京阪杯2025の追切評価&全頭診断!SS~Cで調教判定!

どうも。競馬口コミダービー管理人の木口順一だ。
第70回京阪杯(GIII)は2025年11月30日(日)に京都競馬場・芝1200mで行われる3歳以上の短距離重賞だ。
昨年のスプリンターズステークス優勝馬ルガルを筆頭に、一昨年のセントウルステークスなど重賞2勝を誇るテイエムスパーダ、今年のスプリンターズSで5着と健闘した7歳古豪ヨシノイースター、3歳春の葵ステークスを制した上がり鋭いアブキールベイ、近走は展開不問の自在型で成長著しい3歳馬レイピアなど、多彩な18頭が顔を揃えた。
今年最後の京都短距離戦を制するのはどの馬か。
それぞれの最終追い切り内容と戦績・適性を踏まえて全頭を診断する。
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追い切りの注目ポイント
最終追い切りでは、各馬とも秋の大一番に向けて入念な仕上げを見せた。
中でもルガルは11月26日に栗東坂路で4F52秒8-ラスト1F11秒6を馬なりでマークし、ラストの反応も抜群。
1週前にも4F51秒4の好時計を出しており、2週続けて鋭い動きを披露して関係者から調教評価「S」を獲得している。
また、レイピアは坂路で自己ベストタイとなる4F50秒1(一杯)を叩き出し、中竹師も「ゴール前は抑えるぐらいで、動きは言うことない」と絶好の仕上がりを認めた。
反対にモズメイメイは毎回調教では良く動くものの「結果に結びついていない」と陣営が嘆くように、実戦での変わり身が課題だ。
追い切り全体を見ると、多くの馬が坂路で加速ラップを刻む好内容を示しており、各馬ほぼ万全の態勢でレース当日を迎えられそうだ。
出走馬18頭の追い切り評価&全頭診断
出走馬の追い切り評価と全頭診断の結果を紹介していく。
各馬の詳細な評価と最終追い切りを、一頭ずつ確認していこう。
ルガル(牡5) – 実績最上位のGI馬が復権を狙う
2024年スプリンターズSを優勝したルガル。
今年のスプリンターズステークス優勝馬であり、本レースの実績最上位馬。
春は高松宮記念5着後に香港スプリントへ遠征するも振るわず、7か月ぶりの実戦となるが、調整は順調だ。
最終追い切りは11月26日の栗東坂路で西村淳也騎手を背に4F52.8-1F11.6の好時計を楽な手応えでマークし、「さすがだなという動き。寒くなって稽古に元気が出てきた」と杉山晴紀調教師も復調ぶりに前向きなコメント。
1週前も4F51.4を記録し2週連続の好調教で、関係者の評価は『S』と申し分ない。
昨年本レースと同じ舞台の京都芝1200mでシルクロードSを制しており、舞台設定は絶好。
59kgの斤量も「問題ない」と陣営は強気で、鞍上との相性も良い。
GIホースの意地を見せるべく「ここを次への足がかりにしたい」と復権に燃えており、仕上がり万全の今ならトップハンデでも当然勝ち負けだろう。
アブキールベイ(牝3) – 葵ステークス馬、充実の秋
今年の葵ステークスを制した3歳スプリンター。
夏以降は古馬相手に善戦を続けており、着実に力をつけている。
最終追い切りでは、11月27日の栗東坂路で国分優作騎手が騎乗し、4F54.6-1F12.3を馬なりで消化。
時計自体は平凡だが、「動きは良かった。馬体重は430キロ台になりそう。
精神面が成長し、強めの負荷をかけられるようになった」と坂口智康調教師は若駒の成長ぶりに目を細めている。
堅実な末脚が武器だが、一瞬の爆発力勝負になると分が悪いタイプ。
実際、小倉2歳Sでは速い流れに置かれ5着に敗れている。
とはいえ古馬相手でも差し脚は通用しており、展開ひとつで浮上可能だ。
初の京都コースとなるが直線平坦は歓迎材料。
馬体も成長期なため、53kgの軽量を活かして鋭い決め手を発揮できれば上位進出も十分ありえる。
エイシンフェンサー(牝5) – 久々も態勢万全、上昇ムード
休養明けだが乗り込み豊富で仕上がりは良い。
近走はオープン特別で掲示板前後の堅実駆け。
最終追い切りは、11月27日の栗東CWコースで併せ馬。
一杯に追われて6F81.1-1F11.2の好タイムをマークし、併走馬を0.7秒先着と圧倒した。
川又賢治騎手騎乗で休み明けながらしっかりと負荷をかけ、「今日の追い切りで態勢は整った」と陣営も仕上がりの良さを強調。
昨年秋以来の実戦だが、鉄砲が利くタイプで、今回もいきなり力を出せる状態だ。
近走は展開や位置取りひとつで入着圏内に来ており、自己条件なら差はない。
京都1200mは初めてだが、長い直線で末脚が活きれば面白い存在。
乗り込み量豊富で仕上がり早の印象だけに侮れない。
エーティーマクフィ(牡6) – 距離短縮で底力発揮なるか
ダートで2勝、芝1200m戦はここまで3戦2勝2着1回と底を見せていない異色の経歴の持ち主。
前走北九州記念(芝1200m)は僅差の6着に健闘した。
最終追い切りは11月26日栗東坂路を富田暁騎手が跨り、4F53.2-1F12.2を馬なりでマーク。
僚馬を1.5秒追走して0.2秒先着する動きで、「動きは良いし馬はフレッシュな感じ、京都の芝は初めてだがダートでは走っているし、千二ではまだ底を見せていない」と武英智調教師は状態面と適性に太鼓判を押す。
今年春から芝短距離路線に転向し、条件戦を連勝してオープン入り。
スピードとパワーを兼ね備え、小柄な馬ながら洋芝の函館スプリントSでも0.3秒差と健闘した。
京都芝は初だが、直線平坦のスピード勝負は歓迎材料だろう。
斤量57kgも前走から据え置き。
展開問わず立ち回れる器用さもあり、前走以上の前進が見込める一頭だ。
オタルエバー(牡6) – 前走大敗も巻き返し余地あり
2歳時に京王杯2歳Sを制した重賞ウイナーだが、その後は低迷。
しかし近年はオープン特別で上位争いもあり、まだ見限れない存在。
前走はダート戦に挑戦するも大敗し、その後鼻出血が判明して休養に入った。
最終追い切りは、11月26日の栗東坂路4F52.4-1F12.4(一杯)と、攻め駆けするタイプらしく終始一杯に追われる負荷の高い内容。
中竹調教師は「前回は鼻出血。あんなに負ける馬ではない。予定通りに来ているが、久々の分割り引きは必要」と慎重なコメント。
鋭い先行力が身上で、本来なら重賞でも見劣らないスピードを持つ馬だ。
その証拠に、一昨年のCBC賞では逃げて3着健闘歴がある。
ただ、長期休養明けで脚部不安明けとなる今回は強調材料に乏しい。
仕上がり自体は悪くないものの、全盛期の力に戻っているかは未知数で、まずは叩いてからか。
カルチャーデイ(牝4) – 前走覇者との新コンビで一発狙う
今年3月にオープン入り。
夏の北九州記念では6着善戦し、続くスプリンターズSも12着ながら勝ち馬から0.6秒差と大崩れしなかった。
末脚の切れが持ち味だが展開に左右される面もある。
最終追い切りは、11月27日の栗東坂路で4F56.0-1F12.2、終い重点の軽め調整。
「先週しっかりやっているので、今週は上がり重点。時計・動きともに良い。鞍上(横山典弘騎手)も3回目の騎乗なので、いろいろ考えて乗ってくれる。あとは流れひとつ」と四位洋文調教師は仕上がりに満足げ。
1週前には横山典騎手騎乗でCW6F84.7を消化しており攻め量は十分。
自在性が利く反面、決め手勝負になるとあと一押し足りないレースが続いている。
ただし前走スプリンターズSでは勝ち馬から0.6秒差まで迫っており、着順以上に健闘。
京都の高速馬場は脚質的に合う可能性が高く、展開次第では重賞初制覇の目もある。
ベテラン横山典騎手とのコンビで巧みな立ち回りができれば伏兵以上の警戒が必要だ。
クラスペディア(牡3) – 良血スプリンター、上昇余地あり
ミスターメロディ産駒の3歳馬。
条件戦を勝ち上がったばかりだが、デビュー以来掲示板を外したことがない安定株だ。
前走は初の古馬重賞挑戦となった北九州記念で15着と大敗したものの、キャリアは浅く見限れない。
最終追い切りは、11月27日の栗東坂路で4F54.0-1F12.3を馬なりで計時。
1週前にはCWコースで長めの7F追い(いっぱいに追って終い12秒2)を消化しており、仕上がり自体は平行線ながら順調そのもの。
河嶋調教師は「いつも通り、いい動き。反応を見ながら予定通り」と平常心を強調しており、初の京都遠征にも不安は少ない様子だ。
まだ3歳でキャリア8戦と伸びしろ十分。
母系は短距離活躍馬を輩出しており、スピード比べの素質はある。
今回は実績上位の強豪相手で楽ではないが、展開が嵌れば一発があっても不思議ではない。
まずはオープン馬としてメドの立つ走りができるか注目したい。
ジャスティンスカイ(牡6) – 距離短縮がカギ、潜在能力高い
もとは中長距離路線で活躍し、3歳時には青葉賞で2番人気に支持された素質馬。
その後マイル前後に適性を見出し、2025年のモルガナイトステークス(OP特別)を制している。
近走は1400m~1600m中心だったが、今回は思い切って1200mに照準を定めてきた。
最終追い切りは、11月27日の栗東坂路で4F52.7-1F12.4を馬なりで計時。
1週前には栗東CWで7Fからしっかり負荷をかけており(7F95.6、一杯)、友道康夫調教師らしい入念な仕上げが施されている。
目立つ派手さはないが動きは軽快で、状態面の不安はない。
1200mは今回が初挑戦となるが、もともと折り合いに課題があるタイプではなく対応可能だろう。
むしろ行き脚がつけば持ち前のしぶとい伸びを発揮できる可能性もある。
実績的にはまだ重賞で足りないが、潜在能力は高く軽視禁物。
距離短縮が吉と出れば台頭しても不思議はないダークホース的存在だ。
ジャスパークローネ(牡6) – スピード抜群も展開課題
アメリカ産のファストスプリンター。
坂路調教では常に抜群のタイムを叩き出すが、レースでは展開に左右される面がある。
今年は海外遠征も経験するなど森秀行厩舎らしいローテを歩んでいる。
最終追い切りは、11月27日の栗東坂路で4F51.1-1F12.4(一杯)。
1週前には坂路で自己ベストに迫る4F49.8をマークしており、攻め動作の良さは随一だ。
青木助手は「使える状態になっているし息遣いは良かった」と仕上がりの良さをアピール。
二走前にオープン特別(鞍馬S)を勝利しており、ハマった時の破壊力は侮れない。
京都芝1200mは直線平坦で先行馬に有利な条件だけに、この馬のスピードを活かすには絶好の舞台とも言える。
あとは同型との兼ね合いと展開次第。
自分のペースで運べれば押し切りまで十分あり得る反面、競りが激化すると脆いだけに、ペース配分が鍵となる。
ショウナンザナドゥ(牝3) – 短距離2戦目、精神面の成長光る
ショウナン軍団の良血3歳牝馬で、父はキズナ。
デビュー以来マイル~1400mを使われてきたが、前走で初めて1200m戦(葵S12着)に挑戦した。
今回は短距離2戦目で慣れが見込める。
最終追い切りは、11月27日の栗東坂路で4F54.8-1F12.5を馬なりで調整。
1週前にも坂路4F53.9(馬なり)を乗られており、軽めながら順調な仕上がり。
松下武士調教師は「動きも良かったし順調。1200メートルも2回目なのでこなせるし、精神的にも落ち着いてきた」と好感触を口にしている。
未だ条件戦を勝ち切れていないが、潜在能力は高く評価されている1頭だ。
短距離戦への慣れが見込める今回は前進が期待できる。
反応の良さと持久力は兼ね備えており、展開が嵌れば一発の魅力も秘める。
ただ、さすがにメンバー強化の重賞で通用するにはもうひと伸び必要か。
ここでどこまで通用するか、今後の飛躍を占う意味でも注目の一戦となるだろう。
テイエムスパーダ(牝6) – 重賞2勝の快速牝馬、復調気配十分
一昨年のCBC賞で日本レコード勝ち、さらに同年セントウルSも制した快速スプリンター。
昨夏以降は勝ち星から遠ざかっているものの、近走も掲示板前後には踏ん張っており力は健在。
前走はダート戦に挑戦したが適性を欠き大敗、すぐ芝短距離に矛先を戻してきた。
最終追い切りは、11月27日の栗東坂路で4F52.8-1F12.3(強め)と上々の伸び。
小椋研介調教師は「坂路でしまい重点。思ったより時計は速かった。前回ダートを試したが適性が…(合わなかった)。ダメージもなくケロッとしていたので改めて」とコメント。
1週前も坂路4F54.4を馬なりでまとめ、吉村厩務員いわく「前走はダートが合わなかったが具合自体は良かった。使った後もケロッとしてすぐ切り替えられた。状態はいいし、アイビスサマーダッシュくらいの出来に持っていけそう」とのことで、状態面の不安はない。
持ち前のスピードはメンバー随一で、展開次第では他馬を寄せ付けない。
京都芝1200mは初だが平坦高速馬場は歓迎材料。
実際、昨年夏のアイビスSD(芝1000m)2着やセントウルS勝利など、時計勝負は望むところだろう。
斤量56kgでの出走になるが、同型馬との兼ね合いさえクリアできれば巻き返しのチャンスは十分だ。
ナムラクララ(牝3) – 名牝妹が見せる安定感と上昇力
重賞5勝の名スプリンター・ナムラクレアの半妹にあたる良血馬。
デビュー以来大崩れなく走り、秋はフィリーズレビュー4着や北九州短距離S2着など世代上位級の実績を積んできた。
武豊騎手との新コンビも話題。
最終追い切りは、11月26日の栗東坂路で4F53.7-1F12.2(終い強め)を消化。
長谷川浩大調教師は「予定通りの追い切り。相手は揃っているが、ここでどれだけやれるか楽しみ。まだ3歳だが京都コースはいいし、安定しているので」と順調な仕上がりを伝えている。
1週前も坂路4F53.7(一杯)で力強く駆け上がり、古馬との併せ馬で先着。
調教からは充実ぶりがうかがえる。
ここまでキャリア8戦して掲示板を外さない安定感は特筆もの。
重賞タイトルこそ無いが重賞戦線で常に善戦してきた。
姉譲りの末脚と勝負根性が武器で、直線平坦の京都も合うだろう。
武豊騎手への乗り替わりも大きなプラス材料だ。
古馬一線級相手の力試しとなるが、斤量54kgのアドバンテージを活かせば台頭可能な存在である。
ペアポルックス(牡4) – ポテンシャル高い伏兵、展開ハマれば
条件戦を勝ち上がり、夏からオープンで善戦を続けている4歳馬。
勝ち味に遅い面はあるが、展開次第では重賞でも通用するポテンシャルを秘める。
前走の京洛S(OP)では出遅れて12着と崩れたがノーカウントだろう。
最終追い切りは、11月27日の栗東坂路で4F52.3-1F12.4(末強め)を記録。
梅田智之調教師は「馬なりでサラッとという指示。前走の具合も良かったけど、そこからさらに上がっている感じ。前走は出遅れて流れに乗れなかったのが全て。五分に出て流れに乗れれば、ここでも通用する力はある」とコメント。
1週前もCWコースで6F83.3(馬なり)をこなし順調そのもの。
課題のスタートさえ五分なら、終いは確実に脚を使えるタイプ。
昨秋の京阪杯でも0.3秒差6着と健闘しており、この舞台適性も十分示している。
父キンシャサノキセキ譲りの軽い走りで京都芝1200mも合いそうだ。
展開が速くなれば差し込みのチャンスが巡ってくる。
人気薄でもマークしておきたい一頭だ。
メイショウソラフネ(牡6) – 叩き良化型も侮れぬ一発
近走は低迷が続いていたが、前走のオパールS(OP)で久々の勝利を挙げ復活の狼煙を上げた。
折り合いに難があるもののハマれば渋太く粘り込むタイプで、重賞での走りにも注目が集まる。
最終追い切りは、11月27日の栗東CWコースで6F82.7-1F11.4を終い仕掛け気味に計時。
1週前には坂路4F53.0(強め)を消化し併せ馬と同入するなど動きは良い。
石橋守調教師は「変わりなく順調。今回は重賞を使う中で一番チャンスがあると思う」と強気な姿勢。
叩き良化型で使いつつ調子を上げるタイプだが、今回は前走勝利直後で勢いがある。
京都コースは3歳時に葵S3着の実績があり相性は悪くない。
展開的には先行力もあるだけに流れに乗れれば面白い存在。
大型馬ゆえ極端な瞬発力勝負よりは持久力勝負の方が向くが、前走を見る限り衰えは感じられない。
重賞タイトル奪取へ、今が絶好のタイミングだろう。
モズメイメイ(牝5) – 調教抜群も実戦課題、潜在能力は高い
3歳春にファルコンSを制した実績馬。
しかし近走は不振続きで、ここまで1年以上勝ち星から遠ざかっている。
ただし調教では毎回良い動きを見せており、きっかけ一つで一変の可能性も。
最終追い切りは、11月27日の栗東坂路で4F52.1-1F12.2(末強め)をマーク。
1週前はCWコースで6F80.5(馬なり)と抜群の時計を叩き出し、併走馬に0.1秒先着。
前川恭司調教師は「いい動き。調教ではいつも動いているが、結果に結びついていない」と頭を悩ませている。
稽古の動きから復調気配は感じられるだけに、後はレースで集中力を発揮できるかどうか。
ハナに行くスピードもあり、メンバー次第では主導権を握る場面も想定される。
実際、重賞勝ちした3歳時のように、自分の形に持ち込めれば粘り込みも可能だ。
人気は落ちているが地力は高く、一旦波に乗れば怖い存在なので軽視は禁物である。
ヤマニンアルリフラ(牡4) – 巻き返し十分、条件好転で前進を
3歳時に淀短距離Sを制した実績から昨年京阪杯でも2番人気に支持された快速馬。
ここ最近は不振だが、前走北九州短距離Sでは出遅れながら上がり最速で6着に追い込んでおり復調気配を見せた。
最終追い切りは、11月27日の栗東坂路で4F55.0-1F12.0(馬なり)と軽め仕上げ。
1週前には坂路4F55.3(強め)で負荷をかけ、僚馬と併せ馬を行っている。
斉藤崇史調教師は「順調。前走は出遅れが響いた。
夏はしんどい時期もあったが、涼しくなって状態は上がってきた」とコメントしており、体調面の上向きを感じさせる。
スムーズに先行できればしぶといタイプで、平坦の京都コース替わりはプラス材料だ。
実際に3歳時の京都1200m・淀短距離Sでは古馬を撃破しており、舞台適性は高い。
今回は同型との兼ね合いが鍵だが、無理なく好位につけられれば一変の可能性も十分。
気温が下がった秋以降に調子を上げる傾向もあり、前走からの上積みを見込めば巻き返しに要警戒だ。
ヨシノイースター(牡7) – 充実の古豪、悲願の重賞タイトルへ
7歳になっても衰え知らずの実力馬。
重賞勝利こそないものの、今年はスプリンターズSで5着に入るなど一線級相手にも健闘を続けている。
先行差し自在の戦法で崩れにくいのも強みだ。
最終追い切りは、11月27日の栗東坂路で4F51.8-1F12.5と自己ベストに迫るタイムを一杯に追われてマーク。
1週前も4F52.5(叩き一杯)で好時計を出しており、仕上がりは良好だ。
中尾秀正調教師は「これで少しふっくらしていたのが解消できてちょうどいい。あとは枠。極端な内か外でなければ」と順調さを強調している。
長年オープン戦線で鍛えられた経験値と安定感は随一。
京都芝1200mは2歳時に勝利経験があり、直線平坦も問題ない。
展開面でも先行しても良し、控えても良しの自在性があり、どんな枠順・流れになっても大崩れしない強みがある。
重賞初制覇へ向けて条件は整った印象で、ここでも有力な存在だ。
よくある質問(FAQ)
京阪杯で全頭診断を見て勝負するにあたってのよくある質問と回答を用意してみた。
Q: 最終追い切りで特に評価が高かった馬は?
A: ルガルとレイピアです。
ルガルは坂路で2週連続好時計をマークし陣営から調教評価「S」を得る抜群の動きを見せました。
レイピアも坂路で自己ベストタイの50秒1を叩き出し、中竹師が「言うことない動き」と絶賛する仕上がりです。
Q: レース展開の鍵を握る先行馬は?
A: テイエムスパーダとジャスパークローネが鍵を握ります。
両馬ともハナを主張できる快速馬で、特にテイエムスパーダは近年の短距離重賞で逃げ切り勝ちの実績があります。
展開が速くなれば差し馬にチャンス、スローなら先行勢の粘り込みが警戒されます。
Q: 注目の有力馬の不安材料は?
A: ルガルの59kg斤量と休み明けの実戦勘、3歳勢の経験不足です。
ルガルはトップハンデ59kgを背負いますが、陣営は「斤量は問題ない」と強調しています。
一方で、アブキールベイやナムラクララなど3歳馬は実績十分とはいえ古馬との初対戦となるため、レース経験の差がどう出るかは未知数と言えます。
まとめ
京阪杯2025は明確な抜けた存在はおらず実力拮抗。
各馬の最終追い切りから判断すると好調馬が多く、枠順や展開ひとつで着順が大きく入れ替わる可能性が高い。
蓄積された調教情報と全頭診断を参考に、プロ顔負けの予想を組み立てたいところだ。
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