ホープフルステークス2025の過去10年のレース傾向・消しデータ(消去法)集

どうも、競馬口コミダービー管理人の木口順一だ。

2025年12月27日土曜はG1・ホープフルステークス。

2歳世代の「いまの力」と「これからの伸びしろ」がぶつかるGⅠだ。

中山芝2000メートルはコーナーが多く、枠順と位置取りひとつで結果が変わりやすい。

人気が強い年が多い一方で、相手がズレて配当が跳ねる年もある。

今回もアンドゥーリル、バドリナート、ジャスティンビスタ、フォルテアンジェロ、ショウナンガルフなど見どころは十分だ。

そこでこの記事ではホープフルステークスの過去10年のデータをまとめ、それぞれの消しデータ・消し条件までまとめてみた。

それぞれのデータがどう予想に使えるかまで書いてあるので、ぜひご自分の予想に役立てて欲しい。

さらに競馬口コミダービーでは過去傾向だけでなく、「追い切り評価/全頭診断」「AI予想」の記事も公開しているので合わせてご覧いただきたい。

全頭診断・追切まとめはこちら

ホープフルステークス2025のAI予想はこちら

この記事でわかること
  • 過去10年の
    ホープフルステークスの
    レース傾向・データ
    (人気別成績
    前走レース別成績
    前走着順別成績
    脚質別成績
    馬場ごとのデータ
    配当傾向
    性令別成績
    関西関東の勝率
    血統傾向
    リピータースコア)
  • 過去傾向から抽出した
    消しデータ・消し条件
  • 過去傾向・データの
    予想活用方法

馬アイコンこの記事を書いたのは

執筆者画像

木口 順一

競馬歴18年の42歳。

何年か前にブログや掲示板を運営する某会社を退職。
退職後はそのノウハウと自分の長い競馬歴で何かできないか考えた末、競馬口コミダービーを設立。

安定して稼げる競馬予想サイトを探すために、ユーザーからの口コミを基に検証を続けている。

今まで検証してきた予想サイトの数は1,000サイト以上。
その結果が実を結び、検証したサイトの的中率ランキングページをグーグル検索で「競馬予想サイト 的中率」の検索結果1位に表示させることに成功した。

現在は競馬予想家・競馬ジャーナリストとしても活躍中。
好きなレースはやっぱり日本ダービー。

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今回紹介しているホープフルステークスの過去傾向データまとめとは別にぜひ一度目を通してみてくれ。

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ホープフルステークスの過去10年の傾向早見表!

それでは改めてホープフルステークスの過去傾向について分析データを紹介していく。

細かく過去の傾向を紹介していくが、まずはホープフルステークスのざっくりした傾向を掴むために先んじて過去10年の傾向を一言でまとめてみた。

「人気別成績」「前走レース別成績」「前走着順別成績」「脚質別成績」「枠順別成績」「馬場ごとの勝率データ」「配当傾向」「性別別成績」「関西・関東比率」「血統傾向」の計11項目でまとめているので、なんとなくの雰囲気だけでも先に把握しておいてみてくれ。

※右にスクロール可能

  人気別成績 前走レース別成績 前走着順別成績 脚質別成績 馬場ごとのデータ 枠順別成績 配当傾向 性齢別データ 関西関東の勝率成績 血統傾向 リピータースコア
データ概要

上位人気が強く、

1番人気の安定感が高い。

一方で10番人気以下の大波乱も

まれに起きる。

重賞やリステッド組が

中心になりやすい。

条件戦組は勝ち切りが

難しい傾向が出る。

前走1着と2

着が目立つ。

前走3着以下は

好走が少ない。

勝ち切りは先行が多い。

差しは3着以内には来るが、

勝ち切りは減る。

追込は厳しい。

過去10年は

良馬場のみで、

先行有利と

上位人気優勢が出ている。

8枠が不利に寄り、

6枠と4枠が

比較的良い。

1枠は勝ち切りが少ない。

低配当の年

と高配当の年の差が大きい。

勝ち馬が堅くても

相手が荒れる年がある。

牡馬中心で

牝馬出走は少ない。

牝馬だから

有利不利と断定しにくい。

関西馬が関東馬より

勝率・連対率・

複勝率で上回る。

差はあるが関東馬も勝つ。

勝ち馬は父サンデー系と

父ミスプロ系に偏りやすい。

その他は連系向きが多い。

予想活用方法

軸は上位人気寄りで

組み立て、

相手に中穴や大穴を

混ぜて回収を狙う。

まず重賞・

リステッド経由を

上に取り、

条件戦組は相手で調整する。

前走1〜2着を中心に据え、

前走3着以下は

強い理由が

ある馬だけ拾う。

先行できる馬を

軸候補にし、

差し馬は

相手の中心に置く。

良馬場想定なら先行力と

上位人気を重視し、

差しは展開が

速いときに厚くする。

6枠と4枠は

評価を上げやすい。

8枠は勝ち切りを割り引き、

連系の相手で扱う。

配当が跳ねる可能性を前提に、

軸は堅めに置きつつ

三連系の3着を

広げる選択肢を残す。

性別による

上げ下げは弱く、

今年のように牡馬だけなら

性別は使わない。

能力が近いなら

関西馬を上に取り、

関東馬は強い根拠が

ある馬だけ厚く買う。

父サンデー系を

軸候補に置き、

父ミスプロ系は

頭か相手かをはっきり決める。

消しデータ

中位人気(4〜9番人気)の

単勝勝負は慎重にする。

大穴の1着固定も

基本は避ける。

条件戦組を

頭固定にする

買い方は

控えめにする。

前走3着以下を

馬券の中心に置かない。

前走大敗は

人気なら割り引く。

追込の1着固定は

基本しない。

逃げの単勝中心も

慎重にする。

良馬場で

スロー寄りなら

差しの頭固定は

慎重にする。

8枠の人気馬の

単勝中心や

1着固定は避ける。

1枠の1着固定も慎重にする。

高配当年だけを根拠に

毎回三連単を

広く買うのは避ける。

大穴の1着固定は再現性が低い。

性別だけで

消すのは使わない。

今年は全頭牡馬なので

発動しない。

関東馬だからという

理由だけで消さないが、

関東馬の人気薄の

1着固定は慎重にする。

勝ち切りが

少ない系統を

血統だけで

頭固定にしない。

それではここからは各項目のデータについて解説していく。

それぞれの成績をどう予想に活用すれば精度が上がるのかもいっしょに説明していくので、ぜひ参考にしてみて欲しい。

もし細かいデータまで見る必要がない、もはや予想買い目を手軽に見たいだけという方にはAI予想買い目も公開中。

そちらの記事もぜひ確認してみてほしい。

ホープフルステークスの
AI予想まとめ

ホープフルステークスの消しデータ(消去法)・割引馬まとめ

続いて、ひとつ前で軽く触れた消しデータについて深堀りしていく。

まずは紹介した11項目の消しデータを、ホープフルステークスの予想で優先すべき順に並び替えてまずまとめる。

その早見表がこちら。

ホープフルSの消しデータ
優先順位
  1. 前走着順別成績:前走3着以下は好走がかなり少ないので、馬券の中心から外す

  2. 人気別成績:4〜9番人気は勝ち切りが出ていないので、単勝や1着固定を避ける

  3. 枠順別成績:8枠は勝ち切りがかなり厳しいので、人気馬でも1着固定は避ける

  4. 脚質別成績:追込は3着以内が少ないので、追込の1着固定は避ける

  5. 前走レース別成績:3勝クラス以下は勝率が低いので、頭固定は控えめにする

  6. 馬場ごとのデータ:良馬場想定では先行有利なので、差しの頭固定は展開が遅いなら避ける

  7. 配当傾向:高配当年だけを根拠に、毎回三連単を広く買うのは避ける

  8. 関西関東の勝率成績:関東馬の人気薄は1着固定を避け、関西馬より扱いを下げる

  9. 血統傾向:勝ち切りが少ない系統は、血統だけで頭固定を避ける

  10. 性齡別データ:今年は全頭牡馬なので、性別での消しは使わない

消しデータの優先順位は「再現性が高い順」に置いた。

ホープフルステークスは2歳戦でブレが出やすいが、過去10年の範囲でも繰り返し出ている傾向はある。

特に前走着順と人気帯は、レースの格が上がるほど分かりやすく効きやすい。

だから予想ではまず「前走3着以下の馬を軸にしない」「中位人気の単勝勝負をしない」を土台にして、そこへ枠順と脚質の条件を重ねるのが組み立てとして迷いが減るだろう。

ただし、これは機械的に切り捨てるための道具ではない。

2歳戦は成長や気配で簡単に逆転が起きる。

だから最終的には、追い切りと返し馬、当日の馬場状態と展開の読みで上書きする余地を必ず残した方がいい。

例えば8枠でも前に行けて外を回し過ぎない形が作れるなら消し切るのは損になるし、前走3着以下でも「強い相手に負けただけ」で内容が良いなら相手としては残せる。

消しデータは切るためではなく、買い方の強弱を付けるために使うのがいちばん噛み合う。

そしてさらにここから上記の消しデータの優先順位で考えて、割引・消し対象になるであろう馬をまとめてみた。

理由や根拠、予想にどう活かすかも馬ごとにまとめているので確認してみて欲しい。

消し・割引
対象馬(該当項目が多い順)
  • オルフセン:4項目 8枠で立ち回りが厳しく、前走が未勝利で差し寄りなので1着固定はかなりやりにくい
  • アーレムアレス:3項目 1枠に入って前走が1勝クラス、さらにハービンジャー産駒なので勝ち切りは慎重に扱いたい
  • ショウナンガルフ:3項目 7枠で外のロスが出やすく、差し寄りの競馬とハービンジャー産駒が重なるので1着固定は強気にしにくい
  • ノチェセラーダ:2項目 1枠で勝ち切りが出にくい傾向にぶつかり、前走が1勝クラスなので過信は禁物
  • ウイナーズナイン:2項目 前走が重賞で6着と着順面の消し条件に触れ、エピファネイア産駒なので勝ち切りは慎重にしたい
  • フォルテアンジェロ:2項目 前走が1勝クラスで、相手が一気に上がる型なので1着固定より連系向き
  • ノーウェアマン:2項目 前走が未勝利で相手が一気に上がる型なので、評価の置き方は慎重にしたい・ジーネキング:2項目 7枠で外のロスが出やすく、人気の中心なら買い方で割り引きたい
  • アスクエジンバラ:1項目 8枠は過去傾向上、勝ち切りを狙う買い方が難しくなる
  • ジャスティンビスタ:1項目 前走の4角が8番手で差し寄りなので、展開が落ち着くと1着固定は慎重にしたい
  • ロブチェン:1項目 前走が新馬で経験値が少ない型なので、1着固定より相手向き
  • テーオーアルアイン:1項目 前走が未勝利で相手が一気に上がる型なので、強く買うなら根拠が追加で要る
  • マテンロウゼロ:1項目 前走が未勝利で相手が一気に上がる型なので、過信はしない方がいい
  • メイショウハチコウ:1項目 前走が新馬で情報量が少ない型なので、いきなり軸にはしにくい

8枠16番は、過去の枠順傾向をそのまま当てはめると一番きつい枠だろう。

加えて前走が東京の2歳未勝利で、通過が「-⑦⑧⑧」なので差し寄りの形だ(4角8番手)。

良馬場で前が止まりにくい年が多いという前提だと、外を回して差し切る難度がさらに上がる。

買うなら「3着までの連系」か「相手の一頭」に寄せるのが筋で、単勝や三連単の1着固定は避けたい。

1枠2番は、内でロスは減るが「勝ち切りが出にくい傾向」に触れやすい枠でもある。

前走は黄菊賞(1勝クラス)で2着なので、前走3着以下の強い消しには当たらないが、G1の相手関係へ上がる点は無視できない。

さらに父がハービンジャーで、ここまで整理してきた血統傾向では「勝ち切りの中心」から外れやすい扱いになる。

買い方としては、1着固定より2〜3着の相手、または三連複の軸の相手が現実的だろう。

7枠13番は、外の距離ロスが出やすい側で、人気になるなら買い方に工夫が要る枠だ。

前走の札幌2歳ステークスは「⑨⑨⑪⑨」なので差し寄り(4角9番手)で勝っている。

差しで届く脚を持っているのは強いが、良馬場で前が止まりにくい流れだと、同じ戦い方で勝ち切るにはハードルが上がる。

父ハービンジャーも「勝ち切りは慎重にしたい系統」側なので、結論としては“連系の中心”は作れても、“1着固定で厚く”はやりにくい。

1枠1番は立ち回りのロスは減るが、過去傾向上は「勝ち切り」に寄せにくい枠だ。

前走は黄菊賞(1勝クラス)を勝っていて、通過は「⑤③②②」だから先行寄りで運べるのは強みになる。

ただ、相手が一気に上がる型なので、単勝や三連単の1着固定を強くするより、馬連・三連複の中心として安定を取りに行く方が噛み合いやすい。

前走が京都2歳ステークスで6着は、前走着順の消し条件(前走3着以下は軸にしない)に触れる。

さらに父エピファネイアで、血統傾向の話だと「勝ち切りより連系向き」に寄せたくなる。

枠自体は5枠10番で悪くないので、買うなら“巻き返し前提の相手”として三連複の2〜3列目が落としどころになりやすい。 

前走が百日草特別(1勝クラス)で2着なので、前走着順の強い消しには当たらない。

ただ「条件戦から一気にG1へ」の型には当たる。

通過「-③③③」で先行寄りの競馬はできているので、中山2000での立ち回り自体は作れそうだが、いきなり1着固定にするより、連系で評価を生かす方が現実的だろう。 

前走が東京の2歳未勝利勝ちで、通過が「-①①①」だから主導権を取る形で勝っている。

未勝利勝ち直行は「相手が一気に上がる型」なので、過去傾向だけなら1着固定にはしにくい。

ただ、逃げや先行で形を作れるのは中山向きの要素でもある。

買うなら“展開が向いたときの残り目”として連系に入れるのが筋だろう。

7枠14番は外のロスが出やすい枠だ。

前走の札幌2歳ステークスは「①①①①」で運び、2着に粘っているので能力面の裏付けはある。

ただ枠のぶんだけ道中の位置取りが外に振れやすくなるので、人気の中心なら「1着固定を強くする」より「相手の軸に置く」「連系の中心で買う」ほうが安全だろう。

8枠15番は、枠順傾向の消しデータにそのまま引っかかる。

前走は京都2歳ステークスで2着、通過も「⑤⑤⑤⑤」で先行寄りに運べるので能力とレース運びは足りる。

ただし外枠は、好位を取るために前半で余計に脚を使いやすい。

買うなら馬連・三連複の中心に寄せて、三連単の1着固定は避けたい。

前走は京都2歳ステークスを勝っているが、通過が「⑤⑥⑦⑧」なので4角は8番手で差し寄りだ。

差しが届く展開になれば当然勝ち負けだが、良馬場で落ち着いた流れだと差し切りの難度が上がる。

だから買い方は「頭固定より連系の中心」が噛み合いやすい、という意味で消しデータに軽く触れる馬だ。

前走が京都の2歳新馬で、通過「①①①①」の逃げ切り勝ちだ。

新馬からの直行は、過去傾向で見ると“いきなり勝ち切り”を前提にしにくい型になる。

枠は2枠4番で運びやすいので、能力が足りるなら一気に通用もあり得るが、馬券の置き方はまず相手の評価から入りたい。

前走が阪神の2歳未勝利で勝ち上がり。

「--②①」なので先行して押し切る形だ。

未勝利勝ち直行は、過去傾向では“軸にしない”側に入りやすい。

枠は4枠7番で悪くないので、買うなら相手、もしくは三連複の3列目あたりが現実的だろう。

前走が阪神の2歳未勝利勝ちで、「③④⑤⑤」と4角5番手の先行寄り。

未勝利勝ち直行という点が消しデータに触れる。

枠は4枠8番で競馬はしやすいので、上積みや当日の気配で評価が変わる余地はあるが、過去傾向だけなら1着固定には寄せにくい。

前走が中山芝2000の新馬勝ちで「③③③③」と先行寄り。

新馬からの直行は、経験値が足りずにG1の流れで壁に当たりやすい型だ。

枠は5枠9番で無難なので、能力が上なら相手に残るが、買い方は“相手まで”が基本になりやすい。

ホープフルステークスの
AI予想まとめ

過去傾向・消しデータが影響しそうな馬ランキング

消しデータに触れつつ、それぞれのデータについて細かく紹介していくその前に。

次にホープフルステークスに出走する馬がデータで見て、それぞれどれくらい有利か不利かを先んじて見える化してみよう。

11項目ある傾向データを点数にして、出走予定の馬をランキング順に並び替え。

さらにホープフルステークスならではのデータの優先順位で点数を調整してみた。

その点数順がこちらだ。

※右にスクロール可能

馬名 合計点数 人気別成績 前走レース別成績 前走着順別成績 脚質別成績 枠順別成績 馬場ごとのデータ 配当傾向 性齡別データ 関西関東の勝率成績 血統傾向 リピータースコア
アンドゥーリル 80
アスクエジンバラ 68
ジャスティンビスタ 67
ショウナンガルフ 63
アームレアレス 60
フォルテアンジェロ 60
バドリナート 57
ジーネキング 57
マテンロウゼロ 52
ノチェセラーダ 49
メイショウハチコウ 46
ロブチェン 40
テーオーアルアイン 40
ノーウェアマン 38
ウイナーズナイン 38
オルフセン 30

※記号は「◎=とても有利、◯=有利、−=判断材料が足りないので中立、△=不利、✕=かなり不利」だ。
※記号の点数化:◎=満点、◯=高評価、△=やや評価、−=中立、✕=割り引き
※重み(合計100点):人気18、前走着順18、前走レース14、枠12、脚質10、馬場8、東西6、配当6、血統4、性齡2、リピータースコア0

このレースの過去傾向で、まず重く扱うべきなのは「前走の着順」と「人気帯」だろう。

過去10年は上位人気が勝ち切りやすく、前走で1〜2着に来ている馬が中心になりやすい。

だから合計点が上に来る馬ほど、過去傾向の“型”に当てはまりやすい。

次に優先すべきは「枠」と「脚質」だ。

中山2000メートルは位置取りの影響が出やすく、外枠、とくに8枠は勝ち切りにくい方向へ寄りやすい。

逆に6枠は比較的ロスが出にくい扱いにできる。

だから同じくらいの評価の馬なら、内から中枠で先行できる馬を上に取りやすい。

ここまでを踏まえると、6枠12番のアンドゥーリルがいちばん“過去傾向に沿った買い方がしやすい”配置になった。

逆にアスクエジンバラは能力面を評価しても、8枠15番のぶんだけ勝ち切りの難度が上がるので、買い方で折り合いを付けるのが現実的だろう。

ただし、過去傾向は過去傾向であって、当日の予想では他の要素で上書きされる場面が普通にある。特に今回は2歳戦なので、優先順位をこう置くのが丸いはずだ。

過去データの
予想での優先順位
  • 直前の追い切りと馬体の気配(仕上がりの差が結果に直結しやすい)

  • 前走の内容(相手の強さとレースの流れ、勝ち方)

  • 枠と脚質(中山2000でロスを減らせるか)

  • 人気(上位人気が強い前提で、買い方の中心を作る)

  • 配当傾向(軸は堅めでも相手が荒れる年があるので、三連系の組み方で吸収する)

この表は「過去傾向に寄せた有利不利」を見える化したものだ。

最終的には、追い切りと当日の馬場状態と展開予測で、点が低い馬でも評価を上げる余地は残るだろう。

それではここから11項目の各データと、予想にどう使うか、その活用方法と消しデータをさらに細かく紹介していく。

上記の早見表だけでさっくり使うのではなく、自分でもデータを吟味したい人は活用してみてくれ。

ホープフルステークス
全頭診断追い切りまとめ

【人気別成績】

ホープフルステークスの過去10年で、何番人気が上位入線しているのかをまとめてみた。

※右にスクロール可能

人気帯 勝率 連対率 複勝率 平均
着順
最頻
着順
期待値スコア
〈単勝回収率〉
1番人気 60.0% 80.0% 80.0% 2.7 1 134.0%
2番人気 20.0% 30.0% 60.0% 5.4 3 62.0%
3番人気 10.0% 30.0% 40.0% 6.5 13 74.0%
4〜6番人気 0.0% 10.0% 16.7% 7.6 4 0.0%
7〜9番人気 0.0% 6.7% 13.3% 7.8 4 0.0%
10番人気以下 1.6% 1.6% 4.9% 10.3 10 148.5%

勝率・連対率・複勝率はそれぞれ「1着になる割合」「2着以内に入る割合」「3着以内に入る割合」だ。

数字を見ると、上位人気がはっきり強いレースだと分かる。

1番人気は複勝率80.0%で安定感が高く、軸として成立しやすい。

一方で2番人気と3番人気は「3着以内に来る確率はそれなりにあるが、勝ち切りはそこまで多くない」タイプで、馬連や三連複の相手に向く。

特徴的なのは、4〜9番人気がこの10年では一度も勝っていない点だ。

中位人気は「勝ち切り」より「2〜3着での食い込み」を狙う方が筋がいい。

10番人気以下は勝率こそ低いが、2022年の大波乱が効いて単勝回収率が跳ねている。

ここは安定して儲かるという意味ではなく、「たまに起きる一撃が回収率を押し上げる」性質だと理解した方がいいだろう。

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消しデータ
  • 1番人気は軸の最優先候補になる傾向が強い。2025年でショウナンガルフ、アンドゥーリル、ジャスティンビスタあたりが1番人気に上がるなら、単勝・馬連・三連複の中心に据える発想が合う。
  • 2番人気と3番人気は「勝ち切り」より「3着以内」に寄るので、相手として厚くしたい。2025年でアスクエジンバラ、ジーネキング、ラヴェニュー、バドリナートあたりが2〜3番人気に入るなら、馬連・三連複の相手の軸として扱いやすい。
  • 4〜6番人気はこの10年で勝ちがないので、単勝や1着固定は強気にやりにくい。2025年でウイナーズナイン、ノチェセラーダ、フォルテアンジェロが4〜6番人気付近なら、2〜3着の相手に回すのが現実的だ。
  • 7〜9番人気も勝ち切りがないので、ここも単勝・1着固定は基本的に消し寄りになる。2025年でアーレムアレス、マテンロウゼロ、メイショウハチコウ、ロブチェンが7〜9番人気付近なら、三連複の3列目や三連単の3着候補としての扱いが向く。
  • 10番人気以下は勝率がかなり低い一方で、勝つと配当が跳ねやすい。2025年でカフジエメンタール、ノーウェアマン、テーオーアルアイン、ダノンヒストリーが10番人気以下に沈むなら、単勝で狙うより三連複の穴として拾う方が形として安定しやすい。
  • 消し条件としては「4〜9番人気の単勝は基本的に買わない」「10番人気以下の1着固定は基本的にしない」がデータ上は強い。2025年でバドリナートが5番人気、ウイナーズナインが6番人気、アスクエジンバラが8番人気といった並びになった場合、単勝勝負は避けて連系の相手に回す判断が合う。
  • 消し条件にしたくない例外は「人気が高いのに不安材料が少ない馬」だ。ショウナンガルフやアンドゥーリルが1番人気でも不安が見当たりにくいなら、人気だからという理由で嫌うより、相手の組み立てで回収を狙う方がいいだろう。

【前走レース別成績】

過去10年のホープフルステークスに出走した馬を、前走の格(クラス)別に成績を集計してみた。

※右にスクロール可能

前走レース 勝率 連対率 複勝率 勝利数 2着数 3着数 着外数  
G1 0 0 0 0 -8.2%
G2 22.2% 33.3% 33.3% 2 1 0 6 -15.4%
G3 9.7% 22.6% 25.8% 3 4 1 23 0.0%
OP・L 12.0% 20.0% 32.0% 3 2 3 17 0.0%

3勝クラス

以下

2.3% 5.8% 12.8% 2 3 6 75 0.0%

前走の格で見ると、勝ち切りの強さはG2が目立つ。

ただしG2は母数が少ないので「強い馬が出てきた年に勝っている」くらいの扱いが現実的だろう。

G3は勝率は落ちるが、出走数が多いぶん中心になりやすいゾーンだ。

いちばん複勝率が高いのはオープン・リステッドで、ここは「勝ち切りもあるし、3着以内にも残りやすい」バランス型になっている。

逆に、3勝クラス以下(新馬・未勝利・1勝クラス中心)は頭数が多いわりに勝率がかなり低い。

だから2025も、まずは重賞・リステッドを経由してきた組を軸にして、条件戦組は相手で調整するのが馬券の組み立てとして噛み合いやすいだろう。

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消去法まとめ
  • 前走がG3の馬が核になりやすい。2025のG3組はジャスティンビスタ、アスクエジンバラ、ウイナーズナイン、ショウナンガルフ、ジーネキングで、馬券の中心はまずここから作るのが効率的だ。
  • オープン・リステッド組は3着以内率が高いゾーンなので、アンドゥーリル(アイビーS・リステッド)とバドリナート(萩S・リステッド)は相手の上位に厚く置きたい。
  • 前走G2はサンプルが少ないが勝率が最も高いゾーンだ。ダノンヒストリー(東スポ2歳S・G2)は前走着順だけで切りにくいので、追い切りや枠で一段上げるか決めるのが筋だろう。
  • 3勝クラス以下組は勝率が低く、頭固定は難しくなりやすい。ラヴェニュー、ロブチェン、メイショウハチコウの新馬勝ち直行は、基本は相手の3着枠を厚くする使い方が合う。
  • 同じく3勝クラス以下でも、1勝クラスで勝ち切れていない組は「連系向き」に寄る。アーレムアレス、ノチェセラーダ、フォルテアンジェロは前走1勝クラス2着なので、軸より相手の扱いが合う。
  • 未勝利勝ち直行は能力差で来ることはあるが、過去傾向的には勝ち切りが難しいゾーンだ。オルフセン、ノーウェアマン、テーオーアルアインは人気と枠を見ながら、三連系の相手で調整するのが丸い。
  • 消し条件として強いのは「前走が未勝利で勝ち切れていない」。カフジエメンタールは前走未勝利3着なので、買うなら大穴の3着候補までに留めたい。
  • もう1つの消し条件は「重賞で大敗して人気になるパターン」だ。ウイナーズナイン(京都2歳S6着)、ダノンヒストリー(東スポ2歳S7着)は人気が上がりすぎるなら評価を下げ、連系で拾う形に寄せたい。

【前走着順別成績】

過去10年の前走での着順別に振り分け、それぞれの勝率をまとめてみた。

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前走

着順

勝率 連対率 複勝率 勝利数 2着数 3着数 着外数

勝率-

連対率

1着 6.2% 14.4% 23.7% 6 8 9 74 -8.2%
2着 15.4% 30.8% 30.8% 2 2 0 9 -15.4%
3着 6.2% 6.2% 6.2% 1 0 0 15 0.0%

4~9

5.9% 5.9% 5.9% 1 0 0 16 0.0%

10着

以下

0.0% 0.0% 12.5% 0 0 1 7 0.0%

ホープフルステークスの過去10年は、前のレースの着順がそのまま結果に直結しやすいレースだ。

前走1着と前走2着で、3着以内の大半を占める流れになっている。

逆に、前走3着以下は3着以内がほとんど出ていない。

ここは「前のレースで勝ち切ったか、少なくとも2着以内に入ったか」を、まず最初のふるいとして使うのが合理的だろう。

2025年の登録馬を見ると、前走1着の馬が多く、前走2着の馬も少数いる。

一方で、前走で6〜7着に負けている馬も混ざる。

前走で負けている馬が巻き返すには、相手関係や展開だけでは足りず、能力の裏付けがもう一段ほしい。

だから馬券の中心は、前走で結果を出してきた馬に寄せた方が組み立てやすいだろう。

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消しデータまとめ
  • 前走2着は勝率が最も高いので、人気がほどよく落ちるなら「勝ち切りまで」狙える候補になるだろう。該当はアスクエジンバラ、アーレムアレス、ジーネキング、フォルテアンジェロ、カフジエメンタールだ。
  • 前走1着は母数が多く、3着以内の数も多いので、馬券の中心を作る土台として使いやすい。該当はアンドゥーリル、オルフセン、ショウナンガルフ、ジャスティンビスタ、テーオーアルアイン、ノチェセラーダ、ノーウェアマン、バドリナート、マテンロウゼロ、メイショウハチコウ、ラヴェニュー、ロブチェンだ。
  • 前走1着は「勝つ確率」だけ見ると突出していないので、単勝で一点勝負に寄せるより、馬券の中心に置いて相手選びで回収を狙う形が合いやすいだろう。特にアンドゥーリル、ショウナンガルフ、ジャスティンビスタ、バドリナートは人気になりやすく、買い方で差が出る。
  • 消し条件の軸は「前走3着以下の馬を、馬券の中心に据えない」だ。過去10年で前走3着以下の3着以内がかなり少ない以上、ここを逆らうなら明確な理由が要る。
  • 前走6〜9着は、過去10年で3着以内がほぼ出ていないので、評価を強く下げる条件だ。該当はウイナーズナイン、ダノンヒストリーで、この2頭を買うなら3着までの相手扱いが現実的だろう。
  • 前走10着以下は勝ち切りがゼロなので、該当馬がいた場合は大幅に割り引くのが基本だ。2025年の登録馬には該当が見当たらない。
  • 前走2着組は勝率と連対率が高い一方で頭数が少ないデータでもある。だから「前走2着だから絶対に強い」と決めつけず、相手の強さやレース内容まで見て、アスクエジンバラとジーネキングのような重賞組を優先したいだろう。
  • 前走1着組は幅が広いので、勝っていても相手が弱いレースだと過信しにくい。新馬や未勝利を勝った直後のメイショウハチコウ、ラヴェニュー、ロブチェンは、能力の上限を見極める段階だという前提で扱うのが安全だろう。

【脚質別成績】

過去10年のホープフルステークスの脚質別に成績を振り分け、まとめてみた。

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脚質 勝率 連対率 複勝率 勝率-
複勝率
勝利数 2着数 3着数 着外数
逃げ 0.0% 11.1% 22.2% -22.2% 0 1 1 7
先行 11.8% 23.5% 27.5% -15.7% 6 6 2 37
差し 7.9% 15.8% 31.6% -23.7% 3 3 6 26
追込 2.0% 2.0% 4.0% -2.0% 1 0 1 48

過去10年のホープフルステークスは、勝ち切る脚質が「先行」に寄っている。

直線が短い中山の芝2000メートルは、最後だけ速い脚を出すより、コーナーから長く脚を使える位置にいる方が勝ちやすい、という形が数字に出ている。

一方で「差し」は勝率こそ先行より落ちるが、複勝率は最も高い。

勝ち切りは簡単ではないが、2〜3着に入る現実味はあるというタイプだ。

逆に「追込」は3着以内がかなり少なく、よほど流れがハマらないと届きにくい。

逃げも勝ち切りはゼロで、頭で決め打つより、残り目の2〜3着を狙う方が噛み合うだろう。

予想への活用方法と消しデータ

予想活用方法と
消しデータ
  • 先行は勝ち切りが最も多いので、軸は先行寄りで組み立てるのが筋だ。最近の位置取りから先行に寄るのはアスクエジンバラ、アンドゥーリル、アーレムアレス、ウイナーズナイン、バドリナート、ラヴェニューだ。
    同じく先行寄りで、相手の中心に置きやすいのはカフジエメンタール、ノチェセラーダ、フォルテアンジェロ、マテンロウゼロ、メイショウハチコウだ。
  • 差しは複勝率が最も高いので、馬連や三連複の相手軸として使いやすい。オルフセン、ショウナンガルフ、ジャスティンビスタは「勝ち切りより3着以内」で買いどころが作りやすいだろう。
  • 逃げは勝ち切りがゼロなので、単勝の一点勝負より「2〜3着に残す」方向が合う。ジーネキング、テーオーアルアイン、ノーウェアマン、ロブチェンは三連系の穴として残す発想が噛み合う。
  • 追込は勝率と複勝率がかなり低い。ダノンヒストリーは能力でねじ伏せるほど抜けていない限り、頭固定は避けて3着までの扱いが基本だ。
  • 消し条件は「追込の1着固定は基本しない」「逃げの単勝中心は基本しない」だ。注意すべき馬名はダノンヒストリー、ジーネキング、テーオーアルアイン、ノーウェアマン、ロブチェンだ。
  • 例外は、当日の馬場と展開が前に厳しくなった時だ。その場合は差し型のオルフセン、ショウナンガルフ、ジャスティンビスタの頭まで押さえる価値が上がるだろう。

【枠順別成績】

過去10年のホープフルステークスでどの枠に入った馬がどれだけの結果を挙げているかを成績でまとめてみた。

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枠順 勝率 連対率 複勝率 勝利数 2着数 3着数 着外数
1枠 0.0% 15.4% 23.1% 0 2 1 10
2枠 12.5% 12.5% 25.0% 2 0 2 12
3枠 11.8% 17.6% 23.5% 2 1 1 13
4枠 10.0% 20.0% 25.0% 2 2 1 15
5枠 5.3% 10.5% 15.8% 1 1 1 16
6枠 10.0% 20.0% 30.0% 2 2 2 14
7枠 4.3% 8.7% 17.4% 1 1 2 19
8枠 0.0% 4.3% 4.3% 0 1 0 22

数字だけ見ると、いちばん外の8枠はかなり厳しい。

過去10年で勝利が0回で、3着以内も1回しかない。

中山の芝2000メートルはスタートしてすぐコーナーに入るので、外は位置取りで余計な距離を走りやすい、という形がデータに出た可能性が高いだろう。

逆に6枠は複勝率が30.0%で最も高く、4枠も連対率が20.0%ある。

枠順だけで決め打ちはできないが、「大外を引いたら評価を少し下げる」「中枠に入ったら評価を少し上げる」は、再現性のある調整になりやすい。

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消しデータ
  • 6枠は買い方を強める枠だ。フォルテアンジェロ(11番)とアンドゥーリル(12番)は「軸か相手の中心」に置きやすい配置だろう
  • 4枠も立ち回りが作りやすい。テーオーアルアイン(7番)とマテンロウゼロ(8番)は、枠で大きく損をしにくいので評価を下げる理由が薄い
  • 5枠は極端な有利不利が少ない。メイショウハチコウ(9番)とウイナーズナイン(10番)は、展開と位置取りが噛み合えば馬券圏内まで現実的だ
  • 2枠は内寄りでロスが少ない。ジャスティンビスタ(3番)とロブチェン(4番)は、包まれて動けない形だけ避ければ力を出しやすい
  • 1枠は「勝ち切り」より「相手向き」になりやすい。ノチェセラーダ(1番)とアームレアレス(2番)は、頭固定より2〜3着付け、または相手扱いが噛み合うだろう
  • 3枠は中枠寄りで悪くないが、馬群での立ち回りが問われる。バドリナート(6番)は好位を取れれば押し上げやすい一方、ノーウェアマン(5番)は埋もれると苦しくなる
  • 7枠は外を回す距離損が出やすい。ショウナンガルフ(13番)とジーネキング(14番)は「先行して内へ寄せられるか」がポイントで、後ろから外を回す形は割り引きたい
  • 8枠は明確なマイナス補正だ。アスクエジンバラ(15番)とオルフセン(16番)は、単勝や1着固定を強く買うのは避け、買うなら連系の相手に寄せるのが筋だろう
  • 消し条件は「8枠の人気馬を単勝中心で買う」「8枠の1着固定を厚くする」だ。該当はアスクエジンバラ、オルフセンだ
  • 消し条件は「1枠の人気馬を1着固定にする」だ。該当はノチェセラーダが人気する場合で、買うなら2〜3着寄りが無難だろう
  • 例外として、8枠でも前で運べるなら致命傷になりにくい。アスクエジンバラは外からでも好位に収まる形が作れれば相手として残せる
  • 逆に8枠で後方待機になりそうな形は厳しい。オルフセンは無理に下げず「外を回し過ぎない位置」に置けるかが生き残り条件だ

【馬場ごとのデータ】

過去10年のホープフルステークスでの馬場状態ごとに結果がどうなったかをまとめてみた。

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馬場

状態

先行馬の
複勝率
差し馬の
複勝率
1~3番人気の
勝率

4番人気以下の
勝率

平均走破
タイム
26.2% 15.1% 90.0% 10.0% 2:01.3
稍重
不良

過去10年は「良馬場だけ」なので、馬場別というより「良馬場の傾向」だと捉えるのが筋だ。

良馬場では、4コーナー5番手以内にいる先行馬の複勝率が26.2%で、差し馬(6番手以下)の15.1%を上回る。

中山芝2000メートルらしく、直線に入ってからの一瞬の切れ味よりも、コーナーからの位置取りと持続力が効きやすいだろう。

勝ち馬は1〜3番人気が9回で、基本は上位人気が勝ち切る形になりやすい。

ただし例外が1回だけあって、2022年の大波乱が「4番人気以下の勝率10.0%」として残っている。

だから「人気決着が多い」ことと「たまに極端な波乱が起きる」ことは両立している、という見方が現実的だ。

予想活用方法と消しデータ

活用方法と消しデータ
  • 良馬場の基本は「先行馬を軸」だ。前走の4コーナーが5番手以内だった馬(先行寄り)は、アンドゥーリル、アスクエジンバラ、アーレムアレス、ウイナーズナイン、ジーネキング、テーオーアルアイン、ノーウェアマン、ノチェセラーダ、バドリナート、フォルテアンジェロ、マテンロウゼロ、メイショウハチコウ、ラヴェニュー、ロブチェン、カフジエメンタールだ。
  • 良馬場でスローペース寄りなら「差し馬の頭固定」は慎重にしたい。前走の4コーナーが8番手以下だった馬(差し寄り)は、オルフセン、ジャスティンビスタ、ショウナンガルフ、ダノンヒストリーだ。 
  • 勝ち馬は1〜3番人気が9割なので、良馬場想定なら「人気上位に来る馬を軸」にするのが合理的だ。現状の登録馬の格とローテから、アンドゥーリル、ショウナンガルフ、ジャスティンビスタ、アスクエジンバラ、ジーネキング、バドリナートが人気上位に寄るなら中心に置きやすいだろう。
  • 4番人気以下の勝ち切りは例外なので、穴狙いは「単勝で一点」より「三連複の相手」に回した方が形が崩れにくい。人気が下がりやすいテーオーアルアイン、ノーウェアマン、ロブチェン、カフジエメンタールは、その使い方が合いやすい。
  • 差し馬でも買い時はある。逃げ・先行が多くて流れが速くなりそうなら、オルフセン、ジャスティンビスタ、ショウナンガルフは「差しが届く形」の相手として価値が上がるだろう。

【配当傾向と配当バランス指数】

過去10年の馬券の払い戻しと、3連単と単勝の差を指数化してどれだけ荒れやすいかを数値から考えてみた。

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年度 3連単 3連複 馬単 馬連 単勝
2024 293,380円 140,500円 1,310円 1,100円 180円
2023 56,240円 18,800円 1,150円 530円 310円
2022 2,466,010円 232,970円 175,230円 64,580円 9,060円
2021 27,610円 7,680円 2,160円 1,270円 310円
2020 5,560円 1,900円 910円 680円 210円
2019 2,760円 580円 1,170円 810円 200円
2018 3,650円 1,130円 840円 640円 180円
2017 52,380円 10,920円 2,960円 1,440円 420円
2016 15,250円 3,600円 2,670円 2,380円 150円
2015 7,790円 840円 2,850円 1,220円 740円
年度 配当バランス指数
((3連単÷単勝配当)×100)
2024 162,989
2023 18,142
2022 27,219
2021 8,906
2020 2,648
2019 1,380
2018 2,028
2017 12,471
2016 10,167
2015 1,053

この10年は、配当が落ち着く年と、一気に跳ねる年の差が大きい。

2018〜2020、2019あたりは三連系まで安く収まりやすく、馬連や馬単も含めて「上位評価がそのまま走った年」になりやすい。

一方で2022は三連単が突出し、2024は単勝が安いのに三連単が跳ねている。

つまり「勝ち馬は堅いのに、相手が大荒れ」という形も普通に起きるレースだろう。

配当バランス指数は、その年が「単勝に対して三連単がどれだけ膨らんだか」を見せる目安だ。

2024が極端に高いのは、勝ち馬が安くても三連単が高い、つまり軸は当てやすいが、2〜3着が難しい年だったという見方ができる。

ホープフルステークスは2歳戦で経験値の差が大きく、人気の中心とそれ以外の振れ幅が出やすいので、2025も「相手が荒れる前提」を最初から選択肢に入れるのが現実的だろう。

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消しデータ
  • 基本は「軸は堅め、相手で回収」を先に疑うべきだ。ショウナンガルフ、ジャスティンビスタ、アンドゥーリル、アスクエジンバラ、ジーネキング、バドリナートが人気上位に来るなら、まず軸候補として置きやすい。
  • 配当バランス指数が高い年(2024タイプ)を狙うなら、軸は1頭か2頭に絞り、三連複は3列目を広げる方が形として合う。相手の穴としてはカフジエメンタール、ノーウェアマン、テーオーアルアイン、ロブチェン、ダノンヒストリー、メイショウハチコウを3着までで拾う考えが噛み合うだろう。
  • 配当が落ち着く年(2018〜2020タイプ)を狙うなら、三連単で点数を増やすより、馬連・馬単を厚くして取りこぼしを減らす方が向く。相手はノチェセラーダ、フォルテアンジェロ、ラヴェニュー、オルフセン、ウイナーズナインを中心に組みやすい。
  • 消し条件は「大穴を軸にして三連単の一撃だけを狙う買い方」だ。カフジエメンタール、ノーウェアマン、テーオーアルアイン、ダノンヒストリー、ロブチェンを1着固定にするのは、配当は魅力でも再現性が低い。
  • もう1つの消し条件は「配当が跳ねた年だけを根拠に、毎年三連単を広く買う」ことだ。2022や2024は例外として強いが、2018〜2020や2019のように収まる年も多いので、買い目の設計は毎回切り替える前提が必要だろう。
  • 逆に「軸が堅いのに相手が荒れる」形は現実に起きているので、ショウナンガルフ、ジャスティンビスタ、アンドゥーリルを軸にしたうえで、3着に人気薄を入れる発想は捨てない方がいい。

【性別別成績】

過去10年のホープフルステークスの性別・年齢別の成績をまとめてみた。

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性別 勝率 連対率 複勝率 勝利数 2着数 3着数 着外数
牡馬 6.2% 13.1% 20.0% 9 10 10 116
牝馬 16.7% 16.7% 16.7% 1 0 0 5
騙馬 0 0 0 0

過去10年の出走は、牡馬145頭に対して牝馬6頭で、そもそも牝馬の出走がかなり少ない。

だから牝馬の勝率16.7%は、牝馬が強いと断定できる材料にはなりにくいだろう。

ただし、牝馬が勝った年が実際にある以上「牝馬だから消し」は危険だ。

牝馬は出走してきた時点で陣営の勝負気配が強いことが多く、実績や内容が伴うなら普通に買う方が合理的だ。

2025年の特別登録は牡馬だけなので、今年に限っては性別での取捨はほぼ意味を持たない。

性別に頼らず、前走内容や中山芝2000メートルでの立ち回り、先行できるかどうかで差を付けたい。

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消しデータ
  • 2025の特別登録は全頭牡2なので、性別での上げ下げはしない。ショウナンガルフ、ジャスティンビスタ、アンドゥーリル、アスクエジンバラ、ジーネキング、バドリナートは性別ではなく実績と適性で序列を組む。
  • 「牝馬だから消し」は使わない発想が基本だ。2025は牝馬不在なので、この消し条件はそもそも発動しない前提で、ショウナンガルフやジャスティンビスタを性別理由で疑わない。
  • 性別で穴を拾えない年なので、穴は別の根拠で拾う。アーレムアレス、ウイナーズナイン、ノチェセラーダ、フォルテアンジェロ、メイショウハチコウは三連系の相手候補として出し入れしやすい。
  • 消し条件は性別ではなく「能力根拠の薄さ」側に置く。ダノンヒストリー、ノーウェアマン、テーオーアルアイン、カフジエメンタール、ロブチェンは性別で消すのではなく、前走内容と相手関係で厳しく点検してから買う。
  • 最終的な買い方の調整は、人気・前走・脚質・枠順を優先し、性別データは「今年は使わない」と割り切るのが実戦向きだ。

【所属別成績と成績比率】

過去10年のホープフルステークスにおける、関東馬(美浦所属)と関西馬(栗東所属)の成績をまとめて、どちらが優勢かに関してもわかるようにしてみた。

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所属 勝率 連対率 複勝率 勝利数 2着数 3着数 着外数
関西馬 8.2% 16.5% 23.5% 7 7 6 65
関東馬 4.8% 9.7% 16.1% 3 3 4 52
指標 比率
(関西馬 ÷
関東馬)
関西馬 関東馬
勝率 1.70 8.2% 4.8%
連対率 1.70 16.5% 9.7%
複勝率 1.46 23.5% 16.1%

過去10年は、関西馬が勝率・連対率・複勝率の全部で関東馬を上回っている。

勝率と連対率はだいたい1.7倍で、差ははっきりある。

一方で関東馬も3勝しているので「関東馬だから消し」で片付く話ではない。

結論としては、能力評価が近い2頭で迷ったときに、関西馬を上に取る“最後のひと押し”として使うのが現実的だろう。

予想への活用方法と消しデータ

活用方法
消しデータまとめ
  • 迷ったときの優先度は「同じくらいの実績と内容なら関西馬を上」に置くのがデータに合うだろう。軸候補は関西馬のショウナンガルフ、ジャスティンビスタ、アンドゥーリル、アスクエジンバラ、バドリナートを中心に組み立てやすい。
  • 2025の登録19頭は、関東馬がオルフセン、ジーネキング、ダノンヒストリー、ノーウェアマン、フォルテアンジェロの5頭で、残り14頭が関西馬だ。東西だけで差を付けにくい年なので、同じ関西馬同士は別の根拠(前走内容や2000メートル適性)で序列を付ける必要がある。
  • 関東馬を買うなら「上位に置く理由が強い馬だけ」に絞るのが安全だろう。具体的には、重賞経験や相手の強さが見えやすいダノンヒストリー、ジーネキングは関東馬の中でも残す価値が高くなりやすい。
  • 消し条件は「関東馬で人気が低い場合は、単勝や馬単の1着固定を基本しない」だ。該当しやすいのはノーウェアマン、フォルテアンジェロ、オルフセンで、買うなら三連複の相手や3着候補が現実的だろう。
  • 逆に、関東馬でも上位人気に支持されるなら東西データだけで消すのは損だ。ダノンヒストリーやジーネキングが人気上位なら、相手の中心に残す方が筋が通る。
  • 消し条件をもう1つ置くなら「関西馬だからという理由だけで過信しない」だ。関西馬でもカフジエメンタール、ロブチェン、メイショウハチコウ、ラヴェニューは実績面の裏付けが薄いので、東西の上振れ期待で買いすぎない方がいいだろう。

【血統別傾向成績】

過去10年のホープフルステークスにおける主な父系統別の成績をまとめてみた。

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血統傾向

勝利

連対

複勝

特記事項

父サンデー

サイレンス系

7 12 16

勝ち切りの中心だ。

上位に来る頭数も多く、

軸の最有力になりやすい。

父ミスター

プロスペクター系

3 3 6

勝つときは勝つが、

2着が出ていないのが特徴だ。

3着には複数来る。

父ロベルト系 0 2 3

勝ち切りはないが2着が2回ある。

連系の相手として拾いやすい。

父ダンチヒ系 0 1 2

2〜3着はあるが勝ち切りはない。

頭固定にするなら別の強い根拠が要る。

父サドラーズ

ウェルズ系

0 1 2

2〜3着はあるが勝ち切りはない。

欧州型の底力が噛み合う年に浮上しやすい。

父ヌレイエフ系 0 1 1

好走例は少ないが、2着が1回ある。

能力が高い馬なら例外になりうる。

この10年は「勝ち馬が父サンデーサイレンス系か父ミスタープロスペクター系しかいない」という形になっている。

これは血統だけで当たるという意味ではなく、G1として要求される総合力が、その2つの系統から出やすいという話だろう。

特に父サンデーサイレンス系は勝ち切りも多く、馬券の軸に置きやすい。

一方で、父ミスタープロスペクター系は勝利数こそ3回あるのに、2着がゼロという偏りがある。

つまり「勝ち切る日がある代わりに、2着に滑り込む形は作りにくい」という見方ができる。

買い方としては、頭で狙うか、3着までの相手に回すかを最初に決める方が迷いが減る。

2025年の登録馬に当てはめると、父サンデーサイレンス系がかなり多いはずで、血統だけでは絞り切れない。

だから血統は“入口のふるい”として使い、最後は「前走の格と内容」「中山2000メートルでの立ち回り」「当日の馬場と枠順」で決着を付けるのが現実的だ。

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消しデータ
  • 活用方法:父サンデーサイレンス系が勝ち切りの中心なので、軸候補はまずこの系統から立てるのが筋だ。登録馬だとオルフセン(キズナ)、ジーネキング(コントレイル)、バドリナート(コントレイル)、ノーウェアマン(シルバーステート)、テーオーアルアイン(アルアイン)、フォルテアンジェロ(フィエールマン)、メイショウハチコウ(ロジャーバローズ)、ロブチェン(ワールドプレミア)が該当する。
  • 消し条件:父サンデーサイレンス系でも「重賞やオープンで強い相手と戦った裏付けが薄いのに、上位人気になる」なら過信しない方がいい。具体的にはメイショウハチコウ、ロブチェン、ノーウェアマンは、人気の上がり方次第で買い方を控えめにしたい。
  • 活用方法:父ミスタープロスペクター系は“勝つときは勝つ”側に寄っているので、狙うなら頭も視野に入れて買い方をはっきりさせたい。登録馬ではアスクエジンバラ(リオンディーズ)、アンドゥーリル(サートゥルナーリア)、ジャスティンビスタ(サートゥルナーリア)、ラヴェニュー(ロードカナロア)、マテンロウゼロ(リオンリオン)が該当する。
  • 消し条件:父ミスタープロスペクター系を“連軸”として固定する買い方は、この10年の傾向とは少しズレる。アンドゥーリル、ジャスティンビスタ、ラヴェニューを買うなら、1着の形を作れるか(位置取りと展開)まで考えてからにしたい。
  • 活用方法:父ロベルト系は勝ち切りがない一方で2着はあるので、単勝より馬連・三連複の相手として組み立てやすい。ウイナーズナイン(エピファネイア)、ダノンヒストリー(エピファネイア)はこの使い方が合うだろう。
  • 消し条件:父ダンチヒ系と父サドラーズウェルズ系は、上位に来る年はあるが勝ち切りが出ていない。ショウナンガルフ(ハービンジャー)とアーレムアレス(ハービンジャー)、カフジエメンタール(ポエティックフレア)は「血統だけで頭固定」は避け、前走内容と当日の枠順・馬場が味方するかを条件に買う方が納得しやすい。
  • 消し条件:父系統が過去の勝ち系統から外れる馬は、人気で買うと回収が苦しくなりやすい。ノチェセラーダ(ドレフォン)は、血統面の後押しより「近走の内容と中山の適性」で評価を作れたときにだけ強く買いたい。

傾向まとめ

これで過去傾向に関してはすべて紹介したことになる。

どうしてもボリュームがあるので、おさらいがてら傾向を一言でまとめたものを貼っておくので再確認してみてくれ。

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  人気別成績 前走レース別成績 前走着順別成績 脚質別成績 馬場ごとのデータ 枠順別成績 配当傾向 性齢別データ 関西関東の勝率成績 血統傾向 リピータースコア
データ概要

上位人気が強く、

1番人気の安定感が高い。

一方で10番人気以下の大波乱も

まれに起きる。

重賞やリステッド組が

中心になりやすい。

条件戦組は勝ち切りが

難しい傾向が出る。

前走1着と2

着が目立つ。

前走3着以下は

好走が少ない。

勝ち切りは先行が多い。

差しは3着以内には来るが、

勝ち切りは減る。

追込は厳しい。

過去10年は

良馬場のみで、

先行有利と

上位人気優勢が出ている。

8枠が不利に寄り、

6枠と4枠が

比較的良い。

1枠は勝ち切りが少ない。

低配当の年

と高配当の年の差が大きい。

勝ち馬が堅くても

相手が荒れる年がある。

牡馬中心で

牝馬出走は少ない。

牝馬だから

有利不利と断定しにくい。

関西馬が関東馬より

勝率・連対率・

複勝率で上回る。

差はあるが関東馬も勝つ。

勝ち馬は父サンデー系と

父ミスプロ系に偏りやすい。

その他は連系向きが多い。

予想活用方法

軸は上位人気寄りで

組み立て、

相手に中穴や大穴を

混ぜて回収を狙う。

まず重賞・

リステッド経由を

上に取り、

条件戦組は相手で調整する。

前走1〜2着を中心に据え、

前走3着以下は

強い理由が

ある馬だけ拾う。

先行できる馬を

軸候補にし、

差し馬は

相手の中心に置く。

良馬場想定なら先行力と

上位人気を重視し、

差しは展開が

速いときに厚くする。

6枠と4枠は

評価を上げやすい。

8枠は勝ち切りを割り引き、

連系の相手で扱う。

配当が跳ねる可能性を前提に、

軸は堅めに置きつつ

三連系の3着を

広げる選択肢を残す。

性別による

上げ下げは弱く、

今年のように牡馬だけなら

性別は使わない。

能力が近いなら

関西馬を上に取り、

関東馬は強い根拠が

ある馬だけ厚く買う。

父サンデー系を

軸候補に置き、

父ミスプロ系は

頭か相手かをはっきり決める。

消しデータ

中位人気(4〜9番人気)の

単勝勝負は慎重にする。

大穴の1着固定も

基本は避ける。

条件戦組を

頭固定にする

買い方は

控えめにする。

前走3着以下を

馬券の中心に置かない。

前走大敗は

人気なら割り引く。

追込の1着固定は

基本しない。

逃げの単勝中心も

慎重にする。

良馬場で

スロー寄りなら

差しの頭固定は

慎重にする。

8枠の人気馬の

単勝中心や

1着固定は避ける。

1枠の1着固定も慎重にする。

高配当年だけを根拠に

毎回三連単を

広く買うのは避ける。

大穴の1着固定は再現性が低い。

性別だけで

消すのは使わない。

今年は全頭牡馬なので

発動しない。

関東馬だからという

理由だけで消さないが、

関東馬の人気薄の

1着固定は慎重にする。

勝ち切りが

少ない系統を

血統だけで

頭固定にしない。

基本的な予想の活用方法に関してはこれで完璧。

ただこれだけだとそれぞれのデータが独立していて、全部の傾向をあわせて考えたときに今回の登録馬の中で結局どの馬が有利なのか不利なのかがわからないだろう。

そこでさらにここから過去傾向や消しデータを用いて、データ的にどの馬が有利なのかをランキング化したものを再度確認しよう。

過去傾向・消しデータが影響しそうな馬ランキング

ここまでまとめてきたい過去傾向や消しデータを利用して、登録馬の中で特にデータ上有利な馬をランキング化してみた。

以下の表に、2025年ホープフルステークスの登録馬全頭を各評価項目ごとに独自指標で採点し、総合得点の高い順に並べた評価テーブルを示す。

※右にスクロール可能

馬名 合計点数 人気別成績 前走レース別成績 前走着順別成績 脚質別成績 枠順別成績 馬場ごとのデータ 配当傾向 性齡別データ 関西関東の勝率成績 血統傾向 リピータースコア
アンドゥーリル 80
アスクエジンバラ 68
ジャスティンビスタ 67
ショウナンガルフ 63
アームレアレス 60
フォルテアンジェロ 60
バドリナート 57
ジーネキング 57
マテンロウゼロ 52
ノチェセラーダ 49
メイショウハチコウ 46
ロブチェン 40
テーオーアルアイン 40
ノーウェアマン 38
ウイナーズナイン 38
オルフセン 30

※記号は「◎=とても有利、◯=有利、−=判断材料が足りないので中立、△=不利、✕=かなり不利」だ。
※記号の点数化:◎=満点、◯=高評価、△=やや評価、−=中立、✕=割り引き
※重み(合計100点):人気18、前走着順18、前走レース14、枠12、脚質10、馬場8、東西6、配当6、血統4、性齡2、リピータースコア0

このレースの過去傾向で、まず重く扱うべきなのは「前走の着順」と「人気帯」だろう。

過去10年は上位人気が勝ち切りやすく、前走で1〜2着に来ている馬が中心になりやすい。

だから合計点が上に来る馬ほど、過去傾向の“型”に当てはまりやすい。

次に優先すべきは「枠」と「脚質」だ。

中山2000メートルは位置取りの影響が出やすく、外枠、とくに8枠は勝ち切りにくい方向へ寄りやすい。

逆に6枠は比較的ロスが出にくい扱いにできる。

だから同じくらいの評価の馬なら、内から中枠で先行できる馬を上に取りやすい。

ここまでを踏まえると、6枠12番のアンドゥーリルがいちばん“過去傾向に沿った買い方がしやすい”配置になった。

逆にアスクエジンバラは能力面を評価しても、8枠15番のぶんだけ勝ち切りの難度が上がるので、買い方で折り合いを付けるのが現実的だろう。

ただし、過去傾向は過去傾向であって、当日の予想では他の要素で上書きされる場面が普通にある。特に今回は2歳戦なので、優先順位をこう置くのが丸いはずだ。

過去データの
予想での優先順位
  • 直前の追い切りと馬体の気配(仕上がりの差が結果に直結しやすい)

  • 前走の内容(相手の強さとレースの流れ、勝ち方)

  • 枠と脚質(中山2000でロスを減らせるか)

  • 人気(上位人気が強い前提で、買い方の中心を作る)

  • 配当傾向(軸は堅めでも相手が荒れる年があるので、三連系の組み方で吸収する)

この表は「過去傾向に寄せた有利不利」を見える化したものだ。

最終的には、追い切りと当日の馬場状態と展開予測で、点が低い馬でも評価を上げる余地は残るだろう。

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