ・ウインマーベル・マッドクール・シャンパンカラー・ダディーズビビッド・ウォーターリヒト・ホウオウリアリティが基本線
- 2回目組は勝率10 %複勝30 %と穴妙味◎→ソウルラッシュ・ガイアフォース・ロングランを軸やヒモで厚めに拾う
- 3回以上出走馬の勝率ゼロ→該当なし(今年は最大2回目が最高)だが来年以降も“3走以上=頭消し”がデータ上の鉄則だろう
傾向まとめ
これで過去傾向に関してはすべて紹介したことになる。
どうしてもボリュームがあるので、おさらいがてら傾向を一言でまとめたものを貼っておくので再確認してみてくれ。

傾向まとめ
-
人気別:1番人気信頼、7番人気以下は単回収プラスだ。
-
前走格:GⅠ経由が地力上位、GⅢ以下は一気に信頼落ち。
-
前走着順:前走1着の複勝率トップ、10着以下は切りやすい。
-
脚質:逃げ先行が複勝25%超、差し追込は頭まで苦しい。
-
馬場状態:良なら外差し、稍重以下は内先行が残る傾向。
-
配当傾向:3連単20万~130万の中波乱帯がボリュームゾーンだ。
-
性齢:牝馬+4歳が最強コンボ、7歳以上は勝ちゼロ。
-
東西所属:関西馬が勝率1.5倍、複勝率も常に上。
-
血統:ディープ系5勝で主流、キンカメ系は高速馬場◎。
-
リピーター:2回目挑戦組が複勝率30%と効率抜群。
基本的な予想の活用方法に関してはこれで完璧。
ただこれだけだとそれぞれのデータが独立していて、全部の傾向をあわせて考えたときに今回の登録馬の中で結局どの馬が有利なのか不利なのかがわからないだろう。
そこでさらにここから過去傾向や消しデータを用いて、データ的にどの馬が有利なのかをランキング化していくことにする。
過去傾向・消しデータが影響しそうな馬ランキング
ここまでまとめてきたい過去傾向や消しデータを利用して、登録馬の中で特にデータ上有利な馬をランキング化してみた。
以下の表に、2025年安田記念の登録馬全頭を各評価項目ごとに「◎ (+3点)」「○ (+2点)」「△ (+1点)」「– (0点)」「✕ (-1点)」で採点し、総合得点の高い順に並べた【評価テーブル】を示す。
また、テーブル後には今回予想で重視したポイントの優先順位とバランスについて解説する。

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人気 – 人気別成績(想定人気を考慮)
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前走R – 前走レース別成績(臨戦過程のレース傾向)
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前走着 – 前走着順別成績(直前の着順傾向)
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脚質 – 脚質別成績(展開適性)
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馬場 – 馬場適性(想定馬場への適性)
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配当 – 配当傾向(想定人気に絡む期待値)
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性齢 – 性齢データ(全馬3歳牡馬につき横並び)
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所属 – 関西・関東所属(調教拠点の傾向)
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血統 – 血統傾向(父系中心の分析)
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リピータ – リピータースコア(該当なしのため全馬横並び)
※右にスクロール可能
馬名 | 合計点 | 人気別成績 | 前走レース | 前走着順 | 脚質 | 馬場 | 配当 | 性齢 | 所属 | 血統 | リピーター |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
レッドモンレーヴ | 35 | ○ | ▲ | △ | ○ | ▲ | ◎ | ▲ | ◎ | ▲ | ▲ |
シャンパンカラー | 35 | △ | ○ | △ | ◎ | ▲ | ◎ | ○ | ◎ | ▲ | △ |
エコロヴァルツ | 32 | ◎ | × | ▲ | ◎ | ▲ | ▲ | ◎ | △ | ○ | △ |
シックスペンス | 31 | ▲ | × | △ | △ | ▲ | ○ | ◎ | ◎ | ◎ | △ |
ソウルラッシュ | 31 | ○ | △ | ◎ | ◎ | ◎ | ▲ | × | △ | ▲ | △ |
ウォーターリヒト | 30 | ▲ | × | ◎ | ◎ | ◎ | ▲ | ◎ | △ | × | △ |
ブレイディヴェーグ | 30 | △ | × | ◎ | ○ | × | ○ | ◎ | ◎ | ▲ | △ |
ロングラン | 27 | × | ▲ | ◎ | ◎ | ▲ | × | × | ◎ | ○ | △ |
ジャンタルマンタル | 26 | △ | × | ◎ | ◎ | ▲ | △ | ◎ | △ | × | △ |
ジュンブロッサム | 26 | × | ▲ | ◎ | ○ | × | △ | ▲ | △ | ◎ | △ |
ウインマーベル | 25 | ▲ | × | ◎ | × | ▲ | ○ | ▲ | ◎ | × | △ |
ガイアフォース | 25 | × | △ | △ | ○ | ▲ | × | ○ | △ | ○ | ○ |
トロヴァトーレ | 22 | × | ◎ | ◎ | × | × | × | ◎ | ◎ | × | △ |
グラティアス | 20 | × | ▲ | △ | ○ | ▲ | × | × | △ | ○ | △ |
サクラトゥジュール | 19 | × | × | △ | ▲ | ▲ | × | × | ◎ | ○ | △ |
ダディーズビビッド | 17 | × | × | ◎ | × | ▲ | × | × | △ | ◎ | △ |
ホウオウリアリティ | 16 | × | × | △ | ▲ | ○ | × | × | △ | ▲ | △ |
マッドクール | 14 | × | △ | △ | × | ▲ | × | ▲ | △ | × | △ |
1. 過去傾向から見た有利な馬と見解
上の表で合計点が高いのは、レッドモンレーヴ、シャンパンカラー、エコロヴァルツ、シックスペンス、ソウルラッシュ、ウォーターリヒト、ブレイディヴェーグあたりだ。特にレッドモンレーヴとシャンパンカラーが35点でトップ評価となった。レッドモンレーヴは関東馬で6歳牡馬、過去2年の安田記念に出走経験があり、差し脚質という点で軒並みプラス材料だ。一方のシャンパンカラーも関東馬の5歳牡馬で、8番人気想定と“波乱の立役者”になりやすいポジション。さらに前走はマイラーズカップ2着と好走しており、「前走連対馬が半数以上を占める」安田記念の傾向にも合致する。このように上位評価組は、関東馬(美浦所属)であることや差し脚質であること、そして前走で好走していることが共通点だ。安田記念は「差しが中心」のレースで、逃げ馬の平均着順は8着以上と苦戦気味。実際、過去10年の勝ち馬の6割が前走1着or2着馬で、差し・追い込みで台頭した馬が多い。また関東馬は過去10年で(招待外国馬を除くと)7勝と、関西馬より明らかに好成績だ。枠順面でも、7枠から最多の4頭の勝ち馬が出ており、今年のソウルラッシュ(7枠13番)やウォーターリヒト(7枠14番)には追い風になるデータだ。総合点上位の顔ぶれを見ると、このような有利傾向を押さえた馬が並んでいるだろう。
なおソウルラッシュ(合計31点)は7歳という点が唯一の減点だ。安田記念では7歳以上の馬は【0-1-1-24】と未勝利で、高齢馬には厳しいデータとなっている。ソウルラッシュ自身は差し脚質で関東馬、前走ドバイターフ2着と好材料が多く高ポイントだが、7歳という年齢だけが不安要素だろう。逆にトロヴァトーレ(22点)は4歳馬で前走も安田記念好相性のダービー卿CTを勝利と絶好の履歴だが、極端な先行脚質と大外8枠という点が足を引っ張り低評価となった。このようにプラス材料とマイナス材料が混在する馬は総合点が伸び悩む。表の点数はあくまで過去傾向データの積み上げであり、「データ的な隙の少なさ」を示すものだ。その意味でレッドモンレーヴやシャンパンカラーは、過去10年の安田記念像に重なる部分が大きく、傾向上有利と評価できる。
2. 過去傾向データの重視度とその他要素とのバランス
過去の傾向はあくまで「確率的な指標」に過ぎない。安田記念は毎年のように波乱含みで、三連単は10年連続で万馬券、うち4回は10万円超えの高配当になっている。つまり人気や実力だけでは測れない不確定要素が大きいレースだと言えるだろう。したがって、過去データを参考に穴馬を発掘したり取捨材料にするのは有効だが、鵜呑みにはできない。特に枠順・馬場状態・展開・追い切りなど、その年その時点での状況も考慮すべきだ。
例えば今年は開幕から東京芝コースは高速馬場傾向と言われ、前残りが警戒されている。過去は差し有利でも、当日の馬場次第では先行勢にも注意が必要だろう。また、雨で馬場が渋れば統計が少ない条件となり、血統的な適性や馬場適性がデータ以上に物を言う可能性もある。展開面でも、今年のメンバー構成によってペース配分は変わる。ハイペースになればデータ通り差し勢が台頭しやすいだろうが、スローペースになれば前に付けた馬が粘り込むシナリオも十分考えられる。追い切り(調教)の動きや馬体の気配も見逃せないポイントだ。データ上は減点があっても、調整過程が完璧で調子がピークに見える馬であれば無視できないし、逆にデータ◎でも状態不安なら評価を下げるべきだろう。
総じて、過去傾向は「当たりやすいパズルの型」として活用しつつ、今年のレースの枠順・馬場・展開・各馬の仕上がりを重ね合わせて最終判断すべきだ。たとえば有利データ上位の馬が多数いても、実際にレースで展開が向くのはそのうち数頭かもしれない。過去傾向に合致しない馬でも、枠順や展開次第で浮上する可能性がある。当日のコンディションと照らし合わせ、データ・枠・馬場・展開・状態のバランスを取って予想を組み立てることが重要だろう。データは強力な後押しにはなるが絶対ではない。「データを踏まえた上で今年の状況に即した取捨選択」が、安田記念の的中への近道になるだろう。
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