府中牝馬ステークス(府中牝馬S)2025の追切評価と全頭診断!SS~Cで調教判定!

どうも、競馬口コミダービー管理人の木口順一だ。
2025年6月22日日曜はG3・府中牝馬ステークス(府中牝馬S)。
梅雨の東京芝は水分を含んで時計が進みにくい、そんなタフな馬場で行われる牝馬限定ハンデ戦が今走だ。
今年は勢いに乗る4歳の上がり馬と実績十分の古馬がガチンコでぶつかる。
序盤の位置取りひとつで配当がケタ違いになるレースだけにテンの出脚、追い切りの伸び、そして馬場の呼吸をどう読むかが勝負の分かれ目。
そこでこの記事では出走馬の追切をまとめ、全頭診断を敢行。
さらに別の記事でまとめている過去10年の傾向も踏まえ、今の「注目馬」「危険な人気馬」「穴馬」までまとめたのでぜひ最後までお付き合いいただきたい。

- 出走馬と騎手の
総合評価&ランク評価 - 追切情報と
ランク評価 - 過去傾向を踏まえた
「注目馬」「危険な人気馬」
「穴馬一覧」 - ペース予測
展開予想
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府中牝馬ステークスの全頭診断
府中牝馬ステークスの枠順が確定。
そこで過去の傾向や、現在の馬のポテンシャル・調子に枠順の有利不利を踏まえて全頭診断を敢行。
10項目で診断し、それぞれ100点満点の合計1000点で一覧にしていく。
その項目がこちら。

- 基本情報
(実績・枠順) - コース・距離適性
- 馬場適性
- 脚質
- 近走の状態
- 騎手・調教師
- 血統
- 馬体診断
- 調教内容
- 想定人気オッズ
1度点数ランキングを公開したあと、その点数の内訳・詳細に関しても記していく。
気になる馬がいればそれも確認してみてくれ。
全頭診断一覧はこちらだ。
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馬名 | 合計点 | 一言 | 基礎情報 | コース適性 | 馬場適性 | 脚質 | 近走 | 騎手・調教師 | 血統 | 馬体 | 調教 | 人気・オッズ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ラヴァ ンダ | 828 | 末脚 堅実 | 88 | 90 | 75 | 70 | 95 | 80 | 80 | 90 | 90 | 70 |
タガノ エルピーダ | 827 | 先行力 魅力 | 85 | 80 | 90 | 95 | 80 | 65 | 82 | 85 | 90 | 75 |
カナ テープ | 825 | 晩成 開花 | 72 | 78 | 82 | 78 | 75 | 80 | 90 | 85 | 100 | 85 |
カニ キュル | 823 | 充実 一途 | 72 | 88 | 80 | 85 | 78 | 82 | 80 | 88 | 90 | 80 |
ウンブ ライル | 813 | 実績 最上位 | 90 | 85 | 85 | 90 | 60 | 78 | 85 | 80 | 80 | 80 |
セキトバ イースト | 802 | 勢い 十分 | 76 | 75 | 78 | 80 | 85 | 75 | 78 | 85 | 90 | 80 |
フィール シンパシー | 788 | 堅実味 一番 | 80 | 75 | 75 | 82 | 88 | 75 | 70 | 75 | 90 | 78 |
シングザット ソング | 767 | 重賞 好走 | 83 | 70 | 70 | 75 | 88 | 68 | 80 | 78 | 80 | 75 |
ラ ヴェル | 745 | 大舞台 経験 | 85 | 70 | 68 | 65 | 62 | 90 | 80 | 75 | 80 | 70 |
ミア ネーロ | 719 | 未知の 魅力 | 78 | 72 | 70 | 72 | 55 | 72 | 75 | 70 | 90 | 65 |
アスコル ティアーモ | 684 | 嵌まれば 一発 | 73 | 75 | 75 | 75 | 58 | 70 | 70 | 68 | 70 | 50 |
エリカ ヴィータ | 675 | 復活 期待 | 70 | 80 | 65 | 60 | 50 | 80 | 85 | 60 | 70 | 55 |
グランスラム アスク | 620 | 一か 八か | 65 | 60 | 60 | 55 | 50 | 85 | 85 | 60 | 50 | 50 |
ウイン エーデル | 575 | 苦戦 必至 | 60 | 60 | 60 | 55 | 50 | 60 | 65 | 65 | 50 | 50 |
4歳牝馬。合計点:828点。鋭い末脚が持ち味で、常に堅実に差してくる安定株だ。昨秋の秋華賞では見せ場十分の競馬をし、今年に入ってからもオープン特別や重賞で連続連対中。前走の阪神牝馬Sでは直線で最速の上がりを繰り出し、勝ち馬と僅差の3着に食い込んだ。折り合いに難がなく展開不問の脚質は大きな強みだ。東京芝はオークスやフローラSで好走歴があり広いコースも合う。鞍上の岩田望来騎手も「ベストは1600〜1800m」と距離適性を語っており、この舞台は理想的だ。極端に馬場が渋らなければ末脚の切れは確実で、脚質的に展開待ちの面はあるものの、このメンバーに入れば能力は上位。追い切りでも坂路で楽々と好タイムをマークしており、状態面も申し分ない。想定では人気の一角だが、過信は禁物としても崩れるシーンは考えにくいだろう。
4歳牝馬。合計点:827点。鋭い先行力で展開の鍵を握る存在だ。重賞挑戦2戦目だった前走の阪神牝馬Sでは7着に敗れたものの、直線で前が壁になる不利があり力を出し切っていない。それでも道中は楽に先行集団に取り付き、自己のスピードが通用するところを示した。今回はコースが阪神から東京に替わり、Dコース使用で内ラチ沿いが走りやすい設定。この条件替わりは序盤からハナを主張できる本馬にとって大きな追い風だ。実際、直線の長い東京コースでも楽に逃げ粘れるだけの地力と心肺機能を秘めているはずだ。課題は鞍上の駒不足で、丹内騎手との新コンビがどう乗りこなすか。調教では最終こそ馬なりでまとめたが、1週前に一杯に追って負荷をかけており態勢は整った。先手さえ奪えばしぶとさを存分に発揮できそうで、人気以上の高評価も十分可能だろう。
6歳牝馬。合計点:825点。遅れてきた素質馬がいよいよ開花ムードだ。デビュー以来条件クラスで善戦止まりだったが、今年2月の初音S(3勝クラス)を勝利してオープン入り。休み休み使われ大事に仕上げられてきた晩成タイプで、ここにきて充実期を迎えた印象だ。その証拠に最終追い切りでは美浦ウッドで自己ベストを更新する快時計をマークし、併せ馬を突き放して調教評価は最高の「S」を獲得した。状態面はメンバー中でも断然といえる。父ロードカナロア×母Ticker Tape(米G1馬)の血統は瞬発力と持久力を兼ね備え、東京1800mの舞台適性も高い。折り合いもつきやすく、位置取りは自在だろう。初の重賞挑戦になるが(重賞初挑戦の馬で最高評価Sが出たのは本馬)、6歳春にして本格化した今なら相手なりに走っても不思議ではない。不当に人気薄なら積極的に狙ってみたい一頭だ。
4歳牝馬。合計点:823点。キャリア8戦ながら3勝2着2回と高い連対率を誇る上がり馬だ。3歳秋のローズSこそ8着だったが、その後自己条件で着実に力をつけ、前走の2勝クラスでは東京コースで3馬身半差の圧勝劇を演じた。スローペースの上がり勝負で、3番手追走から楽に抜け出す横綱相撲。瞬発力が求められる展開で大差勝ちを収めたのは能力の証と言える。一気の格上挑戦となる今回も、舞台は得意の東京で引き続き魅力十分だ。東京芝コースでは5戦して【3-1-1-0】とパーフェクト連対中。広いコースの長い直線でこそ末脚が活きるタイプだ。調教でも美浦坂路で51秒6(終い12秒6)の好時計をマークし評価Aと絶好。状態は良く、斤量も軽い。重賞初挑戦の分人気は手頃だろうが、勢いではヒケを取らない。相手関係は強くなるものの、この充実ぶりなら一発の魅力がある。
5歳牝馬。合計点:813点。メンバー中唯一のG1連対馬(NHKマイルC 2着)で、実績では断然トップの存在だ。昨年も阪神牝馬S2着など重賞で安定して好走してきた。しかしここ5戦は勝ち星から遠ざかり、掲示板外の競馬が続いている。敗因は明確で、G1挑戦による相手強化やコース不適が重なったためだ。例えば前走の阪神牝馬S(10着)はスタートで後手を踏み、終始外々を回る苦しい展開だった。能力を見限るには早計で、東京コースに戻る今回は改めて巻き返しが狙える。広い東京芝は一昨年のNHKマイルCで好走しているようにベスト舞台だ。スタートさえ五分ならば、内枠①番を利して先行集団のインに取り付き、ロスなく立ち回れるだろう。調教では大きく攻めてはいないが、動き自体は悪くない。かつての切れ味が健在なら巻き返す余地は十分。実績を思えば人気が落ちた今回は狙い目とも言える。
4歳牝馬。合計点:802点。昨年秋までは条件クラス止まりだったが、この春にかけてグンと力をつけてきた。3走前の中山牝馬Sでは12着に大敗したものの、続く福島牝馬Sで10着と着順を上げ、前走の都大路S(L)ではついに古馬オープン相手に快勝した。先行集団で流れに乗り、直線で鋭く抜け出して勝利した内容からも、着実な成長がうかがえる。Declaration of War×Barefoot Ladyという血統は洋芝向きとも言われるが、本馬に関しては高速決着にも対応可能だ。実際、前走は良馬場の阪神芝1800mで1分44秒台の快速決着を制している。追い切りでもCWコースで終い1F11秒2と鋭い伸びを見せ、文句なしのA評価。体調はピークだ。課題があるとすれば初の左回りだが、稽古の動きを見る限りスムーズにコーナーを回れており大きな不安はない。近走内容から重賞でも通用する下地はできており、勢いに乗って上位進出を狙う。
6歳牝馬。合計点:788点。デビュー以来26戦に出走し4勝を挙げる実力馬で、近走も牝馬重賞路線で安定した走りを見せている。年明け初戦の京都金杯は相手が牡馬混合で14着と大敗したが、以降は牝馬限定戦で5着、3着と巻き返した。前走の福島牝馬Sでは直線狭いローカル小回りで差し脚を伸ばし3着と健闘。崩れにくい堅実な差し馬として信頼できる存在だ。東京芝へのコース替わりは歓迎とは言えないが、距離1800m自体は何度も走っており問題ない。むしろ展開がはまれば確実に末脚を使えるタイプで、大崩れしない強みがある。追い切りは美浦Wで上々の動きを見せて評価A。大舞台の経験こそ少ないものの、鞍上の横山琉人騎手とも手が合っている印象だ。勝ち切るまではともかく、展開ひとつで馬券圏内には顔を出してもおかしくないだろう。
5歳牝馬。合計点:767点。2年前の秋華賞4着馬で、以降も牝馬重賞でたびたび上位争いに加わってきた実力馬だ。今年に入ってからは中京の愛知杯で2着と連対し、GIヴィクトリアマイルにも挑戦した。前走のヴィクトリアマイル(10着)は相手が一線級揃いの中、積極的に先行するも直線伸びを欠いた形だ。左回りよりは小回りコース向きとの指摘もあるが、東京1800m自体は未経験ながらこなせない距離ではないだろう。父ドゥラメンテ譲りのパワーがあり、多少上がりのかかる馬場になれば浮上の余地がある。調教は坂路で軽めだったが順調で評価B。問題なく仕上がった。今回は内枠②番を引き、うまく立ち回れば粘り込むシーンも考えられる。実績上位の一頭だけに軽視は禁物だ。
5歳牝馬。合計点:745点。3歳時にアルテミスSを制した良血馬で、その後も桜花賞や秋華賞など大舞台を経験してきた。管理する矢作調教師の期待も高く、今年は混合GIの大阪杯やヴィクトリアマイルにも果敢に挑戦したが、結果は11着、12着と力及ばずだった。とはいえ相手は一線級の牡馬やGI馬ばかりで、分が悪かったのは確かだ。今回は格下のG3戦となり、久々に自己条件に近いメンバー構成となる。トップハンデ56.5kgを背負う実力は評価されており、本来なら能力最上位でもおかしくない存在だ。課題は近走の精彩を欠く内容で、掲示板にも載れないレースが続いている点。瞬発力勝負では分が悪く、持久力を活かす展開が理想だろう。調教では坂路でまずまずの動きだったが目立つほどではなく評価B。陣営はここで巻き返せなければ進退も考える構えかもしれない。実績に敬意は払いつつも、評価はやや控えめにしておきたい。
4歳牝馬。合計点:719点。デビュー当初から素質を評価され、2戦目で初勝利を挙げた良血馬(父ドゥラメンテ×母ミスエーヌ)。3歳秋にはターコイズSで古馬相手に8着し、今年初戦の中山牝馬Sでも8着と掲示板まであと一歩という競馬だった。前走はヴィクトリアマイルに挑戦する予定だったが無念の出走取消に終わり、今回は仕切り直しの一戦となる。キャリアわずか8戦の身ながら重賞で通用する片鱗は見せており、能力的な底はまだ割れていない印象だ。最終追い切りでは美浦Wで僚馬2頭を相手に力強い動きを披露し評価A。久々でも仕上がりは上々だ。半面、実績面では他の有力馬に見劣るのも確かで、人気先行の感は否めない。東京コースも未経験ゆえ適性が未知数だが、血統的には決して悪くない舞台だろう。未知の魅力に期待して穴として一考したい存在だ。
5歳牝馬。合計点:684点。条件戦で4勝を挙げ、昨秋にはこのレース(府中牝馬SのG2開催)にも参戦し7着と健闘した経歴を持つ。その後は勝ち星から遠ざかっているものの、今年初戦の福島牝馬Sでも9着と掲示板までもう一息の競馬だった。決め手に欠ける反面、大崩れも少ないタイプだ。キタサンブラック産駒らしく長く良い脚を使える反面、瞬発力勝負では分が悪い。ゆえにハイペースで上がりがかかる消耗戦になれば浮上の目もあるが、スローからの瞬発力勝負では切れ負けする可能性が高い。今回の東京1800mは後者の展開になりやすく、展開頼みと言えるだろう。とはいえ先行力もあるので、思い切ってポジションを取りに行けば一変の余地はある。最終追い切りでは美浦Wで僚馬ミアネーロらと併せて強めに追われたが半馬身遅れ。時計自体は悪くないものの、併走馬に見劣りした内容で評価はCに留まった。格上挑戦のここは厳しい戦いが予想されるが、自分の形に持ち込めれば一発があるかもしれない。
6歳牝馬。合計点:675点。一昨年のフローラSを制した実力馬で、オークスでも5着に食い込んだ経歴の持ち主だ。しかしその後は精彩を欠き、近走も二桁着順が続いている。特に今年に入ってからは小倉牝馬S12着、福島民報杯9着、都大路S11着と思うような結果を残せていない。かつての末脚の切れが影を潜め、衰えすら感じさせる状況だ。それでも能力が全く無くなったわけではない。調教では南ウッドで自己ベストをマークし併走馬と互角の動きを見せた。評価はC止まりだったが、重賞馬の意地は感じさせた。全盛期のパフォーマンスには及ばずとも、条件が噛み合えば復活の走りを見せる可能性は残っている。父キンカメ譲りのパワーと母父フジキセキの軽さを併せ持つ血統は東京芝との相性も良いだけに、もう一度あの末脚が蘇ることを願いたい。
6歳牝馬合計点:620点。通算4勝と実績は十分だが、ここ1〜2年は伸び悩んでいる。昨年秋以降は条件戦や牝馬限定OPで善戦止まりが続き、重賞では苦戦傾向だ。近走も福島牝馬S11着、谷川岳S12着と見せ場を作れず、前走のジューンS(OP)でも8着に敗れた。今回は中1週の連闘策となるが、上積みがどこまで見込めるかは疑問が残る。実績的には決して低い馬ではなく、ディープインパクト×ストームキャットという良血で底力も秘めるが、それを発揮しきれないレースが続いている。極端な斤量51kgで出走できる今回は開き直っての大駆けを狙うしかないだろう。先行策でも差し策でも結果が出ていない以上、いっそハナに立って一か八かの競馬をする可能性もある。追い切りは連闘のため軽め調整で評価不能(E)だった。状態維持がやっとという印象だけに、大きな変わり身がないと苦しいだろう。
5歳牝馬。合計点:575点。3歳時に条件戦を勝ち上がって以降、リステッド競走などにも挑戦してきたが、ここ半年は凡走続きだ。年明けのニューイヤーS12着、洛陽S12着、大阪城S13着とオープンクラスの壁に跳ね返されている。勝ち星も2年以上遠ざかっており、衰えは否めない印象だ。父レオンテス×母父ステイゴールドという血統は晩成傾向で多少の良化余地はあるかもしれないが、近走を見る限りパフォーマンスの大幅な上積みは期待しづらい。今回は牝馬限定とはいえ相手も揃っており、重賞初挑戦で通用する見込みは薄いだろう。最終追い切りは栗東CWで単走・馬なりの軽い内容に留まり、評価も最低のEと振るわなかった。状態面も強調材料に欠ける。展開や馬場に助けられたとしても上位争いまでは厳しく、今回は様子見が妥当だと判断する。
最終追い切りと1週間前追い切りからの比較・評価コメント
登録馬の最終追い切り情報が出揃ったのでまとめていく。
まとめる最終追い切り情報でわかる情報は次の10項目。

詳細まとめ
- 追い切り評価ランク
(SS・S・A・B・C) - 馬名
- 追い切り日
- コース
- タイム
- 馬場状態
- 併せ馬
- 脚色
- 評価コメント
(データから見た見解) - 1週間前追い切り
との比較
(状態の上がり下がり)
ランク順に一覧でまとめていく。
その詳細がこちら。
※右にスクロール可能
追い切り 評価 ランク | 馬名 | 追い 切り 日 | コース | タイム
| 馬場 状態 | 併せ馬の有無・状況 | 脚色 | 評価コメント |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
SS | カニキュル | 6/ 18 (水) | 美浦 坂路 | 4F51.6- 2F37.6- 1F12.6 | 良 | 単走 | 仕掛け | 前走を叩いて格段に良化。坂路で自己ベストを叩き出し、 力強い走りを披露。終始リズム良く、頭を低く保った走法も好印象。 やや行きたがる面はあるが、近走で折り合いもつき始めた。 終いの鋭さからポテンシャルの高さがうかがえ、 仕上がりは申し分ないだろう。 |
S | セキトバ イースト | 6/ 18 (水) | 栗東 CW | 7F97.5- 6F80.8- 5F65.3- 4F50.5- 3F35.4- 1F11.2 | 良 | 単走 | 馬なり | 6F80秒8からラスト1F11秒2の好時計をマークし、自己ベストを更新。 派手さはないものの、馬なりでジワジワと脚を伸ばして終いまで 集中力を維持した走りが好印象。 四位師も「状態がいい」と満足の仕上がり。 気合乗りも十分で好調だ。 |
S | カナテープ | 6/ 18 (水) | 美浦 南W | 5F66.7- 4F51.5- 3F36.9- 1F11.9 | 良 | 3頭併せ 半馬身遅れ | 馬なり | 1週前に5F66秒0-終い1F11秒2の好時計で先着する抜群の動きを見せ、 最終も好調子を維持。馬なりで半馬身遅れただけで、 終いはしっかり11秒台を連発して鋭さ十分。 四肢の使い方は機敏で、体も柔軟。先週の手応えから追えば 差し切れたはずで、息の入った今回は仕上がり上々だ。 |
A | タガノ エルピーダ | 6/ 18 (水) | 栗東 CW | 6F85.1- 5F68.8- 4F53.0- 3F36.8- 1F11.0 | 良 | 3頭併せ 外にクビ差遅れ | 馬なり | 2月の斑鳩Sを勝利した持久力タイプで、調整は順調。 先週は6F86秒4-終い1F11秒3を一杯に追って先着と反応良好で、 最終は折り合い重視の調整程度。 3頭併せの真ん中で力強く伸び、外の僚馬にクビ差遅れたが、 相手は一杯でこちらは馬なり。 騎乗した団野も「息遣いも動きもいい」と好感触を得ており、 1週前から状態維持どころか上昇気配。 しまい11秒0の持続力ある脚で、態勢は万全だろう。 |
A | ミアネーロ | 6/ 18 (水) | 美浦 南W | 6F82.8- 5F66.7- 4F51.6- 3F37.1- 1F11.1 | 良 | 3頭併せ 併入 | 馬なり | ヴィクトリアM回避明けだが影響は感じられず、状態は確実にアップ。 最終の3頭併せではコーナーで頭のぶれこそあったものの、 直線で鋭く反応してラスト1F11秒1と抜群の伸び。 馬群の真ん中からも怯まず脚を使い、 併走馬と互角に渡り合う勝負根性も見せた。 1週前は反応の鈍さが目立ったが、集中力が増して明らかに良化。 林師も「いい状態で戻してもらえた」と手応え。 本来の動きを取り戻しており、上昇ムードだ。 |
A | ラヴァンダ | 6/ 18 (水) | 栗東 坂路 | 4F51.6- 2F36.5- 1F11.9 | 良 | 併せ馬 1馬身先着 | 馬なり | 短期で一気に仕上げてきたが、それでも出来は上々。 トップハンデ56.5キロでも馬体の張りが良く、状態面の不安はない。 最終の坂路併せでは旺盛な前進気勢を見せつつ折り合いも付き、 僚馬に1馬身先着する力強い脚取り。 頭の位置が少し高めでも身のこなしは柔らかで、 最後まで推進力が衰えない登坂だった。 2走前の阪神牝馬Sでも好走しており、それ以上に良化した印象。 好調と言えるだろう。 |
A | フィール シンパシー | 6/ 18 (水) | 美浦 南W | 4F51.6- 2F37.6- 1F11.8 | 良 | 単走 | 馬なり | 牝馬限定戦で堅実なフィールシンパシーは、最終は軽めの半マイル追い。 週中Wコースで4Fからの調整は珍しいが、 動き自体はキビキビとして悪くない。道中も集中力を切らさず、 最後まで軽快なフットワークを維持した。 1週前の重馬場追いでも活発な動きを見せており、 調子落ちは感じられない。及第点の仕上がりで、 自分の力は出せる態勢だろう。 |
A | ウイン エーデル | 6/ 17 (火) | 栗東 CW | 7F98.8- 6F82.1- 5F67.0- 4F52.2- 3F37.2- 1F11.8 | 良 | 単走 | 馬なり | 3ヶ月半ぶりとなるが乗り込み量は豊富。 1週前までに坂路13本・CW12本と入念で、 先週土曜にはCWでラスト1F10秒9の猛時計をマークするなど 終いのキレが増してきた。最終は火曜単走での軽い調整だったが、 6F84秒9の負荷を掛けた追い切りを消化しているだけに、 馬なりでもラスト1F11秒8と余力十分に伸びた。 気温上昇とともに調子を上げるタイプで、段階を踏んで良化。 久々でも状態は明らかに良い。 |
B | ラヴェル | 6/ 18 (水) | 栗東 坂路 | 4F54.2- 2F38.3- 1F12.5 | 良 | 単走 | 馬なり | 先週に栗東CWで6F78秒2の自己ベストを計時し強めに負荷をかけたため、 最終追いは坂路単走でサラッと流す内容。 活気ある登坂でフォームのブレも少なく、脚捌きには弾力が感じられた。 ラストはやや脚色が鈍り、全体時計も平凡だったが、 前週に思い切り負荷をかけた反動で終い緩んだだけだろう。 前走を使って毛ヅヤが良化したように、調整は上首尾。 絶好調とまではいかないが、前走以上の状態には持ってこれた。 |
B | ウンブ ライル | 6/ 18 (水) | 美浦 南W | 6F83.7- 5F68.0- 4F53.1- 3F38.5- 1F11.3 | 良 | 3頭併せ 併入 | 馬なり | 近走不振も徐々に立て直しつつある。 美浦Wでの3頭併せでは間を割るタイトな形でもひるまずに前進気勢を見せ、 馬なりのまま僚馬と併入に持ち込んだ。 動きに硬さが残る点に良化余地を残すものの、 終いは11秒3とまずまずの伸びを示した。 全体的には余裕を残した仕上げだが、着実に下地は整ってきている。 100%ではないにせよ、調子は確実に上向いている。 |
B | シングザット ソング | 6/ 18 (水) | 栗東 坂路 | 4F56.6- 2F40.0- 1F11.8 | 良 | 単走 | 馬なり | 元来行きたがる気性だが、坂路単走の序盤もやや行き気味。 ただ先週よりは促しに対する反応や伸びが良化し、 真っ直ぐ力強く駆け上がれた点は収穫だ。 脚元の動きは力強く、モタれる癖も前走時より目立たない。 高野師は「前走がスーパー絶好調で上積みはないが維持できている。 力を出せる仕上がり」と好仕上がりを強調。 フィジカル面の不安はなく、 あとは本番で折り合えるかが最大のポイントだろう。 |
C | アスコル ティアーモ | 6/ 18 (水) | 美浦 南W | 6F82.4- 5F66.3- 4F51.2- 3F36.8- 1F11.0 | 良 | 3頭併せ 半馬身遅れ | 強め | ミアネーロと終始併走したが終いで見劣った。 最終追いでは強めに追われたにもかかわらず、 馬なりの相手に半馬身遅れる始末。 1週前は自己ベストを記録し何とか併入に持ち込んだものの、 コーナーでふらつくなど集中力に欠ける面が目立った。 格の違いを見せつけられた印象で、動きのキレも今ひとつ。 調教内容は物足りず、上昇どころか下降気味と言える。 |
C | エリカ ヴィータ | 6/ 18 (水) | 美浦 坂路 | 4F52.1- 2F37.7-1 F12.3 | 良 | 併せ馬 遅れ | 馬なり | 今回は坂路主体の調整に切り替えたが効果は今ひとつ。 1週前の坂路併走では3歳未勝利馬相手に推進力を欠き劣勢気味。 最終追いでも前週より素軽さは出たものの、 鞍上の仕掛けや肩ムチへの反応が鈍く、 肝心のラストで伸びそうで伸びない。 終いバタバタになってしまい、 強調材料に乏しい。デキは平凡で上積みは感じられず、 不安の残る仕上がりだ。 |
情報 なし | グランスラム アスク | — | — | — | — | — | — | 情報なし(連闘のため最終追い切り無し)。 |
1週間前追い切り評価とコメント
府中牝馬ステークスの2025年の出走馬について、最新の追い切り情報とその評価をランクごとにまとめた。
各ランク(SS、S、A、B、C)の馬について、追い切りのタイム、コースや馬場状況、並走状況、脚色の特徴、そしてそれぞれの評価コメントが閲覧可能。
※右にスクロール可能
評価 | 馬名 | 追い切り日 | コース | タイム(全体-ラップ) | 馬場 | 併せ馬(相手・状況) | 脚色 | 評価コメント |
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SS | カニキュル | 6/12(水) | 美浦南W(重) | 6F81.4-65.2-50.8-36.9-11.4 | 重 | 単走 | 馬なり | 前走は上がり3F32秒9の豪脚で3馬身半差圧勝。 1週前も悪馬場を苦にせずスムーズな走りで、 折り合い充分に落ち着きがある。 調教師も「舞台はいい」と52キロを味方に好勝負を意識。 動き・気配ともトップクラスで絶好調と言える。 |
S | セキトバイースト | 6/12(木) | 栗東CW(重) | 6F82.3-66.0-51.1-37.2-11.8 | 重 | 単走 | 馬なり | 前走リステッド大楽勝の勢いそのままに好気配。 1週前追いはCWで6F82秒3-11秒8を馬なりでマークし、 井上助手も「いい動きでしたよ。成長を感じます」と好感触。 適度に気合乗りつつ折り合いも付き、 最後まで集中力を切らさない安定した走り。 パワーアップした走りで先行策から重賞初Vへ視界良好。 |
S | カナテープ | 6/12(木) | 美浦南W(重) | 5F66.0-50.8-36.6-11.2 | 重 | 併せ馬(クックパイン〈三未〉に0.4秒先着) | 馬なり | 休養明けを叩いて調子上向き。 1週前は重馬場でもしっかりハミを取り、 手前の切り替えもスムーズで加速力も優秀。 併走では楽な手応えのまま3歳未勝利馬に0.4秒先着と抜群の反応を披露。 昨冬の初音S快勝時と同様に鋭い伸び脚で、引き続き好調を維持している。 |
A | アスコルティアーモ | 6/12(木) | 美浦南W(重) | 6F81.4-66.0-51.2-36.6-11.6 | 重 | 併せ馬(ミアネーロ〈OP〉を0.7秒追走同入) | 馬なり | 近走は重賞で大敗続きだが、昨年の府中牝馬Sでは0.7秒差と健闘。 今回はハンデ53キロで一変を狙う。 追い切りでは楽な手応えで古馬OP馬と併入し、 負荷をかけてきた分だけ状態は良化傾向。 以前から調教駆けする馬だが、今回も動き自体は良く、 あとは実戦で変わってくれば面白い存在。 |
A | フィールシンパシー | 6/12(木) | 美浦南W(重) | 6F85.4-69.4-54.1-39.3-11.8 | 重 | 併せ馬(アルゲンテウス〈古2勝〉に0.4秒先着) | 馬なり | 前走の福島牝馬Sで3着と健闘。ここを目標に順調な仕上がりで、 1週前は南Wで軽快な走りを披露。 重いウッドでも力強く地面を捉えており、気迫も十分。 併走でも楽々と先着して動きは鋭い。 初の重賞制覇へ向けて虎視眈々の状態だ。 |
A | ラヴァンダ | 6/11(水) | 栗東CW | 6F86.4-12.6(推定) | 良 | 単走 | 馬なり | 休み明け叩いて上積み十分。 1週前はCWコース単走で長めをじっくり乗られ、動きは落ち着いて良好。 さらに日曜には坂路で軽く流して息を整え、 脚さばき軽快で好調ぶりを示した。 調教師は「順調だけどハンデ54キロは厳しい」と渋い顔も、 「東京1800は条件がいい」と前向き。仕上がり自体は良く、 あとは実戦で斤量を克服できれば。 |
A | ウンブライル | 6/11(水) | 美浦南W(重) | 7F98.4-11.0(参考) | 重 | 併せ馬併入 | 強め | 中間は1週前の水曜にウッド、日曜に坂路と併用調整され、 普段より時計が良化。近走は休み明け続きで成績も今一つだが、 過去に重賞2着3回、NHKマイルCではアタマ差の実績があるだけに侮れない。 攻め駆けしないタイプながら今回は動きにキレが出ており、 変わり身の気配を感じる。 |
B | ラヴェル | 6/12(木) | 栗東CW(重) | 6F78.2-62.7-49.8-37.1-12.7 | 重 | 単走 | 一杯 | ここ3戦不振で巻き返しを期し、1週前は意欲的に一杯に追った。 CWコースでこの日の一番時計となる6F78秒2をマークし、 道中速いラップを刻んだ分ラストは12秒7とかかったが、 それでも脚取りはしっかりしていた。 福岡助手は「負荷をかけたい狙い通りの追い切りができた。 雰囲気はとてもいい」と好感触。動き自体まだ良化途上ながら、 大型馬だけに一本強い追い切りで変わってくる可能性は十分だ。 |
B | ミアネーロ | 6/12(木) | 美浦南W(重) | 6F82.1-66.4-51.4-36.8-11.6 | 重 | 併せ馬(アスコルティアーモ〈OP〉と同入〈0.7秒先行〉) | 強め | 3頭併せの真ん中で気合を付けられたが、反応が少し鈍く重さが残る走り。 馬体にも余裕が感じられ、仕上がり途上の印象。 それでも素質は高く、 直前のひと追いでどこまで絞れてくるか次第では一変も。 陣営も「発馬次第で変身可能。決め手は東京替わりでさらに生きる」と 巻き返しに意欲。 |
B | ウインエーデル | 6/17(火) | 栗東CW(良) | 7F98.8-11.8 | 良 | 単走 | 強め | 前走から中11週で在厩調整され順調そのもの。 1週前追いは火曜CWコースで7Fから長めにしっかり追われ、 ラスト1F11秒8と伸ばしてきた。 吉田直弘調教師は「乗り役に任せましたが、ぼちぼちですね。 準備万端ですよ」と納得の表情。 目立つ派手さはないものの順調に仕上がっており、 自分の競馬に徹すれば一発のシーンも。 |
C | エリカヴィータ | 6/12(木) | 美浦坂路(重) | 4F52.6-38.1-24.6-12.0 | 重 | 併せ馬(ミッキーキャンディ〈三未〉と同入〈0.1秒追走〉) | 一杯 | 久々の勝ち星を狙い入念に乗り込まれているが、 1週前の坂路追いでは格下馬相手に見劣る内容。 終始強めに追われたものの近走のズブさが解消されず、 仕掛けてからの反応も鈍く伸びももうひとつ。 本来の豪快な動きには程遠く、 上積みは感じられない現状で評価を下げざるを得ない。 |
C | シングザットソング | 6/12(木) | 栗東坂路(重) | 4F53.7-37.7-24.7-12.6 | 重 | 単走 | 末強め | 前走後は放牧を挟みリフレッシュ。 1週前は坂路単走で追われ、 前走より活気は出てきたものの馬体の軸がブレ気味で走りの安定感を欠く。 仕掛けてからの反応も鈍く、まだ良化途上という印象は否めない。 春は不振続きだったが、 実績ある舞台でどこまで立て直せるか最終追い切りの内容に注目。 |
C | グランスラムアスク | (連闘) | 栗東坂路(稍) | 軽め調整(参考:4F55.5-13.0) | 稍重 | 単走 | 馬なり | 前週のOP特別(ジューンS)で牡馬相手に0秒8差の9着と健闘。 間隔が詰まるため強い負荷はかけず 坂路で軽めの調整に留めたとみられる (前走後も落ち着いて良い状態をキープ)。 大敗続きだった春先より状態は上向いている印象で、 大崩れはないが上位進出にはもう一段の切れが欲しいところ。 |
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