マルガの次のレースの出走予定は?なんJでの評価や血統・主戦騎手などを徹底解説!

どうも、競馬口コミダービー管理人の木口順一だ。
マルガの次走に注目が集まる理由は、その血統背景とデビュー戦の内容にある。
白毛のアイドルホース・ソダシの半妹という良血で、新馬戦では圧巻のレコード勝ちを収めた。
この逸材が次にどんなレースを見せてくれるのか、ファンは期待せずにいられない。
そこで今回はマルガの次走情報をはじめ、今後の可能性について「追い切り」「基本プロフィール」「血統適性」「陣営」「同世代との相手関係」などからその競走馬としての可能性まで解説していく。

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次走ターゲット&出走確度(レース名/想定騎手)
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当週の追い切り診断&想定メンバー3頭比較
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近況メモ&次の使い方(ローテ)
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プロフィール&戦績ダイジェスト
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血統×適性とレース内容の振り返り(ラップ/通過順/上がり)
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陣営の狙い筋(厩舎・騎手・馬主の運用)
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同世代/路線の相手比較(3頭)
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結論:買い材料/様子見条件
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その1頭1頭に成長曲線や調子の良し悪し、陣営の思惑が絡んでくるとなると、注目されている馬を追うだけでもその情報量は膨大だ。
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次走情報&出走確率(レース名/想定騎手)
それでは改めてマルガの紹介をしていこう。
次走の番組と出走する可能性をまず示し、全体像をつかむ。ここでは目標レースと騎手も含め、現状の確度を評価する。
可能性が高い順にA(高い)・B(標準)・C(低い)で、根拠欄に登録状況・在厩状況・陣営コメント等の一言根拠を示す。
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想定レース名 | 週/開催場 | コース/距離 | 想定騎手 | 出走確度 | 根拠一言 |
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アルテミスS (G3) | 10月4週・東京 | 芝1600m | 武豊(予定) | A | 陣営が新馬直後に明言 |
次走は10月末の2歳牝馬重賞・アルテミスステークス(東京芝1600m)が有力だ。
デビュー直後から須貝尚介調教師が次走を公言するという異例のケースで、当初からローテーションが決まっていた証拠だ。
想定騎手は引き続きレジェンド武豊騎手。
デビュー戦で手綱を取った武騎手も「マイルの方が良さそう」とコメントしており、阪神JF(GI, 1600m)を見据えてコンビ継続の見込みだ。
出走確度は現状A(高い)。
特別登録前ではあるものの、既に放牧先から復帰して秋に備えるプランが示されており、よほどのアクシデントがない限り回避の可能性は低いだろう。
期待度:★★★★☆(下表の合算値に基づく暫定評価)
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指標 | 値 | 重み | 貢献度 |
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調教仕上がり | 60 | 35% | 21.0 |
適性(距離×コース×馬場) | 80 | 30% | 24.0 |
相手強度の反転 | 60 | 20% | 12.0 |
近況 | 80 | 15% | 12.0 |
合計 | 69.0 |
総合期待度は約69と算出され、五段階評価では「★★★★☆」に相当する。
デビュー戦後に放牧でリフレッシュされており仕上がりはまずまずだが(現在帰厩準備中)、舞台適性と陣営の期待値が高いため総合評価を底上げしている。
強敵揃いの一戦になるが、現時点では勝ち負けを十分意識できる位置にいると言えそうだ。
なお、最終追い切りの動き次第で評価の微調整もあり得るだろう。
次章では当週の追い切りとメンバー比較から、その期待度をさらに精査する。
当週の追い切り診断&想定メンバー3頭比較
レース直前週の最終追い切りの質を評価し、さらに有力と思われる相手馬3頭との比較で勝負の見通しを固める。
追い切り表ではタイムは公式計測の全体時計、ラップは区間タイム例、併せ馬の結果、評価は主観的なA~C(Sは破格)。
比較表では各馬の良い点と課題を簡潔に、一言評価は総合的な印象。
直前追い切り
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日付 | コース | 本数 | 全体 | ラップ例 | 併せ | 評価 |
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— (未実施) | — | — | — | — | — | — |
次走がまだ先のため、直前の最終追い切りは未実施だ。
現在マルガは放牧先のノーザンファームで英気を養っており、最終追い切りはレース1週前に行われる予定だ。
従って当週のタイムや動きは不明だが、デビュー戦前には函館芝コースで武豊騎手が騎乗し3頭併せ最先着になるなど、高い負荷にも対応していた。
帰厩後も順調なら最終追いでも鋭い動きを見せる可能性が高く、状態面の不安は小さいだろう。
想定メンバー3頭比較
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馬名 | 良い点 | 課題 | 一言評価 |
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ルージュ ボヤージュ | 新馬戦を4馬身差で圧勝。 クラシック血統(父コントレイル)で 持久力も十分。 | デビュー戦はスローペース恩恵でタイム平凡。 重賞での決め手に未知数。 | 潜在能力高だが 伸びしろ要 |
スター アニス | 前走7馬身差Vの破壊力。 坂路で終い11秒台をマークする切れ。 | 距離延長への適性が未知(母は短距離巧者)。 初の関東遠征となる可能性も課題。 | スピード魅力も 1600鍵 |
ショウナン マヌエラ | G3新潟2歳Sで人気薄から 健闘し世代上位の素質示す。 差し脚に切れ味ありそう。 | 戦績1戦1敗(未勝利)で 勝ち味を知るまで時間。 急激な良化が本物か様子見。 | 一発警戒の伏兵 |
想定される主な相手は、いずれも2歳戦線で頭角を現した素質馬たちだ。ルージュボヤージュは新馬戦で2番手追走から押し切る完璧な競馬。
同じ1800m戦で勝利したが、時計は1分53秒6とマルガより5秒以上遅く、展開利もあっただけに真価を問われる。
スターアニスは短距離で圧巻のパフォーマンスを見せており、坂路調教でも抜群の伸びを示すスピードタイプ。
ただ距離延長の1600mで同じ切れが発揮できるかは未知数だ。
ショウナンマヌエラは新潟2歳Sで波乱の激走を演じた伏兵で、長い直線の瞬発力勝負で台頭した印象。
マルガにとっては、自ら主導権を握りつつ直線でどこまで突き放せるかが勝ち筋となろう。
持ち前の先行力で平均以上のラップを刻み、後続の切れ味を封じる展開が理想だ。
一方、序盤で他馬に競りかけられハイペースになれば末脚勝負に持ち込まれるリスクがあり、そこが課題と言える。
総合的に見て本馬は「買い」だが、当日の展開と馬場傾向には注意したい。
続いて、マルガ自身のコンディションと今後のローテーションを確認す
近況メモ&次の使い方
レース間隔や疲労回復度、在厩状況(放牧や帰厩)など現在のコンディションを整理し、それを踏まえた番組選択(ローテーション)の意図を読み取る。
各項目の状態は良好/まずまず/不安など簡潔に表現し、根拠欄には情報ソースや理由を示す。
近況メモ
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事項 | 状態 | 根拠 |
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疲労回復 | 良 | 新馬戦後に牧場へ放牧し成長を促進 |
在厩/帰厩 | 放牧中 | 現在はノーザンファーム空港で英気養う |
輸送可否 | 可 | 姉ソダシは函館→東京遠征で結果◎ (本馬も順調なら問題なし) |
新馬戦から中約3か月と間隔を空けるのは、疲労を残さず成長を促す狙いだ。
実際、レース後すぐ北海道のノーザンファーム空港に放牧に出され、ここまで順調にリフレッシュされている。
体調面の不安はなく、むしろ馬体の成長が見込めるローテーションだ。
気性面や脚元への配慮で姉ソダシより間隔を空けたとも言われるが、これは将来を見据えた慎重なプランと取れる。
在厩場所は現在牧場だが、アルテミスSに向け9月中旬頃には栗東へ帰厩する見込み。
輸送についても、函館デビューを無難にこなしており、東京への長距離輸送も大きな問題はないだろう。
姉ソダシも同じローテで函館→東京を克服しており、強い馬は環境の変化にも対応できる下地がある。

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アルテミスS(G3・東京芝1600) – 次走は姉ソダシも制した2歳牝馬重賞へ直行。ここで賞金加算し、無傷の2連勝で挑みたい。
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阪神ジュベナイルフィリーズ(GI・阪神芝1600) – アルテミス出走後、順調なら年末の2歳女王決定戦へ。
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桜花賞(GI・阪神芝1600) – 翌春の目標。陣営は既にクラシックを見据えており、この最短王道路線を想定。
陣営は当初から「アルテミスS→阪神JF→桜花賞」という青写真を描いている。
新馬戦直後に次走を明言した背景には、この馬でクラシックを狙う揺るぎない意志があるからだろう。
無理使いを避ける慎重なローテは、馬体の完成度を高めつつ大一番に照準を合わせるための布石だ。
プロフィール&戦績ダイジェスト
生産・馬主・厩舎・主戦といった陣営のバックグラウンドと、これまでの距離適性・脚質・戦績を一覧し、次走を占うための前提情報を固める。
プロフィール表では2列にまとめて記載。戦績サマリー表では条件ごとの成績(勝-連-複=1着-2着-3着)、複勝率(=連対+3着率)、平均上がり順位(レースでの上がり3F順位の平均)、ベスト指数(速度指数など)/持ち時計(最速タイム)を示す。
未知の条件は「—」で表示。
マルガのプロフィール
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項目 | 内容 |
---|---|
生産 | ノーザンファーム(安平町) |
馬主 | 金子真人ホールディングス |
所属厩舎/調教師 | 栗東・須貝尚介厩舎 |
主戦騎手 | 武豊 |
生産者は言わずと知れたノーザンファーム。
馬主はディープインパクトやソダシを所有した金子真人ホールディングスで、勝負服の白+水色十字襷は本馬にも受け継がれている。
須貝尚介調教師はソダシやマカヒキでGI制覇の実績を持ち、クラシック戦線の経験も豊富だ。
主戦には日本競馬界のレジェンド武豊騎手が予定されており、新馬戦でもその手腕で楽勝に導いた。
これら強力な布陣は、番組選択にも一貫して大舞台を狙う方針を感じさせる。
金子オーナー×須貝師のコンビはソダシで桜花賞を制しており、同じ白毛のマルガにも大きな期待をかけているだろう。
ここまでの戦績
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条件 | 成績 (勝-連-複) | 複勝率 | 平均上がり順位 | ベスト指数/持ち時計 |
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芝1600-1800 | 1戦1勝 (1-0-0) | 100% | — | — / 1:48.1(良) |
ダート | 0戦0勝 (0-0-0) | — | — | — |
唯一の実戦である函館芝1800mの新馬戦を快勝。
次章ではその走りの中身をラップや血統面から掘り下げる。
血統×適性とレース内容の振り返り(ラップ/通過順/上がり)
父母の配合背景と、新馬戦のラップタイム・通過順・上がり3Fから、本馬にとって「ハマる条件」「崩れる条件」を見極める。
血統メモでは血統構成と狙い、成長曲線(早熟/晩成/持続型)、ベスト条件(距離・コース・馬場など)を箇条書きで整理。
振り返り表では主なレースを挙げ、通過順と上がり順位、不利(あれば)を簡潔に記載。
不利欄は特に目立った不利だけをメモし、なければ「—」。

特徴
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父モーリス × 母父キングカメハメハ:スピードと持続力を兼備した配合。父はマイル~中距離GⅠ6勝の万能型で、母は白毛の良血ブチコ(その父キングカメハメハも万能)。
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近親馬:半姉にソダシ(桜花賞馬)、ママコチャ(OP勝ち)がおり、牝系のスピード能力は折り紙つき。ブチコ産駒は牝馬が活躍傾向で、本馬にも期待。
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配合の狙い:ブチコ×モーリス産駒は本馬が3頭目で、過去2頭の全兄(牡馬)は未勝利。重厚なモーリスの血で半姉ソダシ以上の持久力を付与し、マイル以上のクラシック路線で花開くことを狙った配合だろう。
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成長曲線:モーリス産駒は総じて晩成型が多く、本馬も2歳夏時点で完成度7割程度か。今後の使いつつの成長に余地があり、3歳春に向けてさらにパワーアップする可能性大。
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ベスト条件:芝マイル前後+良馬場が現状ベスト。決め手というより持続力勝負に強く、広いコースで自分のペースを作れれば崩れないタイプ。
“予想に効く”レースの振り返り
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レース | 条件 | 着順 | 上がり順位 | 通過順 | 不利メモ |
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2025-07-12 新馬戦 | 函館芝1800m 良 | 1着 | (推定2位) | 1-1-1-1 | なし |
デビュー戦は函館芝1800mを1分48秒1の2歳レコードで逃げ切った。
スタートからハナに立ち、前半1000mを60.4秒で通過する平均以上のペースを自ら作り出した。
それでいてラスト3Fも35.7秒と大崩れせずまとめており、他馬に付け入る隙を与えなかった。
上がり3F順位は逃げ馬のため突出はしていないものの(推定2番手程度)、レースラップの絶対値を高い水準で維持する走りだった点が光る。
つまり、速い推進スピードを長く持続できるタイプだ。
不利も一切なくスムーズに運べたとはいえ、1番人気の重圧に応えた内容は能力の高さを示している。
一方で、展開面の課題も洗い出せる。
極端なハイペースになったり、初めて後方から差される展開になった時に脆さを見せる可能性があることだ。
実際、ファンの間でも「武が上手く我慢を教えれば2000までは行ける」という声がある一方、「モーリス産駒らしく府中(東京)の長い直線で切れ負けしないか」という懸念も出ていた。
総じて、自分の型(先行押し切り)がハマる展開なら崩れないが、上がり勝負に巻き込まれる形は未知数と言える。
とはいえ、現状では型に持ち込める競馬ができる可能性の方が高く、次走もペースの主導権を握れるかが鍵となろう。
次に、これらを踏まえて陣営(調教師・騎手・馬主)がどのような戦略を描いているか探る。
陣営の狙い筋(厩舎・騎手・馬主の運用)
管理する厩舎の仕上げパターン、騎手の起用方針、馬主の狙う路線など陣営の戦略をひも解き、次走でどういった攻め方をしてくるかを読む。
各要素について、傾向欄に一言で特徴を記載。
陣営の運用傾向
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要素 | 傾向 |
---|---|
仕上げ型 | 初戦◎・叩き良化 |
遠征・輸送 | 強い |
騎手との相性 | 好相性 |
須貝尚介厩舎は仕上げに定評があり、本馬も初戦から万全の態勢だった。
新馬戦での楽勝ぶりからも陣営の期待値が窺え、レース後すぐ放牧に出した判断にも「秋に向け完璧に仕上げ直す」という強い意図が感じられる。
これは須貝師がよく採る“叩き良化”型(使いつつ良くする)というより、最初からピークに持っていき、さらに休ませて成長を促すスタイルだろう。
遠征面では、函館→栗東→東京と長距離輸送が続くが、姉ソダシで同様のローテを経験済みの陣営だけにノウハウは十分。
馬自身も北海道からの輸送を難なくクリアしており、遠征適性は「強」と判断できる。
武豊騎手との相性も良好だ。
デビュー戦では序盤から終始落ち着いたペース配分で逃げ切りに導き、「ホッとしました」というコメントからも注目馬の重圧をベテランの手綱捌きでカバーした様子が伺える。
武騎手自身、本馬で未踏のGIタイトル(阪神JF)を狙えるとあってモチベーションも高く、人馬の信頼関係は厚い。
実際、掲示板でも「このままユタカが乗り続けてほしい」という声があり、陣営も同じ考えだろう。
馬主の金子氏はクラシック志向が強く、GI狙いでのローテ構築に余念がない人物だ。
総合すると、「直行ローテ+実績騎手の手綱」でクラシックまで一気に駆け上がるのが陣営の狙い筋と見て取れる。
では、同世代のライバル達と比較して見えてくる課題と優位性を洗い出し、次走の取捨材料を整理する。
同世代/路線の相手比較(3頭)
同世代・同路線で今後直接当たりそうな有力馬と比較し、本馬の客観的な立ち位置を把握する。
比較軸は統一尺度で評価する。
実績はクラス(例:○勝クラス、重賞実績など)、上がり最速率はレースで最速上がりを記録した割合、持ち時計偏差は各馬のベストタイムの基準比(0を基準に±秒)。
数値は可能な限り%や秒などで統一。
ライバルとの能力値比較
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比較軸 | ルージュ ボヤージュ | マルガ | ショウナン マヌエラ |
---|---|---|---|
実績 | 新馬戦1着 | 新馬戦1着 | 新潟2歳S 2着 |
上がり最速率 | 100% (1/1戦) | 0% (0/1戦) | 0% (0/1戦) |
持ち時計偏差 | 70 | 100 | 85 |
まず実績面では、マルガとルージュボヤージュはいずれも新馬戦を快勝して一戦一勝。
対してショウナンマヌエラは重賞2着という結果を残しており、序列としては重賞好走経験のある彼女が一歩リードする形だ。
ただしショウナンマヌエラは未だ未勝利であり、勝ち切る底力という点ではまだ未知数とも言える。
次に上がり最速率(各レースで最速上がりタイムを記録した率)を見ると、ルージュボヤージュはデビュー戦で最速上がりをマークしており100%だ。
一方、マルガとショウナンマヌエラはともに0%。
マルガの場合、逃げ切り勝ちゆえ上がり最速は他馬に譲った可能性が高いが、それでも3馬身差の完勝だった。
ショウナンマヌエラも新潟2歳Sでは勝ち馬リアライズシリウスに及ばず、上がりでも見劣ったと推察される。
したがって、瞬発力勝負になれば上がり勝負巧者に軍配が上がる可能性は意識したい。
最後に持ち時計(タイム)の比較では、マルガの1分48秒1(函館1800m)は2歳コースレコードという破格の速さ。
これを偏差値的に100とすれば、ルージュボヤージュの1分53秒6(福島1800m)は大幅に見劣りし、ショウナンマヌエラが出走した新潟2歳Sの勝ちタイム1分33秒4(1600m)は高速決着ながら、それでもマルガの持久力には一歩譲る印象だ。
もちろんコースやペースによる違いはあるが、総合的なスピード持続力ではマルガが世代トップクラスと評価できる。
以上の比較から、マルガの優位性は「自ら速い流れを作り勝ち切れる持久力と先行力」にある。
一方、警戒すべきは「他馬の鋭い決め手」だ。
同世代には差し脚自慢の伏兵もおり、マルガが押し切れない展開になると一瞬の切れ負けもあり得る。
次走では自分の形に持ち込めるかが焦点となるだろう。
それでは最後に、以上の材料を踏まえて現時点での取捨ポイントを整理する。
結論:買い材料/様子見条件
以上の検討結果を踏まえ、次走でこの馬を積極的に買いたいポイントと、逆に様子見すべき条件とを整理する。
箇条書きで簡潔に列挙する。買いポイントはプラス評価できる要素、消し・様子見条件はマイナス要素や不確定要素。

買いポイント
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楽にハナを奪える先行力:スタートセンスが良く、マイペースの逃げに持ち込める強み。他馬に競られにくい枠順なら展開利大。
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持続力勝負の強さ:自身で淀みないラップを踏みつつ、終いも失速しない底力。スローペースには持ち込まず、平均ペース以上で粘り込めるのは大きな武器。
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陣営の勝負度合い:次走を勝つための仕上げと騎手確保が万全。デビュー直後からアルテミスS直行を公言するほど勝算あり。武豊騎手の継続騎乗も心強い。

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超高速決着への不安:東京マイルで上がり32秒台の決め手勝負になると、他の切れ者牝馬に差される懸念。瞬発戦は未知数で、馬場が軽すぎる場合は警戒。
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揉まれ弱さの未知:少頭数の楽逃げしか経験しておらず、大箱コースで包まれる形や位置取りショック(控える競馬)になった際のメンタル面が不明。
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仕上がり過程:放牧明け初戦で本調子を欠くケース。成長分は見込めるが、急激な馬体増や気負いがあれば過信禁物。当週の最終追い切りの動き次第では評価を下げる余地。
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