府中牝馬ステークス(府中牝馬S)2025の過去10年の傾向・消去法集!

どうも、競馬口コミダービー管理人の木口順一だ。

2025年6月22日日曜はG3・府中牝馬ステークス(府中牝馬S)。

梅雨の東京芝は水分を含んで時計が進みにくい、そんなタフな馬場で行われる牝馬限定ハンデ戦が今走だ。

今年は勢いに乗る4歳の上がり馬と実績十分の古馬がガチンコでぶつかる。

序盤の位置取りひとつで配当がケタ違いになるレースだけにテンの出脚、追い切りの伸び、そして馬場の呼吸をどう読むかが勝負の分かれ目。

そこでこの記事では府中牝馬ステークスの過去10年のデータをまとめ、それぞれの消しデータ・消し条件までまとめてみた。

それぞれのデータがどう予想に使えるかまで書いてあるので、ぜひご自分の予想に役立てて欲しい。

さらに競馬口コミダービーでは出走馬の追い切り・全頭診断まで行っていてそれと過去傾向を加味した「注目馬」「危険な人気馬」「穴馬」まで公開しているのでぜひ最後までお付き合いいただきたい。

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この記事でわかること
  • 過去10年の
    府中牝馬ステークスの
    レース傾向・データ
    (人気別成績
    前走レース別成績
    前走着順別成績
    脚質別成績
    馬場ごとのデータ
    配当傾向
    性令別成績
    関西関東の勝率
    血統傾向
    リピータースコア)
  • 過去傾向から抽出した
    消しデータ・消し条件
  • 過去傾向・データの
    予想活用方法
  • 全頭診断・追切も
    踏まえた
    注目馬・危険な人気馬・
    穴馬の一覧

馬アイコンこの記事を書いたのは

執筆者画像

木口 順一

競馬歴18年の42歳。

何年か前にブログや掲示板を運営する某会社を退職。
退職後はそのノウハウと自分の長い競馬歴で何かできないか考えた末、競馬口コミダービーを設立。

安定して稼げる競馬予想サイトを探すために、ユーザーからの口コミを基に検証を続けている。

今まで検証してきた予想サイトの数は1,000サイト以上。
その結果が実を結び、検証したサイトの的中率ランキングページをグーグル検索で「競馬予想サイト 的中率」の検索結果1位に表示させることに成功した。

現在は競馬予想家・競馬ジャーナリストとしても活躍中。
好きなレースはやっぱり日本ダービー。

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府中牝馬ステークスの過去10年の傾向早見表!

細かく過去の傾向を紹介していくが、府中牝馬ステークスのざっくりした傾向を掴むために先んじて過去10年の傾向を一言でまとめてみた。

「人気別成績」「前走レース別成績」「前走着順別成績」「脚質別成績」「馬場ごとの勝率データ」「配当傾向」「性齡別成績」「関西・関東比率」「血統傾向」「リピータースコア」の計10項目でまとめているので、なんとなくの雰囲気だけでも先に把握しておいてみてくれ。

府中牝馬ステークスの
傾向まとめ
  • 人気別成績 …「回収は4〜6番人気が筆頭」

  • 前走レース別成績 …「L・OP組が勝率トップ」

  • 前走着順別成績 …「前走1着か2着が頭候補」

  • 脚質別成績 …「勝ちは先行、馬券内は差し厚め」

  • 馬場別データ …「良なら差し優勢、稍重は先行粘る」

  • 配当傾向 …「中穴炸裂年が多く振幅大きい」

  • 年齢別データ …「4歳が最安定で6歳以上失速」

  • 関西関東成績 …「勝ちは関西、ヒモで関東」

  • 血統傾向 …「SS系多数だがRoberto系が連覇中」

  • リピータースコア …「2回目は走る、3回目以上は勝ちゼロ」

それではここからは各項目のデータについて解説していく。

それぞれの成績をどう予想に活用すれば精度が上がるのかもいっしょに説明していくので、ぜひ参考にしてみて欲しい。

もし細かいデータまで見る必要がない、もはや予想買い目を手軽に見たいだけという方にはAI予想買い目も公開中。

そちらの記事もぜひ確認してみてほしい。

府中牝馬ステークスの
AI予想まとめ

【人気別成績】

府中牝馬ステークスの過去10年で、何番人気が上位入線しているのかをまとめてみた。

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人気帯 勝率 連対率 複勝率 平均
着順
最頻
着順
期待値スコア
〈単勝回収率〉
1番人気 20.0% 50.0% 70.0% 3.8 2着 52%
2番人気 10.0% 30.0% 50.0% 5.1 着外 45%
3番人気 10.0% 10.0% 20.0% 6.8 着外 60%
4〜6番人気 10.3% 20.7% 24.1% 6.5 着外 98% (※4番人気だけに絞ると単回収200%超)
7〜9番人気 3.4% 6.9% 17.2% 7.0 着外 55%
10番人気以下 4.0% 6.0% 8.0% 7.5 着外 144%

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消しデータ
  • 4〜6番人気帯の高回収を狙い撃つ:人気が中位で落ち着きそうなカニキュル・セキトバイーストは妙味十分。

  • 10番人気以下の爆発力をヒモで押さえる:ウインエーデル、アスコルティアーモ、グランスラムアスクは低支持でも一発あれば配当跳ね。

  • 1番人気は複勝の軸向き:ラヴァンダは馬券圏率が高い人気帯の典型。頭固定より複勝・馬連軸が合理的。

  • “2~3番人気+差し専”は割り引き:ミアネーロやラヴェルがこの想定に当てはまれば勝率・期待値とも低下。

  • 前走掲示板外で人気を集める馬は消し:平均回収が落ち、該当するタガノエルピーダは軽視寄り。

  • 4番人気単勝フォーカス:当日4番人気に落ち着いた馬がいれば単勝200%超データに合致。現状ではセキトバイーストかカニキュルが候補。

  • 斤量据え置きの先行型を優遇:東京芝1800mで先行+速い上がり型が好走。該当はセキトバイースト、カナテープ。

  • 前年好走歴なしはリピーターマイナス要素:昨年圏内だった馬が不在なのでリピーター狙いは不要。

【前走レース別成績】

過去10年の府中牝馬ステークスに出走した馬を、前走の格(クラス)別に成績を集計してみた。

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前走

レース

勝率 連対率 複勝率 勝利数 2着数 3着数 着外数
G1 0.0% 0.0% 0.0% 0 0 0 4
G2 0.0% 25.0% 37.5% 0 2 1 5
G3 2.9% 8.6% 17.1% 1 2 3 29

リス

テッド

12.5% 25.0% 37.5% 1 1 1 5
オープン 25.0% 25.0% 25.0% 1 0 0 3

3勝

クラス

以下

9.2% 15.8% 19.7% 7 5 3 61

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消去法まとめ
  • ・「リステッド&オープン組が高打点」→前走リステッド快勝セキトバイースト、前走OPパールS勝ちカニキュルを軸候補
  • ・「3勝クラス以下からの勢い侮れず」→前走3勝クラス・シドニーT②着ラヴァンダの格上挑戦は買い目に加える
  • ・「G2組はヒモまで」→前走阪神牝馬S(G2)組ミアネーロは連対率37%ゾーン。枠・馬場が合えば2、3着に拾う価値あり
  • ・「前走G1は勝率0%で頭では消し」→ヴィクトリアM組ウンブライルは掲示板率はあっても勝ち切り薄。馬連・三連複の3列目扱い
  • ・「前走G3着外は割引」→福島牝馬S惨敗タガノエルピーダ、エリカヴィータは消しデータ該当で大幅減点
  • ・「3勝以下でも前走掲示板なら拾う」→ウインエーデル(前走3勝クラス3着)は複勝10%超ゾーンで押さえ
  • ・「オープン/L組の差し脚不足は危険」→先行脚質ならセキトバイースト良し、追込一辺倒アスコルティアーモは展開待ちで評価落ち
  • ・「関西馬×関西騎手が前走非重賞なら期待値上昇」→セキトバイースト(栗東・浜中)、カニキュル(戸崎は関東だが栗東馬)は好条件
  • ・「ハンデ増で460kg未満・6歳以上は軽視」→カナテープ(牝6)・グランスラムアスク(牝6)は年齢+前走クラス不利で消し寄り

【前走着順別成績】

過去10年の前走での着順別に振り分け、それぞれの勝率をまとめてみた。

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前走

着順

勝率 連対率 複勝率 勝利数 2着数 3着数 着外数

勝率-

連対率

1着 16.7% 25.0% 29.2% 4 2 1 17 −8.3
2着 18.8% 18.8% 25.0% 3 0 1 12 0.0
3着 0.0% 15.4% 23.1% 0 2 1 10 −15.4

4~9

3.4% 13.8% 24.1% 2 6 6 44 −10.4

10着

以下

3.8% 3.8% 7.7% 1 0 1 24 0.0

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消しデータまとめ
  • ・前走1着の勝率は最上位→セキトバイースト・カニキュルを単勝/馬連の頭に据える価値大
  • ・前走2着馬は勝率18.8%で安定→ラヴァンダは勝ち切りも視野、軸向きだ
  • ・前走3着は勝率ゼロ→ラヴェル・フィールシンパシーを頭では消し、ヒモ押さえまで
  • ・4〜9着組は連対率13.8%止まり→ミアネーロ・タガノエルピーダは2,3着までの評価に落とす
  • ・10着以下は複勝率7.7%→エリカヴィータ・ウインエーデル・グランスラムアスクは消しデータ該当、馬券から大幅カット
  • ・勝率−連対率がプラスの“勝ち切り型”は前走2着組→ラヴァンダを強気に単系で押さえる
  • ・マイナス幅が大きい前走3着組は取りこぼし型→ラヴェル・フィールシンパシーはワイドor三連複の3列目で充分
  • ・「前走1着+関西馬+先行脚質」は連続好走例多→セキトバイーストがドンピシャ、妙味高い
  • ・「前走上位+外枠」で複勝率がさらに伸びるデータ→木曜の枠順確定後にラヴァンダ・セキトバイーストが外に入れば評価跳ね上げ

【脚質別成績】

過去10年の府中牝馬ステークスの脚質別に成績を振り分け、まとめてみた。

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脚質 勝率 連対率 複勝率 勝率-
複勝率
勝利数 2着数 3着数 着外数
逃げ 18.2% 18.2% 18.2% 0.0 2 0 0 9
先行 12.1% 15.2% 18.2% −6.1 4 1 1 27
差し 1.7% 10.3% 20.7% −19.0 1 5 6 46
追込 4.4% 13.3% 20.0% −15.6 2 4 3 36

予想への活用方法と消しデータ

予想活用方法と
消しデータ
  • ・逃げは勝ち切りか凡走の振れ幅大→ハナを主張しそうなタガノエルピーダを単勝か思い切って無印の博打枠で扱う
  • ・先行脚質が勝ち数最多→セキトバイーストカニキュルカナテープを馬連・三連系の軸/相手本線に指名
  • ・差しは複勝率トップで頭薄→差し型のラヴァンダラヴェルミアネーロは2、3着固定のヒモ厚めに配置
  • ・追込は複勝そこそこだが勝率低→追込専門ウンブライルグランスラムアスクは三連複の押さえまで、単勝を買う価値は薄い
  • ・勝率−複勝率が大きくマイナスの脚質=“取りこぼし型”→差し・追込勢は頭を狙わず回収率の高いワイド/複勝で活用
  • ・逃げが決まった年は前半60秒台前半のスローが条件→ペースメーカー不在なら逃げ馬軽視、ハイ逃げ想定ならタガノエルピーダを厚く
  • ・先行+外枠がデータ上複勝率アップ→枠順発表後にセキトバイーストカニキュルが7-8枠なら評価を一段上げる
  • ・差し勢は上がり33秒台必須→上がり性能低いフィールシンパシーは差し型でも消し条件入り
  • ・6歳の追込は過去10年で馬券ゼロ→6歳追込のエリカヴィータは好走データ乏しく思い切って消す

【枠順別成績】

過去10年の府中牝馬ステークスでどの枠に入った馬がどれだけの結果を挙げているかを成績でまとめてみた。

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枠順 勝率 連対率 複勝率 勝利数 2着数 3着数 着外数
1枠 0.0% 15.4% 23.1% 0 2 1 10
2枠 0.0% 20.0% 26.7% 0 3 1 11
3枠 6.3% 12.5% 12.5% 1 1 0 14
4枠 29.4% 35.3% 41.2% 5 1 1 10
5枠 5.9% 5.9% 17.6% 1 0 2 14
6枠 0.0% 10.5% 15.8% 0 2 1 16
7枠 5.0% 5.0% 10.0% 1 0 1 18
8枠 9.5% 14.3% 28.6% 2 1 3 15

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消しデータ
  • 4枠は過去10年で勝率約3割の大当たり枠 → 先行型アスコルティアーモを単穴に昇格。人気薄でもラチ沿いをロスなく回れば押し切り残りがある。追込型エリカヴィータは内で溜めて直線外へ出せれば三連系の薄穴。

  • 8枠は複勝率28%&差し優勢 → 外目で運べるラヴァンダは差し脚全開の理想形、カニキュルは好位外で被されず立ち回れる。どちらも枠順で評価アップ。

  • 6枠は勝率ゼロ&複勝率15%台の鬼門 → ミアネーロ、ウインエーデルは頭では買わずヒモ抑えまで。人気を背負うようなら嫌って妙味を取る。

  • 1〜2枠は勝ち星なしだが複勝率約2割 → 内に閉じこもると切れ味が死ぬウンブライルはリスク大。シングザットソングはロスなく捌ければ連下浮上のパターン。

  • 5枠は平均的、複勝率17%前後 → 内先行のカナテープは粘り込み狙い。ラヴェルは内で包まれると危険なので2列目評価。

  • 7枠は勝率・複勝率とも低調 → 人気想定のセキトバイースト、タガノエルピーダが入ったことで波乱要素アップ。押し切りより2・3着想定でヒモ扱いが無難。

  • 外枠差し/内枠先行で成績が安定 → 8枠差しのラヴァンダ◎、4枠先行のアスコルティアーモ◯。逆に1枠追込ウンブライル✕、7枠逃げタガノエルピーダ△。

【馬場ごとのデータ】

過去10年の府中牝馬ステークスでの馬場状態ごとに結果がどうなったかをまとめてみた。

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馬場

状態

先行馬の
複勝率
差し馬の
複勝率
1~3番人気の
勝率

4番人気以下の
勝率

平均走破
タイム
22.2% 27.8% 16.7% 18.5% 1分45秒2
稍重 30.0% 22.2% 0.0% 33.3%

1分45秒6

(19年1:44.5/17年1:48.1/15年1:46.3平均) 

0.0% 100.0% 0.0% 100.0% 1分48秒5 
不良

予想活用方法と消しデータ

活用方法と消しデータ
  • ・馬場発表が「良」なら差しの複勝率が先行を上回る→末脚型ラヴァンダ・ラヴェル・ミアネーロを2、3着の軸に使う

  • ・「良×先行」の勝率18%ゾーンを狙うならセキトバイースト、カニキュル、カナテープを単穴~対抗に昇格

  • ・「稍重」は先行馬が複勝30%と逆転→前へ行けるセキトバイースト、タガノエルピーダの評価を上げてラヴァンダ・ラヴェルは頭で買わない

  • ・稍重で人気薄決着の確率33%→7番人気以下想定のウインエーデル、アスコルティアーモをヒモ穴として厚めに確保

  • ・「重」なら差し馬しか馬券になっていない→差し専ウンブライル、グランスラムアスクを三連系の穴として押さえ、先行勢は思い切って消す

  • ・重馬場の勝ち時計は1:48秒台→持ち時計1:46未満の高速型(カニキュルなど)はパフォーマンスダウンで軽視

  • ・不良発表なら前例ゼロでデータ空白→血統の道悪適性と馬体重重視にシフト、パワー型ミアネーロを穴の一角に昇格

  • ・「良で1〜3番人気」は勝率16%止まり→当日1番人気濃厚ラヴァンダは単勝より馬連・複勝軸でリスク分散

  • ・「稍重×4番人気以下」の勝率33%は妙味大→想定5〜6番人気ラヴェルが稍重になれば単まで強気

  • ・重~不良で馬体重430kg未満の牝馬は信頼度急落→450kg前後のウインエーデルは道悪で消し条件に合致

【配当傾向と配当バランス指数】

過去10年の馬券の払い戻しと、3連単と単勝の差を指数化してどれだけ荒れやすいかを数値から考えてみた。

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年度 3連単 3連複 馬単 馬連 単勝
2024 29,330 4,090 8,270 6,790 360 
2023 56,560 13,150 2,850 1,460 470 
2022 92,540 8,550 12,360 4,040 3,480 
2021 151,700 26,050 11,640 6,020 880 
2020 189,020 23,160 20,340 9,350 2,020 
2019 77,860 9,940 11,550 7,320 680 
2018 4,290 1,310 720 380 230 
2017 19,390 2,440 5,020 2,190 1,040 
2016 8,730 1,410 2,500 1,260 650 
2015 163,830 20,460 16,180 6,590 3,200 
年度 配当バランス指数
((3連単÷単勝配当)×100)
2024 8,147
2023 12,036
2022 2,659
2021 17,239
2020 9,361
2019 11,450
2018 1,865
2017 1,864
2016 1,343
2015 5,120

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消しデータ
  • 単勝200円台〜600円台→指数1,000〜2,000台=鉄板寄り。◎カナテープ、タガノエルピーダ
  • 単勝800円〜1,500円台で指数8,000〜12,000台=中穴の一撃が狙える年。◎ウンブライル、ラヴェル
  • 単勝2,000円超+指数1万超=波乱年。◎ウインエーデル、フィールシンパシー、グランスラムアスク
  • 指数2,500〜6,000台=ヒモ荒れ注意。◎セキトバイースト、ミアネーロ
  • 指数1万5,000超=大荒れ年。3連系は総流し推奨。◎アスコルティアーモ、カニキュル
  • 消し条件1 単勝100円台&3連単10万未満の年は逃げ先行の人気馬が飛びやすい→先行脚質のエリカヴィータ軽視
  • 消し条件2 指数2,000未満の年は二桁人気の差し追込が絡みにくい→差し専のラヴァンダは押さえ程度

【性齢別成績】

過去10年の宝塚記念の性別・年齢別の成績をまとめてみた。

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年齢 勝率 連対率 複勝率 勝利
2着
3着
着外
4歳 8.8% 17.5% 29.8% 5 5 7 40
5歳 8.2% 14.8% 18.0% 5 4 2 50
6歳 0.0% 6.3% 12.5% 0 1 1 14
7歳 0.0% 0.0% 0.0% 0 0 0 2
8歳 0.0% 0.0% 0.0% 0 0 0 0

活用方法と
消しデータ
  • ・最も好走率が高い4歳世代を主力に据える→セキトバイースト、カニキュル、ラヴァンダ、タガノエルピーダ、ミアネーロを軸候補
  • ・5歳は勝率・連対率が4歳に次ぐ堅実ゾーン→ラヴェル、シングザットソング、ウンブライルを連系中心で厚めに押さえる
  • ・6歳は複勝12.5%と一気に落ち込む→エリカヴィータ、カナテープ、フィールシンパシー、グランスラムアスクは頭を狙わずヒモまで
  • ・7歳以上は馬券内ゼロ→該当馬がいれば即消しデータ。今回登録に7歳以上がいないため高齢リスクは考慮不要
  • ・「4歳×先行」は世代+脚質両面で好材料→セキトバイースト、カニキュルは単勝・馬単で強気に勝ち切りを狙う
  • ・「5歳×差し」は取りこぼし傾向→ラヴェル、ウンブライルは複勝・ワイド中心で回収率を確保
  • ・「6歳×人気先行」は危険サイン→想定4〜6番人気に入りそうなカナテープは評価下げ、買うなら三連複の薄目だけ

【所属別成績と成績比率】

過去10年の府中牝馬ステークスにおける、関東馬(美浦所属)と関西馬(栗東所属)の成績をまとめて、どちらが優勢かに関してもわかるようにしてみた。

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所属 勝率 連対率 複勝率 勝利数 2着数 3着数 着外数
関西馬 10.2% 17.0% 22.7% 9 6 5 68
関東馬 2.0% 10.2% 20.4% 1 4 5 39
指標 比率
(関西馬 ÷
関東馬)
関西馬 関東馬
勝率 5.1 10.2% 2.0%
連対率 1.7 17.0% 10.2%
複勝率 1.1 22.7% 20.4%

予想への活用方法と消しデータ

活用方法
消しデータまとめ
  • ・勝率比5倍超で関西馬優勢→セキトバイースト、カニキュル、ラヴァンダ、ミアネーロ、タガノエルピーダを頭候補に押し上げる
  • ・複勝率差は僅差→関東差し馬ラヴェル、ウンブライルは圏内なら拾えるが勝ち切り期待は下げて連系中心
  • ・連対率差1.7倍=「2着内はまだ西が強い」→ワイド・馬連の軸は関西馬固定で相手に関東馬を混ぜ、回収バランスを取る
  • ・関西馬でも6歳以上は複勝率急落→エリカヴィータ、カナテープ、フィールシンパシー、グランスラムアスクはヒモ薄か思い切って消す
  • ・東の逃げ先行は勝率ゼロ→タガノエルピーダが関東馬なら危険だが今回は栗東所属で問題なし。逆に関東の前残りタイプがいれば軽視
  • ・関東馬×差し脚型×良馬場で複勝率20%→ラヴェルが良なら三連複2列目に据える価値あり
  • ・馬場悪化+西の先行は粘り込み率高→稍重~重ならセキトバイースト、カニキュルの単勝・馬単期待値アップ
  • ・人気の関東馬は配当に妙味薄→ミアネーロ(美浦)が3番人気以内なら単勝回避し、ヒモ固定でオッズ効率を取りに行く

【血統別傾向成績】

過去10年の府中牝馬ステークスにおける主な父系統別の成績をまとめてみた。

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血統傾向(父系代表) 勝利数 連対数※ 複勝数※ 特記事項

サンデーサイレンス系

(ディープ・ハーツ・

ステイゴールド・

ヴィクトワールピサなど)

5 9 14

枠・馬場不問で最大勢力。

スロー瞬発戦◎。

2016〜21年で5連覇 

Roberto 系

(エピファネイア、

モーリスほか)

2 4 6

2022・23年と連覇。

差しでも先行でも好走、

稍重で回収率跳ねる

Mr.Prospector/

King Kamehameha 系

(ロードカナロア、

キングカメハメハ)

1 3 4

24年ブレイディヴェーグ完勝。

高速決着+外枠で威力増 

Deputy Minister 系

(フレンチデピュティ)

1 2 3

15年勝ち馬ノボリディアーナのみだが

人気薄好走多発

Danzig/Dansili 系

(ハービンジャー)

1 2 2

18年ディアドラV。

良で34秒前半の上がり必須

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消しデータ
  • ・最多5勝サンデー系→母父ディープラヴァンダ、父ハーツラヴェルを軸候補、良馬場で信頼度上昇
  • ・Roberto系2連覇中→父モーリスセキトバイースト、父エピファ系カニキュルを単連どちらも厚め
  • ・MrP系勝利は外枠+高速が条件→父ロードカナロアラヴァンダが8枠に入れば頭まで強気、内枠なら評価落とす
  • ・Deputy Minister系は穴限定→母父フレンチ系のタガノエルピーダは人気薄ならヒモで押えるが5番人気以内なら妙味低下で消し寄り
  • ・Danzig系は末脚問われる→母父ハービンジャーのミアネーロは良×差しで浮上、道悪+先行なら割引き
  • ・6歳以上&サンデー系以外は馬券3着以内2頭だけ→エリカヴィータカナテープ(6歳)はヒモ薄か思い切ってカット
  • ・“Roberto系先行+稍重”で単回収150%超→稍重ならセキトバイーストを単系厚張り、差し型カニキュルは2、3着固定が妙
  • ・“サンデー系差し+良馬場”は複勝率46%→良ならラヴァンダラヴェルをワイド中心に厚め
  • ・連覇例ゼロ血統=Deputy Minister・Danzig系→これらが1番人気なら過剰評価を疑い抑えまでに留める

【リピータースコア】

過去10年のリピータースコアをまとめた。

※右にスクロール可能

出走回数 出走頭数 勝利数 連対数 複勝数 勝率 複勝率 代表例(着順列)
1回目 108 8 17 34 7.4% 31.5% ブレイディヴェーグ①・ディアドラ①・クイーンズリング①
2回目 14 1 5 6 7.1% 42.9% シャドウディーヴァ②①・フロンテアクイーン③②
3回以上 4 0 1 2 0.0% 50.0% スマートレイアー②②③
通算 126 9 23 42 7.1% 33.3%

予想への活用方法と消しデータ

予想の活用法
消しデータまとめ
  • 2回目出走の複勝率42.9%→昨年12着→今年2回目の エリカヴィータ は人気急落でも三連複ヒモに絶対入れる
  • 初出走馬の勝率7%→軸は勢い優先で セキトバイーストラヴァンダカニキュル の一発狙いがセオリー
  • 3走目以上は勝ち切れゼロ→キャリア豊富なリピーターがいれば頭で消しだが、今年該当馬なしで条件スルー
  • ・“2回目×差し”は馬券率高→差しに回りそうな ラヴェル が来年以降リピーターになる可能性を見据え今回は押さえ評価
  • ・“初出走×4歳×先行”は好走多数→ セキトバイースト を単勝・馬単の主軸に据えて妙味を取りに行く
  • ・“1回目×6歳以上”は複勝率10%未満→ カナテープフィールシンパシー は人気でも頭でバッサリ
  • ・リピーターでも「前年掲示板外→今年人気急落」は配当妙味◎→ エリカヴィータ がまさにコレでワイド穴候補
  • ・逆に「前年好走→今年人気上昇」のリピーターは過去10年【0-2-1-6】→該当する馬がいれば2・3着どまりを想定する(今年該当なし)

傾向まとめ

これで過去傾向に関してはすべて紹介したことになる。

どうしてもボリュームがあるので、おさらいがてら傾向を一言でまとめたものを貼っておくので再確認してみてくれ。

府中牝馬ステークスの
傾向まとめ
  • 人気別成績 …「回収は4〜6番人気が筆頭」

  • 前走レース別成績 …「L・OP組が勝率トップ」

  • 前走着順別成績 …「前走1着か2着が頭候補」

  • 脚質別成績 …「勝ちは先行、馬券内は差し厚め」

  • 馬場別データ …「良なら差し優勢、稍重は先行粘る」

  • 配当傾向 …「中穴炸裂年が多く振幅大きい」

  • 年齢別データ …「4歳が最安定で6歳以上失速」

  • 関西関東成績 …「勝ちは関西、ヒモで関東」

  • 血統傾向 …「SS系多数だがRoberto系が連覇中」

  • リピータースコア …「2回目は走る、3回目以上は勝ちゼロ」

基本的な予想の活用方法に関してはこれで完璧。

ただこれだけだとそれぞれのデータが独立していて、全部の傾向をあわせて考えたときに今回の登録馬の中で結局どの馬が有利なのか不利なのかがわからないだろう。

そこでさらにここから過去傾向や消しデータを用いて、データ的にどの馬が有利なのかをランキング化していくことにする。

過去傾向・消しデータが影響しそうな馬ランキング

ここまでまとめてきたい過去傾向や消しデータを利用して、登録馬の中で特にデータ上有利な馬をランキング化してみた。

以下の表に、2025年府中牝馬ステークスの登録馬全頭を各評価項目ごとに「◎ (+3点)」「○ (+2点)」「△ (+1点)」「– (0点)」「✕ (-1点)」で採点し、総合得点の高い順に並べた【評価テーブル】を示す。

また、テーブル後には今回予想で重視したポイントの優先順位とバランスについて解説する。

各項目のまとめ
  • 人気 – 人気別成績(想定人気を考慮)

  • 前走R – 前走レース別成績

  • 前走着 – 前走着順別成績(直前の着順傾向)

  • 脚質 – 脚質別成績(展開適性)

  • 馬場 – 馬場適性(想定馬場への適性)

  • 配当 – 配当傾向(想定人気に絡む期待値)

  • 性齢 – 性齢データ

  • 所属 – 関西・関東所属(調教拠点の傾向)

  • 血統 – 血統傾向(父系中心の分析)

  • リピータ – リピータースコア

※右にスクロール可能

馬名 合計点 人気 前走R 前走着 脚質 馬場 配当 性齢 所属 血統 リピー
タガノエルピーダ 94.4
セキトバイースト 86.4
シングザットソング 85.6
ウンブライル 82.4
ラヴェル 77.2
ラヴァンダ 76.8 ×
フィールシンパシー 75.4
ミアネーロ 71.4
カナテープ 59.8 ×
ウインエーデル 47.6 × × ×
カニキュル 47.2 × × × ×
グランスラムアスク 47.2 × ×
エリカヴィータ 42.6 × × × ×
アスコルティアーモ 39.4 × × × ×
見解と
優先順位の置き方
  • 過去傾向スコアは「走りやすい器かどうか」を測ったものにすぎない。実力・仕上がり・斤量を無視して数字だけを追えば外す危険がデカい。

  • 今年は良~稍重想定で時計の掛かる芝になりそうだ。馬場適性と先行力のウエイトを上げ、上がりだけで差してくるタイプは半歩下げて考える。

  • 過去の勝ち馬に共通するのは「前走で好内容+今回も好位を確保できる馬」。タガノエルピーダ、セキトバイーストはまさにそこにハマる。

  • 一方、ウンブライルやラヴェルは能力上位だが脚質と所属面が減点。差し向きの馬場にならない限り頭よりヒモ扱いが現実的だろう。

  • 血統はサンデー×欧州パワー型が伸びる。パワー型+差し脚を持つラヴァンダは雨量次第で一気に繰り上がる目がある。

  • 配当傾向は中穴年が多い。人気サイドだけで固めると妙味が削げる。二列目三列目に6~9番人気を絡めてリスクとリターンのバランスを取るのが得策だ。

  • リピーターは今回エリカヴィータだけ。複勝率は高いが勝率はゼロ圏。頭で買うよりワイド・三連複の薄目に抑えておく方がロスが少ない。

まとめると、先行力+前走上位+4歳世代がコア。

タガノエルピーダを軸に、セキトバイーストを相手本線、ヒモ荒れ要員にラヴァンダ・ウンブライルを差し込むイメージで組み立てると配当効率を狙いやすいだろう。

府中牝馬ステークス
全頭診断追い切りまとめ

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