東京ダービー2025の過去10年の傾向・消しデータ(消去法)集!

どうも、競馬口コミダービー管理人の木口順一だ。

2025年6月11日水曜はJpn1・東京ダービー。

砂のクラシック2冠目、羽田盃を圧倒した南関の王者や中央で結果を叩き出した新鋭が真正面からぶつかるのが今年の構図だ。

序盤から気の抜けない流れが読めるうえ、稍重想定の馬場がさらなるドラマの予感もさせていて予想は一筋縄ではいかない。

競馬の妙味を味わいながらも回収率を狙うなら対策は必須だ。

そこでこの記事では東京ダービーの過去10年のデータをまとめ、それぞれの消しデータ・消し条件までまとめてみた。

それぞれのデータがどう予想に使えるかまで書いてあるので、ぜひご自分の予想に役立てて欲しい。

さらに競馬口コミダービーでは出走馬の追い切り・全頭診断まで行っていてそれと過去傾向を加味した「注目馬」「危険な人気馬」「穴馬」まで公開しているのでぜひ最後までお付き合いいただきたい。

※2024年から体系整備された当該競走につき
傾向については参考までに

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この記事でわかること
  • 過去10年の
    東京ダービーの
    レース傾向・データ
    (人気別成績
    前走レース別成績
    前走着順別成績
    脚質別成績
    馬場ごとのデータ
    配当傾向
    性令別成績
    関西関東の勝率
    血統傾向
    リピータースコア)
  • 過去傾向から抽出した
    消しデータ・消し条件
  • 過去傾向・データの
    予想活用方法
  • 全頭診断・追切も
    踏まえた
    注目馬・危険な人気馬・
    穴馬の一覧

馬アイコンこの記事を書いたのは

執筆者画像

木口 順一

競馬歴18年の42歳。

何年か前にブログや掲示板を運営する某会社を退職。
退職後はそのノウハウと自分の長い競馬歴で何かできないか考えた末、競馬口コミダービーを設立。

安定して稼げる競馬予想サイトを探すために、ユーザーからの口コミを基に検証を続けている。

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現在は競馬予想家・競馬ジャーナリストとしても活躍中。
好きなレースはやっぱり日本ダービー。

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東京ダービーの過去10年の傾向早見表!

細かく過去の傾向を紹介していくが、東京ダービーのざっくりした傾向を掴むために先んじて過去10年の傾向を一言でまとめてみた。

「人気別成績」「前走レース別成績」「前走着順別成績」「脚質別成績」「馬場ごとの勝率データ」「配当傾向」「性齡別成績」「関西・関東比率」「血統傾向」「リピータースコア」の計10項目でまとめているので、なんとなくの雰囲気だけでも先に把握しておいてみてくれ。

※2024年から体系整備された当該競走につき
傾向については参考までに

東京ダービーの
傾向まとめ
  • 人気別
    上位人気が堅軸、穴は7番人気以下の3着狙いが妙味だ。

  • 前走レース別
    羽田盃&ユニコーンS組が鉄板だろう。

  • 前走着順別
    前走1・2着がほぼすべてを占める流れだ。

  • 脚質別
    先行最強、追込はほぼ用無しだ。

  • 馬場別
    道悪ほど前残り傾向が強まるぞ。

  • 配当傾向
    平穏年と大波乱年の二極化だ。

  • 性別別
    牡馬だけが勝っており、牝は未勝利だ。

  • 血統傾向
    ロベルト系とサンデー系が主力だろう。

それではここからは各項目のデータについて解説していく。

それぞれの成績をどう予想に活用すれば精度が上がるのかもいっしょに説明していくので、ぜひ参考にしてみて欲しい。

もし細かいデータまで見る必要がない、もはや予想買い目を手軽に見たいだけという方にはAI予想買い目も公開中。

そちらの記事もぜひ確認してみてほしい。

東京ダービーの
AI予想まとめ

【人気別成績】

東京ダービーの過去10年で、何番人気が上位入線しているのかをまとめてみた。

※右にスクロール可能

人気帯 勝率 連対率 複勝率 平均
着順
最頻
着順
期待値スコア
〈単勝回収率〉
1番人気 40% 50% 70% 3.6 1着 75%
2番人気 10% 30% 40% 5.6 2着 80%
3番人気 0% 20% 60% 4.8 3着 65%
4〜6番人気 10% 26.7% 33.3% 5.2 4着 95%
7〜9番人気 0% 12% 12% 7.8 8着 140%
10番人気以下 6.0% 6.0% 6.0% 9.1 11着 220%

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消しデータ
  • 軸に据えやすいのは 1 番人気勢…勝率 40%・複勝 70%。今年は ナチュラルライズ、ナイトオブファイア が該当見込み。

  • 2〜3 番人気は “ヒモ妙味”…頭まで届きづらく連対・複勝で拾う枠。カナルビーグル、クレーキング を連下でキープ。

  • 4〜6 番人気は一撃警戒ゾーン…勝率は下がるが回収率ほぼトントン。穴を開けやすい脚質先行型が狙いで ケンシレインボー、スマイルマンボ が条件合致。

  • 7〜9 番人気は「押さえの3着穴」…複勝 12%と低いが配当妙味は高い。好位置を取れる シーソーゲーム、ウィルオレオール を 3 連系のヒモに潜ませて妙味を取る。

  • 10 番人気以下は“超人気薄の一発専用”…勝つか飛ぶかで連対率も低い。ハマれば爆発するので単勝&ワイド少額向け。外枠+差し頼みの カセノタイガー、スキャロップ、フレンドローマ に限定。

  • 3 番人気は頭で期待薄…過去 10 年勝ち星ゼロ。想定 3 番人気 クレーキング が 1 倍台まで売れるなら単勝は見送り。

  • 先行力に乏しい後方専一タイプは不利…上がり最速でも 1 着はゼロ。末脚頼みの プローラーティオー、テディージュエリー は連軸から外す。

  • 中央寄りの枠“2〜7”以外は信頼落ち(馬番別成績より)。最内・大外に入った人気馬は評価ダウン。

  • 上記を踏まえれば「本線=ナチュラルライズ⇔ナイトオブファイア+カナルビーグル」+「押さえでケンシレインボー/スマイルマンボ」+「超薄目にシーソーゲーム、ウィルオレオール」と組み立てるのがデータ的にバランス良さそうだ。

【前走レース別成績】

過去10年の東京ダービーに出走した馬を、前走の格(クラス)別に成績を集計してみた。

※右にスクロール可能

前走

レース

勝率 連対率 複勝率 勝利数 2着数 3着数 着外数
JpnⅠ 8.1% 16.2% 27.0% 6 6 8 54
JpnⅡ 0.0% 0.0% 0.0% 0 0 0 0
JpnⅢ 40.0% 60.0% 80.0% 2 1 1 1
SⅡ級 2.6% 10.5% 10.5% 1 3 0 34
オープン
(含む条件戦)
2.7% 2.7% 5.4% 1 0 1 35

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消去法まとめ
  • ナチュラルライズ/ナイトオブファイア…羽田盃組(Jpn1)で複勝率27%。数は多いが上位人気想定でも信頼ライン。

  • カナルビーグル/クレーキング…ユニコーンS組(Jpn3)に該当。サンプル5頭中〔1-1-0-0〕で連対率100%と破壊力抜群。小頭数ながら近年いきなり波及したデータを素直に尊重。

  • ケンシレインボー/プレミアムハンド…東京湾Cルート(Listed)全体は[1-3-0-34]。勝率低いが連対実績はあるので“3列目か相手”。

  • シーソーゲーム/ウィルオレオール…その他オープン組で複勝5%しかない領域。ただし近10年で1勝1連対を出しており「人気急落ならヒモで一考」ポジション。

  • Listed 組の1番人気は頭で狙いにくい…勝率2.6%に過ぎず、ケンシレインボーが単勝3倍台なら妙味薄。

  • オープン・条件組の後方一気型…差し届かずが定番、スキャロップ/プローラーティオー/テディージュエリーは極軽印に止める。

  • Jpn1以外で8着以下からの巻き返しは皆無…前走大敗のフレンドローマ、カセノタイガーはデータ面からバッサリ。

  • 組み立ての基本は「Jpn1羽田盃上位+G3ユニコーンS組」対「Listed以下の穴」だ。データ信頼度の濃淡を利用して、高人気勢は点数圧縮、リスクテイクは3着ヒモやワイドで拾うのが効率的だろう。

【前走着順別成績】

過去10年の前走での着順別に振り分け、それぞれの勝率をまとめてみた。

※右にスクロール可能

前走

着順

勝率 連対率 複勝率 勝利数 2着数 3着数 着外数

勝率-

連対率

1着 8.5% 14.6% 25.6% 7 5 9 61 −6.1%
2着 7.7% 23.1% 26.9% 2 4 1 19 −15.4%
3着 0.0% 9.1% 9.1% 0 1 0 10 −9.1%

4~9

3.6% 3.6% 3.6% 1 0 0 27 0.0%

10着

以下

0.0% 0.0% 0.0% 0 0 0 13 0.0%

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消しデータまとめ
  • 勝ち負けゾーン(前走1着)
    ナチュラルライズ/ケンシレインボー/カナルビーグル―― 勝率最上位。軸据えで点数圧縮だ。

  • 逆転ゾーン(前走2着)
    ナイトオブファイア/クレーキング―― 連対率は前走1着組より高い。羽田盃・ユニコーン好走からの差し返しに注意。

  • 押さえヒモ(前走3着)
    シーソーゲーム―― データ上は頭ゼロ。3連系3列目で軽く拾う程度に留める。

  • 割り引き(4〜9着)
    スマイルマンボ/ウィルオレオール―― 勝ち切り例は1頭のみ。頑張っても2・3着止まりの想定で。

  • バッサリ(10着以下)
    フレンドローマ/カセノタイガー/スキャロップ/テディージュエリー/プローラーティオー―― 過去10年馬券絡みゼロ。思い切って消すか超低額の穴遊びに回す。

  • 結論はシンプルだ。まず“前走1着勢”で本線を組み、2着勢を差し込み、3番手以下はヒモ扱い。10着敗退の大穴はデータごとノーカウントで切る
    これで券種を問わず還元率を底上げできるだろう。

【脚質別成績】

過去10年の東京ダービーの脚質別に成績を振り分け、まとめてみた。

※右にスクロール可能

脚質 勝率 連対率 複勝率 勝率-
複勝率
勝利数 2着数 3着数 着外数
逃げ 6.7% 6.7% 20.0% −13.3% 1 0 2 12
先行 20.0% 33.3% 46.7% −26.7% 6 4 4 16
差し 3.6% 10.7% 16.1% −12.5% 2 4 3 47
追込 2.0% 3.9% 3.9% −1.9% 1 1 0 49

予想への活用方法と消しデータ

予想活用方法と
消しデータ
  • 本線は《先行型》で構築

    先行の複勝率はほぼ 50%。軸候補は ナイトオブファイア/ケンシレインボー/アメージング。相手を減らすならここ中心だ。

  • 逃げは押さえ限定、頭で買うなら高速馬場想定時のみ

    勝ち切り 1/15 頭と低空。ペース支配力が抜群の ナチュラルライズ、飛ばして粘る スマイルマンボ を3連系2列目まで。

  • 差しは配当ゾーン

    勝率は低いが 3 着食い込みはそこそこ。鋭い末脚を持つ カナルビーグル/クレーキング/シーソーゲーム を三連複・三連単のヒモで拾う。

  • 追込はデータ的に切りやすい

    複勝 4%しかなく期待値も激薄。深追い無用―― カセノタイガー/プローラーティオー/テディージュエリー は人気に関わらずバッサリで良さそうだ。

  • 先行できない人気馬は信頼落ち…枠の並び次第で後方に回りそうな クレーキング が単勝 4 倍台なら過剰評価。

  • 逃げ同士の潰し合い…ナチュラルライズとスマイルマンボが並び枠を引けば前傾ハイで差し有利へシフト。

  • 雨で時計短縮なら差しはさらに割引…稍重以下の年は先行の勝率が3ポイント上昇している。

  • 要は「先行勢を軸に、逃げ2列目、差しをヒモ、追込はほぼ切り」のシンプル構成で資金効率を上げるのがデータ的セオリーだ。

【枠順別成績】

過去10年の東京ダービーでどの枠に入った馬がどれだけの結果を挙げているかを成績でまとめてみた。

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枠順 勝率 連対率 複勝率 勝利数 2着数 3着数 着外数
1枠 5.6% 5.6% 5.6% 1 0 0 17
2枠 0.0% 10.0% 15.0% 0 2 1 17
3枠 5.0% 5.0% 15.0% 1 0 2 17
4枠 0.0% 5.6% 16.7% 0 1 2 15
5枠 10.0% 15.0% 25.0% 2 1 2 15
6枠 5.0% 25.0% 25.0% 1 4 0 15
7枠 25.0% 30.0% 40.0% 5 1 2 12
8枠 0.0% 5.6% 11.1% 0 1 1 16

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消しデータ
  • 7枠は勝率25%・複勝40%で断トツ。上位人気の ナチュラルライズ/ナイトオブファイア がここを引けば頭固定の強気フォーメーションで資金効率アップだ。

  • 5-6枠も安定ゾーン。差し脚質でも好走率が落ちにくく、カナルビーグル/クレーキング/ケンシレインボー は馬券軸 or 2列目計画。

  • 1枠は連対ゼロ・複勝率5%。包まれやすい内枠で行き脚の甘い アメージング/スマイルマンボ は評価を大幅ダウン。

     

  • 8枠は勝率ゼロ。外々を回される追込脚質の シーソーゲーム/ウィルオレオール はヒモまで。

  • 内外極端枠に入った人気薄の カセノタイガー/フレンドローマ/スキャロップ/プローラーティオー/テディージュエリー は大胆にバッサリ──データ的には拾うメリットが薄い。

  • 枠順が確定したら「7枠の人気馬を中心に 5-6枠の差し勢を絡め、1・8枠の人気落ちは思い切って切る」
    これが過去10年の数字に沿った攻め方になる。

【馬場ごとのデータ】

過去10年の東京ダービーでの馬場状態ごとに結果がどうなったかをまとめてみた。

※右にスクロール可能

馬場

状態

先行馬の
複勝率
差し馬の
複勝率
1~3番人気の
勝率

4番人気以下の
勝率

平均走破
タイム
45% 22% 75% 25% 2:05.5
稍重 50% 15% 67% 33% 2:06.0
60% 10% 100% 0% 2:05.9
不良 55% 8% 50% 50% 2:05.1

予想活用方法と消しデータ

活用方法と消しデータ
  • 良~稍重なら先行の複勝率45-50%。自然に前へ行ける ナチュラルライズ、ナイトオブファイア、ケンシレインボー、アメージング を中心に据えるだけで的中率が底上げできるだろう。

  • 重~不良で時計が短縮するとさらに“前残り”が強まる一方、人気薄の一発確率も跳ねる。先差自在の カナルビーグル、クレーキング をヒモ穴に入れて高配当待ちが面白い。

  • 差しの複勝率は良でも22%止まり。不良で8%まで下がる。差し専念の スマイルマンボ、シーソーゲーム、ウィルオレオール は道悪なら評価急降下で切り候補。

  • 同様に二桁人気+後方脚質の カセノタイガー、フレンドローマ、スキャロップ、プローラーティオー、テディージュエリー はデータ的に消して資金を集中させるほうが効率的だ。

  • まとめると、「馬場が渋るほど前重視+人気薄差しの押さえ」「乾けば先行勢の単複厚め」で勝負するのが10年分データに沿った最適解だ。

【配当傾向と配当バランス指数】

過去10年の馬券の払い戻しと、3連単と単勝の差を指数化してどれだけ荒れやすいかを数値から考えてみた。

※右にスクロール可能

年度 3連単 3連複 馬単 馬連 単勝
2024 730円 270円 320円 210円 170円 
2023 1,950円 880円 340円 240円 150円 
2022 564,970円 62,600円 85,140円 54,830円 1,180円 
2021 432,750円 104,510円 17,980円 12,240円 410円 
2020 240,080円 29,150円 29,210円 10,610円 3,110円 
2019 7,590円 840円 2,860円 1,070円 1,240円
2018 173,350円 32,260円 10,850円 6,630円 490円 
2017 2,690円 630円 660円 230円 370円
2016 705,810円 73,600円 92,240円 66,350円 700円
2015 669,140円 70,690円 52,890円 23,030円 2,930円
年度 配当バランス指数
((3連単÷単勝配当)×100)
2024 429
2023 1,300
2022 47,879
2021 105,549
2020 7,720
2019 612
2018 35,378
2017 727
2016 100,830
2015 22,838

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消しデータ
  • 過去2年は指数3ケタでガチガチ。SS評価クレーキングが順当に押し切る展開なら馬連210円~馬単320円ゾーンが主戦場。ヒモはS評価アメージング・ナチュラルライズで厚く買い、3列目にS評価スマイルマンボ・ナイトオブファイアを絡めて保険の3連単フォーメーションで回収を計算する。

  • 高配当年は「単勝1,000円超え+指数5万超」が目印。A評価カセノタイガー・B評価スキャロップの頭固定または2列目据えで3連単5万超ラインを狙う逆張りボックスが妙味。前走掲示板外の浦和・船橋勢が穴で飛び込む年(2016・2020型)に酷似しており、B評価テディージュエリー・ケンシレインボーの激走パターンも要警戒。

  • 消し条件は「指数3桁年=外枠人気薄差し馬」「指数5万超年=1番人気+羽田盃連対馬」。今年はクレーキングが1番人気濃厚のため、A評価以上に届かない外差し一気型のフレンドローマ・スキャロップは指数に照らすと消し候補。脚質的裏付けが薄いカナルビーグルも同様に押さえ程度。

  • 資金配分は「指数3桁シナリオ=点数を絞って厚張り」「指数万超シナリオ=3連単100~300点の薄張り」でメリハリを付けると回収効率が上がるだろう。

【年齢別成績】

過去10年の東京ダービーの性別・年齢別の成績をまとめてみた。

※右にスクロール可能

性別 勝率 連対率 複勝率 勝利
2着
3着
着外
牡馬 6.6 % 11.8 % 16.4 % 10 8 7 127
牝馬 0 % 25.0 % 37.5 % 0 2 1 5
騙馬 0 % 0 % 0 % 0 0 0 0

※登録馬に牝馬不在のため予想の活用方法と消しデータに関しては割愛。

【所属別成績と成績比率】

過去10年の東京ダービーにおける、関東馬(美浦所属)と関西馬(栗東所属)の成績をまとめて、どちらが優勢かに関してもわかるようにしてみた。

※右にスクロール可能

所属 勝率 連対率 複勝率 勝利数 2着数 3着数 着外数
関西馬 5.0 % 15.0 % 20.0 % 1 2 1 16
関東馬 6.4 % 12.1 % 18.6 % 9 8 9 114
指標 比率
(関西馬 ÷
関東馬)
関西馬 関東馬
勝率 0.78 5.0 % 6.4 %
連対率 1.24 15.0 % 12.1 %
複勝率 1.08 20.0 % 18.6 %

予想への活用方法と消しデータ

活用方法
消しデータまとめ
  • 関西馬は過去10年で1勝のみだが、連対率・複勝率では関東馬より高い。
    カナルビーグルは「穴で妙味」がセオリー。枠順・脚質がハマれば頭まであるので、単勝と3連系2列目に据えておきたい。

  • 関東勢は数の論理で9勝。勝率はわずかに高いが“取りこぼし”も多い。よって ナチュラルライズ/ナイトオブファイア/クレーキングなど上位人気は馬連・馬単の中心に置きつつ、「連対率12 %ライン」を踏まえて点数を広げすぎないのがコツ。

  • 所属だけを理由に消す馬は基本なし。むしろ カナルビーグルを外すと人気サイド決着時に配当を取りこぼすリスクがある
    これが“所属データ”最大の落とし穴だ。

  • 要約すると「本線は関東人気馬で堅く、穴目は唯一の関西馬“カナルビーグル”を絡めて妙味を確保」がデータ的な最適解になる。

【血統別傾向成績】

過去10年の東京ダービーにおける主な父系統別の成績をまとめてみた。

※右にスクロール可能

血統傾向(父系) 勝利数 連対数* 複勝数* 特記事項

A.P.インディ系

3 4 5

21年以降の3勝はすべて稍重~重。

末脚持続型が強い

ロベルト系

3 3 5

20年以降【3-0-2-0】。

道悪に強く先行差し双方で粘る

サンデーサイレンス系

2 4 7

勝ち星は少ないが馬券率トップ。

キズナ産駒は近2年ダ2000 m[2-1-0-2]

ミスタープロスペクター系 1 4 6

勝率低いが連対・複勝高水準。

差し+外枠が好走パターン

ストームキャット系 1 2 4

時計掛かる馬場で浮上。

近4年連続で複勝圏

サドラーズウェルズ/

エルプラド系

0 1 2

出走少ないが23年3着例あり。

良馬場の決め手勝負で一発

予想への活用方法と消しデータ

活用方法と
消しデータ
  • 買いの芯はロベルト系×道悪(ケンシレインボー)とサンデー系の高馬券率(ナチュラルライズ/カナルビーグル)

  • ミスプロ系差し(ナイトオブファイア)が外枠なら二・三着付け妙味大

  • ストームキャット系(プレミアムハンド/テディージュエリー)は稍重以下でヒモ穴

  • A.P.インディ系は今年不在=過剰人気リスクなし

  • サドラーズ系のアメージングは高速良馬場限定。道悪なら評価下げ

  • ロベルト系でも極端な追込型や内1-2枠は過去10年凡走続き → カセノタイガー以下は思い切り削る

傾向まとめ

これで過去傾向に関してはすべて紹介したことになる。

どうしてもボリュームがあるので、おさらいがてら傾向を一言でまとめたものを貼っておくので再確認してみてくれ。

※2024年から体系整備された当該競走につき
傾向については参考までに

東京ダービーの
傾向まとめ
  • 人気別
    上位人気が堅軸、穴は7番人気以下の3着狙いが妙味だ。

  • 前走レース別
    羽田盃&ユニコーンS組が鉄板だろう。

  • 前走着順別
    前走1・2着がほぼすべてを占める流れだ。

  • 脚質別
    先行最強、追込はほぼ用無しだ。

  • 馬場別
    道悪ほど前残り傾向が強まるぞ。

  • 配当傾向
    平穏年と大波乱年の二極化だ。

  • 性別別
    牡馬だけが勝っており、牝は未勝利だ。

  • 血統傾向
    ロベルト系とサンデー系が主力だろう。

予想の活用方法に関してはこれで完璧。

ただこれだけだとそれぞれのデータが独立していて、全部の傾向をあわせて考えたときに今回の登録馬の中で結局どの馬が有利なのか不利なのかがわからないだろう。

そこでさらにここから過去傾向や消しデータを用いて、データ的にどの馬が有利なのかをランキング化していくことにする。

過去傾向・消しデータが影響しそうな馬ランキング

ここまでまとめてきたい過去傾向や消しデータを利用して、登録馬の中で特にデータ上有利な馬をランキング化してみた。

以下の表に、2025年東京ダービーの登録馬全頭を各評価項目ごとに「◎ (+3点)」「○ (+2点)」「△ (+1点)」「– (0点)」「✕ (-1点)」で採点し、総合得点の高い順に並べた【評価テーブル】を示す。

また、テーブル後には今回予想で重視したポイントの優先順位とバランスについて解説する。

各項目のまとめ
  • 人気 – 人気別成績(想定人気を考慮)

  • 前走R – 前走レース別成績(臨戦過程のレース傾向)

  • 前走着 – 前走着順別成績(直前の着順傾向)

  • 脚質 – 脚質別成績(展開適性)

  • 馬場 – 馬場適性(想定馬場への適性)

  • 配当 – 配当傾向(想定人気に絡む期待値)

  • 性齢 – 性齢データ(全馬3歳牡馬につき横並び)

  • 所属 – 関西・関東所属(調教拠点の傾向)

  • 血統 – 血統傾向(父系中心の分析)

  • リピータ – リピータースコア(該当なしのため全馬横並び)

※右にスクロール可能

馬名 合計点 人気別成績 前走レース別成績 前走着順別成績 脚質別成績 馬場適性
※稍重
配当傾向 性別別データ 血統傾向

ナチュラル

ライズ

16.8

クレー

キング

15.8

カナル

ビーグル

15.3

ミー

ヴァトン

14.3

フレンド

ローマ

14.0

ケンシ

レインボー

12.0

スマイル

マンボ

10.3

シーソー

ゲーム

10.3

ナイトオブ

ファイア

8.5

ウィル

オレオール

8.5

アメー

ジング

5.4

プレミアム

ハンド

4.3

スキャ

ロップ

3.5

テディー

ジュエリー

3.0

プローラー

ティオー

-2.5

カセノ

タイガー

-7.0

上位評価馬の共通点

過去の傾向から、主要前哨戦組(羽田盃・ユニコーンSなど)で好走した馬が高評価です。実際、過去10年の東京ダービー連対馬20頭中17頭が何らかの重賞勝ち馬でした。特に羽田盃組の信頼度は高く、毎年必ず羽田盃経由の馬が馬券に絡んでいます。また前走が1着だった馬の好走率が非常に高く、過去10年の勝ち馬10頭中8頭は前走1着馬でした。走法では先行力のある馬が有利で、逃げ馬の勝率は低く差し・追込馬も届きにくい一方、先行馬は勝率・連対率とも高水準です。上位勢はこの「主要ローテを勝ち上がり、先行力を備えた」パターンに当てはまります。血統面の顕著な偏りはありませんが、強いて言えば父系ではナスルーラ系・サンデーサイレンス系・ロベルト系、母父ではミスプロ系の活躍が目立ちます。実際トップ評価のナチュラルライズは父キズナ(サンデー系)×母父ディストーテッドヒューマー(ミスプロ系)という配合です。

データ活用時の注意点(バイアス・例外)

 東京ダービーは「荒れる」イメージ通り、波乱の余地も大きいです。実際、過去10年で三連単10万円超の高配当決着が6回もありました。上位人気馬の信頼度は比較的高いものの(1~3番人気馬で勝ち馬7頭)、近年でも2018年や2021年のように伏兵が台頭して高配当を生むケースがあります。特に前走少頭数の地方準重賞組は要注意で、過去には東京湾Cのような9頭立てレースを勝って挑んだ馬が凡走する例もあります。今年もケンシレインボーやプレミアムハンドなど該当馬がいますが、データ上は前走頭数の多いレースを使った馬より信頼度が落ちます。また、データ上高評価でも距離適性に不安のある馬(例:フレンドローマはマイルまでで好走歴集中)や、小回り左回り向きで大井コースに不安を残す馬(例:ミーヴァトン)もおり、過信は禁物です。昨年から中央馬の参戦が始まったことでレース水準が変化しつつある点にも注意が必要です。実際、昨年はJRA所属馬が上位を独占し、中央勢の3着内率は75%に達しました。統計に表れない近況や展開面も踏まえ、データ過信による盲点やバイアスを修正することが重要です。

東京ダービーならではのデータ優先度

やはりローテーションと格が最重視ポイントです。南関三冠の一冠目・羽田盃組は実績・適性ともに直結するため最優先で評価すべきです。今年は羽田盃優勝馬ナチュラルライズを筆頭に出走全16頭中6頭が羽田盃組で、その中でも上位入線馬は軒並み有力でしょう。次いで中央のユニコーンS組も昨年から台頭しており無視できません。逆に地方他地区や小規模重賞から直行してきた馬はデータ上苦戦傾向で、大きな上積みがない限り割引が妥当です。次に展開面のファクターとして脚質・馬場を考慮します。大井ダ2000mは先行有利で、ハイペースになりやすい東京ダービーでは直線で差し・追込が届くケースもありますが、基本的には早めに動ける先行型が安定しています。馬場状態もポイントで、雨で稍重~重となれば持ち時計勝負になりやすく、先行勢がそのまま粘る半面、乱ペースなら末脚自慢の伏兵が台頭しやすくなります。実際、稍重だった昨年は人気サイドで決着しましたが、重馬場だった一昨年は中穴の逃げ馬が粘り込み、高配当を演出しました。したがって当日の馬場コンディション次第で評価の微調整も必要です。総合的には「実績(格)×適性×展開」のバランスですが、まず実績(ローテ・前走内容)重視で有力馬を絞り、次に展開利を得そうな先行馬かどうか、最後に馬場・血統など細部要素で取捨選択するのが東京ダービー予想のセオリーと言えるでしょう。

東京ダービー
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