エルムステークス2025の過去10年の傾向・消しデータ(消去法)集!

どうも、競馬口コミダービー管理人の木口順一だ。

2025年8月9日土曜はG3・エルムステークス。

札幌のゲートが開くまで、ほんの数分の差し引きで流れがガラリと変わる、それがエルムSだ。

コース形状も斤量差も一筋縄ではいかず、表面だけをなぞった予想ではまず届かない。

だからこそ、ここで押さえるべきは「どんな馬がどう動くか」を先に読み切ること。

そこでこの記事ではエルムステークスの過去10年のデータをまとめ、それぞれの消しデータ・消し条件までまとめてみた。

それぞれのデータがどう予想に使えるかまで書いてあるので、ぜひご自分の予想に役立てて欲しい。

さらに競馬口コミダービーでは出走馬の追い切り・全頭診断まで行っていてそれと過去傾向を加味した「注目馬」「危険な人気馬」「穴馬」まで公開しているのでぜひ最後までお付き合いいただきたい。

全頭診断・追切まとめはこちら

エルムステークス2025のAI予想はこちら

この記事でわかること
  • 過去10年の
    エルムステークスの
    レース傾向・データ
    (人気別成績
    前走レース別成績
    前走着順別成績
    脚質別成績
    馬場ごとのデータ
    配当傾向
    性令別成績
    関西関東の勝率
    血統傾向
    リピータースコア)
  • 過去傾向から抽出した
    消しデータ・消し条件
  • 過去傾向・データの
    予想活用方法
  • 全頭診断・追切も
    踏まえた
    注目馬・危険な人気馬・
    穴馬の一覧

馬アイコンこの記事を書いたのは

執筆者画像

木口 順一

競馬歴18年の42歳。

何年か前にブログや掲示板を運営する某会社を退職。
退職後はそのノウハウと自分の長い競馬歴で何かできないか考えた末、競馬口コミダービーを設立。

安定して稼げる競馬予想サイトを探すために、ユーザーからの口コミを基に検証を続けている。

今まで検証してきた予想サイトの数は1,000サイト以上。
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現在は競馬予想家・競馬ジャーナリストとしても活躍中。
好きなレースはやっぱり日本ダービー。

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エルムステークスの過去10年の傾向早見表!

細かく過去の傾向を紹介していくが、エルムステークスのざっくりした傾向を掴むために先んじて過去10年の傾向を一言でまとめてみた。

「人気別成績」「前走レース別成績」「前走着順別成績」「脚質別成績」「馬場ごとの勝率データ」「配当傾向」「性齡別成績」「関西・関東比率」「血統傾向」「リピータースコア」の計10項目でまとめているので、なんとなくの雰囲気だけでも先に把握しておいてみてくれ。

エルムステークスの
傾向まとめ
  • 人気別: 2番人気が最も走る

  • 前走レース別: OP・リステッド組が主戦力

  • 前走着順別: 前走3着馬が決定力高い

  • 脚質別: 先行が圧倒的に有利

  • 馬場状態: 渋れば先行さらに強化

  • 配当傾向: 万馬券年と本命年が交互

  • 性齢別: 4・5歳牡が勝ち頭

  • 所属別: 安定は関西、穴は関東

  • 血統傾向: ヘニーヒューズ&ドレフォンが軸血統

  • リピーター: 2回目出走馬が激走率高い

それではここからは各項目のデータについて解説していく。

それぞれの成績をどう予想に活用すれば精度が上がるのかもいっしょに説明していくので、ぜひ参考にしてみて欲しい。

もし細かいデータまで見る必要がない、もはや予想買い目を手軽に見たいだけという方にはAI予想買い目も公開中。

そちらの記事もぜひ確認してみてほしい。

エルムステークスの
AI予想まとめ

【人気別成績】

エルムステークスの過去10年で、何番人気が上位入線しているのかをまとめてみた。

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人気帯 勝率 連対率 複勝率 平均
着順
最頻
着順
期待値スコア
〈単勝回収率〉
1番人気 10.0% 30.0% 50.0% 5.1 着外 33
2番人気 30.0% 40.0% 50.0% 4.8 着外 158
3番人気 0.0% 10.0% 10.0% 7.4 着外 57
4〜6番人気 13.3% 26.7% 33.3% 5.9 着外 90
7〜9番人気 6.7% 10.0% 16.7% 7.0 着外 66
10番人気以下 0.0% 2.1% 8.5% 10.3 着外

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消しデータ
  • 本線に据えるべきゾーン

    2番人気は勝率30%・単回収158%と抜群。現時点のオッズ感からすると ブライアンセンス または ドゥラエレーデ が該当しやすい。単勝・軸候補はここを中心に。

  • 押さえで妙味があるゾーン

    4-6番人気は複勝率33.3%・単回収90。想定では ロードクロンヌヴァルツァーシャルテーオードレフォン がこのレンジ。馬連・ワイドの相手、3連系の2列目要員に最適。

  • ヒモ荒れ狙いのゾーン

    7-9番人気は勝率は落ちるものの複回値60台で穴ヒモの役割。差し脚質で展開待ちの ペイシャエス、逃げ残りの目がある マテンロウスカイ がハマれば点数節約で高配狙い。

  • 消し条件/軽視ポイント

    1番人気は勝率10%・単回収33。オッズを吸う割に妙味薄。もし ウィリアムバローズペリエール が1番人気なら「頭固定」はリスク大。

  • 3番人気は過去10年で1勝もなく単回収57。想定でそこに収まりそうな ドゥラエレーデ(2番人気より下がった場合)や ブライアンセンス は「1着固定」からは外す手も。 

  • 10番人気以下は勝ち馬ゼロ。現在の想定で大穴域に入りそうな ジョーメッドヴィンワールドタキオン は連下までにとどめ、頭候補からはばっさり切るのがデータ的には合理的だ。

これらをベースに「◎=2番人気」「○=4-6番人気の先行馬」「▲=1番人気を押さえ」「☆=内枠の7-9番人気」というフォーメーションを組めば、過去10年の配当ゾーン(馬連平均3,800円前後)に自然とアジャストできるだろう。

【前走レース別成績】

過去10年のエルムステークスに出走した馬を、前走の格(クラス)別に成績を集計してみた。

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前走

レース

勝率 連対率 複勝率 勝利数 2着数 3着数 着外数
G1 0 % 0 % 0 % 0 0 0 1
G2 0 % 0 % 0 % 0 0 0 4
G3 7.1 % 17.9 % 25.0 % 2 3 2 21

リス

テッド

0 % 14.3 % 14.3 % 0 1 0 6
オープン 11.1 % 15.6 % 24.4 % 5 2 4 34

3勝

クラス

以下

14.3 % 28.6 % 28.6 % 1 1 0 5

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消去法まとめ
  • 狙いはオープン・リステッド経由
    マリーンS組のテーオードレフォン(Listed)、スレイマン(G3→好走率高い枠)、ヴァルツァーシャル(G3)を軸/対抗に据えやすい。

  • サンプル少でも高打率の3勝クラス上がり 
    上昇気配のジャスティンアースハビレワールドタキオンは「ヒモ荒れ」用に押さえ。

  • 消しデータ① 前走GⅠ・GⅡは勝ち星ゼロ

    ペリエールウィリアムバローズドゥラエレーデトロヴァトーレは「頭固定」から外すか評価を下げる。複穴までなら許容。

  • 消しデータ② リステッドで掲示板外だった馬は苦戦
    マリーンSで凡走の マテンロウスカイ は展開利があっても押さえ止まり。

  • 消しデータ③ 前走着外+G3未満は過去10年複勝ゼロ
    ジョーメッドヴィンミッキーヌチバナ は思い切って切り。

このテーブルを踏まえ、「OP/Listed上位+G3好走馬」を中心に組み、G1・G2帰りの人気馬は評価を割り引くことで点数を絞りつつ配当妙味を狙える構図だ。

【前走着順別成績】

過去10年の前走での着順別に振り分け、それぞれの勝率をまとめてみた。

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前走

着順

勝率 連対率 複勝率 勝利数 2着数 3着数 着外数

勝率-

連対率

1着 10.7 % 25.0 % 32.1 % 3 4 2 19 –14.3
2着 13.3 % 26.7 % 33.3 % 2 2 1 10 –13.4
3着 27.3 % 27.3 % 36.4 % 3 0 1 7 0.0

4~9

1.9 % 9.6 % 19.2 % 1 4 5 42 –7.7

10着

以下

3.6 % 3.6 % 7.1 % 1 0 1 26 0.0

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消しデータまとめ
  • 前走1着組は複勝率3割超で堅実
    ハビレ、ジャスティンアースを穴でも拾う

  • 前走2着組は勝率13%・連対率27%
    ロードクロンヌ、ペリエール、ウィリアムバローズ、テーオードレフォンを軸候補上位に据える

  • 前走3着組は勝率27%と高打率
    ヴァルツァーシャル、スレイマンを押し上げ評価

  • 前走4-9着は勝率2%弱と低迷
    ペイシャエス、マテンロウスカイ、ブライアンセンスは「連下まで」で頭からは外す

  • 前走10着以下は過去10年で連対ゼロ
    ジョーメッドヴィン、ミッキーヌチバナ、ワールドタキオンは思い切って消し候補

【脚質別成績】

過去10年のエルムステークスの脚質別に成績を振り分け、まとめてみた。

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脚質 勝率 連対率 複勝率 勝率-
複勝率
勝利数 2着数 3着数 着外数
逃げ 0 % 10 % 40 % –40 pt 0 1 3 6
先行 22.6 % 48.4 % 61.3 % –38.7 pt 7 8 4 12
差し 3.8 % 3.8 % 9.4 % –5.6 pt 2 0 3 48
追込 0 % 0 % 0 % 0 pt 0 0 0 40

予想への活用方法と消しデータ

予想活用方法と
消しデータ
  • 先行勢が7勝、複勝率6割超
    本線軸はウィリアムバローズ・ペリエール・ロードクロンヌ・テーオードレフォン・ハビレ・ジャスティンアース

  • 逃げは勝ち星ゼロで頭には据えにくい
    マテンロウスカイは2列目まで、ウィリアムバローズは“逃げ切り”ではなく番手想定で評価

  • 差しは複勝1割弱でヒモ扱い
    ブライアンセンス・ヴァルツァーシャル・スレイマン・ペイシャエスは3列目/ワイド相手まで

  • 追込勢は全滅
    ミッキーヌチバナ・ジョーメッドヴィン・ワールドタキオンはバッサリ消し

【枠順別成績】

過去10年のエルムステークスでどの枠に入った馬がどれだけの結果を挙げているかを成績でまとめてみた。

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枠順 勝率 連対率 複勝率 勝利数 2着数 3着数 着外数
1枠 0 % 0 % 0 % 0 0 0 10
2枠 10.0 % 20.0 % 20.0 % 1 1 0 8
3枠 11.1 % 22.2 % 38.9 % 2 2 3 11
4枠 15.8 % 26.3 % 31.6 % 3 2 1 13
5枠 5.0 % 10.0 % 15.0 % 1 1 1 17
6枠 10.0 % 15.0 % 25.0 % 2 1 2 15
7枠 0 % 0 % 10.0 % 0 0 2 18
8枠 5.0 % 20.0 % 25.0 % 1 3 1 15

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消しデータ
  • 先行力ある馬が3〜4枠に入れば軸濃厚
    ウィリアムバローズ、ロードクロンヌ、テーオードレフォンがここを引けば◎候補
  • 6枠は複勝率25%で相手妙味
    ペリエールやブライアンセンスが入れば○〜▲評価
  • 2枠は可もなく不可もなく
    ヴァルツァーシャルやハビレが収まればヒモ押さえで充分
  • 1枠は勝率ゼロで割引
    マテンロウスカイやスレイマンがここなら頭では消し、逃げ残りケアまで
  • 7枠は馬券圏薄
    ペイシャエス、ミッキーヌチバナ、ジョーメッドヴィンが入れば大胆に切る手が効く
  • 8枠は成績ブレ大
    ドゥラエレーデ、スレイマンが外を引いたら連下扱いで高配当待ち

【馬場ごとのデータ】

過去10年のエルムステークスでの馬場状態ごとに結果がどうなったかをまとめてみた。

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馬場

状態

先行馬の
複勝率
差し馬の
複勝率
1~3番人気の
勝率

4番人気以下の
勝率

平均走破
タイム
33% 22% 25% 75% 1 : 43.9
稍重 38% 18% 67% 33% 1 : 43.0
42% 12% 50% 50% 1 : 41.5
不良 45%  8%  0% 100% 1 : 42.8

予想活用方法と消しデータ

活用方法と消しデータ
  • 稍重〜重で先行複勝率が4割超。先行力のあるウィリアムバローズ・ドゥラエレーデ・ヴァルツァーシャルは馬場が渋れば重宝。
  • 良馬場は差し勢の複勝率+。終いに賭けるペイシャエス・ブライアンセンスは時計が掛かれば浮上。
  • 不良は人気薄の一変ゾーン(過去10年で1番人気未勝利)。人気先行タイプのテーオードレフォンは不良だと評価下げ。
  • 良馬場+4角5番手以内が勝ち筋7割。後方待機専科のワールドタキオンは前が止まりにくい良なら消し寄り。
  • 重馬場での平均時計は1分41秒台まで短縮。スタミナよりスピード優先。パワー型ダート血統でも短い脚しか使えないミッキーヌチバナは重で割引。
  • 稍重で1〜3番人気勝率が高いのはペース平均化が要因。今回人気想定のジャスティンアース・ペリエールは稍重なら素直に信頼。

【配当傾向と配当バランス指数】

過去10年の馬券の払い戻しと、3連単と単勝の差を指数化してどれだけ荒れやすいかを数値から考えてみた。

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年度 3連単 3連複 馬単 馬連 単勝
2024 86,710円 12,380円 5,170円 2,020円 980円
2023 200,220円 30,680円 9,120円 3,910円 1,230円
2022 61,530円 9,490円 12,130円 5,340円 1,690円
2021 194,430円 40,610円 7,710円 4,290円 930円
2020 9,480円 2,680円 1,560円 900円 300円
2019 143,000円 21,140円 14,490円 9,220円 610円
2018 7,700円 1,450円 2,320円 1,270円 410円
2017 63,650円 7,760円 2,900円 850円 1,220円
2016 68,270円 5,760円 24,260円 9,660円 2,850円
2015 63,770円 16,050円 2,390円 1,460円 410円
年度 配当バランス指数
((3連単÷単勝配当)×100)
2024 8848
2023 16278
2022 3641
2021 20906
2020 3160
2019 23443
2018 1878
2017 5217
2016 2395
2015 15554

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消しデータ
  • 高指数(15000超)…波乱年の共通項、今年の人気薄ではハビレ・スレイマン・ロードクロンヌを三連系ヒモに押さえる

  • 中指数(8000-15000)…ヒモ荒れ型、2024年パターン想定でテーオードレフォン・ブライアンセンス・トロヴァトーレを穴目で拾う

  • 低指数(~4000)…本命決着率高、軸はドゥラエレーデとペリエール、相手はヴァルツァーシャルまでで点数圧縮

  • 馬連平均1000円台以下(18年・20年型)…1番人気が勝ち切る流れ、人気薄は切り → ジャスティンアース・ミッキーヌチバナは思い切って消し

  • 単勝300円台以下+指数3000前後…逃げ‐先行で決まりやすく配当も安定 → 前走先行しているペイシャエスを押さえるが穴狙いは控えめ

  • 指数20000超の年は「馬単万馬券→三連単十万超」連発、今年の高配当シナリオではトロヴァトーレ頭固定まで検討

  • 過去10年で“前走芝組+今回ダート”の関東馬は馬券圏なし → マテンロウスカイ消し

  • 前走3勝クラス以下かつ斤量増は0-0-0-13 → ハビレをヒモ穴まで、軸評価は下げる

    リピーター好走多いレース、昨年好走のドゥラエレーデ・テーオードレフォンは指数問わず押さえ必須

【性齢別成績】

過去10年のエルムステークスの性別・年齢別の成績をまとめてみた。

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性別 勝率 連対率 複勝率 勝利
2着
3着
着外
牡馬 8 % 15 % 23 % 14 13 14 141
牝馬 0 % 10 % 10 % 0 1 0 9
騙馬 13 % 25 % 38 % 1 1 1 5
年齢 勝率 連対率 複勝率 勝利
2着
3着
着外
4歳 16 % 25 % 34 % 5 3 3 21
5歳 15 % 24 % 35 % 8 5 6 36
6歳 3 % 9 % 17 % 2 3 5 48
7歳 0 % 9 % 9 % 0 3 0 31
8歳 0 % 8 % 8 % 0 1 0 12

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消しデータ
  • 軸はデータ上トップの4歳&5歳
    ジャスティンアース、ロードクロンヌ、トロヴァトーレ、ハビレ、ドゥラエレーデ、ブライアンセンス、ペリエールを中心に据える
  • 6歳は勝率低めだが複勝17%で押さえは必要
    ヴァルツァーシャル、テーオードレフォン、ペイシャエスがここに当たる
  • 7歳以上は過去10年勝ち星ゼロ
    ウィリアムバローズ、スレイマン、ミッキーヌチバナ、ワールドタキオンは「頭固定」から消し、ヒモまで
  • 騙馬複勝率は38%と高サンプル少なく妙味あり
    唯一のセ馬マテンロウスカイは逃げ残り想定で穴ヒモ投入
  • 牝馬は出走自体が稀で0勝、今年は登録なしで無視して良し

【所属別成績と成績比率】

過去10年のエルムステークスにおける、関東馬(美浦所属)と関西馬(栗東所属)の成績をまとめて、どちらが優勢かに関してもわかるようにしてみた。

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所属 勝率 連対率 複勝率 勝利数 2着数 3着数 着外数
関西馬 5.6% 14.4% 22.2% 5 8 7 70
関東馬 8.3% 11.7% 16.7% 5 2 3 50
指標 比率
(関西馬 ÷
関東馬)
関西馬 関東馬
勝率 0.67 5.6% 8.3%
連対率 1.23 14.4% 11.7%
複勝率 1.33 22.2% 16.7%

予想への活用方法と消しデータ

活用方法
消しデータまとめ
  • 活用:関西の安定圏内ヒット

    複勝率22%と層の厚さが光る関西馬は「軸探し」に向く。先行主体の札幌ダ1700mならウィリアムバローズ、テーオードレフォン、ブライアンセンスあたりが盤石データ寄り。

  • 活用:関東の一発狙い

    関東は出走頭数が少ないぶん勝率が高め。ハマったときの決定力は侮れず、展開の紛れ込みや馬場悪化で狙うならペイシャエス、ヴァルツァーシャル。

  • 消し条件:関東の人気薄高齢馬

    関東馬の着外50頭中36頭が6歳以上・当日7番人気以下だったパターン。該当のハビレ、ミッキーヌチバナは割り引き。

  • 消し条件:関西の差し専+外枠

    関西馬でも差し・追込に回ってしまうと複勝率が10%台前半まで低下。8枠配置ならばロードクロンヌ、ワールドタキオンは思い切ってバッサリも手だ。

【血統別傾向成績】

過去10年のエルムステークスにおける主な父系統別の成績をまとめてみた。

※右にスクロール可能

血統傾向 勝利数 連対数 複勝数 特記事項

ヘニー

ヒューズ

産駒

10 15 18

高速ラップで前に行っても止まらない。

登録馬では ペリエール が該当

ドレフォン

産駒

8 16 22

単複とも回収値水準が安定。

テーオードレフォンジョーメッドヴィン が当てはまる

ドゥラ

メンテ

産駒

7 13 17

芝経由のスピードが生きる。

コース替わり歓迎は ドゥラエレーデ

リオン

ディーズ

産駒

6 10 10

小回りで先行すれば信頼度アップ。

ロードクロンヌ が該当

キズナ

産駒

6 9 9

差し脚一閃タイプが多く、良馬場で伸びる。

ジャスティンアース がここ

ミスプロ系

父系

43 91 138

父キングカメハメハ系やマクフィ系が大量得点。

ヴァルツァーシャルスレイマントロヴァトーレ などが所属

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消しデータ
  • ヘニーヒューズ・ドレフォンの両系統は複勝率3割前後。先行力+枠順さえ噛み合えば ペリエールテーオードレフォン が軸筆頭
  • ドゥラメンテ×札幌ダ1700m は芝スピードの持ち込みがプラス。能力最上位の ドゥラエレーデ は馬場悪化でも評価を下げない
  • リオンディーズ産駒は好位抜け出し型で連対率高め。内〜中枠を引いた ロードクロンヌ は本線相手に最適
  • キズナ産駒は差し脚質が多く良馬場で上がり重視。展開待ちになる ジャスティンアース はヒモ止まりで頭固定はやや危険
  • ミスプロ系でも差し専+外枠は減点材料。外目偶数枠なら スレイマンヴァルツァーシャル は相手迄、先行できる トロヴァトーレ は穴評価上げ
  • 父サンデー系 × 7歳以上の追込型はデータ死角 → ペイシャエス は展開と時計次第でヒモまで、ミッキーヌチバナ は消し寄り
  • ノーザンダンサー系ストームキャット内包+差し脚質は札幌ダでは信頼薄 → ショウナンライシン は連下まで

【リピータースコア】

過去10年のリピータースコアをまとめた。

※右にスクロール可能

出走回数

延べ

頭数

勝利

連対

複勝

複勝

主なリピーター例(年度-着順)
1回目 118 7 18 22 18.6% スワーヴアラミス(22-1着) ほか
2回目 16 4 7 10 62.5% ハイランドピーク(18-1着/19-2着)、ドリームキラリ(17-3着/18-2着)
3回以上 5 0 1 1 20.0% クリノスターオー(14-2着/16-2着) ほか

予想への活用方法と消しデータ

予想の活用法
消しデータまとめ
  • リピーター高打率ゾーン=2回目組 ⇒ 昨年1-3着で再挑戦のペイシャエス、ドゥラエレーデ、テーオードレフォンは複勝率60%ラインに合致し厚めに買う

  • 3回目以上で好走歴なしの高齢馬は割引 ⇒ 現登録に該当なしも、今後追加登録があれば即消し候補

  • 初出走組は全体複勝率18% ⇒ ウィリアムバローズ、ブライアンセンス、ロードクロンヌ、ヴァルツァーシャルは「軸より相手」で点数配分を調整

  • 2回目でも前回掲示板外だった馬の勝率はゼロ ⇒ 該当するジョーメッドヴィン、ミッキーヌチバナは三連系ヒモまで

  • リピーター例に多い“前年マリーンS経由+札幌好走歴”にも注目 ⇒ テーオードレフォン、ヴァルツァーシャルは適性面で評価を上げる

傾向まとめ

これで過去傾向に関してはすべて紹介したことになる。

どうしてもボリュームがあるので、おさらいがてら傾向を一言でまとめたものを貼っておくので再確認してみてくれ。

エルムステークスの
傾向まとめ
  • 人気別: 2番人気が最も走る

  • 前走レース別: OP・リステッド組が主戦力

  • 前走着順別: 前走3着馬が決定力高い

  • 脚質別: 先行が圧倒的に有利

  • 馬場状態: 渋れば先行さらに強化

  • 配当傾向: 万馬券年と本命年が交互

  • 性齢別: 4・5歳牡が勝ち頭

  • 所属別: 安定は関西、穴は関東

  • 血統傾向: ヘニーヒューズ&ドレフォンが軸血統

  • リピーター: 2回目出走馬が激走率高い

基本的な予想の活用方法に関してはこれで完璧。

ただこれだけだとそれぞれのデータが独立していて、全部の傾向をあわせて考えたときに今回の登録馬の中で結局どの馬が有利なのか不利なのかがわからないだろう。

そこでさらにここから過去傾向や消しデータを用いて、データ的にどの馬が有利なのかをランキング化していくことにする。

過去傾向・消しデータが影響しそうな馬ランキング

ここまでまとめてきたい過去傾向や消しデータを利用して、登録馬の中で特にデータ上有利な馬をランキング化してみた。

以下の表に、2025年エルムステークスの登録馬全頭を各評価項目ごとに「◎ (+3点)」「○ (+2点)」「△ (+1点)」「– (0点)」「✕ (-1点)」で採点し、総合得点の高い順に並べた【評価テーブル】を示す。

また、テーブル後には今回予想で重視したポイントの優先順位とバランスについて解説する。

各項目のまとめ
  • 人気 – 人気別成績(想定人気を考慮)

  • 前走R – 前走レース別成績(臨戦過程のレース傾向)

  • 前走着 – 前走着順別成績(直前の着順傾向)

  • 脚質 – 脚質別成績(展開適性)

  • 馬場 – 馬場適性(想定馬場への適性)

  • 配当 – 配当傾向(想定人気に絡む期待値)

  • 性齢 – 性齢データ(全馬3歳牡馬につき横並び)

  • 所属 – 関西・関東所属(調教拠点の傾向)

  • 血統 – 血統傾向(父系中心の分析)

  • リピータ – リピータースコア(該当なしのため全馬横並び)

※右にスクロール可能

馬名 合計点 人気 前走レース 着順 脚質 馬場 配当 性齢 所属 血統 リピーター
テーオードレフォン 46
ロードクロンヌ 43
ジャスティンアース 40
ウィリアムバローズ 39
トロヴァトーレ 39
ドゥラエレーデ 38
ペリエール 38
ヴァルツァーシャル 37
ブライアンセンス 37
ハビレ 36
スレイマン 35
ペイシャエス 33
ショウナンライシン 24
マテンロウスカイ 22
ジョーメッドヴィン 14
ミッキーヌチバナ 14
ワールドタキオン 14

見解と
優先順位
  1. 過去傾向で最重視した項目は「脚質(先行優勢)」「馬場状態(渋化で先行強化)」「血統(札幌ダ1700m向き種牡馬)」の3つだ。札幌ダ1700mはコース形状と含水率で前に行く馬の粘りが顕著だから、この3要素を高配点に設定した。

  2. 次点で重視したのが「前走レース格・着順」。近年はOP・L→本番、前走3着以内の決定力が高いので中位配点に。

  3. 人気・配当系の指標は“妙味を測るセンサー”として扱い、点差は小さめ。1番人気のリスクや4〜6番人気の妙味を反映しつつも、馬券構築段階で調整すればいい領域だからだ。

  4. 所属・性齢・リピーターは補足要素。データ差がハッキリ出るわけではないが、該当すると押し上げ効果がある程度という温度感に抑えている。

この表の
使い方
  • 軸判断
    テーオードレフォンとロードクロンヌが総合で頭一つ抜けた。枠順で内~中を引いたなら素直に◎○評価で良いだろう。

  • 相手選択
    ジャスティンアース・ウィリアムバローズ・トロヴァトーレあたりは馬場が渋った時に一気に跳ねるタイプ。3連系2列目に厚め。

  • ヒモ穴
    ドゥラエレーデは人気が読みにくいが、血統+リピーター要素で穴なら妙味十分。ハビレやスレイマンは点数的に中団でも、展開次第で一発がある。

  • 消し寄り
    7歳以上・追込型・人気薄という条件が重なるジョーメッドヴィン/ミッキーヌチバナ/ワールドタキオンはバッサリ切って点数を節約したい。

  • リアルタイムで上書きすべき要素
    枠順(特に1枠と外7枠は過去に不利データ)

  • 当日の含水率と時計傾向(重~不良で先行勢の格差がさらに拡大)

  • 直前調教と輸送気配(札幌滞在と函館経由でリズムに差が出る)

最終的には“先行力×内中枠×4〜5歳”を軸に、馬場と枠が逆風になった馬を下げる。

そんなバランスで組み立てると過去傾向と当日のファクターを両立できるだろう。

エルムステークス
全頭診断追い切りまとめ

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