では馬連(馬番号二連勝複式)との違いを簡単に整理しよう。
馬連は馬番を2頭当てるのに対し、枠連は枠番号で当てる点が異なる。
当然枠連は「同じ枠の馬同士」が1・2着になった場合でも的中となる(例:8枠に2頭出走していてその2頭がワンツーなら、「8-8」の枠連が的中)。
一方馬連では同じ馬番同士という概念がないので、こうした当たり方は存在しない。
枠連は馬連に比べて購入できる組み合わせ数が少ないのも特徴だ。
フルゲート18頭のレースでは馬連の全組み合わせは153通りだが、枠連は36通りしかない。
これは枠単位で馬をまとめているため的中の範囲が広がることを意味する。
例えば下記の例では、馬連と枠連で必要な買い目がどれだけ変わるかが分かる。
例: 14頭立てのレースで「馬番14番の馬」を軸に、「馬番1番と11番」を相手に選ぶ場合
– 馬連:必要な組み合わせ → 1-14 と 11-14 (計2点)
– 枠連:馬番14番は8枠、馬番1番は1枠、馬番11番は7枠なので → 1-8 と 7-8 (計2点)
枠連ではさらにこれら以外に「1-13」「11-13」「12-13」「12-14」といった別馬の組み合わせでも当たりになる可能性がある。
8枠の相手馬(14番以外に同枠の13番)が絡んでもOK、7枠の相手馬(11番と同枠の12番)が絡んでもOKということだ。
馬連より当たりの幅が広い分、オッズ(払戻倍率)は低く抑えられる傾向になる。
このように枠連は「どの馬が来るか」ではなく「どの枠が来るか」を当てる券種だ。
同じ1着2着を当てる馬券でも馬連とは視点が異なるため、予想の仕方やオッズ動向も変わってくる。
次章では、枠連ならではの利点・弱点を見ていこう。
枠連と馬連の
使い分け&
勝率アップガイド
枠連のメリット・デメリット
枠連には他の券種と比べて明確な長所と短所が存在する。まずはメリット(強み)とデメリット(弱み)を整理する。
| 枠連のメリット | 枠連のデメリット |
| 当たりやすい: 最大8枠から2枠を選ぶだけなので 組み合わせが少なく的中率が高い。 馬連に比べ的中範囲が広く 「狙った馬以外の同枠馬」が来ても当たるケースも。 オッズの母数が小さいため 大穴狙いでなくとも適度に的中を楽しめる。 | 配当が低め: 当たりやすい反面、 払い戻しは抑え気味。 人気馬が同枠に入れば オッズは極端に低くなる。 平均配当が約2,000円程度と高配当は望みにくい券種で、 闇雲に点数を買うと利益を出すのが難しい。 |
| 買い目を絞りやすい: 場合によっては馬連より 少ない点数で済むメリットもある。 例えば有力馬2頭が同じ枠なら、 馬連でそれぞれ絡めるより 枠連1点でまとめてカバー可能だ。 資金効率よく流せる場面がある。 | 不確定要素に弱い: 出走取消・除外等の影響を受けやすい。 馬連等では選んだ馬が取消になればその馬券は返還だが、 枠連は同枠に他の馬が残っていれば返還されずに成立してしまう。 狙いの馬が除外されたのに返金されず、 残った相手で当てなければならない不利が生じる (※同枠2頭とも除外になれば枠連自体発売不成立で返還)。 |
| オッズ変動が緩やか: 枠連は購入者が比較的少ないためか、 直前までオッズが極端に動きにくい傾向があると言われる。 馬連や三連単ほど締切直前の ギリギリでオッズ激変…といったリスクが少なく、 落ち着いてオッズ検討ができる。 | 人気薄枠の扱い: 枠単位のため、穴馬が絡むと爆発力は多少あるが 基本的に高配当は馬連・三連系に劣る。 大穴狙いなら最初から枠連より 三連単等を狙ったほうが効率的なケースも多い。 枠連は「堅実志向」向きの券種と言えるだろう。 |
総じて、枠連は「的中率重視で堅実に当てたい」人には魅力的だが、「高配当で一攫千金を狙いたい」人には物足りない券種だということが分かる。
また枠という性質上、自分の予想した馬が来なくても同じ枠の別馬が来れば当たるという“ラッキー”がある一方で、想定外の取り消しが起きても返金されず不利を被るリスクも内包している点には注意したい。
枠連の配当傾向とトリガミ回避のポイント
前章で触れた通り、枠連は当たりやすい分、配当金額(オッズ)は控えめだ。
実際にJRA全レースのデータでも枠連の平均配当は約2,000円前後と報告されている。
これは馬連平均約5,013円の半分以下であり、ワイド平均約1,870円と比べても僅かに高い程度に過ぎない。
以下に主要券種の的中確率と平均配当の目安をまとめた。
| 券種 | 的中確率 ※1 | 18頭立て時の 全組合せ数 | 平均配当 ※2 |
| 単勝 (1着馬を 的中) | 約5.5% | 18通り (各馬) | 1,380円 |
| 複勝 (3着以内に 入る馬) | 約16.6% | 18通り (各馬) | 330円 |
| 枠連 (1着と 2着の枠) | 約2.7% | 36通り (枠組合せ) | 2,070円 |
| 馬連 (1着と 2着の馬) | 約0.65% | 153通り | 5,013円 |
| ワイド (2頭が 3着以内) | 約1.96% | 153通り | 1,871円 |
| 馬単 (1着馬と 2着馬 順序当て) | 約0.32% | 306通り | 10,005円 |
| 3連複 (3頭が 3着以内) | 約0.12% | 816通り | 15,097円 |
| 3連単 (1~3着馬 着順当て) | 約0.02% | 4,896通り | 100,000円以上 ※3 |
※1 的中確率はフルゲート時の組合せ数に基づく理論値(実際の人気分布等は考慮せず)。
※2 平均配当はJRAレースの年次平均。
※3 三連単の平均は桁が違うため簡易表示。
ご覧のように枠連の的中率は単勝・複勝に次いで高く、主要馬券の中で3番目に当てやすい(約2.7%)。
しかしその分、払戻金は控えめで平均20倍程度にとどまっている。
この性質が枠連攻略のキモだ。
つまり買い方次第では「当たったのに損」という事態(=トリガミ)になりかねない。
トリガミ(取り紙)とは、的中こそしたものの、払い戻し額が購入額を下回って赤字になる残念なパターンだ。
枠連でトリガミを避けるには、購入点数とオッズのバランス管理が重要となる。以下のポイントを押さえておこう。
-
購入点数の目安:
一般に「平均配当×的中率」が期待値だが、
枠連は平均2,000円前後なので、
100円ずつ買うなら
合計20点以上買うと
平均的にはマイナスになる計算だ。
もちろん当たり目のオッズによって
変動するが、
一つの目安として
1レースの枠連購入は
20点以内に絞る方が良い。
10点以内なら命中時にプラスになりやすい。
広げすぎた多点買いは禁物である。
-
低オッズへの配慮:
一番人気同士の枠連など
極端にオッズが低い組み合わせは、
的中しても儲けが出ない可能性が高い。
例えばオッズ4倍の枠連を
5点買いの中に含めていると、
その4倍が的中した場合の払い戻しは
400円(100円賭けた場合)だが、
5点×100円=500円の投資なので
当たっても100円損になる計算だ。
したがって購入前に
「この組み合わせが当たった場合の
最低払い戻し」と「総投資額」を比較し、
マイナスとなる配当しか期待できない目は切る判断が必要だ。
-
賭け金の配分:
ある程度軍資金がある中級者以上であれば、
低オッズと高オッズで賭け金を変える工夫も有効だ。
例えば万一4倍の枠連も抑えたいなら、
その目への投資額を他より減らしておけば、
当たった際に他の目と合わせた
回収率を確保しやすい
(※上級テクニックだが、
買い目ごとに金額調整できる
投票サイトなら覚えておきたい)。
要は「当たりやすい=儲かりやすい」ではない点を肝に銘じよう。
枠連で勝つには少点数勝負と選別がカギだ。
当たり前だが購入した目の中で一番低いオッズの組み合わせでも黒字になるくらいに絞ることが理想である。
逆に「どうしても広く買いたい」「手堅く全部押さえたい」という場合は、はじめから枠連ではなくワイドや馬連のBoxを検討した方がトータルの配当期待値は高まるだろう。
枠連のうまい買い方【3つの戦略】
以上を踏まえて、具体的に枠連で勝つための「うまい買い方」を解説する。
枠連は闇雲に買っても配当が低いため儲けにくいが、レースの条件や展開を読んで賢く組み合わせを選べば回収率を上げられる。
ここでは代表的な3つの買い方戦略と、その効果的な活用シーンを紹介する。
① 「枠連流し」一枠軸で効率良く狙う
枠連流しとは、軸となる1つの枠番号を決め、その枠から相手の複数枠へ流す買い方だ。
馬券表示上は「○枠流し」となり、選んだ軸枠と指定した全ての相手枠との組み合わせを購入する形になる。
例えば「1枠」流しで相手に「2枠・3枠」を選べば「1-2」「1-3」の2点を購入するイメージだ。
最大の強みは、的中期待の高い軸枠を見極められれば最小の点数で効率良く稼げる点にある。
言い換えれば「一番自信のある枠を軸に据えることで、無駄買いを省ける買い方」だ。
特に有力馬が同じ枠に2頭入った場合などは、その枠を軸にすれば当たり目に絡む可能性が飛躍的に上がるため有効である。
-
狙い目レースの条件:
– 圧倒的に強い馬がいる枠が一つ存在
(=その枠から少なくとも1頭が連対しそう)
– 出走頭数が多すぎない
(=軸以外の相手を絞りやすい)
※中央競馬では9頭以上でないと
枠連自体が発売されないが、
基本的に10~12頭前後の中規模戦で
軸が明確な場合に好相性だ。
小~中規模のレースでは
枠数も少ないため、
軸枠+少数の相手枠で
ほぼ網羅できる。
-
買い方のコツ:
軸枠には自信のある一枠を選ぶ。
相手枠は広げすぎず、軸以外で連対が期待できる枠を2~4つ程度に絞る。
場合によっては軸枠のゾロ目(同枠同士)も一緒に購入すると的中率がさらに上がる(軸枠に2頭出走の場合、その2頭で決着するパターンを拾える)。
ただしゾロ目を含めると点数1点増える点に注意。
-
購入例:
「6枠」を軸に「7枠・8枠」に流す(同枠含め3点)
(状況: 6枠に1番人気と3番人気の実力馬が同居。
他の枠は1頭しかいないか実力劣勢。
軸6枠のどちらかが連対濃厚と読み、相手には比較的人気薄だが展開向きそうな7枠・8枠を選択。
ゾロ目6-6も押さえ、合計3点購入。)
-
効果:
軸枠からの連対が期待通りなら
高確率で的中。
特に強い2頭が同枠の場合は、
そのどちらが来ても当たりになるため
的中率が跳ね上がる。
例のように
出走頭数がそれほど多くないレースだと、
軸が決まれば相手は2~3枠押さえるだけで
十分ということも多い。
結果、点数を抑えられ
回収率アップが見込める。
③ 「枠連ボックス」荒れそうなレースで一発勝負
枠連ボックスは、自分で選んだ複数の枠の全組み合わせを買う方法である。
例えば「1枠・3枠・5枠・7枠」のボックスなら、それらから考えられるすべてのペア=「1-3」「1-5」「1-7」「3-5」「3-7」「5-7」の6通りを漏れなく購入することになる(順不同のため組み合わせ重複なし)。
Boxは「どの枠が来るか絞りきれないが、選んだ枠の中の2つは来るだろう」という場合に便利だ。
枠連ボックスが力を発揮するのは「波乱要素が多く展開が読みにくいレース」だ。
馬場や展開が荒れそうなとき、あらかじめ来そうな枠を広めに複数選んでおき、どの組み合わせになってもいいように全部買う。
これにより予測のブレに対応しやすくなる。とりわけフルゲートの混戦や極端な馬場(道悪)では一考の価値がある戦術だ。
-
狙い目レースの条件:
– 多頭数で実力拮抗し波乱含み(=人気順位が拮抗、どの枠にもチャンスあるような混戦)
– 天候・馬場状態が悪化(=不確定要素増大で波乱傾向。外枠一気や内枠残りなど枠順が結果を左右する可能性も高い)
– 高配当を狙いたい(=敢えて穴枠も絡めて払戻金アップを狙う場合)
-
買い方のコツ:
まず自分が買いたい枠を
3つ以上ピックアップする。
選んだ枠同士の全組み合わせが買い目となる。
点数は「選んだ枠数C2」(組み合わせ数)
で計算可能だ。
例えば4枠選べば6点、
5枠なら10点、
6枠なら15点という具合。
枠数が増えるほど点数が急増するので、
迷ったら迷った分だけ
点数が増えると心得たい。
枠連はそもそも平均配当が低いので、
あまりに多くの枠をボックスにすると
トータルの儲けは出にくくなる。
上限でも5枠(10点)程度に抑え、
欲張りすぎないのがコツだ。
-
購入例:
「1枠・3枠・6枠・8枠」の4枠ボックス(6点)
(状況: 18頭のGIで有力馬はほぼ揃って
外枠不利の内に固まった。
しかし馬場が悪く外差しも届きそう。
当日の傾向を見ると内枠決着も外枠台頭もどちらも有り得、
思い切って
「最内の1枠」
「好位勢残りそうな3枠」
「悪馬場得意な穴馬がいる6枠」
「大外強襲あるかの8枠」を選択。
来そうな枠を広めに拾って全組み合わせで勝負。)
-
効果:
当日の枠順傾向を重視して
複数枠を総取りできるため、
展開読みが外れても
他の組み合わせでカバーできる利点がある。
特に荒れるレースで
人気薄枠が絡むと配当が跳ね上がり、
一気に収支をプラスにできる可能性がある。
ただし点数が多くなりがちなため、
配当次第では当たっても
利益が少ないケースも起こる点に留意。
ボックス買いをする際は
各組み合わせオッズを確認し、
低すぎる配当しか見込めない枠なら
選ばない勇気も必要だ。
基本的には
「どう考えても難解なレース」に限って
使う奥の手と思って良い。
競艇ボックスの
攻略法
以上、枠連の代表的な3手法を紹介した。
それぞれ特徴が異なるので、レースの状況に応じて流し・フォーメーション・ボックスを使い分けることが重要だ。
下表に簡単に比較をまとめる。
| 買い方 | 概要・特徴 | 向いているケース | 注意点 |
| 枠連流し | 軸1枠から複数枠へ流す買い方。 最も点数を絞りやすい。 | 軸枠が一つに絞れるレース (1枠に実力馬2頭、 または突出した本命馬がいる)。 | 軸選定を誤るとハズレになるリスク。 相手枠も欲張りすぎると点数増加。 |
| 枠連 フォーメーション | 複数の軸枠と複数の相手枠を 組み合わせる買い方。 軸枠同士の決着も網羅。 | 有力馬が別々の枠にいる場合 (軸候補が2〜3枠ある混戦)。 両方来るか悩むとき。 | 点数がやや多くなるため オッズとの見合い確認必須。 実質Boxに近い買い方になる恐れも。 |
| 枠連ボックス | 選んだ枠の全組合せを購入。 迷った枠を全部押さえる。 | 多頭数・混戦で展開読みに 自信が持てないレース。 波乱含みで高配当狙いたい時。 | 点数が増えがちでトリガミ注意。 枠数を増やしすぎず 低配当枠は除外する工夫を。 |
枠連を狙うべきレース条件・避けるべき条件
最後に、枠連で勝負するのに適したレースと枠連を避けた方がよいレースの条件を整理しよう。
どんなレースでも闇雲に枠連を買うのではなく、枠連ならではの強みが活きるシチュエーションを狙うことで回収率を高められる。
-
同じ枠に実力馬が2頭いるレース
これが枠連最大の狙い所だ。
例えば人気上位馬が
2頭とも5枠に入った場合など、
その枠から少なくとも
1頭は連対する可能性が高い。
迷わずその枠を軸にして
相手を流すのが定石だ。
相手には対抗格の枠を選べば手堅いし、
回収率を意識するなら
敢えて穴枠を組み合わせて
高配当を狙うのも一手である。
-
実力差が大きく
堅い決着が予想されるレース
少頭数のオープン特別など、
上位と下位で力差歴然のレースでは
順当に人気どおり決まりやすい。
馬単や三連単では妙味が薄くても、
枠連なら少ない点数で当てに行ける。
こうしたレースでは
本命枠-対抗枠の枠連一点勝負も有効だ。
堅い割に馬連より枠連の方が売れておらず
オッズがつくケースもある。
-
枠順で外が有利な条件のレース
コース形状や馬場状態により
「外枠有利」「内枠不利」が
顕著なケースがある
(その日の競馬場の傾向で、
外の7・8枠ばかり馬券に絡む等)。
こういう日は思い切って
外枠同士の枠連を狙う価値がある。
逆に極端な内枠有利の日なら
内枠同士の組み合わせを
重点的に買うといったように、
当日の枠傾向を馬券に反映できるのも
枠連の利点だ。
-
GIなど実力拮抗で読みにくいレース
実績馬が各枠に散らばり
「枠」単位で優劣が付けにくいレースでは
枠連の旨味は薄い。
こうした場合は
馬単位の予想が必要になるため、
馬連やワイドといった馬番で
当てる券種の方が適している。
GI級の混戦では
無理に枠でまとめようとせず、
本命対抗を馬連で、
穴狙いは三連複で…など
他券種との使い分けも検討したい。
-
頭数が極端に少ないレース
これはそもそも
枠連の発売がない場合も多いが、
10頭未満の少頭数戦では
枠連の存在意義が薄れる。
フルゲートに比べ枠数自体が減り、
実質的に馬連と
ほぼ同じになってしまうためだ
(例えば8頭立てなら枠=馬番)。
こういうレースでは素直に馬連やワイドで
充分だろう。
※JRAでは9頭以上でないと
枠連発売が行われない点も
押さえておこう。
以上を踏まえ、「枠連はいつ使う?」の判断基準をまとめると、有力馬の配置状況とレースの荒れ具合がポイントになる。
「固めの決着なら枠連で手堅く」、「大荒れ必至なら枠連ボックスで広く」、「中途半端な混戦なら無理に枠連にこだわらない」、このように見極めて活用するのが、うまい枠連との付き合い方だ。
枠連活用についてのよくある質問
これでざっと枠連での有効な戦略については整理できたはず。
そのうえでいざ実践となった時や、細かく出てくる疑問について答えを用意してみた。
Q1. 枠連は初心者にも向いている馬券?
A1. はい、比較的当てやすいので初心者にも取り組みやすい券種だ。
枠連は最大36通りしか組み合わせがなく的中率が高いため、予想が大きく外れにくい。
「まず的中の喜びを味わいたい」初心者にはうってつけだ。
ただし的中しやすい分配当も低めなので、大勝ちを狙いすぎず少額でコツコツ当てるスタンスが吉。
最初は本命枠と対抗枠の組み合わせなどシンプルな買い目から始めてみると良いだろう。
Q2. 枠連と馬連はどちらがお得?違いは何?
A2. 枠連は当たりやすいがお得度(配当期待値)は馬連に劣る場合が多い。
違いは馬連が馬番2頭を当てるのに対し、枠連は枠番号2つを当てる点だ。
このため枠連の方が「同じ枠の別馬」で的中できる分有利だが、そのぶんオッズ(払戻率)は低く抑えられる。
例えば人気馬同士なら馬連の方が配当が高いケースがほとんどだ。
したがって「的中率重視」で安全に行くなら枠連、「配当重視」で攻めるなら馬連がおすすめ。
状況に応じて使い分けるのがベストで、一概にどちらが常にお得とは言えない。
Q3. 「ゾロ目」の枠連とは何ですか?当たりやすいの?
A3. 同じ枠番号同士の組み合わせ、つまり「○枠-○枠」の枠連を俗に「ゾロ目」と呼ぶ。
例えば出走表で8枠に2頭出ているとき、「8-8」の枠連馬券を購入すれば、その2頭が1着2着を独占した場合に的中となる。
ゾロ目は当たれば高配当になりやすいが、基本的に同枠2頭がワンツーというのは滅多に起こらないため的中率は低い。
狙う価値があるのは「同枠に明らかに力が抜けた2頭がいる」場合くらいだ。
普段は無理に狙わず、条件が揃ったレースで穴狙いとして押さえる程度に考えよう。
Q4. 枠連は地方競馬や海外競馬でも買えるの?
A4. 地方競馬でも発売する主催者はあるが、海外競馬では発売されない。
枠連は中央競馬(JRA)で生まれた券種で、地方競馬でも南関東や金沢など一部で「枠複(枠連と同義)」や「枠単」を扱っているところがある。
ただし地方はそもそもフルゲート頭数が少ない競走も多く、枠連自体がメジャーではない。
海外競馬では日本式の枠組はなく、基本的に馬番号での馬券(馬連に相当するもの)しか買えない。
従って枠連は日本独自の馬券と考えてよい。
Q5. 枠連で勝つための最大のポイントは何?
A5. 「当たりやすさ」に油断せず、常に点数とオッズのバランスを意識することだ。
枠連は的中率の高さゆえについ買い目を増やしすぎたり、本命同士を手広く押さえたりしがちだ。
しかしそれでは当たっても儲からない。
そこで自信のある枠を絞り込むこと、そして買いすぎないことが最大のポイントとなる。
「本命枠-対抗枠」の一点でも十分当てられるのが枠連の良さなので、欲張らず的中時に必ずプラスになる範囲で購入を留めるべきだ。
逆に、それができないレースは枠連向きではないとも言える。
誰でも使える予想の参考元
これで枠連のうまい買い方は完璧にマスターできた。
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他にも継続的にプラス収支を伸ばしていっているサイトは存在したが、この3は他の予想サイトと比べても絶好調。
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まとめ:枠連攻略の極意と次のステップ
枠連は最大36通りの組み合わせしかなく当てやすいため、競馬初心者からでもチャレンジしやすい券種だ。
しかし的中率の高さと引き換えに配当は低めなので、目安として1レースに賭ける総額は2,000円以内(100円×20点程度)に収めるのが賢明だろう。
今回解説したように、流し・フォーメーション・ボックスといった買い方をレースの状況に合わせて使い分ければ、闇雲に買うよりもずっと収支改善の可能性が高くなる。
枠連で「当たったのにマイナス…」という経験をしてしまった人は、ぜひ本記事のポイントを踏まえて買い目の絞り込みと狙い所の見極めを実践してみてほしい。
枠連の特性を知り尽くせば、堅実に的中を拾いつつ適度なリターンを得るローリスク運用の武器になり得るはずだ。
最後に、枠連で基礎を固めたら次のステップとして他の券種にも目を向けてみよう。
例えば「枠連では物足りない高配当」は三連複・三連単フォーメーションで狙う、「もっと手堅く勝率重視」はワイドや馬連の組み立ても考えるなど、券種ごとの特徴を理解して使いこなすことが回収率アップの近道だ。
枠連という選択肢も加えつつ、あなた独自の馬券戦略を磨いていってほしい。健闘を祈る!
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