セレクトセール2023の結果を落札金額のランキング形式で紹介！最高額5億超えのコントレイル産駒や今年の注目馬・有力馬・活躍しそうな馬も一挙公開！

どうも。競馬口コミダービー管理人の木口順一だ。

2023年も未来の名馬が集まるセレクトセールが7月10日、11日に行われた。

落札合計額は過去最高の281億円、1億円を超える馬も去年の25頭を超える35頭と大盛況で幕を閉じた。

ディープインパクト、キングカメハメハ、ハーツクライなどのここ何年かを代表した種牡馬がいなくなり、次世代に期待がされる今回。

競馬口コミダービーが集められる情報を徹底的に集めてみたので、ぜひ参考にしてみて欲しい。

【2025年最新】競走馬を熟知した予想サイトトップ3

競走馬の数は増加傾向、近年ではJRAの登録馬は9000頭を超える年もある。

その1頭1頭に成長曲線や調子の良し悪し、陣営の思惑が絡んでくるとなると、注目されている馬を追うだけでもその情報量は膨大だ。

競馬を観戦して楽しむだけならザッと押さえていればいいが、こと予想で勝とうと思うならかける時間も労力もとんでもないことになるだろう。

そこで今回は競走馬のことを熟知し、賞金ランキング上位の馬を倒す伏兵の穴馬すら押さえるプロの競馬予想サイトを3つ紹介する。

競馬予想サイトは毎週末予想を公開していて、その買い目は個人では不可能なレベルの情報収集や裏づけ作業を行い、プロの馬券師が提供している。

それを見れば巷で言われている競走馬の実力が本当に正しいかなどの判断にも使えるだろう。

今回は無料で提供される予想を実際に継続的に使って、特に結果の良かったトップ3の成績もまとめた一覧がこちら。

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1サイトで満足いかないということであれば、複数のサイトを一気に利用するというのもありだろう。

これらの競馬予想サイトで注目されている馬を主体に調べていったり、もし競走馬の情報を予想に活かしたいと思ってこの記事を見ている人なら自分の予想と比較したりいっそそのまま公開された買い目に丸乗りしてしまうのもありだろう。

参考にする情報や予想は多い方が勝率は間違いなく上がる、ぜひ利用してみてくれ！

1歳馬の高額ランキング

種牡馬の平均価格はキタサンブラックがトップで1億7911万円、3頭しか上場されていないがシルバーステートが1億5033万円、ドゥラメンテが1億1526万円と続く。

2世代連続で名馬を出しているキタサンブラックと、最終世代のドゥラメンテが高くなるのはわかるが注目はシルバーステート産駒だ。

種牡馬初年度に種付け料80万円で繁殖牝馬に恵まれないながらも、その後ファンタジーSを制したウォーターナビレラやニュージーランドT勝利馬のエエヤンなどを輩出。

ヘイルトゥーリーズン4×4のノーザンダンサー5×5という良血統もあり、ここ1,2年で一気に評価の上がった産駒で名牝馬との交配で生まれた子供も多く期待値はうなぎのぼりだ。

クラシック常連に割って入る活躍もいよいよ来年デビューの馬から生まれるからもしれないので、早い段階から見逃さないようにしておこう。

当歳馬(0~1歳未満)の高額ランキング

当歳馬の平均落札価格はトップがエピファネイア産駒の1億8278万円で、コントレイルが1億4146万円、キタサンブラックが1億3926万円、ハービンジャーが1億670万円と続く。

当歳馬のセールは馬体などからある程度ポテンシャルのわかる1歳馬とは違い、血統などの期待値から考えるしかないので先物買い的な側面が強くなる。

そう見るとエピファとキタサンブラックは1歳馬同様期待されているのがわかるが、今年なんと言っても要注目は初種牡馬となるコントレイルの産駒だ。

三冠馬という意味では期待値はエピファネイアやキタサンブラック以上、しかし一度も走っていない産駒でここまでの平均落札価格を叩き出したのは異例だ。

コントレイル産駒で今年1番の高値で落札された「コンヴィクションⅡの2023」は5億2000万円、これは歴代でも3位に入る金額でディープの初産駒でも2億2000万円だったことを考えるととんでもないことがわかるだろう。

2023年のセレクトセールが歴代最高額の281億円の取引額で終わったのも、このコントレイル産駒が全体を盛り上げたことによってと言われていて期待値の高さだけで言えばここ数年で1番かもしれない。

果たしてこの熱狂のまま、コントレイル産駒が活躍できるのか要注目だ。

5億馬のコントレイル産駒を落札したのはノースヒルズ！！

2023年の1歳・当歳セレクトセール含めて特に話題になっていたのは、やはり最高額5億2000万円で落札されたコントレイル産駒の「コンヴィクションⅡの2023」。

落札したのはコントレイルの生産主でもある(株)ノースヒルズだ。

この「コンヴィクションⅡの2023」は現役時代に主戦騎手だった福永祐一が2024年に調教師として開業予定なので、その祝いに預託予定とのこと。

同じくコントレイルの調教師だった矢作芳人さんにはノースヒルズの代表の弟である前田晋二さんから、同産駒の3億3000万円「バイバイベイビーの2023」が預託予定だという。

その他にもコントレイル産駒は合計20頭が落札され、その落札金額は25億と高くこの金額はエピファネイア産駒の31億に次ぐ2位。

今年の281億という歴代最高の取引額になったセレクトセールを間違いなく盛り上げた種牡馬だろう。

コントレイルの父親のディープインパクトなき今、後継種牡馬としてここから何年も競馬界を盛り上げて欲しいところだ。

コントレイル産駒の落札金額順の一覧

注目の産駒一覧まとめ

今回のセレクトセールに上場したのは474頭(うち21頭は欠場)。

その中でも特に注目すべき産駒であるキタサンブラック、ドゥラメンテ、エピファネイア産駒についてまとめた。

注目されている理由や、今の競馬界での産駒の現状などもまとめているので併せて確認してみてくれ。

種牡馬デビューから毎年名馬を輩出！キタサンブラック産駒

キタサンブラック産駒は種付け料が1000万円と現役種牡馬の中でも5本の指に入るほど高く、それもあってか毎年上場数自体少ない。

にも関わらず初年度産駒からは年度代表馬イクイノックス、2世代目には皐月賞馬のソールオリエンスなど毎年名馬を送り出していて、実績上で言うと今1番注目を集めている産駒と言えるだろう。

2022年のセレクトセールまではまだ様子見の段階だったのか、1億馬は一頭も出ていなかったが今年は一気に値段が高騰。

9240万円が最高額だったところから一気に3億馬を3頭、2億馬を2頭、1億馬も4頭取引されるほどの盛況を見せた。

ノーザンファーム代表の吉田勝己さんは今年のセレクトセール全体の仕上がりを見て「キタサンブラックが頭一つ抜けた。良血牝馬をたくさんつけた。」とコメントを残している。

来年はいよいよキタサンブラック一色の年になるかもしれない。

ラストクロップで注目の集まるドゥラメンテ産駒

2022年夏からの1年間でG1最多5勝を挙げているドゥラメンテ産駒。

馬は本来20歳そこそこまでは生きると言われているが、9歳という若さで惜しまれつつも急死したことにより1歳セールに出たこの14頭でいよいよ最終世代だ。

産駒での最高額2億1000万円の付いた「ドナブリーニの2022」はG17勝・牝馬三冠制覇のジェンティルドンナを半姉に持っている。

元々ドゥラメンテ産駒は距離適性が広く中長距離以上も走れるので、牝馬三冠だけでなく牡牝混合でも活躍することができるかもしれない。

その他の落札結果も、14頭中7頭が1億円超えを記録し、産ク全体の期待値の高さをうかがわせる。

ラストクロップはかなり層が厚いので期待大だ。

復権なるか！エピファネイア産駒

結果のキタサンブラック産駒、将来性のコントレイル産駒が注目される中、エピファネイア産駒も存在感では負けてはいない。

セレクトセール2日間の合計落札額は31億300万円で1位。

期待値で決まる当歳のセレクトセールでも平均落札価格1億8278万円とトップを走っていることから、産駒の期待値の高さがうかがい知ることができる。

しかし、直近の産駒の成績で見ると不安がないとは言い切れない。

一時は三冠牝馬や一昨年の代表馬であるエフフォーリアを輩出し、種付け料や数も一気に上がったエピファだが昨年のJRA重賞勝利を果たしたのはイズジョーノキセキのみ。

そのデアリングタクトやエフフォーリアも失速しており、2023年の春の重賞戦線もエピファの勝ち馬はG3エプソムカップのジャスティンカフェのみという結果に終わっている。

それでも落札金額が落ちていないということは落札者からはデアリングタクトやエフフォーリア以上の馬が、まだこの産駒から生まれるのではという期待があるのかもしれない。

ディープインパクトやソダシを輩出した金子真人HDが2年連続で億超えのエピファ産駒を落札していたり、デアリングタクトの全妹の「デアリングバードの2023」など話題性はあるが果たしてどうなるか。

どちらにせよ今年のセレクトセール落札組まででエピファネイア産駒の今後を占うことになるだろう。

落札者の合計落札金額トップ10

藤田晋さんはセレクトセールで、去年の22億2600万円を超える23億6900万円という落札金額の高さで話題に。

セレクトセール3年目の今回は「慣れてきて計画が立てやすかった」とコメントしていて、前述したエピファネイア産駒のジェンティルドンナの全妹やコントレイル産駒の「シーズアタイガーの2023」などの注目馬を落札していった。

藤田晋さんの落札劇は時に「爆買い」とも称されるが落札金額2位につけるダノックスもその金額では負けていない。

エピファネイア産駒の高額馬を落札しつつ、上場されているキタサンブラック産駒の中で3番目に高額な3億1000万円の「インクルードベティの2022」などを落札。

その他にも落札者ランキングを見ていると今年も金子真人HDや田畑利彦などの有名馬主が順当に名を連ねていることがわかる。

今まで以上の落札金額になった今回のセレクトセールだが、来年も有名馬主を筆頭に白熱したレースになりそうだ。

セレクトセール2023まとめ

総売上額で過去最高を更新した今回のセレクトセール。

スタートから4頭連続で1億円以上の値段が付くなど、例年とはどこか全体的に気持ちの高揚を感じさせる内容となった。

今回落札された馬の何頭かは確実に記録的な走りを見せてくれる、そう確信できるほどだったので来年の夏以降が今から待ち遠しい。