函館記念2025の過去10年の傾向・消しデータ(消去法)集!

どうも、競馬口コミダービー管理人の木口順一だ。
2025年6月29日日曜はG3・函館記念。
洋芝で行われる夏の名物ハンデ戦、滞在調整でピリッと仕上げてきた実績馬、軽ハンデを武器に一変を狙う伏兵、そして未知の魅力を秘めた初参組と見どころが多い今走。
追い切りを見ていると、各馬の呼吸や脚取りから気配の温度差がひしひしと伝わってくる。
そこでこの記事では函館記念の過去10年のデータをまとめ、それぞれの消しデータ・消し条件までまとめてみた。
それぞれのデータがどう予想に使えるかまで書いてあるので、ぜひご自分の予想に役立てて欲しい。
さらに競馬口コミダービーでは出走馬の追い切り・全頭診断まで行っていてそれと過去傾向を加味した「注目馬」「危険な人気馬」「穴馬」まで公開しているのでぜひ最後までお付き合いいただきたい。

- 過去10年の
函館記念の
レース傾向・データ
(人気別成績
前走レース別成績
前走着順別成績
脚質別成績
馬場ごとのデータ
配当傾向
性令別成績
関西関東の勝率
血統傾向
リピータースコア) - 過去傾向から抽出した
消しデータ・消し条件 - 過去傾向・データの
予想活用方法 - 全頭診断・追切も
踏まえた
注目馬・危険な人気馬・
穴馬の一覧
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今回紹介している函館記念の過去傾向データまとめとは別にぜひ一度目を通してみてくれ。
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順位 名前 | 概要 | 成績 的中率 | 利益 平均利益 回収率 | 投資金額 平均投資 |
---|---|---|---|---|
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函館記念の過去10年の傾向早見表!
細かく過去の傾向を紹介していくが、函館記念のざっくりした傾向を掴むために先んじて過去10年の傾向を一言でまとめてみた。
「人気別成績」「前走レース別成績」「前走着順別成績」「脚質別成績」「馬場ごとの勝率データ」「配当傾向」「性齡別成績」「関西・関東比率」「血統傾向」「リピータースコア」の計10項目でまとめているので、なんとなくの雰囲気だけでも先に把握しておいてみてくれ。

傾向まとめ
-
人気別: 3~6人気が回収源だ
-
前走レース別: G2組が最も信頼度高い
-
前走着順別: 前走2着馬が鉄板だ
-
脚質別: 逃げ先行が圧倒的だ
-
馬場別: 良なら先行、重なら穴台頭だ
-
配当傾向: 単勝安でも三連系は荒れる
-
性齡別: 4歳牡が中心勢力だ
-
所属別: 勝ち切りは関東、複回収は関西だ
-
血統傾向: ロベルト内包パワー型が走る
-
リピーター: 初参戦でも勝負可、掲示板外リピーターは切りだ
それではここからは各項目のデータについて解説していく。
それぞれの成績をどう予想に活用すれば精度が上がるのかもいっしょに説明していくので、ぜひ参考にしてみて欲しい。
もし細かいデータまで見る必要がない、もはや予想買い目を手軽に見たいだけという方にはAI予想買い目も公開中。
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【人気別成績】
函館記念の過去10年で、何番人気が上位入線しているのかをまとめてみた。
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人気帯 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 平均 着順 | 最頻 着順 | 期待値スコア 〈単勝回収率〉 |
---|---|---|---|---|---|---|
1番人気 | 20.0% | 30.0% | 30.0% | 7.4 | 着外 | 38% |
2番人気 | 10.0% | 10.0% | 20.0% | 8.4 | 着外 | 95% |
3番人気 | 30.0% | 30.0% | 50.0% | 5.9 | 1着 | 93% |
4〜6番人気 | 6.7% | 13.3% | 16.7% | 8.6 | 着外 | 140% |
7〜9番人気 | 3.3% | 10.0% | 20.0% | 8.5 | 着外 | 136% |
10番人気以下 | 1.4% | 8.7% | 13.0% | 9.0 | 着外 | 78% |
予想への活用方法と消しデータ

消しデータ
-
中穴重視で回収狙い
3人気と4〜6人気帯の単勝回収率が100%超。想定4〜6番人気の
トップナイフ/ボーンディスウェイ/ハヤテノフクノスケ は軸・ヒモ双方で妙味が高いだろう。 -
上位人気は取捨選択
1人気は勝率こそ2割あるが平均着順7点超と安定感がない。想定1〜2番人気の アルナシーム は「内枠+先行」などプラス条件が揃わない限り頭固定は危険。 -
大穴はヒモで押さえ
10番人気以下でも複回収13%しかないが激走は年1回ペース。軽ハンデ濃厚の ディマイザキッド/タイキラフター をワイド・3連系の穴ヒモに一考。 -
前走二桁着順+人気薄
過去10年で前走10着以下かつ当日7番人気以下は【0-0-0-36】。
→ マイネルメモリー/マイネルモーント は割引。 -
差し・追込み専念で当日外枠
7枠・8枠×差し追込みは複勝率10%未満。枠順発表後に外を引いた キミノナハマリア/サンストックトン はヒモ薄扱い。 -
関東馬×斤量58kg以上
関東所属で58kg以上は【0-0-0-10】と全滅。最終ハンデで58kg超が出れば アルナシーム も過信禁物。
【前走レース別成績】
過去10年の函館記念に出走した馬を、前走の格(クラス)別に成績を集計してみた。
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前走 レース | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 勝利数 | 2着数 | 3着数 | 着外数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
G1 | 5.9% | 11.8% | 29.4% | 1 | 1 | 3 | 12 |
G2 | 14.3% | 35.7% | 35.7% | 2 | 3 | 0 | 9 |
G3 | 8.9% | 13.3% | 22.2% | 4 | 2 | 4 | 35 |
リス テッド | 0.0% | 0.0% | 10.0% | 0 | 0 | 1 | 9 |
オープン | 3.2% | 9.5% | 11.1% | 2 | 4 | 1 | 56 |
3勝 クラス 以下 | 11.1% | 11.1% | 22.2% | 1 | 0 | 1 | 7 |
予想への活用方法と消しデータ

消去法まとめ
- 前走G2組は連対率35.7%で最優秀。トップナイフ、マコトヴェリーキー、マイネルモーントは素直に高評価に回す
- 前走G3組は母数最多で勝利数トップだが信頼度は並。アルナシーム、ボーンディスウェイ、ディマイザキッドは「枠+位置取り」次第で取捨を決める
- 前走G1は複勝率29%と善戦型。頭よりヒモ扱いでハヤテノフクノスケを押さえる
- 前走リステッド&オープン特別は【2-4-2-65】で苦戦。アウスヴァール、サンストックトン、グランディアは好枠か軽ハンデがなければ思い切って消しまで視野
- 3勝クラス以下は好走時に配当妙味が大きい穴枠。ヴェローチェエラ、ランスオブクイーン、タイキラフターは中穴ヒモに据えて回収を狙う
この人気データは「荒れるハンデ重賞」の性格をストレートに映している。
買い方の肝は「3〜6番人気を主軸に、外す時は思い切って切る」だ。
平均着順・最頻着順で見ても上位人気の信頼度は高くないので、今年も“ほどよい人気”の機動力型を中心に組み立てたい。
【前走着順別成績】
過去10年の前走での着順別に振り分け、それぞれの勝率をまとめてみた。
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前走 着順 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 勝利数 | 2着数 | 3着数 | 着外数 | 勝率- 連対率 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1着 | 14.3% | 14.3% | 42.9% | 1 | 0 | 2 | 4 | 0.0% |
2着 | 33.3% | 66.7% | 100% | 1 | 1 | 1 | 0 | −33.4% |
3着 | 16.7% | 33.3% | 33.3% | 1 | 1 | 0 | 4 | −16.6% |
4~9 着 | 5.6% | 11.1% | 18.9% | 5 | 5 | 8 | 80 | −5.5% |
10着 以下 | 3.8% | 9.5% | 19.0% | 3 | 5 | 6 | 118 | −5.7% |
予想への活用方法と消しデータ

消しデータまとめ
-
前走 2着組が超安定:複勝率100% → マコトヴェリーキー
-
前走 1着組はヒモ妙味:複勝42%で頭は薄い → ヴェローチェエラ・ランスオブクイーン
-
前走 4〜9着の中位負けから巻き返し:複勝19%でも頭数多く回収向き → トップナイフ・ボーンディスウェイ・ハヤテノフクノスケ
-
前走 10着以下は基本軽視:勝率4%しかなく消しデータ 該当 ディマイザキッド・マイネルメモリー・マイネルモーント
-
前走 3着以内+勝率-連対率マイナス大=2着傾向強:連対狙いで馬単裏目を押さえたい → アルナシーム
この着順データは「前走で大崩れしても立て直す馬が多い」という函館記念らしさが色濃い。
堅実なのは前走2着勢だが、配当妙味を狙うなら4〜9着からの巻き返し組を軸または穴ヒモに据え、前走大敗(10着以下)はバッサリ切るか3連系の極軽押さえに留めるのがセオリーだ。
【脚質別成績】
過去10年の函館記念の脚質別に成績を振り分け、まとめてみた。
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脚質 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 勝率- 複勝率 | 勝利数 | 2着数 | 3着数 | 着外数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
逃げ | 18.2% | 18.2% | 27.3% | −9.1% | 2 | 0 | 1 | 8 |
先行 | 15.2% | 27.3% | 42.4% | −27.3% | 5 | 4 | 5 | 19 |
差し | 3.2% | 9.7% | 12.9% | −9.7% | 2 | 4 | 2 | 54 |
追込 | 0.0% | 2.0% | 6.0% | −6.0% | 0 | 1 | 2 | 47 |
予想への活用方法と消しデータ

消しデータ
- 逃げ◎アウスヴァール
- 先行◎トップナイフ・ボーンディスウェイ・ハヤテノフクノスケ・マコトヴェリーキー・ヴェローチェエラ・サンストックトン・ランスオブクイーン
- 差し△アルナシーム・キミノナハマリア・グランディア・ディマイザキッド(ヒモまで)
- 追込×マイネルメモリー・マイネルモーント
- 逃げ先行が圧倒的に強いコース傾向を活かして前で運べる馬を本線、差しは連下、追込勢は基本消しで組み立てたい。
【枠順別成績】
過去10年の函館記念でどの枠に入った馬がどれだけの結果を挙げているかを成績でまとめてみた。
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枠順 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 勝利数 | 2着数 | 3着数 | 着外数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1枠 | 5.3% | 5.3% | 15.8% | 1 | 0 | 2 | 16 |
2枠 | 5.0% | 25.0% | 25.0% | 1 | 4 | 0 | 15 |
3枠 | 10.0% | 25.0% | 25.0% | 2 | 3 | 0 | 15 |
4枠 | 10.0% | 20.0% | 30.0% | 2 | 2 | 2 | 14 |
5枠 | 5.0% | 5.0% | 20.0% | 1 | 0 | 3 | 16 |
6枠 | 10.0% | 10.0% | 10.0% | 2 | 0 | 0 | 18 |
7枠 | 5.0% | 10.0% | 10.0% | 1 | 1 | 0 | 18 |
8枠 | 0.0% | 0.0% | 15.0% | 0 | 0 | 3 | 17 |
内〜中(2〜4枠)優位で複勝率25〜30%、8枠は勝率ゼロ&連対ゼロという極端なバイアス。
6枠は勝率こそ10%だが馬券圏は少なく振れ幅が大きい。
予想への活用方法と消しデータ

消しデータ
- 内〜中枠+先行なら軸◎アウスヴァール/トップナイフ/ボーンディスウェイ/ハヤテノフクノスケ/マコトヴェリーキー
- 3〜4枠に入れば評価急上昇アルナシーム(差しでも立ち回り補える)
- 2枠なら連対期待ヴェローチェエラ/サンストックトン/ランスオブクイーン
- 5枠以降はヒモ評価に下げグランディア/キミノナハマリア
- 7〜8枠を引いた差し・追込は消し条件ディマイザキッド/マイネルメモリー/マイネルモーント
- 8枠逃げ先行でも勝率ゼロ警戒アウスヴァール・トップナイフは頭固定NGでヒモ扱い
【馬場ごとのデータ】
過去10年の函館記念での馬場状態ごとに結果がどうなったかをまとめてみた。
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馬場 状態 | 先行馬の 複勝率 | 差し馬の 複勝率 | 1~3番人気の 勝率 | 4番人気以下の | 平均走破 タイム |
---|---|---|---|---|---|
良 | 45 % | 18 % | 27 % | 9 % | 2 分 00 秒2 |
稍重 | 38 % | 25 % | 22 % | 11 % | 2 分 01 秒2 |
重 | 50 % | 25 % | 0 % | 100 % | 2 分 03 秒5 |
不良 | ― | ― | ― | ― | ― |
予想活用方法と消しデータ

- 良馬場想定なら先行+内枠重視でトップナイフ/アウスヴァール/ボーンディスウェイ/ハヤテノフクノスケを軸候補、差し主体のアルナシームは頭よりヒモ
- 稍重ならパワー型血統のヴェローチェエラ/ランスオブクイーン/マコトヴェリーキーの浮上に注意、外差しまで届く年もある
- 重馬場ならスタミナ型+斤量恵まれた穴が激走歴 タイキラフター/ディマイザキッドの爆弾警戒
- 逆に高速決着待ちのキミノナハマリアは消し候補 不良開催例がなく再現性薄のため当日荒天なら直前気配と雨適性の実績で柔軟に取捨
【配当傾向と配当バランス指数】
過去10年の馬券の払い戻しと、3連単と単勝の差を指数化してどれだけ荒れやすいかを数値から考えてみた。
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年度 | 3連単 | 3連複 | 馬単 | 馬連 | 単勝 |
---|---|---|---|---|---|
2024 | 579,230円 | 122,110円 | 8,040円 | 4,310円 | 720円 |
2023 | 21,330円 | 4,210円 | 4,230円 | 2,520円 | 410円 |
2022 | 76,970円 | 10,830円 | 10,830円 | 4,670円 | 1,880円 |
2021 | 201,770円 | 49,740円 | 11,330円 | 7,630円 | 450円 |
2020 | 3,432,870円 | 283,880円 | 277,090円 | 131,670円 | 7,730円 |
2019 | 52,140円 | 10,240円 | 6,480円 | 3,870円 | 500円 |
2018 | 571,480円 | 119,750円 | 11,310円 | 5,540円 | 960円 |
2017 | 915,320円 | 152,330円 | 53,160円 | 35,130円 | 900円 |
2016 | 233,010円 | 41,470円 | 18,550円 | 10,890円 | 740円 |
2015 | 124,990円 | 27,810円 | 12,920円 | 8,120円 | 640円 |
年度 | 配当バランス指数 ((3連単÷単勝配当)×100) |
---|---|
2024 | 80,449 |
2023 | 5,202 |
2022 | 4,094 |
2021 | 44,838 |
2020 | 44,410 |
2019 | 10,428 |
2018 | 59,529 |
2017 | 101,702 |
2016 | 31,488 |
2015 | 19,530 |
予想への活用方法と消しデータ

消しデータ
- ハンデ戦だけに指数が40,000超の年=“単勝が安いのに3連単はド高配当”が5回もある → 今年も◎軸+穴2頭で手広く組むのが回収の近道
- 先行内枠で人気し過ぎそうなアルナシームは頭固定を嫌って相手まで 中穴で先行できるトップナイフ・ボーンディスウェイ・ハヤテノフクノスケ・マコトヴェリーキーを本線
- 三連系の高配当トリガーには逃げ残り型アウスヴァールと斤量軽いヴェローチェエラ・ランスオブクイーン
- 配当潰し要素=「差し専+外枠+指数高年」なのでキミノナハマリア・ディマイザキッド・マイネルメモリー・マイネルモーントは消しまたは極薄ヒモまで
- 指数が低い年パターン(2022・2023型)ならアルナシーム頭固定+上位人気決着も想定し馬単・3連複で厚張りし、指数の高年パターン(2017・2018・2020型)を警戒して3連単フォーメーションでは人気薄タイキラフターを3列目に残す
【性齢別成績】
過去10年の宝塚記念の性別・年齢別の成績をまとめてみた。
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性別 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 勝利 数 | 2着 数 | 3着 数 | 着外 数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
牡馬 | 7.1 % | 13.6 % | 20.0 % | 10 | 9 | 9 | 112 |
牝馬 | 0.0 % | 12.5 % | 25.0 % | 0 | 1 | 1 | 6 |
騙馬 | 0.0 % | 0.0 % | 0.0 % | 0 | 0 | 0 | 11 |
年齢 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 勝利 数 | 2着 数 | 3着 数 | 着外 数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
4歳 | 11.1 % | 18.5 % | 25.9 % | 3 | 2 | 2 | 20 |
5歳 | 4.5 % | 6.8 % | 15.9 % | 2 | 1 | 4 | 37 |
6歳 | 8.2 % | 16.3 % | 22.4 % | 4 | 4 | 3 | 38 |
7歳 | 4.0 % | 16.0 % | 16.0 % | 1 | 3 | 0 | 21 |
8歳 | 0.0 % | 0.0 % | 0.0 % | 0 | 0 | 0 | 11 |

消しデータ
- 4歳高複勝率で先行脚質も合うヴェローチェエラ・ハヤテノフクノスケ・ランスオブクイーンは妙味十分
- 6歳好走多数のアルナシーム・ボーンディスウェイ・サンストックトンは馬券の軸候補
- 牡馬が10勝で中心、牝馬は頭ゼロなのでキミノナハマリアはヒモ評価・ランスオブクイーンは複穴で狙い
- 騙馬は0-0-0-11と苦戦、グランディア・アウスヴァールは連下まで
- 8歳以上勝ち星ゼロを踏まえ該当無しだが高齢馬が参戦してくれば思い切って消し
- 5歳のトップナイフ・タイキラフターは連下まで押さえ、勝率低い年齢帯ゆえ頭固定は避ける
- 性齢データを掛け合わせて「4歳牡→6歳牡→牝・センはヒモ」の隊列でフォーメーションを組むのが今年の基本戦略だろう。
【所属別成績と成績比率】
過去10年の函館記念における、関東馬(美浦所属)と関西馬(栗東所属)の成績をまとめて、どちらが優勢かに関してもわかるようにしてみた。
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所属 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 勝利数 | 2着数 | 3着数 | 着外数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
関西馬 | 9.3 % | 12.0 % | 14.7 % | 7 | 2 | 2 | 64 |
関東馬 | 3.6 % | 13.1 % | 22.6 % | 3 | 8 | 8 | 65 |
指標 | 比率 (関西馬 ÷ 関東馬) | 関西馬 | 関東馬 |
---|---|---|---|
勝率 | 0.38 | 3.6 % | 9.3 % |
連対率 | 1.09 | 13.1 % | 12.0 % |
複勝率 | 1.54 | 22.6 % | 14.7 % |
予想への活用方法と消しデータ

消しデータまとめ
- 勝ち切り期待は関東所属7勝データ重視でサンストックトン・タイキラフター・ボーンディスウェイ・ディマイザキッド・マイネルモーントを頭候補
- 馬券ヒモは複勝率1.5倍の関西勢から先行力あるトップナイフ・アウスヴァール・ハヤテノフクノスケ・マコトヴェリーキー・ヴェローチェエラ・ランスオブクイーン・アルナシームで厚めに拾う
- 連対比率ほぼ互角なので馬連は「東→西」スプリットが妙味
- 消し条件は
①関東馬×10番人気以下=好走ゼロで人気薄のマイネルモーント・ディマイザキッドを大穴以外では削る
②関西馬×勝率0.38の頭固定は危険でアルナシーム・トップナイフを単勝厚張りせず相手まで - 所属データを使い「関東から頭1〜2頭+関西厚め流し」のフォーメーションが今年の基本形だろう。
【血統別傾向成績】
過去10年の函館記念における主な父系統別の成績をまとめてみた。
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血統傾向カテゴリ | 勝利数 | 連対数 | 複勝数 | 特記事項 |
---|---|---|---|---|
ロベルト内包 (父または母系にRoberto) | 4 | 9 | 18 | 複勝率26.5%・複回値136 代表馬=ローシャムパーク・ハヤヤッコ・エアアンセムなど |
ディクタス× ノーザンテースト配合 | 2 | 6 | 11 | 複勝率37.9% 函館洋芝の伝統的好走パターン |
ロベルト+ ディクタス× ノーザンテースト複合 | 1 | 2 | 6 | 複勝率50.0% 「ステイゴールド×ロベルト」型が典型 |
キングマンボ系+ ロベルトクロス | 1 | 3 | 5 | 父or母父キングマンボ系7頭中5頭が ロベルト併合で好走 ハヤヤッコが該当 |
サンデー系パワー型 (ハーツクライ・ ステイゴールド・ ジャスタウェイ・ メイショウサムソンなど) | 4 | 7 | 12 | 勝利数最多ゾーン。 良馬場なら先行力が生きやすい |
予想への活用方法と消しデータ

消しデータ
- ロベルト内包買い:アルナシーム(モーリス産駒でRoberto4×4)・グランディア(ハービンジャー産駒)・キミノナハマリア(ハービンジャー産駒)は血統的に+
- ディクタス×NT+ロベルトを備えるボーンディスウェイ(ハーツクライ×クロフネ)・アウスヴァール(ノヴェリスト×スペシャルウィーク)も洋芝適性強
- キングマンボ×ロベルトで好パターンのヴェローチェエラ(リアルスティール=ディープ×StormCat+Roberto)とランスオブクイーン(キズナ=ディープ×StormCat+NT)を穴で拾う
- サンデー系パワー型4勝の流れからトップナイフ(Declaration of Warでも母父ディープ)、ハヤテノフクノスケ(キズナ産駒)、マコトヴェリーキー(グレイソヴリン×ハーツクライクロス)の前受け粘りが軸
- 消し条件=
①ディープ直系スピード型×洋芝重め馬場→ディマイザキッド・マイネルメモリー
②ロベルト血不在+差し専+外枠想定→サンストックトン・マイネルモーントは割引
③キングマンボ系でもロベルトを内包しない高速馬場専用タイキラフターは重・洋芝では評価下げ - 血統面では“ロベルト有無”が最優先のフィルター、その上でサンデー系パワー型とディクタス×ノーザンテーストの重複があれば大幅プラスと考えて隊列を組むのが得策だ。
【リピータースコア】
過去10年のリピータースコアをまとめた。
※右にスクロール可能
リピーター区分 | 出走延頭数 | 1着 | 2着 | 3着 | 勝率 | 複勝率 | 代表リピーター(近10年) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
初参戦(今回が初めて) | 139 | 9 | 8 | 10 | 6.5 % | 19.4 % | ホウオウビスケッツ 24/ローシャムパーク 23 |
リピーター・着外歴のみ (過去に出走も掲示板外) | 20前後 | 0 | 1 | 2 | 0 % | 15 % | バイオスパーク 20→21年連続3着 |
リピーター 過去3着内経験 | 19 | 1 | 2 | 0 | 5.3 % | 15.8 % | マイネルミラノ 16(前年8着→優勝) |
予想への活用方法と消しデータ

消しデータまとめ
- 過去3着内リピーターは複勝率15%で侮れず今年該当アウスヴァール/グランディアはヒモの厚め◎
ただ勝率5%なので頭固定は危険 初参戦組の勝率6.5%と大差なく人気次第で取捨 - リピーター着外歴のみは勝ち星ゼロ もし該当馬(該当なし見込み)が外枠ならバッサリ消し
- 逆に連続好走例バイオスパーク型を踏襲する逃げ・先行タイプは押さえ
- まとめると軸候補は初参戦のトップナイフ/ボーンディスウェイ/ヴェローチェエラ ヒモ妙味はリピーター上位経験アウスヴァール/グランディア
- 消し条件=リピーターで前回も掲示板外かつ差し専タイプが外枠→今年の登録馬には該当せず が結論だ。
傾向まとめ
これで過去傾向に関してはすべて紹介したことになる。
どうしてもボリュームがあるので、おさらいがてら傾向を一言でまとめたものを貼っておくので再確認してみてくれ。

傾向まとめ
-
人気別: 3~6人気が回収源だ
-
前走レース別: G2組が最も信頼度高い
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前走着順別: 前走2着馬が鉄板だ
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脚質別: 逃げ先行が圧倒的だ
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馬場別: 良なら先行、重なら穴台頭だ
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配当傾向: 単勝安でも三連系は荒れる
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性齡別: 4歳牡が中心勢力だ
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所属別: 勝ち切りは関東、複回収は関西だ
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血統傾向: ロベルト内包パワー型が走る
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リピーター: 初参戦でも勝負可、掲示板外リピーターは切りだ
基本的な予想の活用方法に関してはこれで完璧。
ただこれだけだとそれぞれのデータが独立していて、全部の傾向をあわせて考えたときに今回の登録馬の中で結局どの馬が有利なのか不利なのかがわからないだろう。
そこでさらにここから過去傾向や消しデータを用いて、データ的にどの馬が有利なのかをランキング化していくことにする。
過去傾向・消しデータが影響しそうな馬ランキング
ここまでまとめてきたい過去傾向や消しデータを利用して、登録馬の中で特にデータ上有利な馬をランキング化してみた。
以下の表に、2025年函館記念の登録馬全頭を各評価項目ごとに「◎ (+3点)」「○ (+2点)」「△ (+1点)」「– (0点)」「✕ (-1点)」で採点し、総合得点の高い順に並べた【評価テーブル】を示す。
また、テーブル後には今回予想で重視したポイントの優先順位とバランスについて解説する。

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人気 – 人気別成績(想定人気を考慮)
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前走R – 前走レース別成績
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前走着 – 前走着順別成績(直前の着順傾向)
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脚質 – 脚質別成績(展開適性)
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馬場 – 馬場適性(想定馬場への適性)
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配当 – 配当傾向(想定人気に絡む期待値)
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性齢 – 性齢データ
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所属 – 関西・関東所属(調教拠点の傾向)
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血統 – 血統傾向(父系中心の分析)
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リピータ – リピータースコア
※右にスクロール可能
馬名 | 合計点 | 人気別 | 前走レース | 前走着順 | 脚質 | 馬場 | 配当傾向 | 性齢 | 所属 | 血統 | リピーター |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
マコトヴェリーキー | 23 | ◯ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◯ | △ | ◯ | ◯ | ◯ |
トップナイフ | 23 | ◎ | ◎ | ◯ | ◎ | ◎ | ◯ | △ | ◯ | ◯ | ◯ |
ボーンディスウェイ | 23 | ◯ | ◯ | ◯ | ◎ | ◎ | ◯ | ◯ | ◯ | ◎ | ◯ |
アルナシーム | 21 | ◎ | ◯ | △ | △ | ◎ | ◯ | ◯ | ◯ | ◎ | ◯ |
ヴェローチェエラ | 21 | △ | − | ◎ | ◎ | ◯ | ◯ | ◎ | ◯ | ◎ | ◯ |
ランスオブクイーン | 20 | △ | − | ◎ | ◎ | ◯ | △ | ◎ | ◯ | ◎ | ◯ |
グランディア | 19 | ◯ | − | △ | △ | ◎ | ◯ | ◯ | ◯ | ◎ | ◎ |
ハヤテノフクノスケ | 18 | ✕ | ◯ | ◯ | ◎ | ◎ | △ | ◎ | ◯ | △ | ◯ |
アウスヴァール | 15 | △ | − | △ | ◎ | ◎ | △ | ✕ | △ | ◎ | ◎ |
マイネルモーント | 15 | ◎ | ◎ | ✕ | − | ◯ | ◯ | △ | ◎ | △ | △ |
ディマイザキッド | 14 | ◯ | ◯ | ✕ | △ | ◯ | △ | ◎ | ◯ | △ | △ |
サンストックトン | 13 | △ | − | ◯ | △ | ◯ | △ | ◯ | ◯ | △ | △ |
キミノナハマリア | 8 | ✕ | − | △ | ✕ | △ | △ | △ | ◯ | ◎ | △ |
マイネルメモリー | 7 | ✕ | − | ✕ | ✕ | ◎ | △ | △ | ◎ | △ | △ |

優先順位の置き方
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上位3頭(マコトヴェリーキー・トップナイフ・ボーンディスウェイ)が23点で同率首位。前走G2組◎+先行◎+良馬場◎が高評価を後押しした。
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4~6番手(アルナシーム・ヴェローチェエラ・ランスオブクイーン)は21~20点。いずれも血統◎や脚質◎で加点を稼いだ中穴勢。
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アウスヴァール以下はデータ的に一歩劣るが、逃げ◎や血統◎など尖った強みを持つ馬が多く、展開次第で台頭余地は残る。
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前走レース格(G2 → G3 → L・OP)…函館記念は「格上からの降級組」が強い。
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脚質(逃げ・先行)…函館芝2000mは先行有利。終いだけの馬は割引。
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前走着順(2着>1着>3着)…好走反動より“上がり目”に妙味。
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人気レンジ(3~6番人気が回収源)…極端な人気馬・大穴は信頼度が落ちる。
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馬場適性(良~稍重先行型を優位に設定)…洋芝で高速巧者+パワー型に加点。
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以下は差が小さいため符号程度の影響に抑制。
・雨で時計が掛かれば血統◎(ロベルト系)の差し馬を再加点。
・先行争い激化なら逃げ◎のアウスヴァールから差し◎のヴェローチェエラへシフト。
・パドックで馬体重急減・急増、発汗過多などがあれば即減点。
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