ジャパンカップ2025の過去のレース傾向・消しデータ(消去法)集

どうも、競馬口コミダービー管理人の木口順一だ。

2025年11月30日日曜はG1・ジャパンカップ。

東京芝2400mの頂上決戦、ダービー馬ダノンデサイル(戸崎圭太)や、秋の天皇賞を豪快に差し切った3歳マスカレードボール(C.ルメール)、欧州G1を渡り歩くカランダガン(M.バルザローナ)まで、顔ぶれだけ見ても相当なメンツだ。

例年どおり「3〜5歳」「前走G1・G2」「内〜中枠」「先行〜中団差し」が軸になりそうだが、今年は逃げ・先行も多く、ペースひとつで順位がガラッと入れ替わるメンバー構成。

どこから入るかでリターンがまるで変わる一戦になりそうだ。

そこでこの記事ではジャパンカップの過去10年のデータをまとめ、それぞれの消しデータ・消し条件までまとめてみた。

それぞれのデータがどう予想に使えるかまで書いてあるので、ぜひご自分の予想に役立てて欲しい。

さらに競馬口コミダービーでは過去傾向だけでなく、「追い切り評価/全頭診断」「AI予想」の記事も公開しているので合わせてご覧いただきたい。

全頭診断・追切まとめはこちら

ジャパンカップ2025のAI予想はこちら

この記事でわかること
  • 過去10年の
    ジャパンカップの
    レース傾向・データ
    (人気別成績
    前走レース別成績
    前走着順別成績
    脚質別成績
    馬場ごとのデータ
    配当傾向
    性令別成績
    関西関東の勝率
    血統傾向
    リピータースコア)
  • 過去傾向から抽出した
    消しデータ・消し条件
  • 過去傾向・データの
    予想活用方法

馬アイコンこの記事を書いたのは

執筆者画像

木口 順一

競馬歴18年の42歳。

何年か前にブログや掲示板を運営する某会社を退職。
退職後はそのノウハウと自分の長い競馬歴で何かできないか考えた末、競馬口コミダービーを設立。

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現在は競馬予想家・競馬ジャーナリストとしても活躍中。
好きなレースはやっぱり日本ダービー。

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ジャパンカップの過去10年の傾向早見表!

それでは改めてジャパンカップの過去傾向について分析データを紹介していく。

細かく過去の傾向を紹介していくが、まずはジャパンカップのざっくりした傾向を掴むために先んじて過去10年の傾向を一言でまとめてみた。

「人気別成績」「前走レース別成績」「前走着順別成績」「脚質別成績」「枠順別成績」「馬場ごとの勝率データ」「配当傾向」「性齡別成績」「関西・関東比率」「血統傾向」「リピータースコア」の計11項目でまとめているので、なんとなくの雰囲気だけでも先に把握しておいてみてくれ。

ジャパンカップの
傾向まとめ
  • 人気別成績:
    基本は1〜3番人気が
    勝ち負けの中心で、
    10番人気以下は
    ほぼ馬券にならないレース構造だ。

  • 前走レース別成績:
    前走G1とG2組だけで
    ほとんどの好走馬が出ていて、
    前走G3以下やオープンからの
    巻き返しはかなり厳しい。

  • 前走着順別成績:
    前走1〜3着か、
    悪くても前走5着以内までが大半で、
    前走2桁着順からの激走はごく稀だ。

  • 脚質別成績:
    逃げは少数精鋭、
    先行と差しが勝ち負けの軸で、
    後方一気の追い込みはほとんど届いていない。

  • 枠順別成績:
    1〜3枠の内枠がはっきり有利で、
    特に1枠は抜群の成績、
    8枠は勝ち馬ゼロで
    明確な不利になっている。

  • 馬場ごとのデータ:
    ほぼ良馬場の高速決着が前提で、
    良なら人気馬と
    切れる先行〜差しが安定し、
    道悪ではスタミナと
    パワー寄りのタイプが浮上する。

  • 配当傾向:
    3連単は1万前後の年が多く、
    10万クラスの大波乱はほぼ無く、
    人気サイド+
    中穴1頭くらいの配当バランスに
    なりやすい。

  • 性齡別データ:
    3〜5歳が3着以内を独占していて、
    6歳以上は過去10年で馬券ゼロ、
    少数の牝馬は出走頭数の割に
    かなり走っている。

  • 関西関東の勝率成績:
    関西馬が頭数も成績も優勢で、
    関東馬が勝つのは
    アーモンドアイ級や
    イクイノックス級といった
    “時代のど真ん中”だけというイメージだ。

  • 血統傾向:
    父サンデー系と父ミスプロ系が
    ほとんどを占め、
    サンデー×ミスプロの配合や
    母父アメリカ血統が強く、
    欧州スタミナ色の濃い配合は
    やや割り引きになる。

  • リピータースコア:
    一度ジャパンカップで
    好走したトップクラスは
    2回目も高確率で走り、
    逆に何度出ても
    馬券になっていない年長馬のリピーターはかなり評価を落としていい。

それではここからは各項目のデータについて解説していく。

それぞれの成績をどう予想に活用すれば精度が上がるのかもいっしょに説明していくので、ぜひ参考にしてみて欲しい。

もし細かいデータまで見る必要がない、もはや予想買い目を手軽に見たいだけという方にはAI予想買い目も公開中。

そちらの記事もぜひ確認してみてほしい。

ジャパンカップの
AI予想まとめ

過去傾向・消しデータが影響しそうな馬ランキング

それぞれのデータについて細かく紹介していくその前に。

まずはジャパンカップに出走する馬がデータで見て、それぞれどれくらい有利か不利かを先んじて見える化してみよう。

11項目ある傾向データを点数にして、出走予定の馬をランキング順に並び替え。

さらにジャパンカップならではのデータの優先順位で点数を調整してみた。

その点数順がこちらだ。

※右にスクロール可能

馬名 合計点数 人気別成績 前走レース別成績 前走着順別成績 脚質別成績 枠順別成績 馬場ごとのデータ 配当傾向 性齡別データ 関西関東の勝率成績 血統傾向 リピータースコア
マスカレードボール 31
ブレイディヴェーグ 27
アドマイヤテラ 25
クロワデュノール 24
サンライズアース 23
ダノンデサイル 23
カランダガン 22
ドゥレッツァ 17
シンエンペラー 16
ジャスティンパレス 13
タスティエーラ 13
コスモキュランダ 12
ディープモンスター 10
ヨーホーレイク 8
ダノンベルーガ 3
ホウオウビスケッツ 2
シュトルーヴェ 0
セイウンハーデス -8

1. 点数の中身のイメージ

この合計点数は「過去10年の傾向にどれだけハマっているか」をざっくり数値化したもので、ざっくり優先順位はこんなイメージで重みを付けてある。

 

優先順位
  • 特に重く見たもの

    性齡別データ(3〜5歳有利・6歳以上ゼロ)

    枠順別成績(1〜3枠強烈に有利・8枠はかなり厳しい)

    前走レース別成績(前走G1・G2がほぼ独占)

     

  • その次のグループ

    前走着順別成績(基本は前走5着以内)

    血統傾向(父サンデー系orミスプロ系+ニックス+母父US/ND)

    人気別成績(1〜3番人気ゾーンが強い)

    リピータースコア(前年好走馬の2回目はかなり走る)

     

  • そこまで重くは見ていないけど足し引きに使ったもの

    脚質(先行〜中団差しが軸)

    馬場(ほぼ良想定での高速適性)

    配当傾向(人気サイド+中穴一頭くらいの構図になりやすい)

    関西関東の勝率成績(関西優勢、関東は一部の怪物だけ頭候補)

これを全部まとめたのが上の点数で、「傾向にどれくらい乗れているか」を示す指数だと思ってもらえればいい。

過去傾向だけで見ると有利なグループ

総合的に過去データと
一番相性が良い組
  • マスカレードボール

  • ブレイディヴェーグ

  • アドマイヤテラ

  • クロワデュノール

  • サンライズアース

  • ダノンデサイル

  • カランダガン

このあたりは、年齢(3〜5歳)、前走G1 or G2、前走着順も大きく崩れていないかもしくは直近G1勝ち、先行〜中団差しで運べる脚質、サンデー系/ミスプロ系を中心にした「ジャパンカップっぽい血統」をだいたい満たしつつ、内〜中枠寄りで大きな枠負けもしていない組、という共通点がある。

特にマスカレードボールは「3歳牡馬」「前走天皇賞秋勝ち」「東京高速馬場適性」「血統ニックス」「人気ゾーン」あたりが全部プラスで、8枠を引かなかったぶんだけ、データ的にはかなり噛み合っている。

ブレイディヴェーグは「5歳牝馬」「G1馬」「差し脚」「血統ニックス」「人気サイド」

と、性別・血統・前走G1の面で強い追い風。

7枠で少し減点しつつも、それでもトータルでは上位に残る。

アドマイヤテラ、サンライズアース、ダノンデサイル、カランダガンあたりは、「4歳牡馬」「前走G2 or 海外G1」「中枠」「先行or差し」「血統も大きなマイナスなし」という意味で、傾向にきれいに乗っている“中核〜対抗〜単穴ライン”だと考えやすい。

8枠勢と「データとのケンカ」

シンエンペラー、ドゥレッツァ、タスティエーラのこの3頭は、能力や実績だけ見れば当然上位評価なんだけど、「8枠(過去10年勝ちゼロ)」という枠順データがかなり強くのしかかっている。

8枠とその他データの
兼ね合い
  • シンエンペラー:前年JC2着のリピーター+4歳牡馬+G1級ローテという意味ではかなりプラスだが、大外に飛ばされている分、点数は抑えめ。

  • ドゥレッツァ:菊花賞+昨年JC2着でリピーターとしても優等生だが、同じく8枠で大きく減点。

  • タスティエーラ:ダービー馬としての格と年齢は完璧に近いが、8枠18番とロベルト系寄りの血統がこのレースの傾向とは少しケンカ気味。

この3頭は「馬の力は十分だが、過去傾向ベースのスコアでは枠順にガッツリ邪魔されている組」という理解が分かりやすい。

データ的に見るとかなり分が悪い組

データ的に見ると
かなり分が悪い組
  • セイウンハーデス

  • シュトルーヴェ

  • ホウオウビスケッツ

  • ダノンベルーガ

このあたりは、6〜7歳で年齢的にきつい、前走がG3だったり、G1・G2での決定打が薄い、血統や脚質も「特にこのレース向き」と言い切れない、人気も薄めで、配当傾向的にも“本命寄りの役”ではないという要素が重なって、過去傾向スコアだけで見るとかなり厳しい側に寄っている。

もちろん「絶対来ない」とまでは言えないけど、3連単で本気で当てに行くなら、こういうゾーンをどこまで切れるかが手広くなりすぎないためのポイントになる。

「順番どおりに決まる」は前提にしない方がいい

このテーブルはあくまで「ジャパンカップというレースの過去10年の“型”に、誰がどれだけ合っているか」を点数化したものなので、そのまま着順予想には使わない方がいい。

能力そのもの(同世代・他路線との相対値)、調教の状態と当週の気配、騎手の相性と乗り方のイメージ、当日の馬場状態と風・気温、レース展開(ペース・隊列・隊列の中で誰が動くか)みたいな、本来の「競走としての要素」は別軸として存在していて、この表は「それとは別に、“このレースが好きそうなタイプかどうか”」を映しているイメージに近い。

今回のジャパンカップで過去データを使う優先順位

自分なりに、今回のジャパンカップに限って過去データの優先順位を並べると、こういう順だと思っている。

過去データを使う
優先順位
  • 性齢(3〜5歳かどうか/6歳以上はどれだけ割り引くか)

  • 枠順(1〜3枠の恩恵と8枠の厳しさ)

  • 前走レース格(前走G1・G2か、それともG3以下か)

  • 前走着順(前走5着以内か、それ以上か)

  • 血統(サンデー/ミスプロ/母父US系・ニックスの有無)

  • 人気ゾーン(1〜3番人気に入るか、それ以下か)

  • 脚質(先行〜中団差しで勝負できるか、後方一気寄りか)

  • 馬場適性(高速東京2400mへの向き不向き)

  • リピーター性(前年好走馬の2回目か、何度も走って結果が出ていないか)

  • 所属(関西優勢だが、関東の怪物級は例外)

  • 配当傾向(どのゾーンに馬券的な役割を期待するか)

この順番でフィルターをかけていって、最後に「純粋な能力」「当週の気配」「騎手」「展開」を重ねていく、という使い方が一番バランスが取りやすいと思う。

具体的な使い方のイメージ

使い方
  • 本命候補を選ぶとき

    → 3〜5歳・前走G1/G2・前走5着以内・1〜7枠・先行〜差し・血統も悪くない、という“全部の条件を7〜8割クリアしている馬”から選ぶ。

    → その中で当週の動きや人気とのバランスを見て、マスカレードボールなのか、ダノンデサイルなのか、ブレイディヴェーグなのか、といった比較をしていく。

  • 相手(2〜3着)を広げるとき

    → 上の条件から一つ二つ外れる馬、例えば「枠は悪いけど能力はトップクラス」「年齢は6歳だけど枠と脚質はドンピシャ」といったタイプを、スコアを見ながら拾っていく。

    → シンエンペラーやドゥレッツァ、ジャスティンパレス、タスティエーラあたりがこのゾーン。

  • 思い切って消す候補を決めるとき

    → 性齢・枠順・前走格・血統あたりで、大きいマイナスがいくつも重なっている馬をこの表で確認して、馬券の点数を整理する。

    → セイウンハーデス、シュトルーヴェ、ホウオウビスケッツ、ダノンベルーガあたりは、人気との相談をしつつ、かなり削りやすい側にいる。

ざっくりまとめると、このテーブルは「今回の18頭の中で、“ジャパンカップというレースの型”に素直にハマっているのは誰か」を見抜くための下敷き、みたいなものだと思ってくれればいい。

最終的な本命や馬券の買い目を決めるときは、ここに調教・オッズ・展開を重ねて微調整していくのが現実的な落としどころだと思う。

それではここから11項目の各データと、予想にどう使うか、その活用方法と消しデータを紹介していく。

上記の早見表だけでさっくり使うのではなく、自分でもデータを吟味したい人は活用してみてくれ。

ジャパンカップ
全頭診断追い切りまとめ

【人気別成績】

ジャパンカップの過去10年で、何番人気が上位入線しているのかをまとめてみた。

※右にスクロール可能

人気帯 勝率 連対率 複勝率 平均
着順
最頻
着順
期待値スコア
〈単勝回収率〉
1番人気 60.0% 70.0% 90.0% 約2.3着 1着 126
2番人気 0.0% 30.0% 60.0% 約5.1着 4着以下 0
3番人気 20.0% 30.0% 40.0% 約6.1着 4着以下 96
4〜6番人気 6.7% 16.7% 26.7% 約7.2着 4着以下 75
7〜9番人気 0.0% 10.0% 10.0% 約8.3着 4着以下 0
10番人気以下 0.0% 0.0% 0.0% 約9.0着 4着以下 0

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消しデータ
  • 1番人気ゾーンの扱い

    過去10年で1番人気は【6-1-2-1】、
    勝率60%・複勝率90%で、
    単勝回収率も126と「強くて妙味もまだある」レベルの数字になっている。

    ここは素直に軸候補だろう。

    2025年はほぼマスカレードボールが1番人気想定なので、
    「この馬を外して妙味を取りに行く」よりも、
    まずは馬券構成の中心に置いた上で相手をどう散らすかを考えるイメージが良さそうだ。

    逆に1番人気を消すパターンは「東京芝2400m実績ゼロ+前走大敗+休み明け長期海外帰り」みたいな明確な減点が重なった時くらいに絞った方がいい。

    現登録でそのレベルのリスクを抱えている1番人気候補は見当たらないので、
    マスカレードボールは原則消さない方向で扱いたい。

  • 2番人気ゾーンの扱いと消し条件

    2番人気は【0-3-3-4】で勝率0%、
    複勝率60%という「勝ち切らない相手向き」の典型的な数字になっている。

    人気の割に単勝回収率は0と完全に死んでいて、
    ここを頭固定で買うのは期待値的に割に合わない。

    2025年はクロワデュノールかダノンデサイルのどちらかが2番人気になりそうで、
    このゾーンの馬は「連系の相手には厚め、単勝は薄くか、いっそ切るか」をはっきり決めた方がいい。

    特にクロワデュノールは
    「凱旋門賞からの反動」
    「究極の瞬発戦への適性」
    が疑問として残るので、
    2番人気に入るようなら
    「頭固定は消し寄り、相手まで」
    という扱いが妥当だろう。

  • 3番人気ゾーンの扱いと具体的候補

    3番人気は【2-1-1-6】で勝率20%・複勝率40%。

    1番人気ほど鉄板ではないが、頭でもそこそこ狙える位置にいるし、単勝回収率も96とそこまで悪くない。

    2025年だとダノンデサイルかクロワデュノールがこのあたりに落ち着く可能性が高くて、「1番人気が飛ぶシナリオの本線」はここに託す形になる。

    東京芝2400mで頂点を取っているダノンデサイルは、
    もし3番人気まで落ちるなら「期待値的にはかなりおいしいゾーン」に入ってくるので、
    人気順が1番マスカレードボール、
    2番クロワデュノール、
    3番ダノンデサイル、
    という並びになった場合はダノンデサイルの単勝・頭固定を厚めに構成しやすいデータだ。

  • 4~6番人気ゾーン(中穴)の狙い方と該当馬

    4~6番人気は合算で【2-3-3-22】、
    勝率6.7%・複勝率26.7%。

    一見数字は地味だが、
    複勝率はそこそこあって、
    単勝回収率75なので「ちゃんと選べば当たり前に元は取れる中穴ゾーン」だと考えた方がいい。

    2025年だとカランダガン/タスティエーラ/アドマイヤテラあたりがこのレンジに入りそうで、

     - すでにG1を複数勝っている

     - 東京芝2400mか、同距離近辺での実績がある

     - 近走で大きく崩れていない

    という条件を満たす馬は、
    中穴として積極的に相手・時には頭まで狙っていきたい。
    逆に「4~6番人気なのにG1実績ゼロ+東京2400m経験なし+前走凡走」といった“人気だけ高い馬”は、
    このゾーンでも容赦なく消し候補に入れていい。

    登録馬だと、
    この条件に引っかかるリスクが高いのはホウオウビスケッツやセイウンハーデスあたりで、
    想定より売れ過ぎてこの人気帯に来たときはバッサリ切る選択肢が生まれる。

  • 7~9番人気ゾーン(薄い好走ゾーン)の扱いと具体的候補

    7~9番人気は【0-3-0-27】で、勝率0%・連対率10%・複勝率10%。

    このゾーンからは「2着の大穴」が3頭出ているだけで、
    3着もゼロとかなりシビアな数字になっている。
    その一方で、
    ここに入ってくる馬の多くは
    「実績はあるのに近走やローテのせいで人気を落としているタイプ」
    が多い。

    2025年でこのあたりに収まりそうなのはジャスティンパレス、シンエンペラー、サンライズアースあたりで、

     - G1・G2勝ちの実績がある

     - 今年の成績が地味で人気を落としている

     - 距離適性はむしろ今回の方が合う

    というタイプは「2着・3連単2着付け」で重宝する。

    逆に、7~9番人気帯にいるのに重賞実績が薄い馬(例えばホウオウビスケッツ、セイウンハーデス、コスモキュランダがこのゾーンまで浮上してきたパターン)は、
    データ的にはかなり分が悪く、
    思い切って消しに回してもいい。

  • 10番人気以下ゾーンの“原則消し”と例外の線引き

    10番人気以下は【0-0-0-74】で、
    過去10年3着以内ゼロ。

    勝率・連対率・複勝率すべて0%で、単勝回収率も当然0。

    人気薄の大駆けが一度も起きていないゾーンなので、
    ここから本気で馬券を組むのはほぼ期待値がない。

    2025年の登録でこのゾーンに入りそうなのは、ブレイディヴェーグ、ドゥレッツァ、ディープモンスター、ホウオウビスケッツ、ヨーホーレイク、セイウンハーデス、シュトルーヴェ、コスモキュランダ、ダノンベルーガ、サンストックトンあたり。

    このうち

     - 既にG1を勝っている(ブレイディヴェーグ、ドゥレッツァなど)

     - 東京芝2400mで明確な好走歴がある(シュトルーヴェ、アドマイヤテラとセットで見るなど)

    といった「実力はあるのにオッズだけが極端に舐められている」馬を、
    3連系の最後のヒモに1頭だけ混ぜておくくらいが現実的な使い方だろう。

    それ以外の“戦績も地味で年齢も高い10番人気以下”は、
    思い切って全消しに振り切る方が、
    このレースに限って言えばデータに沿った戦い方になる。

     

  • 人気データ全体から見た2025年登録馬のざっくりした扱い

    過去10年の傾向から、
    「1~3番人気+
    4~6番人気の中からG1級を厚く取る」
    「7~9番人気からは実績ある人気落ちだけを絞って拾う」
    「10番人気以下は原則消しで、G1ホースのみヒモで遊ぶ」というのが、
    このレースの人気面から見た基本戦略になる。

    今回の登録馬に当てはめると、

     - 中心軸候補:マスカレードボール(想定1番人気)、クロワデュノール、ダノンデサイル

     - 中穴厚め候補:カランダガン、タスティエーラ、アドマイヤテラ

     - 人気落ち実績馬として拾う候補:ジャスティンパレス、シンエンペラー、サンライズアース

     - 10番人気以下でもヒモでだけ拾う余地がある馬:ブレイディヴェーグ、ドゥレッツァ、シュトルーヴェ、ヨーホーレイク、ディープモンスター

     - データ的にはかなり消し寄りになりやすいゾーン:ホウオウビスケッツ、セイウンハーデス、コスモキュランダ、ダノンベルーガ、サンストックトン

     という整理になる。

【前走レース別成績】

過去10年のジャパンカップに出走した馬を、前走の格(クラス)別に成績を集計してみた。

※右にスクロール可能

前走レース 勝率 連対率 複勝率 勝利数 2着数 3着数 着外数
G1 11.3% 21.0% 30.6% 7 6 6 43
G2 5.5% 10.9% 16.4% 3 3 3 46
G3 0.0% 0.0% 0.0% 0 0 0 5
OP・L 0.0% 0.0% 0.0% 0 0 0 4

3勝クラス

以下

0.0% 0.0% 0.0% 0 0 0 5

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消去法まとめ
  • まず前走G1組が圧倒的な中心

    過去10年の3着以内30頭のうち、
    前走G1組が19頭、
    前走G2組が9頭で、
    合わせて28頭を占める。

    前走G3以下からの好走はゼロなので、
    「前走G1・G2組から軸と相手を探す」がこのレースの基本線になる。

    今回の登録馬で、
    例年のローテから見て前走G1組に入りそうなのは、
    マスカレードボール、クロワデュノール、ダノンデサイル、タスティエーラ、ジャスティンパレス、シンエンペラー、ドゥレッツァ、ブレイディヴェーグ、カランダガンあたり。

    ここがまず“買う側”として重視すべきゾーンだ。

  • 前走G1組の中でも「国内G1→ジャパンカップ」の流れを厚めに評価
    天皇賞秋や秋華賞、
    日本国内のG1から直行してきた馬の成績が特に優秀で、
    海外G1直行組は【0-2-0-28】と勝ち切れていない。

    前走G1組の中でも、
    前走が国内G1のマスカレードボール、タスティエーラ、ジャスティンパレス、ブレイディヴェーグあたりは、データ的にも信頼度が高いグループと言える。

    一方でクロワデュノールやダノンデサイル、カランダガンのように前走が海外G1になりそうな組は、
    「能力は高いが勝ち切り期待値は少し下がる」
    「頭より2〜3着中心」
    という考え方が合う。

  • 前走G2組は“中穴の主力”として強く意識

    前走G2組は【3-3-3-46】で、
    勝率こそG1組より低いものの、
    3着以内9頭は決して少なくない。

    京都大賞典、目黒記念、アルゼンチン共和国杯、阪神大賞典、京都記念などからの王道ローテがここに当たる。

    今年の登録だと、
    アドマイヤテラ(目黒記念組想定)、
    サンライズアース(阪神大賞典・京都大賞典路線)、
    ディープモンスター(京都大賞典路線)、
    シュトルーヴェ(目黒記念・アルゼンチン共和国杯路線)、
    ヨーホーレイク(京都記念路線)あたりが前走G2組になる可能性が高い。
    このラインは“中穴で馬券圏内を引き上げる存在”として、
    人気とのバランスを見ながら手広く押さえたいグループだ。

  • 前走G3以下(G3/OP/3勝クラス)は基本「消しデータ」

    さっきの表の通り、
    前走がG3・オープン・リステッド・3勝クラス以下の馬は、
    過去10年で3着以内が一度もない。

    ここはかなり強い消し材料になる。

    今回の登録馬で、
    前走がG3・OP・3勝クラス止まりになりそうな候補は、
    ホウオウビスケッツ(函館記念などG3中心)、
    セイウンハーデス(エプソムカップなどG3中心)、
    コスモキュランダ(弥生賞以降、G2を叩いても本番時点でG3止まりの可能性あり)、
    サンストックトン(条件戦・OPあたりを使い分け)のあたり。

    この組が「前走G3以下のまま」ジャパンカップに来るようなら、
    基本スタンスは消し寄りにしていい。

    例外として拾うなら、
    他に強烈なプラス要素(東京2400mでの圧勝歴や、明らかな成長曲線など)がある時に、
    3連単のごく薄いヒモに1頭だけ混ぜるくらいのイメージだ。

  • 前走G2組の“格”の見極め方と具体的な馬の扱い

    前走G2組でも、
    京都大賞典や目黒記念のようにジャパンカップと結びつきが強いレースから来る馬と、
    ローカルG2や本質的に別路線のG2から来る馬では重みが違う。

    アドマイヤテラ(目黒記念勝ち)、
    シュトルーヴェ(目黒記念・アルゼンチン共和国杯の実績)、
    ディープモンスター(京都大賞典勝ち)、
    サンライズアース(阪神大賞典勝ち)
    は「本番に直結しやすいG2路線組」として評価を上げていい。

    一方で、もしホウオウビスケッツやセイウンハーデスが“G3→G2で掲示板程度”くらいの成績で本番に臨むなら、
    クラスだけ見ればG2でも「中身はG3以下に近い」と判断して、
    あまり評価を上げすぎない方がいい。

  • 海外帰り組の扱いと注意すべき馬

    前走クラス表の中で「海外」は【0-2-0-28】。

    3着以内に来た2頭はいずれも2着止まりで、
    勝ち切りは一度もない。

    遠征後のコンディション調整や輸送のリスクを考えると、
    能力は足りていても“勝ち切りだけは厳しい”パターンになりやすい。

    今回の登録馬でこのゾーンに入りそうなのは、
    カランダガン、クロワデュノール、ダノンデサイル、シンエンペラー、タスティエーラ、ドゥレッツァあたりで、
    ここは「単勝厚張りではなく、2・3着付けの軸や対抗格」として使う方がデータのイメージには近い。

    逆に、マスカレードボールやブレイディヴェーグのように、
    日本国内G1を叩いてから来るタイプは“海外帰りによる不確定要素”がないので、
    同じG1組でも頭で狙いやすい。

  • 前走クラスから見たざっくり消し条件

    前走クラスだけで見た「ほぼ即消し」に近い条件を整理すると、

     - 前走がG3以下(G3/OP/3勝クラス以下)

     - そのレースでも掲示板を外している

     - かつG1実績がない、もしくはかなり古い

    この三つが揃った馬は、
    よほど馬場や展開の後押しがない限り、
    ジャパンカップではかなり厳しい。

    登録馬の中では、
    サンストックトン、ホウオウビスケッツ、セイウンハーデス、コスモキュランダあたりが、
    前走内容次第でこの“ほぼ即消しライン”に乗ってくる可能性があるゾーンだと思っておいた方がいい。

  • 前走クラスデータから拾いにいきたい馬

    逆に、前走クラスの観点から「データ的に拾っておきたい」馬をまとめると、

     - 国内G1直行で来そうなマスカレードボール(天皇賞秋勝ち想定)、タスティエーラ、ブレイディヴェーグ

     - 前走G1もしくは海外G1からのジャパンカップ向き中長距離型として、ダノンデサイル、ジャスティンパレス、シンエンペラー、ドゥレッツァ、カランダガン

     - 前走G2組の“王道ローテ”として、アドマイヤテラ、サンライズアース、ディープモンスター、シュトルーヴェ、ヨーホーレイク

    このあたりがクラス面から見た「買う側」の候補になる。

    ここからさらに、人気・脚質・東京芝2400m適性を重ねていくと、だいぶ絞り込みが効いてくるはずだ。

【前走着順別成績】

過去10年の前走での着順別に振り分け、それぞれの勝率をまとめてみた。

※右にスクロール可能

前走

着順

勝率 連対率 複勝率 勝利数 2着数 3着数 着外数

勝率-

連対率

1着 16.2% 27.0% 37.8% 6 4 4 23 −10.8pt
2着 4.8% 9.5% 9.5% 1 1 0 19 −4.8pt
3着 12.5% 25.0% 37.5% 1 1 1 5 −12.5pt

4~9

3.2% 7.9% 12.7% 2 3 3 55 −4.8pt

10着

以下

0.0% 5.7% 8.6% 0 2 1 32 −5.7pt

ざっくり言うと、

勝ち馬の多くは「前走1着」が中心。

2〜3着も含めた複勝圏まで広げると「前走5着以内」がほとんど。

前走10着以下からの巻き返しはかなり薄い。

という形になっている。実際に、3着以内30頭のうち25頭が前走5着以内だったという集計も出ている。

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消しデータまとめ
  • 「前走1着」組は素直に勝ち負け候補として重視する

    勝率16.2%・連対率27.0%・複勝率37.8%で、
    他の着順グループと比べてもバランス良く強いゾーンになっている。

    前走で勝って勢いのある馬は、
    そのままジャパンカップでも好結果を出しやすいということだ。

    2025年だと、
    天皇賞秋を勝ったマスカレードボール、
    京都大賞典を勝ったディープモンスターあたりがここに入る。

    この2頭は、人気との相談はあるにしても「軸か対抗か」というレベルで前向きに評価していいグループだと思っておいた方がいい。

     

  • 「前走2着」組は、頭より相手向きの成績

    前走2着は勝率4.8%・連対率9.5%・複勝率9.5%で、
    勝ち切りは1回だけ。

    連対率と複勝率も前走1着に比べるとはっきり落ちる。

    ここは「能力は足りているが、一枚足りずに差し切れない」タイプが多くなりやすいゾーンと言える。

    京都大賞典2着のサンライズアースはまさにこのグループで、
    ジャパンカップでは「2〜3着の相手」としてはかなり魅力がある一方で、
    単勝で厚くいくかと言われると少し躊躇する位置づけになる。

  • 「前走3着」組はサンプル少ないが妙味がある

    前走3着は【1-1-1-5】で、
    勝率12.5%・連対率25.0%・複勝率37.5%と、
    数字だけ見れば前走1着と同じくらいバランスが良い。

    しかも単勝回収率が高めというデータも出ているので、
    「前走G1やG2で3着に好走しながら、オッズ的には1〜2着馬より少しナメられる」タイプを狙うのに向いたゾーンだ。

    天皇賞秋で3着だったジャスティンパレスがここに当たり、
    古馬の実績値と東京適性を考えると「人気が落ちるようなら前走3着組の妙味枠」としてピンポイントで拾っておきたい。

     

  • 「前走4〜9着」は数は多いが、かなり選別が必要なグループ

    4〜9着は【2-3-3-55】で、
    勝率3.2%・複勝率12.7%。

    ここからも勝ち馬は出ているが、
    数の割に好走率は低めなので、
    「とりあえず全部押さえる」ような買い方をすると簡単に資金を削られるゾーンになる。

    天皇賞秋8着のタスティエーラ、
    京都大賞典4着のアドマイヤテラ、
    同8着のドゥレッツァなどがこのグループに入る代表例だ。 
    このゾーンから買うなら、

     - すでにG1勝ちがある

     - あるいは東京芝2400mで明確な好走歴がある

     - 前走で大きく不利を受けての着順悪化など、理由を説明できる敗戦である

    といった“プラス材料”がはっきりある馬に絞りたい。

    タスティエーラやドゥレッツァはその条件を満たすので、「前走着順だけ見て切ると危ない4〜9着組」として扱うのがちょうどいい。

  • 「前走10着以下」は基本的にかなり厳しいゾーン

    10着以下は【0-2-1-32】で、
    勝率ゼロ・複勝率8.6%。

    過去10年で一度も勝ち馬が出ていないうえ、
    3着以内も3頭しかいない。

    前走で2桁着順に沈んだ馬が、
    いきなりジャパンカップで復活する可能性はデータ上かなり薄いということになる。

    2025年だと、
    凱旋門賞14着からのクロワデュノールがこのグループに入る。

    この馬は「能力的には十分だが、前走着順データだけで見るとかなりマイナス寄り」という扱いになるので、
    頭固定ではなく、
    良くても連下・三連系の抑えくらいに留めるのが現実的だと思っておいた方がいい。

  • 「前走5着以内」かどうかがまず大きなライン

    別の集計でも、
    過去10年の3着以内30頭のうち25頭が前走5着以内だったという数字が出ている。 

    前走着順データをざっくり実戦に落とすなら、
    「まず前走5着以内の馬だけを一覧に並べて、そこから人気・コース適性・血統でさらに絞る」という流れが作りやすい。

    マスカレードボール(1着)、
    ディープモンスター(1着)、
    サンライズアース(2着)、
    ジャスティンパレス(3着)、
    タスティエーラ(8着だがギリギリ5着以内ラインから外れる)、
    アドマイヤテラ(4着)、
    ドゥレッツァ(8着でこちらもライン外)といった具合に、
    まずは「どこまでを許容ラインにするか」を決めて、
    取捨の濃淡を付けていくイメージだ。

     

  • 前走1〜3着でも「格」と「ローテ」が伴っていない馬は過信しない

    前走1〜3着の数字が良いからといって、
    前走がG3や条件戦だった馬はそのまま上位評価しにくい。

    たとえば、仮にホウオウビスケッツやセイウンハーデスあたりがG3で1〜3着に来ていたとしても、
    「前走着順の数字は良いが、クラス的には前走G1・G2組に見劣る」という構図になりやすい。

    前走着順データを使うときは、
    必ず「前走の格(G1かG2か)」とセットで見て、
    「前走G1・G2で1〜3着」か「前走G1で4〜5着に踏みとどまった」くらいまでを“積極的に買う”ラインにしておくと、
    数字に素直な組み立てになりやすい。

  • 「前走着順でほぼ消し」に近い条件

    前走着順だけで見たとき、
    ほぼ即消しに近いのは

     - 前走10着以下

     - かつ前走がG3以下(G3・OP・3勝クラスなど)

     - かつG1実績がほとんどない

    この三つが揃ったパターンだ。

    今回の登録馬ではその条件を完全に満たす馬は少ないが、
    サンストックトンや、
    ホウオウビスケッツ、
    セイウンハーデス、
    コスモキュランダあたりは、
    前走が仮にG3やOPで二桁着順に沈んでいるようなら、
    データ的にはかなり強めに消し候補として扱うべきゾーンになる。

  • 「前走4〜9着でも拾うべき」タイプの整理

    一方で、前走4〜9着でもデータ的にまだ戦えるパターンがある。

    それは

     - 前走が天皇賞秋や海外G1のような高レベル戦

     - そのレースでダービー馬や既存のG1馬だった

     - 過去に東京芝2400mや長距離G1で確かな実績がある

    といったタイプだ。

    タスティエーラ(天皇賞秋8着)、
    クロワデュノール(凱旋門賞14着だが日本ダービー馬)、
    ドゥレッツァ(京都大賞典8着だが菊花賞馬かつ昨年のジャパンカップ2着)あたりは、
    数字だけ見れば「前走着順は悪い側」だが、格と適性を加味すると“軽視しすぎ注意”のグループになる。

  • 前走着順データから見た、2025登録馬のざっくりまとめ

    前走着順という切り口だけで整理すると、

     - 強く買いにいきたいゾーン:前走1〜3着のマスカレードボール、ディープモンスター、サンライズアース、ジャスティンパレス

     - 条件付きで買いたいゾーン:前走4〜9着だが、G1実績と東京適性があるタスティエーラ、ドゥレッツァ、アドマイヤテラ

     - 前走10着以下で「能力はあるがデータ的にマイナス」のゾーン:クロワデュノール

     - 前走G3以下で二桁着順ならほぼ切るゾーン:ホウオウビスケッツ、セイウンハーデス、コスモキュランダ、サンストックトン

    というイメージになる。

    最終的には人気・脚質・枠順・血統も重ねていく必要があるが、
    「前走どこまで踏ん張れていたか」という情報だけでも、
    かなり取捨の輪郭は決めやすくなるはずだ。

【脚質別成績】

過去10年のジャパンカップの脚質別に成績を振り分け、まとめてみた。

※右にスクロール可能

脚質 勝率 連対率 複勝率 勝率-
複勝率
勝利数 2着数 3着数 着外数
逃げ 9.1% 36.4% 45.5% -36.4pt 1 3 1 6
先行 10.8% 18.9% 27.0% -16.2pt 4 3 3 27
差し 7.0% 14.1% 21.1% -14.1pt 5 5 5 56
追込 0.0% 0.0% 0.0% 0.0pt 0 0 0 44

ざっくり言うと、

勝ち数は「差し5勝」「先行4勝」「逃げ1勝」「追込0勝」

複勝率トップは実は「逃げ」だが、出走数自体が少なくサンプルが薄い

追い込みは10年間で3着内ゼロ

という形になっている。

予想への活用方法と消しデータ

予想活用方法と
消しデータ
  • 基本線は「先行〜差し」が中心

    勝ち馬10頭のうち9頭が先行か差し。

    逃げは1頭だけ、
    追い込みはゼロ。

    東京芝2400mは直線が長いので差しでも間に合う一方で、
    極端な後方一気はほぼ決まっていない。

    逆に、ある程度ポジションを取れる先行〜中団差しが一番数字を残している。

    今回の登録でこのイメージにぴったりなのが、
    マスカレードボール(先行2-1-0-0/差し2-0-1-1)、
    クロワデュノール(先行4-1-0-0)、
    タスティエーラ(先行3-2-0-2)、
    ジャスティンパレス(先行4-1-1-3/差し1-0-2-7)、
    シンエンペラー(先行1-2-0-1/差し1-1-1-0)、
    アドマイヤテラ(先行4-0-1-1/差し1-1-0-2)、
    ブレイディヴェーグ(先行2-0-0-1/差し2-2-0-3)あたりだ。

  • 「先行で運べるトップクラス」は軸候補として厚く評価

    先行の勝率10.8%は差しより高く、
    3着以内の頭数も30頭中10頭と十分。

    しかも逃げよりも出走母数が多いので、
    再現性のあるデータになっている。

    実戦的には「好位〜2列目で折り合えるG1級」を軸にしやすい。

    クロワデュノール、
    タスティエーラ、
    ジャスティンパレス、
    アドマイヤテラはまさにこのパターンで、
    展開が平均〜ややスロー寄りならこのあたりから本命・対抗を組み立てる形になるだろう。

  • 「差し」は勝ち数トップだが、位置取りイメージをもう一段細かく見る

    差しは5勝で最多だが、
    複勝率は21.1%と先行より少し劣る。

    数字の雰囲気としては「勝つときは差しが多いが、安定感は先行」というイメージに近い。

    差しで勝ち切るパターンは、
    だいたいが上がり3F最速〜2位を使った馬なので、
    単に「差し脚質」というだけでなく、
    「東京で速い上がりを何度も使えているか」を重ねて見たい。

    マスカレードボール、
    ブレイディヴェーグ、
    ダノンベルーガ、
    ディープモンスター、
    ヨーホーレイクは、
    差しに回っても33秒台前半〜中盤の末脚を何度も出してきたタイプで、
    いわゆる“瞬発型差し馬”として差しグループの中でも優先度を上げておきたい側だ。

  • 逃げは「数少ない一発ゾーン」。逃げなら誰を買うか

    逃げは【1-3-1-6/11】で勝率9.1%・複勝率45.5%と、
    率だけ見ればかなり良い。

    ただしサンプルは10年で11頭しかいない。

    逃げればそこそこ残るが、
    そもそも逃げ切りまで行ける器の馬がほとんどいない、
    というタイプのデータだと思っておいた方がいい。

    今回“逃げてもおかしくない”のは、
    サンライズアース(逃げ2-1-0-0/先行1-1-0-3)、
    ホウオウビスケッツ(逃げ3-2-1-0)、
    セイウンハーデス(逃げ0-2-0-1/先行4-0-0-5)あたり。
    中でもサンライズアースは阪神大賞典を逃げ切っていて、
    タフな流れでも粘れるスタミナ型の逃げ馬。
    マイル寄りのスピードで逃げるホウオウビスケッツよりも、
    2400mでの逃げ残りイメージが持ちやすいので、
    「逃げが残るレアケース」を拾うならまずサンライズアースを候補にするのが自然だろう。

  • 追い込みは原則として消し寄り

    追込は【0-0-0-44】で3着内ゼロ。

    東京の長い直線があるとはいえ、
    ジャパンカップ級のメンバーになると、
    後方一気ではほとんど届いていない。

    今回の登録で「明確な追い込み専業」という馬は少ないが、
    サンストックトン(差し3-3-1-9/追込1-0-0-3)、
    ディープモンスター(差し4-4-3-4/追込0-0-0-2)、
    ヨーホーレイク(差し4-0-2-1/追込0-1-2-1)あたりは、
    展開次第でかなり後ろからになることがあるタイプだ。

    この層を本命に据えるのはデータ的にはかなり厳しくて、
    「前がよほど飛ばして総崩れ」まで想定するときに、
    3連単の3列目で少しだけ押さえる、くらいの扱いにしておきたい。

     

  • 「先行+差し」の“中団待機型”は素直にプラス

    元のデータを細かく見ると、
    「中団(=差し)」が【5-5-5-56/71】で、
    1着シェア50%・3着内シェア50%という結果になっている。

    ざっくり言えば「中団〜好位で脚をためて直線勝負」がジャパンカップの王道パターンだ。

    今回の登録馬で、
    この“中団待機型”として信用しやすいのが、
    マスカレードボール、
    タスティエーラ、
    ジャスティンパレス、
    シンエンペラー、
    アドマイヤテラ、
    ブレイディヴェーグ、
    ダノンベルーガ、
    ディープモンスター、
    ヨーホーレイクあたり。
    カランダガンも欧州G1では後方寄りから長く脚を使うタイプで、
    東京で同じ競馬ができれば「差しの王道パターン」に乗ってくる。

  • 脚質データから見える“ほぼ消し条件”

     脚質だけでほぼ消しに近いのは、

     - 追い込み専業に近いタイプで

     - ジャパンカップ級のG1でポジションを取った実績がない馬

    このセットだ。

    サンストックトンは条件戦やOPで差し・追い込みに回っていることが多く、
    G1の一線級相手にポジションを取って戦った経験が薄い。

    ホウオウビスケッツも、逃げ・先行で粘るタイプだが、
    2400mでは最後甘くなる競馬が目立っていて、
    ハイレベルG1の差し決着になると分が悪い。
    セイウンハーデスも、
    七夕賞やエプソムCのような中距離戦ではしぶといが、
    ジャパンカップのスピードと持久力両方を問われる流れでは、
    前に行っても最後に飲み込まれるパターンが頭に浮かびやすい。

    これらは「展開ドンピシャの前残り」以外のシナリオでは買いにくく、
    基本スタンスは“人気次第でかなり消し寄り”になる。

  • 脚質データから見た「買いたいグループ」と「割り切って嫌うグループ」

     脚質という軸だけでざっくり整理すると、

     - 強く買いたい脚質×馬:

      中団〜好位差しで決め脚を持っているマスカレードボール、
    タスティエーラ、
    ジャスティンパレス、
    シンエンペラー、
    アドマイヤテラ、
    ブレイディヴェーグ、
    ダノンベルーガ、
    ディープモンスター、
    ヨーホーレイク、
    カランダガン

     - 逃げ残りのレアケースとして拾う馬:

      サンライズアース(本命級逃げ候補)、その次のラインでホウオウビスケッツ、セイウンハーデス

    – 脚質面だけ見れば“割り切って嫌いやすい”馬:

      G1クラスの流れでポジションを取れず、
    後方からの一発待ちになりやすいサンストックトン、
    距離延長で前に行っても止まりやすいホウオウビスケッツ、セイウンハーデス

    というイメージになる。

    ここに前走クラス・前走着順・人気ゾーン・血統を重ねると、
    “残すべき馬と切るべき馬”がかなりハッキリしてくるはずだ。

【枠順別成績】

過去10年のジャパンカップでどの枠に入った馬がどれだけの結果を挙げているかを成績でまとめてみた。

※右にスクロール可能

枠順 勝率 連対率 複勝率 勝利数 2着数 3着数 着外数
1枠 31.3% 50.0% 56.3% 5 3 1 7
2枠 5.6% 5.6% 27.8% 1 0 4 13
3枠 15.0% 20.0% 25.0% 3 1 1 15
4枠 0.0% 10.0% 10.0% 0 2 0 18
5枠 0.0% 10.0% 10.0% 0 2 0 18
6枠 0.0% 10.0% 10.0% 0 2 0 18
7枠 4.2% 8.3% 12.5% 1 1 1 21
8枠 0.0% 0.0% 7.7% 0 0 2 24

ざっくり整理すると、

1〜3枠で9勝(3着内19頭)という“超内枠寄り”

特に1枠は勝率31.3%・複勝率56.3%で頭ひとつ抜けた数字

8枠は26頭出走で連対ゼロ・3着2回だけ

という構図になっている。

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消しデータ
  • 1〜3枠(内枠)を素直にプラス評価

     内枠の成績が明らかに良いデータなので、
    1枠ジャスティンパレス・
    クロワデュノール、
    2枠コスモキュランダ・
    ディープモンスター、
    3枠サンライズアース・
    ホウオウビスケッツは、

    もともとの地力評価に「位置取りのしやすさ」という純粋な加点が乗るイメージで見たい。
    とくにジャスティンパレスとサンライズアースは、
    ロスの少ない先行〜中団ポジションを取りやすくなったので、
    年齢や格の不安はあっても“内枠だからこそ相手には必ず押さえたい組”に入る。

  • 1枠は“ロスなし前提”でジャスティンパレスを格上げ

     1枠の勝率と複勝率が飛び抜けている以上、
    1枠1番ジャスティンパレスは年齢的なマイナスを少し割り引いても、
    相手候補としての価値は明らかに上がったと見ていい。

    極端に包まれてどうにもならない展開だけをリスクとして見つつ、
    「内で脚をためて直線だけ外へ出す」青写真がハマれば、
    6歳でも3着圏までは普通に見込める。

  • 3枠サンライズアースは「枠も展開も味方になりやすい先行穴」

     3枠5番ならスタートさえ決めれば楽にハナか2番手に収まれそうで、
    内の1〜2枠にそこまでガチガチに行きたい逃げ馬もいない。

    先行有利気味の枠データと脚質データを合わせると、
    「ペースを乱されなければかなりしぶとく残る中穴」として評価を上げて良い枠順だろう。

  • 4〜6枠は“勝ち切りより2〜3着寄り”として扱う

     4〜6枠は過去10年で勝ち馬ゼロ、
    2着馬だけそこそこ出ているゾーンなので、
    4枠ダノンベルーガ・カランダガン、
    5枠セイウンハーデス・シュトルーヴェ、
    6枠アドマイヤテラ・ヨーホーレイクに関しては、
    頭固定より「連系の軸・相手」に寄せた方がデータには素直だと思う。

    特にカランダガンとアドマイヤテラは能力や近況を考えても2〜3着の軸としてはかなり魅力があって、
    3連単なら1列目より2列目中心に配置したいタイプになる。

  • 5枠のセイウンハーデスとシュトルーヴェは「枠の恩恵が薄い消し寄りゾーン」

     5枠自体が勝ちゼロ+複勝率も低めなうえに、
    2頭とも6歳で年齢データ的にもマイナス側。
    セイウンハーデスは距離適性も微妙、
    シュトルーヴェはセン馬6歳でG1の絶対値に不安が残るので、
    「中枠だから押さえる」というより、
    むしろ枠も含めて強めに削る候補として見ておきたい。

  • 6枠11番アドマイヤテラは“2着本線の中穴”としてかなり面白い

     6枠の勝ち馬ゼロというデータをそのまま受け取るなら頭までは強気になりにくいが、
    真ん中の偶数枠で立ち回りはしやすく、
    目黒記念の東京適性もある。

    3連単なら「2列目厚め、1列目は抑え程度」という扱いにしておくと、
    枠データとも噛み合う中穴の狙いどころになりそうだ。

  • 7枠の3頭は「能力でどこまで枠の軽い逆風をねじ伏せるか」という立場

     7枠13ブレイディヴェーグ、
    14ダノンデサイル、
    15マスカレードボールは、
    枠成績的には内より落ちるものの、
    まだ勝ち馬も出ているゾーンなので“絶望的な外”ではない。

    ただ、外から被されずにある程度ポジションを取らないとロスが増えるので、
    頭で狙うなら騎手の乗り方まで含めて信用できるかどうかが重要になる。

    マスカレードボールは実力を認めつつも、
    「位置取りが後ろすぎた時の取りこぼし」を想定して、
    連系の軸+単勝はやや控えめくらいがバランス良さそうだ。

  • 8枠の3頭は「能力上位でも頭固定では買いづらい明確な減点枠」

     8枠は過去10年で【0-0-2-24】と3着内2頭しか走っておらず、
    勝ち馬も連対馬も出ていない“ハッキリ不利な枠”になっている。

    そこにシンエンペラー、
    ドゥレッツァ、
    タスティエーラという実力馬3頭がまとめて入った形なので、
    どの馬も能力は認めながら、
    「3連系なら2〜3列目が基本、
    単勝や1列目厚めはかなり攻めた買い方」という立ち位置になる。

    とくにタスティエーラは地力・状態とも高評価しやすいが、
    大外18番から完璧な競馬を求められる分だけ“勝負の軸”に据えづらくなったのは間違いない。

  • 枠順と総合データを合わせた「消し寄り候補」の整理

     枠の悪さとこれまでのデータ(年齢・格・前走・血統)を合わせて、
    「かなり強めに嫌いやすい」ゾーンに入るのは、
    5枠セイウンハーデス、
    5枠シュトルーヴェ、
    3枠ホウオウビスケッツ、
    2枠コスモキュランダあたり。

    セイウンハーデスとシュトルーヴェは中枠+高齢+G1実績不足が重なり、
    ホウオウビスケッツとコスモキュランダは内のメリットよりも“絶対値の足りなさ”が勝っている印象なので、
    来たら仕方ないレベルで3連系の3列目をちょっと押さえるかどうか、
    くらいに留めておくのが現実的だと思う。

  • 枠順を根拠に「評価を上げたい」具体的な馬

     今回の並びで枠順を理由に一段評価を上げられるのは、
    1枠ジャスティンパレス、
    3枠サンライズアース、
    6枠アドマイヤテラ、
    4枠カランダガンあたり。

    ジャスティンパレスは“年齢マイナスを内で相殺”、
    サンライズアースは“逃げの形を作りやすい内目先行枠”、
    アドマイヤテラは“2着本線の中穴枠”、
    カランダガンは“極端な外でない中枠からスムーズに出せる世界級外国馬”というイメージで、
    枠順込みで本線〜相手本線として優先度を上げておきたい組になる。

【馬場ごとのデータ】

過去10年のジャパンカップでの馬場状態ごとに結果がどうなったかをまとめてみた。

※右にスクロール可能

馬場

状態

先行馬の
複勝率
差し馬の
複勝率
1~3番人気の
勝率

4番人気以下の
勝率

平均走破
タイム
約27% 約21% 約78%
(7/9年)
約22%
(2/9年)
約2分23秒7
(9年平均)
稍重 データなし
(過去10年出走例なし)
データなし データなし データなし データなし
約25%
(2019年のみ・1/4頭)
約20%
(2019年のみ・1/5頭)
100%
(1/1年)
0%
(0/1年)
2分25秒9
(2019年)
不良 データなし
(過去10年出走例なし)
データなし データなし データなし データなし

予想活用方法と消しデータ

活用方法と消しデータ
  • 良馬場前提の基本イメージ

    良馬場での平均勝ち時計は約2分23秒7で、
    アーモンドアイの2分20秒6〜イクイノックスの2分21秒8みたいな高速決着も普通に出る舞台だ。

    過去10年のうち9年が良なので、
    基本線は「良〜やや軽い馬場のジャパンカップ」を想定しておくのが自然。

    先行複勝率約27%、
    差し複勝率約21%と、
    数字的にはやや先行寄りだが、
    どちらもそれなりに走れていて「内目で脚を溜めて直線勝負」が王道になる。

    1〜3番人気の勝率は約78%で、
    良馬場のジャパンカップはほぼ毎年“格通り+人気通り”に決着していると見ていい。

  • 良馬場で「重視したいタイプ」と登録馬

    良馬場だと、
    まずは「高速決着に対応できる中団〜好位のG1級」を最優先で買いたい。

    今回の登録でこの条件にハマりやすいのは、マスカレードボール(東京2000mの天皇賞秋勝ち+速い上がり)、
    ダノンデサイル(東京2400mの日本ダービー勝ち+ドバイシーマ勝ち)、
    タスティエーラ(日本ダービー馬で東京2400m実績あり)、
    ジャスティンパレス(天皇賞春勝ちのスタミナ+天皇賞秋3着のスピード両方)、
    シンエンペラー(昨年ジャパンカップ2着+今年海外G2勝ち)、
    カランダガン(欧州G1を連勝してきた世界トップクラスの中長距離馬)、
    ブレイディヴェーグ(東京2000mのG1勝ち+良馬場での上がり勝負に強い)あたりになる。

    良馬場なら、このあたりを「1〜3番人気ゾーン+4〜6番人気のG1馬」という順で上から拾うイメージが素直だ。

  • 良馬場での「先行・差し」の使い分け

    先行が複勝率27%、
    差しが21%という数字から、
    良馬場では「前目で運べる馬の方が若干安定、差しは勝ち切り狙い」というイメージを持っておくと扱いやすい。

    先行寄りで信用しやすいのがクロワデュノール、
    タスティエーラ、
    ジャスティンパレス、
    シンエンペラー、
    アドマイヤテラ、
    サンライズアースあたり。
    差し寄りで勝ち切りまでイメージできるのがマスカレードボール、
    ダノンデサイル、
    ブレイディヴェーグ、
    ダノンベルーガ、ディープモンスター、ヨーホーレイク、カランダガンあたりだ。良馬場で普通のペースなら「先行組を軸にしつつ、差しの決め脚持ちを頭候補で混ぜる」形が人気データとも噛み合う。

  • 良馬場での消し条件(データ寄り)

    良馬場でほぼ即消し寄りになるのは、
    ①G1実績がない or かなり古い
    ②前走G3以下で二桁着順
    ③ジャパンカップ級のG1で先行・差しでの善戦歴がない、
    という三つが揃うパターン。

    今回の登録で、
    この条件にいちばん近づきやすいのはサンストックトン、
    ホウオウビスケッツ、
    セイウンハーデス、
    コスモキュランダ
    あたり。
    これらは「良馬場で上がり33〜34秒前半の決着」になったとき、

    勝ち負けまではかなりイメージしにくいので、
    人気を背負うようなら思い切ってバッサリ切る側に回していい。

  • 良馬場での「人気サイドの扱い」

    良馬場の9年中7年で1〜3番人気のどれかが勝っていて、
    残り2年は4〜5番人気が勝利しているだけ。

    10番人気以下はそもそも3着内ゼロだった。

    つまり「人気薄大穴の一撃」はほとんど期待できないレースだ。

    今回の登録だと、
    マスカレードボール、
    クロワデュノール、
    ダノンデサイル、
    カランダガン、
    タスティエーラあたりが1〜5番人気レンジを占めるだろうから、
    良馬場ならこのゾーンから頭を選び、
    アドマイヤテラ、
    ジャスティンパレス、
    シンエンペラー、
    ブレイディヴェーグあたりを相手本線にする構図がデータ的にもフィットする。

  • 稍重〜重を想定するときのコース傾向

    過去10年で稍重・不良のジャパンカップはなく、
    重は2019年の1回だけ。

    数字としてはほぼサンプルが足りないが、
    東京芝2400m全体の傾向を見ると、
    軽い良馬場では差し・中団が伸びやすく、
    稍重になるとペースが落ち着いて先行有利、
    重・不良ではパワー型の内先行が粘る展開になりやすい、
    という整理が出ている。

    2019年の重ジャパンカップも、
    勝ち時計は良場平均より約2.2秒遅く、
    4角2番手のカレンブーケドールと
    中団のスワーヴリチャード・ワグネリアンで決着していて、
    極端な追い込みは届いていない。

  • 重馬場1年分のざっくりしたイメージ

    2019年の重ジャパンカップだけを切り取ると、
    先行馬の複勝率はざっくり25%、
    差し馬が20%程度で、
    勝ち馬は差し(スワーヴリチャード)、
    2着は先行(カレンブーケドール)だった。

    人気面では3番人気が勝ち、
    2・5番人気が2・3着に入っていて、
    1〜3番人気グループの「その年の勝率」は100%(1/1年)と極端な数字になる。

    サンプル1年なので数字をそのまま信じ込むのは危ないが、
    「重に振れると前も残るし差しも届くが、極端な追い込みだけは苦しい」
    「人気サイドが崩壊するようなカオスにはなりにくい」
    という方向性は押さえておいていいと思う。

  • 重〜道悪を想定したときに評価を上げたい登録馬

    道悪寄りになると、
    まずはスタミナとパワーを前面に出せるタイプを見直したい。

    具体的には、サンライズアース(阪神大賞典を6馬身差で逃げ切り)、
    アドマイヤテラ(目黒記念勝ち+東京2500mの持久力戦に強い)、
    ディープモンスター(京都大賞典勝ち+スタミナ型の差し馬)、
    ヨーホーレイク(長距離G2でのしぶとさ)、
    シュトルーヴェ(東京長距離重賞での実績)あたり。

    欧州G1で結果を出しているカランダガンも、
    重馬場の経験値・パワー型スタミナの面では道悪向きの一頭として考えておきたい。

    ブレイディヴェーグは稍重で1着1回・2着1回と道悪をこなしていて、
    良専用という感じではないのもポイント。

  • 逆に重〜道悪で評価を下げたいタイプと登録馬

    重〜不良まで悪化した場合にマイナス寄りで見たいのは、
    「良馬場での瞬発力勝負でこそ強いタイプ」や、
    「東京2400mで速い上がりだけで戦ってきたタイプ」。

    例えばダノンベルーガは稍重で勝っているとはいえ、
    総合的には良馬場での瞬発力が武器で、
    重・不良の経験はなく、
    相対的には道悪プラスとは言いにくい側だ。

    マスカレードボールやブレイディヴェーグも、
    道悪を全くこなせないわけではないが、
    ジャパンカップ級の重馬場になると
    「本来のキレが削がれて、強さが少しボヤけるリスク」は意識しておきたいグループ。

    差し一辺倒で道悪の持久戦に入ると脚を余しやすいタイプ(サンストックトン、ホウオウビスケッツのような気性が難しい先行〜差し馬)も、
    重馬場ではあまり本命にしづらい。

  • 馬場ごとの消し条件のまとめ

    良馬場想定での強い消し条件は
    「G1実績なし+前走G3以下で二桁着順+脚質が追い込み寄り」の三点セットで、
    サンストックトン、
    ホウオウビスケッツ、
    セイウンハーデス、
    コスモキュランダあたりがこのゾーンに入りやすい。

    道悪想定の消し条件は、
    「道悪実績ほぼなし+過去に時計のかかるレースで上がりが平凡+差し・追い込み一辺倒」の組み合わせ。

    重・不良まで悪化したら、
    前に行けずに直線だけで差そうとするタイプはかなり厳しく、
    人気を背負った差し専(ダノンベルーガなど)は思い切って評価を落とす選択肢が出てくる。

  • 馬場読みから逆算した“今の段階で押さえておくべき名前”

    馬場が通常の良〜やや軽い想定なら、
    マスカレードボール、
    ダノンデサイル、
    タスティエーラ、
    ジャスティンパレス、
    シンエンペラー、
    カランダガンを中心に、
    アドマイヤテラ、
    ブレイディヴェーグを中穴本線に据える形がデータ的にもイメージしやすい。

    逆に「めちゃくちゃ時計がかかる雨馬場」まで想定するなら、
    サンライズアース、
    アドマイヤテラ、
    ディープモンスター、
    ヨーホーレイク、
    シュトルーヴェ、
    カランダガンあたりの“パワー型スタミナ組”を一段評価アップして、
    瞬発力だけで勝ってきたタイプを少し割り引く構図になる。

【配当傾向と配当バランス指数】

過去10年の馬券の払い戻しと、3連単と単勝の差を指数化してどれだけ荒れやすいかを数値から考えてみた。

※右にスクロール可能

年度 3連単 3連複 馬単 馬連 単勝
2024 22,390円 12,230円 1,890円 1,510円 230円
2023 1,130円 600円 260円 180円 130円
2022 9,850円 2,360円 1,920円 940円 450円
2021 1,780円 510円 670円 530円 160円
2020 1,340円 300円 610円 330円 220円
2019 19,850円 2,900円 4,810円 2,900円 510円
2018 2,690円 960円 700円 590円 140円
2017 13,340円 1,300円 5,250円 1,770円 1,330円
2016 36,260円 8,050円 3,990円 2,570円 380円
2015 53,920円 6,350円 18,510円 10,160円 920円
年度 配当バランス指数
((3連単÷単勝配当)×100)
2024 9,735
2023 869
2022 2,189
2021 1,112
2020 609
2019 3,892
2018 1,921
2017 1,003
2016 9,542
2015 5,861

ざっくり分類すると指数 ~4,000前後 → 「かなり堅い~中庸」ゾーン(2015, 2018, 2019, 2020, 2021)。

指数 4,000~8,000 → 「そこそこ荒れた」ゾーン(2016, 2017)。

指数 10,000超 → 「明確に大荒れ」ゾーン(2022, 2023, 2024)というイメージだろう。

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消しデータ
  • 指数のざっくりした意味づけ

    配当バランス指数は「その年の3連単が、単勝の何倍まで膨らんだか」をざっくり見るための数字だ。


    だいたいのイメージを決めるなら、

     - 1,000未満 … 超本命決着(2020・2023あたり)

     - 1,000〜3,000 … 本命〜中穴寄り(2017・2018・2021・2022)

    – 3,000〜6,000 … 中穴〜やや波乱(2019・2015)

     - 6,000以上 … ひと波乱以上(人気薄ががっつり絡んだ年)(2016・2024)

    というざっくり区分で使える。
    過去10年の3連単は1,130〜53,920円のレンジで、
    10万超えはゼロ。
    夢を見すぎると配分が歪むタイプのレースだと分かる。

     

  • 「本命決着年」が思っているより多い

    3連単が5,000円未満になったのが4/10年、
    1万円未満が5/10年、
    2万円未満が7/10年。

    つまり、半分の年は
    「3連単でも1万前後で終わる」
    ような、本命〜中穴レベルの決着になっている。
    2020年(アーモンドアイ年)や
    2023年(イクイノックス年)の指数が600〜800台なのは象徴的で、
    「絶対的な1頭+人気の順当決着」という配当バランスになりやすい。

     

  • 2025年の想定オッズと照らしたざっくりした配当レンジ

     直近の予想オッズだと、

     - マスカレードボール 単勝2.2倍前後の1番人気

     - クロワデュノール 単勝5倍台

     - ダノンデサイル 単勝7倍前後

     - カランダガン 単勝8〜10倍

     あたりが上位人気グループという見立てになっている。

    この構図だと「2020・2023ほどの一強」ではないが、
    「1頭か2頭に資金がかなり寄る」タイプなので、
    配当バランス指数で言うと 1,000〜3,000台(3連単1,000〜1万円台)くらいを基準レンジとして見ておくのが現実的だろう。

  • 指数1,000〜3,000台を狙うなら、
    頭はかなり絞った方がいい


     指数が1,000〜3,000台に収まっている年(2017・2018・2021・2022)を観ると、

     - 勝ち馬は1〜5番人気以内

    – 2〜3着も片方は人気サイドが絡んでいる

     というケースがほとんどで、「頭を人気薄に振りながら配当だけ3〜4万円狙い」というパターンはほぼ存在しない。

    2025年もこのゾーンを狙うなら、頭候補は

     マスカレードボール/クロワデュノール/ダノンデサイル/カランダガン/タスティエーラ

     くらいまでを基本に絞って考えた方が、指数のイメージには合う。

     

  • 指数が跳ねた年(2015・2016・2019・2024)の共通点

     指数が4,000超〜1万近くまで跳ねている年は、

     - 勝ち馬が1番人気「以外」だった年(2015・2016・2019)

     - 勝ち馬は1番人気だが、2〜3着に人気薄が突っ込んだ年(2024)

     のどちらか。

    2015(ショウナンパンドラ)、
    2016(キタサンブラック)、
    2019(スワーヴリチャード)、
    2024(ドウデュース)を見ても、
    「勝ち馬の人気」だけでは配当は決まらず、2・3着の片方にちょっとした穴が絡んだどうかが大きい。2025年でこのバランスを再現するなら、

     - 頭:マスカレードボール、ダノンデサイル、カランダガンあたりの実力上位

     - 2〜3着:アドマイヤテラ、ディープモンスター、シュトルーヴェ、ヨーホーレイク、ブレイディヴェーグあたりの中穴ゾーン

     という組み合わせが「指数3,000〜6,000台」への近道になる。

  • 3連単で10万円クラスを狙うのは、このレースだとかなり非現実的

     過去10年、3連単10万超はゼロで、
    最大でも2015年の53,920円止まり。

    指数で言えば5,800台が上限だったということになる。

    10万〜20万クラスを前提にオッズを追いかけると、
    ジャパンカップというレースそのものの性質からズレる

    2025も、

     - 「指数2,000前後(3連単1万前後)」を本線レンジ

     - 「指数4,000〜6,000(3連単2〜5万)」は穴パターンとして薄く押さえる


     くらいのバランスにしておいて、
    10万オーバーは「宝くじ的に100円だけ」の扱いにしておく方が現実的だろう。

  • 馬券の組み立てで「切るべきゾーン」(配当面から見た消し条件)

     配当テーブルと人気・前走・実績データを全部重ねると、
    3連単で本気で狙いに行くなら、
    ほぼいらないゾーン
    がはっきりしてくる。


     - G1実績が乏しく、前走G3以下からの参戦

     - 前走着順が10着前後と大きく崩れている

    – 追い込み寄りの脚質で、東京2400mのG1ペースでポジションを取った経験がほぼない

     この三つが揃う馬は、
    「来れば事故レベル」の世界で、
    配当バランス指数を上げるために無理に入れると、
    的中率を大きく削るだけになりやすい。

    現登録でこの条件に近づきやすいのが

     サンストックトン/ホウオウビスケッツ/セイウンハーデス/コスモキュランダ

     あたり。

    ここを3連単のフォーメーションの軸や厚めの相手に入れてしまうと、
    指数がいくら上がっても「そもそも当たりにくい」という方向に振れすぎるので、
    基本は消し方向で、
    どうしても入れたくても3列目の端だけ
    という扱いにとどめたい。

  • 逆に「指数を上げつつ現実的に拾いたい穴」ゾーン

     配当バランス指数を上げたいからと言って、
    G1実績ゼロの大穴ばかりに印を回すのは逆効果。

    過去の波乱年を見ても、
    穴で走っているのは「実績のある人気落ち」か「距離・コース替わりでハマったタイプ」がほとんどだ。

    2025年でその役を担いやすいのは、

     アドマイヤテラ(目黒記念勝ち)/ディープモンスター(京都大賞典勝ち)/シュトルーヴェ(東京長距離G2実績)/ヨーホーレイク(京都記念勝ち)/ブレイディヴェーグ(エリザベス女王杯勝ち)/ドゥレッツァ(菊花賞勝ち+JC実績)

     このあたり。

    人気は中〜やや人気薄になりそうだが、
    実績と適性の裏付けがあるので、
    「1列目は人気馬で固めて、2・3列目にこのあたりを混ぜることで指数を上げる」という使い方が素直だ。

  • 単勝と3連系のバランスをどう取るか

     指数が小さい年ほど「単勝に厚く張っておけば良かった」という結果になりやすい。

    2020年(アーモンドアイ)や2023年(イクイノックス)はまさにそれで、
    単勝〜馬連の妙味がほぼ全部だった。

    一方で、指数が4,000〜9,000台に跳ねた年でも、
    勝ち馬は人気上位であることが多く、
    単勝+馬連を押さえたうえで3連単を足す形がちょうどいい。

    2025年も、

     - マスカレードボール・ダノンデサイル・カランダガンあたりに単勝〜馬連の比重を置く

     - 3連系は「軸1〜2頭+相手5〜6頭」で手数を決め打ちし、指数を追いかけすぎない


     という組み立てにしておくと、
    配当バランス指数のブレ幅に振り回されずに済む。

  • 「配当バランス指数」視点から見た、2025登録馬のざっくり整理

     ここまでの配当テーブルと指数、
    それにこれまで整理してきた人気・前走・脚質・枠順傾向を全部まとめて、
    今の時点でのざっくりした方向性だけ書き出すと、

     - 頭の最優先候補(指数1,000〜3,000台想定の軸):

      マスカレードボール/ダノンデサイル/カランダガン/クロワデュノール/タスティエーラ

     - 中穴〜人気薄だが指数を押し上げる現実的な相手:

      アドマイヤテラ/ディープモンスター/シュトルーヴェ/ヨーホーレイク/ブレイディヴェーグ/ドゥレッツァ/ジャスティンパレス/シンエンペラー

     - 「指数を上げたいからといって厚く買うべきではない消し寄りのゾーン」:

      サンストックトン/ホウオウビスケッツ/セイウンハーデス/コスモキュランダ(入れても3連単3列目のごく薄いところだけ)

     という感じになる。

【性齢別成績】

過去10年のジャパンカップの性別・年齢別の成績をまとめてみた。

※右にスクロール可能

性別 勝率 連対率 複勝率 勝利数 2着数 3着数 着外数
牡馬 5.4% 12.3% 17.7% 7 9 7 107
牝馬 12.5% 20.8% 29.2% 3 2 2 17
騙馬 0.0% 0.0% 0.0% 0 0 0 10
年齢 勝率 連対率 複勝率 勝利数 2着数 3着数 着外数
4歳 8.2% 16.3% 24.5% 4 4 4 37
5歳 11.9% 16.7% 23.8% 5 2 3 32
6歳 0.0% 0.0% 0.0% 0 0 0 30
7歳 0.0% 0.0% 0.0% 0 0 0 11
8歳 0.0% 0.0% 0.0% 0 0 0 9

牝馬は頭数は少ないのに3勝・複勝率約3割で、数字だけ見ると牡馬より“効率が良い”。

セン馬(騙馬)は10頭走って1頭も馬券圏内無し。

年齢についてポイントだけ言うと、

3〜5歳だけで3着以内30頭を全部占めている

6歳以上は【0-0-0-50】で、1頭も馬券になっていない

というかなり極端な構図になっている。

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消しデータ
  • 「性別×年齢データ」でまず押さえておきたい大枠

    3〜5歳が好走ゾーンで、
    6歳以上はデータ上ほぼノーチャンス。

    性別では、数で見ると牡馬が中心(7勝)だけど、
    率で見ると牝馬の方が明らかに走っている。

    セン馬は10頭走って一度も馬券になっていないのでかなり厳しい。

    つまりベースの考え方は「3〜5歳牡馬+少数精鋭の牝馬」を買うレースで、
    「6歳以上とセン馬は相当強いマイナス補正」がかかる。

  • “年齢だけで強く買いたいゾーン”にいる馬

    5歳と4歳が勝ち数9勝(5+4)で、
    この2つの世代がほぼ支配している。今回の登録でこのゾーンにいる主な馬は、

    タスティエーラ(牡5)/ドゥレッツァ(牡5)/ブレイディヴェーグ(牝5)/ホウオウビスケッツ(牡5)

    アドマイヤテラ(牡4)/サンライズアース(牡4)/クロワデュノール(牡3だが「若駒ゾーン」)/ダノンデサイル(牡4)/シンエンペラー(牡4) など。


    このあたりは年齢面だけ見れば明確なプラス組で、
    「他のファクターで大きな減点がない限り、基本的には買う側に置くべき世代」になる。

  • “年齢だけでかなり厳しいゾーン(6歳以上)”にいる馬

    データ上【6歳0-0-0-30/7歳0-0-0-11/8歳以上0-0-0-9】なので、
    6歳以上は「10年間で一度も馬券になっていない」ことになる。ここに入ってしまうのが、

    ジャスティンパレス(牡6)/ダノンベルーガ(牡6)/セイウンハーデス(牡6)/シュトルーヴェ(セ6)/サンストックトン(牡6)/ヨーホーレイク(牡7)/ディープモンスター(牡7)

    あたり。


    能力評価では上に取る馬もいるが、
    年齢データだけを見ると「本命・対抗の軸にするのはかなり攻めた選択」だと思った方がいい。

    買うとしても、
    展開など他の要素で相当なプラスがない限り、
    3連系の2〜3列目にとどめるイメージ。

  • 牝馬の“効率の良さ”をどう拾うか

    牝馬は【3-2-2-17】で勝率12.5%、
    複勝率29.2%と、
    出走頭数の割にかなり走っている。

    反対に牡馬は【7-9-7-107】で複勝率17.7%なので、
    “出走頭数に対してのヒット率”では牝馬の方が明らかに上。

    今回の登録で牝馬はブレイディヴェーグ(牝5)一頭だけなので、
    性別データ的にはかなり“厚めに拾うべき1頭”になる。

    斤量差と瞬発力の高さも含めて、
    単に人気だからではなく「性別×年齢の相性が良いゾーンにいる牝馬」として意識しておきたい。

  • セン馬(騙馬)データとカランダガン・シュトルーヴェの扱い

    セン馬は【0-0-0-10】で10頭走って一度も馬券になっていない。今回登録でセン馬なのは、

    カランダガン(セ4・外国馬)/シュトルーヴェ(セ6)

    の2頭。

    ただしこの2頭は意味合いが違う。

    シュトルーヴェ…6歳+セン馬で、データ的にはかなりマイナス寄りの組み合わせ。
    東京長距離重賞の実績は評価するにしても、
    「性齢だけで見るとかなり強い逆風」ということは頭に置いておきたい。

    カランダガン…セン馬ではあるが4歳で、
    年齢ゾーンとしては“ど真ん中”。
    セン馬データはあくまで日本の過去10年のセン馬10頭分なので、
    欧州の現役最強級がまとめてその枠に放り込まれるのはちょっと事情が違う。

    純粋な能力と実績を考えると、
    「セン馬だから消し」というよりは、「年齢的には買い、
    セン馬データ分だけ頭より2〜3着寄りで評価を落とす」くらいの微調整にとどめたい。

  • “年齢データからほぼ消しライン”に入る条件

    性別と年齢の両方をまとめて、「かなり強めに消し寄り」と判断しやすい条件を整理すると、

    ① 6歳以上(=過去10年3着内ゼロ)

    ② G1級での直近の明確な好走がない

    ③ 性別データでもプラスがつかない(牡馬の年長馬 or セン馬)

    この三つが揃うタイプは、
    よほど馬場や展開が極端に味方しない限り、データ上かなり厳しい。

    該当しやすいのが、

    セイウンハーデス/サンストックトン/ダノンベルーガ/ヨーホーレイク/ディープモンスター

    (ここはローテや状態次第で“完全消し”までは決め打ちしないにしても、基本はヒモの隅扱い)

    あたりになる。

  • “年齢面から積極的に買いにいけるゾーン”の整理

    逆に、「性別×年齢データだけを見ても前向きに買える」ゾーンはだいたいこうなる。

    4〜5歳牡馬のG1・G2実績馬

    タスティエーラ/ドゥレッツァ/ダノンデサイル/クロワデュノール/シンエンペラー/アドマイヤテラ/サンライズアース

    4〜5歳牝馬

    ブレイディヴェーグ(単独なので、データ的にも“優遇枠”)

    このグループは、
    人気や枠順、
    前走内容を重ねてもなお大きなマイナスがないなら、
    「本命〜対抗〜単穴」のどこかに必ず入れておきたい層になる。

  • 3歳勢の扱い(マスカレードボール・クロワデュノール)

    テーブルには出していないが、
    3歳は【1-5-2-15】で複勝率34.8%と、
    実は3着内率トップの世代。


    今回の登録で3歳なのはマスカレードボールとクロワデュノール(どちらも牡3)。

    マスカレードボールは天皇賞秋を制した“古馬G1勝ちの3歳”で、
    データ上もキャラ的にもかなり押し出されるタイプ。


    クロワデュノールはダービー馬で、
    年齢+性別では文句なしだが、
    前走凱旋門賞大敗など他の減点要素はあるので、
    性齢データ的には買い、
    別の要素でどこまで割り引くか、
    という扱いになる。


    少なくとも「3歳だから切る」という考え方は、
    ジャパンカップの過去10年データにはまったく合わないので、
    ここはしっかり区別しておきたい。

  • 最終的に、性別×年齢から見たざっくりグループ分け

    性別と年齢だけで雑に区分すると、

    データ的に一番“買いやすい”ゾーン:

     4〜5歳牡馬の一線級(タスティエーラ/ドゥレッツァ/ダノンデサイル/クロワデュノール/シンエンペラー/アドマイヤテラ/サンライズアース)+
    3歳のトップクラス(マスカレードボール)+
    唯一の5歳牝馬ブレイディヴェーグ

  • 能力や他ファクター込みで“慎重に減点しながら買う”ゾーン:

    カランダガン(セン4だが世界的実績)、
    ジャスティンパレス(6歳だけどG1実績十分)、
    シンエンペラー(4歳牡馬で性齢的には◎)、
    ジャスティンパレス・ドゥレッツァのような“年齢以外の強いプラス要素持ち”


    性別×年齢だけなら“ほぼ切る側に回っていい”ゾーン:

     6歳以上の牡馬・セン馬で、
    近走のG1でも決定打に欠ける組(ダノンベルーガ/セイウンハーデス/サンストックトン/ヨーホーレイク/ディープモンスター/シュトルーヴェ)

    という形になる。

    ここに、これまで整理してきた人気ゾーン・脚質・前走クラス・枠順・血統を重ねていけば、
    「性齢でそもそも買いたい相手」と「性齢の時点でほぼ消していい相手」がかなりはっきりしてくるはずだ。

【所属別成績と成績比率】

過去10年のジャパンカップにおける、関東馬(美浦所属)と関西馬(栗東所属)の成績をまとめて、どちらが優勢かに関してもわかるようにしてみた。

※右にスクロール可能

所属 勝率 連対率 複勝率 勝利数 2着数 3着数 着外数
関西馬 8.0% 16.1% 25.3% 7 7 8 65
関東馬 6.2% 14.6% 16.7% 3 4 1 40
指標 比率
(関西馬 ÷
関東馬)
関西馬 関東馬
勝率 約1.29倍 8.0% 6.2%
連対率 約1.10倍 16.1% 14.6%
複勝率 約1.51倍 25.3% 16.7%

3着内30頭の内訳は

関西馬:22頭

関東馬:8頭

で、量的には関西馬が優勢という構図。

勝率・連対率は「ちょっと関西が上」。

複勝率は「関西の方がかなり厚い」というイメージになる。

予想への活用方法と消しデータ

活用方法
消しデータまとめ
  • 基本線は「関西馬を軸にしつつ、関東は“本物だけ”頭候補」

     過去10年で関西7勝・関東3勝。
    しかも関東で勝っているのは、
    2018・2020のアーモンドアイ、
    2023のイクイノックスだけで、
    どれも歴史級の怪物クラス。

     ざっくり言うと、

     - 関西馬:G1一線級なら普通に勝ち負け

     - 関東馬:勝つのは“世代・時代のど真ん中級”だけ

     という傾向になっている。


     今年で言えば「関東でも頭まで信用できるのはマスカレードボール、
    タスティエーラ、
    ドゥレッツァ、
    ブレイディヴェーグクラス」
    「関西のダノンデサイル、
    クロワデュノール、
    シンエンペラー、
    サンライズアース、
    アドマイヤテラは“所属的には追い風”」という整理になる。

  • 今年の登録馬を所属でざっくり仕分け

     関西馬(栗東)

     アドマイヤテラ/クロワデュノール/サンライズアース/ジャスティンパレス/シンエンペラー/セイウンハーデス/ダノンデサイル/ディープモンスター/ヨーホーレイク

     関東馬(美浦)

     コスモキュランダ/サンストックトン/シュトルーヴェ/タスティエーラ/ダノンベルーガ/ドゥレッツァ/ブレイディヴェーグ/ホウオウビスケッツ/マスカレードボール

     外国馬

     カランダガン(仏)

     所属データは中央馬だけの話なので、カランダガンにはそのまま当てはめず、
    「別枠で能力評価」が前提になる。

  • 「関西×一線級」の組は、数字的にもかなり買いやすい

     関西馬は複勝率25.3%で、関東馬の約1.5倍。特に「G1実績あり+4〜5歳+先行〜差しで東京向き」という条件を満たす関西馬は、
    データから見ても“ど真ん中の買いゾーン”になる。


     今年その条件に近いのは、

     ダノンデサイル(4歳牡・栗東/ダービー&ドバイSC勝ち)

     クロワデュノール(3歳牡・栗東/ホープフルS&ダービー馬)

     シンエンペラー(4歳牡・栗東/昨年JC2着&海外G2勝ち)

     サンライズアース(4歳牡・栗東/阪神大賞典勝ち・京都大賞典2着)

     アドマイヤテラ(4歳牡・栗東/目黒記念勝ち)


     このあたり。

     関西×年齢ゾーン×G1/G2実績×脚質まで合わせて考えると、
    「関西勢の中で頭〜本線に据えたいのはここ」というイメージになる。

  • 「関東で頭まで狙うかどうか」の線引き

     関東馬は3勝しかしていないが、
    その3勝はどれもアーモンドアイとイクイノックス。

    つまり「関東から勝つのは、分かりやすく歴史級クラスだけ」という読み方ができる。


     今年の関東勢の中で、
    そこにどこまで近いかを考えると、

     マスカレードボール(3歳で天皇賞秋勝ち)

     タスティエーラ(ダービー&QE2C勝ち)

     ドゥレッツァ(菊花賞+JC2着)

     ブレイディヴェーグ(エリ女+府中牝馬など)


     あたりは、
    「関東馬でも“勝ち切り候補”に置いていい側」。


     一方、

     コスモキュランダ/サンストックトン/ダノンベルーガ/ホウオウビスケッツ

     のような“実績はあるが歴史級までは行かない関東馬”は、
    所属データも踏まえると「基本は相手まで」「頭では買いにくい」ゾーンになる。

  • 関西/関東の比率から見える“消し寄り”のパターン

     関西馬の複勝率は25.3%、
    関東馬は16.7%。
    関東の中堅クラスを無理に拾うより、
    「関西の実績馬+関東のど真ん中クラス」に印を集中させた方が、
    数字的には合理的になる。

    この観点で「かなり消し寄りに振っていい」条件をまとめると、

     - 関東馬(美浦)

     - G1実績が薄い、もしくはかなり古い

     - 前走もG3以下 or 天皇賞秋で大敗

     この3つが揃うパターン。

     今年の登録でこのゾーンに入りやすいのは、

     サンストックトン(美浦・6歳・重賞実績薄)

     ホウオウビスケッツ(美浦・5歳・G3中心)

     コスモキュランダ(美浦・4歳・G2勝ちあるがその後停滞)


     あたり。

    ここを“穴だから”といって3連単の2列目まで厚く買い込むと、
    所属データのイメージからはかなり外れていく。

  • 逆に「関西だからこそ、衰えをどこまで許容するか」というライン

     一方で関西馬には、

     ジャスティンパレス(6歳牡・栗東)

     ディープモンスター(7歳牡・栗東)

     ヨーホーレイク(7歳牡・栗東)

     セイウンハーデス(6歳牡・栗東)


     みたいな年長組もいる。


     年齢データでは6歳以上【0-0-0-50】なので、
    本来ならかなりマイナス。


     所属補正(関西有利)をかけても、
    「勝ち切り」まで期待するのはやっぱり厳しくて、

     - ジャスティンパレス:能力と実績は認めつつ“相手まで”

     - ディープモンスター/ヨーホーレイク:展開ドはまりなら3着ヒモ

     - セイウンハーデス:脚質・実績・年齢全部踏まえると3連系でもかなり薄め

     くらいの割り切りがちょうどいい。

  • 外国馬カランダガンの扱い(所属データが効かない例外枠)

     所属データはJRAの美浦・栗東が前提なので、
    カランダガンには直接効かない。
    ただ、ここ10年の「外国 0-0-0-25」という数字自体はかなり重い。


     とはいえカランダガンは、
    サンクルー大賞→キングジョージ→英チャンピオンSと欧州中長距離G1を総なめにしている現役世界トップクラスで、
    過去10年の来日外国馬とはレベルが別物。

     所属データの観点だけで「外国だから消し」はさすがに乱暴なので、

     - “外国馬の数字”はあくまで減点材料

     - それを“世界ランク1位級の実績”がどこまで打ち消すか

     という見方に留めておくのが現実的だと思う。

    日本馬の中では「関西トップクラス」寄りの扱いにして、
    ダノンデサイルやマスカレードボールと同じくらいの“頭候補グループ”と考えておくイメージ。

  • 所属データを前提にした、ざっくりグルーピング

     全部まとめると、

    所属という観点だけから見たときの今年のざっくりした分け方はこうなる。


     頭候補の中心(所属的にも買いやすい層)

     ダノンデサイル(栗東)/クロワデュノール(栗東)/シンエンペラー(栗東)/サンライズアース(栗東)/アドマイヤテラ(栗東)

     + 関東だけど歴史級ポテンシャルを感じるマスカレードボール・タスティエーラ・ドゥレッツァ・ブレイディヴェーグ

     + 別枠のカランダガン

     中穴〜ヒモで配当を引き上げたい所属ゾーン

     関西の中堅〜年長組:ジャスティンパレス/ディープモンスター/ヨーホーレイク/セイウンハーデス

     関東の実績馬:シュトルーヴェ/ダノンベルーガ

     所属データ込みでかなり消し寄りに見ていいゾーン

     サンストックトン(美浦・実績と所属的に厳しい)

     ホウオウビスケッツ(美浦・G3級で2400mG1の裏付け薄い)

     コスモキュランダ(美浦・ローテと実績を総合すると“頭”まではイメージしづらい)

    このへんをベースに、あとは血統・枠順・オッズが出てから「どこを本線にして、どこを思い切って切るか」を微調整していけば、
    所属データもちゃんと生かした予想が組みやすくなるはずだ。

【血統別傾向成績】

過去10年のジャパンカップにおける主な父系統別の成績をまとめてみた。

※右にスクロール可能

血統傾向 勝利数 連対数 複勝数 特記事項

父サンデーサイレンス系

(ディープ・ハーツクライ
ブラックタイドなど)

7 13 19

10年で7勝・3着内30頭中19頭を占めるド本流。

ドウデュース、イクイノックス、コントレイル、

スワーヴリチャード、キタサンブラックなど。

父ミスタープロスペクター系

(キングカメハメハ系+
その他Kingmambo系)

3 7 9

ロードカナロア産駒アーモンドアイ2勝+

エイシンフラッシュ産駒ヴェラアズールで計3勝。

3着内9頭で「第2勢力」。

父サンデー系・ミスプロ系以外
(ノーザンダンサー系・ロベルト系
サドラーズ系など)
0 1 2

10年で勝ち馬ゼロ、2着1頭・3着1頭のみ。

父が欧州スタミナ寄りやロベルト系だと

基本的に相当苦しいゾーン。

母父ミスタープロスペクター系 3 5 8

3勝・3着内8頭。

アンブライドルズソングやSmart Strike系など、

母父に“アメリカのスピード+パワー”が入ると

かなり信頼度が高い。

母父ノーザンダンサー系
(Sadler’s Wells・Danzig
Storm Catを含む)
3 6 6

3勝・2着3回。全体の複勝率は低めだが、

イクイノックス・ヴェラアズール・シンエンペラーなど、

ここ2〜3年で巻き返してきたグループ。

母父サンデーサイレンス系 2 3 4

アーモンドアイ(ロードカナロア×サンデー)、

ラブリーデイ(キンカメ×ダンスインザダーク)など、

日本的な「父ミスプロ×母父サンデー」の王道パターン。

サンデー系×ミスプロ系配合
(父と母父のどちらかがサンデー系、
もう一方がミスプロ系)
5 7 10

2015〜24年の1〜3着30頭中10頭がこのニックス。

ショウナンパンドラ周辺勢、シュヴァルグラン、

スワーヴリチャード、アーモンドアイ、

コントレイルなど、勝ち馬10頭中5頭がここに入る。

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消しデータ
  • 父サンデー系(+母方にスピード血統)の馬は王道中の王道

     父サンデー系が過去10年で7勝・3着内19頭という圧倒的な成績。今回の登録でここに入るのが、

     クロワデュノール(父キタサンブラック=サンデー系)/コスモキュランダ(父アルアイン=ディープ系)/サンストックトン(父ワールドエース=ディープ系)/ジャスティンパレス(父ディープ)/セイウンハーデス(父シルバーステート=ディープ系)/ダノンベルーガ(父ハーツクライ)/ディープモンスター(父ディープ)/ヨーホーレイク(父ディープ)あたり。


     このゾーンは血統だけ見れば「まず買う側」でいい。あとは前走内容や年齢、枠順でどこまで上げるか下げるかの話になる。

  • 父ミスプロ系(キングカメハメハ系+ロードカナロア系+ドゥラメンテ系)は第2の柱

     父ミスタープロスペクター系は過去10年で3勝・3着内9頭。アーモンドアイとヴェラアズール&ドゥレッツァのラインだ。


     今回の登録だと、

     アドマイヤテラ(父レイデオロ=キンカメ系)/サンライズアース(父レイデオロ)/シュトルーヴェ(父キングカメハメハ)/ドゥレッツァ(父ドゥラメンテ)/ブレイディヴェーグ(父ロードカナロア)/マスカレードボール(父ドゥラメンテ)

     がこのゾーン。
    いずれも「父ミスプロ系+母方にサンデーやNureyevなどのスピード血統」が入っていて、
    血統表上はかなりジャパンカップ向き。
    ここは人気との兼ね合いを見ながら、
    サンデー系と同格か、やや一段下くらいの“本線級”として扱っていい。

  • 父サンデー系×母父ミスプロ系 or 父ミスプロ系×母父サンデー系のニックス組は思い切って厚め

     過去10年の勝ち馬10頭中5頭がこのパターン。3着内ベースでも30頭中10頭と、
    明らかに“当たりニックス”になっている。


     今年の登録で、このニックスど真ん中にいるのが、

     アドマイヤテラ(レイデオロ[ミスプロ]×母父ハーツクライ[サンデー系])

     サンライズアース(レイデオロ[ミスプロ]×母父マンハッタンカフェ[サンデー系])

     シュトルーヴェ(キングカメハメハ[ミスプロ]×母父ディープ[サンデー系])

     ブレイディヴェーグ(ロードカナロア[ミスプロ]×母父ディープ[サンデー系])

     マスカレードボール(ドゥラメンテ[ミスプロ]×母父ディープ[サンデー系])

     サンストックトン(ワールドエース[サンデー系]×母父キングカメハメハ[ミスプロ])。


     この6頭は血統だけで見るなら
    「ジャパンカップ用に設計されたような配合」なので、
    人気が想定より落ちるようなら、
    3連系ではかなり積極的に拾っていきたいゾーンだ。

  • 母父ミスプロ系+母父サンデー系+母父ノーザンダンサー系の“母父3強”

     母父ミスプロ系が3勝・3着内8頭、母父サンデー系が2勝・3着内4頭、
    母父ノーザンダンサー系も3勝・3着内6頭と、
    この3つのどれかを母父に持っているかどうかで、
    かなり「血統の格付け」が変わる。


     今年のメンバーだと、

     - 母父ミスプロ系寄り:サンストックトン(母父キングカメハメハ)、ドゥレッツァ系統の母系(Danehill系+More Than ReadyのMr.Prospector内包)など

     - 母父サンデー系:ブレイディヴェーグ(母父ディープ)、マスカレードボール(母父ディープ)、アドマイヤテラ(母父ハーツ)など

     - 母父ノーザンダンサー系:ジャスティンパレス(母父Royal Anthem)、クロワデュノール(母父Cape Cross)、シンエンペラー(母父Galileo)、カランダガン(母父Sinndar)

     あたりが該当する。


     父か母父、どちらかにミスプロ/サンデー/ノーザンダンサーのどれも立っていない馬は、
    血統的にはだいぶ苦しい側
    と見ていい。

  • 「父サンデー系・ミスプロ系以外」は基本マイナス評価。
    該当馬の扱い

     父系がサンデーでもミスプロでもないグループ(欧州ノーザンダンサー系・ロベルト系・サドラーズウェルズ系)は、
    過去10年で勝ち馬ゼロ・3着内2頭だけ

    好走例はデアリングタクト(エピファネイア産駒)とシンエンペラーくらいで、
    かなり分が悪いゾーンだ。


     今回ここに入るのが、

     タスティエーラ(父サトノクラウン=欧州ND系)

     ダノンデサイル(父エピファネイア=ロベルト系)

     シンエンペラー(父Siyouni=ヌレイエフ系)

     カランダガン(父Gleneagles=Galileo→サドラーズ系)

     ホウオウビスケッツ(父マインドユアビスケッツ=Deputy Minister系)


     血統データだけ見れば、
    ここから勝ち切りが出る可能性はかなり低い

    タスティエーラやダノンデサイル、
    シンエンペラー、
    カランダガンは能力でどこまでそのハンデを跳ね返すか、
    という扱いになるし、
    ホウオウビスケッツ級の実績だと「3連系でもかなり薄いヒモまで」が現実的なラインだろう。

  • 欧州血統色が濃い配合は“かなりクセのある買い方”になる

     近10年の3着内30頭のうち、
    父か母父がガッツリ欧州型(Galileo・Sadler’s Wells・Harbinger・ソウルスターリング系統など)という馬はごく少数

    人気を背負ったハープスター、
    ミッキークイーン、
    ソウルスターリング、
    タイトルホルダー、
    サトノクラウンあたりが軒並み飛んできたのは有名な話で、
    「東京2400の高速決着+瞬発力勝負」が、
    典型的な欧州耐久血統には合わないことを示している。


     今年の登録で「欧州色がかなり濃い」のは、

     シンエンペラー(父Siyouni×母父Galileo)

     タスティエーラ(父サトノクラウン=Marju系)

     カランダガン(Gleneagles×Sinndar=父母ともサドラーズ系統の欧州芝中距離血統)



     この3頭は能力自体はトップクラスだが、
    血統だけ見るなら「頭固定で買うより2〜3着寄り」の扱いにした方がデータには近い
    特にカランダガンは世界最強クラスの実力馬だが、
    「外国調教馬×欧州スタミナ血統」という二重の逆風を抱えている点は頭に入れておきたい。

  • 母父アメリカ血統(Unbridled’s Song・French Deputy・Machiavellian・Bellamy Roadなど)は地味にかなり重要

     過去10年の3着内30頭中、
    半分の15頭が母父にアメリカ血統を持っているという集計もあって、
    東京2400の「スピード+瞬発力」を支えるのは母方のUSパワー血統、
    という構図がハッキリしている。


     今年の登録馬で、母父アメリカ血統(もしくはそれに近いUSスピード血統)を持つのは、

     ジャスティンパレス(母父Royal Anthem=Theatrical系)

     ダノンベルーガ(母父Tizway=Man o’ War系)

     ディープモンスター(母父Bellamy Road)

     ヨーホーレイク(母父French Deputy)

     ダノンデサイル(母父Congrats=A.P.Indy系)
    など。


     このあたりは「父サンデー系×母父US血統」の王道パターンになっていて、
    人気やローテの割にしぶとく3着内へ滑り込む“血統底力組”として押さえておきたい。

  • 血統だけでほぼ“消し寄り”になる条件

     ここまでのデータを合わせて、
    血統面だけでかなり強めに消し寄りになるのは、

     ① 父がサンデー系・ミスプロ系以外

      ② 母父もミスプロ/サンデー/ノーザンダンサー系ではない、もしくは欧州スタミナ寄り

      ③ サンデー×ミスプロのニックスにも引っかからない


     という三重苦パターン。


     現行の登録だと、
    ホウオウビスケッツ/サンストックトン/コスモキュランダあたりは、
    血統的に良い部分もあるとはいえ、
    他のファクター(年齢・前走クラス・人気)まで含めると「本命〜対抗で買うタイプではない」。

    3連単の3列目で“うっすら”残すくらいがちょうどいいラインだろう。

  • 逆に血統だけで“最優先グループ”に入ってくる馬

     血統だけを材料にすると、

     - 父サンデー系 or ミスプロ系

     - かつ母父がミスプロ/サンデー/ノーザンダンサー系

     - かつサンデー×ミスプロ配合のニックスに乗っている

     この3つを満たす馬が「ジャパンカップ血統◎組」になる。


     今年の登録でここにドンピシャで入るのは、

     マスカレードボール/ブレイディヴェーグ/ドゥレッツァ/アドマイヤテラ/サンライズアース/シュトルーヴェ/サンストックトンあたり。

     ここにクロワデュノール/ダノンデサイル/タスティエーラ/ジャスティンパレス/シンエンペラー/カランダガンといった“能力で血統のマイナスを補ってくる組”をどう足し引きするか、
    というのが最終的なジャパンカップ2025の血統的なテーマになりそうだ。

【リピータースコア】

過去10年のリピータースコアをまとめた。

※右にスクロール可能

馬名

出走回数

(2015〜

24JC)

3着内

回数

リピーター

スコア

主な成績・メモ
キタサンブラック 2回 2回 100%

2016年1着→2017年3着。

2年連続で馬券内。

逃げ〜先行で“コースそのもの”を

完全にものにしたパターン。

シュヴァルグラン 4回 2回 50%

2016年3着→2017年1着→2018年4着→2019年9着。

計4回走って2回馬券内。

ピーク時は典型的な「東京2400リピーター」。

アーモンドアイ 2回 2回 100%

2018年1着→2020年1着。

3歳と5歳で2回使って2回とも完勝。

“現役トップ中のトップ+リピーター”の最強例。

スワーヴリチャード 2回 2回 100%

2018年3着→2019年1着。

1回目3着から2回目で勝ち切り。

前年の経験が丸ごとプラスに出たタイプ。

コントレイル 2回 2回 100%

2020年2着→2021年1着。

3冠馬が2年連続で馬券内。

2回目で“有終の美”パターン。

シャフリヤール 2回 2回 100%

2021年3着→2022年2着。

勝ちはないが2年続けて3着内。

リピーターとしての安定感はかなり高いグループ。

この6頭は「2015〜2024の間にジャパンCで2回以上3着以内に入った現役〜近代のリピーター」だけを抜き出したもの。

この6頭の「2回目以降の成績」だけを見ると、

2回目の成績合計:4勝(シュヴァルグラン、アーモンドアイ、スワーヴリチャード、コントレイル)、2着1回(シャフリヤール)、3着1回(キタサンブラック)。

という感じで、「一度ジャパンCで馬券になった馬の2回目」はかなりの確率でまた走っている、というのがざっくりしたリピータースコアになる。

予想への活用方法と消しデータ

予想の活用法
消しデータまとめ
  • まず押さえておきたい前提

     過去10年の中で、「ジャパンCで2回以上3着内に入った現代のリピーター」が6頭いて、
    その6頭は全馬が2回とも馬券内
    2回目だけ切り出しても【4-1-1-0】。

    この数字は、「一度この舞台で結果を出した馬が、
    もう一度ここに戻ってきたときの信頼度がかなり高い」という意味になる。


     このパターンはキタサンブラック、シュヴァルグラン、アーモンドアイ、スワーヴリチャード、コントレイル、シャフリヤールに共通していて、みんな“その時代の中距離〜中長距離トップ級”だった。

  • 2025年版で「そのゾーンに入りかけている」のは誰か

     今年の登録馬のうち、
    すでにジャパンCで3着以内に入っている現役馬は、

     - シンエンペラー(2024年ジャパンC 2着同着)

     - ドゥレッツァ(2024年ジャパンC 2着同着)

     の2頭だけ。


    この2頭が2025年でも3着以内に来ると、
    上に挙げた
    キタサンブラックや
    シュヴァルグラン、
    スワーヴリチャード、
    コントレイル、
    シャフリヤールと同じ「2年連続好走リピーター」の系譜に並ぶことになる。

  • データ上は「一度JCで好走した馬の二度目」はかなり走っているので、

     シンエンペラー/ドゥレッツァは“リピータースコア的に言えば明確な加点組”

     という扱いでいい。

    “リピーター候補”としてどこまで評価を上げるか

     シンエンペラーは、
    昨年のジャパンCでドゥデュースとクビ差、
    ネオムターフC勝ち+海外実績もあるタイプで、
    「実績+コース経験」の両方を持っている4歳牡馬


     ドゥレッツァは前走菊花賞馬で、
    ジャパンCでもG1級相手に2着同着。
    東京2400で一度“強い負け方”を経験している4歳牡馬

     どちらも「前年すでに馬券内」のパターンなので、

     - 枠が極端に外でない

     - 馬場が極端な道悪にならない

     この2つがクリアなら、
    少なくとも相手候補から外すのはかなり危険なゾーンだと思っておいた方がいい。

  • “マイナス側のリピーター”になっている馬と消し寄りの考え方

     逆に、「何度もジャパンCに出ているのに一度も3着内がないタイプ」は、
    リピータースコア的にはかなり評価を落としやすい。


     典型がダノンベルーガで、

     - 2022年ジャパンC 5着

     - 2023年ジャパンC 6着

     - 2024年ジャパンC 9着

     と、3回走って一度も3着内なし

    それぞれの年のメンバーを考えれば決して恥ずかしい負け方ではないが、
    「ジャパンCというレースそのものとの相性」という意味では、
    もう何度もチャンスをもらって結果が出ていない組に入る。


     今年も登録がある中で、

     - 年齢的には6歳(過去10年3着内ゼロの年齢ゾーン)

     - リピータースコアも0/3

     という二重の逆風なので、人気次第では思い切って“消し寄り”に振り切る候補になる。

  • 「1回走って凡走→2回目でリベンジ」のパターンはどう見るか

     シュヴァルグランのように4回出走して【3着→1着→4着→9着】という“ピークで爆発する”タイプもいるので、

     - 初回ジャパンCで4〜6着くらいに踏ん張っている

     - それが3〜5歳シーズンで、年齢的なピークはまだ先

     という馬は、
    「初回凡走=即消し」にはならない。


     2025年の登録でこのパターンに近いのは、

     - ジャスティンパレス(2024年ジャパンCで掲示板〜中団くらい、今年6歳でギリギリ粘れるかどうか)

     - シュトルーヴェ(2024年ジャパンCで着外だが、“東京2400〜2500の巧者+G2実績持ち”)

     あたり。
    ただし2頭とも6歳セン馬・6歳牡馬で、
    年齢データではかなり厳しいゾーンなので、
    「リピーターだからプラス」というよりは、
    “他のファクター(枠・馬場・人気)が揃った時に3連系の3列目でうっすら”くらいの扱いが現実的だろう。

  • 「リピーター+若い世代」が一番おいしいパターン

     さっき挙げた

     - アーモンドアイ

     - スワーヴリチャード

     - コントレイル

     - シャフリヤール

     は、いずれも4〜5歳の“まだピークど真ん中”でジャパンC2回目を迎えて連続好走している。


     今年このパターンに近いのは、

     - シンエンペラー(4歳牡・2024年2着同着)

     - ドゥレッツァ(5歳入り予定の4歳牡・2024年2着同着)

     の2頭で、「若い+すでにジャパンC実績あり」という意味ではかなりおいしい組になる。


     人気や枠順を考えても、

     - 本命がマスカレードボールやダノンデサイルだとして

     - 「2列目に誰を置くか」

     という話になったとき、一番自然に印が回るのはこの2頭だと思っておいた方がいい。

  • 2025年の登録馬をリピータースコア視点でざっくり仕分け

     いままでの話を「リピーター評価だけ」で雑にまとめると、

     - 強く買いたい側のリピーター候補

      シンエンペラー(前年JC2着同着)

      ドゥレッツァ(前年JC2着同着)

      → 過去の“2年連続好走組”のパターンに最も近い2頭。2〜3着軸候補にも向く。


     - 注意しつつ買い方を絞りたいリピーター

      ジャスティンパレス(前年JC出走歴あり、実績は十分だが年齢6歳)

      シュトルーヴェ(前年JC出走、東京長距離巧者だがセン6歳)

      → 「リピーター+年齢逆風」組。ほぼ相手かヒモでの扱い。

     - リピーターとしてはかなり消し寄りで見たい馬

      ダノンベルーガ(JC3回出走で5・6・9着、リピータースコア0/3+6歳)

      → “何度も走って一度も馬券になっていない”典型例。余程オッズがつかない限り、頭はもちろん2列目でも買いづらい。

    こんな感じで、

    「一度ジャパンCで結果を出した若い馬の2回目」はかなり信頼できる

    逆に「何度走っても馬券になっていない年長馬のリピーター」はかなり強く嫌っていい

    という2つの線をリピータースコアから引いておくと、
    2025年の登録馬の取捨にかなり使えるはずだ。

傾向まとめ

これで過去傾向に関してはすべて紹介したことになる。

どうしてもボリュームがあるので、おさらいがてら傾向を一言でまとめたものを貼っておくので再確認してみてくれ。

ジャパンカップの
傾向まとめ
  • 人気別成績:
    基本は1〜3番人気が
    勝ち負けの中心で、
    10番人気以下は
    ほぼ馬券にならないレース構造だ。

  • 前走レース別成績:
    前走G1とG2組だけで
    ほとんどの好走馬が出ていて、
    前走G3以下やオープンからの
    巻き返しはかなり厳しい。

  • 前走着順別成績:
    前走1〜3着か、
    悪くても前走5着以内までが大半で、
    前走2桁着順からの激走はごく稀だ。

  • 脚質別成績:
    逃げは少数精鋭、
    先行と差しが勝ち負けの軸で、
    後方一気の追い込みはほとんど届いていない。

  • 枠順別成績:
    1〜3枠の内枠がはっきり有利で、
    特に1枠は抜群の成績、
    8枠は勝ち馬ゼロで
    明確な不利になっている。

  • 馬場ごとのデータ:
    ほぼ良馬場の高速決着が前提で、
    良なら人気馬と
    切れる先行〜差しが安定し、
    道悪ではスタミナと
    パワー寄りのタイプが浮上する。

  • 配当傾向:
    3連単は1万前後の年が多く、
    10万クラスの大波乱はほぼ無く、
    人気サイド+
    中穴1頭くらいの配当バランスに
    なりやすい。

  • 性齡別データ:
    3〜5歳が3着以内を独占していて、
    6歳以上は過去10年で馬券ゼロ、
    少数の牝馬は出走頭数の割に
    かなり走っている。

  • 関西関東の勝率成績:
    関西馬が頭数も成績も優勢で、
    関東馬が勝つのは
    アーモンドアイ級や
    イクイノックス級といった
    “時代のど真ん中”だけというイメージだ。

  • 血統傾向:
    父サンデー系と父ミスプロ系が
    ほとんどを占め、
    サンデー×ミスプロの配合や
    母父アメリカ血統が強く、
    欧州スタミナ色の濃い配合は
    やや割り引きになる。

  • リピータースコア:
    一度ジャパンカップで
    好走したトップクラスは
    2回目も高確率で走り、
    逆に何度出ても
    馬券になっていない年長馬のリピーターはかなり評価を落としていい。

基本的な予想の活用方法に関してはこれで完璧。

ただこれだけだとそれぞれのデータが独立していて、全部の傾向をあわせて考えたときに今回の登録馬の中で結局どの馬が有利なのか不利なのかがわからないだろう。

そこでさらにここから過去傾向や消しデータを用いて、データ的にどの馬が有利なのかをランキング化したものを再度確認しよう。

過去傾向・消しデータが影響しそうな馬ランキング

ここまでまとめてきたい過去傾向や消しデータを利用して、登録馬の中で特にデータ上有利な馬をランキング化してみた。

以下の表に、2025年ジャパンカップの登録馬全頭を各評価項目ごとに独自指標で採点し、総合得点の高い順に並べた評価テーブルを示す。

※右にスクロール可能

馬名 合計点数 人気別成績 前走レース別成績 前走着順別成績 脚質別成績 枠順別成績 馬場ごとのデータ 配当傾向 性齡別データ 関西関東の勝率成績 血統傾向 リピータースコア
マスカレードボール 31
ブレイディヴェーグ 27
アドマイヤテラ 25
クロワデュノール 24
サンライズアース 23
ダノンデサイル 23
カランダガン 22
ドゥレッツァ 17
シンエンペラー 16
ジャスティンパレス 13
タスティエーラ 13
コスモキュランダ 12
ディープモンスター 10
ヨーホーレイク 8
ダノンベルーガ 3
ホウオウビスケッツ 2
シュトルーヴェ 0
セイウンハーデス -8

1. 点数の中身のイメージ

この合計点数は「過去10年の傾向にどれだけハマっているか」をざっくり数値化したもので、ざっくり優先順位はこんなイメージで重みを付けてある。

優先順位
  • 特に重く見たもの

    性齡別データ(3〜5歳有利・6歳以上ゼロ)

    枠順別成績(1〜3枠強烈に有利・8枠はかなり厳しい)

    前走レース別成績(前走G1・G2がほぼ独占)

  • その次のグループ

    前走着順別成績(基本は前走5着以内)

    血統傾向(父サンデー系orミスプロ系+ニックス+母父US/ND)

    人気別成績(1〜3番人気ゾーンが強い)

    リピータースコア(前年好走馬の2回目はかなり走る)

  • そこまで重くは見ていないけど足し引きに使ったもの

    脚質(先行〜中団差しが軸)

    馬場(ほぼ良想定での高速適性)

    配当傾向(人気サイド+中穴一頭くらいの構図になりやすい)

    関西関東の勝率成績(関西優勢、関東は一部の怪物だけ頭候補)

これを全部まとめたのが上の点数で、「傾向にどれくらい乗れているか」を示す指数だと思ってもらえればいい。

過去傾向だけで見ると有利なグループ

総合的に過去データと
一番相性が良い組
  • マスカレードボール

  • ブレイディヴェーグ

  • アドマイヤテラ

  • クロワデュノール

  • サンライズアース

  • ダノンデサイル

  • カランダガン

このあたりは、年齢(3〜5歳)、前走G1 or G2、前走着順も大きく崩れていないかもしくは直近G1勝ち、先行〜中団差しで運べる脚質、サンデー系/ミスプロ系を中心にした「ジャパンカップっぽい血統」をだいたい満たしつつ、内〜中枠寄りで大きな枠負けもしていない組、という共通点がある。

特にマスカレードボールは「3歳牡馬」「前走天皇賞秋勝ち」「東京高速馬場適性」「血統ニックス」「人気ゾーン」あたりが全部プラスで、8枠を引かなかったぶんだけ、データ的にはかなり噛み合っている。

ブレイディヴェーグは「5歳牝馬」「G1馬」「差し脚」「血統ニックス」「人気サイド」

と、性別・血統・前走G1の面で強い追い風。

7枠で少し減点しつつも、それでもトータルでは上位に残る。

アドマイヤテラ、サンライズアース、ダノンデサイル、カランダガンあたりは、「4歳牡馬」「前走G2 or 海外G1」「中枠」「先行or差し」「血統も大きなマイナスなし」という意味で、傾向にきれいに乗っている“中核〜対抗〜単穴ライン”だと考えやすい。

8枠勢と「データとのケンカ」

シンエンペラー、ドゥレッツァ、タスティエーラのこの3頭は、能力や実績だけ見れば当然上位評価なんだけど、「8枠(過去10年勝ちゼロ)」という枠順データがかなり強くのしかかっている。

8枠とその他データの
兼ね合い
  • シンエンペラー:前年JC2着のリピーター+4歳牡馬+G1級ローテという意味ではかなりプラスだが、大外に飛ばされている分、点数は抑えめ。

  • ドゥレッツァ:菊花賞+昨年JC2着でリピーターとしても優等生だが、同じく8枠で大きく減点。

  • タスティエーラ:ダービー馬としての格と年齢は完璧に近いが、8枠18番とロベルト系寄りの血統がこのレースの傾向とは少しケンカ気味。

この3頭は「馬の力は十分だが、過去傾向ベースのスコアでは枠順にガッツリ邪魔されている組」という理解が分かりやすい。

データ的に見るとかなり分が悪い組

データ的に見ると
かなり分が悪い組
  • セイウンハーデス

  • シュトルーヴェ

  • ホウオウビスケッツ

  • ダノンベルーガ

このあたりは、6〜7歳で年齢的にきつい、前走がG3だったり、G1・G2での決定打が薄い、血統や脚質も「特にこのレース向き」と言い切れない、人気も薄めで、配当傾向的にも“本命寄りの役”ではないという要素が重なって、過去傾向スコアだけで見るとかなり厳しい側に寄っている。

もちろん「絶対来ない」とまでは言えないけど、3連単で本気で当てに行くなら、こういうゾーンをどこまで切れるかが手広くなりすぎないためのポイントになる。

「順番どおりに決まる」は前提にしない方がいい

このテーブルはあくまで「ジャパンカップというレースの過去10年の“型”に、誰がどれだけ合っているか」を点数化したものなので、そのまま着順予想には使わない方がいい。

能力そのもの(同世代・他路線との相対値)、調教の状態と当週の気配、騎手の相性と乗り方のイメージ、当日の馬場状態と風・気温、レース展開(ペース・隊列・隊列の中で誰が動くか)みたいな、本来の「競走としての要素」は別軸として存在していて、この表は「それとは別に、“このレースが好きそうなタイプかどうか”」を映しているイメージに近い。

今回のジャパンカップで過去データを使う優先順位

自分なりに、今回のジャパンカップに限って過去データの優先順位を並べると、こういう順だと思っている。

過去データを使う
優先順位
  • 性齢(3〜5歳かどうか/6歳以上はどれだけ割り引くか)

  • 枠順(1〜3枠の恩恵と8枠の厳しさ)

  • 前走レース格(前走G1・G2か、それともG3以下か)

  • 前走着順(前走5着以内か、それ以上か)

  • 血統(サンデー/ミスプロ/母父US系・ニックスの有無)

  • 人気ゾーン(1〜3番人気に入るか、それ以下か)

  • 脚質(先行〜中団差しで勝負できるか、後方一気寄りか)

  • 馬場適性(高速東京2400mへの向き不向き)

  • リピーター性(前年好走馬の2回目か、何度も走って結果が出ていないか)

  • 所属(関西優勢だが、関東の怪物級は例外)

  • 配当傾向(どのゾーンに馬券的な役割を期待するか)

この順番でフィルターをかけていって、最後に「純粋な能力」「当週の気配」「騎手」「展開」を重ねていく、という使い方が一番バランスが取りやすいと思う。

具体的な使い方のイメージ

使い方
  • 本命候補を選ぶとき

    → 3〜5歳・前走G1/G2・前走5着以内・1〜7枠・先行〜差し・血統も悪くない、という“全部の条件を7〜8割クリアしている馬”から選ぶ。

    → その中で当週の動きや人気とのバランスを見て、マスカレードボールなのか、ダノンデサイルなのか、ブレイディヴェーグなのか、といった比較をしていく。

  • 相手(2〜3着)を広げるとき

    → 上の条件から一つ二つ外れる馬、例えば「枠は悪いけど能力はトップクラス」「年齢は6歳だけど枠と脚質はドンピシャ」といったタイプを、スコアを見ながら拾っていく。

    → シンエンペラーやドゥレッツァ、ジャスティンパレス、タスティエーラあたりがこのゾーン。

  • 思い切って消す候補を決めるとき

    → 性齢・枠順・前走格・血統あたりで、大きいマイナスがいくつも重なっている馬をこの表で確認して、馬券の点数を整理する。

    → セイウンハーデス、シュトルーヴェ、ホウオウビスケッツ、ダノンベルーガあたりは、人気との相談をしつつ、かなり削りやすい側にいる。

ざっくりまとめると、このテーブルは「今回の18頭の中で、“ジャパンカップというレースの型”に素直にハマっているのは誰か」を見抜くための下敷き、みたいなものだと思ってくれればいい。

最終的な本命や馬券の買い目を決めるときは、ここに調教・オッズ・展開を重ねて微調整していくのが現実的な落としどころだと思う。

ジャパンカップ
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